JPH012455A

JPH012455A - 自動レベル制御回路

Info

Publication number: JPH012455A
Application number: JP62-158086A
Authority: JP
Inventors: 関根　正俊
Original assignee: 日本電気株式会社
Filing date: 1987-06-24
Publication date: 1989-01-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は自動レベル制御回路に関し、特に有線伝送路を
用いる音声伝送装置の自動レベル制ｆ３（１ｉｌ；１路
に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の音声伝送装置は、有線伝送路７すＣ長く
なると線路における滅哀量が無視てきなくなり、受話側
での受話レベルが低下し聴音が困ア佳となる。このため
、受話信号レベルを一定の状態に制御することが必要と
なり、これが自動レベル制御回路である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来のこの種の自動レベル制［卸回路は、これ
を常時動作しておくと、受話中の無音状態に対しても回
路が動作し、増幅されたｍ　Ｗが受話出力にあられれ、
運用上大きい問題となるという欠点がある。

本発明の目的は上述した欠点を除去し、有線路長に無関
係に一定の出力が得られるとともに送話中の無音区間に
は追従せず雑音レベルと大幅に抑圧しうる自動レベル制
御回路を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の回路は、有線伝送路を用いる音声伝送装置の自
動レベル制御回路において、音声信号の主要な電力成分
を有する周波数帯域のレベルと音声信号の周波数帯域外
のレベルとを比較して音声信号の有無を判定する音声信
号検出手段と、前記音声信号検出手段の判定結果にもと
づいて受話音声信号の自動的なレベル制御を行い受話出
力レベルを一定に保持するレベル制御手段と、音声信号
を受話していない場合には雑音レベルを所定のレベル以
下に抑圧する雑音レベル制御手段とを備えて構成される
。

〔実施例〕

次に本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例の構成図である９１は送信側
の音声伝送装置を示し、２は受信側の音声伝送装置を示
す。これら両音声伝送装置とも同等の機能を有する。音
声伝送装置１は送信に必要な送話人力端子１１、その送
話人力端子１１から入力された音声信号を増幅するため
のマイクアンプ１２．増幅器１３．送話信号と受話信号
の入出力切替のためのハイブリッドコイル１４．線路端
子１５と、受信に必要な受話増幅器１７と受話出力端子
１６を有する。一方、音声伝送装置２も音声伝送装置１
と全く同等の構成である。いま、音声伝送装置１から有
線ライン３を介して音声伝送装置２へ音声信号を伝送す
る場合を例として説明する。

音声伝送装置１の送話人力端子１１に入力された音声伝
送装置１のマイクアンプ１２．増幅器１３、ハイブリッ
ドコイル１７を通って有線ライン３を介して音声伝送装
置２に供給され、受話増幅器１７から受話出力端子１６
に出力される。この場合、受話信号は、受話増幅器１７
により一定の受話レベルに増幅される。

第２図は第１図の受話増幅器１７を詳細に示す図である
。

ハイブリッドコイル１４からの受話信号は自動□ルベル
制御増幅器１７１に入力される。自動レベル制御増幅器
１７１の利得は切替スイッチ１７３を介して供給される
制御電圧によって変化し、受話信号が音声の場合には、
その利得は自動レベル制御回路１７４の制御電圧により
設定され、また受話信号が雑音のみの場合には、自動レ
ベル制御増幅器１７１の雑音を聴音の際に気にならない
程度に保持するように設定された制御電圧を発生する定
電圧発生回路７４による制御電圧で利得が設定される。

受話信号が音声すなわち有音であるが、無音であるかど
うかの判定は、音声信号検出回路１７５が行ない、有音
と無音に対応して自動レベル制御増幅器１７１に対する
制御電圧の供給源を自動レベル制御回路１７４もしくは
定電圧発生回路１７２となるように切替スイッチ１７３
を切替える。

第３図は第２図の音声信号検出回路１７５を詳細に示す
構成図である。

第３図に示す音声信号検出回路１７５は、音声信号スペ
クトラムの特徴を利用して、音声信号が有音状態である
ときに発生する第１７オルマント考慮して周波数帯域に
相当する周波数を中心周波数として持つ帯域フィルタの
通過信号レベルと、音声信号帯域外に中心周波数を持つ
帯域フィルタの通過信号レベルの差を監視することをそ
の基本的特徴とする。

音声信号を受話した場合には、両帯域フィルタのレベル
差は大きくなる一方、音声信号がない場合にはこのレベ
ル差は小さくなる。音声信号の検出はこのレベル差を利
用することにより可能とするものであり、具体的詳細は
次のとおりである。

入力した受話信号は２系統に分配される。増幅器１７５
１．帯域フィルタ１７５２．検波器１７５３、低域フィ
ルタ１７５４の系は音声信号が有音としての主要電力を
有する周波数帯の信号レベルを監視する。一方、増幅器
１７５５、帯域フィルタ１７５６．検波器１７５８．低
域フィルタ１７５８の系は音声信号帯域外の無音区間の
信号レベルを監視する。

音声信号のレベルが大きく、受話信号の信号対雑音電力
が大きい場合には減算器１７５９の出力のレベルは大き
くなり、一方、音声信号のレベルが小さく、受話信号の
信号対雑音電力比が小さい場合には減算器１７５９の出
力レベルは小となる。

基準電圧発生器１７６１の基準電圧出力は、受話信号の
信号対雑音電力比が、聴音した場合に問題とならない程
度のレベルに設定され、音声信号の有無は比較器１７６
０で第４図に示す内容で行なわれる。第４図は、音声検
出回路による音声信号の有無判定を説明するための特性
図である。

基準電圧発生器１７６１の出力と、減衰器１７５９の出
力レベルとを比較器１７６０により行い音声の有無判定
を行うが、この結果得られる音声の有無判定出力が切替
スイッチ１７３の切替信号となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、受話信号に音声信号が含
まれず雑音のみの場合に、自動レベル制御増幅器の制御
ループを切り聴音が問題とならない程度のレベル制御機
の利得を抑えるという手「ｑを備えることにより、有線
路長に無関係に一定の受話出力レベルが得られるととも
に、音声信号を受話しない場合には耳につく雑音レベル
を大幅に抑圧することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の構成図、第２図は、第１
図の受話増幅器１７を詳細に示す構成図、第２図は、第
１図の受話増幅器１７の詳細に示す構成図、第３図は、
第１図の受話増幅器の音声信号検出回路１７５を詳細に
示す構成図、第・′１図は、第３図の音声検出回路によ
る音声信号の有無判定を説明するための特性図である。１．２・・・音声伝送装置、３・・・有線ライン、１１
・・・送話人力端子、１２・・・マイクアンプ、１．３
・・・増幅器、１４・・・ハイブリッドコイル、１５・
・・線路端子、１６・・・受話出力端子、１７・・・受
話増幅器、】７１・・・自動レベル制御増幅器、１７２
・・・定電圧発生回路、１７３・・・切替スイッチ、１
７４・・・自動レベル制御回路、１７５・・・音声信号
検出回路、１７５１．１７５５・・・増幅器、１７５２
．１７５６・・・帯域フィルタ、１７５３．１７５７・
・・検波器、１７５４．１７５８・・・低域フィルタ、
１７５９・・・減衰器、１７６０・・・比較器、１７６
１・・・基準電圧発生器。

Claims

【特許請求の範囲】

有線伝送路を用いる音声伝送装置の自動レベル制御回路
において、音声信号の主要な電力成分を有する周波数帯
域のレベルと音声信号の周波数帯域外のレベルとを比較
して音声信号の有無を判定する音声信号検出手段と、前
記音声信号検出手段の判定結果にもとづいて受話音声信
号の自動的なレベル制御を行い受話出力レベルを一定に
保持するレベル制御手段と、音声信号を受話していない
場合には雑音レベルを所定のレベル以下に抑圧する雑音
レベル制御手段とを有して成ることを特徴とする自動レ
ベル制御回路。