JPH01250454A - 二重構造多孔質編物 - Google Patents

二重構造多孔質編物

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JPH01250454A
JPH01250454A JP7343888A JP7343888A JPH01250454A JP H01250454 A JPH01250454 A JP H01250454A JP 7343888 A JP7343888 A JP 7343888A JP 7343888 A JP7343888 A JP 7343888A JP H01250454 A JPH01250454 A JP H01250454A
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knit
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fibers
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清 本間
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明 西村
Noriko Noda
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は二重構造多孔質編物に関し、さらに詳しくは、
サンドインチ構造材における多孔質芯材や、多孔質の繊
維/樹脂複合材料を製造する際の中間基材として用いて
有用な二重構造多孔?f′dA物に関する。
(従来の技術) 従来、中心部が中空状態にある多孔質三次元構造体とし
ては次のようなものが知られている。すなわち、シート
状の布帛基材を波形状または凹凸形状に成形し、この両
面にシート状の平滑な外装基板を接着して中心部に空隙
を形成した構造のものである。また、特開昭5(1−2
9652号公報に開示されているように、2枚のWm物
の間を渡し糸で連結して成る二重編織物に樹脂を含浸せ
しめたのちこれを硬化して中心部に空隙を形成した構造
のものもある。
(発明が解決しようとする課題) 上記した従来の構造体のうち、前者のものはその製造方
法が煩雑であると同時に、布帛基材とその両面の平滑な
外装基材との間の融着状態は点状または線状接着となっ
て接着面積が少なくなるため、両者間の剥離強度は小さ
いという問題がある。
また、後者の構造体の場合、編成または繊成の過程にお
ける使用繊維の毛羽発生や糸切れが多発し、その生産効
率および品質が著しく低下するという問題がある。それ
に、樹脂を含浸する際に、構造体の内部に含浸せしめる
樹脂量を調節する、すなわち、構造体の空隙率をil1
節することが著しく困難であり、軽量かつ均質な多孔質
三次元構造体を安定して製造することに難点がある。
本発明は、上記した問題を解消することができる新規な
構造の二重構造多孔質編物の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段、作用) 上記した目的を達成するために、本発明の二重構造多孔
質編物は、所定の融点を有する熱可塑性繊維と前記融点
より高い融点を有する耐熱性繊維または非溶融繊維とか
ら成る混繊複合糸が熱可塑性繊維でカバーリングされて
いる糸状体を用いて編成された編目列を有する編地が互
いに対向し、かつ前記編地間は編地の編目列が厚み方向
に編糸によって連結されていることを構成上の特徴とす
る。
以下に本発明の二重構造多孔質編物を例示した図面に基
づいて詳細に説明する。第1図は本発明編物の全体構造
を示す斜視図であり、第2図は本発明編物の両面に位置
する編地および編目列間における編構造を示す図である
まず、本発明の編物は2枚の編地l、2が互いに対向し
て配置されてそれぞれを上下の面とし、両者間が編糸3
によって連結されている構造体である。
図において、編地l、2はいずれも後述する糸状体1a
、2aを用いて編成されており、たとえば矢線p方向に
展開していく互いに平行な複数列の編目列1b、2bを
有している。
すなわち、第2図に示したように、編目列1b(または
2b)により鎖編目に組織されている。この場合、編地
1.2のiumは格別限定されるものではないが、図示
したようなタプルラッセル編地のそれであることが好ま
しい。また、ダブルラッセルによるメツシュ組織やその
他の変形組織であってもよく、さらに、二針床を有する
緯線構造であってもよい。
編地1.2に配列し互いに隣接する編目列1b、2bは
同じく後述する糸状体から成る挿入糸1°a、2+aに
よって各編地の面内で連結されている。そして、対向す
る編地1.2のそれぞれの編目列1b。
2bの間は、後述する編糸3によって厚み方向に連結さ
れ、全体は編地1.2を対向面とする二重構造になって
いる。このときの編地lと編地2との間隔tは編物の全
面に亘って略一定となっている。そしてこの間隔tは、
編成時の編機の2列の針床間隔を調整して適宜法められ
るが、本発明においては4〜15−であることが好まし
い。
本発明の編物は、その空隙率が80〜98%に設定され
ることが好ましい、空隙率が80%未満の編物の場合は
、重量が増大し、軽量化効果が損われるようになり、ま
た98%を超える場合は編物全体の圧縮強度が低くなる
からである。さらに好ましくは、85〜95%である。
この空隙率は、用いる糸状体の太さ、編地を得るための
編機のゲージおよび針糸間隔、編成密度、組織の選択の
ような因子を適切に選定し、組合せることにより上記範
囲に設定することができる。
以上のような編物を製造するに当っての好適例として、
糸状体1a、2aおよび編糸3をダブルラッセル編機で
編成するための組織の1例壱うッピング駒で表示して表
−1に示した。
表−1 表1において、ガイドNα2、ガイド阻4はいずれも経
方向に編目列を形成する鎖編で、ガイドkl、ガイドに
5が各編目列の緯方向の連結を行なうための挿入組織で
あり、ガイド随3は編地1.2の各編目列1b、2b間
を連結するための組織である。
このようにして編成されている本発明の編物は柔軟であ
る。そして、これから多孔質の三次元構造体を製造する
際には、この編物に後述するような加熱処理が施される
さて、本発明の編物を構成する糸状体1a(またはlb
)は、第3図にその斜視図を示したように、混繊複合糸
11と、これをカバーリングするカバーリング糸12と
から成る。
混繊複合糸11は、所定の融点(T、とする)を有する
複数本の熱可塑性繊維11aと、T、より高い融点(T
 tとする)を有する複数本の耐熱性繊維または非溶融
繊維11bとの2種類の繊維を、たとえば、エア混繊ま
たは引揃え混繊して構成されている。撚が加えられてい
てもよい。
この混繊複合糸11に、T1以上でかつT2未満の温度
(Tとする)の加熱処理を施すと、2種類の繊維11a
、llbのうち後者の繊維11bは熱的変化が小さいが
、しかし前者の繊維11aは熱収縮しかつ熔融する。そ
して、この繊維11aの融液は複数本の繊維11bの間
に含浸された状態でそのまま樹脂化する。すなわち、こ
の混繊複合糸11においては、それが温度Tに加熱され
ることにより、繊維11bのそれぞれが互いに繊維11
aの構成樹脂で結着され強固に一体化されて全体の強度
が向上するのである。
糸状体の他の要素であるカバーリング糸12は、好まし
くは、融点(T3とする)が前記T、より高くかつT!
未満である熱可塑性繊維から成る。
カバーリング糸12は混繊複合糸11の繊維群を束ねる
ことにより編機にかけたときの糸状体の編成性を向上せ
しめる。またそれのみではなく、前記した加熱処理時に
生起する熱可塑性繊維11aの熱収縮に伴って発生する
熱収縮応力により繊維11bの配列が乱れて編物全体の
編目が乱れるという不都合を防止する機能も果す。
カバーリング糸12の融点T、がT、<T、<T2の関
係にあるほうが好ましいとする理由は、そのような関係
におくと、加熱処理時に融点T。
の熱可塑性繊維11aが熱収縮して溶融する過程ではこ
のカバーリング糸12の熱的変化が小さく、繊維群全体
を束ねる機能は消失していないので、混繊複合糸11の
乱れ、すなわち糸状体の乱れを減少することができるか
らである。このときの、T、とT、の差は10〜30°
Cであることが好ましい。なお、混繊複合糸11の熱可
塑性繊維11aとして、熱収縮率または熱収縮応力が小
さい繊維を用いれば、前記した糸状体の乱れを一層減少
せしめることができて好適である。
混繊複合糸11における繊維11aと繊維11bの混率
は、得られた最終の多孔質三次元構造体の外観と機械的
強度に大きな影響を与えるが、本発明にあっては、その
混率は繊維11bが全体の20〜60%を占有している
ような状態であることが好ましい。繊維11bの混率が
20%未満の場合には、加熱処理の過程で繊維11aの
熱収縮が支配的となり混繊複合糸は変形し易すくなり、
また混率が60%を超える場合は、繊維11aの融液が
繊維11bの間に充分含浸せず、その結果得られた構造
体の強度は低下するからである。
本発明の編物の製造に用いる糸状体を構成する繊維の組
合せは、この編物に上記したような加熱処理を施して多
孔質の構造体にするときの適用温度によって規定される
。一般に、融点がT1の熱可塑性繊維としては、ポリア
ミド繊維やポリエステル繊維等をあげることができ、融
点T2の耐熱性繊維としてはアラミド繊維やガラス繊維
、また非溶融繊維としては炭素繊維等をあげることがで
きる。そして融点T、のカバーリング糸としては、選定
した融点T、の熱可塑性繊維との関係で、好ましくはT
I <T、を満足する熱可塑性繊維を適宜に選定すれば
よい。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明の二重構造多孔f
fW物は、所定の融点を有する熱可塑性繊維と前記融点
より高い融点を有する耐熱性繊維または非溶融繊維とか
ら成る混繊複合糸が、好ましくは前記熱可塑性繊維の融
点よりも高くかつ前記耐熱性繊維の融点よりも低い融点
を有する熱可塑性繊維でカバーリングされている糸状体
を用いて編成された編目列を有する編地が互いに対向し
、かつ前記編地間は編地の編目列が厚み方向に編糸によ
って連結されていることを特徴とするので、厚みが均一
でかつ圧縮強度の大きい多孔質な三次元構造体を得るこ
とができる。そして三次元構造体の製造に関しては、本
発明の編物に所定の加熱処理を施すのみで均一な樹脂含
浸が行なわれたと同等の効果が得られるため、その生産
効率は高い。
また、糸状体において、その混繊複合糸が熱可塑性繊維
でカバーリングされているので編物への編成性は良好で
かつ樹脂含浸性も向上する。
更に、本発明の編物を芯材に用いる場合、その両面は規
則的な編目列が多数配列しているので全体の接着面積は
大きく、接着された外装基材の剥離現象は解消する。
そしてまた、加熱処理前の本発明編物は極めて柔軟性に
富むため複雑な曲面に沿わせることができる。それゆえ
、加熱処理時に種々の形状の型を用いることにより複雑
な形状の三次元構造体にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の二重構造多孔質編物の全体を例示する
斜視図、第2図はその編構造図、第3図は本考案編物の
編成に用いる糸状体の斜視図である。 1.2−W地、la、2a−糸状体、lb、2b・・・
編目列、1 ’a、  2 ’a・・・挿入糸、3・・
・編糸、ll・・・混繊複合糸、lla・・・熱可塑性
繊維、llb・・・耐熱性繊維または非溶融繊維、12
・・・カバーリング糺 出願人  東 し 株 式 会 社 代理人  弁理士  長 門 侃 二

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 所定の融点を有する熱可塑性繊維と前記融点より高い融
    点を有する耐熱性繊維または非溶融繊維とから成る混繊
    複合糸が熱可塑性繊維でカバーリングされている糸状体
    を用いて編成された編目列を有する編地が互いに対向し
    、かつ前記編地間は編地の編目列が厚み方向に編糸によ
    って連結されていることを特徴とする二重構造多孔質編
    物。
JP7343888A 1988-03-29 1988-03-29 二重構造多孔質編物 Expired - Lifetime JPH0621404B2 (ja)

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