JP3505935B2 - 磁気記録装置 - Google Patents

磁気記録装置

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JP3505935B2
JP3505935B2 JP27091196A JP27091196A JP3505935B2 JP 3505935 B2 JP3505935 B2 JP 3505935B2 JP 27091196 A JP27091196 A JP 27091196A JP 27091196 A JP27091196 A JP 27091196A JP 3505935 B2 JP3505935 B2 JP 3505935B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトラック密度の異な
る複数の記録媒体に対して共通の磁気ヘッドによりデー
タの書き込み及び読み出しを行う磁気記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】FDD(フロッピーディスクドライブ)や
大容量FDD及び記録媒体可換型HDDなどの記録媒体が交換
可能な磁気記録装置(記録媒体可換型磁気記録装置)
は、トラック密度や線記録密度をより高くすることによ
って高密度化つまり大容量化が図られてきた。ソフトウ
エア資産やデータの継承のためには、大容量化前の磁気
記録装置用の記録媒体に対して大容量化された磁気記録
装置はデータの読み出し及び書き込みが出来ること、つ
まり下位互換性が要求される。ところがトラック密度を
高くして大容量化した記録媒体可換型磁気記録装置於い
ては、以下の理由により下位互換性を確保することは出
来ない。
【0003】即ち、例えばトラック密度2000TPI(2000
トラック/インチ)の記録媒体に対応する磁気ヘッドを
搭載した磁気記録装置を、トラック密度3000TPIの記録
媒体に対応する磁気ヘッドを搭載した磁気記録装置に高
密度化した場合を考える。以下便宜上、トラック密度20
00TPI(2000トラック/インチ)の記録媒体に対応する
磁気ヘッドを搭載した磁気記録装置を下位装置、トラッ
ク密度3000TPIの記録媒体に対応する磁気ヘッドを搭載
した磁気記録装置を上位装置、トラック密度2000TPIの
記録媒体を低トラック密度記録媒体、トラック密度3000
TPIの記録媒体を高トラック密度記録媒体と呼ぶことと
する。磁気ヘッドのギャップは記録媒体のトラック密度
に応じた幅を有し、トラック密度2000TPIのときでギャ
ップ幅11μm程度、トラック密度3000TPIのときでギャッ
プ幅8μm程度である。また低トラック密度記録媒体のト
ラックピッチは約13μm、高トラック密度記録媒体のト
ラックピッチは約9μmである。
【0004】低トラック密度記録媒体に対して上位装置
に於いてデータの書き込みを行なう場合、約11μmの幅
で書き込まれたデータの上をギャップ幅8μm程度の磁気
ヘッドを用いてダイレクトオーバーライトすると、新た
に書き込んだデータの両側に古いデータが消去されずに
合計約3μmの幅でそのまま残ることになる。この様に記
録された低トラック密度記録媒体を下位装置に於いてデ
ータの読み出しを行った場合、幅11μmのギャップが幅8
μm程度のデータを約3μm幅の消し残りデータと一緒に
読み出してしまうので、古いデータの消し残りによるク
ロストークが発生し、正確なデータの読み出し動作が不
可能となる。以上の様に、上位装置に於いてデータの書
き込みが行われた低トラック密度記録媒体を下位装置に
於いてデータ読み出しすることは出来ない。つまり上位
装置では低トラック密度記録媒体に適切なデータの書き
込みが出来ず、下位互換性を得ることは出来ない。
【0005】下位互換性を得る方法として、高トラック
密度用のギャップと、低トラック密度用のギャップの二
つのギャップを併せ持った磁気ヘッドが従来提案されて
おり、例えば特開平2-263301が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術(特開平2-263301)における磁気ヘッドはギャップ
(磁気コア)が二つ必要であるために、一つのものに比
べて約2倍の価格となる。また、FDDや大容量FDDに於い
ては、上下の磁気ヘッドでフレキシブルな記録媒体を挟
み込んだ状態でギャップを記録媒体に対して出来るだけ
近く且つ一定位置に保持しなければ良好なヘッド出力が
得られない。つまりヘッドタッチが悪いと良好なヘッド
出力が得られない。前述の従来技術(特開平2-263301)
における磁気ヘッドはギャップが二つあるために、合計
四つのギャップすべてが良好なヘッドタッチを安定して
得ることは難しく、その結果として装置の信頼性を確保
することが難しい。
【0007】本発明はこのような課題を解決するために
なされたものであり、搭載されている磁気ヘッドに対応
するトラック密度より低いトラック密度に対応する磁気
ヘッドを搭載した磁気記録装置に対して下位互換性を確
保し、且つ安価で信頼性の高い磁気記録装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気記録装置
は、高トラック密度記録媒体及び低トラック密度記録媒
体への異なる記録再生モードを有し、高トラック密度記
録媒体に対応するギャップ幅を有する磁気ヘッドを搭載
した磁気記録装置であり、低トラック密度記録媒体が装
填された場合に、前記磁気ヘッドを所望の書き込みトラ
ックの内周側(若しくは、外周側)の側縁位置に移動
し、該書き込みトラックの内周側(若しくは、外周側)
を消去する消去手段と、前記磁気ヘッドを所望の書き込
みトラックの外周側(若しくは、内周側)の側縁位置に
移動し、該書き込みトラックの外周側(若しくは、内周
側)にデータを記録する書き込み手段を備えているこ
と、高トラック密度記録媒体が装填された場合に、消去
動作を行わずに、前記磁気ヘッドを所望の書き込みトラ
ックの中心位置に移動し、該書き込みトラックの中心部
にデータを記録する書き込み手段を備えていることを特
徴とする。
【0009】本発明の磁気記録装置は、高トラック密度
記録媒体及び低トラック密度記録媒体への異なる記録再
生モードを有し、高トラック密度記録媒体に対応するギ
ャップ幅を有する磁気ヘッドを搭載した磁気記録装置で
あり、装填された記録媒体の種類を識別する種類識別手
段を備えていること、装填された記録媒体が低トラック
密度記録媒体であることが該種類識別手段により判断さ
れた場合に、前記磁気ヘッドを所望の書き込みトラック
の内周側の側縁位置に移動し、該書き込みトラックの内
周側を消去する第一の消去手段と、前記磁気ヘッドを所
望の書き込みトラックの外周側の側縁位置に移動し、該
書き込みトラックの外周側を消去する第二の消去手段
と、前記磁気ヘッドを所望の書き込みトラックの中心位
置(若しくは外周側又は、内周側)に移動し、該書き込
みトラックの中心部(若しくは外周側又は、内周側)に
データを記録する書き込み手段を備えていること、装填
された記録媒体が高トラック密度記録媒体であることが
該種類識別手段により判断された場合に、消去動作を行
わずに、前記磁気ヘッドを所望の書き込みトラックの中
心位置に移動し、該書き込みトラックの中心部にデータ
を記録する書き込み手段を備えていることを特徴とす
る。
【0010】本発明の磁気記録装置は、装填された記録
媒体が高トラック密度記録媒体よりもトラック記録密度
が高い記録媒体であると判断された場合に、消去及びデ
ータの記録を禁止する書き込み手段とを備えていること
を特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を用いて
本発明を詳細に説明する。
【0012】(実施例1)以下、本発明の実施例を図面
を参照して詳細に説明する。同実施例の磁気記録装置と
してトラック密度3000TPIの記録媒体に対応した磁気ヘ
ッドを搭載した装置を本発明の磁気記録装置として例に
挙げて説明を行う。以下、トラック密度2000TPIの記録
媒体に対応する磁気ヘッドを搭載した磁気記録装置を下
位装置、トラック密度3000TPIの記録媒体に対応する磁
気ヘッドを搭載した磁気記録装置を本発明の装置(上位
装置)、トラック密度2000TPIの記録媒体を低トラック
密度記録媒体、トラック密度3000TPIの記録媒体を高ト
ラック密度記録媒体と呼ぶこととする。
【0013】図1は、請求項1、3に係る本発明の実施
例1、及び請求項2、3に係る本発明の実施例2である
磁気記録装置の構成を示すブロック図である。磁気ヘッ
ド1にはトラック密度3000TPIに対応した例えば幅8μm
の磁気ギャップ(図示せず)が設けられている。データの
読み出しの際には記録媒体3に記録された磁化反転は磁
気ヘッドにより電流信号に変換され、更に記録再生回路
5において信号処理されデータとして読み出される。ま
た記録再生回路5は、記録装置コントローラ9の制御に
基づき記録電流又は消去電流を出力し、磁気ヘッド1を
励磁して磁気ギャップから発生する磁束により記録媒体
3へのデータの書き込みを行なう。
【0014】記録媒体3はスピンドルモータ4により回
転駆動される。磁気ヘッド1はキャリッジ2に搭載され
ており、キャリッジ駆動回路7により駆動されて記録媒
体3の半径方向へ移動する。サーボ回路6は、磁気ヘッ
ド1により読み出されるサーボ信号に基づいてキャリッ
ジ駆動回路7を制御して磁気ヘッド1の目標トラックへ
のシーク及びフォローイングを行う。サーボ信号は、例
えば記録媒体3に予め記録された周知のセクターサーボ
信号である。
【0015】記録媒体種類識別回路8は、例えば記録媒
体3の収納ケース(図示せず)に開けられたトラック密
度を示す穴(図示せず)の位置をマイクロスイッチ等
(図示せず)により検出することによりトラック密度の
識別を行い、識別結果を指示する為の識別結果信号を記
録装置コントローラ9に出力する。装填された記録媒体
の種類を識別する方法としては、次の方法も可能であ
る。即ち、例えば記録装置コントローラ9がサーボ回路6
及びキャリッジ駆動回路7を通じて磁気ヘッド1を記録
媒体3上のコントロールトラックに移動させ、記録再生
回路5を通じてコントロールトラックの情報を読み出
す。コントロールトラックには記録媒体の種類を識別す
る為の情報が予め書き込んであり、この情報を読み出す
ことにより記録装置コントローラ9は、装填された記録
媒体の種類を認識する。
【0016】以上のハード構成に基づき、データの書き
込み動作について説明する。まず本発明の装置(上位装
置)に高トラック密度記録媒体が装填された場合、記録
媒体種類識別回路8は装填された媒体が高トラック密度
記録媒体であることを示すところの論理「10B」の識
別結果信号を記録装置コントローラ9に出力する。ここ
で「B」は二進数を示す識別子である。これにより記録
装置コントローラ9は、装填された記録媒体が高トラッ
ク密度記録媒体であることを認識し、記録再生回路を制
御して書き込み動作を実行する。
【0017】図4(a)にデータの書き込みを実行する
前の高トラック密度記録媒体を示す。本発明の装置(上
位装置)の磁気ギャップ20の幅は約8μm、記録媒体上の
トラック21はピッチが約9μmであり、右上がり斜線の領
域はトラック21上に本発明の装置(上位装置)の磁気ギ
ャップ(約8μm幅)を用いてデータが書き込まれた領域
である。当然ながら、右上がり斜線の領域の幅は本発明
の装置(上位装置)の磁気ギャップ20の幅8μmに等しい
ので、データの書き込みを行う際には以前書き込まれた
データに対しダイレクトオーバーライト記録を行えばよ
い。そこで即ち、図4(b)に示すように記録装置コン
トローラ9はサーボ回路6及びキャリッジ駆動回路7を通
じて磁気ギャップ20をトラック21の中央部に移動させ、
記録再生回路5を通じて記録電流を磁気ヘッド1に流しト
ラック21の中央部に新たなデータを書き込む。図4
(b)に於いて右上がり斜線の領域は以前書き込まれた
データが記録されている領域を示し、右下がり斜線の領
域は新たに書き込まれたデータが記録されている領域を
示す。
【0018】次に、本発明の装置(上位装置)に高トラ
ック密度記録媒体よりもトラック密度が高い記録媒体
(以下、この記録媒体を超高トラック密度記録媒体と記
す)が装填された場合の書き込み動作について説明す
る。本発明の装置(上位装置)に超高トラック密度記録
媒体が装填された場合、記録媒体種類識別回路8は装填
された媒体が超高トラック密度記録媒体であることを示
すところの(例えば)論理「11B」の識別結果信号を記
録装置コントローラ9に出力する。これにより記録装置
コントローラ9は、装填された記録媒体が超高トラック
密度記録媒体であることを認識し、この記録媒体に対す
る消去及びデータの記録を禁止する。
【0019】次に、本発明の装置(上位装置)に低トラ
ック密度記録媒体が装填された場合の書き込み動作につ
いて説明する。本発明の装置(上位装置)に低トラック
密度記録媒体が装填された場合、記録媒体種類識別回路
8は装填された媒体が低トラック密度記録媒体であるこ
とを示すところの(例えば)論理「00B」の識別結果信
号を記録装置コントローラ9に出力する。これにより記
録装置コントローラ9は、装填された記録媒体が低トラ
ック密度記録媒体であることを認識し、下位互換を保つ
為に図2に示すところの書き込みを行う。
【0020】図2(a)にデータの書き込みを行う前の
低トラック密度記録媒体を示す。本発明の装置(上位装
置)の磁気ギャップ20の幅は約8μm、低トラック密度記
録媒体上のトラック40はピッチが約13μmであり、右上
がり斜線の領域はトラック40上に下位装置の磁気ギャッ
プ(約11μm幅)を用いてデータが書き込まれたエリア
である。右上がり斜線の領域の幅は約11μmであり、本
発明の装置(上位装置)の磁気ギャップ20の幅8μmに対
して広いので、上述したように、データの書き換えを行
う際に以前書き込まれたデータに対しダイレクトオーバ
ーライト記録を行うことは出来ない。
【0021】そこで即ち、図2(b)に示すように記録
装置コントローラ9はサーボ回路6及びキャリッジ駆動回
路7を通じて磁気ギャップ20をトラック40の中心位置か
ら内周側の側縁位置に移動させ、記録再生回路5を通じ
て消去電流を磁気ヘッド1に流しトラック40の内周側の
側縁近傍を消去する。図2(b)に於いて右上がり斜線
が取り除かれた領域は以前書き込まれたデータが磁気ギ
ャップ20により消去された領域を示し、右上がり斜線の
領域は以前書き込まれたデータが記録されている領域を
示す。次に、図2(c)に示すように記録装置コントロ
ーラ9はサーボ回路6及びキャリッジ駆動回路7を通じて
磁気ギャップ20をトラック40の外周側の側縁位置に移動
させ、記録再生回路5を通じて記録電流を磁気ヘッド1に
流しトラック40の外周側の側縁近傍に新たなデータを書
き込む。図2(c)に於いて右上がり斜線の領域は以前
書き込まれたデータが記録されている領域を示し、右下
がり斜線の領域は新たに書き込まれたデータが記録され
ている領域を示す。
【0022】従って、低トラック密度記録媒体に対し本
発明の装置(上位装置)において以上の様に書き込むこ
とで古いデータの消し残り無しにデータの書き換えを行
うことが可能である。以上の方法によりデータの書き換
えを行った場合、書き換え前には約11μmであったとこ
ろのデータが記録されている領域の幅が、書き換え後に
は約8μmと狭くなっている。このことでヘッド出力は約
3割減少することになるが、以下の理由により下位装置
によるデータの読み出しは可能である。
【0023】即ち、本発明の装置(上位装置)における
磁気ギャップ20のギャップ長を例えば約0.3μmとし下位
装置の磁気ギャップのギャップ長(例えば0.45μm)に
対して約3割ほど詰めれば、磁気ヘッドの分解能が上が
る。分解能が高い磁気ヘッドを用いれば分解能の高い信
号を記録媒体上に書き込むことが出来る為、たとえヘッ
ド出力が3割減少してもデータの読み出しは可能であ
る。更に、データが新たに書き込まれた領域の内周側は
図2(c)に示すように幅3μm以上の消去された領域が
ある為、内周側の隣接トラックからのクロストークが全
く発生しない。従って、ヘッド出力が3割減少しても、
分解能の高い信号を記録媒体上に書き込むことが出来る
こと、及び隣接トラックからのクロストークが半分(外
周トラックからのみ)になることにより、データの読み
出しは可能である。
【0024】この様にして本発明の装置(上位装置)に
より書き込まれた低トラック密度記録媒体は下位装置に
よる読み出しが可能であり、下位互換性を確保すること
ができる。尚、磁気ヘッド1をトラック中心位置から内
周、又は外周側にシフトさせ、しかも安定して位置づけ
るには、図1に示すブロック図において、サーボ回路6
に対して記録装置コントローラ9から所定のオフセット
電圧を与えるようにすればよい。この場合において、当
該オフセット電圧の値は使用される記録媒体のトラック
密度に対応して設定されることが望ましく、また、トラ
ックのシフト量を一定にするためには、トラックエラー
信号の振幅によって正規化されていることが望ましい。
本例においては、オフセット電圧を加算するための加算
器には正規化した後のトラックエラー信号と記録装置コ
ントローラ9から供給される所定値のオフセット電圧と
が入力され、加算結果がサーボ回路6内に備えられてい
る周知の位相補償回路を経てキャリッジ駆動回路7に供
給される。
【0025】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
につき、図面に基づいて詳細に説明する。本実施例の構
成、高トラック密度の記録媒体が装填された場合の処
理、及び超高トラック密度の記録媒体が装填された場合
の処理については、第1の実施例と同様であるので省略
する。
【0026】本発明の装置(上位装置)に低トラック密
度記録媒体が装填された場合の書き込み動作について説
明する。まず、記録媒体種類識別回路8は装填された媒
体が低トラック密度記録媒体であることを示すところの
(例えば)論理レベル「00B」の識別結果信号を記録
装置コントローラ9に出力する。これにより記録装置コ
ントローラ9は、装填された記録媒体が低トラック密度
記録媒体であることを認識し、下位互換を保つ為に図3
に示すところの書き込みを行う。まず、図3(a)に示
すように記録装置コントローラ9はサーボ回路6及びキャ
リッジ駆動回路7を通じて磁気ギャップ20をトラック40
の中心位置から内周側の側縁位置に移動させ、記録再生
回路5を通じて消去電流を磁気ヘッド1に流しトラック40
の内周側の側縁近傍を消去する。この消去を第一の消去
と呼ぶ。図3(a)に於いて右上がり斜線が取り除かれ
た領域は以前書き込まれたデータが磁気ギャップ20によ
り消去された領域を示し、右上がり斜線の領域は以前書
き込まれたデータが記録されている領域を示す。次に、
図3(b)に示すように記録装置コントローラ9はサー
ボ回路6及びキャリッジ駆動回路7を通じて磁気ギャッ
プ20をトラック40の外周側の側縁位置に移動させ、記録
再生回路5を通じて消去電流を磁気ヘッド1に流しトラッ
ク40の外周側の側縁近傍を消去する。この消去を第二の
消去と呼ぶ。図3(b)に於いて右上がり斜線が取り除
かれた領域は、以前書き込まれたデータが第一及び第二
の消去により消去された領域を示す。また、右上がり斜
線の領域は以前書き込まれたデータが記録されている領
域を示す。第一及び第二の消去の後、図3(c)に示す
ように記録装置コントローラ9はサーボ回路6及びキャリ
ッジ駆動回路7を通じて磁気ギャップ20をトラック40の
中央部に移動させ、記録再生回路5を通じて記録電流を
磁気ヘッド1に流しトラック40の中央部に新たなデータ
を書き込む。図3(c)に於いて、右下がり斜線の領域
は新たに書き込まれたデータが記録されている領域を示
す。この実施例に於いては、トラック40の中央部に新た
なデータの書き込みを行ったが、新たなデータの書き込
みを行なう場所はトラック40の外周側又は内周側でも同
様の効果が得られる。
【0027】従って、低トラック密度記録媒体に対し本
発明の装置(上位装置)において以上の様に書き込むこ
とで古いデータの消し残り無しにデータの書き換えを行
うことが可能である。以上の方法によりデータの書き換
えを行った場合、書き換え前には約11μmであったとこ
ろのデータが記録されている領域の幅が、書き換え後に
は約8μmと狭くなっている。このことでヘッド出力は約
3割減少することになるが、第1の実施例について説明
したとおり、下位装置によるデータの読み出しが可能と
なる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、本発
明の装置(上位装置)は低トラック密度記録媒体に対し
古いデータの消し残り無しにデータの書き換えを行うこ
とが可能である。従って、本発明の装置(上位装置)に
より書き込みを行った低トラック密度記録媒体に対して
下位装置に於いて読み出し操作を行った場合、古いデー
タの消し残りによるクロストークが発生せず、正確なデ
ータの読み出し動作を行うことが出来る。これにより、
下位互換性を確保することが可能となるものである。ま
た、磁気ギャップ(磁気コア)が一つですむ為に、良好
なヘッドタッチを安定して得ることが容易であり、その
結果として装置の高い信頼性を確保することが出来る。
且つ、磁気ギャップ(磁気コア)が二つのものに比べ約
半分のコストで磁気ヘッドが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1及び実施例2の基本的構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例1に於ける基本的な書き込み動
作を示す模式図である。
【図3】本発明の実施例2に於ける基本的な書き込み動
作を示す模式図である。
【図4】本発明の実施例1及び実施例2に於ける書き込
み動作を示す模式図である。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド 2 キャリッジ 3 記録媒体 4 スピンドルモータ 5 記録再生回路 6 サーボ回路 7 キャリッジ駆動回路 8 記録媒体種類識別回路 9 記録装置コントローラ 20 磁気ギャップ 21 トラック 40 トラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/00 - 5/024 G11B 5/09 G11B 20/10 - 20/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高トラック密度記録媒体及び低トラック
    密度記録媒体への異なる記録再生モードを有し、高トラ
    ック密度記録媒体に対応するギャップ幅を有する磁気ヘ
    ッドを搭載した磁気記録装置において、 低トラック密度記録媒体が装填された場合に、前記磁気
    ヘッドを所望の書き込みトラックの内周側又は外周側の
    側縁位置に移動し、該書き込みトラックの内周側又は外
    周側の側縁位置に移動し、該書き込みトラックの内周側
    又は外周側を消去する消去手段と、 低トラック密度記録媒体が装填された場合に、前記磁気
    ヘッドを所望の書き込みトラックの外周側又は内周側の
    側縁位置に移動し、該書き込みトラックの外周側又は内
    周側にデータを記録する第一の書き込み手段と、 高トラック密度記録媒体が装填された場合に、前記磁気
    ヘッドを所望の書き込みトラックの中心位置に移動し、
    該書き込みトラックの中心部にデータを記録する第二の
    書き込み手段を備えていることを特徴とする磁気記録装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気記録装置において、
    装填された記録媒体が前記高トラック密度記録媒体より
    もトラック密度が高い記録媒体であると判断された場合
    に、消去及びデータの記録を禁止する書き込み禁止手段
    とを備えていることを特徴とする磁気記録装置。
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