JPH01244152A - スターリングサイクル機関の高温側熱交換器 - Google Patents
スターリングサイクル機関の高温側熱交換器Info
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- JPH01244152A JPH01244152A JP7252688A JP7252688A JPH01244152A JP H01244152 A JPH01244152 A JP H01244152A JP 7252688 A JP7252688 A JP 7252688A JP 7252688 A JP7252688 A JP 7252688A JP H01244152 A JPH01244152 A JP H01244152A
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- JP
- Japan
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- regenerator
- piston
- cylinder
- expansion chamber
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- 238000007906 compression Methods 0.000 claims abstract description 25
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 18
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02G1/00—Hot gas positive-displacement engine plants
- F02G1/04—Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type
- F02G1/043—Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02G2243/00—Stirling type engines having closed regenerative thermodynamic cycles with flow controlled by volume changes
- F02G2243/02—Stirling type engines having closed regenerative thermodynamic cycles with flow controlled by volume changes having pistons and displacers in the same cylinder
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02G2257/00—Regenerators
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、スターリング・エンジン、ベルマイヤー機
関・GM冷凍機などスターリング・サイクルを使った機
関の高温側熱交換器に関し、特に再生器がディスプレー
サ・ピストンと同軸上に配置された、円筒形の形状(ア
ニユラ−)を持った機関において、再生器の配設位置を
改善したものに関するものである。
関・GM冷凍機などスターリング・サイクルを使った機
関の高温側熱交換器に関し、特に再生器がディスプレー
サ・ピストンと同軸上に配置された、円筒形の形状(ア
ニユラ−)を持った機関において、再生器の配設位置を
改善したものに関するものである。
第4図は従来のスターリング・サイクル機関の1種であ
るスターリング・エンジンの高温側熱交換器を示す断面
図であり、図において1はシリンダ2に接合され、頂部
が0字型に曲げられたヒータ管、2は高温側熱交換器の
本体であるシリンダ、4はシリンダ2内に往復自在に嵌
合されたデイスプレーサビストンで、デイスプレーサビ
ストン4とクーラ9内壁とはピストンシール12により
シールされている。5はシリンダ2内を往復動するパワ
ーピストンであり、このパワーピストン5とライナーホ
ルダー13とはピストンシール14によりシールされて
いる0本図では、デイスプレーサビストン4とパワーピ
ストン5を駆動させる機構は図示せず省略した。
るスターリング・エンジンの高温側熱交換器を示す断面
図であり、図において1はシリンダ2に接合され、頂部
が0字型に曲げられたヒータ管、2は高温側熱交換器の
本体であるシリンダ、4はシリンダ2内に往復自在に嵌
合されたデイスプレーサビストンで、デイスプレーサビ
ストン4とクーラ9内壁とはピストンシール12により
シールされている。5はシリンダ2内を往復動するパワ
ーピストンであり、このパワーピストン5とライナーホ
ルダー13とはピストンシール14によりシールされて
いる0本図では、デイスプレーサビストン4とパワーピ
ストン5を駆動させる機構は図示せず省略した。
また6はシリンダ2とデイスプレーサビストン4間の空
間である膨張室で、シリンダ2にはガス通路15が設け
られており再生器8に作動ガスが流れるようになってい
る。7はパワーピストン5とデイスプレーサビストン4
間の空間である圧縮室である。8は円筒形の金網を充填
した再生器であり、その内周は薄肉のインナーライナ1
0と、その外周はシリンダ2と嵌合している。9はシリ
ンダ2内にこれと同軸上に配置された円筒形のクーラで
ある。10は薄肉のインナーライナで、−端がシリンダ
2と嵌合され、他端がクーラ9と嵌合されている。クー
ラ9にはガス通路16が形成され、圧縮室7につながっ
ている。13はシリンダ2内に同軸上に配置された円筒
形のライナーホルダーである0図中−点鎖線で示したの
が、デイスプレーサビストン4が下死点に移動した時の
位置である。
間である膨張室で、シリンダ2にはガス通路15が設け
られており再生器8に作動ガスが流れるようになってい
る。7はパワーピストン5とデイスプレーサビストン4
間の空間である圧縮室である。8は円筒形の金網を充填
した再生器であり、その内周は薄肉のインナーライナ1
0と、その外周はシリンダ2と嵌合している。9はシリ
ンダ2内にこれと同軸上に配置された円筒形のクーラで
ある。10は薄肉のインナーライナで、−端がシリンダ
2と嵌合され、他端がクーラ9と嵌合されている。クー
ラ9にはガス通路16が形成され、圧縮室7につながっ
ている。13はシリンダ2内に同軸上に配置された円筒
形のライナーホルダーである0図中−点鎖線で示したの
が、デイスプレーサビストン4が下死点に移動した時の
位置である。
次に従来のスターリング・サイクル機関の高温側熱交換
器の動作について説明する。
器の動作について説明する。
本熱交換器はシリンダ2に動作流体である高圧ヘリウム
ガスを封入し、バーナ熱源(図示せず)によりシリンダ
高温部、ヒータ管1を外部加熱するとともに、クーラ9
で外部から冷却してシリンダ2内の動作流体を熱交換で
きるようになっている。またシリンダ内のパワーピスト
ン5及びデイスプレーサビストン4を適当な位相差をも
って外部から往復運動させると、動作流体は圧縮室7か
らクーラ9を通り、再生器8を通過する間に徐熱され、
膨張室6に入り、ヒータ管1でさらに加熱され、膨張室
6を高温に保つ、そして、逆に膨張室6を出た動作流体
は、再生器8に入りここを通過する間に徐冷され、クー
ラ9によりさらに冷却される。
ガスを封入し、バーナ熱源(図示せず)によりシリンダ
高温部、ヒータ管1を外部加熱するとともに、クーラ9
で外部から冷却してシリンダ2内の動作流体を熱交換で
きるようになっている。またシリンダ内のパワーピスト
ン5及びデイスプレーサビストン4を適当な位相差をも
って外部から往復運動させると、動作流体は圧縮室7か
らクーラ9を通り、再生器8を通過する間に徐熱され、
膨張室6に入り、ヒータ管1でさらに加熱され、膨張室
6を高温に保つ、そして、逆に膨張室6を出た動作流体
は、再生器8に入りここを通過する間に徐冷され、クー
ラ9によりさらに冷却される。
このように、膨張室6と圧縮室7の間を動作流体が往復
することにより、熱サイクルの1種のスターリング・サ
イクルを構成し自立運転するようになる。そのとき、ス
ターリング・エンジンの効率をよくする為には、熱交換
器部での熱損失をいかに減少させるかが重要な問題とな
る。再生器8は、膨張室6の高温(700℃)から、ク
ーラ9入り口温度の低温(80℃)までの温度分布を持
ち、再生器部の熱損失が熱交換器部での損失の中で占め
る割合は高い。
することにより、熱サイクルの1種のスターリング・サ
イクルを構成し自立運転するようになる。そのとき、ス
ターリング・エンジンの効率をよくする為には、熱交換
器部での熱損失をいかに減少させるかが重要な問題とな
る。再生器8は、膨張室6の高温(700℃)から、ク
ーラ9入り口温度の低温(80℃)までの温度分布を持
ち、再生器部の熱損失が熱交換器部での損失の中で占め
る割合は高い。
従来のスターリングサイクル機関は以上のように構成さ
れているので、デイスプレーサビストン4が下がると、
温度分布を持っている再生器8と膨張室6とはシリンダ
2に嵌合された薄肉のインナーライナ10を隔てて接し
、膨張室6と、その温度より低い再生器8の部分(高温
側)との間で熱の流れが発生し、膨張室6の温度を下げ
てしまう、そのため、熱損失が増大し、機関の熱効率を
低下させることとなる。
れているので、デイスプレーサビストン4が下がると、
温度分布を持っている再生器8と膨張室6とはシリンダ
2に嵌合された薄肉のインナーライナ10を隔てて接し
、膨張室6と、その温度より低い再生器8の部分(高温
側)との間で熱の流れが発生し、膨張室6の温度を下げ
てしまう、そのため、熱損失が増大し、機関の熱効率を
低下させることとなる。
また、ディスプレーサ・ピストン4が上死点に上がった
時、再生器8の最下部(低温側)がディスプレーサ・ピ
ストン4の下端部より低くなる場合、温度分布を持って
いる再生器8と圧縮室7とはクーラ9に嵌合された薄肉
のインナーライナ10を隔てて接し、圧縮室7と、その
温度より高い再生器8の部分との間で熱の流れが発生し
、圧縮室7の温度を上昇させてしまう、そのため、熱損
失が増大し、機関の熱効率を低下させることとなる。
時、再生器8の最下部(低温側)がディスプレーサ・ピ
ストン4の下端部より低くなる場合、温度分布を持って
いる再生器8と圧縮室7とはクーラ9に嵌合された薄肉
のインナーライナ10を隔てて接し、圧縮室7と、その
温度より高い再生器8の部分との間で熱の流れが発生し
、圧縮室7の温度を上昇させてしまう、そのため、熱損
失が増大し、機関の熱効率を低下させることとなる。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、再生器と膨張室及び圧縮室との間の熱流を防
ぐことができ、熱損失が少なく、機関の熱効率が高いス
ターリングサイクル機関の高温側熱交換器を得ることを
目的とする。
たもので、再生器と膨張室及び圧縮室との間の熱流を防
ぐことができ、熱損失が少なく、機関の熱効率が高いス
ターリングサイクル機関の高温側熱交換器を得ることを
目的とする。
この発明に係るスターリングサイクル機関の高温側熱交
換器は、再生器を、これと膨張室及び圧縮室との間で熱
流束が発生しない位置に、つまりディスプレーサ・ピス
トンの下死点に膨張室と同温度の再生器の部分が位置し
、かつディスプレーサ・ピストンの上死点においてディ
スプレーサ・ピストンの下端部が再生器の最下部より低
い位置に位置するよう配置したものである。
換器は、再生器を、これと膨張室及び圧縮室との間で熱
流束が発生しない位置に、つまりディスプレーサ・ピス
トンの下死点に膨張室と同温度の再生器の部分が位置し
、かつディスプレーサ・ピストンの上死点においてディ
スプレーサ・ピストンの下端部が再生器の最下部より低
い位置に位置するよう配置したものである。
この発明においては再生器を、これと膨張室及び圧縮室
との間で熱流速が発生しない位置に配設したから、熱損
失を減少させ、機関の熱効率を向上することができる。
との間で熱流速が発生しない位置に配設したから、熱損
失を減少させ、機関の熱効率を向上することができる。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1図は本発明の一実施例によるスターリングサイクル
機関の高温側熱交換器を示す断面側面図であり、第1図
において、ヒータ管lはシリンダ2に接合され、高温側
熱交換器本体であゐシリンダ2内にはディスプレーサ・
ピストン4が往復自在に嵌合され、ピストン4とクーラ
9内壁とはピストンシール12によってシールされてい
る。薄肉のインナーライナ10は、シリンダ2と嵌合さ
れ、またクーラ9とも嵌合され固定されている。
機関の高温側熱交換器を示す断面側面図であり、第1図
において、ヒータ管lはシリンダ2に接合され、高温側
熱交換器本体であゐシリンダ2内にはディスプレーサ・
ピストン4が往復自在に嵌合され、ピストン4とクーラ
9内壁とはピストンシール12によってシールされてい
る。薄肉のインナーライナ10は、シリンダ2と嵌合さ
れ、またクーラ9とも嵌合され固定されている。
デイスプレーサビストン4とシリンダ2との間には膨張
室6が形成され、シリンダ2にはガス通路15が設けら
れており再生器8に作動ガスが流れるようになっている
。シリンダ2とインナーライナ10との間には金網を充
填した再生器8が設けられている。再生器8の高さ方向
の位置は、再生器8部分がデイスプレーサビストン4の
下死点から始まるような位置で、再生器8はその下端部
がクーラ9に当たる位置まで下方に延びている。そして
、デイスプレーサビストン4が上死点にある時、ピスト
ン4下端部が再生器8の最下部より低い位置に位置する
ようになっている。
室6が形成され、シリンダ2にはガス通路15が設けら
れており再生器8に作動ガスが流れるようになっている
。シリンダ2とインナーライナ10との間には金網を充
填した再生器8が設けられている。再生器8の高さ方向
の位置は、再生器8部分がデイスプレーサビストン4の
下死点から始まるような位置で、再生器8はその下端部
がクーラ9に当たる位置まで下方に延びている。そして
、デイスプレーサビストン4が上死点にある時、ピスト
ン4下端部が再生器8の最下部より低い位置に位置する
ようになっている。
またクーラ9はシリンダ2に取り囲まれ、器内に充填さ
れた冷却水はクーラ9のガス通路16からの熱を吸収し
てガス通路16を流れる作動ガスから吸熱するようにな
っている。デイスプレーサビストン4とパワーピストン
5との間には圧縮室7が形成されており、ガス通路16
は圧縮室7につながっている。パワーピストン5とライ
ナーホルダー13とはピストンシール14によりシール
されている。デイスプレーサビストン4はパワーピスト
ン5とは一定の位相差を保ちながら駆動機構で往復動す
る。駆動機構部は従来と同様図示していない。
れた冷却水はクーラ9のガス通路16からの熱を吸収し
てガス通路16を流れる作動ガスから吸熱するようにな
っている。デイスプレーサビストン4とパワーピストン
5との間には圧縮室7が形成されており、ガス通路16
は圧縮室7につながっている。パワーピストン5とライ
ナーホルダー13とはピストンシール14によりシール
されている。デイスプレーサビストン4はパワーピスト
ン5とは一定の位相差を保ちながら駆動機構で往復動す
る。駆動機構部は従来と同様図示していない。
次に動作について説明する。
図中下死点近くにあるパワーピストン5は駆動機構によ
り上昇し、それと同時に上死点にあるディスプレーサ・
ピストン4も下降し、圧縮室7の作動ガスを圧縮する。
り上昇し、それと同時に上死点にあるディスプレーサ・
ピストン4も下降し、圧縮室7の作動ガスを圧縮する。
パワーピストン5及びディスプレーサ・ピストン4は最
大圧縮時に図中の一点鎖線の位置に来るので、圧縮室7
の死容積がほぼOになる。圧縮された作動ガスは、クー
ラ9のガス通路16を通って再生器8及び膨張室6に流
れ込む。再生器8は膨張室6の高温から、クーラ9高温
側入口の温度まで温度分布を持つ、このとき、ディスプ
レーサ・ピストン4が下死点に来た時でも高温の膨張室
6と、膨張室6より温度の低い再生器部とは、薄いイン
ナーライナ10を挟んで接することがないのでこの部分
での熱損失がほとんどない。
大圧縮時に図中の一点鎖線の位置に来るので、圧縮室7
の死容積がほぼOになる。圧縮された作動ガスは、クー
ラ9のガス通路16を通って再生器8及び膨張室6に流
れ込む。再生器8は膨張室6の高温から、クーラ9高温
側入口の温度まで温度分布を持つ、このとき、ディスプ
レーサ・ピストン4が下死点に来た時でも高温の膨張室
6と、膨張室6より温度の低い再生器部とは、薄いイン
ナーライナ10を挟んで接することがないのでこの部分
での熱損失がほとんどない。
その後、ディスプレーサ・ピストン4は、下死点に達し
た後上昇し、膨張室6内の作動ガスを再生器8及びクー
ラ9のガス通路16を通して圧縮室7にもどす、この場
合ピストン4の下端部が上死点においても再生器8の最
下部より下にあるため、圧縮室7と、これより温度の高
い再生器部とは、薄いインナーライナ10を挟んで接す
ることがないのでこの部分での熱損失がほとんどない。
た後上昇し、膨張室6内の作動ガスを再生器8及びクー
ラ9のガス通路16を通して圧縮室7にもどす、この場
合ピストン4の下端部が上死点においても再生器8の最
下部より下にあるため、圧縮室7と、これより温度の高
い再生器部とは、薄いインナーライナ10を挟んで接す
ることがないのでこの部分での熱損失がほとんどない。
上記サイクルを繰り返すことにより、熱サイクルの一種
のスターリング・サイクルを構成し自立運転するように
なる。
のスターリング・サイクルを構成し自立運転するように
なる。
このように本実施例では、再生器8を、その上端がデイ
スプレーサビストン4の下死点より低い位置に、その下
端が上死点位置のデイスプレーサビストン4の下端部よ
り高い位置に位置するよう配設したので、再生器8と膨
張室6及び圧縮室7との間で熱流束が発生するのを防止
でき、これにより熱損失を減少させて機関の熱効率を向
上することができる。
スプレーサビストン4の下死点より低い位置に、その下
端が上死点位置のデイスプレーサビストン4の下端部よ
り高い位置に位置するよう配設したので、再生器8と膨
張室6及び圧縮室7との間で熱流束が発生するのを防止
でき、これにより熱損失を減少させて機関の熱効率を向
上することができる。
なお、上記実施例ではディスプレーサ・ピストンとパワ
ーピストンとが同軸上にあるβ型スターリング・エンジ
ンを示したが、これはアニユラ−型の熱交換器を持つも
のであればその他の形式のエンジンでもよい。例えば、
T型スクーリング・エンジンや、フリー・ピストン型ス
ターリング・エンジン、ベルマイヤー機関の高温側熱交
換器、GM冷凍機の高温側熱交換器などである。
ーピストンとが同軸上にあるβ型スターリング・エンジ
ンを示したが、これはアニユラ−型の熱交換器を持つも
のであればその他の形式のエンジンでもよい。例えば、
T型スクーリング・エンジンや、フリー・ピストン型ス
ターリング・エンジン、ベルマイヤー機関の高温側熱交
換器、GM冷凍機の高温側熱交換器などである。
また、上記実施例では、シリンダー2の再生器8と接し
ている部分を下方に伸張することにより、再生器8の位
置を再生器部骨がデイスプレーサビストン4の下死点か
ら始まるような位置としたが、これは第2図に示すよう
にシリンダ2と再生器8上端部との間に、シリンダ2と
同じ材料もしくは、シリンダ材より線膨張率の低い材料
を素材とし、ガス通路を持つスペーサ20を入れてもよ
く、この場合、スペーサの通路面積や通路形状は規定す
るものではない。
ている部分を下方に伸張することにより、再生器8の位
置を再生器部骨がデイスプレーサビストン4の下死点か
ら始まるような位置としたが、これは第2図に示すよう
にシリンダ2と再生器8上端部との間に、シリンダ2と
同じ材料もしくは、シリンダ材より線膨張率の低い材料
を素材とし、ガス通路を持つスペーサ20を入れてもよ
く、この場合、スペーサの通路面積や通路形状は規定す
るものではない。
さらに、上記実施例では、シリンダ2とインナーライナ
10とが別体であるものを示したが、第3図の様にシリ
ンダとインナーライナーとを一体に形成したものでもよ
い。
10とが別体であるものを示したが、第3図の様にシリ
ンダとインナーライナーとを一体に形成したものでもよ
い。
以上のように、この発明に係るスターリングサイクル機
関の高温側熱交換器によれば、再生器を、その上記膨張
室とほぼ同温度の部分が上記ディスプレーサ・ピストン
の下死点下側に位置し、かつその最下端部が上死点位置
のディスプレーサ・ピストン下端部より上側に位置する
よう配置したので、再生器と高温の膨張室との間、及び
再生器と低温の圧縮室との間で熱流束が発生するのを防
止でき、これにより熱損失を少なくして機関の熱効率を
高くできる効果がある。
関の高温側熱交換器によれば、再生器を、その上記膨張
室とほぼ同温度の部分が上記ディスプレーサ・ピストン
の下死点下側に位置し、かつその最下端部が上死点位置
のディスプレーサ・ピストン下端部より上側に位置する
よう配置したので、再生器と高温の膨張室との間、及び
再生器と低温の圧縮室との間で熱流束が発生するのを防
止でき、これにより熱損失を少なくして機関の熱効率を
高くできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるスターリングサイク
ル機関の高温側熱交換器を示す断面側面図、第2図及び
第3図はそれぞれこの発明の他の実施例による高温側熱
交換器の断面側面図、第4図は従来のスターリングサイ
クル機関の高温側熱交換器を示す断面側面図である。 1・・・ヒータ管、2・・・シリンダ、4・・・デイス
プレーサビストン、5・・・パワーピストン、6・・・
膨張室、7・・・圧縮室、8・・・再生器、9・・・タ
ーラ、10・・・インナーライナ、12・・・ピストン
シール、13・・・ライナ・ホルダー、14・・・ピス
トンシール、15・・・ガス通路、16・・・ターラの
ガス通路、20・・・スペーサ。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。 代理人 早 瀬 憲 −^写 3 図 手続主甫正書 帽発) 昭和63年/g月//日
ル機関の高温側熱交換器を示す断面側面図、第2図及び
第3図はそれぞれこの発明の他の実施例による高温側熱
交換器の断面側面図、第4図は従来のスターリングサイ
クル機関の高温側熱交換器を示す断面側面図である。 1・・・ヒータ管、2・・・シリンダ、4・・・デイス
プレーサビストン、5・・・パワーピストン、6・・・
膨張室、7・・・圧縮室、8・・・再生器、9・・・タ
ーラ、10・・・インナーライナ、12・・・ピストン
シール、13・・・ライナ・ホルダー、14・・・ピス
トンシール、15・・・ガス通路、16・・・ターラの
ガス通路、20・・・スペーサ。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。 代理人 早 瀬 憲 −^写 3 図 手続主甫正書 帽発) 昭和63年/g月//日
Claims (1)
- (1)圧縮ピストン及びディスプレーサ・ピストンが同
軸状に内蔵され、両ピストン間に圧縮室を、ディスプレ
ーサ・ピストン上に膨張室を有するシリンダと、該シリ
ンダに近接してこれと同軸状に配置された再生器とを備
え、上記膨張室側で作動ガスの加熱を、圧縮室側で作動
ガスの冷却を行って両室間を上記再生器を介して往復移
動させ、上記圧縮ピストンを作動ガスの圧力変化により
駆動するスターリングサイクル機関において、 上記再生器を、その上記膨張室とほぼ同温度の部分が上
記ディスプレーサ・ピストンの下死点より下側に位置し
、かつその最下部が上死点位置のディスプレーサ・ピス
トン下端部より上側に位置するよう配置したことを特徴
とするスターリングサイクル機関の高温側熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7252688A JPH01244152A (ja) | 1988-03-26 | 1988-03-26 | スターリングサイクル機関の高温側熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7252688A JPH01244152A (ja) | 1988-03-26 | 1988-03-26 | スターリングサイクル機関の高温側熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01244152A true JPH01244152A (ja) | 1989-09-28 |
Family
ID=13491866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7252688A Pending JPH01244152A (ja) | 1988-03-26 | 1988-03-26 | スターリングサイクル機関の高温側熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01244152A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6121854B2 (ja) * | 1978-08-23 | 1986-05-29 | Nissan Motor | |
JPS61237871A (ja) * | 1985-04-15 | 1986-10-23 | Mitsubishi Electric Corp | デイスプレ−サ形スタ−リング機関の熱交換器 |
JPS62126250A (ja) * | 1985-11-27 | 1987-06-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スタ−リング機関 |
-
1988
- 1988-03-26 JP JP7252688A patent/JPH01244152A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6121854B2 (ja) * | 1978-08-23 | 1986-05-29 | Nissan Motor | |
JPS61237871A (ja) * | 1985-04-15 | 1986-10-23 | Mitsubishi Electric Corp | デイスプレ−サ形スタ−リング機関の熱交換器 |
JPS62126250A (ja) * | 1985-11-27 | 1987-06-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スタ−リング機関 |
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