JPH01247049A - 溶解性の改良されたガラクトマンナンの製造法 - Google Patents

溶解性の改良されたガラクトマンナンの製造法

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JPH01247049A
JPH01247049A JP63077861A JP7786188A JPH01247049A JP H01247049 A JPH01247049 A JP H01247049A JP 63077861 A JP63077861 A JP 63077861A JP 7786188 A JP7786188 A JP 7786188A JP H01247049 A JPH01247049 A JP H01247049A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
galactomannan
aqueous solution
powder
weight
galactose content
Prior art date
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Pending
Application number
JP63077861A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Fujita
藤田 文男
Yoshino Kubota
久保田 佳乃
Yoshizumi Hayashi
林 良純
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sansho Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sansho Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は溶解性の改良されたガラクトマンナンの製造法
に関する。本発明で得られたガラクトマンナン粉末は食
品添加剤として有用である。
〈従来の技術〉 食品工業において、ゲル形成能を有する食品添加剤とし
て、ガラクトース含量25重量%以下のガラクトマンナ
ン、例えばタラガム、ローカストビーンガムが一般に使
用されている。
また、ガラクトマンナンの水に対する溶解性は主として
そのガラクトース含量に依存し、ガラクトース含量が約
33重量%のグア、−ガムは冷水に可溶であるが、ガラ
クトース含量約25重量%のタラガムはその80〜90
χしか冷水に溶解せず、またガラクトース含量約20重
Iχのローカストビーンガムは冷水に殆ど溶解せず、こ
れを溶解させるためには85℃以上といった高温に加熱
する必要がある。
〈発明が解決しようとするi1題〉 しかしながら、上記のガラクトース含量t25重量%以
下のガラクトマンナンはガラクトース含量が多いグアー
ガムに比較してゲル成形能がすぐれ、特にカラギーナン
、ザンタンガム等の多糖類と併用したとき、相乗効果に
よりその性能が格段に向上するため、溶解性が悪くても
ガラクトース含量が低いタラガム、ローカストビーンガ
ムを使用せざるを得す、食品の製造時にその溶解のため
に85°C以上の加熱を余儀なくされており、製造工程
が繁雑になる問題があり、食品の製造時において取扱い
が容易で、溶解性に優れたガラクトース含量の少ないガ
ラクトマンナンが要望されている。
本発明の目的は溶解性の改良されたガラクトース含量の
少ないガラクトマンナンの製造法を提供することにある
く課題を解決するための手段〉 すなわち、本発明はガラクトース含量25重量%以下の
ガラクトマンナン水溶液と易水溶性物質を含む水?8液
とを各水溶液の固形分の重量比で10;1〜l:loO
の比率で混合した後、脱水、粉末化することを特徴とす
る溶解性を改良したガラクトマンナンの製造法を提供す
るものである。
以下、本発明について詳述する。
本発明において溶解性を改良するガラクトマンナンとし
てはタラガム、ローカストビーンガム、さらには特開昭
61−274695号公報に記載されているグアーガム
、タラガムをα−ガラクトシダーゼで処理してガラクト
ース含量を約25重量%以下にしたガラクトマンナン等
が挙げられる。
本発明においては先ず上記のガラクトース含量の少ない
ガラクトマンナンの水溶液を調製する。
水溶液の濃度は特に限定されないが、あまり薄くては除
去する水の量が多くなり、少ないと溶解させるのが困難
でまた粘度も大きくなるので、通常1〜50g/ l 
、より好ましくは2〜10g/ I!の範囲である。
また、易水溶性物質としては上記のガラクトマンナン以
外の食品添加物として認められているものであれば、特
に限定されず、1種または2種以上が使用できるが、通
常は製造する食品成分の中から適宜法めることが好まし
い。これらの具体例としてはカラギーナン、ザンタンガ
ム等のゲル形成助剤、またブドウ糖、砂糖等の甘味成分
等が挙げられるがこれらに限定されるものではない。
この水/8液の濃度についても特に限定されるものでな
く、適宜法めればよい。
ガラクトマンナンの水溶液と易水溶性物質を含む水溶液
の混合比率は各水?8液に含まれる固形分の重量比テI
O:1〜1:100 、好ましくは5:1〜I:10の
範囲である。
上記比率が111未満であると易水溶性物質の量が少な
くなるので本発明の効果が顕著でな(、一方1:100
を超えても溶解性はそれ以上に向上せず、目的のゲル形
成剤成分が少なくなるので好ましくない。
次いで、雨水溶液を混合して、混合水溶液を脱水してガ
ラクトマンナンの粉末を製造するが、脱水、粉末化する
方法としてはアルコール沈澱法、スプレードライ法、ド
ラムドライ法等が採用できる。特に易水溶性物質がアル
コールに不溶の場合、例えばカラギーナン、ザンタンガ
ム等の高分子物質の場合にはアルコール沈澱法が好適に
採用できる。一方、スプレードライ法、ドラムドライ法
の場合は易水溶性物質がアルコールに不溶でも、砂糖、
ブドウ糖のようなアルコールにある程度可溶なものでも
適用できるので易水溶性物質の種類に応じて適宜選tR
すればよい。
〈発明の効果〉 本発明によれば溶解性の劣ったガラクトース含量の少な
いガラクトマンナンの溶解性を大幅に向上させることが
でき、従来の食品製造工程の経済性の向上が計れる。
〈実施例〉 以下、実施例により本発明について具体的に説明する。
なお、実施例、比較例における”部゛は重量部を意味す
る。
参考例 (ガラクトース含量の少ないガラクトマンナンの製造) MorLierella Vinaceaの菌体から高
圧破砕法により抽出し、β−マンナーゼを除去したα−
ガラクトシダーゼを0.5%のグアーガム水溶液に添加
し、 PH4,0,50’Cで3日間反応させた。反応
終了後反応液を遠心分離して不溶物を除去し、ガラクト
ース含量23重量%のガラクトマンナン水溶液を得た。
実施例1 参考例で得られたガラクトース含量23重量%のガラク
トマンナンを0.5重量%含む水溶液50部とザンタン
ガム0.5重量%水溶液50部を均一に混合した後、3
00部のイソプロパツールを添加した。生した沈澱をシ
戸取し、洗浄後真空乾燥して粉末を得た。このようにし
て得られた粉末を2.0gに第1表に示す温度に保たれ
た996m lのイオン交換水に分散し、プロペラ撹拌
機にて2時間撹拌した後、その粘度を測定した。液温を
25゛Cに合わせ、イオン交換水を加えて重量補正して
から回転粘度計により溶液の粘度を測定した。結果を第
1表に示す。これから35℃においてガラクトマンナン
は完全に溶解していることが判る。
比較例1 参考例で得られたガラクトース含量23重量%のガラク
トマンナン溶fi100部をイソプロパツール300部
に添加して得られた沈澱をI取した後、洗浄・真空乾燥
して得られた粉末とザンタンガムの粉末を同量ずつ混合
した。この混合物2.0gを使用した以外は実施例1と
同様にイオン交換に溶解してその粘度を測定した。結果
を第1表に示す。
第1表から75〜85°C程度でないと完全に溶解しな
いことが判る。
第  1  表 実施例2 参考例により得られたガラクトマンナン水?@ ?f1
50部と0.52力ツパカラギーナン水溶液50部との
混合液を300部のイソプロパツールに添加混合した。
生じた沈澱をI取し、洗浄後、真空乾燥して白色粉末を
得た。得られたガラクトマンナン粉末を用いて下記の組
成のデザートゼリー粉末製剤を調製した。
デザートゼリー粉末1剤組” ・ガラクトマンナン粉末   5.0g(ガラクトマン
ナン二カソパカラーギ ナンの重量比l:1) ・第1リン酸カリウム    1.0g・クエン酸  
       2.0g・クエン酸ナトリウム    
1.2  g・砂糖           90 g・
色素・香料        0.8g上記組成の粉末製
剤100gをそれぞれ第2表に示す温度の湯400gに
添加して約2分間撹拌後、カップに注ぎ、冷蔵庫に約2
時間いれて冷却した後、得られたそれぞれのゼリーのゲ
ル強度を測定した。
結果を第2表に示す。
比較例2 参考例で得られたガラクトマンナン水溶2i100部を
イソプロパツール300部に添加して得られた沈澱をシ
戸取した後、洗浄・真空乾燥して得られた粉末(A) 
 とカノパカラーギナン粉末を重量で1=lに混合した
粉末を使用した以外は実施例2と同様にしてゼリーを作
り、そのゲル強度を測定した。
結果を第2表に示す。
第2表 デザートゼリーのゲル強度(g/co+”)こ
の結果から実施例2で用いたガラクトマンナン¥1】末
は熔解性が改良され、40°C以上で完全に溶解するこ
とが明らかで、比較例2のものより溶解性が著しく改良
されていることが判る9また、ゲル強度が230以上の
ものは口当たりがされやかで、美味しいものであった。
実施例3 参考例で得られたガラクトマンナン水溶液20部に62
.4重量%砂糖水78液80部を混合し、120 °C
の鉄板上に流し、乾燥後、乳鉢で粉砕して粉末(B)を
得た。
この粉末を使用して下記の配合のインスタントプリンパ
ウダーを調製した。パウダー100部を70°Cの湯3
00部に分散溶解し、カップに注ぎ、冷蔵庫で約30分
間冷やしてプリンを作った。
インスタントプリンパウダーMLIL ・粉末(B)         40 g・カッパ力ラ
ーギナン  0.8g ・全脂粉乳       40 g ・色素・香料       0.8g ・ブドウt1        18.4 g得られたプ
リンはテクスチャーが均一で美味しいものであった。
比較例3 比較例2で得られたガラクトマンナン粉末(A)を使用
して下記の配合のインスタントプリンパウダーを使用す
ること以外は実施例3と同様にしてプリンを作った。
インスタントプリンパウダー組 ・粉末(A)         0.8g・砂tJ! 
         39.2g・カンパカラーギナン 
 0.8g ・全脂粉乳       40 g ・色素・香料      0.8g ・ブドウ糖        18.4 g得られたプリ
ンは強度が弱く、テクスチャーの不均一なものであった
実施例3と比較例3から、本発明により得られたガラク
トマンナンは70°Cの湯に完全に溶解しており、溶解
性が著しくる改良されていることが確認された。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ガラクトース含量25重量%以下のガラクトマンナン水
    溶液と易水溶性物質を含む水溶液とを各水溶液の固形分
    の重量比で10:1〜1:100の比率で混合した後、
    脱水、粉末化することを特徴とする溶解性の改良された
    ガラクトマンナンの製造法。
JP63077861A 1988-03-29 1988-03-29 溶解性の改良されたガラクトマンナンの製造法 Pending JPH01247049A (ja)

Priority Applications (1)

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JP63077861A JPH01247049A (ja) 1988-03-29 1988-03-29 溶解性の改良されたガラクトマンナンの製造法

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JP63077861A Pending JPH01247049A (ja) 1988-03-29 1988-03-29 溶解性の改良されたガラクトマンナンの製造法

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JP (1) JPH01247049A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8536325B2 (en) 2009-02-05 2013-09-17 Alcon Research, Ltd. Process for purifying guar
US9175249B2 (en) 2009-07-07 2015-11-03 Alcon Research, Ltd. Ethyleneoxide butyleneoxide block copolymer compositions

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8536325B2 (en) 2009-02-05 2013-09-17 Alcon Research, Ltd. Process for purifying guar
US9175249B2 (en) 2009-07-07 2015-11-03 Alcon Research, Ltd. Ethyleneoxide butyleneoxide block copolymer compositions

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