JPH01249491A - 情報記録媒体 - Google Patents
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- JPH01249491A JPH01249491A JP63078984A JP7898488A JPH01249491A JP H01249491 A JPH01249491 A JP H01249491A JP 63078984 A JP63078984 A JP 63078984A JP 7898488 A JP7898488 A JP 7898488A JP H01249491 A JPH01249491 A JP H01249491A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
この発明は、例えばレーザビーム等の光ビームを照射す
ることにより記録層に相変化を生じさせて情報を記録消
去する光ディスク等の情報記録媒体に関する。
ることにより記録層に相変化を生じさせて情報を記録消
去する光ディスク等の情報記録媒体に関する。
(従来の技術)
従来、情報の書換えが可能な所謂リライト型の光ディス
クとして相変化型のものが注目されている。この相変化
型の光ディスクにおいては、記録層にレーザビームを照
射することにより、記録層が例えば結晶質と非晶質との
間で可逆的に相変化することを利用して情報を記録消去
する。
クとして相変化型のものが注目されている。この相変化
型の光ディスクにおいては、記録層にレーザビームを照
射することにより、記録層が例えば結晶質と非晶質との
間で可逆的に相変化することを利用して情報を記録消去
する。
このような相変化する材料としては、例えば、Te、G
e、TeGe、InSe、5bSe。
e、TeGe、InSe、5bSe。
5bTe等の半導体、半導体化合物又は金属間化合物が
ある。これらは、結晶相と非晶質相との2つの安定な状
態を選択的にとり、各状態に°おいてN=n−ikで表
される複素屈折率が相違するので、レーザビームによる
熱処理でこれら2つの状態を可逆的に変化させ、例えば
反射率又は透過率の差により2つの状態を区別して情報
を読取る(S、 R,0vshinsky Mata
llurgicalTransactions 2 6
411971) 。
ある。これらは、結晶相と非晶質相との2つの安定な状
態を選択的にとり、各状態に°おいてN=n−ikで表
される複素屈折率が相違するので、レーザビームによる
熱処理でこれら2つの状態を可逆的に変化させ、例えば
反射率又は透過率の差により2つの状態を区別して情報
を読取る(S、 R,0vshinsky Mata
llurgicalTransactions 2 6
411971) 。
一方、上述の方式と異なり、レーザビームの照射により
相異なる結晶質間で可逆的に相変化させて情報を記録消
去する技術もある。このような相変化をする材料として
はIn−3b合金が知られている。
相異なる結晶質間で可逆的に相変化させて情報を記録消
去する技術もある。このような相変化をする材料として
はIn−3b合金が知られている。
In−3b合金薄膜は、消去時には比較的パルス幅が長
く弱いレーザビームの照射により、−度溶融して徐冷凝
固することによりa&細な結晶粒になり、また、記録時
にはパルス幅が短く大きな出力のレーザビームの照射に
よりこの微細結晶粒が短時間に比較的大きな結晶に成長
する。これら2つの結晶構造は異なる複素屈折率を有し
、レーザビームを照射して再生する場合に、例えば、反
射光量の差として結晶状態を区別する。
く弱いレーザビームの照射により、−度溶融して徐冷凝
固することによりa&細な結晶粒になり、また、記録時
にはパルス幅が短く大きな出力のレーザビームの照射に
よりこの微細結晶粒が短時間に比較的大きな結晶に成長
する。これら2つの結晶構造は異なる複素屈折率を有し
、レーザビームを照射して再生する場合に、例えば、反
射光量の差として結晶状態を区別する。
更に詳細なTEM (透過型電子顕微韓)によるI n
sb記録層の観察により、記録マーク部はIn5aSb
50金属間化合物の微細結晶とsbの粗大結晶との混相
であり、また、消去部分はIn5oSbsa金属間化合
物の微細結晶とsbの微細結晶との混相であることが判
明している。
sb記録層の観察により、記録マーク部はIn5aSb
50金属間化合物の微細結晶とsbの粗大結晶との混相
であり、また、消去部分はIn5oSbsa金属間化合
物の微細結晶とsbの微細結晶との混相であることが判
明している。
従って、I nsb記録層の記録消去においては、In
5aSb5o金属閏化合物組成を中心とじたsbの偏析
が重要な役割を有している。
5aSb5o金属閏化合物組成を中心とじたsbの偏析
が重要な役割を有している。
゛ (発明が解決しようとする問題点)しかしながら、
結晶質−非晶質間で相変化させて情報を記録消去する技
術に用いられる上述の材料は、いずれも結晶化速度が小
さく、初期化及び情報の消去に長時間を要してしまう、
また、この技術の場合には、記録層の記録マーク部は通
常非晶質であるが、一般的に非晶質は安定性が低く、例
えば、高温環境下で長時間使用すると結晶化してしまい
、記録部分と非記録部分とで区別がつかなくなってしま
うという欠点がある。
結晶質−非晶質間で相変化させて情報を記録消去する技
術に用いられる上述の材料は、いずれも結晶化速度が小
さく、初期化及び情報の消去に長時間を要してしまう、
また、この技術の場合には、記録層の記録マーク部は通
常非晶質であるが、一般的に非晶質は安定性が低く、例
えば、高温環境下で長時間使用すると結晶化してしまい
、記録部分と非記録部分とで区別がつかなくなってしま
うという欠点がある。
一方、記録層をIn−3bで形成して相異なる結晶質の
間で相変化させるタイプの光ディスクの場合には、記録
マークが結晶質であるから、記録された情報が安定であ
り、また、 In5aSb511金属間化合物の近傍の組成では結晶
化速度が極めて速いという利点を有するが、この場合に
は、sbの偏析が生じないので、実質的に情報を記録す
ることが困難であるという問題点がある。
間で相変化させるタイプの光ディスクの場合には、記録
マークが結晶質であるから、記録された情報が安定であ
り、また、 In5aSb511金属間化合物の近傍の組成では結晶
化速度が極めて速いという利点を有するが、この場合に
は、sbの偏析が生じないので、実質的に情報を記録す
ることが困難であるという問題点がある。
これに対し、このIn5O3b51)よりもsbを若干
過剰にした組成の合金で記録層を形成することも試みら
れている。この場合には、記録層にレーザビームを照射
することにより、記録層がIn5aSbso結晶粒とs
b結晶粒との混合相となり、レーザビームの照射条件に
よりsb結晶粒子の大きさが変化するのでこれにより記
録することができる。しかしながら、sbは結晶化速度
が小さいので、初期化及び消去の速度が小さく、初期化
不良及び消去残りが生じてしまう虞がある。
過剰にした組成の合金で記録層を形成することも試みら
れている。この場合には、記録層にレーザビームを照射
することにより、記録層がIn5aSbso結晶粒とs
b結晶粒との混合相となり、レーザビームの照射条件に
よりsb結晶粒子の大きさが変化するのでこれにより記
録することができる。しかしながら、sbは結晶化速度
が小さいので、初期化及び消去の速度が小さく、初期化
不良及び消去残りが生じてしまう虞がある。
また、記録に際しても、光ディスクが高速回転する場合
には、十分に結晶成長せず記録が不十分になる虞がある
。
には、十分に結晶成長せず記録が不十分になる虞がある
。
このような欠点に対し、In工Sb+o。−8(x<5
0)にTeを添加することが試みられており、これによ
り記録感度を上昇させることができ、消去速度及び初期
結晶化速度を若干改善することができる。しかしながら
、消去速度及び初期結晶化速度は未だ十分とは言えない
。
0)にTeを添加することが試みられており、これによ
り記録感度を上昇させることができ、消去速度及び初期
結晶化速度を若干改善することができる。しかしながら
、消去速度及び初期結晶化速度は未だ十分とは言えない
。
この発明はかかる事情に蛍みてなされたものであって、
初期化及び消去を高速化することができる・情報記録媒
体を提供することを目的とする。
初期化及び消去を高速化することができる・情報記録媒
体を提供することを目的とする。
[発明の構成]
(問題点を解決するための手段)
この発明に係る情報記録媒体は、基板と、光ビームの照
射条件により原子配列が異なる2つの相間で可逆的に相
変化が生じる記録層とを有する情報記録媒体であって、
前記記録層は、一般式%式% (x、y及び2は原子%を示す)で表される組成の合金
で形成されており、x、y及び2は夫々45≦x≦50
、O<y≦5、O< z≦10の範囲内であることを特
徴とする。
射条件により原子配列が異なる2つの相間で可逆的に相
変化が生じる記録層とを有する情報記録媒体であって、
前記記録層は、一般式%式% (x、y及び2は原子%を示す)で表される組成の合金
で形成されており、x、y及び2は夫々45≦x≦50
、O<y≦5、O< z≦10の範囲内であることを特
徴とする。
(作用)
この発明においては、記録感度が極めて良好なく I
nx Sb+oo−+c ) 100−y Te (4
5<x≦50、O<y≦5)にTiを10原子%以下の
範囲で添加して記録層を形成する。Tiは記録層の結晶
成長の核となるため、T1添加により記録層の結晶化及
び平衡結晶相から準安定結晶相への相変化が促進され、
初期結晶化速度及び消去速度を著しく大きくすることが
できる。
nx Sb+oo−+c ) 100−y Te (4
5<x≦50、O<y≦5)にTiを10原子%以下の
範囲で添加して記録層を形成する。Tiは記録層の結晶
成長の核となるため、T1添加により記録層の結晶化及
び平衡結晶相から準安定結晶相への相変化が促進され、
初期結晶化速度及び消去速度を著しく大きくすることが
できる。
(実施例)
以下、この発明の実施例について具体的に説明する。
記録層を一般式Inx5b1oo−3(45< x≦5
0)で形成した場合には、前述したようにsbの偏析に
より良好な記録特性を示す、更にこれにTeを添加する
場合には、一般式 %式% 50、O<y≦5)において著しく感度が高くなる。
0)で形成した場合には、前述したようにsbの偏析に
より良好な記録特性を示す、更にこれにTeを添加する
場合には、一般式 %式% 50、O<y≦5)において著しく感度が高くなる。
ところが、消去速度は、例えば
In4sSbs5の場合には約3μsecと遅く、また
、(Irzs 5b54 )q7Teヨの場合にも約2
μm5ecであり、Teを添加しても消去速度は未だ遅
い、特に、近時の光ディスクの高密度化、所謂オーバー
ライド化の要求から、0.1μsecという極めて速い
消去速度が要求されており、消去速度の一層の改善が望
まれている。まな、初期結晶化においても同様に高速化
が望まれている。
、(Irzs 5b54 )q7Teヨの場合にも約2
μm5ecであり、Teを添加しても消去速度は未だ遅
い、特に、近時の光ディスクの高密度化、所謂オーバー
ライド化の要求から、0.1μsecという極めて速い
消去速度が要求されており、消去速度の一層の改善が望
まれている。まな、初期結晶化においても同様に高速化
が望まれている。
本願発明者は、In5bTe合金の記録層として現状の
最適組成である ( I nx Sb+oo−x ) L(111−y
Tey (45<x≦50、O<y≦5)に対してT1
を添加することによって、記録層における消去速度及び
初期結晶化速度が大幅に改善されることを見出した。こ
の発明は、このような知見に基いてなされたものである
。即ち、前述の組成範囲のI n5bTe合金にTiを
少量添加して記録層を形成することによりTiが結晶成
長の核となり、この核が記゛録層中に多数分布すること
により記録層の結晶化、及び平衡結晶相から準安定結晶
相への相変化が促進される。この場合に、Tiの添加量
は10原子%以下にする必要がある。T1の添加量が1
0原子%を超えると相変化が阻害され、また記録部分と
非記録部分との間のコントラストが低下する。
最適組成である ( I nx Sb+oo−x ) L(111−y
Tey (45<x≦50、O<y≦5)に対してT1
を添加することによって、記録層における消去速度及び
初期結晶化速度が大幅に改善されることを見出した。こ
の発明は、このような知見に基いてなされたものである
。即ち、前述の組成範囲のI n5bTe合金にTiを
少量添加して記録層を形成することによりTiが結晶成
長の核となり、この核が記゛録層中に多数分布すること
により記録層の結晶化、及び平衡結晶相から準安定結晶
相への相変化が促進される。この場合に、Tiの添加量
は10原子%以下にする必要がある。T1の添加量が1
0原子%を超えると相変化が阻害され、また記録部分と
非記録部分との間のコントラストが低下する。
この実施例に係る情報記録媒体は、例えば第1図に示す
ように構成されている。基板11は透明で材質上の経時
変化が少ない材料、例えば、ガラ゛ ス又はポリカー
ボネート樹脂等の材料でつくられており一この基板11
にはグループが形成されている。基板11上には、保護
層12、記録層13、保護層14及び保護層15がこの
順に形成されている。保護層12.14は5i02等の
誘電体材料で形成されており、光ビームの照射により記
録層13が蒸発して穴が形成されてしまうことを防止し
ている。保護層15は紫外線硬化樹脂で形成されており
、ディスクの取扱い上表面に発生する傷を防止する機能
を有している。記録層13は、一般式(I nw S
b +oo−z ) 1oo−y−s TeyT t
z (x、y及び2は原子%を示す)で表される組成
の合金で形成されており、x、y及び2は夫々45≦x
≦50、O<y≦5、O<z≦10の範囲内である。こ
の記録層13は、レーザビームの照射条件の相違により
平衡結晶相と準安定結晶相との間で相変化する。
ように構成されている。基板11は透明で材質上の経時
変化が少ない材料、例えば、ガラ゛ ス又はポリカー
ボネート樹脂等の材料でつくられており一この基板11
にはグループが形成されている。基板11上には、保護
層12、記録層13、保護層14及び保護層15がこの
順に形成されている。保護層12.14は5i02等の
誘電体材料で形成されており、光ビームの照射により記
録層13が蒸発して穴が形成されてしまうことを防止し
ている。保護層15は紫外線硬化樹脂で形成されており
、ディスクの取扱い上表面に発生する傷を防止する機能
を有している。記録層13は、一般式(I nw S
b +oo−z ) 1oo−y−s TeyT t
z (x、y及び2は原子%を示す)で表される組成
の合金で形成されており、x、y及び2は夫々45≦x
≦50、O<y≦5、O<z≦10の範囲内である。こ
の記録層13は、レーザビームの照射条件の相違により
平衡結晶相と準安定結晶相との間で相変化する。
このような光ディスクは以下のように製造される。先ず
、基板11をスパッタ装置内に設置し、5102ターゲ
ツトを使用してアルゴン雰囲気下で゛スパッタリングし
、5102製の保護層12を形成する0次いで、同じ雰
囲気を維持したまま、記録層の各構成元素でつくられた
ターゲットによる3元同時スパッタ又は、予め得ようと
する記録層組成に調整されたターゲットによるスパッタ
により、記録層13を形成する。その後、再度5102
ターゲツトのスパッタにより5i02製の保護層14を
形成し、その後、基板をスパッタ装置から外して、スピ
ンコード法により保護層14の上に紫外線硬化樹脂を塗
布し、これに紫外線を照射して保護層15を形成する。
、基板11をスパッタ装置内に設置し、5102ターゲ
ツトを使用してアルゴン雰囲気下で゛スパッタリングし
、5102製の保護層12を形成する0次いで、同じ雰
囲気を維持したまま、記録層の各構成元素でつくられた
ターゲットによる3元同時スパッタ又は、予め得ようと
する記録層組成に調整されたターゲットによるスパッタ
により、記録層13を形成する。その後、再度5102
ターゲツトのスパッタにより5i02製の保護層14を
形成し、その後、基板をスパッタ装置から外して、スピ
ンコード法により保護層14の上に紫外線硬化樹脂を塗
布し、これに紫外線を照射して保護層15を形成する。
次に、このような光ディスクの情報処理動作について説
明する。
明する。
級皿進
記録層13は成膜直後に非晶質であるため、この記録層
13に比較的弱い出力でパルス幅が長いレーザビームを
連続光照射して、記録層13を溶融徐冷して結晶多数形
成させ、平衡結晶相に相変化させる。
13に比較的弱い出力でパルス幅が長いレーザビームを
連続光照射して、記録層13を溶融徐冷して結晶多数形
成させ、平衡結晶相に相変化させる。
■
初期化された記録層13の上に比較的強い出力でパルス
幅が短いレーザビーム18を照射して結晶核を成長させ
、準安定結晶相の記録マーク19を形成する。
幅が短いレーザビーム18を照射して結晶核を成長させ
、準安定結晶相の記録マーク19を形成する。
亙上
記録層13に比較的弱い出力のレーザビームを照射し、
記録層の反射光の強度を検出することにより情報を読取
る。
記録層の反射光の強度を検出することにより情報を読取
る。
五人
レーザビームの照射条件を、基本的に初期化の場合の条
件と同様にして、記録マーク19に照射する。記録マー
ク19は初期化の場合と同様に溶融徐冷されて平衡結晶
相に相変化し、情報が消去される。
件と同様にして、記録マーク19に照射する。記録マー
ク19は初期化の場合と同様に溶融徐冷されて平衡結晶
相に相変化し、情報が消去される。
駁腹頂
次に、この実施例に係る情報記録媒体を製造して特性を
試験した試験例について説明する。
試験した試験例について説明する。
アルゴンスパッタにより、グループ付のポリカーボネー
ト基板の上に5i02層を1000人成膜し、次いで、
その上に(Inks 5bs2)*a−tT” e 2
T l gの4元合金をI nsb、Te及びTiの
各ターゲットによる3元同時スパッタにより1000人
成膜して記録層を形成し、この記録層の上に、更に81
02層を1000人成膜した。
ト基板の上に5i02層を1000人成膜し、次いで、
その上に(Inks 5bs2)*a−tT” e 2
T l gの4元合金をI nsb、Te及びTiの
各ターゲットによる3元同時スパッタにより1000人
成膜して記録層を形成し、この記録層の上に、更に81
02層を1000人成膜した。
その後、この5ioz層の上に紫外線硬化樹脂層を10
μm形成して光デイスクサンプルを製造した。この場合
に、この(I n+ 6 Sbs 2 ) ?!1−I
IT e 2 T i g 4元合金の記録層はターゲ
ットは記録層の組成に直接的な影響を与えるため、特に
その組成精度を厳密に調整した。そして、記録層13の
2の値を2.5,7.10及び154ミしたもの、即ち
記録層を夫々 (In+ a Sbs 2 )s s Te2Ti2、
(I n+ s Sbs 2 )s s Te2Tis
、(I n4a Sbs 2 )s s Te2T17
、(I n4a Sbs 2 )a a Te2Tit
o及び(I n+ a Sbs 2 )a 3 Te
2Ti1sで形成したものを夫々サンプルA、B、C,
D及びEとした。また、比較のため、記録層をT1を金
座ない(I n+ a Sbs 2 )s a Te2
としたディスクを形成し、これをサンプルFとした。こ
れらのサンプルの動特性を動特性評価装置により評価し
な、この試験に際してはディスクの回転数を300乃至
1500rpmの間で変化させ、波長が830ミmの半
導体レーザを使用し、初期化に際しては、出力11mW
で連続照射し、記録に際しては、出力が15mWでパル
ス幅が100nsec、デユーティ比が50%のレーザ
ビームをパルス照射し、消去に際しては初期化と同様の
出力で連続光照射した。その結果を第1表に示す。
μm形成して光デイスクサンプルを製造した。この場合
に、この(I n+ 6 Sbs 2 ) ?!1−I
IT e 2 T i g 4元合金の記録層はターゲ
ットは記録層の組成に直接的な影響を与えるため、特に
その組成精度を厳密に調整した。そして、記録層13の
2の値を2.5,7.10及び154ミしたもの、即ち
記録層を夫々 (In+ a Sbs 2 )s s Te2Ti2、
(I n+ s Sbs 2 )s s Te2Tis
、(I n4a Sbs 2 )s s Te2T17
、(I n4a Sbs 2 )a a Te2Tit
o及び(I n+ a Sbs 2 )a 3 Te
2Ti1sで形成したものを夫々サンプルA、B、C,
D及びEとした。また、比較のため、記録層をT1を金
座ない(I n+ a Sbs 2 )s a Te2
としたディスクを形成し、これをサンプルFとした。こ
れらのサンプルの動特性を動特性評価装置により評価し
な、この試験に際してはディスクの回転数を300乃至
1500rpmの間で変化させ、波長が830ミmの半
導体レーザを使用し、初期化に際しては、出力11mW
で連続照射し、記録に際しては、出力が15mWでパル
ス幅が100nsec、デユーティ比が50%のレーザ
ビームをパルス照射し、消去に際しては初期化と同様の
出力で連続光照射した。その結果を第1表に示す。
第 1 表
表中、初期化の回数とあるのは、11mWの連続光レー
ザで記録層を初期結晶化するに際し、1つのトラツクを
結晶化するのに要したレーザビームの照射回数を示し、
記録後の信号の大きさとあるのは、15mWのレーザビ
ームで記録した記録マークからの再生信号の直流成分に
対する交流信号の振幅を示す、また、消去残りとあるの
は、記録マークに11mWの消去用レーザビームを照射
した後の交流信号の消残り信号分を示す。
ザで記録層を初期結晶化するに際し、1つのトラツクを
結晶化するのに要したレーザビームの照射回数を示し、
記録後の信号の大きさとあるのは、15mWのレーザビ
ームで記録した記録マークからの再生信号の直流成分に
対する交流信号の振幅を示す、また、消去残りとあるの
は、記録マークに11mWの消去用レーザビームを照射
した後の交流信号の消残り信号分を示す。
その結果、Ttの添加により明らかに初期結晶化に必要
なレーザビーム照射回数が減少し、消去残り信号ら、少
なくとも−1−200r p mまではOmVとなるこ
とが確認された。しかしTiの添加量が多くなり、例え
ば15原子%になると初期化の回数が増加し、消残り信
号も増大してしまった。
なレーザビーム照射回数が減少し、消去残り信号ら、少
なくとも−1−200r p mまではOmVとなるこ
とが確認された。しかしTiの添加量が多くなり、例え
ば15原子%になると初期化の回数が増加し、消残り信
号も増大してしまった。
以上の結果から、記録層におけるTiの添加量は10原
子%以下が適当であることが判明した。
子%以下が適当であることが判明した。
[発明の効果]
この発明によれば、所定組成のIn5bTe合金で形成
された記録層に適当量のT1を添加すること゛により、
記録層の結晶化及び相変化を高速化することができる。
された記録層に適当量のT1を添加すること゛により、
記録層の結晶化及び相変化を高速化することができる。
従って、初期結晶化及び情報の消去を高速化することが
でき、記録層のオーバーライド化に対応することが可能
となる。しかも、結晶相間の相変化により情報を記録消
去するので記録した情報が安定である。
でき、記録層のオーバーライド化に対応することが可能
となる。しかも、結晶相間の相変化により情報を記録消
去するので記録した情報が安定である。
第1図はこの発明の実施例に係る情報記録媒体を示す断
面図である。 11;基板、12,14.15;保護層、13;記録層
、18:レーザビーム、19:記録マーク。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦
面図である。 11;基板、12,14.15;保護層、13;記録層
、18:レーザビーム、19:記録マーク。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦
Claims (1)
- 基板と、光ビームの照射条件により原子配列が異なる2
つの相間で可逆的に相変化が生じる記録層とを有する情
報記録媒体において、前記記録層は、一般式(In_x
Sb_1_0_0_−_x)_1_0_0_−_y_−
_zTe_yTi_x(x、y及びzは原子%を示す)
で表される組成の合金で形成されており、x、y及びz
は夫々45≦x≦50、0<y≦5、0<z≦10の範
囲内であることを特徴とする情報記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63078984A JPH01249491A (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 情報記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63078984A JPH01249491A (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 情報記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01249491A true JPH01249491A (ja) | 1989-10-04 |
Family
ID=13677158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63078984A Pending JPH01249491A (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 情報記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01249491A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02125786A (ja) * | 1988-11-07 | 1990-05-14 | Hitachi Ltd | 情報記録用薄膜及び情報の記録再生方法 |
-
1988
- 1988-03-31 JP JP63078984A patent/JPH01249491A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02125786A (ja) * | 1988-11-07 | 1990-05-14 | Hitachi Ltd | 情報記録用薄膜及び情報の記録再生方法 |
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