JPH01259973A - 手動走査式記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は記録媒体に当接した状態で、手動により記録媒
体上を走査させて記録を行う手動走査式記録装置に関す
るものである。

［従来の技術］ 従来より、記録用紙等に文字や画像等をプリントする印
刷装置として、例えばインクジェットプリンタやサーマ
ルプリンタ或いはワイヤドツトプリンタ等の印刷装置が
数多く市場にでている。しかし、このような印刷装置に
おける印刷は、用紙送り機構や装置の大きさ等のために
、せいぜい８４判までの単体のシートや預金通帳等の薄
い小冊子等の印刷に限定されており、例えば製本済みの
厚い書籍や書類或いは大きな寸法の用紙・等に印刷を行
うことができなかった。

そこで、これら装置の形状や用紙送り機構等による記録
媒体に関する限界を除去した印刷装置として、装置本体
を手動で走査させて筆記具のように記録シートの任意の
位置に印刷できるハンディ式のプリンタ（以下、ハンド
プリンタと呼ぶ）が提案されている（特公昭５０−４０
２８９号、特願昭６２−６２４８０号公報）。

［発明が解決しようとしている課題］ これらのハンドプリンタは手動により記録紙上を走査さ
れるため、オペレータによる力の加え具合等により、記
録紙に当接するサーマルヘッド等の記録ヘッドが記録紙
と均等に接触していない場合がある。このような場合、
印字された文字がかすれたり、印字文字の欠は等が発生
するが、オペレータは記録動作を行うまえに、この接触
状態を確認することができず、印字されてしまった文字
等の状態によってしか確認できなかった。

本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、記録動作
を行うまえに、記録媒体と記録装置との当接状態を検知
して操作者に知らせることにより、当接状態の不良によ
る記録不良を防止できる手動走査式記録装置を提供する
ことを目的とする。

［課題を解決、するための手段］ 上記目的を達成するために本発明の手動走査式記録装置
は以下の様な構成からなる。即ち、手動により記録媒体
上を走査して記録を行う手動走査式記録装置であって、
記録装置と記録媒体との当接状態を検知して検知信号を
出力する検知手段と、前記検知信号を基に前記記録媒体
との当接状態を判定して告知する告知手段とを備える。

［作用コ 以上の構成において、検知手段により、記録装置と記録
媒体との当接状態を検知して検知信号を出力し、この検
知信号を基に記録媒体との当接状態を判定してオペレー
タに告知するように動作する。

［実施例］ 以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細
に説明する。

［ハンドプリンタの構成の説明 （第１図、第２図）］ 第１図は実施例のハンドプリンタ概略構成及びワードプ
ロセッサ等の外部機器との接続を示すブロック図である
。

図中、２００はハンドプリンタ１００からみたワードプ
ロセッサ等のホスト機器で、ホスト機器２００で作成さ
れ編集された文書情報は、ハンドプリンタ１００とホス
ト機器２００とを接続するコード３００に含まれるデー
タ線を介して、シリアルデータでハンドプリンタ１００
に入力され、ハンドプリンタ１００の手動走査により記
録紙等の記録媒体に記録される。１０２はホスト機器２
００よりのデータ入力や、ハンドプリンタ１００よりホ
スト機、器２００への制御信号の出力等を行う入出力部
である。３００はハンドプリンタ１００とホスト機器２
００とを接続するコードで、前述したデータ線や制御信
号を伝搬する制御信号線、ホスト機器２００よりハンド
プリンタ１００に供給される電源ライン等を含んでいる
。

１０１はハンドプリンタ１００全体の制御を行う制御部
で、ＲＯＭに格納された制御プログラムに従って制御動
作を実行しているＣＰＵ、ＣＰＵのワークエリアとして
使用されるとともに、ホスト機器２００より入力した記
録情報であるイメージデータ等を格納しているＲＡＭ、
その他各種入出力ボート等を含んでいる。１０３はオペ
レータにより操作される、記録動作の開始を指示する開
始スイッチで、このスイッチ１０３が押下寄れた状態で
ハンドプリンタ１００の走査が開始されることにより記
録が行われる。

１０４は制御部１０１よりの記録データを入力し、その
データに従って記録ヘッド１０５を駆動するドライバで
ある。１０５は、例えばサーマルヘッドやインクジェッ
トヘッド等のドツトマトリクスで記録を行う記録ヘッド
である。１０６はハンドプリンタ１００の走査に同期し
て回転するローラ等の回転部材で、この回転部材の回転
がギアトレイン等の回転伝達部を介して回転検出部１Ｏ
７に伝達され、その回転が検出される。記録動作時、こ
の回転検出部１０７よりのパルス信号が制御部１０１に
入力されると、ＣＰＵはこのパルス信号に同期してＲＡ
Ｍのバッファよりイメージデータを読出してドライバ１
０４に出力し、記録ヘッド１０５を駆動して記録を行う
。

１０８と１０９は共にハンドプリンタ１００の記録媒体
と接触する側に設けられ、記録媒体とハンドプリンタ１
００との接触状態を検出する圧力センサである。１１０
は圧力センサ１０８と１０９よりのセンサ信号を入力し
、圧力信号１１と１２を制御部１０１に出力するセンサ
信号回路である。１１１はオペレータに対しエラー表示
や後述する記録媒体との当接不良等による警告表示等を
行う表示部で、例えばＬＥＤやランプ或いは警告音を発
生するブザー等であっても良い。

第２図は第１図に示された実施例のハンドプリンタ１０
０とホスト機器２００の一例を示す外観図で、ここでは
熱転写法により記録を行うハンドプリンタの場合で示し
ている。

図において、２ｏはハンドプリンタ１００の移動量を検
出するためのローラで、手動走査時に記録媒体に押圧さ
れ、手動走査に伴なって回転し、この回転はギアトレイ
ンなどによりエンコーダ及びフォトセンサ等を含む回転
検出部１０７に伝達される。２１は熱転写用インクリボ
ンを示し、手動走査に応動してサーマルヘッド２３が駆
動されることにより、サーマルヘッド２３の通電された
発熱素子の位置に対応するインクリボン２１のインクが
溶融して記録媒体への転写記録が行われる。１０８と１
０９はハンドプリンタ１００の記録媒体側の面２２に設
けられた記録媒体との接触を検出する圧力センサである
。

ホスト機器２００はＣＲＴ等の表示画面２０１と文書情
報等を入力するキーボード２０２等を含み、このホスト
機器２００で作成された文書データをハンドプリンタ１
００に送出して記録を行っている。

第３図（Ａ）（Ｂ）は実施例のハンドプリンタ１０ｏの
使用状態を示す側面図で、第１図及び第２図と共通な部
分は同一記号で示している。

［記録状態の説明　（第３図）］ 第３図（Ａ）はハンドプリンタ１００が正常に記録シー
ト３０に当接されて記録される場合を示す図で、このと
きは圧力センサ１０８と１０９はほぼ同じ圧力を検出し
ている。第３図（Ｂ）はハンドプリンタ１００が走査方
向Ｆ側に傾けられて走査される場合を示し、ローラ２０
と圧カセンサ１０８が記録シート３０より離反している
。従って、圧力センサ１０８で検知された圧力（このと
きは圧力は検知されない）と、圧力センサ１０９で検知
された圧力とが異なっている。

［センサ信号回路の説明（第４図、第５図）］第４図は
センサ信号回路１１０の概略構成例を示すブロック図で
、前述の図面と同一部分は同じ記号で示し、それらの説
明を省略する。

第４図（Ａ）は制御部１０１に入力される圧力信号１１
．１２が共にデジタル信号の場合を示す図で、圧力セン
サ１０８．１０９よりの圧力を示す電圧信号はそれぞれ
増幅器４０．４１で増幅され、Ａ／Ｄ変換器４２と４３
でデジタル信号に変換され、各圧力信号１１．１２とし
て制御部１０１に入力される。従って、この場合、制御
部ｌ。

１は圧力信号１１と１２のそれぞれの数値な基に、各圧
力センサ１０８と１０９が記録シート３０に当接されて
いるか、或いはハンドプリンタ１００が記録シート３０
に対して傾いて接触されているか等を検知でき、このよ
うにしてハンドプリンタ１００の記録シート３０への当
接状態を検出することができる。

第４図（Ｂ）はセンサ信号回路１１０の他の構成例を示
すブロック図である。

圧力センサ１０８．１０９よりの圧力を示す電圧信号は
それぞれ増幅器４０．４１で増幅され、コンパレータ（
比較器）４５によりアナログ電圧信号のままで比較され
る。比較信号１１′は圧力センサ１０８により検出され
た圧力と、圧力センサ１０９で検出された圧力とがほぼ
等しい場合にオンになる。このコンパレータ４５の出力
はヒステリシス特性を有しており、少しぐらい圧力セン
サ１０８及び１０９よりの電圧レベルが変動しても、コ
ンパレータ４５の出力が変動しないようにして、オペレ
ータの力の変動による影響を少なくしている。４４は第
５図に一例を示す信号形成回路で、圧力センサ１０８よ
りの増幅された信号を入力し、その信号レベルが所定値
以上のときにのみ圧力信号１２′を出力している。

第５図において、５１は圧力センサ１０８よりの信号、
５ｏはオペアンプで、ここではコンパレータに正帰還を
かけたシュミット・トリガ回路で示されている。ここで
基準電圧Ｅｓは圧力センサ１０８がほぼ適正に記録シー
ト３０に当接された時に、圧力センサ１０８より出力さ
れる電圧値近傍に設定されている。これにより、信号５
１が基準電圧Ｅｓよりも大きいときに信号１２′がロウ
レベルで出力され、制御部１０１は比較信号１１′によ
り２つの圧力センサ１０８．１０９に加えられている圧
力が均等でないことを検出でき、信号１２′により圧力
センサ１０８の圧力が所定値以上か、即ち、記録紙に当
接されているかを検出できる。

従って、例え比較信号１１’が出力されても、ハンドプ
リンタ１００が記録紙３０より離されて圧力センサ１．
０８と１０９が共に記録紙３ｏに当接していない状態の
ときは、信号１２′により記録紙３０と圧力センサ１０
８とが当接していないことが検知できる。このため、ハ
ンドプリンタ１ｏＯが記録紙３０に適正に当接している
ことを正確に検出できる。

以下、第６図を参照して本実施例のハンドプリンタ１０
０の動作について説明する。

［動作説明　（第１図〜第６図）］ 第６図は実施例のハンドプリンタ１００の印刷処理を示
すフローチャートで、この処理を実行する制御プログラ
ムは制御部１０１のＲＯＭに格納されている。

まずステップＳ１で記録動作の開始を指示する開始スイ
ッチ１０３がオンされるのを待つ。こうして、開始スイ
ッチ１０３が押下されるとステップＳ２に進み、ＲＡＭ
のバッファに記録データが格納されているかをみる。バ
ッファに記録データがなければステップＳ３に進み、オ
ペレータに記録データがないことを知らせるエラー処理
を実行する。

ステップＳ２でバッファに記録データが存在するときは
ステップＳ４に進み、回転検出部１０７より回転部材１
０６の回転を示すパルス信号が入力されるのを待つ。パ
ルス信号が入力されると、ステップＳ５でハンドプリン
タ１０ｏの空送りの終了を待ち、空送りが終了するとス
テップＳ６に進む。ステップＳ６では第４図に示した圧
力信号１１と１２あるいは比較信号１１′と圧力信号１
２′を入力し、ステップＳ７でハンドプリンタ１ｏｏが
適正に記録紙に当接されているかを判定する。

適正に記録紙に当接されていればステップＳ８に進み、
ドライバ１０４に記録データを出力し、記録ヘッド１０
５を駆動して印刷を行う。そしてステップＳ９でバッフ
ァの全記録データの印刷が終了したかを調べ、印刷が終
了していなければステップＳ４に戻り前述の動作を実行
する。

一方、ステップＳ７で適正に記録紙にハンドプリンタ１
００が当接されていなければステップＳ１０に進み、表
示部１１１にエラー表示を行う。

これはＬＥＤやランプ等によるエラー表示であっても良
く、或いはブザー等による警告音であっても良い。また
、コード３００を介してホスト機器２００にこの状態を
伝送し、ホスト機器２００の表示画面に警告表示を行っ
ても良い。

このようにしてオペレータは記録動作の前に、ハンドプ
リンタが適正に記録紙に当接されていないことを検知で
きるため、記録紙との接触不良による印字のかすれや印
字欠は等を防止できる効果がある。

また、この実施例では２つのセンサによりハンドプリン
タの当接状態を検出するように説明したが、圧力センサ
の取付は位置やその数を増やすことにより、更に詳しく
記録紙との接触状態やハンドプリンタの傾き等を検出で
きる。

以上説明したように本実施例によれば、記録動作の前に
記録紙とハンドプリンタとの接触状態を検出してオペレ
ータに知らせることができるので、ハンドプリンタの記
録ヘッドと記録紙との接触不良による記録動作の不具合
を防止できる効果がある。

尚、この実施例では記録ヘッドがサーマルヘッドの場合
で示したが、これに限定されるものでなく、例えばワイ
ヤドツトやインクジェットヘッドのよる記録であっても
良い。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、記録動作の前に記
録紙と記録装置との接触状態を検出してオペレータに知
らせることができるので、記録装置と記録紙との接触不
良による記録動作の不具合を防止できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例のハンドプリンタとホスト機器との接続
及びハンドプリンタの概略構成を示すブロック図、 第２図は実施例のハンドプリンタの使用状態を示す外観
図、 第３図（Ａ）（Ｂ）は実施例のハンドプリンタの使用状
態例を示す概略側面図、 第４図（Ａ）（Ｂ）はセンサ信号回路の具体例を示すブ
ロック図、 第５図は信号形成回路の一例を示す回路図、第６図は実
施例のハンドプリンタにおける記録動作を示すフローチ
ャートである。 図中、２０−・・ローラ、２１・・・インクリボン、２
３・・・サーマルヘッド、３０・・・記録紙、４０．４
１・・・増幅器、４２．４３−・・Ａ／Ｄ変換器、４４
−・・信号形成回路、４５・・・コンパレータ、１００
・・・ハンドプリンタ、ｌｏｔ・・・制御部、１０２・
・・入出力部、１０３・・・開始スイッチ、１０４・・
・ドライバ、１０５・・・記録ヘッド、１０６・・・回
転部材、１０７・・・回転検出部、１０８．１０９・・
・圧力センサ、１１０・・・センサ信号回路、１１１・
・・表示部、２００・・・ホスト機器、３００・・・コ
ードである。 第２ １０゜ （Ａ） 第３図 （Ａ） 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 手動により記録媒体上を走査して記録を行う手動走査式
   記録装置であつて、 記録装置と記録媒体との当接状態を検知して検知信号を
   出力する検知手段と、前記検知信号を基に前記記録媒体
   との当接状態を判定して告知する告知手段とを備えるこ
   とを特徴とする手動走査式記録装置。