JPH01249807A - 樹脂の製造方法 - Google Patents

樹脂の製造方法

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JPH01249807A
JPH01249807A JP7891788A JP7891788A JPH01249807A JP H01249807 A JPH01249807 A JP H01249807A JP 7891788 A JP7891788 A JP 7891788A JP 7891788 A JP7891788 A JP 7891788A JP H01249807 A JPH01249807 A JP H01249807A
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mixture
resin
polymerizable liquid
monomer
liquid material
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JP7891788A
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Kakutaro Ganai
賀内 覚太郎
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、樹脂の製造方法に関し、特に硬化された樹脂
成形体の製造方法に関する。
さらに詳しくは、ビスアリル系化合物および/または(
メタ)アクリル系化合物を必須成分として含むモノマー
またはオリゴマーまたはこれらの混合物を含む重合可能
な液状物を重合し、硬化された樹脂成形体を製造方法に
関する。
〈従来の技術〉 ジエチレングリコールビスアリルカーボネー゛   ト
やメチルメタアクリレート等のモノマー、オリゴマーを
重合する場合において、これらのものが空気中等の酸素
と接触すると、酸素によって重合に必要なラジカルが消
費されてしまい、高い重合度を得るととができず、十分
な硬度を得ることができない。
そのため、このようなものを重合する場合、通常、空気
等との接触をモールド等で遮断して、重合反応を進行さ
せることが行なわれている。
しかしながら、目的物の形状等の関係で、モールドの一
部や上方を空気中に開放した状態で重合を行なう場合、
空気との接触面は十分な重合度を得ることができず、粘
調な液体ないしゲル状になってしまう。
一方、モノマー、オリゴマー等の表面を弾性体等で遮断
して重合する方法も行なわれているが、この方法では目
的とする樹脂の形状が複雑である場合には用いるこが困
難であり、また、重合中に弾性体等により樹脂に応力が
かかり樹脂内部に光学歪が生じてしまう。しかも、コス
トが高くなる、生産性が低い等の問題がある。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は、前記従来技術の問題点を解決し、ビスアリル
系化合物および/または(メタ)アクリル系化合物を必
須成分として含むモノマーまたはオリゴマーまたはこれ
らの混合物を含む重合可能な液状物を、大気と接触した
状態で重合し、硬化された樹脂成形物を得るに際し、簡
易な工程で、安価にしかも迅速に表面と内部とが同様の
硬度を有する成型物が得られ、さらに、複雑な形状のも
のの成型も容易に行なえ、さらに樹脂内部に光学歪を生
じない樹脂の製造方法を提供することを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 本発明は、ビスアリル系化合物および/または(メタ)
アクリル系化合物を必須成分として含むモノマーまたは
オリゴマーまたはこれらの混合物[A]を含む重合可能
な液状物の表面の少なくとも一部を酸素濃度1%以下の
不活性ガス雰囲気に接触させて、前記モノマーまたはオ
リゴマーまたはこれらの混合物[A]を含む重合可能な
液状物を重合することを特徴とする樹脂の製造方法を提
供する。
また、前記モノマーまたはオリゴマーまたはこれらの混
合物[A]が、下記式(a)式(a) (式中Rは二価アルコールの残基であり、nの値または
nの平均値は1ないし10、好ましくは2ないし10で
ある。)で表わされる脂肪族、脂環式または芳香族二価
アルコールのビス(アリルカーボネート)のモノマーま
たはオリゴマーまたはこれらの混合物を含むものである
ことが好ましい。
なお、本発明においてビスアリル系化合物および/また
は(メタ)アクリル系化合物を必須成分として含むモノ
マーまたはオリゴマーまたはこれらの混合物とは、千ツ
マー単独、オリゴマー単独、モノマーとオリゴマーとの
混合物、千ツマー2種以上の混合物、オリゴマー2種以
上の混合物子ツマl−1種または2種以上とオリゴマー
1種または2種以上の混合物を含むものである。
また、本発明において重合体とは、単独重合体であって
も、共重合体であってもよい。
〈発明の構成〉 以下、本発明の詳細な説明する。
第1図に本発明の硬化性樹脂の重合方法の好適な一実施
例が示される。
本発明の重合方法は、ビスアリル系化合物および/また
は(メタ)アクリル系化合物を必須成分として含むモノ
マーまたはオリゴマーまたはこれらの混合物[A] (
以下、[A]とする)を含む重合可能な液状物の重合方
法であり、例えば第1図に示されるように、この[A]
を含む重合可能な液状物を所定のモールド10に入れ、
このモールド10内の[A]を含む重合可能な液状物の
表面を酸素濃度1%以下の不活性ガス雰囲気に接触させ
て[A]を含む重合可能な液状物を重合する。
本発明の重合方法(硬化方法)で重合される[A]は、
ビスアリル系化合物および/または(メタ)アクリル系
化合物を必須成分として含むモノマーまたはオリゴマー
またはこれらの混合物である。
このような[A]に用いられるビスアリル系化合物とし
ては、ビスアリル系化合物であれば特に制限はなこれら
の例として、 特開昭59−45312号公報記載の、核ハロゲン置換
ベンゼンジカルボン酸のシアリレングリコールジアリル
カーボネートとの共重合性組成物[11、 特開昭59−8709号記載の、核ハロゲン置換ベンゼ
ンジカルボン酸のエステル類(例えば2,4−ジクロロ
テレフタル酸ビスアリルエステル等)の1種以上と、単
独重合体としての屈折率が1.55以上であるラジカル
重合可能で芳香環含有の単官能性単量体(例えばフェニ
ルメタクリレート等)の1f!以上との共重合性組成物
[!I]、 特開昭59−8710号記載の、特定のビスアリルカー
ボネートまたはビスβ−メチルアリルカーボネート[例
えば、1,4−ビス(ヒドロキシエトキシ)ベンゼンビ
スアリルカーボネート等]の1種以上と、単独重合体と
しての屈折率が1.55以上であるラジカル重合可能で
芳香環含有の単官能性単量体(例えばフェニルメタクリ
レート等)の1種以上との共重合性組成物[III ]
、 特開昭59−96109号記載の、千ノオール(例えば
4−ベンジル−フェノール)と、不飽和カルボン酸(ク
ロライド)[例えばアクリル酸(クロライド)]とを反
応させたモノマーと、単独重合体の屈折率が1.55以
上であるラジカル重合可能なモノマー(例えばスチレン
)との共重合性組成物[IV]、 特開昭59−96113号記載の、クロロ安息香酸のア
リルエステル(例えば2.3−ジクロロ安息香酸ジアリ
ルエステル)と、2官能性単量体(例えばテトラブロモ
フタル酸のジアリルエステル)との共重合性組成物[V
]特開昭59−184210号記載の共重合性組成物[
VI] ジエチレングリコールビスアリルカーボネート[■]、
および (式中Rは二価アルコールの残基であり、nの値または
nの平均値は1ないし10.好ましくは2ないし10で
ある。)で表わされる脂肪族、脂環式または芳香族二価
アルコールのビス(アリルカーボネート)のモノマーま
たはオリゴマーまたはこれらの混合物(a)を含有する
組成物[■]が挙げられる。 この[■]の場合、成分
(a)は好ましくは、ジアリルカーボネートと二価アル
コールとのモル比4:1以下、より好ましくは、モル比
2:1における反応生成物であるのが良い。 二価アル
コールとしては、好ましくは、エチレングリコール、1
.3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1
,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、ジプロピレングリコール、プロピ
レングリコール、ネオペンチルグリコール、トリメチル
ベンタンジオール、シクロヘキサンジメタツール、ビス
(ヒドロキシメチル)トリシクロデカン、2゜7−ノル
ボルナンジオール、α、a′ −キシレンジオール、1
.4−ビス(ヒドロキシエトキシベンゼン)および2.
2−ビス〔4−(ヒドロキシエトキシ)フェニル〕プロ
パンの1種または2種以上を用いることが好ましい。
また、本発明においてはこのようなビスアリル系化合物
としては、下記に示す成分(a′)、(b)および(e
)を含有するビス(アリルカーボネー・ト)の液状組成
物[■′]がより好適に用いられ、特開昭59−140
214号公報の記載を引用して、本明細書中に包含する
成分(a′)は、−数式、 (式中、Rは二価アルコールの残基であり、nの値また
はnの平均値は2ないし10である)で表わされる脂肪
族、脂環式または芳香族二価アルコールのビス(アリル
カーボネート)のオリゴマーまたはオリゴマー混合物(
ただし、前記式において該オリゴマー中に任意に含有さ
れる二価アルコールのビス(アリルカーボネート)単量
体は50重量%以下である)10ないし90重量%、 成分(b)は、−数式 ゛(式中、R′は二価または三価アルコールの残基であ
り、n′は2または3である)で表わされる脂肪族、脂
環式または芳香族二価アルコールまたは三価アルコール
のビスまたはトリ(アリルカーボネート)単量体または
混合物(該単量体または混合物中に任意に含有される二
価または三価アルコールのビス(アリルカーボネート)
オリゴマーまたはポリ(アリルカーボネート)は30重
量%以下である)、−数式(式中、R″はジカルボン酸
またはトリカルボン酸の残基であり、n″は2または3
である)で表わされる脂肪族または芳香族ジカルボン酸
またはトリカルボン酸のアリルエステル、およびシアヌ
ル酸トリアリルおよびイソシアヌル酸トリアリルの中か
ら選ばれる化合物0ないし90重量%、 成分(C)は、アクリル系単量体またはビニル系単量体
0ないし30重量%からなり、前記化合物(b)および
(C)の合計がOより大である。
成分(a′)は、ジアリルカーボネートと二価アルコー
ルとのモル比4:1以下、好ましくは2:1における反
応の生成物であるのが好ましく、二価アルコールがエチ
レングリコール、1.3−プロパンジオール、1,4−
ブタンジオール、1.6−ヘキサンジオール、ジエチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレン
グリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、トリメチルベンタンジオール、シクロヘキサン
ジメタツール、ビス(ヒドロキシメチル)トリシクロデ
カン、2゜7−ノルボルナンジオール、α、α′−キシ
レンジオール、1.4−ビス(ヒドロキシエトキシベン
ゼン)、および2,2−ビス(4−(ヒドロキシエトキ
シ)フェニル〕プロパンの中から選ばれるのが好ましい
成分(b)は、ジアリルカーボネートと二価または三価
アルコールとのモル比6:1以上、好ましくは12:1
における反応の生成物であるのが好ましく、二価または
三価アルコールがエチレングリコール、1.3−プロパ
ンジオ−、ル、1.4−ブタンジオール、1.6−ヘキ
サンジオール、ジエチレングリコール、ポリエチレング
リコール、ジプロピレングリコール、プロピレングリコ
ール、ネオベンチルグリコ−ル、トリメチルベンタンジ
オール、シクロヘキサンジメタツール、ビス(ヒドロキ
シメチル)トリシクロデカン、2.7−ノルボルナンジ
オール、α、α′−キシレンジオール、1゜4−ビス(
ヒドロキシエトキシベンゼン)、および2.2−ビス〔
4−(ヒドロキシエトキシ)フェニル〕プロパン、およ
びトリメチルオールプロパンおよびイソシアヌル酸トリ
(ヒドロキシエチル)の1 f!または2種以上である
ことが好ましい。
また、成分(b)は、フタル酸ジアリル、コハク酸ジア
リル、アジピン酸ジアリル、ジアリルクロレンデート、
ジアリルグリコレート、ジアリルナフタレンジカルボキ
シレートおよびトリアリルメリデートであるのも良い。
また、成分(C)としては、酢酸ビニル、安息香酸ビニ
ル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸フェニル、アク
リル酸メチル、マレイン酸メチル、無水マレイン酸、お
よび塩化ビニリデンの1f8!または2 fit以上が
好ましい。
このような[A]を含む重合可能な液状物としては、好
ましくは、ジエチレングリコールビスアリルカーボネー
ト、1.4ビス(ヒドロキシエトキシ)ベンゼンビスア
リルカーボネート、2.4−ジクロロテレフタル酸ビス
アリルエステル等のビスアリル化合物とフェニルメタク
リレート、ベンジルメタクリレート等の芳香環を有する
ビニルモノマーとの共重合性組成物を挙げることができ
る。
また、[A]として用いられる(メタ)アクリル系化合
物としては、特に制限はないが、下記の構造式で示され
るモノ(メタ)アクリレート、ジ(メタ)アクリレート
は好適に用いられるが、特にジ(メタ)アクリレートが
好ましい。
n=1〜6 CH2=CH−Co  (OCH2CH2) n 0C
H3n=3〜9 CH2=CH−COOCH2CH20COCH,CH2
−C00HCH2=CHC0−(OCH2CH2) 2
 0  (CH2) s  CH3n=2〜23 CH3 遷 CH2=CCOOCHs n=1〜23 n#9 CI(2=CH−Co−0(CH2−CH20)n C
o−CH=CH2n=4〜14 CH2=CH−COO−(CH2)a 0OC−CH=
CH2n=1〜9 このようtit [A ]を含む重合可能な液状物は、
各種重合開始剤を含有してもよい。
本発明において、[A]を含む重合可能な液状物を重合
する際、用いられる重合開始剤としては、形成する樹脂
の透明度、色、その他の特性に悪影営を与えないもので
あれば特に制限はなく、光重合開始剤、熱重合開始剤、
光・熱併用重合開始剤等いかなるものを用いてもよい。
光重合開始剤には、光重合開始剤の他、電子線、放射線
重合開始剤等がある。
光重合開始剤には、光重合開始剤の他、電子線、放射線
重合開始剤等がある。
光重合開始剤としては、例えば2−ヒドロキシ−2−メ
チル−1−フェニル−プロパン−1−オンが挙げられる
熱′重合開始剤としては、ジイソプロピルパーオキシジ
カーボネート、ジセカンダリブヂルバーオキシジカーボ
ネート、ジシクロヘキシルパーオキシジカーボネート、
過安息香酸第3ブチル等のパーオキシジカーボネート類
、ベンゾイルパーオキシド、アセチルパーオキシド、t
−ブチルヒドロペルオキシド、クメンヒドロペルオキシ
ド、ジ−t−ブチルペルオキシド、ペルオキシ安息香酸
−t−ブチル、過酸化ラウロイル、ジイソプロピルペル
オキシジカーボネート、メチルエチルケトンペルオキシ
ド、ジアシルパーオキシド類等の有機過酸化物、無機過
酸化物及び、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスメ
チルイソバレロニトリル等のラジカル開始剤が挙げられ
る。
光・熱併用重合開始剤としては、例えば下記式、 の化合物が挙げられる。
重合開始剤の使用量は、[A]を含む重合可能な液状物
に対して、0.1〜10wt%、好ましくは1〜6wt
%とする。
また、[A]を含む重合可能な液状物には生成重合体の
物性を損なわない程度に他のモノマー他の充填剤を加え
ることができる。 例えば無水マレイン酸等の不飽和カ
ルボン酸、又は10重1%までの割合でビニルトリエト
キシシランのようなシランカップリング剤を加えること
もできる。
なお、このような[A]としては、上記のものを重合開
始剤等を用いて、流動性を保持する程度まで予備重合し
たプレポリマーも好適に用いられる。
本発明の重合方法においては、このような[A]の表面
の少なくとも一部を、酸素濃度1%以下、好ましくは0
5%以下より好ましくは0.01%以下の不活性ガス7
囲気に接触させて[A]を含む重合可能な液状物を重合
する。
[A]を含む重合可能な液状物の重合をこのような雰囲
気にて行なうことにより、重合の妨げになる空気中等の
酸素によるラジカルの消費を十分におさえることができ
るため、重合が樹脂表面および内部共に均一に完結し、
しかも鉛筆硬度88以上の十分に硬度の高い樹脂を安価
かつ迅速に得ることができる。
このような本発明の重合方法に用いる不活性ガスとして
は、窒素、アルゴン等通常のものはいずれも使用可能で
あり、適宜選定すればよい。
このような重合方法としてはいかなる方法を用いてもよ
いが、好適な例として下記の方法が挙げられる。
第1図に示されるように、上部が開放したモールド10
に前記の[A]を含む重合可能な液状物注入する。 そ
して、この[A]を含む重合可能な液状物が入ったモー
ルド10をバッチ20内に入れ、このバッチ2o内の空
気を、酸素濃度が所定の濃度になるまで窒素、アルゴン
等の不活性ガスで置換する。
このようにして得られた、第1図に示されるような系の
中で、[A]を含む重合可能な液状物重合する。
このような場合の、空気と不活性ガスとを置換する方法
(所定の酸素濃度の不活性ガス雰囲気をつくる方法)は
、真空にして行なう方法、追い出しによる方法不活性ガ
スを流通させながら行う方法等、通常の置換方法はいず
れも適用可能である。
また、このような場合においてバッチ20は、バッチ2
0そのものが加熱層、等になっているものでもよく、[
A]を含む重合可能な液状物での表面を所定の酸素濃度
の不活性雰囲気に保てるものであればどのようなものも
使用可能である。
なお、本発明の重合方法において、酸素濃度の測定方法
は、ガルバニ電池決算公知の方法はいずれも適用可能で
あり、場合に応じて適宜選択すればよい。
本発明の重合方法に用いるモールド10としては、ガラ
ス、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレ
ン樹脂、ポリ4−メチル−1−ペンテン樹脂等の通常用
いられるものはいずれも使用可能である。
また、モールド10の形状は、形成する目的物の形状に
応じて適宜選択すればよい。
重合は、[A]を含む重合可能な液状物の組成や、含有
する重合開始剤に応じて、種々の条件で重合させること
ができる。 熱重合では、形状、大きさによって異なる
が、例えば加熱槽に入れて30〜150℃、好ましくは
40〜120℃、0.5〜72時間、好ましくは1〜4
時間、加熱するのが良い。 光重合では、例えば60 
W/CD1〜150 W/cmの高圧水銀灯下で1〜2
時間、好ましくは3〜30分、40〜120℃、好まし
くは60〜100℃の条件で重合するのが良い。
本発明の重合法で得られる樹脂は、表面と内部との硬度
が同様でかつ、歪のない均質なもので、しかも耐薬品性
、硬度、光学特性にすぐれ、光学用レンズ、透明板、棒
状透明体、等に広く利用することができる。
〈実施例〉 以下に実施例により本発明を具体的に説明する。
(実施例1) 内径15cmのビーカーに、[A]を含む重合可能な液
状物として下記のものを層圧で4cm注入した。
[A]を含む重合可能な液状物−1 ジアリルカーボネートとジエチレングリコールを、モル
比2:1でナトリウムエトキサイドの存在下に特開昭5
6−133246号に記載された条件で反応させ調製し
たもの(30wt%は、ジエチレングリコールビスアリ
ルカーボネート、70wt%はオリゴカーボネート、n
=3〜7)         ・・・・・・55重量%
ジアリルカーボネートとイソシアヌル酸トリス(ヒドロ
キシエチル)とをモル比12:1で反応させることによ
り調製したイソシアヌル酸トリス(ヒドロキシエチル)
のトリス(アリルカーボネート)    ・・・・・・
12.4重量%ジエチレングリコールビスアリルカーボ
ネート                      
              ・・・ ・・・  2 
7  、  5 重 五【 %酢酸ビニル      
  ・・・・・・5重量%ジイソプロピルパーオキシジ
カーボネート・・・・・・2.5重量% この[A]を含む重合可能な液状物−1の入ったビーカ
ーをエアーオーブンに入れ、エアーオーブン内の空気を
酸素濃度が0.01%以下になるまでN2ガスで置換し
た。 酸素濃度はガルバニ電池法に・て測定した。
このエアーオーブンを、40℃より85℃まで5時間か
けて段階的に昇温し、[A]を含む重合可能な液状物−
1の重合を終了させた。
得られた樹脂の表面は、鉛筆硬度に3H1密度は1.3
31で十分に硬化していた。 また、ボーラリスコープ
で観察したところ光学歪が極めて少なかった。
さらに、表面平滑性も良好であった。
(実施例2) [A]を含む重合可能な液状物を[A]を含む重合可能
な液状物−1から[A]を含む重合可能な液状物−2に
変更した以外は、実施例1と同様にして、[A]を含む
重合可能な液状物−2を硬化した。
[A]を含む重合可能な液状物−2 ジアリルカーボネートとジエチレングリコールを、モル
比2:1で、ナトリウムエトキサイドの存在下に特開昭
56−133246号に記載された条件で反応させ調製
したもの(30wt%は、ジエチレングリコール、ビス
アリルカーボネート、70wt%はオリゴカーボネート
、n=3〜7)     ・・・・・・58重量%ジア
リルカーボネートとイソシアヌル酸トリス(ヒドロキシ
エチル)とをモル比12:1で反応させることにより調
製したイソシアヌル酸トリス(ヒドロキシエチル)のト
リス(アリルカーボネート)       ・・・・・
・13重量%ジエチレングリコールビスアリルカーボネ
ート                       
                    ・・・ ・
・・  2 9 重 11 %ジイソプロピルパーオキ
シジカーボネート・・・・・・2.7重量% 得られた樹脂の表面は、鉛筆硬度3H,密度は1.33
6で十分に硬化していた。 また、ボーラリスコープで
観察したところ光学歪が極めて少なかった。
さらに、表面平滑性も良好であった。
(実施例4) 内径5cmの50ml1ビーカに、[Aコを含む重合可
能な液状物として、下記のものを層圧0.8cm (1
6,5g)まで注入した。
[A]を含む重合可能な液状物−3 で示される。 粘度14 c p s / 25度、ケ
ン化価340、臭素化93のモノマー0 ・・・・・・995重量% ベンゾイルパーオキサイド ・・・・・・0.5重量% このものの密度は、1.08であった。
この[A]−1の入ったビーカーをエアーオーブンに入
れ、エアーオーブン内の空気を酸素濃度が001%にな
るまでN2ガスで置換した。
このようにして得られたビーカー入れた、エアーオーブ
ンを85℃で5時間加熱した後、90℃で5時間加熱し
た。
鉛筆硬度上面および下面共に3H1密度は1.255で
あった。 また、ボーラリスコープで観察したところ光
学歪が極めて少なかった。 さらに、表面平滑性も良好
であった。
以上の結果より、本発明の効果は明らかである。
〈発明の効果〉 本発明の樹脂の製造方法によれば、ビスアリル系化合物
および/または(メタ)アクリル系化合物を必須成分と
して含むモノマーまたはオリゴマーまたはこれらの混合
物を、一部が開放したモールドを用いて重合するに際し
、簡易な工程でしかも低コストで、表面硬度の高い成型
物を得ることができる。
しかも、前記のモノマーまたはオリゴマーまたはこれら
の混合物の表面と、空気(酸素)空気との遮蔽を所定の
不活性ガス雰囲気にて行なうので、複雑な形状のものの
成型も簡単に行なうことができ、さらに重合に際しての
体積の収縮にも追従して、確実に空気との遮蔽を行なう
ことができる。
また、重合中に弾性体のモールド等により樹脂に応力が
かからないので、歪のない均質な樹脂が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の重合方法の一実施例を示す模式図で
ある。 符号の説明 10・・・モールド、 20・・・バッチ FIG、1 [A]

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ビスアリル系化合物および/または(メタ)アク
    リル系化合物を必須成分として含むモノマーまたはオリ
    ゴマーまたはこれらの混合物[A]を含む重合可能な液
    状物の表面の少なくとも一部を酸素濃度1%以下の不活
    性ガス雰囲気に接触させて、前記モノマーまたはオリゴ
    マーまたはこれらの混合物[A]を含む重合可能な液状
    物を重合することを特徴とする樹脂の製造方法。
  2. (2)前記モノマーまたはオリゴマーまたはこれらの混
    合物[A]が、下記式(a) 式(a) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは二価アルコールの残基であり、nの値または
    nの平均値は1ないし10、好ましくは2ないし10で
    ある。)で表わされる脂肪族、脂環式または芳香族二価
    アルコールのビス(アリルカーボネート)のモノマーま
    たはオリゴマーまたはこれらの混合物を含むものである
    請求項1に記載の硬化性樹脂の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1997008215A1 (fr) * 1995-08-23 1997-03-06 Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. Acrylates nouveaux, ethers d'allyle nouveaux, carbonates d'allyle nouveaux, polymeres d'acrylates, polymeres d'ether d'allyle, polymeres de carbonate d'allyle et polyelectrolytes solides

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1997008215A1 (fr) * 1995-08-23 1997-03-06 Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. Acrylates nouveaux, ethers d'allyle nouveaux, carbonates d'allyle nouveaux, polymeres d'acrylates, polymeres d'ether d'allyle, polymeres de carbonate d'allyle et polyelectrolytes solides

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