JPH01256746A - 空気調和機の制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は冷房運転機能及び暖房運転機能を有する空気調
和機において、特に冷暖房運転の自動切換運転時の制御
方式に関するものである。

（ロ）従来の技術 一般に従来の冷暖房運転の自動切換技術としては実開昭
５９−７２４３７号公報に記載されているようなものが
あった。この公報に記載された空気調和機は外気温度を
検出し、この外気温度が予め定めた設定温度より高けれ
ば冷房運転を行ない、またこの外気温度が設定温度より
低ければ暖房運転を設定するものであった。この冷暖房
運転の設定は、運転開始時から定時間毎に繰返して検出
される外気温度に基づいて、この定時間毎に定期的に行
なわれるものであった。このように定時間毎に運転状態
を再設定して、１日のうちで朝、昼、夜における冷暖房
の自動切換えが行なえるものであった。

（ハ）発明が解決しようとする課題 以上のように構成された従来の冷暖房運転自動切換えで
は、単に外気温度に基づいて冷暖房運転を自動的に切換
えるのみであり、被調和室内の温度は常に設定温度が目
標温度とされていた。従って、時間が経つに連れて被調
和室内の温度が冷え過ぎたり、熱くなり過ぎたりする問
題があり、時間の経過と共に設定温度を変更する制御が
望まれていたが、単に冷暖房運転の自動切換に設定温度
の変更制御を組み合せた場合、例えば冷房運転時に設定
温度が数度高く設定されている時に外気温度が下がって
冷房運転が暖房運転に変った場合、設定温度が高いまま
暖房運転に設定される問題があった。

斯かる問題に鑑み、本発明は冷暖房運転の自動切換え時
にも不具合の生じない設定温度の自動変更制御方式を提
供するものである。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は所望の設定温度より第１の所定温度幅高い第１
温度及び設定温度より第２の所定温度幅低い第２温度を
有し、冷房運転時に被調和室の温度が第２の所定温度以
下になると冷房運転を暖房運転に切換え、暖房運転時に
被調和室の温度が第１の所定温度以上になると暖房運転
を冷房運転に切換えるよう−に成した空気調和機の制御
方式において、一定時間経過後に設定温度に基づいてこ
の設定値より高く冷房運転時に用いる冷房用設定値と、
この設定値より低く暖房運転時に用いる暖房用設定値と
を設定して冷房運転又は暖房運転を行なう制御モードを
備えたものである。

（＊）作用 以上のように構成された空気調和機の制御方式では、一
定時間後に設定温度を、冷房運転時又は暖房運転時のい
ずれの場合でも設定温度より高い冷房用設定温度と設定
温度より低い暖房設定温度との２温度を設定して冷房運
転又は暖房運転を行なうものである。

（へ）実施例 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１図
は空気調和機の要部電子回路であり、図中１は主な制御
を行なうマイコンであり、主な動作は後記する。２は室
温検出用のセンサであり、被調和室の温度を検出できる
位置に設けられている。３は表示部であり、運転表示、
冷暖房表示、室温表示などを行なうものである。４，５
゜６．７は夫々圧縮機、室内側送風機、室外側送風機、
四方弁である。尚、これらの機器は実際には制御用のリ
レーを用いて０Ｎ１０ＦＦを制御しているが、本実施例
ではこのリレーを省略して説明を行なう。８，９，１０
．１１は夫々運転モードの選択スイッチ、運転選択スイ
ッチ、運転スイッチ、温度設定スイッチであり、これら
のスイッチの設定状態はマイコン１にスキャン入力され
、かつ記憶される。運転モードの選択スイッチ８は送風
運転（Ｆ）、冷房運転（Ｃ）、自動運転（Ａ）、暖房運
転（Ｈ）を設定し、運転選択スイッチ９は通常運転（Ｎ
）、エナジーセーブ運転（Ｅ）、セットバック運転（Ｓ
）を設定し、運転スイッチ１０は空気調和機の０Ｎ１０
ＦＦを設定し、設定温度スイッチ１１は設定温度に応じ
たグレイコードを設定し、マイコン１がこのグレイコー
ドをスキャンする。

従って、マイコン１は運転モードの選択スイッチ８が送
風運転の時は送風運転を行ない、冷房運転、暖房運転の
時は温度設定スイッチ１１で設定きれた設定値に基づい
て圧縮機４の運転を制御する。尚、運転選択スイッチ９
は通常運転のままである。この状態で運転モードの選択
スイッチ８を自動運転に設定すると、第２図に示すよう
に設定温度Ｔ、と、この設定温度Ｔ、より約３度高い第
１温度と、この設定温度Ｔ、より約３度低い第２温度と
を設定し、温度範囲をＡ乃至りのゾーンに分ける。この
時のマイコン１、及び空気調和機の主な動作を第３図の
動作説明図に基づいて説明する。まずステップＳ１にて
運転スイッチ１０の操作があったか否かを判断し、運転
スイッチ１０の操作があった時には、ステップＳ、へ進
み、運転開始時の室温がどのゾーンにあるかを判断し、
室温がＡ、Ｂゾーンにある時にはステップＳ８で室温が
設定温度Ｔ、になるように冷房運転を行なう。

また室温がＣ，Ｄゾーンにある時はステップＳ４で室温
が設定温度Ｔ、になるように暖房運転を行なう。尚、ス
テップＳ、による冷房運転時にステップＳ６で室温がＤ
ゾーンに達するとステップＳ４へ移り暖房運転が行なわ
れる。またステップＳ４による暖房運転時にステップＳ
、で室温がＡゾーンに達するとステップＳ、へ移り暖房
運転が行なわれる。

次に運転選択スイッチ９をエナジーセープに設定すると
、設定値Ｔ、が第４図のように変化する。まず運転開始
時に室温が設定温度Ｔ、と第１温度Ｔ、との間すなわち
Ｂゾーンにある時は冷房運転が選択され冷房運転が開始
される。被調和室内の温度が設定温度にまで下がり、圧
縮機が最初にＯＦＦした時よりｔｏ（約３０分）後に、
設定温度Ｔ、より１°Ｃ高い設定温度ＴＩＣが設定され
る。

同時に設定温度Ｔ、より２°Ｃ低い設定温度Ｔ’ｓＭが
設定される。これらの設定温度Ｔｓｃ、Ｔ□は温度設定
スイッチ１１の設定値と異なって設定きれ、以後冷房運
転時には設定温度Ｔｓｃを用い暖房運転時には設定温度
ＴＳ□が用いられる。すなわち、冷房運転時に室温が下
がり第２温度Ｔ、以下になると、運転モードが冷房運転
から暖房運転に自動的に切換わり、以後設定温度Ｔ’ｓ
ｎを目標とした暖房運転を行なう。

尚、この時、同時に第１温度Ｔ、を第１温度Ｔ’＋ｃに
、第２温度Ｔ、を第２温度Ｔ、ｏに変えてもよい。

また、運転選択スイッチ９をセットバックに設定すると
設定温度Ｔｉｅ、ＴｉＭが設定されてから一定時間後に
これらの設定温度Ｔ’、ｃ、Ｔ’、、をさらにもう１段
変化きせるものである。

（ト）発明の効果 本発明は、設定温度と室温とに基づいて冷房運転と暖房
運転とを自動的に切変えるように成した空気調和機の制
御方式において、一定時間経過後に設定温度に基づいて
この設定値より高く、冷房運転時に用いる冷房用設定値
と、この設定値より低く、暖房運転時に用いる暖房用設
定値とを設定して冷房運転又は暖房運転を行なう制御モ
ードを備えたので、設定温度を変更する際冷房運転に用
いる設定温度と暖房運転に用いる設定温度とを同時に変
えることができ、冷房運転０暖房運転が切換わった時に
も常に適切な設定温度を得ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

説明図、第４図は第２図に示した設定値Ｔ、の変化を示
す説明図である。 １・・・マイコン、　　８・・・運転モードの選択スイ
ッチ、　　９・・・運転選択スイッチ、　　１０・・・
運転スイッチ、　　１１・・・温度設定スイッチ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）所望の設定温度より第１の所定温度幅高い第１温
   度及び設定温度より第２の所定温度幅低い第２温度を有
   し、冷房運転時に被調和室の温度が第２の所定温度以下
   になると冷房運転を暖房運転に切換え、暖房運転時に被
   調和室の温度が第１の所定温度以上になると暖房運転を
   冷房運転に切換えるように成した空気調和機の制御方式
   において、一定時間経過後に設定温度に基づいてこの設
   定値より高く、冷房運転時に用いる冷房用設定値と、こ
   の設定値より低く、暖房運転時に用いる暖房用設定値と
   を設定して冷房運転又は暖房運転を行なう制御モードを
   備えたことを特徴とする空気調和機の制御方式。
2. （２）一定時間経過後の第１温度は冷房用設定値より第
   ３の所定温度幅高い温度に変えると共に、一定時間経過
   後の第２温度は暖房用設定値より第４の所定温度幅低い
   温度に変える制御を有する特許請求項（１）に記載の空
   気調和機の制御方式。