JPH01259430A

JPH01259430A - インターバルタイマ値の減算方法

Info

Publication number: JPH01259430A
Application number: JP8723288A
Authority: JP
Inventors: Harumasa Ooya; 大屋　晴聖; Kinya Fujitsuka; 藤塚　勤也
Original assignee: Oki Electric Industry Co Ltd
Current assignee: Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date: 1988-04-11
Filing date: 1988-04-11
Publication date: 1989-10-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、コンピュータシステムにおけるリアルタイム
モニタによるインターバルタイマ値の減算方法に関する
ものである。

（従来の技術）タスクとはコンピュータシステムにおける独立に実行可
能な仕事の最小単位であり、タスク管理は概略第３図に
示すように行われている。即ち、ジョブ管理やＴＳＳ管
理の要求のもとに、タスクの実行を制御する機能をもっ
ており、（１）ジョブ管理やＴＳＳ管理の要求により、
コンピュータシステム内での仕事の最小単位であるタス
クを規制する。（２）タスクの実行状態を把握しながら
各タスクにＣＰＵ時間を分配し、各タスクを独立に並行
して実行させる。（３）タスクの実行が終了した時にそ
のタスクをＣＰＵ時間の分配対象から除外してタスクを
消滅させ、その終了をジョブ管理やＴＳＳ管理に通知す
る。

そのタスク管理のもとで制御される各タスクの実行過程
を第４図に示す。

この図において、（１）タスク１及びタスク２をともに
Ｒｅａｄｙ状態とし、ＣＰＵ時間を分配する優先度をタ
スク１〉タスク２とすると、この時、タスク管理はタス
ク１をＲｅａｄｙ状態からＲｕｎｎｉｎｇ状態に遷移さ
せ、ＣＰＵ時間を分配する。（２）タスク１で入出力命
令を実行すると、タスク管理はタスク１をＲｕｎｎｉｎ
ｇ状態からＲｅａｄｙ状態に遷移させる。なお、タスク
１のＷａｉｔ状態は入出力命令の実行が終了するまで継
続される。

（３）タスク１が−ａｉｔ状態になるとタスク管理は他
のＲｅａｄｙ状態のタスクにＣＰＵ時間を分配する。

つまり、この例においてはタスク２をＲｅａｄｙ状態か
らＲｕｎｎｉｎｇ状態に遷移させ、ＣＰＵ時間を分配す
る。

（４）タスク２の実行中にタスク１で要求した入出力命
令が終了すると、タスク２の実行はハードウェア機能に
よって自動的に中断される。この時タスク管理はタスク
２をＲｕｎｎｉｎｇ状態からＲｅａｄｙ状態に、また、
タスク１をＷａｉｔ状態からＲｅａｄｙ状態に遷移させ
る。

（５）上記（１）と同様に、タスク１とタスク２はとも
にＲｅａｄｙ状態となる。このため、タスク管理はＣＰ
Ｕ時間を分配する優先度に従って、タスク１をＲｅａｄ
ｙ状態からＲｕｎｎｉｎｇ状態に遷移させ、ＣＰＵ時間
を分配する。

このような、各タスクの実行過程において、割込みが行
われると、タイマが動作し、時間管理が行われる。

従来、このような場合、タイマ割込み発生毎に、インタ
ーバルリストにリンクされているタスクのタイマ値を減
算（−１）するようにしている。そして、減算の結果、
零になると、該当タスクを起動するようにしている。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、上記のインターバルタイマ値の減算方法
によれば、タイマ割込み発生毎に、インターバルリスト
にリンクされているタスクのタイマ値をそれぞれ減算（
−１）するようにしており、減算の結果、零になると該
当タスクを起動するようにしているため、処理時間を要
し、モニタ内のＲＵＮ時間が長くなるといった問題があ
った。

（課題を解決するための手段）本発明は、上記問題点を解決するために、コンピュータ
システムにおけるリアルタイムモニタによるインターバ
ルタイマ値の減算方法において、インターバルリストに
リンクされている各タスクのインターバルタイマ値をサ
ーチし、前記各タスクのインターバルタイマ値の最小タ
イマ値をベースタイマとして減算タイマ値をセットし、
タイマ割込み毎に前記減算タイマ値を減算し、該減算さ
れた減算タイマ値が零になると各タスクのインターバル
タイマ値をベースタイマ値より減算し、再びリンクされ
ている各タスクのインターバルタイマ値の減算を繰り返
し行うようにしたものである。

（作用）本発明によれば、上記のように構成したので、タイマ割
込み毎に減算タイマａ　（第１図参照）を減算し、その
減算タイマａの値が零になった時、ベースタイマ値すを
ベースにリンクされているタスクのインターバルタイマ
値から減算して、その結果零になったタスクをＲＵＮ状
態にする。このように、１回のタイマ割込みでは減算タ
イマ値のみを減算し、該減算された減算タイマ値が零に
なると各タスクの全てのタイマ値をベースタイマ値より
一度に減算するようにしているため、処理時間が短くな
り、モニタ内のＲＵＮ時間の短縮を図ることができる。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。

第１図は本発明の実施例を示すインターバルタイマ値の
減算手法を示す図、第２図は本発明の実施例を示すイン
ターバルタイマ値の減算フローチャートである。

第１図において、１０はインターバルリストであり、減
算タイマ１ｌＩａ　、ベースタイマ値す、アドレス番号
Ｃ１その他の情報ｄ、リンクされているタスク１〜４の
総数４の情報をｅに示している。そして、この例ではタ
スク１はインターバルタイマ値は５、タスク２はインタ
ーバルタイマ値は８、タスク３はインターバルタイマ値
は６、タスク４はインターバルタイマ値は１０である。

次に、本発明のインターバルタイマ値の減算方法を第１
図及び第２図を参照しながら説明する。

■　まず、インターバルリスト１０にリンクされている
各タスクのタイマ値をサーチする。

■　インターバルリスト１０にリンクされている各タス
クのインターバルタイマ値の最小タイマ値をベースタイ
マ値として減算タイマ値をセットする。

■　タイマ割込みがあるか否かを判断する。

■　タイマ割込みがある場合には前記減算タイマ（直を
減算する。

■　該減算タイマ値が零か否かを判断する。

■　該減算タイマ値が零の場合には各タスクのインター
バルタイマ値をベースタイマ値より減算する。

■　インターバルリスト１０にリンクされているタスク
がなくなり、タスクが終了したか否かを判断する。

その結果、タスクが終了していない場合には、再び、イ
ンターバルリスト１０にリンクされている各タスクのイ
ンターバルタイマ値をサーチし、該各タスクのインター
バルタイマ値の最小タイマ値をベースタイマ値として減
算タイマ値をセットし、減算タイマ値の減算を繰り返す
。インターバルリスト１０にリンクされているタスクが
なくなり、タスクが終了した場合にはストップする。

なお、新たにタスクがインターバルリスト１０にリンク
された場合は、ステップ■よりの繰り返しとなる。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。

（発明の効果）以上、詳細に説明したように、本発明によれば、１回の
タイマ割込みでは減算タイマ値のみを減算するようにし
、該減算された減算タイマ値が零になると各タスクの全
てのインターバルタイマ値をベースタイマ値より一度に
減算するようにしているため、処理時間が短くなり、モ
ニタ内のＲＵＮ時間の短縮を図ることができる。従って
、コンビエータの処理能力の向上に寄与することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示すインターバルタイマ値の
減算手法を示す図、第２図は本発明の実施例を示すイン
ターバルタイマ値の減算フローチャート、第３図は従来
のタスク管理の概略説明図、第４図は従来の各タスクの
実行過程を示す図である。１〜４・・・タスク、１０・・・インターバルリスト、
ａ・・・減算タイマ値、ｂ・・・ベースタイマ値。特許出願人　沖電気工業株式会社

Claims

【特許請求の範囲】コンピュータシステムにおけるリアルタイムモニタによ
るインターバルタイマ値の減算方法において、（ａ）インターバルリストにリンクされている各タスク
のインターバルタイマ値をサーチし、（ｂ）前記各タスクのインターバルタイマ値の最小タイ
マ値をベースタイマとして減算タイマ値をセットし、（ｃ）タイマ割込み毎に前記減算タイマ値を減算し、（ｄ）該減算された減算タイマ値が零になると前記各タ
スクのインターバルタイマ値をベースタイマ値より減算
し、（ｅ）再びリンクされている各タスクのインターバルタ
イマ値の減算を繰り返し行うようにしたことを特徴とす
るインターバルタイマ値の減算方法。