JPH01258611A - 化粧用ミネラルイオン水 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は化粧用ミネラルイオン水に係わり、更に詳しく
は肌の汚れを除去して肌を清浄化したり、肌に水分、必
要な油分を補給して柔軟化したり、肌をひきしめたり等
する事が可能な汎用性に富む化粧用ミネラルイオン水に
関する。

〔従来の技術〕

周知の通り、肌を清浄化したり、肌に対して水分、油分
を補給して柔軟化したり、肌をひきしめたりする等の目
的で従来から化粧水が広く実用されている。

この場合、従来から多用されている化粧水の一般は、少
量の香料又は油分を主として非イオン界面活性剤の助け
によって水部分に可溶化したものである。そして、皮膚
に対する湿潤性、収斂性。

清涼感を与える為に、目的に応じて多価アルコールや高
分子物質が選択的に添加される。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は長い使用実績を有し、多くの勝れた点を
有するものであるが、本出願人が幾つかの検討を加えた
結果、次に述べる課題があることが判った。

即ち、一般に化粧水は、肌に付着した汚れ等を除去して
肌を清浄化するとか、肌に水分、油分を与えて肌を柔軟
化、湿潤化したり、肌に張りを与えるべくひきしめたり
したり、又は肌の出来物を可及的に少なくしたり、これ
らによって化粧の乗りをよくしたりする為に用いられる
ものであり、通常これらの使用目的は選択されるもので
ある。

この為に従来の化粧水は目的に合わせて選択的に用いら
れている。即ち多価アルコール順や高分子化合物等の助
剤を使用目的に合わせて適宜選択的に配合し、目的ごと
の化粧水と成し使用者はそれらを使い分けしている。そ
れ故に、ある使用目的に対しては十分であるが、他の使
用目的に対しては不十分であるという現象が生ずる。又
、使用者の年令層も老若男女を問わず種々様々であり、
且つ年令層のみならず同性同年代層であっても肌には個
性があり種々様々であることから、上記従来の化粧水は
、その助剤の種類や配合を変えることによって、使用者
の肌に合うと想定されるグループごとのものを製し、使
用者はそれらを使い分けしている。それ故に、ある年令
層、ある人に　□は十分でも他の年令層、他の人には不
十分ということがある。即ち従来品は使用目的１年令、
肌の特質ごとに化粧水を分化し、専門化しているのが実
情である。

所が、使用目的や、年令層、肌の特質等に無関係に、多
数の使用目的、多数の年令層１種々の肌の特性に普遍的
に適用できる化粧水の必要性も依然として高い、即ち汎
用性を備えた化粧水の出現も望まれている。この観点よ
りすると上記従来技術は比較的不適当であった。

本発明者等はこれらの点に鑑み鋭意、研究、実験等を繰
返した結果、上記目的、即ち使用目的や、年４層や、肌
の特質等固有のものとは比較的無関係で汎用性に富む化
粧水を開発したものである。又他の目的とする所は速効
性に勝れたアルカリイオン水の化粧水を提供せんとする
にある。

〔課題を解決する為の手段２作用〕 即ち本発明は、肌に塗布し、肌を清節化したり、柔軟化
したり、ひきしめたり等する化粧用水に於いて、この化
粧用水に用いる原液は、動物の骨から肉質及び脂肪質並
びに炭素や硫化物等を高度に除去して得た焼成骨と、天
然木、水道水等の水とを混合し、且つ必要な水素イオン
濃度をｙＡ節した活性ミネラル濃縮液であることを特徴
とする化粧用ミネラルイオン水である。これを用いるに
は、イオン交換樹脂膜等を通した水等に希釈して、より
具体的にはＰ　Ｈ８，７〜９程度に７ＡｆＩＪシて希釈
し、目的の肌に噴霧又は付着し、且つ他の柔らかい布地
やペーパーを用いて目的とする肌面上に於いてそれを広
く肌に接触させたり、肌に浸透させたりするものである
。

この肌への適用に於いて、この化粧用ミネラルイオン水
は、アルカリ性溶液なるも、上記焼成骨の成分はカリウ
ム、ナトリウム、燐酸カルシウム、リン、ストロンチウ
ム、　鉄、　／＜リウム、亜鉛、マグネシウム等の微量
栄養素より成り、かなり広い範囲に緩衝作用を有すると
共に無味無臭であって刺激性がないから、特にナトリウ
ム、カリウムの緩衝作用により無刺激性であるから男女
の別、年令の別、肌の特質別に係わらず適用する肌に刺
激を与えることがなく、この意味で汎用性を発揮する。

加えて、以下に示す実施例で例証されるように、老若男
女に適用した所、副次的な作用が生ずる事なく肌の清浄
化、肌の柔軟化を可能にし、且つ肌に張りを与えること
ができるという効果が確認された。

更に、アルカリイオン水であって良好な浸透圧が得られ
ることがら補水性に勝れ、速効性が認められた。

〔実施例〕

次に本発明の好適な実施例を詳述する。

本発明は動物の骨から肉質及び脂肪質並びに炭素や硫化
物等を高度に除去して得た焼成骨と、天然水、水道水等
の水とを混合し、且つ必要な水素イオン濃度をｙＪ１！
ｉした活性ミネラル濃縮液を用いる。そしてイオン交換
樹脂膜を通した水により希釈して天然ミネラルを含んだ
アルカリイオン水と成して化粧水とするものである。

上記活性ミネラル濃粕液は、各部位の骨や各年令の骨か
ら製された数種の活性ミネラル濃縮液を混合したもので
あるも、少なくともそこに含まれるナトリウムとカリウ
ムの含有量が均一・となるように調節することが望まし
い。

これをより詳述すると、製法は３つの段階より成る。即
ち１の段階は、特公昭５６−６３６５号公報で示されて
いるような方法が利用できる。即ち動物の骨から肉質、
脂肪質を先ず除き、これを乾留して骨炭を得る。次いで
これを焼成して高度に炭素や硫化物を取除き、焼成骨を
得る。この場合、−酸化炭素や二酸化炭素を含む熱風に
より高度に燃焼させて、純度の高い焼成骨を高収率で得
ると共に高多孔質なものが得られる先に示した特公昭５
６−６３６５号公報のものを利用することが望ましいが
、他の焼成方法でもよい。

」二記焼成骨の成分は、カリウム、ナトリウム。

燐酸カルシウム、リン、ストロンチウム＋　鉄Ｔ　バリ
ウム、亜鉛、カリウム、マグネシウム等の微量栄養素よ
り成る。

次いで、この焼成骨から活性ミネラル濃縮液を得る段階
は、先ず焼成骨の粉末を得る。即ち粒径０゜３ｍｍ−１
０ｍｏ程度に細かく粉砕する。次にこれに水を加えて混
合する。

次いで上記混合を十分尽した液から固形不純物を取り除
き、これを活性ミネラル濃縮液としてもよいが、よりよ
い生産効率を上げる為等の理由によって１次のようにす
ることもできる。

即ち、この混合液を加熱煮沸して次いで静置する。静置
すると一１＝澄液中に浮遊物が生ずるから、この浮遊物
を常法に従って除去し、上記の一ヒ澄液を活性ミネラル
濃縮液とするものである。場合によっては、］−記ト澄
液を更に煮沸し、以後常温に冷却して活性ミネラル濃縮
液とする場合もある。

この活性ミネラル濃縮液は、ナトリウム、カリウム、カ
リシラム。リン、マグネシウム、鉄等を含みかなり広い
範囲に緩衝作用を有すると共に無味無臭であって刺激性
がなく、高濃度のアルカリ活性溶液であって、骨の主成
分であるハイドロキシアパタイトの構造は全く解離され
ていないものである。

以下の表１にこの混合調整の後得られた活性ミネラル濃
縮液の分析表の一例を示す。

表　　１ （単位ｍｇ／　１００ｇ） 〈測定法）　　■＝通過塩素酸−硫酸ヒドラジン法、３
．５，６：原子吸光法 ４．７：炎光法　　８：重量法 上記の化粧用活性ミネラル濃縮液を用いるには、先ずイ
オン交換樹脂膜等を通した水等によって　１００倍に希
釈して、Ｐ）（８，７〜９程度に調節した化粧用アルカ
リイオン水を得る。次いで目的の肌に噴霧し、柔らかい
布地、ペーパーを用いて肌にこすりつけ且つ浸透させる
。この化粧用水はイオン水であって浸透圧が高いので肌
によりよく浸透すると考えられる。故に以下に示す効果
が速く表われる。

この効果としては肌に付着せる汚れや油分を除去できる
他、肌に水分を補給し肌を柔軟化し、且つ肌に張りを与
えることが確認されている。とりわけ、広い緩衝性を示
し無味無臭無刺激なので老若男女、体質の差異に係わら
ず多数の人に副次作用が認められなかった。故に汎用性
が認められた。

以下に、上記表１で示した活性ミネラル濃縮液をイオン
交換樹脂膜を通した水で１００倍に希釈し、ＰＨ８，７
に調節した所の化粧用アルカリイオン水を用いた体感テ
スト例を揚げる。

試験方法：無作為に選定したパネラ−２００人による体
感テスト １、対象性別および年令 ２、対象者：東京部内、横浜市内在住の男女３．この化
粧用アルカリイオン水のスプレー容器入２００ｃｃをパ
ネラ−に渡し、１ケ月間の実使用体感試験。

実施月日：昭和６３年３月１日〜４月１日実施者：カル
ファケミカル（株）バイオ研究所試験結果 ２、顕著な効果が認められたパネラ−の主な内容φ上記
の効果は比較的短時間に確認された。

・シミやイボは使用期間中（約１ケ月）に効果があった
。

３、有用性について 考　　察 ・今回のテストによって本件の効果とその有用性が認め
られた。又、ア・ドビー性の皮膚炎に対しての有効例も
多く見られ、単に美容的な用途に使用するだけでなく、
ヤヶドやおむつかぶれ等にも使用するなどの応用性が新
たに見いだされた。

・女性のパネラ−によると化粧品を変える事に対しては
抵抗があるが、従来使用している化粧品を変える事なく
、併用によって肌を活性化出来るので調査しやすかった
、又、従来の化粧品の使用量も少なくて済む等の意見も
あった（お化粧の乗りが良い）。

・化粧をした後に肌から離して少量噴霧すると、お化粧
くずれがしない事も確認された。

・特に気付いた事は使用によって従来より悪くなった例
が１例もなかった事で、これは生体に対する緩衝性が優
れている事が実使用で確認された。

〔効果〕

以上詳述した如く、この化粧用アルカリイオン水によれ
ば、老若男女、即ち男女の別、年令層別１体質別に係わ
らず肌の汚れ、肌の柔軟化、肌に張りを与える効果が認
められた。即ち汎用性を有することが確認された。

加えて、上記各効果の速効性が認められた。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）肌に塗布し、肌を清浄化したり、柔軟化したり、
   ひきしめたり等する化粧用水に於いて、この化粧用水に
   用いる原液は、動物の骨から肉質及び脂肪質並びに炭素
   や硫化物等を高度に除去して得た焼成骨と、天然水、水
   道水等の水とを混合し、且つ必要な水素イオン濃度を調
   節した活性ミネラル濃縮液であることを特徴とする化粧
   用ミネラルイオン水。（２）上記活性ミネラル濃縮液を
   更に水により希釈してＰＨ８．７〜９程度に調節しミネ
   ラルイオン水とすることを特徴とする請求項第１項記載
   の化粧用ミネラルイオン水。