JP3623579B2 - ボタン電話装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はボタン電話装置に関し、特に構内放送機能を有するボタン電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、構内放送機能を有するボタン電話装置では、端末ボタン電話機(内線電話機)及び構内放送用のスピーカを所望位置に設置し、ボタン電話機のハンドセットに内蔵されているマイクを介して操作者から発せられた音声を電気信号に変換して主装置(ボタン電話装置)に送出する。主装置は、この電気信号に所定の処理を施し、処理された音声信号がスピーカから音声として出力され、各種連絡が行われる。
【0003】
ところで、この種のボタン電話装置のボタン電話機の設置場所は、種々雑多であり、多数の機械加工機が設置された工場内、静寂な事務所内等では、スピーカからの出力音量の適正値が異なる。例えば、機械工場等のように周囲雑音が大きい環境下では、スピーカからの出力音量は大きくなければ正確にその内容を聴取できない。一方、静寂な事務所等の環境下ではスピーカからの出力音量が大きいとうるさく、仕事の妨げになってしまう。また、放送を行う操作者がスピーカの近傍周囲に居るときには、周囲環境音が大きい場合であっても出力音量を下げる必要がある。
【0004】
周囲雑音の大きさに対応して最適な出力音量を得るため、周囲雑音をモニターし、モニター結果に応じてて可変増幅器や可変減衰器の増幅量や減衰量を適正に調整する技術は、例えば、特開昭53−89345号に開示されているように公知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
かかる自動音量調整技術は、周囲雑音が大きいときは自動的に出力音量を大きくし、周囲が静かな環境下では自動的に出力音量を小さくするものであるが、構内放送スピーカは、比較的広い範囲に亙って複数個配設されることが多いため、各設置場所に応じたきめ細かな対応は困難である。例えば、上記特開昭53−89345号では、車内や駅構内等の案内放送装置を周囲雑音に応じて調整するものであるが、案内放送を行う対象区域内に別途マイク等の雑音検出器を設置し、検出した雑音レベルに応じてスピーカからの出力音量を可変している。一方、上記ボタン電話装置の場合には、スピーカは、非常に騒音の大きい機械加工現場、比較的静かな事務所、騒音のない会議室や応接室等、種々の環境条件の区域に配設されることが多い。
【0006】
しかしながら、上述従来の技術では、スピーカからの出力音量調整の基準となる雑音レベルの検出は、別途固定的に設置された雑音検出器で行われているため、機械加工現場では丁度良いが、事務室、会議室、応接室では大きすぎることがあり、また、逆に、事務室、会議室、応接室では丁度良いが、機械加工現場では小さすぎ、きめ細かな対応は不可能であった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、特別な雑音レベル検出手段を設けなくとも、機械加工現場、事務室、会議室、応接室等の環境条件に応じて適切な出力音量を設定できるボタン電話装置を提供することにある。
【0008】
前述の課題を解決するために本発明のボタン電話装置は、それぞれ音声入力用マイクを有する複数個の内線電話機が、電話回線に接続されている主装置に接続されるとともに、前記主装置にはスピーカが接続され、前記内線電話機のハンドセットのマイクからの入力音声を前記主装置及びスピーカを介して音声出力する構内放送機能を備えるボタン電話装置において、前記複数個の内線電話機の音声入力用マイクで検出された雑音データから決定された基準データに基づいて前記スピーカからの出力音量を調整するように構成される。
【0009】
ここで、前記基準データは、複数個の内線電話機のマイクで得られた雑音データの平均値とし、複数個の内線電話機のうち予め定めた内線電話機のマイクで得られた雑音データにより決定することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態例を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明によるボタン電話装置の一実施形態例を示す構成ブロック図であり、主装置としてのボタン電話装置1と、端末として使用され、ハンドセット31やマイク32〜34を有する複数個のデジタル内線電話機21〜24と、所定場所に設置されたスピーカ4とを備えて構成されている。
【0011】
デジタル内線電話機22〜24に内蔵されているマイク32〜34から入力された音声は、デジタル内線電話機22〜24を通してボタン電話装置1のデジアTRU内線インタフェース回路12〜14に送出される。
【0012】
デジタル内線電話機22には、それぞれA/Dコンバータ221とデジタル内線インタフェース回路222が設けられており、マイク32から出力された信号をデジタル信号に変換して、所定のインタフェース処理を施した後、ボタン電話装置1のインタフェース回路12に送出する。同様に、デジタル内線電話機23と24にもA/Dコンバータとインタフェース回路が内蔵されており(図示せず)、マイク33と34で検出された音声、周囲雑音信号がデジタル信号に変換され、所定のインタフェース処理された後、ボタン電話装置1の対応するインタフェース回路13と14に送出される。
【0013】
デジタル内線電話機21〜24は、通常、同一構造を有し、ハンドセットと、本体に内蔵されているマイクを有するが、図1では、簡単のため、デジタル内線電話機21にはハンドセット31のみが接続されているように図示され、また、デジタル内線で電話機22〜24にはマイク32〜34のみが接続されているように図示されている。これらマイク32〜34は、周囲環境、雑音の大きさの程度を検出するためのもので、本来、デジタル内線電話機に内蔵されているユーザーの発する音声を電気信号に変換するマイクをそのまま使用して経済性を高めている。
【0014】
これらデジタル内線電話機を、予め定めた所定位置に設置しておけば、各設置位置毎の周囲環境条件をモニターすることができることになる。例えば、デジタル内線電話機22を機械加工現場に、電話機23を応接室に、電話機24を事務質内に設置しておけば、それぞれの周囲雑音のレベル(程度)を検出することができる。こうして電話機22〜24のマイク32〜34を介して得られた周囲雑音信号は、ボタン電話装置1の対応するインタフェース回路12〜14において、所定のインタフェース処理が施され、CPU15処理に適合するデータに変換され、周囲雑音データN1〜N3として、CPU15に供給される。
【0015】
CPU15は、インタフェース回路12〜14から雑音データN1〜N3を受け、これら雑音データに応じてスピーカ4からの出力音量を調整する。例えば、CPU15は、マイク32〜34で検出された雑音レベルの平均値を求め、得られた平均値を基準にしてスピーカ4からの出力音量を調整する。CPU15からは、そのための音量制御信号が出力される。CPU15は、また、マイク32〜34のうち、任意の一つまたは複数のマイクを選択して、選択されたマイクからの雑音レベルを基準にしてスピーカ4からの出力音量を調整することもできる。この選択基準は、任意であり、設置場所、環境を考慮して決定すれば良い。
【0016】
出力音量の調整は、デジタル積算器16において行われ、デジタル内線電話機21に付属するハンドセット31のマイク部から入力され、インタフェース回路11で所定の処理が施された音声信号(デジタル信号)を、CPU15から出力される音量制御信号に応じて、デジタル的に積算することによりレベル変化される。デジタル積算器16から出力されたデジタル音声信号は、D/Aコンバータ17でアナログ音声信号に変換され、スピーカ駆動用増幅器18を介してスピーカ4に出力される。
【0017】
上述実施例において、デジタル内線電話機は、端末電話機としての機能をもつものであれば、他の電話機を使用することができることは勿論である。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によるボタン電話装置は、端末としての内線電話機に内蔵されているマイクにより当該内線電話機が設置されている環境の雑音レベルを検出し、検出された雑音レベルに適応した構内放送用のスピーカからの出力音量に調整しているので、内線電話機を構内放送システム内の所望位置に設置すれば、構内放送システム配設条件、特にその中の環境条件の異なる所定区域対応雑音環境に適したスピーカ音量を得ることができる。したがって、低コストで周囲環境に即した最適なスピーカ音量の調整が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるボタン電話装置の一実施形態例を示す概略構成ブロック図である。
【符号の説明】
1 ボタン電話装置
21〜24 デジタル内線電話機
31 ハンドセット
32〜34 マイク
4 スピーカ
11〜14,222 デジタル内線インタフェース回路
15 CPU
16 デジタル積算器
17 D/Aコンバータ
18 増幅器
221 A/Dコンバータ
Claims (3)
- それぞれ音声入力用マイクを有する複数個の内線電話機が、電話回線に接続されている主装置に接続されるとともに、前記主装置にはスピーカが接続され、前記内線電話機のハンドセットのマイクからの入力音声を前記主装置及びスピーカを介して音声出力する構内放送機能を備えるボタン電話装置において、
前記複数個の内線電話機の音声入力用マイクで検出された雑音データから決定された基準データに基づいて前記スピーカからの出力音量を調整することを特徴とするボタン電話装置。 - 前記基準データは、複数個の内線電話機のマイクで得られた雑音データの平均値である請求項1に記載のボタン電話装置。
- 前記基準データは、複数個の内線電話機のうち予め定めた内線電話機のマイクで得られた雑音データから決定される請求項1に記載のボタン電話装置。
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1995
- 1995-12-08 JP JP34585195A patent/JP3623579B2/ja not_active Expired - Fee Related
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