JPH01255755A - 遠心ウェイトを備えたベルト式自動変速装置 - Google Patents

遠心ウェイトを備えたベルト式自動変速装置

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Publication number
JPH01255755A
JPH01255755A JP8176288A JP8176288A JPH01255755A JP H01255755 A JPH01255755 A JP H01255755A JP 8176288 A JP8176288 A JP 8176288A JP 8176288 A JP8176288 A JP 8176288A JP H01255755 A JPH01255755 A JP H01255755A
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JP
Japan
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movable
shave
belt
cam
fixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP8176288A
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English (en)
Inventor
Michio Ito
伊藤 道夫
Tatsuya Kuzumoto
葛本 竜哉
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、可変プーリの有効半径を回転に伴う遠心力の
変化に応じて変化させて変速するようにしたベルト式自
動変速装置に関し、特に、遠心力を感知する手段として
遠心ウェイトを備えたものに関するものである。
(従来の技術) 従来より、この種遠心ウェイトを備えた自動変速装置は
、例えば特公昭62−24659号、特公昭6.2−5
8426号、特開昭63−9762号の各公報等に示さ
れるように、互いに平行な第1及び第2の回転軸上にそ
れぞれ設けられた1対のプーリ間にベルト部材を巻き掛
け、上記両プーリの一方又は他方を、回転軸上に摺動不
能にかつ回転一体に固定された固定シェイブと、回転軸
上に上記固定シェイブとの間にベルト溝を形成するよう
に回転一体にかつ摺動可能に支持された可動シェイブと
からなる可変プーリとするとともに、上記一方のプーリ
としての可変プーリの可動シェイブの背面側に可動シェ
イブと軸方向に移動一体に配置され、所定方向に傾斜す
るテーバ状のカム面を有するカム部材と、可動シェイブ
の背面側に配置され、半径方向外側に向かって上記カム
面に近付くように延びる支持面を有するウェイト支持部
材と、上記カム面と支持面との間に半径方向に転動可能
に挾持された遠心ウェイトとを設け、回転軸の回転に伴
う遠心力の変化により遠心ウェイトを半径方向に転動さ
せて、そのカム部材のカム面に対する押印により可動シ
ェイブを摺動させることにより、可変プーリの半径を変
化させて、両回転軸間の変速比を可変とするようにした
ものである。
(発明が解決しようとする課題) ところが、これら従来の変速装置は、いずれも、1対の
回転軸上のプーリの一方側のみに遠心ウェイトが装備さ
れているため、回転数の変化に対する変速応答性が悪く
、例えば駆動側回転軸が急停止しj二とき(こは、ベル
トがプーリのペルトンi?71こ噛み込み、再スタート
時に振動が発生したり、ベルトの寿命が損なわれたりす
る等の問題があった。
また、増速切換時と減速切換時とのヒステリシス、つま
り一方の回転軸の所定回転数における他方の回転軸の回
転数の増速切換時と減速切換時との差が大きいという問
題もあった。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、その目的は
、1対のプーリの各々の構造を特定し、かつそのプーリ
に対する遠心ウェイトの装着態様を改良することにより
、両ブー11の回転数の変化に対する変速応答性を高め
て、ベルトの寿命延長等を図るとともに、増速切換時と
減速切換時との゛ヒステリシスを低減することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明の解決手段は、1対
のプーリの双方を固定及び可動シェイブを備えた可変プ
ーリとするとともに、その両プーリにいずれも遠心ウェ
イトを装着する。
具体的には、本発明の遠心ウェイトを備えたベルト式自
動変速装置は、互いに平行に配置された第1及び第2の
1対の回転軸上にそれぞれ設けられ、各々、回転軸に回
転一体にかつ摺動不能に固定された固定シェイブと、回
転軸に回転一体にかつ軸方向に摺動自在に支持された可
動シェイブとからなる駆動及び従動プーリを備える。
また、上記両プーリ間に巻き掛けられたベルト部材と、
上記駆動及び従動プーリの各可動シェイブの背面側にそ
れぞれ一体的に設けられ、半径方向外側に向かって軸方
向に傾斜するテーパ状のカム面を有する1対のカム部材
と、上記各可動シェイブの背面側に配設され、上記カム
面に対向しかつ半径方向外側に向かって該カム面に近付
くように延びる支持面を有する1対のウェイト支持部材
と、上記カム面と該カム面に対向する支持面との間に回
転軸の半径方向に転動可能に挾持された遠心ウェイトと
を備える。そして、回転軸の回転に伴う遠心力により遠
心ウェイトを回転軸の半径方向に転動させて、そのカム
部材のカム面に対する押圧により、駆動及び従動プーリ
の各可動シェイブを、一方の可動シェイブが固定シェイ
ブに接近するときには、他方の可動シェイブが固定シェ
イブから離れるように摺動させることにより、両プーリ
の半径を互いに相反する方向に増減変化させて、両回転
軸間の変速比を可変とするように構成する。
そして、摺動部分の防塵及び潤滑剤によるベルトのスリ
ップ防止のために、駆動及び従動プーリにおける固定及
び可動シェイブのベルト溝底部に臨む内周対向面間に、
可動シェイブの回転軸との摺動部分を封閉する伸縮可能
なカバー部材を架設してもよい。また、上記カム部材と
該カム部材背面側の回転軸との間に、遠心ウェイトの摺
動部分を封閉する伸縮可能なカバー部材を架設すること
も可能である。
また、従動側回転軸にその回転を他の軸に伝達する出力
プーリを取り付ける場合、そのプーリの取付けに伴う軸
方向長さの増加を回避するために、可動シェイブ背面側
の第2の回転軸上に、該可動シェイブ側に向かって延び
る所定幅のリム部を外周に有する出力プーリを回転一体
にかつ摺動不能に取り付けることとし、該出力プーリの
リム部内側に可動シェイブのボス部を配置収容する。
さらに、駆動軸側の遠心ウェイトを円周方向に均等に配
置保持するために、その駆動軸側のカム部材として、半
径方向内側に向かって可動シェイブから離れる方向に傾
斜するテーパ状のカム面を有するものとし、ウェイト支
持部材は、第2の回転軸と直交する平面に沿って延びる
支持面を有するものとする。
(作用) 上記の構成により、本発明では、回転軸の回転数が上昇
すると、駆動側及び従動側の各遠心ウェイトに対する遠
心力が増大するため、遠心ウェイトが半径方向外側に転
動して、カム部材のカム面が押圧され、この押圧によっ
てカム部材と一体の可動シェイブが摺動して固定シェイ
ブに対し接離し、このことにより、両プーリの半径が互
いに逆方向に増減変化して、両軸間の変速比が自動的に
変化する。
その場合、上記駆動側及び従動側の双方に遠心ウェイト
が配置されているため、回転数の変動に対する変速応答
性が高くなり、例えば駆動側回転軸が急停止したときに
も、ベルトのプーリのベルト溝への噛込みをなくして、
再スタート時の振動の発生を抑制し、ベルトの寿命を延
ばすことができるとともに、増速切換時と減速切換時と
のヒステリシスを低減することができる。
また、固定及び可動シェイブのベルト溝底部に臨む内周
対向面間に、可動シェイブと回転軸との摺動部分を封閉
する伸縮可能なカバー部材が架設されているため、可動
シェイブと回転軸との摺動部分に外部から埃や水滴等の
異物が混入して可動シェイブが移動困難になったり、或
いは摺動部分の潤滑剤が飛沫となって可変プーリのベル
ト満面に付着して、ベルトのスリップの発生を招いたり
するのを確実に防止することができる。また、カム部材
とその背面側の回転軸との間に、遠心ウェイトの摺動部
分を封閉する伸縮可能なカバー部材が架設されているの
で、上記と同様に、遠心ウェイトの転動不良を防ぐこと
ができるとともに、潤滑剤の付着によるベルトのスリッ
プの発生をさらに確実に防止できる。
さらに、従動プーリにおける可動シェイブ背面側の回転
軸上に、該可動シェイブ側に向かって延びる所定幅のリ
ム部を外周に有する出力プーリが回転一体にかつ摺動不
能に取り付けられ、該出力プーリのリム部内側に可動シ
ェイブのボス部が配置収容されているので、このリブ部
と可動シェイブのボス部との軸方向の重なりにより、出
力プーリの取付けにも拘らず、出力プーリから可変プー
リまでの軸方向の長さを短縮できる。
また、駆動軸側のカム部材は、半径方向内側に向かって
可動シェイブから離れる方向に傾斜するテーバ状のカム
面を有し、ウェイト支持部材は、第2の回転軸と直交す
る平面に沿って延びる支持面を有するので、遠心ウェイ
トを円周方向に等間隔で配置保持する保持部材を容易に
取り付けることができ、遠心ウェイトを円周方向に等間
隔に安定して配置することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図面は本発明の実施例に係る自動変速装置Aの全体構成
を示し、1はエンジン(図示せず)のクランク軸40の
一端に取付ボルト1aによって回転一体に同心状に取り
付けられる本発明でいう第1の回転軸としての駆動軸、
2は駆動軸1と平行に配設された第2の回転軸としての
従動軸であって、この従動軸2は、エンジンのシリンダ
ブロック等に回転自在に支持した支持軸41に取付ボル
ト2aにより回転一体に同心状に取り付けられている。
上記駆動軸1上には駆動プーリ3が設けられている。こ
の駆動プーリ3は、駆動軸1にボス部5aにてキー4に
より回転一体にかっ摺動不能に固定されたフランジ状の
固定シェイブ5と、該固定シェイブ5に対向するように
駆動軸1にボス部6aにて上記共通のキー4により摺動
自在にかつ回転一体に支持されたフランジ状の可動シェ
イブ6とからなり、これら両シェイブ5,6間には断面
路V字状のベルト溝7が形成されている。
一方、上記従動軸2上には上記駆動プーリ3と同様の構
成を持つ従動プーリ8が設けられている。
すなわち、この従動プーリ8は、従動軸2にボス部10
aにてキー9により回転一体にかつ摺動不能に固定され
た固定シェイブ10と、該固定シ工イブ10に上記駆動
軸1上の駆動プーリ3における固定シェイブ5に対する
可動シェイブ6の対向方向と逆方向でもって対向するよ
うに、従動軸2にボス部11aにて上記キー9により摺
動自在にかつ回転一体に支持された可動シェイブ11と
からなり、これら両シェイブ10.11間には断面路V
字状のベルト溝12が形成されている。尚、上記各シェ
イブ5.6,10.11は、軽量特殊合金やSF6材で
構成されている。
そして、上記両プーリ3,8のベルト溝7.12間には
ベルト部材としてのVベルト13が巻き掛けられており
、駆動及び従動プーリ3,8の可動シェイブ6,11を
それぞれ固定シェイブ5゜10に対して互いに相反する
方向に接離させることにより、両プーリ3,8のVベル
ト15に対する有効半径を可変調整する。例えば駆動プ
ーリ3の可動シェイブ6を固定シェイブ5に接近させて
、駆動プーリ3の有効半径を大にしたときには、それに
伴うVベルト15の駆動プーリ3側への移動により、従
動プーリ8の可動シェイブ11を固定シェイブ10から
離隔させて、従動プーリ8の有効半径を駆動プーリ3よ
りも小さくすることにより、両軸1,2間の変速比を大
きくして増速状態とする。一方、仮想線にて示す如く、
可動シェイブ6を固定シェイブ5から離隔させて、駆動
プーリ3の有効半径を小にしたときには、Vベルト15
の従動プーリ8側への移動によって従動プーリ8の可動
シェイブ11を固定シェイブ10に接近させて、従動プ
ーリ8の有効半径を駆動プーリ3よりも大きくすること
により、両軸1,2間の変速比を小さくして減速状態と
するようにしている。
上記駆動プーリ3における可動シュイブ6背面側(図で
左側)の駆動軸1上にはフランジ状のウェイト支持部材
14が上記各−により回転一体にかつ摺動不能に取り付
けられている。このウェイト支持部材14は、可動シェ
イブ6に対向するように配置されたフランジ部14aと
、該フランジ部14aから可動シュイブ6側に駆動軸1
と所定間隔をあけて同心状に延びる円筒状のリング部1
4bとを有し、このリング部14bの先端には半径方向
外側に延びるフランジ状の支持部14cが連設され、こ
の支持部14cの可動シェイブ6と反対側の面(図で左
側面)には駆動軸1と直交する平面に沿って延びる支持
面15が形成されている。また、上記リング部14bな
いし支持部14C内周は円周方向に等間隔をあけた部位
で部分的に切り欠かれ、その切欠き部分に対応するフラ
ンジ部14aには複数のスプリング受部16,16゜・
・・が凹設され、該各スプリング受部16と可動シュイ
ブ6背面に当接状態で取り付けたリング状のスプリング
リテーナ17との間には駆動側スプリング18が縮装さ
れており、このスプリング18のばね力によって可動シ
ェイブ6を固定シュイブ5側(図で右側)に付勢するよ
うにしている。
また、上記可動シェイブ6の外周には、上記ウェイト支
持部材14の支持部14cを覆うように固定シェイブ5
と反対側に駆動軸1と同心状に延びる駆動側カムドラム
19が取付ボルト20,20、・・・により一体的に取
り付けられている。このカムドラム1つの先端部は、上
記支持部14cよりもフランジ部14a側に延びていて
、フランジ部14a側に向かって径が減少するテーパ状
に形成され、その先端部の支持部14cとの対向面(図
で右側面)には、半径方向外側に向かって可動シェイブ
6に近付く方向に傾斜するテーパ状のカム面19aが形
成されている。
さらに、上記ウェイト支持部材14の支持面15にはリ
テーナ21が取付ビス22.22.・・・により取り付
けられている。このリテーナ21にはその外周を部分的
に等角度間隔で切り欠いてなる複数のウェイト嵌装部2
1a、21a、・・・(1つのみ図示する)が形成され
、該各ウェイト嵌装部21aにはローラからなる遠心ウ
ェイト23が嵌装され、この遠心ウェイト23は、上記
カムドラム19のカム面19aと、該カム面19aに対
向するウェイト支持部材°14の支持面15との間に半
径方向に転動可能に挾持されている。
一方、上記従動プーリ8における可動シュイブ11背面
側(図で右側)の従動軸2上には、耐磨耗性に優れた5
45CやSCM等の熱処理材からなるフランジ状のウェ
イト支持部材24が上記キー9により回転一体にかつ摺
動不能に取り付けられている。このウェイト支持部材2
4は、可動シェイブ11に対向するように配置されたフ
ランジ部24aと、該フランジ部24aから可動シュイ
ブ11側に従動軸2と所定間隔をあけて同心状に延びる
円筒状のリング部24bとを有し、このリング部24b
の先端には半径方向外側に延びるフランジ状の支持部2
4cが連設され、この支持部24cの可動シェイブ11
と反対側の面(図で右側面)には従動軸2と直交する平
面に沿って延びる支持面25が形成されている。また、
上記リング部24bないし支持部24c内周は円周方向
に等間隔をあけた部位で部分的に切り欠かれ、その切欠
き部分に対応するフランジ部24aには複数のスプリン
グ受部26,26.・・・(1つのみ図示する)が凹設
され、該各スプリング受部26と可動シュイブ11背面
との間には上記駆動側スプリング18よりも小さいばね
力を有する従動側スプリング27が縮装されており、こ
のスプリング27のばね力によって可動シェイブ11を
固定シェイブ10側(図で左側)に付勢するようにして
いる。
また、上記可動シェイブ11の背面側に延びるボス部1
1a外周には従動側カムドラム28が外嵌合され、該カ
ムドラム28は上記可動シェイブ11に対し、上記スプ
リング27の付勢力によって可動シュイブ11背面に押
し付けられて軸方向に移動一体に固定されている。この
カムドラム28の外周部は、半径方向外側に向かって上
記ウェイト支持部材24の支持部24c側に向かうよう
に彎曲形成されており、その支持部24cとの対向面(
図で右側面)には、半径方向外側に向かって可動シェイ
ブ11から離れる方向に傾斜するテーパ状のカム面28
aが形成されている。
さらに、上記ウェイト支持部材24の支持部24Cには
リテーナ29が取り付けられている。このリテーナ29
にはその外周を部分的に等角度間隔で切り欠いてなる複
数のウェイト嵌装部29a。
29a、・・・(1つのみ図示する)が形成され、該各
ウェイト嵌装部29aにはローラからなる遠心ウェイト
30が嵌装され、この遠心ウェイト30は、上記カムド
ラム28のカム面28aと、該カム面28aに対向する
ウェイト支持部材24の支持面25との間に半径方向に
転動可能に挾持されている。
また、上記駆動プーリ3における固定及び可動シェイブ
5,6のベルト溝7底部に臨む内周対向面間には、可動
シェイブ6の駆動軸1との摺動部分を封閉する伸縮可能
なカバー部材としてのゴム製のダストシール31が架設
されている。このダストシール31は、両シェイブ5,
6に対し、該シェイブ5,6に突設したリング状の係止
部5b。
6bにより脱落不能に係止固定されている。また、上記
ウェイト支持部材14におけるフランジ部14a外周と
駆動側カムドラム19の先端外周との間には伸縮可能な
カバー部材としてのゴム製の円筒状ダストカバー32が
その両端部をフランジ部14a外周及びカムドラム19
の先端外周にそれぞれ固定せしめて架設されており、こ
のダストカバー32により、遠心ウェイト23. 23
.・・の摺動部分を封閉するようにしている。
一方、従動プーリ8における固定及び可動シェイブ10
.11のベルト溝12底部に臨む内周対向面には、上記
駆動側ダストシール31と同様に、可動シェイブ11の
従動軸2との摺動部分を封閉するダストシール33が架
設されている。このダストシール33の両シェイブ10
.11に対する取付構造は駆動側ダストシール31と同
じで、シェイブ10,11の係止部10b、llbによ
って係止固定されている。また、上記ウェイト支持部材
24におけるフランジ部24a外周、つまり従動軸2と
従動側カムドラム28外周との間には伸縮可能なカバー
部材としてのゴム製の円筒状ダストカバー34がその両
端部をフランジ部24a外周及びカムドラム28外周に
それぞれ固定せしめて架設されており、このダストカバ
ー34により、遠心ウェイト30,30.・・・の摺動
部分を封閉するようにしている。
また、上記従動プーリ8における可動シュイブ11背面
側の従動軸2上には、可動シュイブ11側(図で左側)
に向かって延びる所定幅のリム部35aを外周に有する
Vリブドプーリからなる出力プーリ35が支持され、こ
の出力プーリ35は、上記ウェイト支持部材24のフラ
ンジ部24a背面に取付ボルト36,36.・・・によ
り固定されていて、従動軸2に対し回転一体にかつ摺動
不能に取り付けられている。そして、上記出力プーリ3
5のリム部り5a内側に上記可動シェイブ11のボス部
1a並びその外周に位置するスプリング27、カムドラ
ム28、ウェイト支持部材24、リテーナ29、遠心ウ
ェイト30,30.・・・及びダストカバー34が配置
収容されている。
また、この出力プーリ35のリム部35aとエンジンの
補機(図示せず)におけるプーリとの間には■リッドベ
ルト3フが巻き掛けられている。
よって、駆動軸1及び従動軸2の回転に伴う遠心力によ
り駆動側及び従動側の各遠心ウェイト23゜30を駆動
側スプリング18の付勢力に抗して各軸1,2の半径方
向外側に移動させ、そのカムドラム19.28のカム面
19a、28aに対する押圧により、駆動プーリ3にあ
っては可動シェイブ6を固定シェイブ5から離れる方向
に摺動させて有効半径を減少させる一方、従動プーリ8
にあっては可動シェイブ11を固定シェイブ10に近付
く方向に摺動させて有効半径を増大させることにより、
両軸1,2間の変速比を増速状態から減速状態に変化さ
せて、エンジン回転数の上昇に拘らず補機の回転数を略
一定に保つように構成されている。
したがって、上記実施例においては、エンジンの運転時
、その回転は駆動軸1上の駆動プーリ3からVベルト1
3を介して従動軸2上の従動プーリ8に伝えられて、そ
の間に変速される。この従動軸2の回転は出力プーリ3
5及びそのリブ部35aに掛けられたVリブドベルト3
7を介して補機に伝達される。
そして、エンジン回転数が低いときには、駆動プーリ3
における遠心ウェイト23. 23. ・・・は半径方
向内側にあり、可動シェイブ6は駆動側スプリング18
の付勢力によって固定シェイブ5に近付いた位置に移動
しており、このため、駆動プーリ3の有効半径が増大し
ている。一方、従動プーリ8においても、遠心ウェイト
30. 30.・・・が半径方向内側にある。また、上
記駆動側スプリング18のばね力による駆動プーリ3の
径の増大によってVベルト13が駆動プーリ3側に引っ
張られるため、そのベルト13の張力により従動プーリ
8の可動シェイブ11はスプリング27の付勢力に抗し
て固定シェイブ10から離れる方向に移動し、この移動
により従動プーリ8の有効半径が減少している。その結
果、駆動プーリ3の有効半径が従動プーリ8よりも大き
くなるので、エンジンの回転は増速されて補機に伝達さ
れる。
これに対し、エンジン回転数が上昇すると、上記駆動プ
ーリ3側の各遠心ウェイト23に作用する遠心力が増大
するため、該遠心ウェイト23がウェイト支持部材14
の支持面15に沿って半径方向外側に転動する。この遠
心ウェイト23の転動に伴い、該ウェイト23を支持面
15との間で挾持しているカム面19aが押圧され、カ
ムドラム1つが図で左方に押されて、該カムドラム19
と一体の可動シェイブ6が上記駆動側スプリング18の
付勢力に抗して左方に摺動して固定シェイブ5から離れ
、このことにより駆動プーリ3の半径が減少する。
また、従動プーリ8側においては、その各遠心ウェイト
30に作用する遠心力の増大により、該遠心ウェイト3
0がウェイト支持部材24の支持面25に沿って半径方
向外側に転動し、この遠心ウェイト30の転動に伴って
カム面28aが押圧され、カムドラム28が従動側スプ
リング27の付勢力と共に図で左方に押されて、該カム
ドラム28と一体の可動シェイブ11が上記駆動側スプ
リング18に付勢力に抗して左方に摺動して固定シェイ
ブ10に近付き、このことにより従動プーリ8の半径が
上記駆動プーリ3の半径の減少に対応して増大する。そ
の結果、駆動及び従動軸1゜2間の変速比が増速状態か
ら等速状態を経て減速状態に移行する。そして、エンジ
ン回転数が所定値を越えた高速域では、図で仮想線にて
示す如く、駆動プーリ3の可動シェイブ6が固定シェイ
ブ5から最も離れて、駆動プーリ3の半径が最小になる
のに対し、従動プーリ8の可動シェイブ11が固定シェ
イブ10に最も近付いて、従動プーリ8の半径が最大に
なり、エンジン回転が最大限に減速されて補機に伝達さ
れる。以上のような変速特性により、エンジン回転数の
上昇にも拘らず、補機の回転数は略一定に抑えられ、所
定回転数に達すると、その後の高速域では変速比が減速
状態に固定されて、エンジン回転数の上昇に応じて補機
の回転数が上昇する。
この場合、上記従動側カムドラム28は上記従動プーリ
8の可動シェイブ11と別体に設けられているので、両
者の材質を異ならせることができ、可動シェイブ11が
軽量特殊合金やSPC材を用いるのに対し、カムドラム
28は耐磨耗性に優れた345CやSCM等の熱処理材
を使用することが可能となり、耐久性の向上及び軽量化
を両立させることができる。
しかも、上記カムドラム28は可動シェイブ11に対し
、スプリング27の付勢力によって可動シュイブ11背
面に押し付けられて移動一体に固定されているので、両
者をボルト締結する場合等に比べ、容易にかつ安価に組
み付けることができる。また、このため、カムドラム2
8の磨耗等に伴う交換を容易に行うことができる。
さらに、駆動及び従動プーリ3,8において、その各々
の固定シェイブ5,10及び可動シェイブ6,11のベ
ルト溝7,12底部に臨む内周対向面間に、可動シェイ
ブ6,11と軸1,2との摺動部分を封閉する伸縮可能
なダストシール31゜33が架設されているため、可動
シェイブ6.11と軸1,2との摺動部分に外部から埃
や水滴等の異物が混入して可動シェイブ6,11が移動
困難になったり、或いは摺動部分の潤滑剤が飛沫となっ
てプーリ3,8のベルト溝面に付着して、ベルト13の
スリップの発生を招いたりするのを確実に防止すること
ができる。しかも、ウェイト支持部材14.24とカム
ドラム19.28との間には、遠心ウェイト23.30
の摺動部分を封閉する伸縮可能なダストカバー32.3
4が架設されているので、上記と同様に、遠心ウェイト
23゜30の転動不良を防ぐことができるとともに、上
記潤滑剤の付着によるベルト13のスリップの発生をさ
らに確実に防止できる。
また、駆動及び従動プーリ3,8の双方に遠心ウェイト
23.30が配置されているため、エンジン回転数の変
動に対する変速応答性が高くなり、例えばエンジンが急
停止したときにも、ベルト13がプーリ3.8のベルト
溝7,12に噛み込むことはなく、再スタート時の振動
の発生を抑制し、ベルト13の寿命を延ばすことができ
る。しかも、増速切換時と減速切換時とのヒステリシス
(駆動軸1の所定回転数における従動軸2の回転数の増
減切換時の差)を低減することができる。
また、従動ブー98における可動シュイブ11背面側の
従動軸2上に、該可動シュイブ11側に向かって延びる
所定幅のリム部35aを外周に有する出力プーリ35が
回転一体にかつ摺動不能に取り付けられ、該出力プーリ
35のリム部り5a内側に可動シェイブ11のボス部1
1aが配置収容されているので、この出力プーリ35の
リブ部35aと可動シェイブ11のボス部11aとの軸
方向の重なりにより、出力プーリ35の装着にも拘らず
、出力プーリ35から従動プーリ8までの軸方向の長さ
を短縮することができる。
さらに、駆動側カムドラム1つは、半径方向内側に向か
って駆動プーリ3の可動シェイブ6から離れる方向に傾
斜するテーパ状のカム面19aを有し、ウェイト支持部
材14は、駆動軸1と直交する平面に沿って延びる支持
面15を有するため、遠心ウェイト23.23.・・・
を保持するためのリテーナ21を容易に取り付けること
ができ、遠心ウェイト23.2B、・・・を円周方向に
等間隔に安定して配置することができる。また、従動側
にあっては、上記と同様に、そのカムドラム28は、半
径方向外側に向かって従動プーリ8の可動シェイブ11
から離れる方向に傾斜するテーパ状のカム面28aを有
し、ウェイト支持部材24は、駆動軸1と直交する平面
に沿って延びる支持面25を有するため、遠心ウェイト
30,30.・・・を保持するためのリテーナ29を容
易に取り付けることができ、遠心ウェイト30,30.
 ・・・を円周方向に安定して配置できる。
尚、上記実施例では、エンジンのクランク軸がら補機に
至る動力伝達系に介設される変速装置Aを示したが、本
発明は、その他、自動車や2輪車、或いは各種の走行運
搬機の車輪駆動系等にも適用することが可能である。
(発明の効果) 以上の如く、本発明のベルト式自動変速装置によると、
1対の回転軸上にそれぞれ設けられ、各々固定シェイブ
及び可動シェイブからなる駆動及び従動プーリと、両プ
ーリ間に駆けられたベルト部材と、上記各プーリの可動
シェイブの背面側に軸方向に移動一体に配設され、テー
パ状のカム面を有するカム部材と、各可動シェイブの背
面側に配設され、半径方向外側に向かって上記カム面に
近付くように延びる支持面を存するウェイト支持部材と
、上記各カム面と支持面との間に半径方向に転動可能に
挾持された遠心ウェイトとを備え、回転軸の回転に伴う
遠心力により遠心ウェイトを回転軸の半径方向に転動さ
せて、そのカム部材のカム面に対する押圧により、駆動
及び従動プーリの各可動シェイブを固定シェイブに対し
接離させ、両プーリの半径を互いに相反する方向に増減
変化させて、両回転軸間の変速比を可変とするものであ
るので、駆動及び従動プーリの双方への遠心ウェイトの
装着によって、回転数の変動に対する変速応答性が高く
なり、例えば駆動側回転軸の急停止後の再スタート時の
振動の発生を抑制し、ベルトの寿命を延ばすことができ
るとともに、増速切換時と減速切換時とのヒステリシス
を低減することができる。
また、固定及び可動シェイブのベルト溝底部に臨む内周
対向面間に、可動シェイブと回転軸との摺動部分を封閉
する伸縮可能なカバー部材を架設することにより、可動
シェイブと回転軸との摺動部分への異物の混入による可
動シェイブの移動不良や、潤滑剤のベルト溝面への付着
によるベルトのスリップの発生を確実に防止することが
できる。
また、カム部材とその背面側の回転軸との間に、遠心ウ
ェイトの摺動部分を封閉する伸縮可能なカバー部材を架
設したときには、上記ベルトのスリップの発生をさらに
確実に防止できるとともに、遠心ウェイトの転動不良を
防止することができる。
さらに、従動プーリにおける可動シェイブ背面側の回転
軸上に、該可動シェイブ側に向かって延びる所定幅のリ
ム部を外周に有する出力プーリを回転一体にかつ摺動不
能に取り付け、該出力プーリのリム部内側に可動シェイ
ブのボス部を配置収容すると、このリブ部と可動シェイ
ブのボス部との軸方向の重なりにより、出力プーリの取
付けにも拘らず、出力プーリから可変プーリまでの軸方
向の長さを短縮できる。
また、駆動軸側のカム部材のカム面を、半径方向内側に
向かって可動シェイブから離れる方向に傾斜するテーパ
状とし、ウェイト支持部材の支持面は、回転軸と直交す
る平面に沿って延びる面とすると、遠心ウェイトを円周
方向に等間隔で配置保持する保持部材を容易に取り付け
ることができ、遠心ウェイトを円周方向に等間隔に安定
して配置することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示す断面図である。 A・・・変速装置、1・・・駆動軸(第1の回転軸)、
2・・・従動軸(第2の回転軸)、3・・・駆動プーリ
、5・・・固定シェイブ、6・・・可動シェイブ、7・
・・ベルト溝、8・・・従動プーリ、10・・・固定シ
ェイブ、11・・・可動シェイブ、lla・・・ボス部
、12・・・ベルト溝、13・・・Vベルト(ベルト部
材)、14.24・・・ウェイト支持部材、15.25
・・・支持面、19.28・・・カムドラム(カム部材
)、19a、28a・・・カム面、23.30・・・遠
心ウェイト、18゜27・・・スプリング(スプリング
部材)、31.33・・・ダストシール、32.34・
・・ダストカバー、35・・・出カブ−9,35a・・
・リム部。 手続補正書(自発) 昭和63年10月21日 1、事件の表示 昭和63年 特許願 第81762号 2 発明の名称 遠心ウェイトを備えたベルト式自動変速装置3、補正を
する者 事件との関係   特許出願人 住 所  兵庫県神戸市兵庫区明和通3丁目2番15号
名 称  (506)  バンド−化学株式会社代表者
 雀 部 昌 吾 4、代理人 a$550  ’2t06 (445) 
21285 補正命令の日付 自発補正 a 補正の対象 7、補正の内容 (1)明細書の特許請求の範囲を別紙のとおり補正する
。 (2明細書の第8頁の第10行目〜同頁の第17行目の
「また、従動軸回転軸にその回転を他の軸に伝達する出
力プーリを取り付ける場合、・・・(中略)・・・出力
プーリのリム部内側に可動シェイブのボス部を配置収容
する。」とあるのを削除する。 (3)明細書の第10頁の第18行目〜第11頁の第6
行目の「さらに、従動プーリにおける可動シェイブ背面
側の回転軸上に、・・・(中略)・・・出力プーリから
可変プーリまでの軸方向の長さを短縮できる。」とある
のを削除する。 (4)明細書の第31頁の第8行目〜同頁の第16行目
の「さらに、従動プーリにおける可動シェイブ背面側の
回転軸上に、・・・(中略)・・・出力プーリから可変
プーリまでの軸方向の長さを短縮できる。」とあるのを
削除する。 8、添付書類の目録 (1)補正後の特許請求の範囲の全文を記載した書面1
通 別   紙 2、特許請求の範囲 (1)互いに平行に配置された第1及び第2の1対の回
転軸上にそれぞれ設けられ、各々、回転軸に回転一体に
かつ摺動不能に固定された固定シェイブと、回転軸に回
転一体にかつ軸方向に摺動自在に支持された可動シェイ
ブとからなる駆動及び従動プーリを備えるとともに、該
両プーリ間に巻き掛けられたベルト部材と、上記駆動及
び従動プーリの可動シェイブの背面側にそれぞれ一体的
に設けられ、半径方向外側に向かって軸方向に傾斜する
テーバ状のカム面を有する1対のカム部材と、上記各可
動シェイブの背面側に配設され、上記カム面に対向しか
つ半径方向外側に向かってカム面に近付くように延びる
支持面を有する1対のウェイト支持部材と、上記各カム
面と該カム面に対向する支持面との間に半径方向に転動
可能に挾持された遠心ウェイトとを備え、回転軸の回転
に伴う遠心力により遠心ウェイトを回転軸の半径方向に
転動させて、そのカム部材のカム面に対する押圧により
、駆動及び従動プーリの各可動シェイブを、一方の可動
シェイブが固定シェイブに接近するときには、他方の可
動シェイブが固定シェイブから離れるように摺動させる
ことにより、両プーリの半径を互いに相反する方向に増
減変化させて、両回転軸間の変速比を可変とするように
構成されていることを特徴とする遠心ウェイトを備えた
ベルト式自動変速装置。 (2)駆動及び従動プーリにおける固定及び可動シェイ
ブのベルト溝底部に臨む内周対向面間に、可動シェイブ
の回転軸との摺動部分を封閉する伸縮可能なカバー部材
が架設されている請求項(1)記載の遠心ウェイトを備
えたベルト式自動変速装置。 (3)カム部材と該カム部材背面側の回転軸との間に、
遠心ウェイトの摺動部分を封閉する伸縮可能なカバー部
材が架設されている請求項(1)記載の遠心ウェイトを
備えたベルト式自動変速装置。 (4)駆動軸側のカム部材は、半径方向内側に向かって
可動シェイブから離れる方向に傾斜するテーパ状のカム
面を有し、ウェイト支持部材は、第2のu転軸と直交す
る平面に沿って延びる支持面を有する請求項(1)、(
2)又は(3)記載の遠心ウェイトを備えたベルト式自
動変速装置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)互いに平行に配置された第1及び第2の1対の回
    転軸上にそれぞれ設けられ、各々、回転軸に回転一体に
    かつ摺動不能に固定された固定シェイブと、回転軸に回
    転一体にかつ軸方向に摺動自在に支持された可動シェイ
    ブとからなる駆動及び従動プーリを備えるとともに、該
    両プーリ間に巻き掛けられたベルト部材と、上記駆動及
    び従動プーリの可動シェイブの背面側にそれぞれ一体的
    に設けられ、半径方向外側に向かって軸方向に傾斜する
    テーパ状のカム面を有する1対のカム部材と、上記各可
    動シェイブの背面側に配設され、上記カム面に対向しか
    つ半径方向外側に向かってカム面に近付くように延びる
    支持面を有する1対のウェイト支持部材と、上記各カム
    面と該カム面に対向する支持面との間に半径方向に転動
    可能に挾持された遠心ウェイトとを備え、回転軸の回転
    に伴う遠心力により遠心ウェイトを回転軸の半径方向に
    転動させて、そのカム部材のカム面に対する押圧により
    、駆動及び従動プーリの各可動シェイブを、一方の可動
    シェイブが固定シェイブに接近するときには、他方の可
    動シェイブが固定シェイブから離れるように摺動させる
    ことにより、両プーリの半径を互いに相反する方向に増
    減変化させて、両回転軸間の変速比を可変とするように
    構成されていることを特徴とする遠心ウェイトを備えた
    ベルト式自動変速装置。
  2. (2)駆動及び従動プーリにおける固定及び可動シェイ
    ブのベルト溝底部に臨む内周対向面間に、可動シェイブ
    の回転軸との摺動部分を封閉する伸縮可能なカバー部材
    が架設されている請求項(1)記載の遠心ウェイトを備
    えたベルト式自動変速装置。
  3. (3)カム部材と該カム部材背面側の回転軸との間に、
    遠心ウェイトの摺動部分を封閉する伸縮可能なカバー部
    材が架設されている請求項(1)記載の遠心ウェイトを
    備えたベルト式自動変速装置。
  4. (4)従動プーリにおける可動シェイブ背面側の第2の
    回転軸上には、該可動シェイブ側に向かって延びる所定
    幅のリム部を外周に有する出力プーリが回転一体にかつ
    摺動不能に取り付けられ、該出力プーリのリム部内側に
    可動シェイブのボス部が配置収容されている請求項(1
    )、(2)又は(3)記載の遠心ウェイトを備えたベル
    ト式自動変速装置。
  5. (5)駆動軸側のカム部材は、半径方向内側に向かって
    可動シェイブから離れる方向に傾斜するテーパ状のカム
    面を有し、ウェイト支持部材は、第2の回転軸と直交す
    る平面に沿って延びる支持面を有する請求項(1)、(
    2)、(3)又は(4)記載の遠心ウェイトを備えたベ
    ルト式自動変速装置。
JP8176288A 1988-04-01 1988-04-01 遠心ウェイトを備えたベルト式自動変速装置 Pending JPH01255755A (ja)

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JP8176288A JPH01255755A (ja) 1988-04-01 1988-04-01 遠心ウェイトを備えたベルト式自動変速装置

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JP (1) JPH01255755A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07224916A (ja) * 1994-02-09 1995-08-22 Ferre Jose Manuel Rodriguez 自動変速機
JP2015505599A (ja) * 2012-01-27 2015-02-23 ソ、クァン モSEO, Kwang mo 無段変速機付き電気車両の動力伝達装置

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JPH07224916A (ja) * 1994-02-09 1995-08-22 Ferre Jose Manuel Rodriguez 自動変速機
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