JPH0125387Y2 - - Google Patents

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JPH0125387Y2
JPH0125387Y2 JP1981021743U JP2174381U JPH0125387Y2 JP H0125387 Y2 JPH0125387 Y2 JP H0125387Y2 JP 1981021743 U JP1981021743 U JP 1981021743U JP 2174381 U JP2174381 U JP 2174381U JP H0125387 Y2 JPH0125387 Y2 JP H0125387Y2
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arc
movable
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insulator
movable insulator
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は耐久性および消弧性を向上した開閉器
に関する。
従来のガス開閉器として、固定電極と可動電極
をSF6等の消弧ガスを封入したケース内に収納し
前記両電極を開放するとき該電極間に発生するア
ークを固定電極部に隣接して設けた補助電極と可
動電極の間に移行させ、この移行したアークにシ
リンダから消弧ガスを吹き付けて消弧するように
したものがある。
しかし、従来のガス開閉器によれば、補助電極
が固定電極部に弾性部材を介して固定されている
ため、構成が複雑になつて耐久性が低下する恐れ
があり、また、可動電極の開放に伴つて長く伸び
るアークに消弧ガスを適確に吹き付けることがで
きないため消弧性が低くなる恐れがあつた。
また、補助電極を有しないものとして、シリン
ダに可動電極を固定(両者とも運動支点に関して
同一の側に位置する)するとともにその近傍にノ
ズルを形成し、可動電極の開放運動により可動電
極の下部から消弧ガスを吹き付けるようにしたも
のがあるが、ノズルが可動電極とともに移動して
固定電極から遠ざかつて行くため消弧性が低くな
り、また、シリンダ上に可動電極が固定されてい
るため、機械的強度が弱くなつて耐久性(信頼
性)に乏しかつた。
また特許第94008号(昭和6年公告第2204号)
公報に開示されているように、固定電極板と、該
固定電極板面と平行な方向に上下移動して電極の
開閉操作を行なう可動電極板と、消弧液、気体
(以下消弧媒体という)を吸排するように組合さ
れ作動するシリンダ、ピストン、ノズルを備えた
開閉器が存在する。前記可動電極は前記ピストン
と連動し、降下して固定電極と接触したときシリ
ンダ内のピストンを上昇させて消弧媒体を吸引
し、上昇して固定電極から離間したときピストン
を降下させて消弧媒体をノズルから固定電極に向
けて吹付ける構成を有する。しかし、固定及び可
動電極は板面同士が摺動しながらON、OFFされ
るため、アーク発生部分が電極面全体にわたつて
存在することとなり、アークの出所が不安定とな
る。これに加えて、ノズル口から噴出される消弧
媒体の吹付け範囲が狭いため、狙いが定まりにく
いという問題がある。
本考案は、上記に鑑み、耐久性および消弧性を
向上させるため、固定電極と可動電極間に電極間
距離拡大部を設け、消弧ガスを可動電極に吹き付
けることによりアークを前記電極間距離拡大部に
移行させて消弧するようにしたガス開閉器を提供
するものである。
以下本考案によるガス開閉器を詳細に説明す
る。
第1図および第2図イ,ロは本考案の一実施例
を示し、内部にSF6等の消弧ガスを封入したケー
ス1(1aは内部に施された絶縁処理部)と、ブ
ツシング2,3を介して外部のケーブル導体と接
続される固定導体4および可撓導体5と、固定導
体4の先端に設けられた固定電極6(6aは先端
部)および吸引鉄心7と、可撓導体5に接続され
た可動導体8の先端に設けられた可動電極9およ
び吸引鉄心10と、外部に設けられた操作ハンド
ル(図示せず)によつて回転運動の支点として回
転する連動シヤフト11と、可動導体8を回転自
在にピン12によつて支持し、連動シヤフト11
の回転によつてスプリング13を介して可動電極
9に開閉操作を強制する可動碍子14と、連動シ
ヤフト11の回転をリンク板15を介して受ける
ことによつてピストン運動するピストン16と、
ピストン16の運動によつて消弧ガスを吸排する
パツフアシリンダ17と、パツフアシリンダ17
に固定された消弧ノズル18とを有している。第
1図は固定電極6に可動電極9が投入された状態
を示し、第2図イは開放された状態を示してい
る。消弧ノズル18は、第2図イに示すように、
開放運動を行う可動電極9に消弧ガスを吹き付け
て衝突させるようにその先端の姿勢が決められて
おりその幅は、第2図ロに示すように、固定電極
6(可動電極9)の幅より大きい構成を有し、ま
た可動電極9はその上方に先端部9aを形成する
ことにより固定電極6との間に電極間距離拡大部
を提供している。可動碍子14は、前述した通
り、連動シヤフト11に固定され、先端にスプリ
ングガイド棒19を挿通する孔14aを有し、ス
プリングガイド棒19は一端にストツパ19aを
有している。前述したリンク板15とピストン1
6の係合は、ピストン棒16aに設けられたピン
16bに回転的に支持された一対のベアリング1
6c(図示上、重なるため一個だけ見えている)
にリンク板15を接触させることによつて行われ
ている(リンク板15は二股部を有し、ピストン
棒16aをまたいでいる)。尚、リンク板15を
可動碍子14と一体にしてエポキシ樹脂で成型す
ると、製造が容易であり、電気的信頼性を高める
ことができる。
以上の構成において、第1図の投入状態から第
2図イの開放状態へ移行するまでの操作を説明す
るに、操作ハンドルの操作によつて連動シヤフト
11を時計方向に回転させると、可動碍子14が
該シヤフト11を支点にして時計方向に回転する
ため、スプリング13の圧縮がゆるむ(しかし、
まだ投入状態に維持するだけの圧縮力が残つてい
る間は可動電極9の運動は始まらない)。この時
すでにリンク板15を介してピストン16が運動
するため、消弧ノズル18から消弧ガスの吹き付
けが開始されている。可動碍子14の時計方向の
回転が更に進んでストツパー19aに係合する
と、スプリング13が伸び切り、可動碍子14の
回転運動に伴つて可動電極9の開放運動が進む。
第2図イは、可動電極9が最終開放位置に達する
までの6段階の位置を示しており、各段階の可動
電極9に消弧ノズル18から消弧ガスが吹き付け
られる。矢印で示される消弧ガスは可動電極9に
衝突して上昇するため、両電極6,9間に確実に
消弧ガスを供給でき、固定電極6との間に発生し
ているアークはガスの流れに基いて電極間距離拡
大部を構成する可動電極9の先端部9aと固定電
極6の先端部6aの間に移行する(招弧効果)。
またアークは上方へ伸びようとする性質を有する
ため、この性質を利用して、下方からガスを吹付
けることによりアークを各電極の上端部へ移行さ
せるとともに上方へ拡大させてアークを切り易く
できる。また吹付け圧力によりアーク周辺の雰囲
気が冷却され、消弧が容易となる。とくに、本発
明の消弧ノズル18一方、投入操作においては、
操作ハンドルの操作によつて連動シヤフト11を
反時計方向に回転すると、可動碍子14がスプリ
ング13を圧縮して可動電極9とともに同方向に
回転し、固定電極6と接触して投入を完了する。
このとき、スプリング13の圧縮力によつて投入
時のチヤタリングを有効に防ぐことができ、ま
た、ピストン16が第1図の位置に復帰してパツ
フアシリンダ17に消弧ガスが満たされる。尚、
吸引鉄心7,10は短絡時の投入に寄与し、変電
所のバンク容量に応じて定まる短絡電流によつて
吸引する。例えば7.2KVで31.5KAの短絡電流が
流れるが、常時の電流(300〜600A)では吸引力
は小さい。
以上説明した通り、本考案によるガス開閉器に
よれば、補助電極を省略して構成を簡潔にし、ま
た、固定電極と可動電極間に電極間距離拡大部を
設け、消弧ガスを可動電極に吹き付けることによ
りアークを前記電極間距離拡大部に移行させて消
弧するようにしたため、耐久性および消弧性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図イ,ロは本考案の一実施例
を示し、第1図は投入状態を、第2図イは開放状
態を、第2図ロは消弧ノズル18の先端部を示す
説明図である。 符号の説明、1……ケース(ステンレス)、2,
3……ブツシング(磁器)、4……固定導体、5
……可撓導体、6……固定電極、6a……先端
部、7,10……吸引鉄心、8……可動導体、9
……可動電極、9a……先端部、11……連動シ
ヤフト、12……ピン、13……スプリング、1
4……可動碍子、15……リンク板、16……ピ
ストン、17……パツフアシリンダ、18……消
弧ノズル、19……スプリングガイド棒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ケース1内に消弧ガスを封入したガス開閉器に
    おいて、 開放時にアークを上端部に案内する突出部6a
    を有した固定電極6と、 連動シヤフト11上に固定され、連動シヤフト
    11の回動運動によつて一体的に回動する可動碍
    子14と、 開放時にアークを上端部に案内する突出部9a
    を有し、前記可動碍子14に回動自在に支持され
    て、前記可動碍子14の回動の中心11と異なる
    回動の中心12を有して、可動碍子14と異なつ
    た動きをする可動電極9と、 一端を可動電極9に固定され、他端にはストツ
    パ19aが一体形成されるとともに、該2つの端
    部間が前記可動碍子に遊嵌されたスプリング支持
    部材19と、 前記スプリング支持部材19に支持されて、該
    可動電極9と該可動碍子14との間に張設され、
    該可動碍子14が投入方向に回動するとき該可動
    碍子14によつて圧縮されて該可動電極9を投入
    し、該可動電極9が開放方向に回動するとき、該
    可動碍子14が前記スプリング支持部材19のス
    トツパ19aと係合するまで投入状態を維持する
    スプリング13と、 前記連動シヤフト11を中心として前記可動電
    極9と反対側の可動碍子14上に係合したピスト
    ン棒16aによつて運動するピストン16と、該
    ピストン16を収容するシリンダ17を有し、前
    記可動碍子14の開放方向への回動と同時にピス
    トン16が運動してシリンダの消弧ガス内圧を上
    昇し、前記可動碍子14と前記ストツパ19aの
    係合によつて前記両電極6,9が開放したとき上
    昇した内圧の消弧ガスを前記両電極6,9の前記
    両突出部6a,9aに発生しているアークに吹き
    付けて消弧する消弧ガスの吸排機構を備えたこと
    を特徴とするガス開閉器。
JP1981021743U 1981-02-18 1981-02-18 Expired JPH0125387Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981021743U JPH0125387Y2 (ja) 1981-02-18 1981-02-18

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Publication Number Publication Date
JPS57135042U JPS57135042U (ja) 1982-08-23
JPH0125387Y2 true JPH0125387Y2 (ja) 1989-07-31

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JP1981021743U Expired JPH0125387Y2 (ja) 1981-02-18 1981-02-18

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH062204A (ja) * 1992-06-19 1994-01-11 Okamoto Ind Inc 塩化ビニル手袋及びその製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH062204A (ja) * 1992-06-19 1994-01-11 Okamoto Ind Inc 塩化ビニル手袋及びその製造方法

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JPS57135042U (ja) 1982-08-23

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