JPH01248158A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPH01248158A
JPH01248158A JP7679588A JP7679588A JPH01248158A JP H01248158 A JPH01248158 A JP H01248158A JP 7679588 A JP7679588 A JP 7679588A JP 7679588 A JP7679588 A JP 7679588A JP H01248158 A JPH01248158 A JP H01248158A
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core
conductive layer
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芳雄 中谷
Minoru Yoshinaka
芳中 實
Eizo Asakura
朝倉 栄三
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子写真感光体に関するもので、さらに詳し
くは改良された導電層または導電性支持体を有する電子
写真感光体に関するものである。
従来の技術 電子写真感光体の基本的な構成は、支持体上に感光層を
有するもので、支持体の形状としてシート状より円筒状
が多いのは、継ぎ目がない為に、電子写真プロセスの帯
電、露光、現像5定着、除電の連続的な繰り返し適用に
有利であるからである。
近年、レーザービームを用いた電子写真プリンタの開発
が目覚ましく、し7ザービームプリンタに用いられる電
子写真感光体としては、セレン。
硫化カドミニウム、アモルファスシリコンなどのfil
l感光体やポリビニルカルバゾール、オキサジアゾール
、フタロシアニン等の有機窓光体が用いられている。
また、レーザービームとしては、アルゴン、ヘリウム−
ネオンなどのガスレーザーが用いられてきたが、小型、
軽量、低価格化を実現する為に半導体レーザーが用いら
れるようになった。しかし、半導体レーザーの波長が7
00〜850nmの近赤外領域の為に、前記感光体は前
記波長領域において、光感度が低く、実用上望ましくな
かった。
そこで、いくつかの増感方法が提案されているが、最も
効果的な方法として電荷発生層と電荷輸送層を積層した
機能分離型の感光層にすることが知られている。
電荷発生層は、露光量の大部分が電荷発生層で吸収され
て多くのキャリアが生成すること、発生したキャリアを
再結合やl′iIi獲されることなく、電荷輸送層に注
入させる必要がある為に薄膜が望ましい。
そして、複写スピードや解像度、半導体レーザーの寿命
などの点から露光された電位の低い部分にトナーを付着
させる反転現像方式が主流になっている。しかしなから
、半導体レーザーを光源に用いた場合、文字などのライ
ン画像では問題にならないが、ハーフトーンのベタ画像
の場合に干渉縞が現れる。この原因は、電荷発生層が前
述のように薄膜の為に、この層で吸収されるべき光がす
べて吸収されずに支持体表面で反射し、この反射光と感
光層表面での反射光とが干渉することによって生じる。
ところで、支持体材料が祇やプラスチック等の絶縁性材
料の場合、電荷をすみやかに逃がす為に導電性の被膜を
支持体上に形成する必要がある。
また、支持体がアルミニウム、銅、亜鉛、錫、ステンレ
ス鋼、真ちゅう、クロム等の金属の場合、導電性の被膜
を形成する必要はないが、感光層の電気的破壊や導電性
支持体上の凹凸、傷、欠陥等によって通常の現像方式の
場合には、画像上ベタ黒で白ポチとなって現われ、反転
現像方式の場合には、画像上ベタ白で黒ポチとなって現
われる為に大きな問題である。
そこで、これらの問題点を解決する為に、支持体と感光
層の間に樹脂層を設けるのが有効である。
この樹脂層は、電気的に十分低い抵抗層でなければなら
ず、導電性を有する樹脂層が望ましく、通常、導電層と
呼ばれている。導電層は、この上に形成する塗液の溶剤
に侵されない必要があり、カチオン性、アニオン性、ノ
ニオン性の電解質や4級アンモニウム塩、スルホン酸塩
等の高分子電解質等をポリビニルアルコール、エチルセ
ルロース。
カゼイン、ゼラチン、でんぷん等の親水性樹脂や親アル
コール性樹脂に添加する方法が知られており(例えば、
特公昭56−54631号公報、特公昭58−1772
号公叩、特開昭57〜138990号公報、特開昭59
−121343号公報等)、支持体の凹凸、傷、欠陥の
程度にもよるが、1膜の場合には効果がなく、5μm以
上の被膜が必要である。しかしなから、導電層に要求さ
れる特性としては、電気抵抗が使用環境の変化、特にン
!度変化によって影響を受けないことも大切である。こ
れらのイオン伝導に基づく導電層を用いると、冬場の1
0℃/20%の低湿度下では、電気抵抗が上昇し、通常
の現像方式の場合にはかぶりを生じ、反転現像方式の場
合には画像ンQ度の低下を招くことになる。また逆に、
梅雨基の30℃/80%の高湿度下では電気抵抗が低下
し、支持体からの電荷注入が生じやすくなり、通常の現
像方式の場合には、画像上ベタ黒で白ポチとなって現わ
れ、反転現像方式の場合には、画像上ベタ白で黒ポチと
なって現われる。
そこで、環境依存性がな(、膜厚を厚くしても電気抵抗
が高くならずに、かつ干渉縞ができない導電層として、
金属蒸着膜、金属メツキ、金属箔を巻きつける方法(例
えば特開昭55−124152号公報)、ニッケル、 
Ml、 !L アルミニウム等の金属粉体をバインダー
樹脂に分散させる方法(例えば特開昭56−15833
9号公報)、カーボンブランクをバインダー樹脂に分散
させる方法(例えば、特開昭50−25303号公報、
特開昭52−113735号公l)、A4!、Inをド
ープしたZnO,Taをドープした”rio、、sb、
llbをドープしたS n Oz等、ZnO,Tie、
Ti0z。
5nOz 、Adz Os 、Inz o、、Sing
 。
MgO等、あるいはこれらの複合金属酸化物をバインダ
ー樹脂に分散させる方法(例えば特開昭55−1464
53号公報、特開昭56−143443号公輯、特開昭
58−217941号公fI!、特開昭59−8425
7号公報等)が提案されている。
また、カーボンやアルミニウム、銅、真ちゅう。
ステンレス鋼、亜鉛等の金属ファイバーを紙やプラスチ
ック等の絶縁性材料に充填した導電性支持体を用いる方
法(例えば、特開昭56−66854号公報、特開昭5
9−15600号公報、特開昭59−97151号公報
等)が提案されている。
金属蒸着膜をつける場合、パンチ方式になる上、支持体
からのガスの発生、ピンホールのない膜厚を得るには長
時間を要するなどの欠点を有している。
金属メツキによる方法の場合は、プライマー処理を必要
とし、メツキ液の維持、管理が困難であるという欠点を
有している。
金属箔を巻きつける場合は、接合面ができないようにエ
ンドレスの金属箔を用いて、精度よく巻きつけるのが困
難であるという欠点を有している。
ニッケル、 !FW、 SL アルミニウム等の金属粉
体やA1.InをドープしたZnO,Taをドープした
T i Ox 、 S b、 N bをドープした5n
02等、ZnO,Tie、Tie、、5nOz 。
A11s Ox 、  I nz Ox 、 S io
t 、 MgO等、あるいはこれらの複合金属酸化物等
をバインダー樹脂に分散させた場合は、環境依存性には
優れた導電層が得られる。しかしなから、前記金属粉体
や金属酸化物は塗液中のバインダー樹脂及び溶剤に不溶
で、かつ形状が塊状で電子伝導に基づく導電性の為に多
量に添加しないと局部的に抵抗の異なる箇所ができ、安
定した導電層が得られないこと、比重が3〜8と大きい
ので塗液中に分散させたときに沈降しやすい為に作業性
が悪く安定した導電層が得られないなどの欠点を有して
いる。
カーボンを充填した場合には、フリーキャリアーを感光
層に注入する性質があること、多量に添加しないと局部
的に抵抗の異なる箇所ができ、安定した導電層が得られ
ないこと、揺変性が高く作業性が困難である等の欠点が
ある。
金属ファイバーを充填した場合には、長さ方向の機械的
強度、摺動性、導電性に優れているが、直径方向、すな
わち、膜厚方向に対しては多量に添加しないと安定した
機械的強度、摺動性、導電性が得られず、接着性は多量
に添加してもほとんど向上しないなどの欠点を有してい
る。
ところで、ホイスカとはヒゲ状単結晶で、長さが平均直
径の数倍以上の単結晶のものをさし、チタン酸カリウム
、炭化ケイ素、窒化ケイ素等の直線繊維状のホイスカは
知られており、これらに導電性を付与したものも市販さ
れている。この中でチタン酸カリウムのウィスカを充填
したプラスチックを導電性支持体に用いる方法が特開昭
59−97152号公報に提案されているが、金属ファ
イバーと同様に直線繊維状のウィスカの為に、長さ方向
の機械的強度、導電性に優れているが、直径方向、すな
わち、膜厚方向に対しては多量に添加しないと安定した
機械的強度8導電性が得られず、接着性は多量に添加し
てもほとんど向上しない。
発明が解決しようとする課題 したがって、電子写真感光体の導電層に求められる課題
は、支持体の凹凸、キズ、欠陥等をカバーできる膜厚に
しても、電気抵抗が高くならずに、かつ、温度、湿度等
の使用環境の変化に対しても安定である必要がある。
課題を解決するための手段 前記課題を解決する為の電子写真感光体は支持体と感光
層の間に少なくとも核部と核部から異なる4軸方向に伸
びた針状結晶の酸化亜鉛ホイスカを含む導電層を有する
電子写真感光体である。また、少なくとも酸化亜鉛ホイ
スカを充填したプラスチック製導電性支持体と感光層か
らなる電子写真感光体である。
さらに、支持体と感光層の間に少なくとも核部と核部か
ら異なる4軸方向に伸びた針状結晶の酸化亜鉛ホイスカ
を含む導電層と中間層を有する電子写真感光体である。
作用 この技術的手段による作用は、次のようになる。
すなわち、支持体と感光層の間に少なくとも核部と核部
から異なる4軸方向に伸びた針状結晶の酸化亜鉛ホイス
カを含む導電層を設けることによって、支持体の凹凸、
キズ、欠陥等をカバーできる膜厚にしても核部と核部か
ら異なる4軸方向に伸びた針状結晶の酸化亜鉛ホイスカ
を介して安定したR電性を有する導fE層が得られ、が
っ、導電性が電子伝導に基づくので、使用環境の変化に
対しても安定した導電層が得られる。
また、プラスチックに少なくとも核部と核部から異なる
4軸方向に伸びた針状結晶の酸化亜鉛ホイスカを充填す
ることによって得られる導電性支持体は、支持体として
の強度1寸法安定性、衝撃性等を十分に満足しており、
金属製支持体の場合には必要な表面研磨を省略できるの
で安価な上、核部と核部から異なる4軸方向に伸びた針
状結晶のホイスカを介して安定した導電性を有する導電
性支持体が得られ、かつ、導電性が電子伝導に基づくの
で、使用環境の変化に対しても安定した導電層が得られ
る。
さらに、核部と核部から異なる4軸方向に伸びた針状結
晶の酸化亜鉛ホイスカを含む導電層と感光層の間に中間
層を設けることによって、感光材料が綾部と核部から異
なる4軸方向に伸びた針状結晶の酸化亜鉛ホイスカに起
因する微細孔に埋没したり、突起によって感光層が不均
一な層になったり、感光材料との相互作用等による電子
写真特性への影響をなくすることができるので、より高
信頼性、高寿命性を有する電子写真感光体が得られる。
実施例 以下、本発明の一実施例を詳細に説明するが、本発明は
以下の一実施例に示す組合わせに限定されるものではな
い。
(実施例1) 第1図に、電荷発生層と電荷輸送層の積層構造からなる
負帯電機能分離型電子写真感光体の構成を示す。第1図
において1は支持体である。支持体は、前述したように
、例えば、アルミニウム。
真ちゅう、ステンレス鋼、銅、ニッケル等の導電性を有
する金属、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチ
レン樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ボリアリレー
ト樹脂などの非導電性のプラスチック、硬質紙等をドラ
ム状に成形するか、フィルムや箔にして用いることがで
き、本発明の電子写真感光体は平滑な導電層が得られる
ので、支持体表面が粗くても良いので、支持体を切削加
工する必要がなく、支持体のコストを大幅に削減するこ
とができる。
第1図において、2は少なくとも核部と核部から異なる
4軸方向に伸びた針状結晶の酸化亜鉛ホイスカを含む導
電層である。
核部と核部から異なる4軸方向に伸びた針状結晶の酸化
亜鉛ホイスカを分散させるバインダー樹脂としては、支
持体に対する密着性に優れていること2分散性に優れて
いること、導電層の上に形成する感光層、保護層の塗液
中の溶剤や層形成時の熱に侵されないなどの条件を満た
す必要があり、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
エステル樹脂、シリコーン樹脂、アクリル−メラミン樹
脂。
フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂が好ましい。導電層の
体積固有抵抗は10”Ω・口辺下、好ましくは106Ω
・印が好ましく、作業性等も考慮すると、導電層中の含
有量は10〜9Qwt%、好ましくは20〜7Qwt%
が適している。
なお、Aj!、In等の化合物を添加してZnOを焼成
するか、核部と核部から異なる4軸方向に伸びた針状結
晶の酸化亜鉛ホイスカを加熱水中に分散させた液に、核
部と核部から異なる4軸方向に伸びた針状結晶の酸化亜
鉛ホイスカと酸化数が不飽和な塩化第1錫、臭化第1錫
、三塩化アンチモン、三沃化アンチモン等をアルコール
、塩酸。
アセトンなどに溶解させた溶液を加えた後、ろ過乾燥す
ることによって、容易に低抵抗の核部と核部から異なる
4軸方向に伸びた針状結晶の酸化亜鉛ホイスカを得るこ
とができるので導電性でない顔料を併用添加することも
可能である。それらの例としては、酸化チタン、炭酸カ
ルシュウム、アルミナ、タルク、クレー等を挙げること
ができ、コストダウンに有効である。
また、従来のニッケル、 銅、 SL アルミニウム等
の金属粉体、カーボンブラックやAn、In。
Sn、Sb等をドープしたZ n Os  I n 、
S n等をドープしたTiO□、Sb、Nb等をドープ
した5nOz、TiO等、あるいはこれらの混合物を併
用添加すると、核部と核部から異なる4軸方向に伸びた
針状結晶の酸化亜鉛ホイスカの間隙に充填され、より安
定した導電性を有する導電層が得られる。導電層の分散
には、ボールミル、振動ボールミル、サンドミルなどを
用いて分散することができる。支持体がシート状の場合
には、ブレードコーター、ワイヤーバーコーター、スク
リーンコーターなどが適しており、支持体がドラム状の
場合には浸漬塗工法が適している。
第1図において、感光層は、3の電荷発生層と4の電荷
輸送層とからなる機能分離型で、電荷発生層3は、露光
によってキャリアを発生する顔料や染料とバインダー樹
脂で形成され、電荷輸送層4は、電荷を輸送する物質と
バインダー樹脂で形成される。
電荷発生物質は、フタロシアニン系、アゾ系。
スクェアリリウム系、シアニン系、キノン系、キノシア
ニン系、インジゴ系、ビスベンゾイミダゾール系、ペリ
レン系などの各種顔料や染料で、電荷輸送物質は、主鎖
または側鎖にアルキル基、アルコキシ基、アミノ基、イ
ミノ基、イミド基などの電子供与性基を有する化合物、
アントラセン。
フェナントレン、ピレンなどの多環芳香族化合物、また
はそれを含む誘導体、インドール、オキサゾール、イソ
オキサゾール、カルバゾール、ピラゾリン、イミダゾー
ル、オキサジアゾール、チアゾール、トリアゾールなど
の複素環化合物、またはそれを含む誘導体である。前記
電荷発生物質、電荷輸送物質は一般的に低分子量で成膜
性に乏しいので、成膜性のあるバインダー樹脂に溶解ま
たは分散させる必要がある。バインダー樹脂としては、
ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル
樹脂、ブチラール樹脂などの熱硬化性樹脂やメラミン樹
脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂。
シリコーン樹脂、フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂が
用いられる。電荷発生層の膜厚は1μm以下、電荷輸送
層の膜厚は10〜25μmの範囲が最適である。
また、アモルファスシリコンからなる感光層はグロー放
電1プラズマCVD等によって容易に得ることができ、
その膜厚は、15〜25μmの範囲が好ましい。まず、
純度99.99%の純亜鉛線を、アーク放電方式による
溶射法で空気中に溶射し、得られた金属亜鉛粉末1 k
gをイオン交換水500g中に投入し、乳鉢形播潰機で
20分間攪拌する。次に、温度26℃に保った水中に7
2時間放置後、150℃で30分間の乾燥を行ない、粉
末表面の水分を除去する。次に、この粉末をアルミナ磁
器製るつぼ中に入れ、これを1000℃に保たれた炉内
に入れ、1時間の加熱処理を行なった。この結果、前記
るつぼ内の下層部には塊状の酸化亜鉛が生成され、上層
部にはみかけ嵩比重0.09で、核部と核部から異なる
4軸方向に伸びた針状結晶部からなる酸化亜鉛ホイスカ
結晶体が得られた。
このようにして得られた核部と核部から異なる4軸方向
に伸びた針状結晶の酸化亜鉛ホイスカ粉末約6gを内径
が6鰭の絶縁性シリンダーに入れ、両側より白金電極で
70kg/c+4の圧力で加圧しなから抵抗を測定する
と50Ω・1であった。
得られた核部と核部から異なる4軸方向に伸びた針状結
晶の酸化亜鉛ホイスカ5重量部、アクリル樹脂(三菱レ
イヨン株式会社製商品名;ダイヤナールHR−124)
/メラミン樹脂(大日本インキ株式会社製商品名;スー
パーベッカミンL 121) =3/2の混合バインダ
ー樹脂3重量部をキシレン/シクロへキサノン/n−ブ
タノール=1/1/2の混合溶媒10重量部をボールミ
ルの中に入れ、15時間分散させ、均一な分散状態の塗
液を作成し、塗液中のゴミ、異物を除く為に、5μmの
フィルターを用いて加圧ろ過を行なった。この塗液は、
沈降や凝集がなく安定した塗液で作業性に優れており、
トリクレンを用いた超音波洗浄を行ない、表面のゴミ、
汚れを取り除いたφ60 X 338 nのアルミニウ
ム製ドラム支持体1上に50fl/minの塗工速度で
浸漬塗工を行ない、150℃で60分硬化させ、20μ
mの導IrL層2を形成した。次に、電荷発生物質とし
て、τ型の無金属フタロシアニン4重量部とブチラール
樹脂(積水化学工業株式会社製商品名;エスレックBH
−3)3重量部とテトラヒドロフラン92重量部をボー
ルミルの中にいれて12時間分散し、均一な分散状態の
塗液を作成し、塗液中のゴミ、異物、凝集物を取り除く
為に5μmのフィルターを用いて加圧ろ過を行なった。
この塗液を用いて、導電層2を形成した上に、40■−
/minの塗工速度で浸漬塗工を行ない、100℃で6
0分熱風乾燥させ、0.25μmの電荷発生N3を形成
した。
さらに、電荷輸送物質として、1−フェニル−1,2,
3,4〜テトラヒドロキノリン−6−カルボキシアルデ
ヒド−1”、1″ −ジフェニルヒドラゾン1重量部と
バインダー樹脂としてポリカーボネート樹脂(三菱化成
工業株式会社製商品名;ノバレフクス7030A)1重
里部を塩化メチレン9重量部に溶解させた塗液を作成し
、塗液中のゴミ、異物を取り除く為に、1μmのフィル
ターを用いて加圧ろ過を行なった。この塗液を電荷発生
N3まで形成した支持体上に10w5m/ m inの
塗工速度で浸漬塗工を行ない、80℃で60分熱風乾燥
させ、20μmの電荷輸送層4を形成した。
このようにして作成した電子写真感光体は、導電層を介
して支持体と感光層の密着性に優れ、本実施例に示した
フタロシアニン系やアゾ系顔料を分散させた感光層(電
荷発生層)を形成する場合に特に有効であった。
次に、第5図に示す反転現像方式の電子写真複写機を用
いて、特性を測定した。すなわち、第5図において、1
1は電子写真感光体でドラム形伏である。この電子写真
感光体の周囲には、負極性帯電器12、タングステンラ
ンプ、半導体レーザーなどの露光光源13、負極性トナ
ーを有する現像器14、転写ガイド15、正極性帯電器
16、転写ベルト17、クリーニングブレード18、除
電光a19が配置され、転写されたトナー像を定着する
定着器20が設けられている。電子写真感光体11を矢
印の方向に回転させ、まず負極性帯電器12により、電
子写真感光体11を負極性に帯電させ、露光光源13に
より情報信号に応じた静電潜像を形成する。この負極性
の静電潜像は負極性トナーを有する現像器14で現像さ
れ、可視像となり、転写ガイド15を通って送られてき
た複写用紙上に正極性帯電器16により転写される。
転写された複写用紙は、転写ベルト17により、電子写
真感光体11より順次分離され、定着器20により画像
として定着される。転写後の電子写真感光体上に残った
トナーはクリーニングブレード18により回収され、除
電光a19により残留電位が除去される電子写真複写機
を用いて特性を測定した。また測定は温湿度がコントロ
ールできる恒温室の中で、25℃155%RHの通常の
条件、10℃/20%RHの低湿度条件、30℃780
%RHの高湿度条件における電子写真感光体の帯電電位
、残留電位による電位特性をトレック社製のModel
 344の表面電位計を用いて、ベタ白画像上における
黒ポチ1画像濃度の低下の有無。
干渉縞が生じないかどうかによって画像特性の評価を行
なった。その結果を第1表に示す。
(以 下 余 白) 第1表より明らかなように、25℃155%RH。
10℃/20%RH,30℃/80%RHにおいて、電
位特性1画像特性に優れた電子写真感光体が得られた。
(実施例2) 第2図に、実施例1の電荷発生層と電荷輸送層を逆に積
層することによって、容易に得られる正帯電機能分離型
電子写真感光体の構成を示す。
第2図において、1は支持体、2は導電層、4は電荷輸
送層、3は電荷発生層、5は保護層である。保護層5に
適した樹脂としては、ポリカーボネート樹脂、アクリル
樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂。
ブチラール樹脂などの熱可塑性樹脂やメラミン樹脂、ウ
レタン樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フェノー
ル樹脂などの熱硬化性樹脂が好ましく、保護層の膜厚は
薄すぎると耐クリーニング性。
耐摩耗性に欠け、厚すぎると残留電位が高くなるので、
1〜10μmの範囲が最適である。まず、実施例1で得
られた核部と核部から異なる4軸方向に伸びた針状結晶
の酸化亜鉛ホイスカ500gを90℃に保った水300
0cc中に加え、攪拌しなからエタノール200ccに
核部と綾部から異なる4軸方向に伸びた針状結晶の酸化
亜鉛ホイスカと酸化数が不飽和な三塩化アンチモン10
gを熔解させた溶液をゆっくり加えた後、ろ過、洗浄し
、100℃で2時間乾燥させた。このようにして得られ
た粉末約6gを内径が6flの絶縁性シリンダーに入れ
、両側より白金電極で70kg/aJの圧力で加圧しな
から、抵抗を測定すると0.12Ω・1であった。
得られた低抵抗化された核部と核部から異なる4軸方向
に伸びた針状結晶の酸化亜鉛ボイスカto重fi[、レ
ゾールタイプのフェノール樹脂(大日本インキ株式会社
製商品名;プライオーフェン5592.固形分55%)
10重量部、メタノール/n−ブタノール=1/lの混
合溶媒10重壁部を振動ボールミルの中に入れて、20
時間分散し、均一な分散状態の塗液を作成し、塗液中の
ゴミ、異物を除く為に、10μmのフィルターを用いて
加圧ろ過を行なった。この塗液をトリクレンを用いた超
音波洗浄を行ない、表面のゴミ2汚れを取り除いたφ6
0 X 338 amのアルミニウム製ドラム支持体1
上に60+n/minの塗工速度で浸(n塗工を行ない
、150℃で45分硬化させ、16μmの導電N2を形
成した。
次に、実施例1で使用した電荷輸送物質、1−フェニル
−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−カルポ
キシアルデヒドー1’、1’  −ジフェニルヒドラゾ
ン12重量部、バインダー樹脂としてポリカーボネート
樹脂(バイエル株式会社製商品名;マクロホールN)1
0重量部を塩化メチレン19重量部に溶解させた塗液を
作成し、塗液中のゴミ、異物を取り除く為に、1μmの
フィルターを用いて加圧ろ過を行なった。この塗液を導
?it層2を形成した支持体上に50117m i n
の塗工速度で浸漬塗工を行ない、80℃で60分熱風乾
燥させ、22μmの電荷輸送層4を形成した。
さらに電荷発生物質として、ε型の無金属フタロシアニ
ン4重量部、バインダー樹脂としてアクリル樹脂(三菱
レイヨン株式会社製商品名;ダイヤナールHR−664
)/メラミン樹脂(大日本インキ株式会社製商品名;ス
ーパーベッカミンL145)=3/1の混合バインダー
樹脂4重量部と2−ブタノール92重量部を振動ボール
ミルの中に入れて15時間分散し、均一な分散状態の塗
液を作成し、塗液中のゴミ、異物、凝集物を取り除く為
に、5μmのフィルターを用いて加圧ろ過を行なった。
この塗液を用いて、電荷輸送層4まで形成した支持体上
に、30 ms/winの塗工速度で浸漬塗工を行ない
、100℃で60分硬化させ、0.21μmの電荷発生
層3を形成した。最後に、アクリル樹脂(三菱レイヨン
株式会社製商品名;ダイヤナールHR−664)/メラ
ミン樹脂(大日本インキ株式会社製商品名;スーパーベ
フカミンL145)=3/1の混合バインダー樹脂1重
量部と2−ブタノール/トルエン=371の混合溶媒5
重量部からなる塗液を作成し、塗液中のゴミ、異物、凝
集物を取り除く為に、1μmのフィルターを用いて加圧
ろ過を行なった。この塗液を用いて、電荷発生N3まで
形成した支持体上に50 w/m i nの塗工速度で
浸漬塗工を行ない、80℃で30分熱風乾燥させ、2.
0μmの保護N5を形成した。
このようにして作成した電子写真感光体を第6図に示す
ような第5図の負極性帯電器12を正極性帯電器12A
に、負極性トナーを存する現像器14を正極性トナーを
有する現像器14Aに、正極性帯電器16を負帯電器1
6Aに変更した反転現像方式の電子写真複写機を用いて
、実施例1と同様に電位特性5画像特性を評価した。そ
の結果を第1表に示す。
第1表より明らかなように、25℃155%RH。
10℃/20%RH,30℃/80%RHにおいて、電
位特性2画像特性に優れた電子写真感光体が得られた。
(実施例3) 第3図に、実施例1の導電層と感光層の間に中間層を有
する負帯71機能分離型電子写真怒光体の構成を示す。
第3図において、1は支持体、2は導’ff1J!、 
6は中間層、3は電荷発生層、4は電荷輸送層であ中間
層6を前記導電層と感光層の間に設けることによって、
少なくとも核部と核部から異なる4軸方向に伸びた針状
結晶の酸化亜鉛ホイスカを含む導電層上に直接窓光層を
設けた場合に感光材料が核部と核部から異なる4軸方向
に伸びた針状結晶の酸化亜鉛ホイスカに起因する微細孔
に埋没したり、突起によって感光層が不均一な層になっ
たり、感光材料との相互作用等による電子写真特性への
影響をなくし、より高信幀性、高寿命性を有する電子写
真感光体を得ることができる。中間層6に用いられる材
料としては、ポリビニールアルコール、メチルセルロー
ス、エチルセルロース。
カゼイン、ゼラチン、でんぷん、ポリアミド樹脂。
フェノール樹脂等があるが、ポリアミド樹脂が最適であ
った。ポリアミド樹脂の中でも接着層としての特性1作
業性を考慮すると、アルコール可溶性の共重合ポリアミ
ド樹脂が望ましく、その膜厚は0.2〜1.0μmの範
囲が望ましい、まず、実施例1で得られた核部と核部か
ら異なる4軸方向に伸びた針状結晶の酸化亜鉛ホイスカ
8重量部、TiO□系導電剤(三菱金属株式会社製商品
名;W−10) 2重量部、アクリル樹脂(三菱レイヨ
ン株代会社製商品名;ダイヤナールHR−124)/メ
ラミン樹脂(大日本インキ株式会社製商品名;スーパー
へ7カミン■、121)=3/2の混合バインダー樹脂
3重量部をキシレン/シクロヘキサノン/n−ブタノー
ル=1/1/2の混合溶媒10重量部をボールミルの中
に入れ、15時間分散させ、均一な分散状態の塗液を作
成し、塗液中のゴミ、異物を除く為に、5μmのフィル
ターを用いて加圧ろ過を行なった。この塗液をトリクレ
ンを用いた超音波洗浄を行ない、表面のゴミ。
汚れを取り除いたφ60X338flのレゾールタイプ
のフェノール樹脂製ドラム支持体1上に60m/n+i
nの塗工速度で浸漬塗工を行ない、140で90分硬化
させ、20μmの導電層2を形成した。
次に、ポリアミド樹脂(東し株式会社製商品名;アラミ
ンCM8000)1重量部をメタノール9重量部に溶解
させた塗液を作成し、塗液中のゴミ。
異物を取り除く為に、1μmのフィルターを用いて加圧
ろ過を行なった。この塗液を、導電N2を形成した支持
体上に60++m/minの塗工速度で浸漬塗工を行な
い、100℃で60分の熱風乾燥させ、0.2μml”
7のポリアミド樹脂からなる中間N6を形成した。
次に、実施例1と同様の電荷発生層3と電荷輸送層4を
形成した。このようにして得られた電子写真感光体につ
いて、実施例1と同様に電位特性。
画像特性を測定した。その結果を第1表に示す。
第1表より明らかなように、25℃155%R11゜1
0℃/20%RH,30℃/80%RHにおいて、電位
特性2画像特性に優れた電子写真感光体が得られた。
(実施例4) 第4図に、導電性支持体上に感光層を有する負帯電機能
分離型電子写真窓光体の構成を示す。
第4図において、7は少なくとも核部と核部から異なる
4軸方向に伸びた針状結晶の酸化亜鉛ホイスカを含む導
電性支持体、3は電荷発生層、4は電荷輸送層である。
核部と核部から異なる4軸方向に伸びた針状結晶の酸化
亜鉛ホイスカを分散させるバインダー樹脂としては、分
散性に優れていること、導電性支持体上に形成する感光
層、保護層の塗液中の溶剤や層形成時の熱に侵されない
などの条件を満たす必要があり、ポリウレタン樹脂、エ
ポキシ樹脂。
ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、アクリル−メラミ
ン樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂が好ましい。
導電性支持体の体積固を抵抗は10”Ω・ω以下、好ま
しくは106Ω・CImが好ましく、作業性等も考慮す
ると、導電性支持体中の含有量は10〜9Qwt%、好
ましくは20〜50−t%が適している。なお、Al、
In等の化合物を添加してZnOを焼成するか、核部と
核部から異なる4軸方向に伸びた針状結晶の酸化亜鉛ホ
イスカを加熱水中に分散させた液に、核部と核部から異
なる4軸方向に伸びた針状結晶の酸化亜鉛ホイスカと酸
化数が不飽和な塩化第1錫、臭化筒1JI。
三塩化アンチモン、三沃化アンチモン等をアルコール、
塩酸、アセトンなどに溶解させた溶液を加えた後、ろ過
乾燥することによって、容易に低抵抗の核部と核部から
異なる4軸方向に伸びた針状結晶の酸化亜鉛ホイスカを
得ることができるので導電性でない顔料を併用添加する
ことも可能である。それらの例としては、酸化チタン、
炭酸カルシュウム、アルミナ、タルク、クレー等を挙げ
ることができ、コストダウンに有効である。
また、従来のニッケル、 w4. iL アルミニウム
等の金属粉体、カーボンブラックやA7!、  In。
Sn、Sb等をドープしたZnO1In、Sn等をドー
プしたTiO□、Sb、Nb等をドープしたSnO□、
TiO等、あるいはこれらの混合物を併用添加すると、
核部と核部から異なる4軸方向に伸びた針状結晶の酸化
亜鉛ホイスカの間隙に充填され、より安定した導電性を
有する導電性支持体が得られる。
まず、実施例1で得られた核部と核部から異なる4軸方
向に伸びた針状結晶の酸化亜鉛ホイスカをフェノール樹
脂に添加量が25wt%になるように添加して混練りし
、内径56龍、外径591m、長さ338mmの円筒状
に成形して、導電性支持体7を得た。支持体としての強
度3寸法安定性2表面平滑性、耐衝撃性などは十分満足
していた。
このようにして得られた導電性支持体7について、トリ
クレンを用いた超音波洗浄を行ない、表面のゴミ、汚れ
を取り除いた後、実施例1と同様の電荷発生層3と電荷
輸送層4を形成した。このようにして得られた電子写真
感光体は、感光層との密若性が優れていた。次に、実施
例1と同様に電位特性1画像特性を測定した。その結果
を第1表に示す。
第1表より明らかなように、25℃155%RH110
℃/20%RH,30℃/80%RHにおいて、電位特
性3画像特性に優れた電子写真感光体が得られた。
(比較例1) 比較例として、実施例1の核部と核部から異なる4軸方
向に伸びた針状結晶の酸化亜鉛ホイスカの代わりに金属
酸化物系導電剤を用いた。金属酸化物系導電剤(三菱金
属株式会社製商品名、T−1)10重量部、アクリル樹
脂(三菱レイヨン株式会社製商品名;ダイヤナールHR
−124)/メラミン樹脂(大日本インキ株式会社製商
品名;スーパーベッカミンL121)=3/2の混合バ
インダー樹脂3重量部をキシレン/シクロへキサノン/
n−ブタノール=1/1/2の混合溶媒10重量部をボ
ールミルの中に入れ、15時間分散させ、均一な分散状
態の塗液を作成し、塗液中のゴミ、異物を除く為に、5
μmのフィルターを用いて加圧ろ過を行なった。この塗
液をトリクレンを用いた超音波洗浄を行ない、表面のゴ
ミ、汚れを取り除いたφ60X338fiのアルミニウ
ム製ドラム支持体1上に、塗液中の導電材料が沈降しや
すいので十分攪拌後すばや< 60 w/m i nの
塗工速度で浸漬塗工を行ない、150℃で60分硬化さ
せ、20μmの導電層2を形成した。この上に、実施例
1と同様の電荷発生層3.電荷輸送層4を形成した電子
写真感光体について、実施例1と同様に電位特性1画像
特性を測定した。その゛   結果を第1表に示す。
第1表より明らかなように、25℃155%RH。
30℃780%RHでは、電位特性5画像特性に優れて
いたが、10℃/20%RHにおいて、局部的な残留電
位の上昇によると思われる画像濃度の低下した部分が発
生した。
(比較例2) 比較例として、実施例1の核部と核部から異なる4軸方
向に伸びた針状結晶の酸化亜鉛ホイスカの代わりに高分
子電解質系導電剤を用いた。ポリビニルメチルヘンシル
トリメチルアンモニウムクロライド(ダウコーニング株
式会社製商品名;ECR−34)10重量部、ポリビニ
ールアルコール(日本合成化学工業株式会社製商品名;
ゴーセノールAH−17)3重量部を渾留水87重量部
に溶解させた塗液を作成し、塗液中のゴミ、異物を取り
除く為に、1μmのフィルターを用いて加圧ろ過を行な
った。この塗液をトリクレンを用いた超音波洗浄を行な
い、表面のゴミ、汚れを取り除いたφ(i0X338m
のアルミニウム製ドラム支持体1上に、70m寵/mi
nの塗工速度で浸漬塗工を行ない、100℃で60分の
熱風乾燥させ、15μm厚の導電層2を形成した。この
上に実施例1と同様の電荷発生JW3. 電荷輸送層4
を形成した電子写真感光体について、実施例1と同様に
電位特性1画像特性を測定した。その結果を第1表に示
す。
第1表より明らかなように、25℃155%RHでは、
電位特性1画像特性に優れていたが、10℃/20%R
Hにおいて、残留電位の上昇とそれに伴う画像濃度の低
下が発生し、30℃/80%RHにおいて、帯41m位
の低下と白ベタ画像における黒ポチが発生した。
発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明による電子写真感
光体は、支持体と感光層の間に少なくとも核部と核部か
ら異なる4軸方向に伸びた針状結晶の酸化亜鉛ホイスカ
を含む導電層を設けることによって、支持体の凹凸、キ
ズ、欠陥等をカバーできる膜厚にしても核部と核部から
異なる4軸方向に伸びた針状結晶の酸化亜鉛ホイスカを
介して安定した導電性を有する導電層が得られ、かつ、
導電性が電子伝導に基づくので、使用環境の変化に対し
ても安定した導電層が得られた。
また、プラスチックに少なくとも核部と核部から異なる
4軸方向に伸びた針状結晶の酸化亜鉛ホイスカを充填す
ることによって得られる導電性支持体は、支持体として
の強度1寸法安定性、衝撃性等を十分に満足しており、
金属製支持体の場合には必要な表面研磨を省略できるの
で安価な上、核部と核部から異なる4軸方向に伸びた針
状結晶のホイスカを介して安定なR′rH,性を有する
導電性支持体が得られ、かつ、導電性が電子伝導に基づ
くので、使用環境の変化に対しても安定した導電層が得
られた。
さらに、核部と核部から異なる4軸方向に伸びた針状結
晶の酸化亜鉛ホイスカを含む導電層と感光層の間に中間
層を設けることによって、感光材料が核部と核部から異
なる4軸方向に伸びた針状結晶の酸化亜鉛ホイスカに起
因する微細孔に埋没したり、突起によって感光層が不均
一な層になったり、感光材料との相互作用等による電子
写真特性への影響をなくし、より高倍転性、高寿命性を
有する電子写真感光体を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図2第3図、第4図は本発明の電子写真感
光体の構成図、第5図、第6図は電子写真感光体の特性
を測定する為の反転現像方式の複写機の概略図である。 1・・・・・・支持体、2・・・・・・導電層、3・・
・・・・電荷発生層、4・・・・・・電荷輸送層、5・
・・・・・保護層、6・・・・・・中間層、7・・・・
・・導電性支持体、11・・・・・・電子写真感光体、
12・・・・・・負極性帯電器、12A・・・・・・正
極性帯電器、13・・・・・・露光光源、14・・・・
・・頁捲性トナーを有する現像器、14A・・・・・・
正極性トナーを存する現像器、15・・・・・・転写ガ
イド、16・・・・・・正極性帯電器、16A・・・・
・・負極性帯電器、17・・・・・・転写ベルト、1日
・・・・・・クリーニングブレード、19・・・・・・
除電光源、20・・・・・・定着器。 代理人の氏名 弁理士 中尾敏男 はか1名第1図 一 一→ 逼耐 ”!二ミ4 ]]! 1−支持体 2−it層 3−を荷発生層 4− t R@送層 5−保護層 6−中WPI層 7−導電性支持体 二 N) 昨+昨 ―W−叡 御 *lII隈 毒、 色   −

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体と感光層の間に少なくとも酸化亜鉛ホイス
    カを含む導電層を有することを特徴とする電子写真感光
    体。
  2. (2)少なくとも酸化亜鉛ホイスカを充填したプラスチ
    ック製導電性支持体と感光層からなることを特徴とする
    電子写真感光体。
  3. (3)支持体と感光層の間に少なくとも酸化亜鉛ホイス
    カを含む導電層と中間層を有することを特徴とする電子
    写真感光体。
  4. (4)酸化亜鉛ホイスカが核部と核部から異なる4軸方
    向に伸びた針状結晶であることを特徴とする請求項第(
    1)項、第(2)項または第(3)項のいずれかに記載
    の電子写真感光体。
  5. (5)中間層がポリアミド樹脂であることを特徴とする
    請求項第(3)項記載の電子写真感光体。
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