JPH01247395A - 作業車に於けるブーム及び作業機の格納構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野） 本発明は、前方に車輛キャビンを配置した車体の後方に
ターンテーブルを立設し、該ターンテーブル上に設けた
ブームの先端に所定の作業機（ハケン日を装備した車載
型の作業車の格納時に於ける全車高を低くするようにし
た作業車に於けるブーム及び作業機の格納構造に関する
ものである。

〔従来の技術〕

従来の作業車、特にブームの先端にマニピュレータをは
じめ灯振可能なダブル八ケント等を装備した高所作業車
にあっては高所での作業の安全性、作業効率を中心とし
て構成されたものが多く、例えば、Ｈ型のアウトリガを
装備した高所作業車のターンテーブルの設置は車輛キャ
ビンの直後の車体上（車輛全体の略中央位置）に設けら
れ、ブーム乃至ブームの先端に装備された作業１ｌＩａ
（ハケノト）等の格納は車体の後部スペースを利用して
行われている。

また、斜め張り出しのアウトリガを装備した高所作業車
にあってはターンテーブルを車体の後部に設置し、ブー
ム乃至ブームの先端に装備する作業機（パケット）等の
格納は車輛キャビンの上方に位置させて行っている。

（発明が解決しようとする課題〕 上記の構成を採用した従来の作業車の内、前者のものは
、ターンテーブルが車体の略中央位置に設置されている
関係上、ブームの格納方向は自ずから車輛の走行方向に
対して反対方向にならざるをえず、従ってブーム先端に
装備する作業機（パケット）も車体の後部上方に位置す
る。　′このような構成の作業車は車体の後部スペース
を有効に利用できる点に於いては好都合といえ全車高も
相当に低く設計することが可能であるが、その反面ブー
ム乃至作業機の格納位置が走行時に於いて最も振動及び
揺動の生じ易い車体の後部位置であるため強固なブーム
レスト等で支承し、かつ充分に固定していても移動し易
く走行時の安定性を狂わせる等の問題を有している。

また、後者のターンテーブルは車体の後部位置に設置さ
れ、ブーム乃至ブーム先端の作業機の格納は車輛の走行
方向と同方向になされる。

従って、ブーム乃至作業機の格納位置は比較的走行時の
振動及びに動を受けにくく、前者の作業車に見られるよ
うな位置ずれは無く、走行時の安定性は良好であるとい
えるが、しかし、従来の後部ターンテーブル設置型構造
の作業車はブームの格納角が正角であるため、ブーム乃
至作業機が車輛キャビン上に位置し、従って、全車高が
非常に高くなり、走行時の安定性に欠けると言った問題
を有していた。

（発明の目的及び課題を解決するための手段）本発明は
前記した問題点に迄みてなされたものであり、その目的
とするところは前方に車輛キャビンを配置した車体の後
方にターンテーブルを立設し、ブームの格納角を負角に
なし、ブーム先端に装備する作業機の格納を車輛キャビ
ンの真後ろに位置させ全車高を低くすることのできる作
業車に於けるブーム及び作業機の格納構造を従供しよう
とするものであり、そのために前方に車輛キャビンを設
けた車体上にターンテーブル、ブーム、ブーム先端に作
業機を装備した車載型の作業車に於いて、前記ターンテ
ーブルを前記車体の後部上方に設け、前記ブームを短縮
した状態で前記車体の長手方向に沿わせ、かつ負角にて
格納できるようにすると共に、前記ブーム先端に装備し
た前記作業機を車輛キャビンの真後ろに位置させて格納
するように構成する。

（作用） 上記のように構成することにより、ブームの格納時姿勢
を低くすると共に、作業機等の格納時の支持を確実にし
て走行時の安定性を向上させることにある。

（実施例〕 以下、図面に基づいて本発明に係る作業車に於けるブー
ム及び作業機の格納構造の一実施例を説明する。

図中、ｌは本発明に係るブーム及び作業機の格納構造を
採用した高所作業車を示したものである。

２は車輛キャビンであり、該車輛キャビン２は車体３の
前方に設けられている。４は車体３の長手方向に沿って
配設されたサブフレームであり、該サブフレーム４の後
部上方にはターンテーブル５が立設される。６はターン
テーブル５に基端を枢支したブームであり、該ブーム６
の先端には作業機、例えば図示のマニピュレータ７が所
定角度旋回可能に装備される。

尚、前記マニピュレータ７はブーム６の先端に下端を回
動可能に立設した旋回軸８の上端に配設される搭載ベー
ス９の下面左右に設けられ、その操作はサブフレーム４
の片側側部に設けた操作用キャビン１０内に設けられた
操作レバーにより行われるように構成されている。

又、前記マニピュレータフの高所に於ける作動の監視は
搭載ベース９の所定の位置に装備したモニターカメラ（
図では省略）でなされ、該モニターカメラでキャッチし
た信号は前記操作用キャビン１０に装備したモニターＴ
、Ｖにて映し出され、これを見て所定の操作がなされる
ようになっている− ところで、前記ターンテーブル５に起伏、伸縮可能に設
けられたブーム６は作業後先端部がサブフレーム４の長
手方向に沿うように旋回せしめられ、かつ起伏角が負角
になるまで下降されて格納される。

尚、前記ブーム６の先端に装備されたマニピュレータ７
もブーム６の下降動作と共に、前記ターンテーブル５の
方向に約１８０度胸回せしめられ、ブーム６が完全に格
納された状態に於いてマニピュレータ７は車輛キャビン
２の丁度真後ろに位置するように構成される。

以下、上記の実施例に基づいて本発明に係る作業車に於
けるブーム及び作業機の格納構造の作用を説明する。

サブフレーム４の後部上方にターンテーブル５を設ける
と共に、ターンテーブル５に起伏、伸縮可能に枢支した
ブーム６の格納時開定角を負角になるように構成したの
で、格納時の全車高が従来の格納構造を採用する高所作
業車に較べて半分近く低くすることが可能になる。従っ
て、走行時の安定性が著しく向上し、かつ、ブーム６の
先端に装備するマニピュレータフの格納位置も車輛キャ
ビンの直後（車輛の略中央部）となり、マニピュレータ
フに伝わる走行時の振動、揺動等も非常に少なく走行時
の安定性は極めて良好なものとなる。

〔発明の効果］ 本発明は、以上詳細に説明した如く、前方に車輛キャビ
ンを設けた車体上にターンテーブル、ブーム、ブーム先
端に作業機を装備した車載型の作業車に於いて、前記タ
ーンテーブルを前記車体の後部上方に設け、前記ブーム
を短縮した状態で前記車体の長手方向に沿わせ、かつ負
角にて格情できるようにすると共に、前記ブーム先端に
装備した前記作業機を車輛キャビンの真後ろに位置させ
て格納するように構成したので、ブームの格納時姿勢が
低くでき、作業機等の格納支持も確実となり、走行時の
安定性も向上する等の優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る作業車に於けるブーム及び作業機の
格納構造を示す側面図である。 ■・・・高所作業車、２・・・車輛キャビン、３・パ車
体、４・・・サブフレーム、５・・・ターンテーブル、
６・・・ブーム、７・・・作業機（マニピュレータ）、
８・・・旋回軸、９・・・搭載ヘース、ｌＯ・・・操作
用キャビン。 特　許　出　願　人　東京電力株式会社（ほか　ｌ　名
、０〜 ｌ〆−

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）前方に車輛キャビンを設けた車体上にターンテー
   ブル、ブーム、ブーム先端に作業機を装備した車載型の
   作業車に於いて、前記ターンテーブルを前記車体の後部
   上方に設け、前記ブームを短縮した状態で前記車体の長
   手方向に沿わせ、かつ負角にて格納できるようにすると
   共に、前記ブーム先端に装備した前記作業機を車輛キャ
   ビンの真後ろに位置させて格納するように構成したこと
   を特徴とする作業車に於けるブーム及び作業機の格納構
   造。
2. （２）前記構造の作業車に於いて、前記車体の片側側部
   に前記ターンテーブル、ブーム、ブーム先端に装備した
   作業機等の操作を行う設置物（操作用キャビン）を設け
   たことを特徴とする第１請求項記載の作業車に於けるブ
   ーム及び作業機の格納構造。