JPH0124400Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0124400Y2 JPH0124400Y2 JP1984039089U JP3908984U JPH0124400Y2 JP H0124400 Y2 JPH0124400 Y2 JP H0124400Y2 JP 1984039089 U JP1984039089 U JP 1984039089U JP 3908984 U JP3908984 U JP 3908984U JP H0124400 Y2 JPH0124400 Y2 JP H0124400Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packing
- support
- pump
- shaft
- seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000012856 packing Methods 0.000 claims description 40
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 5
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 210000004907 gland Anatomy 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 2
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の目的〕
(産業上の利用分野)
本考案は、ポンプ軸の周囲に嵌合して密封する
軸封体を設けたポンプの軸封装置に係るものであ
る。
軸封体を設けたポンプの軸封装置に係るものであ
る。
(従来技術および解決しようとする課題)
従来、ポンプの液が外部に漏洩することを防
ぎ、あるいはポンプの軸受部にポンプ内部の液が
浸入することを防ぎ、また軸封体の保守を容易と
するために、ポンプ軸の外端部に軸受部を設け、
しかもポンプ本体と軸受部との間に軸封部を設
け、この軸受部を設けた軸受ケースに大きな窓部
を開口して、この窓部から軸封体の調節、交換等
の保守を行なつていた。このため、グランドパツ
キンのごとき軸封体の交換の際に、パツキン孔か
らパツキンを取り出す作業が厄介で、しかも特殊
な工具を必要としていた。
ぎ、あるいはポンプの軸受部にポンプ内部の液が
浸入することを防ぎ、また軸封体の保守を容易と
するために、ポンプ軸の外端部に軸受部を設け、
しかもポンプ本体と軸受部との間に軸封部を設
け、この軸受部を設けた軸受ケースに大きな窓部
を開口して、この窓部から軸封体の調節、交換等
の保守を行なつていた。このため、グランドパツ
キンのごとき軸封体の交換の際に、パツキン孔か
らパツキンを取り出す作業が厄介で、しかも特殊
な工具を必要としていた。
(課題を解決するための手段および作用)
本考案は、ポンプ軸の外周を密封する軸封体の
外周を嵌合、支持するパツキン孔を備えた支持体
を、支持体締付ボルトによつてポンプ本体に軸方
向に移動自在に固着して設け、このパツキン孔に
嵌入して、パツキン押え締付ボルトによつてこの
軸封体をポンプ本体に押圧するパツキン押えを設
け、このパツキン押えのパツキン孔に嵌入可能と
する部分の長さを、このパツキン孔の長さと同寸
法に設け、支持体を軸方向に貫通して螺合し、先
端をポンプ本体に当接する支持体離脱ボルトを設
けたもので、軸封体の摩耗に際して、交換のため
取り外ずす場合には、支持体締付ボルトを外ず
し、パツキン押えが軸封体を押えた状態のまま支
持体離脱ボルトをねじ込むと、支持体は支持体離
脱ボルトのねじ込みに応じて軸受ケースから離脱
する方向に移動するが軸封体はパツキン押えに押
えられたまま移動しない。支持体を、パツキン孔
内にパツキン押えの嵌入可能な部分が完全に嵌入
するまで移動させると、パツキンがパツキン押え
によつてパツキン孔から反対側に押し出される
が、パツキン押えの嵌入可能な部分の長さがパツ
キン孔の長さと同寸法に設けられているのでパツ
キンはパツキン孔から完全に押し出されて軸封体
を容易に交換することができるものである。
外周を嵌合、支持するパツキン孔を備えた支持体
を、支持体締付ボルトによつてポンプ本体に軸方
向に移動自在に固着して設け、このパツキン孔に
嵌入して、パツキン押え締付ボルトによつてこの
軸封体をポンプ本体に押圧するパツキン押えを設
け、このパツキン押えのパツキン孔に嵌入可能と
する部分の長さを、このパツキン孔の長さと同寸
法に設け、支持体を軸方向に貫通して螺合し、先
端をポンプ本体に当接する支持体離脱ボルトを設
けたもので、軸封体の摩耗に際して、交換のため
取り外ずす場合には、支持体締付ボルトを外ず
し、パツキン押えが軸封体を押えた状態のまま支
持体離脱ボルトをねじ込むと、支持体は支持体離
脱ボルトのねじ込みに応じて軸受ケースから離脱
する方向に移動するが軸封体はパツキン押えに押
えられたまま移動しない。支持体を、パツキン孔
内にパツキン押えの嵌入可能な部分が完全に嵌入
するまで移動させると、パツキンがパツキン押え
によつてパツキン孔から反対側に押し出される
が、パツキン押えの嵌入可能な部分の長さがパツ
キン孔の長さと同寸法に設けられているのでパツ
キンはパツキン孔から完全に押し出されて軸封体
を容易に交換することができるものである。
(実施例)
以下、図面により本考案の1実施例について詳
細な説明を行なう。
細な説明を行なう。
第1図、第2図において、1はポンプ本体3を
貫通して回転するポンプ軸、5,5は回転翼で、
内部に案内羽根7を備えた中間ケーシング9,9
内においてポンプ軸1にキー11によつて固定さ
れている。13はポンプ本体3の外部においてポ
ンプ軸1に固着する円板状のバランスデスクで、
ポンプ本体3の外壁のポンプ軸1の周囲に設けた
円板状のバランスシート15と適宜な隙間を介し
て対面し、この隙間を高圧の液体が流れることに
よつてポンプ軸1の軸方向の荷重を支持してい
る。17は吐出口、19は蓋ケース20を介して
ポンプ本体3に固着する軸受ケースである。軸受
ケース19はつぎのように構成されている。すな
わち、21は軸受ケース19の外端に設けた軸受
で、ポンプ軸1の端部を回転自在に軸支してい
る。23は軸受21の上部の切欠溝25内にポン
プ軸1に係止された油リングで、下部は油溜め2
7内の潤滑油に浸つている。29はバランスデス
ク13、バランスシート15の摩耗によるポンプ
軸1の移動量を検出するための目盛尺である。3
1は軸受ケース19の中間位置に固着する支持
体、33は支持体31を貫通するパツキン孔35
に外周を嵌合する軸封体(本実施例ではグランド
パツキンを用いている。)で、ポンプ軸1の外周
に嵌合して設けた耐摩用のスリーブ37の外周を
密封している。39はパツキン孔35に嵌合して
軸封体33を押圧するためのパツキン押えであ
る。パツキン押え39のパツキン孔35に嵌入可
能とする部分の長さをパツキン孔35の長さと同
寸法に設けている。41は支持体31を軸受ケー
ス19に軸方向に締め付け固定する複数の支持体
締付ボルト、43は支持体31を軸方向に貫通す
るねじ孔45に螺合する複数の支持体離脱ボルト
で先端は軸受ケース19に当接している。47
は、軸受ケース19に軸方向に螺合する複数の植
込み式のパツキン押え締付ボルトで、支持体3
1、パツキン押え39のフランジ部を貫通し、ナ
ツト49によつてパツキン押え39を締め付けて
いる。51は軸受ケース19の両側部に開口する
窓部で、軸封体33の調節、交換等を行なうため
に使用するものである。53はバランスデスク1
3とバランスシート15との間を通過する液を吸
入側に戻すための取出口である。
貫通して回転するポンプ軸、5,5は回転翼で、
内部に案内羽根7を備えた中間ケーシング9,9
内においてポンプ軸1にキー11によつて固定さ
れている。13はポンプ本体3の外部においてポ
ンプ軸1に固着する円板状のバランスデスクで、
ポンプ本体3の外壁のポンプ軸1の周囲に設けた
円板状のバランスシート15と適宜な隙間を介し
て対面し、この隙間を高圧の液体が流れることに
よつてポンプ軸1の軸方向の荷重を支持してい
る。17は吐出口、19は蓋ケース20を介して
ポンプ本体3に固着する軸受ケースである。軸受
ケース19はつぎのように構成されている。すな
わち、21は軸受ケース19の外端に設けた軸受
で、ポンプ軸1の端部を回転自在に軸支してい
る。23は軸受21の上部の切欠溝25内にポン
プ軸1に係止された油リングで、下部は油溜め2
7内の潤滑油に浸つている。29はバランスデス
ク13、バランスシート15の摩耗によるポンプ
軸1の移動量を検出するための目盛尺である。3
1は軸受ケース19の中間位置に固着する支持
体、33は支持体31を貫通するパツキン孔35
に外周を嵌合する軸封体(本実施例ではグランド
パツキンを用いている。)で、ポンプ軸1の外周
に嵌合して設けた耐摩用のスリーブ37の外周を
密封している。39はパツキン孔35に嵌合して
軸封体33を押圧するためのパツキン押えであ
る。パツキン押え39のパツキン孔35に嵌入可
能とする部分の長さをパツキン孔35の長さと同
寸法に設けている。41は支持体31を軸受ケー
ス19に軸方向に締め付け固定する複数の支持体
締付ボルト、43は支持体31を軸方向に貫通す
るねじ孔45に螺合する複数の支持体離脱ボルト
で先端は軸受ケース19に当接している。47
は、軸受ケース19に軸方向に螺合する複数の植
込み式のパツキン押え締付ボルトで、支持体3
1、パツキン押え39のフランジ部を貫通し、ナ
ツト49によつてパツキン押え39を締め付けて
いる。51は軸受ケース19の両側部に開口する
窓部で、軸封体33の調節、交換等を行なうため
に使用するものである。53はバランスデスク1
3とバランスシート15との間を通過する液を吸
入側に戻すための取出口である。
以上の実施例において、ポンプ軸1を回転せし
めると、並設された回転翼5により順次圧送され
て高圧の液体が吐出口17から吐出される。液体
の一部はバランスシート15、バランスデスク1
3の間を通過し、取出口53から吸入側に戻され
る。この液体は軸封体33によつて軸方向に密封
されている。軸封体33を交換するにあたつて
は、支持体締付ボルト41を外ずし、パツキン押
え39はナツト49で軸封体33を押えた状態の
まま、支持体離脱ボルト43をねじ込むと、支持
体31は、支持体離脱ボルト43のねじ込みに応
じて軸受ケース19から離脱する方向に移動する
が、軸封体33はパツキン押え39に押えられた
まま移動しない。支持体31を、パツキン孔35
内にパツキン押え39の嵌入可能な部分が完全に
嵌入するまで移動させると、パツキン33がパツ
キン押え39によつてパツキン孔35から反対側
に押し出されるが、パツキン押え39の嵌入可能
な部分の長さがパツキン孔35の長さと同寸法に
設けているのでパツキン33はパツキン孔35か
ら完全に押し出される。したがつて軸封体33を
容易に取り外ずすことができるものである。軸封
体33を挿入するには、支持体31を支持体締付
ボルト41によつて固定し、パツキン孔35内に
挿入してのち、ナツト49によつてパツキン押え
39で押圧するものである。
めると、並設された回転翼5により順次圧送され
て高圧の液体が吐出口17から吐出される。液体
の一部はバランスシート15、バランスデスク1
3の間を通過し、取出口53から吸入側に戻され
る。この液体は軸封体33によつて軸方向に密封
されている。軸封体33を交換するにあたつて
は、支持体締付ボルト41を外ずし、パツキン押
え39はナツト49で軸封体33を押えた状態の
まま、支持体離脱ボルト43をねじ込むと、支持
体31は、支持体離脱ボルト43のねじ込みに応
じて軸受ケース19から離脱する方向に移動する
が、軸封体33はパツキン押え39に押えられた
まま移動しない。支持体31を、パツキン孔35
内にパツキン押え39の嵌入可能な部分が完全に
嵌入するまで移動させると、パツキン33がパツ
キン押え39によつてパツキン孔35から反対側
に押し出されるが、パツキン押え39の嵌入可能
な部分の長さがパツキン孔35の長さと同寸法に
設けているのでパツキン33はパツキン孔35か
ら完全に押し出される。したがつて軸封体33を
容易に取り外ずすことができるものである。軸封
体33を挿入するには、支持体31を支持体締付
ボルト41によつて固定し、パツキン孔35内に
挿入してのち、ナツト49によつてパツキン押え
39で押圧するものである。
なお、本考案でいう「ポンプ本体に対して固
定、固着」とは、ポンプ本体に直接または、前
蓋、軸受ケース等ポンプ本体に固着するものを介
して固定、固着することを示すものである。
定、固着」とは、ポンプ本体に直接または、前
蓋、軸受ケース等ポンプ本体に固着するものを介
して固定、固着することを示すものである。
本考案によれば、軸封体を支持体のパツキン孔
から、パツキン押えを利用して完全に押し出すこ
とができるので、軸封体の交換がきわめて容易と
なるものである。
から、パツキン押えを利用して完全に押し出すこ
とができるので、軸封体の交換がきわめて容易と
なるものである。
第1図は本考案の1実施例の側断面図、第2図
は要部の拡大側面図である。 図面の主要な部分を表わす符号の説明、1…ポ
ンプ軸、3…ポンプ本体、31…支持体、33…
軸封体、35…パツキン孔、39…パツキン押
え、41…支持体締付ボルト、43…支持体離脱
ボルト、47…パツキン押え締付ボルト。
は要部の拡大側面図である。 図面の主要な部分を表わす符号の説明、1…ポ
ンプ軸、3…ポンプ本体、31…支持体、33…
軸封体、35…パツキン孔、39…パツキン押
え、41…支持体締付ボルト、43…支持体離脱
ボルト、47…パツキン押え締付ボルト。
Claims (1)
- ポンプ軸1の外周を密封する軸封体33の外周
を嵌合、支持するパツキン孔35を備えた支持体
31を、支持体締付ボルト41によつてポンプ本
体3に軸方向に移動自在に固着して設け、前記パ
ツキン孔35に嵌入して、パツキン押え締付ボル
ト47によつて前記軸封体33を前記ポンプ本体
3に押圧するパツキン押え39を設け、前記パツ
キン押え39の前記パツキン孔35に嵌入可能と
する部分の長さを前記パツキン孔35の長さと同
寸法に設け、前記支持体31を軸方向に貫通して
螺合し、先端を前記ポンプ本体3に当接する支持
体離脱ボルト43を設けたことを特徴とするポン
プ軸の軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3908984U JPS60152097U (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | ポンプの軸封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3908984U JPS60152097U (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | ポンプの軸封装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60152097U JPS60152097U (ja) | 1985-10-09 |
JPH0124400Y2 true JPH0124400Y2 (ja) | 1989-07-24 |
Family
ID=30546708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3908984U Granted JPS60152097U (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | ポンプの軸封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60152097U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51143052U (ja) * | 1975-05-12 | 1976-11-17 |
-
1984
- 1984-03-21 JP JP3908984U patent/JPS60152097U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60152097U (ja) | 1985-10-09 |
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