JPH01245407A - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、リードアフターライト可能な磁気ヘッド装置
に関する。

（従来の技術） データ記録用磁気記録再生装置では、既に記録されてい
るデータを読み取ったあと新たなデータを書き込む、所
謂リードアフターライト方式がしばしば用いられる。第
３図は従来のリードアフターライト可能な磁気ヘッド装
置の例を示す。第３図において、符号１０で示す記録媒
体の走行方向にライトギャップ部２１とリードギャップ
部２２が並べて配置され、これらギャップ部２１．２２
が媒体１０の記録面に摺接している。媒体１０が矢印で
示すように図の上から下に向かって走行するものとする
と、上流側にライトギャップ部２１が、下流側にリード
ギャップ部２２が配置されている。ライトギャップ部２
１にはライト回路２３を経て書き込むべき情報信号が入
力される。ワードギャップ部２２は媒体１０に記録され
ている情により高周波分がカットされ、さらに微分回路
２９で微分されデータ信号として出力される。アンプ２
５．ローパスフィルタ２８．微分回路２９は読み取り回
路を構成している。

上記従来の磁気ヘッド装置において、書き込みモード時
は、ライトギャップ部２１とリードギャップ部２２の両
方を使い、リードギャップ２２で媒体ｌＯに記録されて
いる情報を読み取ったあとライトギャップ２１で媒体１
０に新たなデータを重ね書きするリードアフターライト
を行う。また読み取りモード時は、リードギャップ２２
のみを使って読み取りを行う。

（発明が解決しようとする課題） いま、フロッピーディスクのフォーマットを例に挙げる
と、第３図に示すようにアドレス等のセクター情報が予
め記録されているＩＤフィールドの次にギャップＧがあ
り、その次にデータフィールドがある。上記ギャップＧ
はいわばリードからライトへの切り換え区間であり、そ
の許容長さは２２バイトでＱＩ　Ｃ４０の規格のテープ
（１００００ＦＴＰＩ即ち１インチ当たり１００００の
磁化反転）の場合、２２Ｘ　８　Ｘ２．５４　（μｍ）
　＝０．４５　（ｍｍ）である。

従って、リードアフターライトによって記録媒体の一つ
のセクター（ブロック）童位でデータを書き直す所謂ア
ップデータを行うには、リードギャップ部でギャップＧ
を見つけたら、このギャップＧの範囲内に摺接している
ギヤツブ部に書き込み機能をもたせて後述のデータフィ
ールドに新たなデータを書き込む必要がある。

しかるに、一般の磁気ヘッド装置では、第３図に示すよ
うに、ライトギャップ部２１とリードギヤツブ部２２０
間隔が３．８〜７．６ｍｍもあるため、リードギヤツブ
部２２が媒体ｌＯのギャップＧを読み取ったときには既
にライトギャップ部２１が媒体１０のデータフィールド
内に大きく入り込んでいる。そのため、前述のアップデ
ータを行うには、リードギャップ部２２でギャップＧを
見つけたら媒体１０の走行を停止したのち所定量逆向き
に走行させて停止し、再スタートしてライトギャップ部
２１によりギャップＧの部分から又はデータフィールド
の始端からデータの書き込みを開始することになる。し
かし、上記のように媒体１０の走行停止、逆送、停止、
再スタートという一連の動作で媒体１０を所定距離走行
させることは極めて困難であり、その間の誤差をギャッ
プＧの範囲である０、４５ｍｍ以内にすることは不可能
に近い。

また、書き込むべきセクターが多数あると、上記のごと
き媒体の逆送、再スタート等を繰り返し行う必要があっ
て時間的に極めて不経済であり、セクター数の多い媒体
を書き直すことは実用性の面から不可能に近い。従って
、従来のリードアフターライト可能な磁気ヘッド装置で
はアップデータは不可能とされている。

なお、シングルギャップヘッドを使ったシステムによれ
ば、セクター単位の書き直しが可能であるが、リードア
フターライトは不可能なため書き込み中のモニターは不
可能であり、書き込みが確実になされたかどうかを確認
することができない。

本発明は、かかる従来技術の問題点を解消するためにな
されたもので、リードアフターライト可能な磁気ヘッド
装置において、リードアフターライトの利点を活かしつ
つアップデータを容易に行い得るように、した磁気ヘッ
ド装置を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明は、ライトギャップ部の機能を書き込み機能と読
み取り機能とに選択的に切り換える切換手段を有し、書
き込みモード時は、上記ライトギャップ部の機能を書き
込み機能に切り換え、上記リードギャップ部により読み
取ったあと上記ライトギャップ部で情報を書き込み、読
み取りモード時は、上記ライトギャップ部の機能を読み
取り機能に切り換え、同ライトギャップ部により読み取
りを行うことを特徴とする。

（作用） 書き込みモード時はリードギャップ部とライトギャップ
部とによってリードアフターライトを行う。ライトギャ
ップ部を読み取り機能に切り換えて読み取りを行い、Ｉ
Ｄフィールドを読み取った時点で上記ライトギャップ部
を書き込み機能に切り換えれば、媒体を逆送することな
くセクター単位のアップデータを行うことができる。

（実施例） 以下、第１図、第２図を参照しながら本発明に係る磁気
ヘッド装置の実施例について説明する。

第１図において、上から下に向かって走行する媒体１０
の記録面には、媒体ｌＯの走行方向上流側にライトギャ
ップ部１が、下流側にリードギャップ部２が並べて配置
されている。ライトギャップ部１はライトギャップとし
て使用できることはもちろん、リードギャップとしても
使用することができ、ライト回路３を介して情報信号が
入力されることによりこれを媒体１０に記録し、また、
媒体１０に記録されている情報信号を読み取ることがで
きる。ライトギャップ部ｌＴ：読み取られた情報信号は
リードアンプ４で増幅される。一方、リードギャップ部
２で読み取られた情報信号はリードアンプ５で増幅され
る。アンプ４又はアンプ５によって増幅された読み取り
信号は、切換手段としての切換スイッチ６で一方が選択
され、アンプ７でさらに増幅されたあとローパスフィル
タ８で高周波分が除去され、さらに微分回路９で微分さ
れ、読み取りデータ信号として出力される。アンプ７、
ローパスフィルタ８．微分回路９を含む回路部分は、第
２図に示すリード回路１１を構成している。

上記切換スイッチ６は上記ライトギャップ部１の機能を
書き込み機能と読み取り機能とに選択的に切り換える。

具体的には、接点ａ側を選択しているときはギャップ部
Ｉの読み取り信号をリード回路１１に入力することによ
りギャップ部ｌの機能を読み取り機能に切り換え、接点
す側を選択しているときはギャップ部１にライト回路３
を介し書き込み信号を入力してギャップ部ｌをライトギ
ャップ部として有効に機能させると共に、ギャップ部２
をリードギヤツブ部として有効に機能させるものである
。

ギャップ部１とギャップ部２は一つのへソドブロノクに
一体的に組み込まれる場合もあるし、個別に組み立てら
れる場合もある。

上記実施例において、書き込みモード時は、切換スイッ
チ６を接点す側に切り換えてギャップ部１をライトギャ
ップ部として有効に機能させ、ギャップ部２をリードギ
ャップ部として有効に機能させる。これにより、媒体１
０に記録されているデータをリードギャップ部２で読み
取ったあとギャップ部１により新たなデータを媒体１０
に重ね書きするリードアフターライトを行うことができ
る。また、読み取りモード時は、切換スイッチ６を接点
ａ側に切り換えてギャップ部１をリードギャップ部とし
て有効に機能させる。

上記読み取りモード時において、ギャップ部１が媒体１
０の所定のＩＤフィールドを読み取った時点で切換スイ
ッチ６を接点す側に切り換えてギャップ部１をライトギ
ャップ部として有効に機能させ、また、ギャップ部２を
リードギャップ部として有効に機能させれば、媒体１０
の所定位置、即ち、第２図に示すギヤツブＧの位置又は
データフィールドの始端から直ちにデータの書き込みを
行うことができる。よって、媒体ＩＯを逆送することな
くセクターごとのアップデータを容易に行うことができ
るし、このデータの書き替えを前記リードアフターライ
トで行うことができる。

このように、上記実施例によれば、ギャップ部１の機能
を読み取り機能に切り換えて読み取りモードとしている
とき、所定のＩＤフィールドが読み取られた時点でリー
ドアフターライトモードに切り換えることにより、直ち
にリードアフターライトを行いつつアップデータを行う
ことが可能である。また、ライト時に不良箇所を書き直
して記録状態の信頼性を高めることができるというリー
ドアフターライトの利点を活用することができる。

なお、本発明に係る磁気ヘッド装置を適用可能な媒体は
、磁気テープであってもよいし、フロッピーディスクや
ハードディスク等のディスク状の媒体であってもよい。

（発明の効果） 本発明によれば、媒体の走行方向に並ぶギャップ部のう
ちの一つのギヤツブ部の機能を切換手段により書き込み
機能と読み取り機能とに選択的に切り換え得るようにし
たため、リード−フタ−ライトが可能であることはもち
ろん、上記ギャップ部の機能を読み取り機能に切り換え
た読み取りモードにおいて所定のＩＤフィールドが読み
取られた時点でリードアフターライトモードに切り換え
ることにより、直ちにリードアフターライトを行いつつ
アップデータを行うことが可能であり、リードアフター
ライトの利点を活かしながらアップデータを行うことが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る磁気ヘッド装置の実施例を示すブ
ロック図、第２図は媒体のフォーマントの例と共に上記
実施例を簡略化して示すブロック図、第３図は従来の磁
気ヘッド装置の例を示すブロック図である。 ■・・ライトギャップ部、　　２・・リードギャップ部
、　６・・切換手段、　　１０・・媒体。 手続補正帯

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 リードギャップ部とライトギャップ部とを媒体走行方向
   に並べて配置したリードアフターライト可能な磁気ヘッ
   ド装置において、 上記ライトギャップ部の機能を書き込み機能と読み取り
   機能とに選択的に切り換える切換手段を有し、 書き込みモード時は、上記ライトギャップ部の機能を書
   き込み機能に切り換え、上記リードギヤップ部により読
   み取ったあと上記ライトギヤップ部で情報を書き込み、 読み取りモード時は、上記ライトギャップ部の機能を読
   み取り機能に切り換え、同ライトギャップ部により読み
   取りを行うことを特徴とする磁気ヘッド装置。