JPH01256470A - エレベータの運転装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、個人住宅用に適するエレベータの運転装置に
関する。

（従来の技術） 従来の一般用エレベータは、不特定多数の利用者が利用
するため、かごやこのかごの出入口付近の安全性につい
て、十分な配慮がされているが、個人住宅用のエレベー
タは、家族の限定使用と、低価格という条件からエレベ
ータの構造が従来のものより簡易化されている。しかし
、一般住宅内のため、幼児などがエレベータ乗り場付近
で遊んだり、いたずらをしたりすることがあり、かなり
危険な面がある。

このようなことから、個人住宅用については、エレベー
タの運転操作は、十分な判断力と操作能力を有する家族
によって行われることとなっている。このことは、幼児
や未就学児童、あるいは身体に障害があってエレベータ
の運転操作が行なえないような利用者にあっては、利用
上の制限が必要となる。

このようなことから、従来は乗場およびかご内にそれぞ
れキースイッチが設けられており、エレベータを利用す
るときこれらにキーを差込むようにしたものがある。第
３図は、これを説明するための図であり、第３図（ａ）
に示すように乗場操作盤５０には呼びキースイッチ５１
が設けられている。一方、第３図（ｂ）に示すようにか
ご操作盤６０には行先＃”ｒ−スイッチ６１〜６３が設
けられている。このように構成されたエレベータを実際
に利用する場合、許可された家族は、まず乗場操作盤５
０の呼びキースイッチ５１にキーを差込んで回すと、乗
場呼びができてかごが到着する。

次に、かごの戸を開いてかご内に乗込み、再びキーをか
ご操作盤６０内の行先Ｉｌｌキースイッチ６１〜６３の
うち希望するものに差込んで回してかご呼びを作る。こ
のように従来の個人住宅用エレベータは、キーにより乗
場呼び及びかご呼びを作るものである。

（発明が解決しようとする課題） このようなことから従来のエレベータでは次のような欠
点がある。

１）エレベータを利用するたびに、キーを用意してこれ
を使用しなければならないので、かなり不便−である。

２）幼児などでもキーを入手できると、エレベータの運
転が可能になってしまう。

３）乗場とかご内とで、各々呼び操作が必要なので、面
倒である。

本発明は、取扱いが容易で、特定の利用者だけが使用可
能なエレベータの運転装置を提供することを目的とする
。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、各乗り場毎に設けられ、エレベータ利用者の
音声を集音し、音声信号を出力するマイクロホンと、こ
のマイクロホンからの音声信号を入力し、この入力音声
信号と、予め登録してある話者の音声データとを比較照
合し、両者が同一と認識したとき、入力音声信号の内容
に応じた認識信号を発する音声認識装置と、かごの位置
に対応したかご位置検出信号を出力するかご位置検出装
置と、前記マイクロホンからの音声信号と音声認識装置
からの認識信号とを入力し呼び寄せ階を判別し呼び寄せ
信号を出力する呼び寄せ階判別手段と、この呼び寄せ階
判別手段からの呼び寄せ信号と、かご位置検出装置から
のかご位置検出信号とを入力し、これらによりかご呼び
寄せ階を登録するとともに、この登録信号を出力する呼
び寄せ階登録装置と、音声認識装置の認識信号とかご位
置検出装置からのかご位置検出信号によってかご行先階
を登録するとともに、この行先階登録信号を出力する行
先階登録装置と、この行先階登録装置からの行先階登録
信号と、呼び寄せ階登録装置からの登録信号と、かご位
置検出装置からのかご位置検出信号を入力し、これらに
よってかごの運転方向を決定する信号を出力する方向選
択装置とを具備したものである。

（作　用） 音声認識装置において、マイクロホンからの音声信号と
予め登録された音声データが比較照合され、両者が一致
したときのみ、かご位置との関係によりかごの行先階お
よびかご呼び寄せ階が登録され、これらによりかごの運
転方向が決定され＝　６− るので、従来のようにキーを使用する必要がなく取扱い
が容易で、特定の利用者だけが使用可能となる。

（実施例） 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
が、ここでは個人住宅用エレベータを例に上げて説明す
るが、これに限らす集合住宅用、荷物用等であってもよ
い。第１図は本発明の第１の実施例を示すもので、マイ
クロホン１，２．３は、各階乗場ごとに配設され、利用
者の音声を集音し、音声信号ＩＬ、２Ｌ、３Ｌか出力さ
れるようになっている。アナログスイッチｉｉ、１２゜
１３はそれぞれマイクロホン１〜３からの各音声信号か
、所定値を超えると論理信号ＬＭ、２Ｍ。

３Ｍが出力されるようになっている。かご位置検出装置
２０は、かご位置に対応して階床単位の信号が出力され
るようになっている。音声認識装置２１は、マイクロホ
ン１〜３からの音声信号を入力し、この入力音声信号と
、予め登録してある話者の音声データとを比較照合し、
両者が同一と認識したとき、入力音声信号の内容に応じ
な＃Ｉｔ識信号ＩＢ、２Ｂ、３Ｂを出力するようになっ
ている。

この場合、音声認識装置２１の音声データは、予めエレ
ベータの利用を許可された家族の音声入力により登録さ
れるようになっている。例えば家族Ａは「イッカイ」、
「ニカイ」、ｒサンカイ」、家族Ｂは「ワンエフ」、「
ツウエフ」、「スリーエフ」というように行先階を表現
する単諮の音声データが登録され、この音声データは、
各家族、独自のものでよい。なお、単独でのエレベータ
の利用を許可しない幼児などは音声データは登録する必
要はない。

オアゲート３８は、音声認識装置２１からの認識信号Ｉ
Ｂ〜３Ｂとを入力し、このうち少なくとも一つがあると
き論理信号が出力されるようになっている。アンドゲー
ト３１，３２．３３は、前記アナログスイッチ１１〜１
３からの論理信号ＩＭ〜３　Ｍ’とオアゲート３８から
の論理信号が入力され、論理積条件が成立したとき呼び
寄せ信号ＩＡ、２Ａ、３Ａが出力されるようになってい
る。

呼び寄せ階登録装置４０Ａは、アンドゲート３１〜３３
からの呼び寄せ信号ＩＡ〜３Ａと、がご位置検出装置２
０からのかご位置検出信号ＩＦ〜３Ｆとが入力され、こ
れらによりかご呼び寄せ階を登録するとともに、この登
録信号ＩＣ，２Ｃ。

３Ｃが出力されるようになっている０行先階登録装置４
０Ｂは、音声認識装置２１の認識信号ＩＢ〜３Ｂとかご
位置検出装置２０からのがご位置検出信号ＩＦ〜３Ｆを
入力し、これによってかご行先階が登録されるとともに
、この行先階登録信号ＩＤ、２Ｄ、３Ｄが出力されるよ
うになっている。

方向選択装置４１′は、行先階登録装置４０Ｂからの行
先階登録信号より〜３Ｄと、呼び寄せ附登録装置４０Ａ
からの登録信号ＩＣ〜３Ｃと、かご位置検出装置２０か
らのかご位置検出信号ＩＦ〜３Ｆが入力され、これらに
よってかごの運転方向を決定する上昇運転信号４１Ｕｔ
たは下降運転信号４１Ｄが出力されるようになっている
６以上のように構成された本発明の第１の実施例の動作
の一例について、エレベータが３階で待機中で、家族Ａ
が１階から２階へ行く場合について　　゛説明する。今
、家族Ａが１階の乗場でマイクロホン１に向かって「ニ
カイＪと発生すると、音声信号ＩＬが音声認識装置２１
に入力され、この内部で予め登録された音声データ「ニ
カイ」とが比較照合され、両者が同一と認識されれば、
認識信号２Ｂが行先階登録装置４０’Ｂに出力されるの
で、２ｖＩｌへの行先階登録がなされる。

これと共に、音声信号ＩＬは、アナログスイッチ１１に
入力され、所定の音量以上であれば、論理信号ＩＭがア
ンドゲート３１に信号が入力される。一方、前記認識信
号２Ｂは、オアゲート３８を介してアンドゲート３１に
入力され、ここで論理積条件が成立するので、アンドゲ
ート３１から呼び寄せ信号ＩＡが出力されるとともに、
呼び寄せ階登録装置４０．Ａに入力され、これにより１
階への呼び寄せ階登録がなされる。この場合、呼び寄せ
隋登録装置４０Ａにはｌ陰の、又行先階登録装置４０Ｂ
には２階の呼び登録がなされ、それぞれ行先階登録信号
ＩＣ，２Ｄが方向選択装置４１に入力される。

さてここで、前述のように当初かごは３階に待機してい
るから、かご位置検出装置２０は、その位置信号３Ｆが
呼び寄せ階登録装置４０Ａ、行先階登録装置４０Ｂおよ
び方向選択装置４１に入力される。従って、方向選択装
置４１は、まず最初に呼び寄せ階登録装置４０Ａの登録
信号ＩＣと、位置検出信号３Ｆにより、３階から１階へ
の下降運転信号４１Ｄが出力される。これにより、かご
は１階へ呼び寄せられ、着床することにより、図示しな
い呼び消去装置で呼び寄せ階登録装置４０Ａで登録され
ている呼び寄せ階登録が消去され、また、下降運転信号
４１Ｄも消去される。

ここで、家族Ａは、かご内に乗込み、戸を完全に閉める
と、今度は前述の行先階登録信号２Ｄと、かご位置検出
信号ＩＦとによって方向選択装置４１は、上昇運転信号
４１Ｕを出力するので、かごは１階から２１Ｗへ上昇運
転するように制御される６行先階２階に着床すると、図
示しない呼び消去装置で行先階登録が消去され、また、
上昇運転信号４１Ｕも消去される。

なお、呼び寄せ階登録装置４ＯＡの登録信号ＩＣ〜３Ｃ
とかご位置検出信号ＩＦ〜３Ｆの内容とを比較判断、ま
たは行先階登録信号ＩＤ〜３Ｄとかご位置検出信号ＩＦ
〜３Ｆの内容とを比較判断して運転方向を選択する方向
選択装置４１は、従来のエレベータと同等な構成となっ
ている。

次にかごが１階で待機時、家族Ｂが１１＠から３階に行
く場合を説明する。いま、家族Ｂが１階乗場のマイクロ
ホン１に向かって予め登録してある行先階の音声データ
と同じく「スリーエフ」と発生すると、音声信号ＩＬが
音声認識装置２１に入力され、ここで予め登録されてい
る音声データの「スリーエフ」と同一と認識されれば、
認識信号３Ｂが行先階登録装置４０Ｂに入力され、３階
の行先階登録かなされる。

一方、アナログスイッチ１１により出力される論理信号
ＩＭと、認識信号３Ｂかアンドゲート３１に入力される
ことから呼び寄せ信号ＩＡが呼び寄せ附登録装置４ＯＡ
に入力される。しかし、かこが１階に待機しているので
、かご位置検出信号ＩＦが出力されており、呼び寄せ附
登録装置４０Ａの呼び寄せ階登録はされない。

従って、家族Ｂはかごに乗込み戸を閉めると、３１Ｗへ
の行先階登録信号３Ｄとかご位置検出信号ＩＦとが方向
選択装置４１に入力され、ここで上昇運転信号４１Ｕが
出力される。よって、かごは１階から３階へ上昇運転す
るように制御される。

同様に、前記以外の階での呼び寄せや行先登録も同様に
行われる。

ここで、もし、未登録の家族や、外部の者か、登録済み
家族の音声データに真似をして「ニカイ」あるいは「ス
リーエフ」と発声し、これがマイクロホン１〜３を通し
てから音声認識装置２１に入力されても、この入力音声
信号と予め登録されている音声データとが不一致である
ことから音声認識装置２１からは認識信号２Ｂあるいは
３Ｂが出力されないので、行先階登録がなされない。ま
た、呼び寄せ階登録もなされないので、かごは全く運転
されない。

以上述べた本発明の第１の実施例によれば、特定話者の
認識ができればよい音声認識装置２１を用いることがで
きるので、認識率も高くできる４又、各階乗場のマイク
ロホン１〜３の入力音声信号を並列接続して音声認識装
置２１へ入力し、かつ、各マイクロホン１〜３毎にアナ
ログスイッチ１１〜１３を設け、その出力信号と、認識
信号のアンド出力にて呼び寄せ階がどこであるかを判別
し、登録できるようにしてあるので、音声入力系統が階
床数分あるにもかかわらず、ただ１個の音声認識装置２
１で呼び寄せ階登録と行先階登録か可能となり、従来の
ように、キーなどを用いなくても容易にエレベータの運
転ができる。以上の説明は、いずれも単独の呼びにのみ
応答する従来の単式自動方式に準じたものである。個人
住宅内での使用を考えると、この方式が最も簡便である
。

本実施例では、呼び寄せ階を判別するのに、アナログス
イッチ１１〜１３を用いたが、音声増幅器を介してリレ
ーを励磁し、その接点出力により判別するようにしても
よい。さらに、実施例では、ある家族に対して全階法名
を予め登録するようにしたものをあげたが、これを限定
した階床色のみを登録するようにすれば、所定の階床へ
の出入りを制限することもできる４ 第２図は本発明の第２の実施例を示すもので、かご内に
マイクロホン５が設けられ、この出力が音声認識装置２
１に入力されるようになっている。また各階乗場に呼び
ボタンｌｌｓ、１２ｓ。

１３ｓが設けられ、この出力は呼び寄せ階登録装置４０
Ａに入力されるようになっている。これ以外の点は、前
述の実施例と同一である。

第２図のように構成することにより、かごの呼び寄せは
、利用者が乗場呼びボタンｌｌｓ〜１３ｓを押すことに
より、呼び寄せ階登録装置４０Ａに登録され、かごが到
着したら、利用者がかご内に乗込んだ後、マイクロホン
５に向かって行先階を発声することにより、音声認識装
置２１からの認識信号によって行先階登録が可能となる
。

従って、この実施例によれば、乗場で利用者が大きな音
声を発生する必要かないので、夜間などには、便利であ
る。

第２図において、乗場マイクロホン１〜３とがご内マイ
クロホン５との切換、あるいはアナログスイッチ１１〜
１３と、乗場呼びボタンｌｌｓ〜１３ｓとの切換かでき
るように構成することより、どちらか一方を使用するか
又は両者を併用することもできるので、用途範囲が広く
なる。

［発明の効果コ 本発明によれば、音声認識装置を用いて呼び寄せ階登録
と行先階登録が並行して行われるようにしたので、取扱
いが容易で、特定の利用者だけが使用可能なエレベータ
の運転装置が提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のエレベータの運転装置の第１の実施例
を示すブロック図、第２図は本発明のエレベータの運転
装置の第２の実施例を示すブロック図、第３図は従来の
技術を説明するための乗場操作盤とかご操作盤を示す図
である。 １〜３・・・マイクロホン、５・・・かご内マイクロホ
ン、１１〜１３・・・アナログスイッチ、ｌｌｓ〜１３
ｓ・・・乗鴛呼びボタン、２０・・・かご位置検出装置
、２１・・・音声認識装置、３１〜３３・・・アンドゲ
ート、３８・・・オアゲート、４０Ａ・・・呼び寄せ隋
登録装置、４０Ｂ・・・行先階登録装置、４１・・・方
向選択装置。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 各乗り場毎に設けられ、エレベータ利用者の音声を集音
   し、音声信号を出力するマイクロホンと、 このマイクロホンからの音声信号を入力し、この入力音
   声信号と、予め登録してある話者の音声データとを比較
   照合し、両者が同一と認識したとき、前記入力音声信号
   の内容に応じた認識信号を発する音声認識装置と、 かごの位置に対応したかご位置検出信号を出力するかご
   位置検出装置と、 前記マイクロホンからの音声信号と前記音声認識装置か
   らの認識信号とを入力し呼び寄せ階を判別し呼び寄せ信
   号を出力する呼び寄せ階判別手段と、 この呼び寄せ階判別手段からの呼び寄せ信号と、前記か
   ご位置検出装置からのかご位置検出信号とを入力し、こ
   れらによりかご呼び寄せ階を登録するとともに、この登
   録信号を出力する呼び寄せ階登録装置と、 前記音声認識装置の認識信号と前記かご位置検出装置か
   らのかご位置検出信号によってかご行先階を登録すると
   ともに、この行先階登録信号を出力する行先階登録装置
   と、 この行先階登録装置からの行先階登録信号と、前記呼び
   寄せ階登録装置からの登録信号と、前記かご位置検出装
   置からのかご位置検出信号を入力し、これらによってか
   ごの運転方向を決定する信号を出力する方向選択装置と
   、 を具備したことを特徴とするエレベータの運転装置。