JPH01250979A - ヒートローラ定着装置 - Google Patents

ヒートローラ定着装置

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JPH01250979A
JPH01250979A JP21061788A JP21061788A JPH01250979A JP H01250979 A JPH01250979 A JP H01250979A JP 21061788 A JP21061788 A JP 21061788A JP 21061788 A JP21061788 A JP 21061788A JP H01250979 A JPH01250979 A JP H01250979A
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JP
Japan
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roller
pressure
pressing
bearing
fixing
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JP21061788A
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English (en)
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Junji Nakai
順二 中井
Sakae Ishikawa
栄 石川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、静電記録装置のヒートローラ定着装置に関す
る。
従来技術 電子写真複写機、プリンタ、ファクシミリ等の静電記録
装置の定着装置としては、第19図に例示する如く、ヒ
ータ2を内蔵する定着ローラ1と、これに圧接し、外周
面に耐熱性ゴム層3−2を有する加圧ローラ6とより成
るヒートローラ定着装置が広く採用されている。
ところで、定着すべき転写紙の幅が広い大サイズの複写
機では、定着ローラ、加圧ローラの長さが大きくなるの
で、重量の軽減、熱容量の低減等の目的から、両ローラ
の芯金1−1.3−1は第19図に示す如く、薄肉中空
円筒として構成される場合が多い。しかし、広幅の定着
装置になると、ローラの両・端、軸、受・闇のスパンが
長くなるため、両端部で加圧すると、加圧ローラが加圧
力によってたわみ定着ローラ1と加圧ローラ6との間の
ニップ幅の長さ方向の分布が第20図に示す嬉く、両端
で広く、中央部で狭くなり、その結果、転写紙に与えら
れる熱量が両端部より中央部で少なくなり定着性にムラ
が出来たり、用紙の搬送力が中央部と両端部で差が出来
てシワが発生したりする。
これを防止するため、中空円筒として形成された定着ロ
ーラ1及び加圧ローラ3の芯金7−1゜ろ−1の肉厚を
厚くして剛性を大きくすると、芯金の質量が大きくなり
、加熱の立上り時間が長くなるという欠点を生ずる。
この問題に対する対策として、例えば特開昭58−15
4962号公報には、加圧ローラの形状を両端部で中央
部より僅かに径を大きくしたっづみ型の中空円筒とし、
その内部に加圧軸を設け、その中央部に1個の軸受けを
設けて加圧ローラを支持し加圧軸の両端に印加された押
圧力を加圧軸及び該軸受を介して加圧ローラに伝達し、
両ローラが全長にわたって概ね均一な押圧力で圧接する
ようにした定着装置が提案されている。しかしこの方法
によると、ローラが長く加工精度上ローラに振れが生ず
る場合には、中央部分で接触圧力が高くなりニッゾ巾が
両側より大きくなりかつ中央部の搬送速度が両側部より
大きくなることにより紙にシワが発生するという問題点
がある。又、ローラを精確につソみ型に形成するのに手
数を要するという欠点がある。
発明が解決しようとする課題 本発明は、従来技術に於る上記問題点を解決し、広巾複
写機などの定着装置に於て、加圧ローラをその内部に設
けた加圧軸から押圧部材を介して中間部分で加圧し良好
な加圧分布を得ることができ、加圧ローラの形状を単純
な円筒状とすることができ、かつ定着ローラの薄肉化に
よる定着装置の立上り時間の単線にも寄与するヒートロ
ーラ定着装置を提供することを課題とする。
課融解決のための手段 本発明は、上記の課題を解決させるために、内部にヒー
タを有する中空円筒より成る定着ローラと、これに圧接
し外周に耐熱性ゴム層を有し、内部に加圧軸を有する中
空円筒より成る加圧ローラとより成り、上記の加圧軸に
は軸受けを介して、加圧ローラの円筒内面を押圧する環
状押圧部材を有する静電記録装置のヒートローラ定着装
置において、上記の環状押圧部材が2個設けられており
、上記2個の押圧部材の加圧ローラ各端面がらの距離S
は、ローラの長さをLとした場合 の範囲にあることを特徴とする。
作  用 加圧軸に加えられた押圧力は、加圧軸上の2つの押圧部
材を介して2点で加圧ローラを定着ローラに押圧するの
で、定着ローラはたゎ6が加圧ローラはたわむことがな
く、従って定着ローラの肉厚が薄くても定着に必要なニ
ップ幅を得ることができ、良好なニップ幅分布を達成す
ることができる。
加圧位置をローラ端部からローラの全長りの%乃至見の
範囲にすることにより、加圧ローラに振れがあっても、
ニップ分布のローラの回転角度による変動が大きくなら
ず、又、用紙に加わるストレスによる横しわの発生や用
紙後端のはね上りを許容限度内に納めることができる。
実施例 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図は本発明の定着装置のローラ部分を示す斜視図で
ある。定着ローラ1はアルミニューム又は鉄などの金属
製芯金1′の表面にフッソ樹脂などの耐熱性樹脂をコー
ティングしたもので、内部にヒーター2が設けられ定着
ローラ1の表面温度は150 ’C乃至190℃の範囲
に制御されている。
加圧ローラ6は同じく金属製の芯金3−1の上にシリコ
ン系などの耐熱性ゴム層3−2を一体的に成型したもの
で、その内部には加圧軸4が設けられている。加圧軸4
にはスラスト方向が固定されている2個の軸受5が取付
けられており、加圧軸4の両端に加えられる加圧力は加
圧軸4から両軸受5により加圧ローラ3を介して定着ロ
ーラ1に伝えられる。又、加圧ローラ3の両端部にはす
べり軸受6を介して、位置決めスリーブ7が挿入されて
いる。
第2図は定着装置の側面図である。スリーブ7には凸部
7−1が設けられ、これが本体側板33の切欠き溝ろ6
−1の下端の両ローラ1,6の中心を通る直線に平行な
切欠き溝66−2に嵌合する。又、スリーブ7にはタッ
プ7−2が設けられ、本体側板の切欠き溝66−1の両
側の縁に沿って加圧ローラ6を案内するスライドシュー
34が本体側板6ろを挟んでタップ7−2によりスリー
ブ7に固定される。切欠き溝63−1の両側縁も両ロー
ラ1.乙の中心を通る直線に平行になっている。このよ
うな構造により、加圧ローラ3は、側板33に位置決め
・支持されている定着ローラ1の軸心の方向にのみ動く
ことができる。一方、加圧軸4は加圧スプリング61に
よって付勢される加圧レバーろ2によって定着ローラ1
の方向に加圧される。そしてその両端はスリーブ7を貫
通し側板63の切欠き溝66−1の両側縁により加圧力
と直角方向の位置が決められている。この結果両端に加
えられる加圧力は同一ベクトル方向になり、加圧力に不
均衡が生じない。
次に以上の如き構成の加圧方法による場合の作用につい
て説明する。
ローラの両端を支持し、ローラが等分布荷重を受ける時
のローラの中央点のたわみをymaxとすると となる。ここで、Wは単位長さ当りの荷重、tはローラ
長さ、Eは縦弾性係数、Dlはローラ外径、D2はロー
ラ内径である。一方、機械の立上り時間をtとすると、
ローラの熱容量と加熱源容量との関係から、 t=MΔ’rcp・4.19/Wη で与えられる。ここで、Mはローラ質量、ΔTはコール
ド状態からローラが所定の温度になるまでの温度差、C
pはローラ材料の比熱、Wはヒータのワット数、ηは効
率である。以上から、ローラの肉厚を増やし曲げ剛性(
EI)を大きくすると、ローラのたわみは小さくなるが
ローラ質量が増加し立上り時間tが長くなる。
この関係をある定着装置の定着ローラについて計算した
結果を第3図(a) 、(b)に示す。
第6図(a)は、芯金肉厚に対するたわみ量と立上り時
間の関係を示し、第3図(b)はたわみ量と立上り時間
との関係を示す曲線図である。
立上り時間は短い程機械の性能として良いことになるの
で、ローラの中央部分のニップ巾をとるためにローラの
剛性を大きくすることはできない。
本実施では、前述の如く、加圧ローラ3の内部に加圧軸
4を設け、これにより加圧ローラ6の中間部分に設けた
2個の軸受5を介して加圧力を加圧ローラ3から定着ロ
ーラ1に伝える方法を採用している。このようにすれば
、軸受5の二点で加圧力を加えるので、第4図に示す如
く、定着ローラ1はたわむが加圧ローラろはたわまず、
従って定着ローラの肉厚が薄くても定着に必要なニップ
巾を得ることができ、良好なニップ分布を達成すること
ができる。
ところで、複写機の扱う用紙のサイズが大きくなり、定
着装置のローラの全長が例えば1,000mmにもなっ
た場合は、ローラ自体の振れの影響も無゛視できなくな
る。
第5図は、加圧ローラろに0.2關位の振れがある場合
に、加圧位置(ム印)を変えたときの加圧ローラ6の%
回転ごとのニップ幅の分布を示す。
本実施例の場合、加圧ローラ6の全長は1ooomm位
になるので、加圧ローラの振れを考慮に入れる必要があ
る。第5図(a)は加圧ローラ6の中央部を加圧した場
合である。この場合には加圧ローラ6の振れの影響によ
り、ニップ分布は回転角度によって大きく変化している
。特に、角度によっては中央部分のニップ巾が端部より
大きくなっているので、中央部の搬送速度が両端部より
速くなり紙しわが発生する問題が生ずる。第5図(b)
乃至(d)は加圧位置をローラ端部から全長りの%乃至
見にした場合を示す。これらの場合には、ニップ分布が
角度により大きく変らず、振れの影響が少なくなってい
る。又、ニップ巾が中央部より両端部で大きくなってい
るので、中央部より両端部で搬送速度が速くなり、この
結果紙しわを伸ばす効果が生ずる。第5図(c) l 
(d)のニップ分布の場合には、定着ローラ自体をつづ
み形にしたときに生ずる縦方向のしわを伸ばすつづみ効
果と同様の効果が得られる。しかし、その速度差があま
り大きくなると用紙の種類によっては、そのストレスに
より用紙の後端が跳ね上り、未定着画像が定着入口ガイ
ド板に擦られて画像が乱れたり、肋骨シワが出る等の問
題が発生する。なお第5図(d)の場合には中央部分で
ニップ巾が少なくなっているが実用上許容できる範囲で
ある。以上の観点から、2個の軸受5は両端部から14
L乃至%Lの範囲が望ましいといえる。なお、以上に於
て、定着ローラ1の振れは考慮していない。それは、振
れが問題にならない程度の加工精度が得られるからであ
る。但し、定着ローラに振れが生じた場合にも、ニップ
分布は前記と同様の傾向になる。
以上の如く、加圧ローラの円筒内面を2個所で押圧して
定着ローラを加圧することにより、ローラの肉厚を薄く
することができるので立上り時間を短縮することができ
、又、その加圧位置を上述の範囲に設けたことによりニ
ップ分布に対するローラの振れの影響を少なくすること
ができる。
ところで、上記実施例の装置では、加圧軸4に設けられ
る2つの押圧部材として金属製のボールベアリングを用
いた場合は、定着ローラ1から加圧ローラ芯金3−1に
伝えられた熱は軸受けを介して加圧軸4に伝達されるた
め、押圧部材、すなわちボールベアリングが当接する付
近の加圧ローラ6の表面温度がその近傍の温度に較べて
、例えば5°C程度低下し、定着ムラを惹起する原因と
なる。
この問題を解決する手段としては、加圧軸から加圧ロー
ラ芯金内面に押圧力を伝達する押圧部材を断熱性材料で
形成すればよい。
第6図及び第7図はそのようにした実施例の押圧部材の
近傍の構成を示す図である。
この実施例では、押圧部材8は軸受9とは別個の部材と
して設けられている。軸受9は滑り軸受として構成され
、押圧部材8は軸受9の外周部と加圧ローラ芯金6−1
の内周面との間に環状の部材として断熱性制料で作られ
たものが取付けられている。
押圧部材8は、断熱性を有するのみならず、耐熱、耐摩
耗性を有する。さらに、その材料は例えば樹脂にカーボ
ン粒子を混合して導電性を向上した導電性樹脂が使用さ
れている。
この装置は、以上の如く構成されているので、コピー時
、定着ローラ1から加圧ローラ6に伝達された熱は、従
来の如く押圧部材8を介して加圧軸4に伝達されること
はなく、押圧部材に接する部分の加圧ローラ表面温度が
その近傍の表面温度より低下することは防止される。
加圧ローラ6は帯電するが、押圧部材には断熱性はある
が導電性材料が使用されているので、静電気はアースに
落され、転写紙が静電気により加圧ローラに巻伺いてジ
ャムになったり、画像が散ったりすることは防止される
しかし、加圧軸402個所に設けられる押圧部材8が軸
受9に嵌合する孔以外に孔のない中実部材である場合は
、2つの押圧部材の間の芯金6−1と加圧軸4との間の
空間は空気の流通がなく、経時的に熱がこもり、押圧部
材8の外側の空間との間に例えば5℃程度の温度差を生
じ、加圧ローラ表面の温度ムラ、ひいては定着ムラをも
たらす結果となる。
上述の問題点を解決し、加圧ローラ表面温度の不均一を
極力少なくし、これに起因する定着ムラを改善するには
、2つの押圧部材8に、両押圧部材間空間をその外側空
間に連通させる通気口を設ければよい。
この通気口を第8図及び第9図に示す如く、押圧部材8
の内周部と外周部との間にねじれた翼形断面のステー8
bを設けた環状の開口8aとすれば、2つの押圧部材の
間の加圧ローラ芯金6−1の内周面と加圧軸4の外周面
との間の空間は押圧部材8の外側の空間と連通し、しか
も定着時加圧ローラろが回転すると、ねじれたステー8
bは送風機のブレードとなって送風し、押圧部材8間の
空気の滞留はなくなり、加圧ローラの温度は均一になり
、定着ムラは防止される。
第1図及び第2図に示す実施例では加圧ローラ6の加圧
力の方向と直角方向の位置決め手段として、加圧ローラ
芯金両端部にすべり軸受6を介して位置決めスリーブ7
を挿入し、スリーブ7に設けた凸部7−1及びガイドシ
ュー64を本体側板66の切欠き溝に移動可能に嵌合さ
せている。
第10図はこの方法により加圧ローラ6を本体側板33
に取付けた状態を示す断面図である。さて、複写機など
が運転待機中又はコピー中の場合、定着ローラ1の表面
温度は150乃至190℃になり、これに伴い加圧ロー
ラ6の表面温度も50乃至150°Cになる。この場合
、加圧ローラ6の芯金3−1自体も最高150℃の温度
になる。従って、第10図の如き支持方法では熱伝導率
の低い材料を用いない場合には、加圧ローラ芯金3−1
から軸受6、スリーブ7を介する側板66への熱の逃げ
により熱効率の低下が起り、又、機械内の他のユニット
へ熱が伝わりこれらに悪影響を及ぼす。そこで、すべり
軸受6を熱伝導率の低い材料例えば樹脂で構成するのが
よい。
あるいは、第11図に示す如く、スリーブ7を断熱性樹
脂とし、加圧ローラ6との間に金属・製軸受6 a (
ステンレス製ニードルベアリンク)全配置する。しかし
、この場合には、スリーブ7の樹脂の熱膨張係数が軸受
6、加圧ローラ1芯金6−1の熱膨張係数より大きいた
め、間隙が充分でない場合は、運転時にスリーブ7が膨
脹し軸受負荷が増加し、加圧ローラ6の回転不良ないし
不能、定着ローラ1との間でスリップするなどの不具合
が発生する。このため、熱膨脹を考慮してスリーブ7の
直径を小さくすることはできるが、前述の如く温度変化
の範囲が広いのでかなりの間隙を設け5る必要があり、
位置決め精度が低下する。
この問題については、第10図に於て、すべり軸受6を
熱伝導率の小さい材料で構成することにより解決するこ
とができる。即ち、滑り軸受6の熱云導が少ないためス
リーブ7の感度が余り高くならないからである。好適な
実施例としては、すべり軸受6を断熱性のある耐熱・耐
摩性樹脂で構成し、スリーブ7を鉄系、焼結合金製とす
るのがよい。この結果、加圧ローラ6の芯金6−1、す
べり軸受6及びスリーブ7の熱膨張係数はそれぞれ、β
1=23.9X10  、β2=5X10−5、β3=
11.9X10  でβ3≦β1≦β2の関係になる。
このような構成にすると、樹脂製のすべり軸受6はある
程度膨張すると加圧ローラ3の芯金でホールドされ膨脹
が抑制されるが、内側のスリーブ7の熱膨張係数β2が
最小でかつ温度上昇も少ないため、軸受6とスリーブ7
の間の軸受面で回転不良になることがなく、クリアラン
スを小さく規制することができ位置決め精度を向上する
ことができる。
第10図及び第11図の構造に於ける温度変化によるそ
れぞれの熱膨脹の状態を第12図及び第16図に示す。
第16図では、ベアリング6の内径Aよりも樹脂スリー
ブ7の外径Bの熱膨脹が大きいため温度上昇によりP領
域でロックが生じ、これを防止するには樹脂スリーブ7
の外径をB/の如く初めから小さくしておく必要があり
、この場合にはQ領域でベアリングに遊びが発生してい
る。これに対し第12図では、樹脂製軸受乙の外径は加
圧ローラ芯金6−1の内径Cでホールドされるが、スリ
ーブ7の外径りの熱膨脹が小さいため、温度上昇しても
軸受6の内径C′がスリーブ7の外径りより大きく、ロ
ックは生じていない。
なお、本実施例では軸受6の樹脂中にカーボン粒子を混
入し導電性を向上している。加圧ローラ6はゴム層6−
2を有するので、回転時のはく離放型により帯電してく
るため、この作用として転写紙が静電気により加圧ロー
ラ6に貼り付いて巻きつきを起しジャムの原因になるが
、すべり軸受乙の導電性を向上すればジャムを低減する
ことができる効果がある。
さて、加圧ローラを押圧する軸受けを2個設けた構成の
本発明のヒートローラ定着装置では、その軸受けによる
加圧位置を変化させることによって、定着ローラがつづ
み形でなく、直円筒であっても、定着ローラをつづみ形
にした時に現われるつづみ効果が得られ、しかも、軸受
けの位置によって、その効果が変化することを先に説明
じた。
このことより、定着ローラをつづみ形にした構成では、
装置の使用条件によって多才避けられなかった欠点、す
なわち紙質によってつづみ効果に伴うストレスにより用
紙後端が跳ね上ったり、小サイズ紙を連続通紙した場合
に非通紙領域でローラが膨張してつづみ効果が過剰とな
り肋骨シワを生じたり、長尺サイズの用紙を通紙した場
合ストレスによる歪みが蓄積して用紙がバタついたり、
シワが発生する等の欠点は、本発明によれば加圧軸を軸
支する軸受けの位置を装置の使用条件に応じて変化させ
ることにより、つづみ効果を増減させることにより容易
に回避することができ、最適の搬送性能が得られるつづ
み効果の量を任意に選ぶことができる。
第5図(a) t (b) t (e) S (d)に
示す軸受の位置を夫々ポジション■、ポジション■、ポ
ジション■、ポジション■とすれば、つづみ効果の量は
、ポジション■〈ポジション■くポジション■〈ポジシ
ョン■の関係になっている。
したがって、装置の使用条件、たとえば使用する紙の種
類、サイズ、連続コピー枚数、機械の使用時の渦湿度に
応じて、シワの発生がなく、後端のカールを生じない最
適のつづみ効果が得られるポジションを操作者が指定す
ることにより、軸受を指定のポジションに変位させるよ
うにすればよい。
第14図乃至第17図は軸受を変位させる手段の1例を
示す図である。この例では、加圧軸4は中空円筒として
形成され、その内部に加圧軸と同軸的に加圧軸に対して
回動自在にシャフト15が設けられている。シャフト1
5には中心点を対称に2個所にある範囲に亘ってねじ方
向が逆になるようにねじ17S、17が切られている。
ねじ16゜17には夫々送りナツト18が螺合している
。加圧軸4には、シャフト15の上記のねじの範囲に対
応して図に示す如く上下2個所に長孔19が設けられ、
加圧軸4の外周面に沿って軸方向に摺動自在に設けられ
た上下に悦分割されたに′アリフグホルダー20の内面
に突設された突起20aが貫通し、この突起20aはさ
らに、送りナツト18の外周面に設けられた凹み18a
に係合している。
ベアリングホルダー20の外側にはボールベアリング5
の内輪の内面が嵌合しており、外輪の外面は加圧ローラ
6の芯金3−1の内周面に当接している。
したがって、シャフト15を回転させることにより、そ
の回転方向に応じて送りナツト18は軸の中央から遠ざ
かる方向あるいは接近する方向に移動し、ベアリングホ
ルダー20を介してボールベアリング5も一体的に軸の
中央から離れる方向に、あるいは接近する方向に移動す
る。
加圧ローラ3内のシャフト15の一端には、第17図に
示す如くプーリ21が固定されタイミングベルト22を
介してパルスモータ26により回転可能となっている。
シャフト15の他端にはギヤ24が固定され、これに噛
合うギヤ24′と一体的に設けられた遮光板25により
遮光されて軸受けがホームポジションにきたこと及びオ
ー/% +ランしたことを検知するホームポジションセ
ンサ26及びオーバーランセンサ27が設けられている
。コピー終了時は・ξルスモータ23により軸受けはホ
ームポジションに戻され、ホームポジションセンサ26
により停止し、その位置に保持される。なお、遮光板−
回転分が軸受のストローク距離になっているので、途中
で電源が切られてもホームポジションに復帰することが
できる。コピー開始に先立ち、条件に応じた軸受のポジ
ションを操作者が操作部に設けたボタン等により指定す
れば、ノξルスモータ26はホームポジションからその
ポジション迄軸受を変位させるためのシャフト15の回
転数に対応するパルス数だけ回転し停止する。オー・2
−ランセンサが検知するとモータは逆転する。
上記の軸受のポジションを操作者が操作部に設けたボタ
ン等により指定する代りに、記録装置の使用条件を操作
者が入力するか自動的に検知する手段を設け、この手段
により入力されるか検知された使用条件の検知信号に基
き自動的に上記の軸受の位置を制御するようにすること
も可能である。
その場合は、装置の雰囲気の温度、湿度検知センサを設
け、又転写紙のサイズ、転写紙の紙質、連続コピー枚数
を操作者が指定するか、自動的に検知して、その信号が
CPUに入力され装置の使用条件に適応した軸受のポジ
ションが選択される。
第18図はそのフローチャートである。図を見ればその
フローは明瞭であるから詳しくは説明しない。要するに
、用紙サイズが定形か否か、湿度が例えば65%以上か
否か、紙質が例えばトレーシングは−パのような特殊紙
であるか否か、幅の狭い小サイズ紙を100枚以上連続
コピーするか否かのデータからあらかじめ設定されたプ
ログラムに従ってポジション■、■、■、■のいずれか
が選択される。
なお、この例ではマニュアルモードを設けて、操作者が
取扱説明書の指示又は自分の経験に基づく判断により、
人為的にポジションを設定することもできるようになっ
ている。
以上の如く、軸受の位置を変位させることにより、従来
定着ローラのつづみ形により一意的に定まっていたつづ
み効果の量を、装置の使用条件に合せて副作用のない量
にすることができ、用紙のシワや後端跳上りを防止し、
搬送性を改善することができる。
効  果 以上の如く、本発明によれば、広巾の定着装置に於て、
ローラの肉厚を薄くすることができるので立上り時間を
短縮することができ、又、ニップ分布に対するローラの
振れの影響を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例である定着装置のローラ部の斜
視図、第2図は定着装置の側面図、第3図fa)はロー
ラ芯金肉厚によるローラのたわみ量と立上り時間の関係
を示す曲線図、第6図11b)はたわみ量と立上り時間
の関係を示す曲線図、第4図はローラ部のニップ分布を
示す曲線図、第5図は加圧ローラに振れがある場合の加
圧位置によるニップ分布を示す曲線図、第6図は本発明
の他の実施例の加圧ローラ押圧部材近傍の構成を示す側
断面図、第7図は第6図中の■−■線による断面図、第
8図は更に他の実施例の加圧ローラ押圧部材近傍の構成
を示す側断面図、第9図はその断面図、第10図及び第
11図は夫々加圧ローラを本体に取付ける部分の構造の
例を示す断面図、第12図及び第16図は第10図及び
第11図の構造におけル幅度変化による軸受等の熱膨張
の状態を示す曲線図、第14図は加圧ローラ押圧部材の
軸方向の位置を調整可能とした構造を示す側断面図、第
15図はその一部上面図、第16図はその断面図、第1
7図はその調整機構を示す斜視図、第18図はその調整
を自動的に行なう場合のフローチャート、第19図は従
来のヒートローラ定着装置の一例の概略構成を示す斜視
図、第20図はその断面図である。 1・・・定着ローラ     2・・・ヒータ(熱源)
3・・・加圧ローラ    4・・・加圧軸5・・・軸
受(環状押圧部材) =25− (S い− 第9図  。 8日 ゝく1   σ)1 (Y)   曽   ト W9蜀i 出9癲i

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  内部にヒータを有する中空円筒より成る定着ローラと
    、これに圧接し外周に耐熱性ゴム層を有し、内部に加圧
    軸を有する中空円筒より成る加圧ローラとより成り、上
    記の加圧軸には軸受けを介して、加圧ローラの円筒内面
    を押圧する環状押圧部材を有する静電記録装置のヒート
    ローラ定着装置において、上記の環状押圧部材が2個設
    けられており、上記2個の押圧部材の加圧ローラ各端面
    からの距離Sが、ローラの長さをLとした場合 L/5≦S≦2L/5 の範囲にあることを特徴とする定着装置。
JP21061788A 1987-12-11 1988-08-26 ヒートローラ定着装置 Pending JPH01250979A (ja)

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US07/282,258 US4942434A (en) 1987-12-11 1988-12-09 Fixed roller for an electrostatic image recorder

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