JPH01249877A - 放射線硬化性粘着テープ - Google Patents

放射線硬化性粘着テープ

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JPH01249877A
JPH01249877A JP63076185A JP7618588A JPH01249877A JP H01249877 A JPH01249877 A JP H01249877A JP 63076185 A JP63076185 A JP 63076185A JP 7618588 A JP7618588 A JP 7618588A JP H01249877 A JPH01249877 A JP H01249877A
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JP
Japan
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adhesive
radiation
layer
tape
compound
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JP63076185A
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English (en)
Inventor
Shinichi Ishiwatari
伸一 石渡
Michio Kamiyama
上山 倫生
Hiroyuki Nakae
中江 博之
Isamu Noguchi
勇 野口
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、シリコンやガリウムヒ素などの半導体用ウェ
ハの加工及びセラミックスやガラスの精密加工において
使用する放射線硬化性粘着テープに関する。
(従来の技術) 従来、半導体ウェハを素子小片に切断分離するダイシン
ク加工を行なうにあたり、半導体ウェハをあらかじめ粘
着テープに貼付けて固定した後、このウェハを回転丸刃
により素子形状に沿って切断し固定用粘着テープを放射
状に延伸することによって素子固定粘着力を若干低下さ
せて、一つ一つの素子を粘着テープ上よりピックアップ
し、その直後にダイにマウントするタイレフトピラフア
ップ方式かとられていた。
上記方式では、回転丸刃を用いての半導体ウェハ切断時
に回転丸刃の冷却と切断屑の除去を目的として、2kg
/crn’程度の水圧下に洗浄水を回転丸刃と半導体ウ
ェハに放水する。このため、ダイシング加工時の素子固
定粘着力は回転丸刃による切断衝撃力に耐えると同時に
、この水圧に耐え得るだけの力か必要とされ、この意味
ては粘着力は強ければ強いほど良い。しかし、この素子
固定粘着力か強過ぎると、粘着テープからの素子のピッ
クアップか困難となる。すなわち、このダイシンク加工
時とピックアップ時それぞれの素子固定粘着力を素子小
片の大きさに合せて制御しなければならず、従って粘着
テープの粘着力を素子小片の大きさに合わせて設定する
必要かある。また、近年の集積度か増大したLSI用の
素子のように25mm’あるいはそれ以上の大きさのも
のでは一つ一つの素子固定粘着力か大きくなって、逆に
粘着テープからのピックアップが困難となり上記のダイ
レクトピックアップか適用てきないという問題が生じて
いる。
この問題を解決するため、放射線、例えば紫外線のよう
な光、または電子線のような電離性放射線を透過する支
持体と、この支持体上に塗工された放射線照射に、より
硬化する性質を有する粘着剤層とから成る半導体ウェハ
固定用粘着テープにより、タイシング加工時の素子固定
粘着力を強粘着とし、半導体ウェハを素子小片に切断分
離後、支持体側より放射線照射を行ない放射線硬化性粘
着剤層を硬化させて、素子固定粘着力を大幅に低下させ
素子小片の大きさに関係なく、例えば25mm’以上の
大きな素子であっても容易にピックアップすることか出
来るようにした半導体ウェハ固定用粘着テープか提案さ
れている。
これらの提案は放射線透過性の支持体上に放射線硬化性
粘着剤を塗工した半導体ウェハ固定用粘着テープてあっ
て、その粘着剤中に含まれる放射線硬化性化合物を放射
線照射によって硬化させ粘着剤に三次元網状化構造を与
えて、その流動性を著しく低下させ、その結果素子固定
粘着力を著しく低下させる原理に基づくものである。こ
のような粘着テープとしては、特開昭60−19695
6号、特開昭60−201642号、特開昭61−28
572号、特開昭62−10180号などに開示された
ものかある。
(発明か解決しようとする課題) 紫外線など放射線との反応性粘着テープにおいては、他
の非放射線性粘着テープに比較して非常に多くの特性を
バランスさせて回持に満足させることか要求されるのが
常である。具体的には、■紫外線など放射線透過性、■
粘着剤との強固な接着性、■切断、研削、研磨などの加
工工程にて受ける外力に酎えうる機械的強度、■紫外線
など放射線照射や加工工程にて受ける発熱により変形や
クルジを生しないこと、■シリコンウェハなど被加工物
に対する汚染の原因となる添加剤や不純物を含まないこ
と、■耐エツチング性を有すること、などである。
ところか、従来提案されている放射線硬化性粘着テープ
においては単一構成のフィルムからなるものか用いられ
、上記のような多数の要求特性を高度に満足させること
はてきなかった。したかって、いくつかの要求特性の満
足を犠牲にせざるを得なかった。そのため現実のウェハ
加工工程に供してみるとき、製品の歩留りを低下させる
要因となっていた。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、放射線硬化性粘着テープに要求される品
持性を全て満足させる方法を検討した結果、基材フィル
ムとして、異種の、2層以上の構成層からなる多層フィ
ルムを用いることにより、優れた特性の粘着テープを実
現できることを見出し本発明に至った。
すなわち本発明は、少なくとも2層以上の、異種の構成
層を有する多層フィルムからなる放射線透過性の基材上
に、アクリル系粘着剤100重量部と、炭素−炭素二重
結合を有する化合物5〜500重量部とを含有する放射
線硬化性粘着剤層を形成してなることを特徴とする放射
線硬化性粘着テープを提供するものである。
なお、ここで放射線とは紫外線のような光線、または電
子線などの゛心敲性放射線をいう。
本発明の多層フィルムの構成層のそれぞれは、このよう
なテープに要求され、かつ互いに異なる特性を有する。
例えば少なくとも一層は、要求される機械的性質(剛性
、強度、伸びやすさ、軟らかさなど)を付与することを
主たる役割とする構成層てあり、また、少なくとも他の
一層は粘着剤との強固な接着性を付与することを主たる
役割とする構成層である。
本発明に使用される放射線透過性基材としてはプラスチ
ック、ゴムなどが好ましく用いられ、放射線を透過する
限りにおいて特に制限ざ、l]ない。
たたし紫外線照射にて放射線硬化性粘着剤を硬化させる
場合には、この基材としては光透過性の良いものを使用
する必要かある。本発明においては、基材フィルムを構
成する少なくとも一層は、前述したように機械的性質を
付与することを目的とするがこの構成層にて使用しつる
ポリマーの例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン
、エチレン−プロピレン共重合体、ポリブテン−1、ポ
リ−4−メチルペンテン−1、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレ
ン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸
共重合体、アイオノマーなとのα−オレフィンの単独重
合体または共重合体あるいはこれらの混合物、ポリ塩化
ビニル、塩化ビニル−エチレン共重合体、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体などの塩化ビニル系単独重合体あるいは共重
合体、フッ化ビニル−エチレン共重合体、フッ化ビニリ
デン−エチレン共重合体、FEP、PFAなとのフッ素
系ポリマー、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボ
ネート、ポリメチルメタクリレート等のエンジニアリン
グプラスチックかあげられる。この構成層の厚さは通常
10〜500gm、好ましくは30〜300ルmである
また本発明において、多層フィルムを構成する他の一層
は、前述したように、粘着剤との強固な接着性を付与す
ることが主たる目的とするものであり、この層を構成す
るポリマーとしては、いわゆる接着性のポリマーであり
、具体的には、α−オレフィンの共重合体である。具体
的には、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ア
クリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸メチル
共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、アイオノマ
ーなと′である。
この接着層の厚みは2〜50gmである。その接着層表
面は粘着剤との接着を強固にするために、コロナ処理、
アンカー処理などにより表面を改質することが好ましい
。多層フィルムの接着層となる表面の側の表面張力は4
0ダイン/crrf以上、好ましくは45ダイン/ct
r1以上か望ましい。
本発明において基材として用いられる多層フィルムの構
成例は、機械的性質を付与する層(A層という)に粘着
剤との接着性を付与する層(B層という)を積層した構
成、A層の両面にB層を積層した構成、A層とB層を交
互に2層以上植層した構成なとである。これらの構成に
おいて、さらにA層とB層の接着性を高めるためにその
中間に接着剤を介在させることもある。
本発明に用いられるアクリル系粘着剤はアクリル酸又は
メタクリル酸のエステルを主な構成単位とする単独重合
体またはアクリル酸又はメタクリル酸あるいはそのエス
テルあるいはその酸アミドなとおよびその他の共重合性
コモノマーとの共重合体またはこれら重合体の混合物で
ある。そのモノマーおよびコモノマーとしては例えばア
クリル酸もしくはメタクリル酸のアルキルエステル、例
えばメチルエステル、エチルエステル、ブチルエステル
、2−エチルヘキシルエステル、オクヂルエステル、グ
リシジルエステル、ヒドロキシメチルエステル、2−ヒ
ドロキシエチルエステル、ヒドロキシプロピルエステル
、およびアクリル酸もしくはメタクリル酸のアミドおよ
びN−置換アミド例えばN−ヒドロキシメチルアクリル
酸アミドもしくはメタクリル酸アミドなどがあげられる
これに必要に応じてポリイソシアネート化合物またはア
ルキルエーテル化メラミン化合物の如き架橋剤か配合さ
れたものを使用できる。
本発明において、炭素−炭素二重結合を有する化合物と
は、放射線重合性のモノマー、オリゴマー、ポリマーで
あり、例えばアクリレート、メタクリレート、シアヌレ
ート、イソシアヌレートなどである。具体例としては、
ジペンタエリスリトールへキサアクリレート、ウレタン
アクリレート系オリゴマーなとアクリレート系オリゴマ
ーなどのアクリレート、メタクリレート、ならびにトリ
ス−2−アクリロキシエチルイソシアヌレートなどのシ
アヌレートもしくはイソシアヌレート化合物である。
本発明においては、炭素−炭素二重結合を有する化合物
として、シアヌレート化合物もしくはイソシアヌレート
化合物を使用することか特に好ましい。紫外線照射後の
粘着力の低下割合か特に大きく、優れた紫外線硬化性粘
着剤が得られるからである。
このシアヌレートまたはイソシアヌレート化合物は、分
子内にトリアジン環またはイントリアジン環を有し、さ
らに放射線重合性の炭素−炭素二重結合を有する化合物
であり、モノマー、オリゴマーまたはこれらの混合物で
あっても差し支えない。トリアジン環またはイソトリア
ジン環を有する化合物は一般にへロシアン化合物、ジア
ニリン化合物、ジイソシアネート化合物などを原料とし
て常法の環化反応によって合成することかてきる。さら
にこのようにして合成された化合物に放射線重合性炭素
−炭素二重結合含有基、例えばビニル基、アリル基、ア
クリロキシ基もしくはメタクリロキシ基などを含む官能
基を導入してこの発明に使用される化合物が得られる。
本発明では上記の点景外はシアヌレートまたはイソシア
ヌレート化合物については特に制限はないかトリアジン
環又はイソトリアジン環に導入された炭素−炭素二重結
合含有基かいわゆる剛直な分子構造、例えば芳香環、異
部環基等を含まないものが好ましい。その理由はこれら
によって放射線重合性化合物に過度の剛直性を与えては
、この発明の粘着剤か放射線硬化によって過度に脆化す
るからである。したがって炭素−炭素二重結合とトリア
ジン環またはイソトリアジン環との間の結合基は原子の
自由回転性に富む基を含むことが好ましい。これらの基
を例示すれば、アルキレン基、アルキリデン基などの脂
肪族基なとてあり、これらには−〇−1−OCO−1−
COO−。
−NHCO−1−NHCOO−結合などを有していても
よい。なおこの結合基か一〇−を介してトリアジン環に
結合する場合には、この−〇−に結合する3つのアルキ
レン基、アルキリデン基などのうち少なくとも1つはそ
の炭素数は2以上がよい。
これらのシアヌレートまたはイソシアヌレート化合物の
具体例としては、2−プロペニル ジー3−ツテニルシ
アヌレート、2−ヒドロキシエチル ビス(2−アクリ
ロキシエチル)イソシアヌレート、トリス(アクリロキ
シエチル)イソシアヌレート、トリス(メタクリロキシ
エチル)イソシアヌレート、ビス(2−アクリロキシエ
チル)2− (5−アクリロキシ)へキシロキシエチル
イソシアヌレート、トリス(1,3−ジアクリロキシイ
ソプロピルーオキシカルボニルーn−ヘキシル)インシ
アヌレート、トリス(1−アクリロキシ−3−メタクリ
ロキシイソプロピル−オキシカルボニルアミノ−n−ヘ
キシル)イソシアヌレートなどか挙げられる。
本発明に用いられる上記シアヌレート化合物またはイソ
シアヌレート化合物の七ツマ−またはオリゴマーの繰り
返し単位当りの放射線重合性炭素−炭素二重結合の数は
通常少なくとも2個有するのか良く、より好ましくは2
〜6個が良い。この二重結合の数が2個未満ては放射線
照射により粘着強度を低下せしめるに十分な架橋度が得
られず、また6個を越えては放射線硬化後の粘着剤の脆
化を過度にすることかある。
本発明の放射線硬化性粘着剤中のシアヌレート化合物又
はイソシアヌレート化合物の配合量は通常上記アクリル
系粘着剤100重量部に対して5〜500重量部である
。この配合量か少な過ぎると放射線硬化性粘着剤の放射
線照射による三次元網状化が不十分となり、アクリル系
粘着剤の流動性阻止を制御することが出来ず、容易に素
子をピックアップすることが出来る程度に素子固定粘着
力が低下せず好ましくない。また逆にこの配合量か多過
ぎるとアクリル系粘着剤に対する可塑化効果が大きく、
ダイシンク時の回転丸刃による切断衝撃力または洗浄水
の水圧に耐え得るだけに十分な素子固定粘着力が得られ
なくなる。
なお本発明の放射線硬化性粘着剤には放射線硬化性化合
物として上記の化合物に、放射線硬化性の他の化合物例
えば脂肪族のポリオールのポリアクリレートまたはポリ
メタクリレートなどの1種以上を併用することがてきる
。これらの化合物を例示すれば、エチレングリコール、
ジエチレンクリコール、トリメチロールプロパン、1.
4−ブタンジオール、1.6−ヘキサンジオール、ペン
タエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ポリエチ
レングリコール(炭素数=3〜14)などのアクリル酸
またはメタクリル酸エステルなどまたはこれらのオリゴ
マーなとである。
なお本発明の粘着テープを紫外線照射によって硬化させ
る場合には、光重合開始剤、例えば、イソプロピルベン
ゾインエーテル、インブチルベンツインエーテル、ベン
ゾフェノン、ミヒラーズケl〜ン、クロロチオキサント
ン、ドデシルチオキサントン、ジメチルチオキサントン
、ジエチルチオキサントン、ベンジルジメチルケタール
、α−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトン、2−
ヒドロキシメチルフェニルプロパン等を併用することか
てきる。これらの内1種あるいは2種以上を粘着剤層に
添加することによって、硬化反応時間または紫外線照射
量か少なくても効率よく硬化反応を進行させ、素子固定
粘着力を低下させることか出来る。
さらに本発明に用いられる放射線硬化性粘着剤には必要
に応してタッキファイヤ−1粘度調整剤、界面活性剤な
どあるいはその他の改質剤および慣用成分を配合するこ
とができる。
本発明の放射線硬化性粘着剤層の厚さは、特に制限はな
いか、通常2〜50JLmとする。
(実施例) 以下本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明する。
実施例1 アクリル系粘着剤(2−エチルへキシル アクリレート
とエチル アクリレートとヒドロキシメチル アクリレ
ートとアクリル酸との共重合体)100重量部にポリイ
ソシアネート化合物(日本ポリウレタン社製、商品名コ
ロネートL)2.5重量部、イソシアヌレート化合物と
してトリス−4−アクリロキシ−n−ブチル イソシア
ヌレート60重量部および光重合開始剤としてα−ヒド
ロキシシクロへキシルフェニルケトン1重量部とを添加
し、混合して、放射線硬化性粘着剤を調製した。この粘
着剤を下記の構成の厚さ80μmの多層フィルムの片面
に上記粘着剤の厚さが20gmとなるように塗工し、加
熱乾燥して半導体ウェハ固定用粘着テープを得た。なお
、上記の多層フィルムは、3層の共押出多層フィルムで
あり、その構成は50JLmのポリブテン−1の主層の
両側に副層として、片面にエチレン−酢酸ビニル共重合
体(EVA共重合体)を厚さ10 gmで、他の片面に
同じ共重合体を201Lmの厚さで、形成させたもので
ある。副層の厚さ20pmのEVA共重合体の側をコロ
ナ処理して、この表面に粘着剤を塗工した。
上記半導体ウェハ固定用粘着テープに直径5インチの大
きさのシリコンウェハを貼付け、ダイシンク装置を用い
て5111×5■lのチップサイズにダイシングした。
この際、粘着テープに貼合するウェハの表面状態を井1
000仕上げ面の表面状態とした。紫外線ランプは高圧
水銀灯80 w / c mを用い、照射時間は10秒
間とした。
上記の粘着テープに固定した直径5インチのシリコンウ
ェハを光照射後ピックアップ試験を行なったところ、い
ずれのチップも問題なく容易にピックアップすることか
できた。
実施例2 厚さlooILmのポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルムの片面に、アイオノマー樹脂(三井・デュ
ポンポリケミカル■製、ハイミラン1652)を5層鉢
mの厚さに押出ラミネートして、総厚150pmの2層
フィルムを作製した。   ・ この2層フィルムのアイオノマー樹脂層に、アクリル系
粘着剤(2−エチルへキシルアクリレートとn−ブチル
アクリレートとの共重合体)100重量部、ポリイソシ
アネート化合183重量部、シベンタエリステリトール
へキサアクリレート40重丑部、及びα−ヒドロキシシ
クロへキシルフェニルケトン1重量部からなる紫外線硬
化性粘着剤を、その乾燥後厚みか20pLmとなるよう
に塗・下して紫外線硬化性粘着テープを得た。
この粘着テープにアルミナ薄板(厚さ0.5m11)を
張り合わせ、ダイサーにより5mmX 10m11の小
片に切断(フルカット)した。切断後実施例1と同様の
条件にて、上記薄板裏面にテープを通して紫外線を照射
した後これらの小片をテープよりはかした。この一連の
作業において全く問題は認められなかった。
一方、比較のため、上記PETフィルムに単独及び15
0 p、mのアイオノマー樹脂フィルム単独に、L記の
粘着剤を塗工して同様のテープを得た。PETフィ、ル
ムのテープではダイサーによる切断加工(ダイシング)
中に小片の飛散か発生する問題が生じた。また、アイオ
ノマー樹脂フィルムのテープては、紫外線照射後テープ
が変形し、そのため小片の行列の整直性が失われる問題
が生じた。
実施例3 3台の押出機を含む成型ラインを用いて、次のような3
層フィルムを作製した。熱可塑性エラストマーを含むポ
リマーアロイ(大日本プラスチック株製、MKレシン;
MK−1)からなる主層(厚さ60 gm)に対して、
低密度ポリエチレン(東ソー■製;ベトロセン170R
)からなる副層(厚さ20pm)とエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(東ソー■製;ウルトラセン515F)から
なる副層(厚さl OJLm)を形成させたものである
この3層フィルムのエチレン−酢酸ビニル共重合体から
なる副層上に、実施例1と同一の粘着剤を、乾燥後厚さ
20gmとなるように塗工した。
かくして得た紫外線硬化性粘着テープに、実施例1にて
用いたと同様のシリコンウェハを粘着し、2mmX2m
mのチップサイズにダイシングした。このダイシングの
後に、チップ間隔を広げるため拡幅装置を用いてエキス
バンドして、チップ間隔200JLmに広げた。この後
実施例1と同様の条件て、粘着テープ側より紫外線を照
射し、真空吸引法にてチップをテープより剥離させた。
この間の作業において、全く問題はなく、またチップへ
の粘着剤の残留付着も認められなかった。
比較のため、MKレシンのみからなる単層フィルムを基
材として粘着テープを作製し、上記と同様に行ったとこ
ろ、ダイシング加工中にチップ飛びか認められた。
実施例4 オレフィン系エラストマー(住友化学株製;住友TPE
1700)からなる主層(80pm)の副層に、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体(実施例3と同じ)をlOJL
mずつ形成してなる3層フィルムを共押出法によって作
製した。
この3層フィルムを基材として、この上に実施例1と同
じ粘着剤を、乾燥後の厚さが20pmとなるように塗工
し、紫外線硬化型粘着テープを得た。
このテープ上に大きさ4インチの鏡面研磨シリコンウェ
ハを貼着し、211IIX211臘のチップサイズにダ
イシングした。ダイシンク後チップ間の間隔を広げるた
めエキスバンドしてチップ間隔を300JLmにした。
各チップの行列に乱れはなく、整直性は優れていた。
その後で、テープを通してチップの裏面に紫外線を照射
した後、真空吸引法によりチップをテープより剥した。
この作業は極めてスムースに行うことかでき、何ら問題
はなかった。また、チップには接着剤の残留付着は認め
られず、良好であった。
一方、比較のため前記オレフィン系エラストマーのみか
らなるフィルムを基材とする同様の粘着テープを作製し
、同様に試みたところ、ダイシング加工中にチップの飛
散が認められ歩留りか大幅に低下する結果となった。
(発明の効果) 本発明の半導体固定用粘着テープを用いれば、半導体ウ
ェハの素子小片への切[r蒔(ダイシング加工時)には
切断された素子を十分に固定することかてきるだけの素
子固定粘着力を有し、放射線照射後には粘着剤層か三次
元網状構造をとりなおかつ可撓性を有するために、半導
体ウェハの表面性状にかかわらず安定した低粘着力か得
られ、切断された素子は常に容易に固定用テープからピ
ックアップすることができるという優れた効果を奏する
特許出願人 古河電気工業株式会社 ζ′二T:→= 手糸売祁1正書(自発) 平成1年5月26日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも2層以上の、異種の構成層を有する多
    層フィルムからなる放射線透過性の基材上に、アクリル
    系粘着剤100重量部と、炭素−炭素二重結合を有する
    化合物5〜500重量部とを含有する放射線硬化性粘着
    剤層を形成してなることを特徴とする放射線硬化性粘着
    テープ。
JP63076185A 1987-07-08 1988-03-31 放射線硬化性粘着テープ Pending JPH01249877A (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63076185A JPH01249877A (ja) 1988-03-31 1988-03-31 放射線硬化性粘着テープ
DE3850451T DE3850451T2 (de) 1987-07-08 1988-07-06 Strahlungsvernetzbare Klebestreifen.
EP88110785A EP0298448B1 (en) 1987-07-08 1988-07-06 Radiation-curable adhesive tape
US07/216,269 US4999242A (en) 1987-07-08 1988-07-07 Radiation-curable adhesive tape
BR8803411A BR8803411A (pt) 1987-07-08 1988-07-07 Fita adesiva curavel por radiacao
MYPI88000751A MY104320A (en) 1987-07-08 1988-07-07 Radiation-curable adhesive tape
KR1019880008509A KR960001663B1 (ko) 1987-07-08 1988-07-08 방사선 경화성 점착 테이프
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06134941A (ja) * 1992-10-27 1994-05-17 Kureha Chem Ind Co Ltd ウェハ貼着用粘着シート用基材およびウェハ貼着用粘着シート
JP2002285109A (ja) * 2001-03-22 2002-10-03 Hitachi Chem Co Ltd 接着シートならびに半導体装置およびその製造方法
JP2005298600A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Sekisui Chem Co Ltd 粘着シート
WO2020262482A1 (ja) 2019-06-24 2020-12-30 日本ポリエチレン株式会社 フィルム状成形体用樹脂及びそれからなる成形品

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