JPH01244019A - 超薄連続壁用掘削機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は地中に超薄壁の連続壁を造成するときに用い
られる掘削機に関するものである。

［従来の技術］ 従来の地中連続壁用の掘削機としては、ドリル・ピッド
、クラムパケット、多連オーガーなとの型式があり、連
続壁はそれらの掘削機を用いて掘削された連続孔壁にモ
ルタルやコンクリートを打設して造成されている。

［発明が解決しようとする課題］ アスファルトマスチックによる地中＊ａ壁は、地震時に
おける地山との剛性比が近似値にあることにより、壁の
切断破壊・地山との剥離が防止でき、また配合を変更さ
せることにより弾性係数を任意に決めることができるこ
と。さらに壁の厚ざは、１００ｍｒｌｊＵで要求品質を
満たすことができるなど、モルタルやコンクリートでは
得ることができない利点を有する。

このようなことから、ダムサイト、河川、ＷＩ池などの
漏水を防止する地中連続壁としては、アスファルトマス
チックによるものが好ましいが、上記ドリル・ピットに
よる掘削では掘削孔の幅が最少で４３０ｍｍと大きくな
り、またクラムパケットでは幅が３００ｍｍ程度となる
が、掘削深度や仕上り精度に問題があり、多連オーガー
では幅を２００ｍｍ程度までにすることができるが、掘
削深度が１０ｍ程度に！１１１限されるなどの点から、
上記従来の掘削機は、壁厚が２００ｍｍ程度、掘削深度
が２０ｍ以上を必要とするアスファルトマスチック用の
連続孔壁の掘削には適さず、高深度、超薄型の地中連続
壁の孔壁を掘削するには、新たな構造の掘削機が必要と
なる。

この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、そ
の目的はドリル装置とスクリュオーガーとを組合わせて
、掘削深度を充分に、また壁厚が従来のものよりも薄く
、さらにはスクリュオーガーの径または長さを変えるこ
とによって、任意の壁厚またはエレメント長さを得るこ
とができる新たな超薄連続壁用掘削機を提供することに
ある。

［課題を解決するための手段］ 上記目的によるこの発明は、一対の先行掘削用のドリル
装ぎと、ドリル装置を両端部にて保持する横フレームと
、その横フレームの下側にてドリル装置の先端部間に横
設された孔壁掘削用のスクリュオーガーとからなり、上
記一対のドリル装置は地上に据付けた駆動装置により回
転して先端のドリルにトルクを伝達する中空のシャフト
を有し、そのシャフトの先端部を上記横フレームが回動
自在に保持するとともに、保持部下側にてシトフトと上
記スクリュオーガーとをギアーを介して回転自在に連結
してなる。

［作　用］ 上記構成では、駆動装置によりスクリュオーガーがドリ
ル装置と共に回転し、そのスクリューオーガーによりス
クリュ直径と略等しい幅の１工レメント分の長さの孔壁
が地中に深く掘削され、揶削土は泥水と共に両側の中空
シャフトから地上に排出される。

［実施例］ 図中１．１はドリル装置、２はドリル装置１の中空のシ
ャフト３を両端部にて保持する横フレーム、４は孔壁掘
削用のスクリュウオーガーで、横フレーム２の下側にて
上記シャフト３．３に横設されている。

上記ドリル装置１はシャフト３を回転す８　駆１ｊＪ装
ｆｆ６を有する。この駆動装置６はターンテーブル７と
その油圧モータ８とからなり、それらは地上に据付けた
台車９の上に設置されている。上記ターンデープル７に
は上記シャフト３が挿通され、また軸クランプ１０によ
り固定されて、駆動装置６による回転を先端の上記ドリ
ル５にトルクとして伝達することができるようになって
し）る。

上記シャフト３の先端部周囲にはフランジ１１が形成し
てあり、端部には上記ドリル５を先端に有する中空の先
端軸３ａが嵌着しである。また先端軸３ａの周囲にはマ
イターギヤ１２が取付けである。

このシャフト３の先端部分は、ドリル５を除いてフラン
ジ１１が接するところまで支持体を兼ねるギヤボックス
１３に挿入され、そのギヤボックス１３に上記横フレー
ム２の端部が連結しである。

またギヤボックス１３の側部には上記スクリュオーガー
４の端部が貫挿され、その端部に上記マイターギヤ１２
と噛合するマイターギヤ１４が取付けである。

上記スクリュオーガー４のスクリュ４ａは、オーガーシ
ャフトの中央から両側に同−捩れ角をもって左右対称に
形成され、スクリュ４ａの回転により掘削された土はそ
のまま両側に送り出される。

上記横フレーム２には吊りワイヤ１５が取付けである。

この吊りワイヤ１５は台車９上のやぐら１６にシーブさ
れ、ウィンチ１７により操作される。

このような掘削機を用いて孔壁を掘削するには、予め連
続壁施工箇所に築造したガイドウオール１８の上にレー
ル１９を敷設して、台車９とともに装置をセットする。

次に両駆ｖＪ装置６．６を作動して、一対のシャフト３
．３を同一方向に回転する。これにより先端のドリル５
にトルクが伝達されると同時に、マイターギヤ１２．１
４を介してスクリュオーガー４にもトルクのが伝達され
て、ドリル５．５により一対の縦孔２０，２０が、また
スクリュオーガー４により孔壁２１が掘削される。この
孔壁内には泥水が送り込まれ、懸吊された装置は自重に
より深く掘進して行く。

上記シャフト３，３は掘進に伴ない順次継足され、掘削
土は泥水により泥土化されて、ドリル先端からバキュー
ムポンプ２２を接続したシャフト３．３の内部に吸込ま
れ、沈澱タンクに排出される。沈澱タンクでは上澄の泥
水のみが孔壁へ循環されて再度使用される。

掘削された孔壁２１の幅は、そこに用いられたスラリ１
オーガー４のスクリュ直径と略等しく、両壁面は凹凸が
少なく、平行で仕上り精度がよい。

したがって、スクリュ直径を小さくすることにより従来
困難であった２００ｍｍ以下の孔壁２１をも容易に掘削
することとができ、またドリル５による掘削が先行する
ことから、掘削も深く行なうことができる。

上記孔壁２１へのアスファルトマスチックの打設はトレ
ーミ管を使用して行なわれる。図面は省略したが、孔壁
の両拡巾部となる上記縦孔に紙製のロッキングパイプを
挿入し、その内に砕石を投入してから、トレミー管を建
込んで孔壁にアスファルトマスチックを充填する。この
ようにして、１工レメント分のアスファルトマスチック
壁が打設されたら、一方の縦孔を案内として次のエレメ
ントの孔壁を掘削する。この際、上記砕石はそこにセッ
トされた一方のドリル装置のシャフト内に吸上げられて
排出される。一連の地中連続壁そのような掘削と打設と
を繰り返し行なって造成される。

［発明の効果］ このは発明は上述のように、一対の先行掘削用のドリル
装置と、ドリル装置を両端部にて保持する横フレームと
、その横フレームの下側にてドリル装置の先端部門に横
設された孔壁掘削用のスクリュオーガーとから掘削機を
構成し、ドリルにより孔壁両側の縦孔を掘削しながらス
クリュオーガーにより孔壁を掘削することから、スクリ
ュオーガーを横にして用いても大きな抵抗が１）らず、
−回の工程で壁面の仕上り精度が良い孔壁を深く掘削す
ることができる。また１エレメントの長さ、壁厚はスク
リュオーガーの長さ、スクリュ径を変えることにより容
易に変更でき、掘削土の排出も中空のシャフトを利用し
てスムーズに行なうことができるため、掘削土が障害と
なって掘削に時間を要するようなこともなく、アスファ
ルトマスチックの超薄壁に適した連続孔壁を掘削するこ
とができる。

またシャフト先端部を横フレームにより保持し、その下
側にて一対のシャフトとスクリュオーガーとをギヤを介
して回動自在に連結したので、シャフトの回転力が円滑
に伝達され、しかも回転力は両側から伝達されるので、
スクリュオーガーにおける回転力は均等化し、スクリュ
オーガーが横に長くとも捩れ応力が生じ難い等の特長を
有する。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明に係る超薄連続地中壁用掘削機の１実施
例を示すもので、第１図は正面図、第２図は側面図、第
３図は掘削地の略伝正面図、第４図は同じく側面図であ
る。 １・・・・・・ドリル装置　　　２・・・・・・横フレ
ーム３・・・・・・シャフト　　　　４・・・・・・ス
クリュオーガー５・・・・・・ドリル　　　　　６・・
・・・・駆動装置９・・・・・・台車 １２．１４・・・・・・マイターギヤ １３・・・・・・ギヤボックス 特許出願人　　　清水建設株式会社 外１名 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一対の先行掘削用のドリル装置と、ドリル装置を両端部
   にて保持する横フレームと、その横フレームの下側にて
   ドリル装置の先端部間に横設された孔壁掘削用のスクリ
   ュオーガーとからなり、上記一対のドリル装置は地上に
   据付けた駆動装置により回転して先端のドリルにトルク
   を伝達する中空のシャフトを有し、そのシャフトの先端
   部を上記横フレームが回動自在に保持するとともに、保
   持部下側にてシャフトと上記スクリユオーガーとをギア
   ーを介して回転自在に連結してなることを特徴とする超
   薄連続壁用掘削機。