JPH0125892Y2 - - Google Patents

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JPH0125892Y2
JPH0125892Y2 JP10794583U JP10794583U JPH0125892Y2 JP H0125892 Y2 JPH0125892 Y2 JP H0125892Y2 JP 10794583 U JP10794583 U JP 10794583U JP 10794583 U JP10794583 U JP 10794583U JP H0125892 Y2 JPH0125892 Y2 JP H0125892Y2
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JP
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dew point
acid dew
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fuel
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JP10794583U
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  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はボイラー等の燃焼炉の廃熱制御装置で
あつて、S分含有量の異なる2以上の燃料を混合
して燃焼する場合燃焼炉の負荷に応じてS分を制
御し、相対的な熱回収を図る装置を提供すること
を目的とするものである。
従来、燃焼炉等の廃熱回収は熱交換器によつて
行われているが、茲に使用される熱交換器はその
伝熱面積は不変であり、また流体間の熱伝達の変
更にも自ら限度があり、従つて第1図中実線で示
すように燃焼炉の負荷の増加に伴つて熱交換器の
出口温度は比例的に高くなつている。
他方、S分を含有する燃料は、廃ガス温度が低
下した場合、廃ガス中の残留酸素、水分により硫
酸ミストを結露し(この温度を酸露点温度といい
第1図中の点線で示す)、熱交換器以後の設備腐
蝕するおそれがあるため、廃ガス温度を酸露点温
度以下に低下することができない。
従つて、第1図に示すように熱交換器と酸露点
温度との間の斜線の部分の廃熱の利用ができず排
棄されている。しかも、前記において排棄されて
いる廃熱は燃焼炉の負荷の増加につれて大となつ
ている。燃焼炉の廃ガス温度は前記酸露点温度以
下に低下できないが、酸露点温度に近接した状態
とすれば、熱交換器の出口側における相対的な廃
熱の回収が可能である。
本考案は前述の如く酸露点温度と熱交換器出口
温度以下の間における廃熱を回収するため研究の
結果、実用新案登録請求の範囲に記載した構成の
如く廃ガス中のS分を制御することによつて出口
側の相対的な廃熱を回収できる制御装置を得るこ
とができた。
第2図は本考案の一実施例を示したものである
が、つぎに図示例によつて本考案を説明する。燃
焼炉1の廃ガスは廃ガス経路2によつて熱交換器
3、集塵機4を経て煙突5から排棄されている。
また、燃焼炉1には燃料供給系6が順次ブレン
ダー7、燃料流量計8、燃料コントロールバルブ
9を経てバーナー10に取付けられており、前記
ブレンダー7の他端は2又に分岐しており、夫々
ブレンドコントロールバルブ11,12流量計1
3及び14を経て燃料タンク15及び16に接続
している。該燃料タンク15,16にはS分含有
量の異なる燃料が夫々収納されている。
他方、前記廃ガス経路2に、酸露点温度と廃ガ
ス温度とを同時に検知できる温度計17(廃ガス
中のSOX値を検知できる検知計内蔵)が取付けら
れており、該温度計17で検知した酸露点温度と
廃ガス温度との検知信号18,18′が出力され
てコントロールユニツト19に入力されている。
茲に温度計17に内蔵されているSOXの検知計
は、一対の電極からなる導電体を冷却することに
よつて硫酸結露を生じさせ、電極間に流れる微弱
電流を検知したときの温度をもつて酸露点温度と
するものである。
該コントロールユニツト19は前記酸露点温度
と廃ガス温度との温度差を検知して信号20,2
1を出力し、ブレンドコントロールバルブ11及
び12の開度を夫々調節するようになつている。
尚、コントロールユニツト19には、燃料供給系
6に取付けられている燃料供給計8の信号が入力
しており、適宜信号を出力して燃料コントロール
バルブ9を調整するようになつている。尚、第2
図中符号22は送風系である。
本考案は以上の如き構成からなるものであつ
て、燃焼炉1は燃料供給系6によつて、燃料タン
ク15及び16に収納されているS分含有量の異
なる燃料を予じめ設定された混合割合でブレンド
された燃料を供給し、同時に送風系22を稼働し
て燃焼し、廃ガスは廃ガス経路2によつて順次熱
交換器3、集塵機4を経て煙突5から排棄され
る。この場合、廃ガス経路2に取付けられている
温度計17によつて検知されて信号18,18′
を出力し、これがコントロールユニツト19に入
力されている。
また、この場合の燃料のブレンド割合は、燃料
流量計8の絶対量を1とした場合のブレンド割合
であつて、例えば燃料タンク15にS分含有量の
低い燃料(例えばS分0.5%)が収納されており、
また燃料タンク16にS分含有量の高い燃料(例
えばS分3.0%)が収納されている場合に、ブレ
ンドコントロールバルブ11及び12の開度を
0.7:0.3のように調整するものである。
ついで燃焼炉1の燃焼負荷が順次増加し、酸露
点温度と熱交換器3の出口温度との差が漸次増加
してくると、温度計17がこれを検知して信号1
8,18′を出力し、コントロールユニツト19
に入力される。
コントロールユニツト19は前記入力信号1
8,18′の差から信号20,21を出力してブ
レンドコントロールバルブ11,12の開度を調
整して燃料タンク15及び16中の燃料のブレン
ド割合を変更する。これを前記例示について説明
すれば、コントロールユニツト19からの出力信
号20,21によつて、ブレンドコントロールバ
ルブ11及び12の開度を0.6:0.4乃至0.5:0.5
等のように調整し、その結果、燃焼炉1で燃焼さ
れる燃料はトータルS分含有量の高い燃料とされ
て燃焼される。
燃焼炉廃ガスにおける酸露点温度は、第3図に
示すように、燃料中のS分含有量によつて変化
し、S分含有量の増加に伴つて酸露点温度が上昇
する。
即ち、本考案は、熱交換器の廃ガス出口温度
は、熱交換器の設計によつて一義的に規定される
ため、S分含有量の異なる燃料の混合割合を制御
し、燃料中のS分含有量を増加して酸露点温度を
上昇させ、これによつて相対的に廃ガス出口温度
と酸露点温度との間の廃熱を回収できる。もつと
も本考案に於ては廃ガス中のSOを除去するため
の脱硫装置を取付けておくことは勿論である。
第4図は本考案を実施した場合の燃焼炉の負荷
に対する熱交換器出口温度及び酸露点温度を示し
たものであるが、第4図中a域ではブレンドされ
た燃料中のS分含有量は0.5%、b域では1.0%、
c域では2.0%と高くなつており、その結果酸露
点温度(点線Aで示す)は負荷の増加によつて上
昇する熱交換器出口温度(実線Bで示す)に追随
して上昇し、従つて従来回収できなかつた廃熱が
相対的に回収できることが認められる。
前記、酸露点温度が上昇するように燃料を混合
できるという事は、反面S分含有量の高い低廉な
燃料の混合割合を増加できることを意味してい
る。しかも本考案では酸露点温度は常に熱交換器
の出口温度より低温とされているから、廃ガス中
のSOXによる硫酸ミストの結露は皆無である。
尚、図示例ではブレンドされる燃料がS分含有
量の異なる2種類のものであるが、本発明では何
等これに限定されるものではなく3種類以上の燃
料をブレンドするものであつてもよい。また、コ
ントロールユニツト19における調整はマイクロ
コンピユーターを内蔵したもので調整できること
もとよりである。
以上の如く本考案はS分の異なる以上の燃料を
使用するボイラー等の燃焼炉において、負荷の増
加に応じてS分含有量の高い燃料の混合割合を増
加させて酸露点温度を上昇させることにより、熱
交換器出口温度と酸露点温度との間の廃熱を相対
的に回収することができると共に、S分含有量の
高い低廉な燃料の使用によつて燃料コストの低減
が図られ、しかも硫酸ミストの結露を皆無ならし
めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来法における燃焼負荷に対する熱交
換器の出口温度を示すグラフ、第2図は本考案の
一実施例の説明図、第3図は燃料中のS分含有量
と酸露点温度との関係を示すグラフ、第4図は本
考案による燃焼負荷に対する熱交換器出口温度と
酸露点温度を示すグラフである。 1……燃焼炉、2……廃ガス経路、3……熱交
換器、4……集塵機、5……煙突、6……燃料供
給系、7……ブレンダー、8……燃料流量計、9
……燃料コントロールバルブ、10……バーナ
ー、11,12……ブレンドコントロールバル
ブ、13,14……流量計、15,16……燃料
タンク、17……温度計、18,18′,20,
21……信号、19……コントロールユニツト、
22……送風系。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. S分含有量の異なる2以上の燃料をブレンドし
    て燃焼する燃焼炉に於て、廃ガス経路に廃ガス温
    度及び酸露点温度を検知する温度計が取付けられ
    ており、該温度計の検知信号が出力されてコント
    ロールユニツトに入力しており、該コントロール
    ユニツトは前記廃ガス温度と酸露点温度の差を検
    知し、この検知信号を出力してS分含有量の異な
    る2以上の燃料のブレンドコントロールバルブの
    開度を調整してS分含有量の異なる2以上の燃料
    のブレンド割合を変更して酸露点温度を変更でき
    るように構成されていることを特徴とする燃焼炉
    の廃熱制御装置。
JP10794583U 1983-07-12 1983-07-12 燃焼炉の廃熱制御装置 Granted JPS6016839U (ja)

Priority Applications (1)

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JP10794583U JPS6016839U (ja) 1983-07-12 1983-07-12 燃焼炉の廃熱制御装置

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JP10794583U JPS6016839U (ja) 1983-07-12 1983-07-12 燃焼炉の廃熱制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS6016839U JPS6016839U (ja) 1985-02-05
JPH0125892Y2 true JPH0125892Y2 (ja) 1989-08-02

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ID=30252030

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JP10794583U Granted JPS6016839U (ja) 1983-07-12 1983-07-12 燃焼炉の廃熱制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04138531U (ja) * 1991-06-14 1992-12-25 清一 渡辺 直接燃焼式排ガス脱臭装置のバーナー
JP4638086B2 (ja) * 2001-06-27 2011-02-23 三菱重工業株式会社 燃料制御装置

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Publication number Publication date
JPS6016839U (ja) 1985-02-05

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