JPH01254848A

JPH01254848A - Ｘ線異物検査装置

Info

Publication number: JPH01254848A
Application number: JP63082556A
Authority: JP
Inventors: Mineo Kano; 加野　岑夫
Original assignee: Hitachi Medical Corp
Current assignee: Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Priority date: 1988-04-04
Filing date: 1988-04-04
Publication date: 1989-10-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、被検物の処理量と異物処理時の伴連量という
性能に係り、特に、処理量を低減させないで、伴連量の
低減に好適なＸ線異物検査装置に関するものである。

〔従来技術〕

従来のこの種のＸ線異物検査装置、例えば、穀物中の無
機異物除去装置は、特開昭６２−１０６８７７号に開示
されている。この穀物中の無機異物除去装置における伴
連される穀物の量は、断面積の小さいフローセルを使い
高流速で流すことにより最小限に抑えるようになってい
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、前記従来の穀物中の無機異物除去装置で
は、フローセルの断面積を小さくすることは、処理量を
制限するという問題があった。

また、高速流で流すことは、動きによるコントラストが
低下するので、異物の大きさの識別が制限され１例えば
、微細な異物は検出することができないという問題があ
った。

本発明は、前記問題点を解決するためになされたもので
ある。

本発明の目的は、処理量を低下させることなく、伴連量
の低減をはかることができる技術を提供することにある
。

本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は１本
明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろ
う。

〔課題を解決するための手段〕

本願において開示される発明のうち、代表的なものの概
要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。

すなわち、本発明は、高電圧発生装置と、該高電圧発生
装置からの高電圧が印加されるとＸ線を放射するＸ線源
と、該Ｘ線源から放射されるＸｍが被検物の流路となる
フローセルを透過したＸ線透視像を可視像に変換する蛍
光板と、該蛍光板上のＸ線透視像を撮像するテレビカメ
ラと、該テレビカメラの映像信号を所定の検出ウィンド
ウ内で所定のしきい値によって２値化処理し、異物の存
在を判別する異物判別処理装置と、該異物判別処理装置
の出力信号を受けて動作する弁別機構装置及びロータリ
バルブとからなるＸ線異物検査装置であって、ｎｆ記ラ
フローセル２分割し、その分割に対応してテレビカメラ
の検出ウィンドウをダブルウィンドウとし、それに対応
した２値化処理手段を前記異物判別処理装置に備えたこ
とを特徴とするものである。

〔作用〕

前述の手段によれば、例えば、フローセルを初選別用と
それより断面積の小さい再選別用に分割し、それに対し
たテレビカメラの検出ウィンドウも分割してダブルウィ
ンドウとし、２値化処理も２系統にすることにより、初
選別用フローセルで異物有りと判別された被検物を再選
別用フローセルに再度通すので、処理量を低下させるこ
となく、伴連量の低減をはかることができる。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体的に説明す
る。

なお、実施例を説明するための全図において、同一機能
を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は
省略する。

第１図は、本発明の一実施例のＸ線異物検査装置の概略
構成を示すブロック図、第２図は、第１図に示す初選別用及び再選別用経路の詳
細な構成を示す斜視間、第３図は、第１図に示す表示装置の画面上に表示される
表示画像である。

本実施例のＸ線異物検査装置は、第１図及び第２図に示
すように、Ｘ線管装置１に高電圧発生装置２からの高電
圧を印加してＸ線を発生するようにしている。Ｘ線管装
置１のＸ線発生の制御は、高電圧発生装置２を介してＸ
線制御装置３で行うようになっている。

被検物Ａの検査領域は、初選別用フローセル５ａからな
っており、被検物Ｃの検査領域は、再選別用フローセル
５ｂからなっている。これらの初選別用フローセル５ａ
及び再選別用フローセル５ｂの一個面には、各線透視像
を可視像に変換するための蛍光板６が設けられ、Ｘ線透
視セル４を構成している。蛍光板６の出力側は暗箱６Ａ
の一端部に配置されている。前記蛍光板６上に形成され
た可視像を撮影するためのテレビカメラヘッド７ａと映
像信号を制御するカメラコントローラ７ｂからなるテレ
ビカメラ７が備えられている。そして、第３図に示すよ
うに１画面上の表示映像（映像出力信号）　２０ａ　、
　２０ｂに検出ウィンドウ２１ａ。

２１ｂを設定し、この所定の検出ウィンドウ２１ａ。

２１ｂ内での２値化処理をして異物８ａ、８ｂの存在を
判別する初選別用異物判別処理装置９ａ及び再選別用異
物判別処理装＠９ｂが設けられている。

初選別用異物判別処理装置９ａ及び再選別用異物判別処
理装置９ｂとしては、例えば比較器等を用いる。初選別
用異物判別処理装置９ａ及び再選別用異物判別処理装ｆ
ｉ９ｂのそれぞれの出力（スライス像）は、第３図に示
すような画像として表示装置１０上の画面に表示される
ようになっている。

一方、初選別用異物判別処理装［９ａ及び再選別用異物
判別処理装置９ｂからの信号により初選別用ロータリバ
ルブ１５ａ、１６ａ及び再選別用ロータリバルブ１５ｂ
、１６ｂをそれぞれ動作させる弁別機構制御装置１１ａ
及びｌｌｂが設けられている。

前記弁別機構制御装置１１ａ及びｌｌｂは、例えば、カ
ウンタとパルス発生回路、あるいはマイクロコンピュー
タとパルス発生回路を組合せて構成される。

前記被検物Ａの検査領域の初選別用フローセル５ａの」
ユ端部には、被検物Ａの投入口の初選別用ホッパー１２
ａが設けられ、被検物Ｃの検査領域の再選別用ブローセ
ル５ｂの上端部には、再選側被検物Ｃの投入口の再選別
用ホッパー１２ｂが設けられている。また、前記初選別
用フローセル５ａ及び再選別用フローセル５ｂのそれぞ
れの下端部には、前記弁別機構制御装置１１ａ、ｌｌｂ
により弁別された被検物の処理結果の良品Ｂ、Ｄの流路
１３ａ。

１３ｂ、異物８ａ、８ｂの混入した被検物Ｃ，Ｅの流路
１４ａ、１４ｂが設けられている。この異物混入の被検
物Ｃを再選別用ホッパー１２ｂに送り込む回帰流路１７
が、流路１４ａの下端部に接続されている９次に、本実
施例のＸ線異物検査装置の動作を簡単に説明する。

第１図ルび第２図において、原料となる被検物Ａは、初
選別用ホッパー１２ａに連続して投入される。初選別用
ホッパー１２ａの規定位置まで充満されると、Ｘ線管袋
ｆｉｌに高電圧が印加されＸ線が照射される。初選別用
フローセル５ａ内の被検物Ａは、蛍光板６に透視像が写
し出され、テレビカメラ７で撮像される。この映像出力
は、初選別用異物判別処理装置９ａにおいて初選別用フ
ローセル５ａに対応した検出ウィンドウ２１ａ内での２
値化処理が行われ、異物の存在が判別される。この時表
示装置１０の画面表示は、第３図に示すように。

初選別用フローセル５ａ側の映像出力信号２０ａ及び検
出ウィンドウ２１ａが表示される。

被検物Ａ中に異物が存在しない場合、初選別用ロータリ
バルブ１５ａが動作し、被検物Ａは流路１３ａを通り良
品Ｂとして排出される。被検物Ａ中に異物８ａが存在す
ると、初選別用異物判別処理装置９ａから信号が発生さ
れる。弁別機構制御装置１１ａは、この信号を受けて初
選別用ロータリバルブ１５ａを停止し、初選別用ロータ
リバルブ１６ａを起動させ、異物８ａの混入した被検物
Ｃは流路１４ａを通し排出される。初選別用ロータリバ
ルブ１５ａ、１６ａは、弁別機構制御装置１１ａからの
指令により、定流量排出するよう択一制御される。ホラ
）＜−１２ａに被検物Ａが連続して投入されるのでこれ
らの動作は、続行される。

この時、異物８ａの存在した被検物Ｃの伴連量は、最小
限に抑えるよう初選別用フローセル５ａから初選別用ロ
ータリバルブ１６ａまでの距離の最短化及び、流路１４
ａの断面積の縮小化等により、設計しているが限度があ
る。

そこで、その伴連量の低減を図ったのが、次に述べる本
発明の最も主要な特徴である。

異物８ａ混入の被検物Ｃは１回帰流路１７に送り込まれ
、再選別用フローセル５ｂに投入される。

投入された被検物Ｃは、再選別用フローセル５ｂ内を通
過した時、蛍光板６に透視像として写し出される。テレ
ビカメラ７で撮影され、再選別用異物判別処理袋［９ｂ
で再選別用フローセル５ｂに対応した検出ウィンドウ２
１ｂ　（第３図）内での２値化処理が行われ、異物の存
在が判別される。この時の表示装置１０の画面表示は、
再選別用フローセルＳｂ側の映像出力信号２０ｂ及び検
出ウィンドウ２１ｂが表示される。また、初選別用フロ
ーセル５ａ側の映像出力信号２０ａ及び検出ウィンドウ
２１ａも同時に表示されている。この再選別用フローセ
ル５ｂの処理量は、再選別用フローセル５１１１の処理
量に比べ、そのフローセル巾に比例して当然少なくなり
、伴連量も少なくなる。

そして、再選別用異物判別処理装置９ｂからの信号を受
けた後の弁別機構制御装置１１ｂ及び再選別用ロータリ
バルブ１５ｂ、１６ｂは、前述の弁別機構制御装置１１
１ａ及び初選別用ロータリバルブ１５ａ。

１６ａと同様の動作を行う。

すなわち、最終的に良品の被検物ＢとＤは被検物Ｆとし
て排出され、異物混入の被検物は、被検物Ｅとして排出
され、伴連量は、格段に少なくなる。

以上の説明かられかるように、本実施例によれば、フロ
ーセルを初選別用フローセル５ａと、それより断面積の
小さい再選別用フローセル５ｂに分割し、それに対した
テレビカメラ７の検出ウィンドウも検出ウィンドウ２１
ａと２１ｂに分割してダブルウィンドウとし、２値化処
理も２系統にすることにより、初選別用フローセル５ａ
で異物有りと判別された被検物を再選別用フローセル５
ｂに再度通すので、処理量を低下させることなく、伴連
量の低減をはかることができる。すなわち、再選別用フ
ローセル５ｂの幅と初選別用フローセル５ａの幅との比
で伴連量を減らすことができる。

以上、本発明を実施例にもとずき具体的に説明したが１
本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であること
は言うまでもない。

〔発明の効果〕

以上、説明したように１本発明によれば、被検物の処理
量を低下させることなく、異物混入の被検物の伴連址を
格段に少なくすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例のＸ線異物検査装置の概略
構成を示すブロック図、第２図は、第１図に示す初選別用及び再選別用経路の詳
細な構成を示す斜視図、第３図は、第１図に示す表示装置の画面上に表示される
表示画像である。図中、１・・・Ｘ線管装置、２・・・高電圧発生装置。３・・・Ｘ線制御装置、４・・・Ｘ線透視セル、５ａ・
・・初選別用フローセル、５ｂ・・・再選別用フローセ
ル、６・・・蛍光板、７・・・テレビカメラ、８ａ、８
ｂ・・・異物、９ａ・・・初選別用異物判別処理装置、
９ｂ・・・再選別用異物判別処理装置、１０・・・表示
装置、ｌｌａ、。１１ｂ・・・弁別機構制御装置、１２ａ・・・初選別用
ホッパー、１２ｂ−・・再選別用ホッパー、１３ａ　、
　１３ｂ　、　１４ａ　。１４ｂ・・・流路、１５ａ、１８ａ・・・初選別用ロー
タリバルブ、１５ｂ、１６ｂ・・・再選別用ロータリバ
ルブ、１７・・・回帰流路、２０ａ、２０ｂ・・・表示
映像（映像出力信号）、２１ａ、２１ｂ・・・検出ウィ
ンドウ、Ａ・・・原料、Ｂ。Ｄ、Ｆ・・・良品、Ｃ，Ｅ・・・不良品である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）高電圧発生装置と、該高電圧発生装置からの高電
圧が印加されるとＸ線を放射するＸ線源と、該Ｘ線源か
ら放射されるＸ線が被検物の流路となるフローセルを透
過したＸ線透視像を可視像に変換する蛍光板と、該蛍光
板上のＸ線透視像を撮像するテレビカメラと、該テレビ
カメラの映像信号を所定の検出ウィンドウ内で所定のし
きい値によって２値化処理し、異物の存在を判別する異
物判別処理装置と、該異物判別処理装置の出力信号を受
けて動作する弁別機構装置及びロータリバルブとからな
るＸ線異物検査装置であって、前記フローセルを２分割
し、その分割に対応してテレビカメラの検出ウィンドウ
をダブルウィンドウとし、それに対応した２値化処理手
段を前記異物判別処理装置に備えたことを特徴とするＸ
線異物検査装置。