JPS5962236A - Fmステレオ装置 - Google Patents

Fmステレオ装置

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JPS5962236A
JPS5962236A JP58099299A JP9929983A JPS5962236A JP S5962236 A JPS5962236 A JP S5962236A JP 58099299 A JP58099299 A JP 58099299A JP 9929983 A JP9929983 A JP 9929983A JP S5962236 A JPS5962236 A JP S5962236A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S3/00Systems employing more than two channels, e.g. quadraphonic
    • H04S3/02Systems employing more than two channels, e.g. quadraphonic of the matrix type, i.e. in which input signals are combined algebraically, e.g. after having been phase shifted with respect to each other
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/1646Circuits adapted for the reception of stereophonic signals
    • H04B1/1661Reduction of noise by manipulation of the baseband composite stereophonic signal or the decoded left and right channels

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  • Mathematical Physics (AREA)
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  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Stereo-Broadcasting Methods (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はFMステレオに、特に再生されるステレオサウ
ンドの質全維持しながら雑音及びひずみを減少させるよ
うにしたFMステレオサウンドを再生するための装置に
係るものである。
FM無線伝送をモノモードで再生する場合、背景雑音が
少なくひずみが比較的少ない比較的良質のサウンド再生
が得られることは公知である。しかし、ステレオ信号を
FM伝送する場合には雑音及びひずみが遥かに多くなる
ことも公知である。
即ち、L−Rサウンドは多重路ひずみを生じやすい。こ
れは、FM信号がビルティングの側壁、丘によって、或
は場合によっては僑梁によって反射されると、第2或は
第3の遅延信号が受信機に到達するために生ずるのであ
る。これらの遅延信号が受信機に直接伝送された主信号
に重畳されると、再生される混合信号にひずみを生ずる
のである。
FMステレオを発生させる一般的な方法は、無線周波搬
送波上の周波数変調としてL+R信号(これは左ステレ
オ信号と右ステレオ信号との組合せである)を伝送する
ことであり、これは複調されると0乃至15KHzの周
波数帯内の信号を有している。またL−R信号成分(こ
れは左ステレオ信号と右ステレオ信号との差である)も
含んでおり、これは38KHzの副搬送波を中心とし約
23KHz乃至53KHzの範囲の周波数帯で送信され
る。これら2組の信号は受信機内において分離され、こ
れらの信号を混合して元の左及び右ステレオ信号に対応
するL及びR出力に分離するデコーティングマトリック
スに供給され、更にL及びR出力はステレオサランドを
発生させるために左及び右スピーカに供給される、 L+R信号自体は良質であるが、殆んどのランダム雑音
及び多重路ひずみはL−R信号に起因している。今まで
にこのL−R信号内のランダム雑音及びひずみをなんと
かしてマスクする或は除去することが試みられて来た。
殆んどの不要雑音及びひずみがL−R信号の高周波数範
囲内に存在していることが認められており、この理由か
ら、L−R信号成分の高周波数部分、特に信号強度が低
く雑音とひずみが目立つ部分を消すのが1つの対策であ
った。このような対策は、米国特許第3,943,29
3号に開示されている。しかし、このようにL−R情報
を消す或は除去すると、ステレオ効果の大部分が失なわ
れ、L+R信号が両スピーカから伝送される結果、事実
上フルステレオサウンドではなくモノ状のサウンドが発
生するようになる。
この綜合効果として、音楽を大音量で演奏した場合、サ
ウンドはステレオ効果に対してスピーカを移動く。しか
し音楽の音量が小さくなり始めると、スピーカの位置か
ら中央位置に移動するようになる。同様に、単独の楽器
が大音量で演奏されている場合にはスピーカ位置から来
るように聞こえるが、同じ楽器がよりソフトに演奏して
いる場合にはスピーカの間の位置に移動してしまう。
別の重要なことは、従来の多くの対策が、ステレオ録音
において「アンビエント」サウンドと呼ばれるものの重
要性或はその役割を見落していたことである。ステレオ
録音の質は、録音場所において反射され、次で録音用マ
イクロホンによって拾われるサウンドによって影響され
る。これらのサウンドが方向性であっても、或はそうで
はなくても、主音楽サウンドに加わると、それらはより
ライブな演奏に近い豊かなサウンドを創る。これらの反
射即ち遅延サウンドが上記の「アンビエント」サウンド
なのである。
以上の点にかんがみて、本発明の目的は、方向情報及び
元のステレオ信号の豊かさを保ちつつ、ランダム雑音及
びひずみを最低にするようにFMステレオサウンドを再
生することである。
本発明の装置は、L信号とR信号との差に対応するL+
R信号、及びL信号とR信号の差に対応するL−R信号
を含むような改善されたFMステレオ出力を供給する。
本装置はL+R信号成分及びL−R信号成分からなっで
いる入力信号を発生する入力手段を備えている。また出
力手段は;これらの信号成分を充分に高いレベルで受け
て混合し、L信号により一層対応する第1の出方成分と
R信号により一層対応する第2の出力成分を含んでいて
方向情報を提供できるような第1の出力モードを発生し
;或は少なくともL+R信号をL−R信号よりも充分に
高いレベルで受けて、前記第1及び第2の出力成分が共
にL+R成分により密接に対応するような第2の出力モ
ードを発生するマトリックス手段を含んでいる。
更に、検出器手段を含んでいて、前記信号から振巾のよ
り急速な変化が存在する第1の信号部分を検出し、これ
らの第1の信号部分のL−R信号成分を前記充分に高い
レベルで伝送して第1の出力モードを発生させ;第1の
信号部分以外の第2の信号部分中にL−R信号成分をL
+R信号成分に対して減少させ第2の出力モードを発生
させる制御手段も備えている。また、L+R信号成分を
受けるようになっていて、遅延L+R信号入力を出力手
段に供給し、それによって出力手段に遅延L+R出力を
発生させる時間遅延手段も含まれている。
制御手段は前記第2の信号部分中に、主としてL−R信
号成分の高周波数部分を減少きせるようになっているこ
とが好ましい。即ち、制御手段は、検出器手段とは無関
係に、L−R成分の低周波数部分を伝送する低域通過フ
ィルタを備えることができる。より詳しく説明すれば、
制御手段は、L−R信号成分を受けてこのL−R信号成
分をマトリックス手段へ伝送する増巾器手段を備えてい
る。検出器手段は振巾の急速な変化に応答し、増巾器手
段は検出器手段が振巾の急速な変化を検出するのに応答
して高いレベルでL−R信号成分を伝送する。
別の特色として、増巾器手段と並列にマトリックスに雑
音制御手段を接続してL−R信号成分をマトリックス手
段に伝送することができる。雑音制御手段は選択的に作
動可能なスイッチ手段を有していて、L−R信号成分に
起因する雑音を残少させ得るように、雑音制御手段によ
って供給されるL−R信号成分を減少させるようになっ
ている。
1つの形状では、検出器手段は主として信号の振巾の急
激な増加に応答する。別の形状では、検出器手段は信号
の振巾の急激な増加及び減少の両方に応答する。
好ましい形状では、時間遅延入力は、遅延を短か目にし
た第1の遅延L+R信号入力を発生する第1の時間遅延
デバイスと、遅延を長目にした第2の遅延L+R信号入
力を発生する第2の時間遅延デバイスとを備えている。
制御手段は、L+R信号成分に対するL−R信号成分の
相対信号強度に従って遅延L+R信号入力の振巾を制御
する時間遅延制御手段をも備えている。
時間遅延入力は、一方の時間遅延デバイスがL+R信号
成分の高周波数範囲においてその時間遅延入力を発生し
、他方の時間遅延デバイスがL+R信号成分の低周波数
部分においてその遅延入力を発生するようになっている
。即ち、第1の時間遅延デバイスが高周波数において短
か目の時間遅延入力を発生し、第2の時間遅延デバイス
が低周波数において長目の時間遅延入力を発生するので
ある。
時間遅延手段からの入力を受けて時間遅延入力の低及び
高周波数部分に対してその中間周波数部分を減少させ、
変更された入力を出力手段に供給するフィルタ手段を設
けておくことが好ましい。
遅延入力の振巾を制御するために、L+R信号成分及び
L−R信号成分にそれぞれ関係づけられた第1及び第2
の入力値を受けてそれぞれの入力値の対数に関係づけら
れた第1及び第2の出力値を発生する第1及び第2の手
段を含むコンパレータが設けられている。第1及び第2
の出力値は第3の手段によって互に差引きされ、第1及
び第2の入力値の比の真数値に関係づけられた第3の出
力値が作られる。更にこの第3の出力を時間遅延制御手
段に印加して遅延入力の振巾を増加或は減少せしめる第
4の手段が設けられている。
好ましい形状では、制御論理手段が設けられていて、出
力手段を選択的に制御手段に応答せしめるようになって
いる。論理手段は、入力信号に関係づけられた値に応答
して信号強度が所定の信号値よりも低いような低信号強
度状態を決定する信号強度指示器手段を備えている。ま
た、入力信号に関係つけられた値の変動に応答して多重
路ひずみが所定の多重路ひずみレベルよりも高いような
多重路ひずみ状態を指示する多重路ひずみ指示手段も備
えている。更に、信号強度指示器及び多重路ひずみ指示
器に応答して低信号強度状態或は多重路ひずみ状態の何
れかに出力手段を応答せしめる論理手段をも備えている
制御論理手段には、信号強度指示手段及び多重路ひずみ
指示手段が作動する所定の検査期間を開始させる時間論
理回路をも設けることが望ましい。
また、論理回路手段には、検査期間中に装置の出力を消
すミューティング手段を含まぜることが望捷しい。更に
、論理回路手段を装置の局変更指示手段に応答させて、
装置への局入力が強化した場合に検査期間を開始させる
ようになっている。
更に、好ましい形状では、装置のミューティング信号に
応答して時間論理回路に検査期間を開始せしめ、それに
よって信号強度指示器及び多重路ひずみ指示器を動作さ
せるミューティング信号入力手段が設けられている。
制御手段の初期動作に応答しで検査期間を開始させるト
リガスイッチ手段が設けられている。また、このトリガ
スイッチ手段は、制御手段の消勢に応答して時間論理回
路手段に、制御手段が消勢されてからL及びR信号が出
力手段から直接伝送されるまでの時間の間、サウンド出
力を消させるようにすることも可能である。
後述する特定の実施例では、検出器手は、L−R信号成
分に関係づけられた値を受け、L−R信号成分の変化速
度に関係づけられた差信号を伝送するコンデンサ手段を
備えている。この差信号に応答して制御信号を発生する
信号制御手段が設けられている。また、L−R信号成分
を可変出力レベルで出力手段に伝送するようになってい
るL−R可変伝送手段も設けられている。この伝送手段
は制御信号に応答し、コンデンサ手段からの微分出力に
依存する高い或は低いレベルのL−R信号成分を伝送す
る。
詳述すれば、検出器手段はL−R信号を受けて整流され
たL−R信号値を発生する整流手段を含んでいる。この
整流された値を受けてL−R信号成分に間係づけられた
値を発生する増巾器手段も設けてある。更に、増巾器か
ら信号制御手段までの回路を捉供する手段が設けてあっ
て、信号制御手段にL−R信号成分の絶対値に関係づけ
られた値を伝送する。
別の実施側では、コンデンサ手段とL−R信号制御手段
との間にステアリングダイオードが挿入されていて、L
−R信号制御手段を微分信号の振巾の増加及び減少の両
方に応答させるようになっている。
本発明の方法においては、前述のような入力信号を供給
し、次でこの信号から振巾のより急速な変化が存在する
ような第1の信号部分を検出する段階が含まれている。
第1の信号部分の間に、それぞれ充分に高いレベルで両
信号成分を受けて混合し、第1の出力モードを発生し、
また第2の信号部分の間に第2の出カモードを発生する
段階が含有されている。本発明の方法のより特定な特色
は、上述の装置が遂行する動作に対応しているので、こ
こでは反復することを省略する。
本発明の他の特色は、以下の添附図面に基づいての説明
から明白になるであろう。
本発明の新規特色を明白に理解するには、先ずどのよう
にしてステレオ録音が行なわれるのか、及びステレオサ
ウンドの若干の現象の背景を説明することが賢明であろ
う。そこで第1図を参照してステレオ録音のやり方を概
述する。
ステレオ録音を行なう極く一般的な方法は、互に回路を
おいた2木のマイクロホン10及び12をI準備するこ
とである。音源(即ち楽器、人声、ドラム等)はマイク
ロホン10及び12の前方の種々の位置に配置されるが
、第1図では5つの音源を14、16、18、20及び
22で図式的に示してある。音源18は2本のマイクロ
ホン10及び12から等距離にあり、従って音源18か
らのサウンドは各マイクロホン10及び12に同時に、
且つ同じ強さで受けられることKなる。そこで、音源1
8からのサウンドに対応する信号をステレオスビー力で
再生した場合には、同じサウンドが同時に両スピーカか
ら再生されることになる。
従って、音源18からのサウンドはほぼモノサウンドに
なり、2つのスピーカ位置の中央の位置から来るように
感じらhる。
ところが、一方のマイクロホンに他方よりも遥かに近い
音源からサウンドが発生すると、このサウンドは各マイ
クロホンによって全く異なって録音されるようになる。
例えば、音源14からのサウンドは、マイクロホン12
よりも早い時刻に、そして大きい強度でマイクロホン1
0に到達する。
録音された信号を2つのスピーカでステレオ再生すると
、先ず一方のスピーカから大きいサウンドが発生し、(
マイクロホン10により受けられたサウンドに対応)、
短時間後に小さい同じようなサウンドが他方のスピーカ
から発生する(これはマイクロホン12が受けたサウン
ドに対応する)。
この種類のサウンドはステレオに関連した方向特性をよ
り多く有している。あるものは両スピーカから発せられ
たように思われ、他のものは各スピーカからの分離サウ
ンドと思われるこれらのサウンドの組合せが、綜合ステ
レオ効果を生じさせるのである。
加えて、前述の「アンビエント」サウンド呼ばれるサウ
ンドが存在している。これらは録音場所の壁或は他の物
体から反射し、マイクロホンに拾われたサウンドである
。これらの反射サウンドがスピーカで再生されると、こ
れらは多少のエコー或は反射サウンドの効果を加えるの
で、室或はミュージックホールのライブミュージックと
して聴かれるようになる。これらのアンビエントサウン
ドは一般にステレオ信号の方向情報を殆んど含んでいな
い。むしろ、これらは音源の附近に一般的に存在する一
般的なエコー或は背景サウンドの形状で再生される。
更に、本発明の新規特色を正しく認識するためには、如
何にしてサウンドから方向情報が検出されるのかを説明
する必要がある。例として、ある人の1前方左側の位置
からのサウンドをその人が開くものとしよう。音源はそ
の人の左耳により近いから、音源は先ず左耳に到達し、
直後に右耳に到達する。人の聴覚機構は同じ音が人の耳
に到達する際のこの極めて短かい遅れに感応し、人の脳
はこれを音源に関する方向情報に変換する。しかし、方
向情報を提供するのは、初期音波(即ち音波の「立上り
縁」)であることに注目されたい。
このことを更に説明するために、ある人が一定のハミン
グサウンドが存在している室の中へ歩いて行くことを考
えよう。その人が室のドアを開けると、このサウンドが
聞こえ始める。これは一定のサウンドであって「立上り
縁」はないから、方向情報を含んでいない。その人が音
源を決定できる唯一の方法は、異なる位置に移動してサ
ウンドの振巾の差を検出することである。その人が最終
的に、掘出が最大である位置に到達した時に、その人は
音源に最も近いことを推定できる。
しかし、一定のハムサウンドの代りに、それがオン、オ
フする「ビーピング」サウンドであるものとすれば、そ
の人は各ビープの「立上り縁」を迅速に検出することが
でき、この方向情報は直ちに音源を表わす情報に変換さ
れ得る。
またサウンドの中断も方向情報を含んでいる。
サウンドが急激に終了すると、音源に近い方の耳が、他
方の耳よりも早くサウンドの消滅を検出する。この情報
は人の脳内で方向情報として変換され、音源の位置を識
別するのを援助する。
以上のことを銘記しつつ、FMステレオ信号が送信され
、受信されそして可聴サウンドとして再生されるありふ
れたやり方に注目してみよう。
FM放送の開始の歴史的理由から(その複雑さは、この
短い序説の範囲外である)、FMステレオ信号は一般に
純粋な左ステレオ信号及び純粋な右ステレオ信号として
送信されることはない。そうではなくて、L+R信号成
分(左ステレオ信号と右ステレオ信号との組合せ)であ
る第1の信号成分が含まれている。この信号成分は低い
周波数(即ら15KHz以下)で送信される。またL−
R成分(即ち左ステレオ信号と右ステレオ信号の左であ
る成分)である第2のステレオ成分も含まれる。
この信号成分は高い周波数(即ら、58KHzの周波数
全中心とする周1皮数)で送信される。2つの信号成分
が受信され、オーティオ信号に変換され、そしてマトリ
ックスにおいて適切に混合される(或はある場合には、
19KHzの同期用パイロット信号に位相ロックされた
同期スイッチングによって直接復調される)と、L信号
(左ステレオ信号に対応)及びR信号(右ステレオ信号
に対応)が得られる。これは、先ずL+R成分とL−R
成分を混合することによってR部分を打消し、2Lを残
してこれを一方のスピーカに伝送することによって達成
される。次にL+R成分と反転したL−R成分(即ちR
−L成分)とを混合することによって2R信号を作って
右スピーカに伝送するのである。
さて、L+R成分及びL−R成分内に含まれている情報
の型を調べてみよう。L+R成分はモノホニック情報を
坦持し、一方L−R成分は空間情報を坦持している。こ
の空間情報は更に2つの副成分に分類することができる
。第1は一方のスピーカ或は他方のスピーカから到来す
るサウンドを識別する定位情報である。第2は、前述の
ように、録音場所の壁その他の物体から反射し、マイク
ロホンによって拾われたサウンドに関係づけられたアン
ビエント情報である。一般的には、L−R成分内の情報
の殆んどの部分(恐らく85%程度)は、L+R成分も
含んでいることから冗長なアンビエント情報なのである
。この点にかんがみて、本発明の装置及び方法において
J取られたアプローチは、この冗長性を詔識してL−R
成分から、ステレオ効果の方向情報を再生するのに必要
な情報だけを使用するのである。一般的にはL+R成分
には冗長と考えることができるL−R信号内の情報に関
して、本アプローチではこの情報をL−R成分から求め
るのをさし控えるのである。そうではなく、この情報を
、L+R成分から比較的雑音及びひずみのない形状で再
構成するようにしている。
以上のことを銘記しながら、木発明の主成分のブロック
ダイアグラムである第2図を参照されたい。FMステレ
オ情報が、L+R成分及びL−R成分として構成されて
いるものとし、これらの2つの成分がFMチューナによ
って受信きれ、このFMチューナがこれらをオーティオ
信号に変携し、適当なマトリックスにおいて混合してL
及びR信号出力を発生させたものとする。これらのL及
びRステレオ出力は直接左及び右スピーカに伝送してス
テレオ音楽を再生することが可能である。
FMステレオ局がかなり強い信号を有していて多重路ひ
ずみが応分に少なければ、これらの信号から良質のステ
レオ音楽を再生することが可能である。しかし、信号が
弱いか、或いは相当な多重路ひずみが存在していると、
L−R成分は劣化して再生されるL及びR出力信号に再
現される。そこで第2図に示す装置をありふれたFMス
テレオ受信機に附加すればこの受信機の出力に改善され
たL及びR出力信号を得ることができるのである。しか
し、本発明は、始めに受信したL+R及びL−R信号成
分を利用するようにできることも理解されたい。
第2図に示す入力マトリックス30は、ありふれたFM
ステレオ受信機から得られるL及びRステレオ信号を受
けている。この入力マトリックス30はライン32及び
34を通して論理駆動出力スイッチングデバイス38(
詳細に関しては後述)にL及びR信号を供給する。また
決定時間論理デバイス36は、チューナの制御電圧を調
べて(イ)信号強度がある最低レベル以上にあること、
及び(ロ)信号の多重路ひずみが所定のレベル以下であ
ることを決定する。もしこれらの両方の状態が存在して
いれば、L及びR信号はそれ以上の処理を受けることな
く直接論理駆動出カスイッチングデバイス38に送られ
、デバイス38はこれらの信号を直接左出力40及び右
出力42に供給する。換言すれば、L及びR信号が既に
充分に良質なのであるから、それらはそれ以上処理され
ることなく単純に出力端子40及び4.2に送られるの
である。しかし、もし信号か弱過ぎるか、或は多重路ひ
ずみが多過ぎると、決定時間論理デバイス36がこれを
検知し、以下に説明する本発明の主動作成分を作動させ
るようになる。
入力マトリックス30は、2つのL及びR信号を混合し
て出力端子44にL+R信号を、またL及びR成分を差
引いて出力端子46にL−R成分を発生するようにも働
らく。このL+R成分はライン48を通して出力マトリ
ックス52の入力端子52に供給される。
L+R信号は端子44からライン54を通して第1の遅
延デバイス56にも供給される。デバイス56はこの信
号を比較的短かい時間増分(図示の特定実施例では約1
1ミリ秒)だけ遅延させ、この遅延信号を高層通過フィ
ルタ58に供給する。
フィルタ58は3KHzより高い信号の成分だけを加算
点59に通過させる。
端子44からのL+R信号はライン54を通して低域通
過フィルタ60にも印加される。フィルタ60は3にK
Hzより低い信号の部分だけを通過させるようになって
いる。フィルタ60からの出力は比較的長い遅延(図示
の特定実施例では約26ミリ秒)を与える第2の時間遅
延デバイス62に送られる。デバイス62からの遅延出
力は、約480Hz以上の信号成分だけを通過させる高
域通過フィルタ64に供給される。しかし、デバイス6
2からの遅延出力はフィルタ64と並列の抵抗65にも
供給されているので、遅延L−R信号の低周波数部分は
低振巾で加算点59に印加されるようになる。従って、
高域通過フィルタ64から供給される信号は、約26ミ
リ秒遅延されており、約480Hz乃至5,000Hz
の範囲の周波数を有している。この信号が加算点59に
供給されるのである。
加算点59からの混合信号は自動利得制御(AGC)増
巾器66に印加される。この増巾器66の機能は、L+
R成分に対するL−R成分の比の大きさに依存して、加
算点59からの出力を弱くしたり或は強くしたりするこ
とである。説明はこの点で一服して、良質の音楽を得る
ためにL及びR信号の再生に係っている上記の成分の一
般的目的を述べてみよう。前の説明で、L−Rチャンネ
ル内の殆んどの情報がL+Rチャンネルには冗長である
述べたことを思い出して頂きたい。
この冗長情報は、L+R信号を用い、信号を遅延させ、
そしてこの信号を出力マトリックス52内へ再導入する
ことによって、ある意味で極めて有利に再生できること
が解った。しかし、遅延させたL+R信号がL−R成分
の強度に対応するように、遅延L+R信号の振巾を制御
する必要がある。
この理由のために、加算点59からの遅延信号をAGC
増巾器66に供給するのである。
増巾器66を制御するために、L+R成分に対するL−
R成分の比に比例する出力を発生するコンパレータ回路
68が用いられている。これを遂行するために、コンパ
レー夕68には2つの入力があって、L+R直流コンバ
ータ70及びL−R直流コンバータ72からの出力が供
給されている、名前の通り、コンバータ70は端子44
からL+R出力成分を受けてこれを直流信号に変換して
対数/逆対数コンパレータ68に印加する。L−R直流
コンバータ72はマトリツクス40の出力端子46から
L−R信号成分を受けて対応する直流成分をコンパレー
タ68に供給する。このコンパレータ68はありふれた
設計ものであり(或はそうであっても差支えなく)、こ
れに関しては後述する。前述のように、コンパレータ6
8からの出力は加算点59から供給される信号の強度を
決定する。もしL−R成分がL+R成分に比して比較的
強ければ、増巾器66は加算点59からの出力を高めの
利得で増巾する。コンパレータ68からの比出力が高い
場合は、この逆となる。
増巾器66からの出力はありふれた設定の(或はそうで
あっても差支えない)低Q帯域阻止フィルタ74に供給
される。このフィルタ74は増巾器66からの出力を整
形して、それをL−R成分のスペクトル形状により密接
に整合させるように働らく、即ち、フィルタ74は中間
周波数帯のサウンドの若干を減衰させるものであり、こ
の減衰のパターンは第6図に示すようである。
さて本発明の極めて重要な特色の説明に進もう。
出力端子46からのL−R成分は低域通過フィルタ76
を通して「立上り縁検出器」78及び選択的に作動する
雑音制御デバイス79に供給される。
フィルタ76、検出器78及雑音低域デバイス79は互
に並列に接続されており、これら2つの成分76及び7
8の出力は加算点80に印加される。加算点80は低Q
帯域阻止フィルタ74からの出力も受けている。
低域通過フィルタ76はL−R成分の低周波数部分(即
ち本例では450Hz以下の周波数部分)のみを低レベ
ルで(即ち約8db低下させて)通過させるようになっ
ている。約8dbだけ振巾を低下させられたL−R成分
のこの低周波数部分は望ましくない雑音を殆んど含まず
、多重路ひずみも殆んど完全に含んでいないことが解っ
た。従って、これは妨害されることなく(振巾減少を除
く)加算点80に供給される。
立上り縁検出器78はL−R信号の振巾の比較的急激な
変化(即ち振巾の、急激な増加或は減少の何れか)のみ
に応答する。このような急激な変化が発生すると、検出
器78が導通してL−R信号のその部分を高いレベルで
加算点80に供給するようになる。サウンド信号を安定
状態に保つため、検出器78は信号全充分に低下さぜた
レベルで供給する。
加算点80からの出力は出力マトリックス52の入力端
子82に供給される。端子82への入力と、端子50へ
のL+R成分入力とは混合されてL及びR端子40及び
42に信号となって現われる。
第2図に示す若干の成分をより詳細に説明する。
先ず第4図を参照して入力マトリックス30を説明する
が、この入力マトリックス30はありふれた設計である
ので概要を説明するに留める。左及び右ステレオ信号は
それぞれ利得1のバッファ90及び92に印加される。
バッファ90及び92からの出力はそれぞれの抵抗を通
して演算増巾器94に供給され、増巾器94の出力がL
+R信号成分である。またバッファ90及び92からの
出力は、互に差引き合うように演算増巾器96にも印加
され、L−R信号成分が作られる。
第5図は出力マトリックス52の詳細回路図である。こ
れもありふれた設計であるので簡単に説明する。端子5
0及び82からの2つの入力は増巾器100において互
に加え合わされ、増巾器100からの出力は増巾器10
2によって増巾されてL出力103に伝送される。また
端子50及び82からの入力は増巾器104にも供給さ
れ、端子82からの入力は端子50からの入力から差引
かれる。増巾器104からの出力は増巾器106に供給
され、R出力端子107に現われる。
前述したように、端子50への入力は純粋なL+R信号
成分である。入力端子82への入力信号は加算点80か
らのものであり、これは加算点59からの2つの峙間遅
延信号、フィルタ76からのL−R低周波数信号、立上
りは検出器78からのL−R出力、及び雑音制御デバイ
ス79からの出力の組合せてある。加算点80からの出
力をマトリックス52内において混合するやり方は本発
明の動作に関して極めて重要であり、本発明の綜合動作
に関連して後に詳述することとする。
2つの直流コンバータ70及び72はありふれた設計で
あり、これらについての説明は省略する。
前述のように、これらのコンバータ70及び72はそれ
ぞれL+R及びL−R信号を受けて直流信号を受けて直
流信号に変換し、それらをコンパレータ68に供給する
第6図に対数/逆対数コンパレータ68を示す。
L+R直流コンバータ70からの出力は増巾器108に
印加され、増巾器108の出力は入力電圧の対数に等し
い値となる。同様に、L−R直流コンバータ72からの
直流出力は増巾器110に印加され、増巾器110の出
力は入力電圧の対数である。これらの2つの対数値は増
巾器112において互に差引かれ、増巾器112の出力
は逆対数増巾器114に供給される。増巾器114は対
数入力をその対数の真数値に変化するが、これは増巾器
108及び110への2つの入力の比である。従って、
コンパレータ68からの出力は負の値であり、その絶対
値はL+R信号成分の成分のL−R信号成分に対する比
である。
AGC増巾器60を第7図に示す。コンパレータ68か
らの出力は入力端子116に印加され、増巾器118に
供給される。増巾器118の出力は帛に負の値である。
増巾器118からの出力はブリッジ122の1つの端子
120と、反転用増巾器124とに印加される。増巾器
124の出力はブリッジ122の反対側の端子126に
印加される。加算点59からの出力は入力端子128に
供給きれ、2個の分圧用抵抗130及び132に印加さ
れる。抵抗130と132との接合点の電圧は増巾器1
34に印加されている。
増巾器118からの出力がより負になると、ブリッジ1
22をより導通せしめることになるので、2つの抵抗1
30、132の接合点の電圧レベルが低下し、増巾器1
34へ印加される信号の値が減少する。従って、L−R
信号が弱いと演算増巾器134へ印加される信号が弱く
なる。
第8図は立上り縁検出器78を示すものである。
L−R信号成分は入力端子140から増巾器142に印
加され、増巾器142の出力は増巾器144によって更
に増巾される。増巾器144の出力はダイオード146
及び148に供給される。その結果ダイオード146か
ら直流出力が得られ、これは直列に接続されている抵抗
150と152及び154を通して増巾器156に印加
される。また第1のコンデンサ158が抵抗150と1
52との接合点と接地との間に接続されている。第2の
コンデンサ160は抵抗152と154との接合点と接
地との間に接続され、第3のコンデンサ162は増巾器
156の入力と接地との間に接続されている。これら5
つのコンデンサ158.160及び162の効果は、信
号の小さい変動を連続的に減衰させることである。これ
らの成分は、抵抗150を通った信号を適当に「滑らか
」にし、抵抗152から供給される信号をより大きく「
滑らか」にするように配列されている。コンデンサ16
2の時定数は、抵抗154から供給される信号が実質的
に一定の電圧となるようにしてある。
抵抗152と154との接合点と、増巾器156の入力
端子との間には2組のダイオードが並列接続されている
。即ち、第1のダーイオード164は増巾器156へ負
信号全印加し、正信号を阻止するようになっている。3
個のダイオード166からなる第2の組は正の信号は通
過させるが負の信号は阻市するようになっている。演算
増巾器144からの負信号がより負に(即ちより強く)
なり、また信号の変化の大きさ及び巾のレートが充分に
大きい場合には、ダイオード164のバイアスに打勝っ
て信号を増巾器156に印加できるようになる。増巾器
144からの負信号が正に近づいて来る(即ち絶対値が
小さくなる)と、3個のダイオード166のバイアスに
打勝って増巾器156の入力に電圧変化を生じさせるた
めには、比較的大きい振巾と巾の変化でなければならな
い。即ちこの回路はL−R信号成分の振巾の増加にはよ
り敏感に、またL−R信号成分の振巾の急激な減少には
やゝ鈍く応答するようになっている。後述するように、
このようにする理由は、たとえ振巾の急激な増加が急激
な減少と同様に方向情報を含んでいるとしても、人の聴
感は方向情報として振巾の急激な増加に対してより感受
性が強いからである。
増巾器156からの出力は1対の分圧用抵抗168及び
170に供給され、これらの抵抗の接合点が演算増巾器
172接続されているので、増巾器172の出力は信号
強度に関係づけられることになる。また増巾器156の
出力はコンデンサ174を通して演算増巾器172の入
力にも供給される。コンデンサ174の機能は、重圧の
変化(上昇であっても下降であっても)のレートを充分
に、急峻ならしめるように、増巾器156からの信号出
力を微分することである。増巾器172の出力はトラン
ジスタ176のペースに供給され、ぞれ導通せしめる。
このトランジスタ176は電流制御増巾器178を作動
きせる。増巾器178の入力は演算増巾器96からのL
−R信号成分を直接受けている。従って充分な振巾の安
定な信号が存在している場合には、トランジスタ176
は僅かな導通をするので、増巾器178は低レベルでL
−R信号通過させるようになる。しかし、L−R信号の
変化のレート及び変化の大きさが充分に大きい場合には
トランジスタ176はコンデンサ174を通してこれを
受けるので、増巾器178は遥かに高いレベルでL−R
信号成分を通すようになる。増巾器178の出力は増巾
器180に印加され、その出力が前述の加算点180に
供給されるのである。
以上に、説明した回路では、信号の振巾が急激に増加し
た場合にだけトランジスタ176がより一層導通して増
巾器178、180がより高いレベルでL−R信号を供
給するようになっている.人間の耳は方向情報を識別す
るのに振巾の急激な増加の方により感受的であるか、人
間の聴感は方向を確認するのに振巾の急激な減少に対し
てもやゝ感受性を有している。従って、第8図の立上り
縁検出器78は振巾の急激な減少に対しても応答するよ
うに若干変更することが可能であり、このような変更を
第8A図にしてある。
説明を容易ならしめるために、第8図の若干の成分に対
応する成分に対しは、第8A図では同一番号に“a”を
附すことによってそれらが変形側の成分であることを示
している。
第8A図の増巾器156aは、第8図の増巾器156と
同一の出力を受けている。この出力は2つの分圧抵抗1
68a及び170a、及びコンデンサ174aを通過す
る。第8A図では1対のステアリングダイオードD10
及びD11がそれぞれ増巾器172aの正及び負入力に
端子に附加されている。更に、1対1の分圧用抵抗R1
0及びR11の接合点が増巾器172aの正入力端子に
接続されている。ダイオードD11は抵抗R12を通し
て増巾器172aの負入力端子に接続され、またトラン
ジスタ176aのエミッタは抵抗R13を通して増巾器
172aの負入力端子に接続されている。
このように構成すると、増巾器156aからの信号の振
巾に急激な増加或は急激な減少が発生した場合、増巾器
172aの出力が高レベルとなってトランジスタ176
aをより大きく導通させる。
従ってこの構成を用いれば、立上り縁検出器78はL−
R成分の信号強度の急激な増加にだけではなく、L−R
信号強度の急激な減少にも応答するようになる。
増巾器180からの出力は1対の抵抗181及び182
を通して加算点80に供給される。第2の対の抵抗18
3及び184が、増巾器178の入力側と、抵抗181
と182との接合点との間に直列に接続されている。更
に第5の抵抗185が2つの抵抗183と184との接
合点に接続されている。
2つスイッチング素子186a及び186bを有する第
1のスイッチ186が設けられており、第8図に示す位
置ではスイッチ186は開いている。スイッチ186を
閉位置に倒すと、スイッチング素子186aは決定時間
論理デバイス36を12ボルトの電源に接続する。
2つのスイッチング素子187a及び187bを有する
第2のスイッチ187が閉じると、スイッチング素子1
87aも決定時間論理デバイス36を12ボルト電源に
接続する。更に、スイッチング素子187bは抵抗18
5の一端を接地して、抵抗183から抵抗184へ流れ
るL−R信号の一部を漏洩させる。
両スイッチ186及び187が閉じると、決定時間論理
デバイス36が12ボルト電源に接続されるのは明白で
ある。両スイッチング素子186b及び187bも閉じ
るので抵抗183と184との接合点は素子186b及
び素子187bを通して直接接地されるようになる。こ
れらの抵抗181乃至185及びスイッチ186.18
7が雑音制御デバイス79なのである。
従って、スイッチ186だけを閉じた煽合には、時間論
理デバイス36は、抵抗183及び184を通して信号
を漏洩させることなく作動する。スイッチ187を閉じ
てスイッチ186を開いた場合には、決定時間論理デバ
イス36は12ボルト電源に接続されるが、抵抗183
及び184を通る信号の一部が漏洩する。最後に、両ス
イッチ186及び187を閉じた場合には、決定時間論
理回路36に電圧が1供給されるのに加えて抵抗183
を通る信号は直接接地される。この信号は入力マトリッ
クス30の端子46から直接受けたL−R信号成分であ
るから、もしこの信号に雑音が極めて多ければ、両スイ
ッチ186及び187を閉位置に押す(倒す)ことによ
って、この雑音を大巾に除去することができる。一方、
もし雑音がそれ程わずらわしいものでなければ、スイッ
チ187を閉じ、スイッチ186を開いたままとするこ
とによって、ある程度減少させることができる。更に、
雑音が大したことがなければ、スイッチ186を閉じて
スイッチ187を開くことができ、これによって立上り
縁検出器78と並列に通る信号が届洩されることがなく
なる。しかし、この信号が漏洩しない場合でも、増巾器
178及び180を概略するL−R信号は比較的弱いも
のであり、本格的に殆んど雑音を発生しないものである
ことに注意されたい。
第9図は論理駆動出力スイッグング回路38の回路図で
ある。スイッチング入力端子190は決定時間論理デバ
イス36からの信号を受ける。回路38はL入力端子1
92及びR入力端子194も有している。これらは、出
力マトリックス12の出力端子103及び107に接続
されている。
更に第2のL入力端子196及び第2のR入力端子19
8も有していて、これらは入力マトリックス30の出力
ライン32及び34に接続されている。前述のL及びR
出力端子はそれぞれ40及び42で示してある。
スイッチングデバイス38の動作を説明する。
論理入力190はトランジスタQ1のペースに接続され
ている。このトランジスタQ1のエミッタ+12ボルト
電圧源に、またコレクタは抵抗を通して−12ボルト電
圧源に接続されている。トランジスタQ1のコレクタは
第2のトランジスタQ2のベースにも接続されている。
トランジスタQ2のエミッタは−12ボルト電圧源に、
またコレクタは+12ボルト電圧源に接続されている。
トランジスタQ1のコレクタは2つの電界幼果トランジ
スタQ5及びQ4のゲートに、またトランジスタQ2の
コレクタは第3及び第4の電界効果トランジスタQ5及
びQ6のゲートにそれぞれ接続されている。
+12ボルト信号がスイッチング入力端子190に印加
されると、2つのトランジスタQ1及びQ2は遮断され
るので、電界効果トランジスタQ3及びQ4のゲートに
は−12ボルトが供給されてこれらも非導通となる。一
方+12ボルト入力が電界効果トランジスタQ5及びQ
6のゲートに印加され、これらを導通せしめる。従って
この状態では、信号は入力マトリックス30からライン
32及び34を通して直接出力40及び42に到達する
しかし、トランジスタQ1のペースが0ボルトになると
、両トランジスタQ1及びQ2が導通し、その結果電界
効果トランジスタQ5及びQ6のゲートには−12ボル
トが印加され、一方電界効果トランジスタQ3及びQ4
のゲートには+12ボルトに極めて近い電圧が印加され
るようになる。
これによってトランジスタQ3及びQ4が導通するので
、出力40及び42に供給される信号は出力マトリック
ス52に接続されている入力端子192及び194から
導かれたものとなる。
さて、第10図は決定時間論理デバイス36の主機能を
示すブロックダイアグラムである。初めに、第10図を
参照してこのデバイス36の動作の概要を説明し、次に
第11図を参照して詳細に説明する。
前述したように、論理デバイス36の機能は、複合FM
ステレオ信号を検査して、それが出力端子40及び42
に充分に良質な信号として供給できるものであるかどう
かを決定することである。
信号が充分に強く、ひずみが比較的少ないことが明らか
になれば、L及びR信号は入力マトリックス30から直
接論理駆動出カスイッチングデバイス38の出力40及
び42へ供給される。一方論理回路36がFMステレオ
信号を検査した結果、信号が直接供給するには不充分で
あることを決定すると、デバイス38はその信号を本発
明の種々の成分を通して最後に出力マトリックス52に
到達せしめるように動作する。次で出力マトリックス5
2の出力はスイッチングデバイス38を通って出力端子
40及び42に到達する。
第10図に示すように、スイッチ200が12ボルト電
圧源に接続されている。このスイッチ200は、実際に
はスイッチ186或は187の何れかに組合わされてい
るのであるが、説明の便宜上分離したスイッチとして図
示したものである。
或はスイッチ200を分離スイッチとし、スイッチ18
6或は187の何れかを閉じるとこのスイッチも閉じる
ように連動させてもよい。このスイッチ200を閉じる
と論理デバイス36が動作に入る。このスイッチ200
は、デバイス200の種々の成分に電力を供給するとい
うありふれた機能を遂行するものであるが、その他に1
2ボルトのパルスをトリガデバイス202に供給し、ま
た12ボルト入力によってミューティング信号入力20
4をイネーブルさせるようにも働らく。
トリガデバイス202は12ボルト入力を受けると、直
ちに約1.5秒間に亘って時間論理回路206を付活す
る。同時に、トリガデバイス202はDフリップフロッ
プ0208に信号を供給してそれをイネ−ブルさせる。
時間論理回路206は、多重路ひずみレベル指示器21
0及び信号強度指示器212を付活するだめの約1.5
秒の「ウインドウ」を発生する。
複合信号はライン213を通して2つの指示器210及
び212に供給される。もし指示器210及び212の
何れかが複合信号が充分に低質であると判定すれば、指
示器210或は212はゲート214の入力に信号を送
る。この状態になると、ゲート214に印加されるクロ
ック入力はDフリップフロップ208のクロック端子へ
云えられ、Dフリップフロップ208は時間遅延駆動デ
バイス216及び218として働らく2つのバイナリデ
バイスに付活信号を供給する。2つの時間遅延駆動デバ
イス216及び218は前述の2つの時間遅延デバイス
56及び62(第2図)に電力を供給する。
また、Dフリップフロップ208からの出力は、ライン
220を通して論理駆動出カスイッチングデバイス38
のスイッチング入力端子190ヘ送られる。
2つの指示器210及び212を付活する他に、時間論
理回路206はライン222を通して主チューナへミュ
ーティング信号を供給して1.5秒の検査期間中チュー
ナミューティング回路を付活し、サウンドを消させる。
ありふれたチューナのミューティング回路は公知である
ので説明は省略する。要約すれは、ミューティング回路
はある局から別の局に変える間付活されて、局を変える
間ランダム雑音が発生しないようになっているのである
更に、チューナの既存のミューティング回路に接続され
ているライン224は、ミューティング信号入力204
へ入力を供給する。このミューティング信号入力204
が付活されると、それが時間論理回路206を付活して
1.5秒間の検査期間作動させ、L及びR信号を出力マ
トリックス52へ進ませるべきかどうかを決定させる。
以上のように、決定時間論理デノくイス36が作動する
と、局を変える度毎に時間論理回路206が1.5秒間
付活され、新しい局からの信号の質を検査して本発明の
処理成分を作動させるべきか否かが決定されるのである
また2つの発振器226及び228が設けられている。
発振器226は時間遅延駆動デバイス216にとゲート
214の入力とにパルスを供給し手これらの成分を作動
せしめる。発娠器228は時間遅延駆動デバイス218
へ駆動入力を供給してそれを作動させる。
第11図を参照して論理回路36の詳細を説明する前に
、第10図で説明した成分の動作を説明しておいた方が
良いであろう。本発明と組合わせる主FMチューナに電
源が投入され、ステレオ信号が発生しているものとし、
またスイッチ200が開いているものとしよう。この状
態では、チューナからの左及び右ステレオ信号はマトリ
ックス30を通ってライン32及び34に現われ、次で
出力40及び42に直接供給される。聴取者が信号を改
善できれはと願ってスイッチ200を閉じたものとしよ
う。その直接効果は、トリガデバイス202が1.5秒
の検査期間に亘って時間論理回路206を付活すること
である。この1.5秒の検査期間中、多重路ひずみレベ
ル指示器210の複合信号の振巾変化を蜆祭し、本発明
の種々の成分を通してL及びR信号を処理することを是
とするような充分なひずみが存在しているか否かを決定
する。同時に、信号強度指示器212は信号強度を検査
し、L及びR信号の処理を当然とする程充分に低いかど
うかを決定する。(もし信号がかなり弱ければ、増巾き
れた信号中に充分なランダム雑音が存在しているものと
考えることができるから、出力は本発明の種々の成分を
通して信号の処理が当然である程質は良くない。)少な
くとも1つの指示器210或は212が、処理を是とす
ると程信号に欠陥ありと判定したものとしよう。
すると、一方の或は他方の指示器210或は212はゲ
ート214の入力に付活信号を送り(ゲート214)は
既に発振器226からパルスを受けている)ゲート21
4はDフリップフロップ208にパルス供給する(Dフ
リップフロップ208はトリガデバイス202に乞よっ
て既に付活されている)。Dフリップフロップ208は
2つの時間遅延駆動デバイス216及び218に付活信
号を供給し、2つの時間遅延回路56及び62を付活さ
せる。更に、Dフリッププロップ208は、論理駆動出
カスイッチングデバイス38の入力190を介して、出
力マトリックス52からの出力をデバイス38を通して
出力瑞子40及び42へ出力させ、ライン32及び34
の出力を、遮断させる。
1.5秒間の決定期間中、時間論理回路206はライン
222を通して信号を送り、チューナのミューティング
回路を付活する。サウンドが発生するまでには、指示器
210及び212が1.5秒の決定期間の初めの部分、
或はこの期間の後半に直ちに反応しても、或は結局は反
応しなくても、この1.5秒の遅れを伴なうことに注目
されたい。
一方、スイッチ200が閉じていて時間論理回路206
を付勢してはいるが、チューナからのステレオ信号が充
分に良質であるものとする。これらの状態の下では、そ
れでも時間論理回路206はチューナにミューティング
信号を送って1.5秒の決定期間の間サウンドを遮断せ
しめる。しかし、指示器210或は212の何れも付活
信号を送ることがないので、1.5秒の決定期間の終り
にはL及びR信号は入力マトリックス30からライン3
2及び34を通して出力端子40及び42に出力される
さて聴取者が、スイッチ200を先に閉じたままFMチ
ューナによって局を変えることを決定したものとしよう
。これはチューナ内のミューティング回路にミューティ
ング信号を発生させることになり、これはライン224
を辿してミューティング信号入力204に送られ、ミュ
ーティング信号入力204は時間論理回路206に信号
を送るので、新らしい局に対して別の1.5秒の検査期
間が開始されるようになる。ミューティング信号入力2
04からの出力は、ライン224上のミューティング信
号の終了に応答して発生することに注意されたい。即ち
、先ず新らしい局を見出すとチューナ内のミューティン
グ回路が動作を停止する。そこで指示器210及び21
2は1.5秒の全期間に旦って新局からの信号を検査し
、信号を処理ずべきか否かを決定するのである。
聴取者が、スイッチ200を開いて処理しないL及びR
ステレオ信号によって生ずる音楽を聞くことを決定した
ものとする。この場合には、トリガデバイス202が、
スイッチ200を開いた時に時間論理回路206を1.
5秒間付活してチューナのミューティング回路をこの1
.5秒間付活するようになっている。この1,5秒の遅
延は、処理信号と非処理信号との間のザウンドの発生に
時間的分離を与える。
第11図は決定時開論理デバイス36の詳細を示すもの
である。スイッチ200はライン230を介してトラン
ジスタQ10のペースに接続されている。トランジスタ
QIOのコレクタは+12ボルト源に接続されている。
ライン230はトランジスタQ10を側路してライン2
32を介して12ボルトパルスをインバータ234に供
給するようにもなっている。これはインバータ234の
出力236を0にする。この0電圧は抵抗R2及びコン
デンサC1を通してNANDゲート240の入力端子2
38に印加される。NANDゲート240の他の入力端
子は242で示してある。このNANDゲート240は
、両入力端子238及び242に12ボルトが印加され
ると出力244が0に降下する。一方2つの入力端子2
3B及び240の何れかの電圧が0に降下すると出力2
44は12ポルトに跳躍する。この場合、インバータ2
34の出力236は急激に0に降下するので、入力端子
238の0への降下によって出力244は急激に12ボ
ルトレペルまで上昇する。
この12ポルトは抵抗R1を通してインバータ234の
入力に戻され、出力236を0電圧に保持するようにな
る。しかし、入力端子238が2つの分圧用抵抗R2及
びR3を通して+12ボルト電圧源に接続され、コンデ
ンサClが抵抗R2とR3との接合点に接続されている
ことに注目されたい。コンデンサC1の時定数は、1.
5秒後にNANDゲート240の出力244を低くなら
しめ、インバータ234の出力236を12ボルトレベ
ルまで上昇させるのに充分な程度まで12ボルトレベル
に向かって充電されるようにしてある。
説明を第10図のブロックダイアグラムに関連させると
、成分234乃至244、抵抗R1乃至R3及びコンデ
ンサC1が時間論理回路206を形成しており、1.5
秒の検査用のウィンドウを与えるのである。トランジス
タQIO及びライン232はトリガデバイス202の一
部である。
インバータ234の出力点236は多重路ひずみレベル
指示器210への信号を供給し、またライン222上の
信号はFMチューナ内のミューティング回路を付活する
。NANDゲート240の出力244からは信号強度指
示器212への付活信号が供給される。
さて信号強度指示器212はコンパレータとして働らく
演算増巾器250を含み、増巾器250の一方の入力端
子はライン213を通してチューナからの複合信号源に
接続され、他方の端子は抵抗R4を通してNANDゲー
ト240の出力244に接続され、また別の抵抗R5を
通して接地されている。出力244が正になると、これ
は2つの分圧用抵抗R4及びR5を介して増巾器250
に基準電圧として供給される。もし信号強度が比較的大
きければ、NANDゲート254の出力は0となる。し
かし、コンパレータとして働らいている演算増巾器25
0が弱い信号を検出すると、極めて低い信号を出力する
ことになるのでNANDゲート254の出力は高くなり
、12ボルトの信号がNANDゲート214の一方の端
子256に印加されるようになる。NANDゲート21
4の他方の入力端子260は発振器226の出力に接続
されている(即ち発振器226は端子260に12ポル
トの正パルスを印加している)。
以上の演算増巾器250、抵抗R4及びR5、及びNA
NDゲート254は信号強度指示器212の一部である
。発振器226はありふりれた設計であるので詳細な説
明は省略する。
次に多重路ひずみレベル指示器210を説明する。演算
増巾器262の一方の端子はコンデンサC2及びライン
213を通して複合信号源に接続されている。この演算
増巾器262は、多重路ひずみに起因するような複合信
号中の小さいリップルに応答する。増巾器262の出力
は、コンパレータとして働らく演算増巾器264の一方
の端子に印加される。コンパレータ264の他方の端子
に抵抗R6を通して+12ボルト電源に接続され。
また可変抵抗R7を通してインバータ234の出力23
6に接続されている。出力236が0になると、2つの
抵抗R6及びR7は分圧用抵抗として働らき、コンパレ
ータ264に基準電圧レベルを与える。増巾器262か
らの出力が充分に高いレベルに達すると、コンパレータ
264はNANDゲート214の入力端子256へ信号
を供給する。
以上の説明から、NANDゲート214が2つの入力の
何れかに応答して脈動出力を発生することが明白となっ
たであろう。これらの入力の1つは低信号強度に起因す
るものであり、これは指示器212(コンパレータ25
0及びNANOゲート254からなる)によって供給さ
れる。他方の入力は多重路ひずみレベル指示器210(
増巾器262及びコンパレータ264からなる)からの
ものである。前述のようK、スイッチ200が閉じられ
ると直ちに発振器226はNANDゲート214の端子
260に一定の脈動電圧を供給する。
NANDゲート214は、指示器210或は212の何
れかによって付活されると、Dフリップフロップ208
のクロッキング入力266に正のパルスを供給するよう
になる。
Dフリップフロップ208の入力端子268はトランジ
スタQ1Oのコレクタに接続されている。
スイッチ200が開かれると、セット入力268の電圧
は12ボルトとなり、Dフリップフロップ208のQ出
力端子は12ボルトに留まる。この12ボルトが出力さ
れても時間遅延デバイス216或は218を付活するこ
ともなく、また論理駆動出カスイッチングデバイス38
のスイッチング入力を付活することもないので、結局信
号が印加されないに等しい。しかし、スイッチ200を
閉じてトランジスタQIOを作動させると、そのコレク
タ電圧は殆んど0まで降下し、セット人力268を殆ん
ど0電圧まで低下させる。正のパルスがクロック入力2
66に供給されるとQ出力端子はD端子と同じ電圧、即
ち0電圧まで降下する。これによって、Dフリップフロ
ップ274及び276のセット入力270及び272に
0電圧レベルが印加されるようになる。
Dフリップフロップ274及び276がそれぞれ時間遅
延駆動デバイス216及び218なのである。Dフリッ
プフロップ274へのパルス入力は発振器226から供
給される。Dフリップフロップ274の2本の出力ライ
ン278及び280は第1の時間遅延回路56のための
駆動信号を供給する。Dフリップフロップ276へのパ
ルス入力はありふれた設計の発振器228から供給され
る。Dフリップフロップ276の2本の出力ライン28
2及び284は第2の時間遅延デバイス62に駆動信号
を供給する。
また、Dフリップフロップ208のQ出力はライン22
0を通して駆動出カスイッチングデバイス38の入力端
子190にも供給される。このデバイス38に関して説
明したように、ライン220上の電圧が12ボルトであ
ると、L及びR出力40及び42はマトリックス30か
らのL及びR入力から直接導ひかれる。しかし、ライン
220の電圧が0に降下すると、これはスイッチングデ
バイス38に作用して出力を出力マトリックス52から
取出させる。
ミューティング信号入力デバイス204はNANDゲー
ト290を含み、このNANDゲート290は第1の入
力端子292及び第2の入力端子294を有している。
端子292はスイッチ200に直接接続されていて、一
定の12ボルトを受けるようになっている。他の入力端
子294はライン224を通してFMステレオチューナ
内のミューティング回路からの出力を受けるようになっ
ている。NANDゲート290の出力端子296はイン
バータ298の入力に接続されている。インバータ29
8の出力300は時間論理回路206のNANDゲート
240に接続されている。
NANDゲート292の2つの端子292及び294が
+12ボルトにあると、出力296は0となる。この時
にインバータ298の出力300は、抵抗R8が接地さ
れているために+12ポルトとなる。これによってNA
NDゲート240は前述したように作動する。スイッチ
200が閉じ、コンテンサC1が12ボルトまで完全に
充電され、、そのため入力端子238も12ボルトであ
るものとしよう。FMチューナを操作して局を変えたこ
とによってミューティング回路が端子294に12ボル
ト信号を送っているものとする。この場合には両端子2
92及び294が+12ボルトであるためインバータ2
98には何の影響も及ぼさない。しかし、チューナが新
局に移ってしまってミューティング回路が作動を止める
と、端子294の電圧が0となるのでNANDゲート2
90の出力296は12ボルトとなり、そのためインバ
ータ298の出力300が0となり、NANDゲート2
40の出力244は正の12ボルトになる。これによっ
てインバータ234の出力236が0となるので時間論
理回路206が付活されるようになる。このようにして
、信号強度指示器212及び多重路ひずみレベル指示器
210の前記のプロセスが開始され、新しい信号の強度
及びひずみが判定されるようになる。
ミューティング信号入力デバイス204の動作を更に説
明するために、FMチューナ全体への電源が遮断され、
スイッチ200が閉じているものとしよう。FMチュー
ナに電源が投入されると、ミューティング回路が約0.
5秒間自動的に作動する。この0.5秒の終9に端子2
94の電圧は0に降下し、NANDゲート290の出力
296を12ボルトに引上げるので、インバータ298
及びNANDゲート240を通して時間論理回路206
に1.5秒のFMスデレオ信号検査期間を開始せしめる
ようになる。
最後に、主FMチューナが作動中であって、スイッチ2
00が閑じているものとしよう。ここで、聴取者が本発
明の処理成分を側路して本来のL及びRステレオ信号を
聞くことを望んでいるものとする。スイッチ200を開
くと、直ちにトランジスタQ10が非導通となるので、
トランジスタQ10のコレクタ電圧は12ボルトに上昇
する。
これは12ボルトのパルスとなってインバータ234に
伝えられ、前述のようにして時間論理回路206を付活
する。この効果としては、単に約1.5秒のミューティ
ング信号がライン222に供給されるだけである。従っ
てFMステレオチューナが何等かのサウンドを発生する
までに1.5秒の遅れを生じる。処理信号から非処即信
号オでのこの時間的分割は、何らかの急激なトランジェ
ントを避けるのに望ましいのである。
以上で本発明の装置の詳細な説明を終り、再び第2図に
基づいて本発明の綜合動作を説明しよう。
前述のように、本発明の装嵌は(実施例に示したように
)、スデレオ信号を受信してそれらをFMスデレオ音楽
を発生するのに直接使用できる左及び右オーティオ出力
信号に変換するようになっているありふれたFMチュー
ナと共に使用される。
しかし、前に指摘したように、これらの左及び右ステレ
オ信号は送信されたL+R及びL−R信号成分から再構
成されたものであるから、再構成された左及び右出力信
号(即ちL及びR信号)は多重路ひずみ及びL−R成分
に起因する望ましくない雑音による欠陥を含んでいる。
左及び右入力は直接ライン32及び34に伝えられ、こ
れらのラインはこれらの信号を論理駆動出力スイッチン
グデバイス38の入力端子196及び198に供給する
。同時に、入力マトリックス30はライン44にL+R
信号成成分を、またライン46にL−R信号成分を供給
する。本発明の回路処理成分は論理デバイス36のスイ
ッチ200を閉じることによって動作に入る。前述のよ
うに、これによって論理デバイス36は複合信号を検査
して充分な信号強度があるか、及び多重路ひずみが充分
に低いかを決定する。これらの両方の状態が存在してい
ると、論理デバイス36はそれ以上作用せず、+12ボ
ルト信号を論理駆動出カスイッチングデバイス38の入
力190に印加し続ける。これによってL及びR入力信
号は出力40及び42に直接伝送される。
しかし、複合信号が劣っているものと判定されると、論
理デバイス36は0ボルト信号がスイッチングデバイス
38の端子190に供給されて出力端子40及び42は
入力端子196及び198から切離され、代りにこれら
の出力端子は出力マトリックス52の出力端子103及
び107に接離される。また決定時間論理デバイス36
は2つの時間遅延駆動デバイス216及び218(これ
らはDフリップフロップ274及び276である)を付
活して2つの時間遅延デバイス56及び62に電力を供
給させる。
第2図のブロックダイアグラムを参照しての本発明の概
要説明で述べたように、L+R信号はライン54、時間
遅延デバイス56及び高域通過フィルタ58を通るよう
になっている。これによって約11ミリ秒遅延された約
3KHzより高い周波数範囲のL+R信号が得られる。
高域通過フィルタ58からの出力は加算点59に供給さ
れる。またL+R信号は低域通過フィルタ60、時間遅
延デバイス62及び高域通過フィルタ64も通る。
これによって約26ミリ秒遅延された約480Hz乃至
3KHzの周波数範囲(480Hz以下の若干の出力を
含む)が得られる。この出力も加算点59に供給される
前述のように、加算点59からの出力は、比L−R/L
+Rが小さい場合には自動利得制御増巾器66の利得を
低くするようにして振巾制御される。一方、比L−R/
L+Rが大きい場合には増巾器66の利得も相応に高く
なる。増巾器66の出力はフィルタ74を通しで加算点
80に印加される。
マトリックス30の出力端子46から得られるL−R信
号成分はフィルタ76を通されるので、加算点80には
450Hz以下のL−R情報を含む入力が供給される。
またL−R信号立上り縁検出器78も通る。前述の立上
り緑検出器78の詳細説明から容易に理解できるように
、L−R信号成分に充分な振巾の急激な変化がない場合
には、検出器78は低レベルでL−R信号を伝送する。
従ってL−R信号成分は、主として450Hz以下の範
囲で、低レベルである。低周波数範囲のL−R信号成分
はランダム雑音及び多重路ひずみを生じることは殆んど
なく、また低いレベルで加算点80に印加されることか
ら、フィルタ76の出力が目的信号の劣化を招来する原
因とはならない。
また、L−R信号は低レベルでデバイス79を従って加
算点80に供給される。しかし、もしL−R成分内の雑
音が過大であれば、選択的にスイッチ186及び187
を閉じることによってこの信号を漏洩させることができ
る。
L−R信号成分の振巾にかなり急激な包化があ場合には
立上り縁検出器78がこの変化の間より大きく導通する
。第8図に示す形状では、検出器78は振巾の急激な増
加のみに感応するようになっている。第8A図に示す変
形では、検出器78は急激な増加及び減少の両方に応答
し、これらの急激な増加或は減少中にL−R信号を高レ
ベルで加算点80に伝送する。
以上のことを銘記しながら、どのようにして種々の入力
がマトリックス52で混合され出力を発生するのかを調
べてみよう。FMステレオ音楽が流されており、同一と
みなし得るサウンドの急激な始まり或は終りが存在して
いない音楽の短時間増分を見てみよう。更に、信号が充
分に弱いか、或は多重路ひずみを充分に含んでいて本発
明の信号処理成分が動作に入ったものとしよう。この場
合、2つの遅延L+R信号が加算点80に現われ、45
0Hz以下の周波数を含むL−R信号もやゝ低レベルで
加算点80に供給され、L−R成分の高周波数部分は大
巾に低いレベルで供給されるようになる。この混合信号
は加算点80から入力端子82に供給され、L+R信号
に加えられて出力40から出力され、またL+R信号か
ら差引かれて出力42に現われる。
この状態では、450Hz以下の周波数に関して考える
と、L信号成分が出力40から出力され、R信号成分が
出力42から出力されるのであるが、低レベルの低周波
L−Rが原因で若干のクロスオーバを伴なうことになる
。450Hz以上の周波数では、極めて僅かなL−R成
分が加えられるので、或はL−R成分は全く加えられな
いので、450Hz以上のL及びR信号がL出力40及
びR出力42から出力される。しかし、この場合にはサ
ウンド内に方向情報は少ないから、ステレオ効果は殆ん
ど失なわれない。更に、加算点59からの出力がL+R
には冗長な遅延したサウンドのアンビエント成分を供給
するから、音楽スデレオサウンドの完全性が損なわれる
ことがない。
別の場合として、立上り縁検出器78が「立上り縁」を
検出するような明確な音楽サウンドが開始される音楽信
号の場合を者えてみよう。この場合には、全L−R信号
が加算点80に印加される。
これはマトリックス52に供給されるので出力40はよ
り純粋なL信号となり、出力42はより純粋な信号とな
る。この場合には音楽は方向情報を含んでいるので、人
は心理的に、新たに誘導されたサウンドが一方の或は他
方のスピーカから出たものとして識別するようになる。
人がサウンドの位置を心理的に定位した直後に、振巾の
急激な変化が通過したことを今検知した立上り縁検出器
78は450Hz以上のL−R信号を大巾に減少させる
。しかし、ステレオのサウンドの開始を聞いた人の心は
未だに方向印象を持ち続け、ステレオ効果が減少したよ
うには思わない。一方、持続するL−Rサウンド内の高
周波数中の望ましくない雑音の有害な効果は、立上り縁
検出器78が全L−R信号強度を伝送する期間が極めて
短かくこの短期間中の雑音は目立つことはないので、実
質的に減少させられることになる。
以上の説明はやゝ一般的であり、発生する音楽現象の説
明として合理的に正しいと考えられるが、この説明では
触れなかった他の効果も存在していることを理解された
い。しかし、以上の説明の完全さ即ち正確さには拘わり
なく、本発明によってステレオサウンドの完全さ及びス
テレオサウンドの方向情報が効果的に再生され、望まし
くないランダム雑音またび多重路ひずみが殆んど完全に
除かれていることを確認している。また本発明の装置は
、その基本的教示から逸脱することなく 種々の変更が
可能であることは容易に理解できよう。
【図面の簡単な説明】
第1図はステレオ録音の典型的なやり方を示す概要図で
あり、 第2図は本発明の主な動作成分を示すブロックダイアダ
ラムであり、 第3図は本発明のL+R時間遅延デバイスのためのフィ
ルタのスペクトル形状を示すグラフであり、 第4図は入力マトリックスの回路図であり、第5図は出
力マトリツクスの回路図であり、第6図は、コンパレー
タの回路図であり、第7図は自動利得制御増巾器の回路
図であり、第8図は立上り検出器及び雑音制御デバイス
の回路図であり、 第8A図は立上り縁検出器の一部の変形例の回路図であ
り、 第9図は論理駆動出力スイッチングデバイスの回路図で
あり、 第10図は決定時間論理装置のブロックダイアグラムで
あり、 第11A図及び第11B図は第10図の決定時間論理デ
バイスの回路図(2枚1組)であり、そして、 第11C図は、第11A図と第11B図との結合方法を
示す図である。 10、12…マイクロホン、14、16、18、20、
22…音源、30…入力マトリックス、36…決定時間
論理デバイス、38…物理駆動出カスイッチングデバイ
ス、40…左出力、42…右出力、52…出力マトリッ
クス、56…第1の遅延デバイス、58、64…高域通
過フィルタ、59、80…加算点、60、76…低域通
過フイルタ、62…第2の遅延デバイス、65、130
、132、150、152、154、168、170、
181、182、183、184、185、R1、R2
、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10
、R11、R12…抵抗、66…AGC増巾器、68…
コンパレータ、70…L+R直流コンバータ、72…L
−R直流コンバータ、74…低Q帯域阻止フイルタ、7
8…立上り縁検出器、79…雑音制御デバイス、90、
92…バッファ、94、96、100、102、104
、106、108、110、112、114、118、
124、134、142、144、156、172、1
78、180、250、262、264…(演算)増巾
器、122…ブリッジ、146、148、D10、D1
1…ダイオード、158、160、162、164、1
66、174C1、C2…コンデンサ、176、Q1、
Q2、Q10…トランジスタ、Q3、Q4、Q5、Q6
…電解効果トランジスタ、186、187、200…ス
イッチ、202…トリガデバイス、204…ミューティ
ング信号入力、206…時間論理回路、208、274
、276…Dフリップフロップ、210…多重路ひずみ
レベル指示器、212…信号強度指示器、214…ゲー
ト、216、218…時間遅延デバイス、226、22
8…発振器、234、298…インバータ、240、2
54、290…NANDゲート。 FIG、 3 1 KHz FIG、 5 FIG、 6            、、−ssし一
一一                J丁 続 捕 
ilE  書(方式) 1、中(′I□)表示  111Jl和58年!t!i
許願第99299号2、発明の名Bj、    1;″
Mスデレヌ装置0、袖市を−すると 串(′1との関(系  出190人 代 −2、ロハート タブリュー カーウア4代理人

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)L信号とR信号との和に対応するL+R信号成分
    及びL信号とR信号との差に対応するL−R信号成分が
    存在する改善されたFMステレオ出力を発生する装置で
    あって、 (イ)前記L+R信号成分及びL−R信号成分からなる
    入力信号を洪給する手段、 (ロ)前記信号成分をそれぞれ充分に高いレベルで受け
    て混合し、L信号により一層対応する第1の出力成分と
    R信号により一層対応する第2の出力成分を含んでいて
    方向情報を提供できるような第1の出力モードを発生し
    ;少なくとも前記L+R信号をL−R信号よりも部分に
    高いレベルで受けて前記第1及び第2の出力成分が共に
    L+R信号成分により密接に対応するような第2の出力
    モードを発生するマトリックス手段を含む出力手段、及
    び(ハ)前記信号から振巾のより一層急激な変化が存在
    する第1の信号部分を検出し、これらの第1の信号部分
    のL−R信号成分を前記の充分に高いレベルで伝送して
    前記第1の出力モードを発生させ、第1の信号部分以外
    の第2の信号部分中にL−R信号成分をL+R信号成分
    に対して減衰せしめて前記第2の出力モードを発生させ
    る検出器手段を含む制御手段を具備することを特徴とす
    る装備。
  2. (2)前記制御手段が、第2の信号部分中に、主として
    L−R信号成分の高周波数部分を減衰させるようになっ
    ていることを特徴とする特許請求の範囲1に記載の装置
  3. (3)前記制御手段が、検出器手段とは無関係に、L−
    R成分の低周波数部分をマトリックス手段へ伝送する低
    域通過フィルタを備えていることを特徴とする特許請求
    の範囲2に記載の装置。
  4. (4)前記制御手段が、L−R信号成分を受けてこのL
    −R信号成分をマトリックス手段へ伝送する増巾器手段
    をも備え;前記検出器手段が振巾の急激な変化に応答し
    、検出器手段のこの振巾の急激な変化の検出に応答して
    増巾器手段にL−R信号成分を高いレベルで伝送さゼる
    ようになっていることを特徴とする特許請求の範囲5に
    記載の装置。
  5. (5)前記増巾器手段と並列にマトリックス手段に接続
    されていてマトリックス手段にL−R(信号成分を伝送
    する雑音制御手段をも備え、この雑音制御手段がL−R
    信号成分に起因する雑音を減少させ得るように雑音制御
    手段から供給されるL−R信号成分を減衰せしめる選択
    的に作動可能なスイッチ手段を有していることを特徴と
    する特許請求の範囲4に記載の装置。
  6. (6)前記検出器手段が、主として前記信号の振巾の増
    加に応答して第1の信号部分のL−R信号成分を充分に
    高いレベルで伝送するようになっていることを特徴とす
    る特許請求の範囲4に記載の装置。
  7. (7)前記検出器手段が、前記信号の振巾の急激な増加
    及び減少の両方に応答して第1の信号部分のL−R信号
    成分を充分に高いレベルで伝送するようになっているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲4に記載の装置。
  8. (8)前記L+R信号成分を受けて出力手段に遅延した
    L+R信号入力を供給し、出力手段から遅延L+R出力
    を発生せしめるようになっている時間遅延手段をも備え
    ていることを特徴とする特許請求の範囲1に記載の装置
  9. (9)前記時間遅延手段が、遅延を短か目にした第1の
    遅延L+R信号入力を供給する第1の時間遅延デバイス
    と、遅延を長目にした第2の遅延L+R信号入力を供給
    する第2の時間遅延デバイスとを備えていることを特徴
    とする特許請求の範囲8に記載の装置。
  10. (10)前記制御手段が、L+R信号成分に対するL−
    R信号成分の相対信号強度に従って遅延L+R信号入力
    の振巾を制御する時間遅延制御手段をも備えていること
    を特徴とする特許請求の範囲9に記載の装置。
  11. (11)前記L+R信号成分に対するL−R信号成分の
    相対信号強度に従って1遅延L+R信号入力の振巾を制
    御する時間遅延制御手段をも備えていることを特徴とす
    る特許請求の範囲8に記載の装置。
  12. (12)前記時間遅延手段からの遅延入力を受けてこの
    遅延入力の低及び高周波数部分に対してその中間周波数
    部分を減衰させ、変更された入力を出力手段に供給する
    フィルタ手段をも備えていることを特徴とする特許請求
    の範囲11に記載の装置。
  13. (13)前記出力手段を前記制御手段に選択的に応答せ
    しめる制御論理手段を備え、この制御論理手段が、 (イ)入力信号に関係づけられた値に応答して信号強度
    が所定の信号値よりも低いような低信号強度状態を決定
    する信号強度指示器手段、(ロ)入力信号に関係づけら
    れた値の変動に応答して多重路ひずみが所定の多重路ひ
    ずみレベルよりも高いような多重路ひずみ状態を指示す
    る多重路ひずみ指示器手段、及び (ハ)信号強度指示器手段及び多重路ひずみ指示器手段
    に応答して信号強度が所定の信号強度レベルよりも低い
    か或は多重路ひずみが所定の多重路ひずみレベルよりも
    高い場合に出力手段を制御手段に応答せしめる論理出力
    手段、を備えていることを特徴とする特許請求の範囲1
    1に記載の装置。
  14. (14)前記制御論理手段が;所定の検査期間を開始さ
    せ、この検査期間中に信号強度指示器手段及び多重路ひ
    ずみ指示器手段を作動させてこの検査期間中に前記論理
    出力手段を作動せしめ得るようにする時間論理回路手段
    をも備えていることを特徴とする特許請求の範囲13に
    記載の装置。
  15. (15)前記時間論理回路手段が、検査期間中に前記装
    置のサウンド出力を消音せしめるミューティング手段を
    含んでいることを特徴とする特許請求の範囲14に記載
    の装置。
  16. (16)前記時間論理回路手段が、前記装置の局変更指
    示手段に応答して前記装置への局入力が変化した場合に
    検査期間を開始させ信号強度指示器手段及び多重路ひず
    み指示器手段を付活せしめるようになっていることを特
    徴とする特許請求の範囲15に記載の装置。
  17. (17)前記検出器手段が、 (イ)L−R信号成分に関係づけられた値を受けてL−
    R信号成分の変化速度に関係づけられた微分信号を伝送
    するコンデンサ手段、(ロ)この微分信号に応答して微
    分出力に関係づけられた制御信号を発生する信号制仰手
    段、及び (ハ)L−R信号成分を可変出カレペルで出力手段に伝
    送するようになっており、且つ、制御信号に応答し、コ
    ンデンサ手段からの微分出力の振巾に依存して高い或は
    低いレベルでL−R信号成分を伝送するL−R可変伝送
    手段を備えていることを特徴とする許請求の範囲1に記
    載の装置。
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