JPH01259876A - ゴルフクラブ用中空メタルヘッドの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、精度よく、容易に製作することができ、かつ
フェース面の補強性に優れたゴルフクラブ用中空メタル
ヘッドの製造方法に関するものである。

（従来の技術） 従来、ゴルフクラブ用中空メタルヘッドは、ロストワッ
クス法などの精密鋳造法、あるいはプレス成形などによ
りヘッド構成部材を分割成形し、その後各部材を一体接
合する方法（例えば、実公昭８１−３３９７０号、同３
３９７１号、同３３９７２号、同３３９７３号）などが
ある。

これらの中空メタルヘッドの製法において、前者の精密
鋳造法は、鋳造によるためピンホール、クラック等が生
じやすいこと、ヘッドの肉厚にバラツキが多いこと、主
としてステンレスでヘッドが製作されるために重量的な
制約があってヘッドの形状を大きくすることができない
という欠点がある。また、後者のプレス成形により製作
した各ヘッド構成部材を溶接で一体化する方法は、寸法
精度が悪いこと、部品点数が多く、溶接作業の能率を低
下させるなどの欠点がある。

（発明が解決しようとする問題点） 先に発明者らは、前記した従来技術の欠点を解消する方
法として、ゴルフクラブヘッドのソール面、フェース面
、上面、側面のうちある一′１！イ広い せ目の溶接加工゛に興ト二精度がよく、しかも製作が容
易であるゴルフクラブ用中空メタルヘッドの製造方法を
提案した（特願昭８２−２２５３８０号）、しかし、こ
の方法はフェース面の補強性という観点からみると、ま
だ改良の余地を残すものである。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するだめの手段） 本発明を概説すれば、本発明は、ゴルフクラブヘッドの
ソール面、フェース面、Ｌ面、側面のうち１つの面をベ
ースとし、他の面を前記ベースとする面に接続展開した
形状の金属板をＲ材加工、折り曲げ加工して一体構造の
中空メタルヘッドを製造する方法において、該中空メタ
ルヘッドのフェース部に補強部材を接合したことを特徴
とするゴルフクラブ用中空メタルヘッドの製造方法に関
するものである。

以下、本発明の構成を図面に基づいて詳しく説明する。

第１図は、本発明のゴルフクラブ用中空メタルヘッドを
製作するに際して用いられる金属板の平面図であり、メ
タルヘッド（１）はソール面（２）、フェース面（３）
、上面（４）、側面（５）より構成される。そして第１
図の金属板は、ソール面（２）をベースにして、他の面
をこれに接続展開させている。なお、第１図には上面（
４）の端部および側面（５）の端部に、シャフトを挿入
固定するためのネック部となるネック上面（６）、ネッ
ク下面（６′）それぞれ設けられている。メタルヘッド
の素材としては種々のものが使用され、例えばステンレ
ス、Ｔｉ、Ａ１合金、Ｆｅなと、及びこれらのＦＲＭＣ
Ｆａｍ補強金属）などが使用される。

第１図に示されるヘッドの各面を接続展開させた金属板
を、Ｒ材加工２曲げ加工して一体構造の中空メタルヘッ
ドとする場合、強度、特にゴルフポールの打球時に最大
の衝撃力を受けるフェース面部の強度が不十分なものと
なる。

これを解決するには、該金属板を全体的に強化すること
が一番簡便であるが、このようにするとヘッド全体の重
量が重くなり、かつ金属板をＲ付加工１曲げ加工すると
きの加工性が悪化してしまう。

本発明においては、前記した一体構造のゴルフクラブ用
中空メタルヘッド（１）の強度不足の問題を、第２図に
示されるように特に強度や耐久性が必要とされるフェー
ス部に補強部材（７）を接合、固着することにより解決
する。

このような補強部材（７）の素材としては。

（イ）ヘッド本体と同一の素材、例えばステンレス、Ｔ
　ｉ　、　Ａ見合金、Ｆｅ、及びこれらのＦＲＭなと、 （ａ）ヘッド本体と別の素材、例えばＦＲＰ（ＣＦＲＰ
　、ＧＦＲＰなど）、プラスチック、セラミックなど、 などが用いられる。

本発明の一体構造のゴルフクラブ用中空メタルヘッド（
１）を製作するには、例えば次のような成形方法を採用
すれば良い。

（ｉ）　　補強部材（７）を、予め成形加工する（この
際、フェースラインを同時に設けても良い）。

（ｉｉ）　　所望の仕上がり形状をもった、第１図に示
されるような金属製の展開板をプレス抜き加工で製作す
る。第１図においては、ソール面（２）をベースとして
いるが、他の面をベースとしても良いことはいうまでも
ないことである。

（ｉｉｉ）次に、肉厚成形型により、各面の肉厚を出す
。

（ｉＶ）次に、Ｒ性成形型により、各面のＲ付を行なう
。

前記（ｉｉｉ）と（ｉＶ）は同時に成形することができ
る成形型を用いて、回持成形してもよい。

（Ｖ）第１図の２点鎖線の箇所を折り曲げ加工し、ヘッ
ド形状とする０次いで、第２図に示されるように補強部
材を一体構造の中空メタルヘッド（１）のフェース面に
、溶接や接着剤により接合する。なお、補強部材のフェ
ース面への接合は、折り曲げ加工前に行なっても良い。

（Ｖｉ）最後に研磨加工などにより接合部を仕上げ、補
強性に優れた一体構造の中空メタルヘッドとする。

本発明において、一体構造の中空メタルヘッド（１）の
フェース面（３）への補強部材（７）の接合の態様は、
特に制限されるものではない０例えば第２図Ａ−Ａ’線
断面図である第３図〜第５図に示されるような態様があ
る。

第３図は、補強部材をフェース面の外表面に接合したも
のを示している。

第４図は、補強部材をフェース面の凹部に嵌合、接合し
たものを示している。

第５図は、補強部材をフェース面の背面に接合したもの
を示している。

（ｆｆｉｒ！Ｉの効果〕 本発明のゴルフクラブ用中空メタルヘッドは、 （１）展開した形状の１枚板の金属板から製作するため
、 会ヘッド部品の点数が少なくてすむこと（展開板１枚） ・ヘッド寸法の精度が良いこと ・ロストワックス法において鋳造が困難な素材が成形可
能であること（例えば、チタン素材の場合、ロストワッ
クス法の鋳型用骨材（＃人材）にはシリカ、アルミナな
どの酸化物を用いているが、チタンは還元性が強く鋳造
時にこれら酸化物と反応し、その表面に酸化物の被膜を
形成するとともに、骨材と焼付き現象をおこす、このた
め鋳肌のきれいなかつ物性の安定した鋳造品を得ること
ができない、） （２）強度及び耐久性を必要とするフェース部に補強部
材を接合固着したので、 ・フェース面の強度不足が解消される。

−一体構造の中空メタルヘッドにおいて、強度不足の部
分のみを強化するため、ヘッドとしての重陽を適切な範
囲に維持することができる。

中補強部材を別体としているため、前記展開板の成形加
工に際して成形性が良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一体構造のゴルフクラブ用中空メタ
ルヘッドを製作するに際して用いられる接続展開した金
属板の平面図を示す、第２図は一体構造の中空メタルヘ
ッドのフェース面に補強部材を接合する態様を説明する
語視図である。第３図は第２図のＡ−Ａ’線断面図、第
４図は別の第２図Ａ−Ａ’線断面図、第５図はさらに別
の第２図Ａ−Ａ’線断面図である。 （１）・・・一体構造の中空メタルヘッド（２）・・・
ソール面　　（３）・・・フェース面（４）・・・上面
　　　　（５）・・・側面（６）　（８’　）・・・ネ
ック上面、下面（７）・・・補撫部材 特許出願人　　マルマンゴル７株式会社同　　　東洋製
線株式会社 代理人　弁理士　　水　　野　　喜　　夫第　　　１　
　　図 第２図 第　　　３　　　図 第　　　４　　　図 第　　　５　　　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ゴルフクラブヘッドのソール面、フェース面、上面
   、側面のうち１つの面をベースとし、他の面を前記ベー
   スとする面に接続展開した金属板をＲ付け加工、折り曲
   げ加工して一体構造の中空メタルヘッドを製造する方法
   において、該中空メタルヘッドのフェース部に補強部材
   を接合したことを特徴とするゴルフクラブ用中空メタル
   ヘッドの製造方法。 ２、補強部材が、予めフェースラインを設けたものであ
   る請求項１に記載のゴルフクラブ用中空メタルヘッドの
   製造方法。