JPH01259824A - 電気掃除機用床ノズル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電気掃除機用床ノズルに用いるアジテータ−
に関するものである。

従来の技術 従来、この種床ノズルのアジテータ−は、実開昭ｅｓ１
−１３８９７８号公報、特開昭６２−１６１３３１号公
報に記載されているように、被掃除面から塵埃に振動を
与え、叩き出し効果を上げるため可撓性材料から成るビ
ータ−あるいは摺接片が回転子に構成され、前記ビータ
−２摺接片と回転子の取付は構造としては回転子に形成
した１字溝あるいは逆三角形の突起にビータ−２摺接片
を長手方向より挿入固定するようにしていた。

発明が解決しようとする課題 しかし、上記の構成では、挿入、保持作業において、特
に１字溝への挿入作業時、ビータ−２摺接片は可撓材料
で形成されているため、挿入、嵌合時の摩擦抵抗が大き
く、また細長い薄板状に形成されているため、スムーズ
な挿入作業ができない、あるいは終端部が伸びたり、正
規な位置に組立てできないなど、作業時間を多く必要と
していた。また薄板状の摺接片が波打ち現象を起こすな
どしてその修正に大変な手間を要するなど組立作業が困
難という課題があった。

本発明は、上記従来の課題を解決するもので、アジテー
タ−の組立作業の簡便化２品質２機能の向上を目的とす
る。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するだめに、本発明の第１の手段は、周
面長手方向にＴ字溝をスパイラル状に形成した回転子と
、可撓性材料からなり少なくとも一部に多数の突起を有
し、根元部には前記Ｔ字溝と摺動嵌合する面に複数個の
突部を長平方向に形成したＴ字保持部を有する摺接片を
設けてアジテータ−を構成するとともに、この駆動源と
ともに床ノズル本体内に設けたものである。

第２の手段は、周面長手方向にＴ字溝をスパイラル状に
形成した回転子をポリスチレンなどの低発泡材で押出し
成形することにより回転子の表面部（１字溝内面も含む
）を硬質で滑りの良いスキン層を形成して、摩擦抵抗を
低減したものである。

また第３の手段は、可撓性材料より成る摺接片の表面摩
擦抵抗を低減させるためウレタンゴムにタルク粉４０％
を混入し滑りの良い摺接片を形成するものである。

作　　用 上記した第１の手段では、摺接片のＴ字保持部には複数
個の突部が形成してあり、回転子のＴ字溝に挿入嵌合を
行う際の、Ｔ字溝とＴ字保持部との摺動接触面積を極め
て少なくすることにより摩擦抵抗を低減させ、可撓性材
料の薄板状に形成された摺接片を極めてスムーズに挿入
作業ができるものとなり、第２の手段では、回転子を低
発泡材料で押出し成形を行っているため表面部は押出し
成形時に大気と接触することによシ硬質で滑りの良いス
キン層を形成することにより可撓性材料より形成した摺
接片の挿入嵌合を摩擦抵抗を低減することにより容易と
なる。

また、第３の手段では、可撓性材料の表面摩擦抵抗を根
本的に低減させることにより、スムーズな挿入作業が実
施できることとなる。

基本的には、Ｔ字溝とＴ字保持部の接触面積を極めて小
さくすることと、それぞれの表面摩擦抵抗を極めて低減
させて、挿入嵌合時の抵抗を低減させる作用を生み出す
ものである。

実施例 以下その実施例を添付図面とともに説明する。

第１図〜第６図において、床ノズル本体Ｔはバンパー８
を介して上、下本体部材９，１ｏを結合して得たもので
あり、その前方内部には下方開口部を吸込口１１とした
吸込室１２が、後方内部にはタービン室１３がそれぞれ
形成しである。上記タービン室１３は隔壁１４によって
吸込室１２と区画されており、また開口１６を有する後
方は円弧状に設定されている。１６は吸込室１２内にこ
れと平行に設けられたアジテータ−１１７は吸込室１２
の両側室壁に設けられたアジテータ−１６の軸受、１８
は吸込口１１の後方に平行に取着した固定ブラシ、１９
．２０は吸込口１１を被掃除面を一定間隔をおいて位置
すべく床ノズル本体１の前後に設けた車輪である。

２１は上記タービン室１３の後方内面に回動自在に摺動
する略半円筒状の吸込継手で、その周壁の一部から突設
した円筒状の接続口２２にリング２３を介して床ノズル
パイプ２４か回動自在に取着され、かつこの床ノズルパ
イプ２４には電気掃除機の吸引側にホースを介して連通
した延長管が着脱自在に接続される。

２６はタービン室１３に配設され、外周の一部を吸込継
手２１により包囲されたタービンで、同吸込継手２１の
一側の回転軸を貫通してタービン室外に突出した軸体２
６が一体的に設けられている。

２７は動力伝達用のべ／ｌ／）で、タービン２６の回転
をプーリー２８を介してアジテータ−１６に伝達する。

また、タービン２５はタービン室１３のベルト２７配設
側に片寄らせて配設しである。２９．３０は隔壁１４に
形成した２個の通気口で、一方の通気口２９はタービン
２６の下半分に対向し、他方の通気口３ｏはタービン２
６と非対向で、直接的に吸込継手２１の接続口２２に対
向している。

３１は切換レバーで、その一部から突出した遮蔽板３２
には上記の通気口２９．３０のいずれか一方と択一的に
連通ずる開口３３が形成されている。

ところで、上記アジテータ−１６は、回転子３４の外周
面長手スパイラル方向に摺接片３６を装着して構成した
ものである。

そして、上記回転子３４の外周面長手方向にはＴ字溝３
６がスパイラル状に形成されている。このＴ字溝３６に
対応して摺接片３６の根元部にはＴ手保持部３７が設け
られている。このＴ手保持部３７の前記７字溝３６に当
接する面には複数個の突部３８が長平方向へ連続して形
成しである。

また摺接片３６はゴムなどの可撓性材料でつくられてお
り、しかも、その少なくとも一面（回転方向側面）には
多数の突起３９が形成しである。

上記構成において、今、切換レバー３１を第２図右方に
摺動し、その遮蔽板３２の開口３３を通気口２９に連通
させたとき、吸込口１１−吸込室１２−通気口２９と流
動した吸込空気はタービン２５に衝突し、次いで吸込継
手２１の接続ロη→床ノズルパイプ２４→延長管→ホー
スと流れて電気掃除機に至るものである。したがってタ
ービン２６が回転し、その回転力はアジテータ−１６に
伝達される。

今、アジテータ−１６が第６図のように時計方向に回転
しているとき、摺接片３６は被掃除面と接したところで
反回転方向に変位し、同核掃除面に沿う形となる。その
後摺接片３５は被掃除面をなでるように相対的に移動し
、この際塵埃はその多数の突起３９でしごかれ、上記被
掃除面より遊離されるものである。

遊離塵埃は摺接片３５の直径方向への復元（弾性と遠心
力とによる）時のはじき作用および電気掃除機の吸引力
とによって床ノズル本体７内に有効に導びかれるもので
ある。

次に、回転子３４へ摺接片３６を挿入嵌合する場合の作
用について説明する。

回転子３４に形成されたＴ字溝３６０片方端部より、摺
接片３６に形成したＴ手保持部３７を順次挿入嵌合を行
っていく。この時、Ｔ字溝３６とＴ手保持部３７が摺動
するのであるが、Ｔ手保持部３７に形成した突部３８の
みが当接するため、摺動抵抗が小さくなる。このため、
可撓性材料で形成され、しかも長尺形状で伸び易い条件
の摺接片３６をスパイラル状に形成されたＴ字溝３６に
対してスムーズに原形を保ちながら挿入嵌合ができるも
のである。

第７図は、その第２の実施例を示す。第１の実施例と共
通の内容については図面および詳細な説明は省略する。

４０は回転子４１の外周長手方向に摺接片４２を装着し
て構成したアジテータ−である。上記回転子４１は外周
長手方向にＴ字溝４３を有し、ポリスチレンなどの低発
泡材料でスパイラル状に押出し成形されている。４４は
Ｔ字溝４３に対応して摺接片４２の根元部に形成された
Ｔ手保持部であり、前記７字溝４３に当接する面には複
数個の突部４６が長平方向へ連続して形成しである。ま
た摺動片４２はゴムなどの可撓性材料で形成されている
。

上記構成において、回転子４１が低発泡押出し成形され
ているため、表面部（Ｔ字溝４３の内面も含む）は押出
し成形時に外気と接触することによシ硬質で滑シの良い
スキン層を形成して摩擦抵抗の低い回転子４１が得られ
る口したがって摺動片４２のＴ手保持部４４を回転子４
１のＴ字溝４３に挿入嵌合する場合、Ｔ手保持部４４に
形成した突部４６により、Ｔ字溝４３との接触面積を低
下させるため挿入時の抵抗が軽減されるとあいまって、
低発泡材料で形成したことによる摩擦抵抗の根本的低減
作用により、スムーズな挿入嵌合作業が実施できるもの
である。さらに、回転子４１の内部は発泡状態で形成さ
れているため軽量で、振動の低いアジテータ−４０が得
られるものである。

第８図は、その第３の実施例を示すＯ第１図の実施例と
共通の内容については図面および詳細な説明は省略する
。

６０は回転子６１の外周長手方向に摺接片５２を装着し
て構成したアジテータ−であるＯ上記回転子５１は外周
長手方向にＴ字溝６３がスパイラル状に形成しである。

５４はＴ字溝６３に対応して摺接片６２の根元部に形成
されたＴ字保持部であり、前記１字溝６３に当接する面
には複数個の突部６６が長平方向へ連続して形成しであ
る。また摺接片６２は可撓性材料であるウレタンゴムで
形成されている。

上記構成において、摺接片６２は摩擦抵抗を小さくする
ためにウレタンゴムにタルク粉約４０％を混入し、滑り
の良い表面を得たものであるｏしたがって摺接片５２の
１字保持部６４を回転子５１のＴ字溝６３に挿入嵌合す
る場合、１字保持部６４に形成した突部６５により、Ｔ
字溝６３との接触面積を低下させるため挿入時の抵抗が
軽減されることと相乗して、表面滑りの良いウレタンゴ
ムから成るため根本的な摩擦抵抗が低減できる作用が発
生して、スムーズな挿入嵌合作業が実施できるものであ
る。さらに摺接片６２全体の表面摩擦抵抗が低下されて
いるため、じゅうたん面との回転接触抵抗が低減できる
もので回転ロスの少ない性能が安定した高品質のアジテ
ータ−６０が得られるものである。

なお、上記実施例において、アジテータ−の駆動源とし
てはタービンを用いたが、もちろん、このタービンに代
りモーターを使用してもよい。

発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明では、床ノズル
本体に内設したアジテータ−を、周面長手方向に１字溝
をスパイラル状に形成した回転子と、可撓性材料からな
り少なくとも一面に多数の突起を有し、根元部には前記
１字溝と摺動嵌合する面に複数個の突部を長平方向に形
成したＴ字保持部を有する摺接片で構成したものであり
、回転子の１字溝へ、摺接片のＴ字保持部を順次挿入嵌
合する時、Ｔ字保持部に形成した突部が１字溝の内面と
当接するため、摺動抵抗が低減できる作用により可撓性
材料で形成され、しかも長尺形状で伸び易い条件の摺接
片をスパイラル状の１字溝に対してスムーズに原形を保
持しながら挿入作業が実施できるため、工数低減９品質
安定に極めて有用である。

また、周面長手方向に１字溝をスパイラル状に形成した
回転子を低発泡材料の押出し材で構成したものでは、Ｔ
字溝内面の摩擦抵抗を低減でき滑りの良い表面が得られ
るため第１の実施例と相乗した効果が得られる。ととも
に軽量で低振動の高品質なアジテータ−が期待できるも
のである０さらに、摺接片をウレタンゴムと夕〜り粉約
４０チを混合させたものにおいては、摺接片の表面全体
の摩擦抵抗を低下させるものでＴ字保持部と１字溝の挿
入作業時、第１の実施例の効果と相乗して滑りの良い、
スムーズな挿入作業が実現でき、工数削減、高品質化に
効果があるとともに摺接片の表面全体の摩擦抵抗が低い
ためじゅうたん面との回転接触抵抗が低減できるもので
回転ロスが少なく性能が安定した高品質のアジテータ−
が得られるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示すアジテータ−の要部
断面図、第２図は同床ノズルの上本体部材を取り除いた
状態での上面図、第３図は同断面図、第４図は同摺接片
の外観斜視図、第５図は同回転子の外観斜視図、第６図
は同作用説明図、第７図は第２の実施例を示すアジテー
タ−の要部断面図、第８図は第３の実施例を示すアジテ
ータ−の要部断面図である０ ７・・・・・・床ノズル本体、１６，４０．５０・・・
・・・アジテータ−１３４，４１，５１・・・・・・回
転子、３６゜４２．６２・・・・・・摺接片、３６．４
３．５３・・・・・・１字溝、３７．４４．５４・・・
・・・Ｔ字保持部、３８・・・・・・突部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名／６
−　アシ”゛チーター ３７−〇Ｌ起 第１図 ｗ！＋’−１ 第４図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）床ノズル本体内にアジテーターとその駆動源とを
   内設し、上記アジテーターは、周面長手方向にＴ字溝を
   スパイラル状に形成した回転子と、可撓性材料から成り
   、少なくとも一面に多数の突起を有し、根元部には前記
   Ｔ字溝と対応する面に複数個の突部を長手方向に形成し
   たＴ字保持部を有する摺接片で構成し、回転子と摺接片
   を長手方向からの挿入嵌合構造とした電気掃除機用床ノ
   ズル。
2. （２）回転子を低発泡材料の押出し材で構成した請求項
   １記載の電気掃除機用床ノズル。
3. （３）摺接片をウレタンゴムとタルク粉４０％の混合材
   料で形成した請求項１記載の電気掃除機用床ノズル。