JPH01241548A - 写真用材料 - Google Patents

写真用材料

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Publication number
JPH01241548A
JPH01241548A JP6900488A JP6900488A JPH01241548A JP H01241548 A JPH01241548 A JP H01241548A JP 6900488 A JP6900488 A JP 6900488A JP 6900488 A JP6900488 A JP 6900488A JP H01241548 A JPH01241548 A JP H01241548A
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JP
Japan
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polyester copolymer
film
calcium carbonate
reflectance
polyester
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Pending
Application number
JP6900488A
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English (en)
Inventor
Koji Nakahara
中原 康二
Keisuke Matsushima
松島 恵輔
Hideki Yamagishi
英樹 山岸
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/795Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers the base being of macromolecular substances
    • G03C1/7954Polyesters

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、印画紙等の写真用材料に関するものである。
ざらに詳しくは、形成される像の鮮明さ、コントラスト
等の美観に優れる写真用材料に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、写真用材料としては、原紙の上に酸化チタンなど
の白色顔料を混練したポリエチレンフィルムを耐水層と
して設け、その上に感光性写真乳剤層を塗布したものが
知られている。
しかし、上記印画紙は破れやすい上に、@面からの吸水
が大きいため、ここからしみ込んだ現像処理液は経時変
化で写真画像を変色させる等の欠点がおる。こうした欠
点を改良する基材として熱可塑性樹脂を用いることが提
案されている。例えば、酸化チタンと硫酸バリウムを熱
可塑性樹脂に配合した例(特公昭56−4901号公報
)、ポリエステルに硫酸バリウムを配合した例(特公昭
60−30930号公報)、ポリエステルに酸化チタン
を配合した例などがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来の技術に於いて、印画紙は原紙の面荒
れ、すなわち面が粗面化しているため、薄膜ポリエチレ
ン層を介して形成される画像は鮮明さやコントラストを
欠いている。また−反訴れると折れ傷が残り商品価値が
そこなわれる。ざらに特公昭56−4901号公報や特
公昭60−30930号公報、特開昭61−11874
6号公報などにおける基材フィルムも面質がかかわる形
成される像、つまり写真の鮮明さ、コントラストなどに
関する配慮が欠けている。またこれらに用いられる硫酸
バリウムは凝集が強く分散が難しいため得られるフィル
ム面に欠点を生じ易い。さらに酸化チタンを配合したポ
リエステル樹脂は耐光性に乏しいため黄変し易く、コン
トラスト不良をまねく。本発明はかかる課題を解決し、
耐久性、耐水性、耐折り曲げ性等に優れたポリエステル
を用い、形成される像が鮮明さ、コントラスト等が良好
で光沢美観に優れた像形成をすると共に、折り曲げ傷の
つかない写真材料を提供するものである。
(課題を解決するための手段〕 本発明は、平均粒子径0.05〜1.5μmの炭酸カル
シウムを総重量基準で5〜30重量%含有する結晶融解
熱6.0Cal/g以下のポリエステル共重合物からな
り、表面粗ざRaが0.25μm以下、光沢度が35%
以上、可視域の反射率が85%以上、光線透過濃度が0
.5以上である二軸延伸フィルムの少なくとも片面に感
光性写真乳剤層を設けたことを特徴とする写真用材料で
ある。
本発明に使用するポリエステル共重合物は、所定の結晶
融解熱を有するものであれば特に限定するものではない
が、好ましくはエチレンテレフタレート単位を主たる繰
返し構成単位とする共重合ポリエステルである。なお、
共重合ポリエステルは、ポリエステルの酸成分の70モ
ル%以上をテレフタル酸成分が占め、グリコール成分の
70モル%以上をエチレングリコール成分が占めるもの
が好ましい。特に、ポリエステルの酸成分のうち5〜3
0モル%がテレフタル酸以外のジカルボン酸成分である
ものが好ましい。共重合成分としては、例えばジエチレ
ングリコール、ネオペンチルグリコール、ポリアルキレ
ングリコール等のグリコール成分、アジピン酸、セバシ
ン酸、フタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジ
カルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸等のジ
カルボン酸成分が挙げられる。なかでも、ジカルボン酸
成分としては、イソフタル酸が好ましい。また、このポ
リエステルの中には、公知の各種添加剤、例えば、酸化
防止剤、帯電防止剤、増白剤、紫外線吸収剤などが添加
されていてもよい。
本発明でいう結晶融解熱とは、融解に併なう吸熱エネル
ギーをそのサンプル重量で割った値でおり、本発明で使
用するポリエステル共重合物の結晶融解熱は6.0ca
l/g以下である。好ましくは3.0〜5.0Cal/
Clで必る。上記範囲を超えると、−反訴れると折れ傷
が残って好ましくない。
なお、所定の結晶融解熱を有するポリエステル共重合物
は、共重合成分及びその共重合率を適宜選択することに
より得ることができる。
本発明に於いて、かかるポリエステル共重合物に含有さ
せる炭酸カルシウムとしては天然品と合成品が挙げられ
るが、いずれであっても良い。また炭酸カルシウムのポ
リエステルへの分散向上の目的などで、各種有機物で表
面処理を行なってもよい。炭酸カルシウム以外の無機粒
子、例えば二酸化ケイ素;アルミナ、タルク、硫酸バリ
ウムなどは分散性が悪く凝集したり、着色を起こしたり
して好ましくない。但し、本発明の目的を損なわない範
囲で、アルミニウム、ケイ素、チタン、マグネシウム、
バリウム等の化合物が多少含まれていてもよい。
炭酸カルシウムの平均粒子径は0.05〜1゜5μmで
あり、好ましくは0.10〜1.2μm、ざらに好まし
くは0.15〜0.9μmである。
平均粒子径がこの範囲より小さいと光散乱への寄与が小
さく形成される画像のコントラストが悪くなり好ましく
ない。またポリエステルへの分散が難しくなり好ましく
ない。一方この範囲より大きいと形成される画像の鮮明
さを欠くようになり好ましくない。
本発明に於いて、かかる炭酸カルシウムを総重量基準で
ポリエステルに5〜30重量%、好ましくは7〜25重
量%含有させる。含有聞がこの範囲より少ないと光散乱
の寄与が少なく、鮮明な画像が得られなくなる。また得
られた画像が裏面から見えて好ましくない。一方、この
範囲より多いと粒子分散が難しくなり、形成される画像
の鮮明さやコントラスとを欠き易く好ましくない。
本発明に於ける延伸とは、二軸延伸をいい、フィルムの
機械強度、寸法安定性などに優れ好ましい、二軸延伸に
は公知の方法によって逐次または同時二輪延伸が挙げら
れる。
本発明におけるフィルムの表面粗ざRaは0゜25μm
以下、好ましくは0.20μm以下である。表面粗さR
aがこの値より大きいと形成される画像の鮮明さを欠く
ので好ましくない。
本発明におけるフィルムの光沢度は35%以上、好まし
くは40%以上、ざらに好ましくは45%以上である。
光沢度がこの値より低いと、散乱光が多すぎて形成され
る画像のコントラストを欠くので好ましくない。
本発明に於けるフィルムの可視域の反射率は85%以上
、好ましくは90%以上である。可視域の反射率がこの
値より低いと下地が見えやすかつたり、くすんだ色相と
なって、形成される画像のコントラストを欠くので好ま
しくない。
本発明に於けるフィルムの光線透過濃度(以下単に「透
過濃度jともいう。)は0.5以上、好ましくは0.6
以上である。透過濃度がこの値より低いと、形成される
画像が裏面から見えたり、重ね合わせた時、下の画像が
透けて見え好ましくない。
本発明に於いて、少なくともフィルムの片面に感光性写
真乳剤層を設ける。感光性写真乳剤層としては、塩化銀
、臭化銀のようなハロゲン化銀の微粒子をゼラチン中に
懸濁させたものからなる乳剤層や、発色乳剤を重層塗布
した発色乳剤層、かぶりを防止するためのゼラチン保護
層からなるものが一般的であり、その他、化学増感剤、
硬膜剤、帯電防止剤などの写真用添加剤を加えても何ら
さしつかえない。
また、本発明に於けるフィルムの厚みは、特に限定する
ものではないが、通常、50〜300μm1好ましくは
75〜250μmである。フィルムの厚みがこの範囲よ
り薄いと基材としての腰が弱く好ましくない。また、こ
の範囲より厚いと硬すぎて取り扱い上好ましくない。
次に、本発明の写真材料の製造方法について述べる。但
し、本発明は以下の製法に限定されるものではない。
本発明に於ける炭酸カルシウムをポリエステルに含有さ
せる前に、炭酸カルシウムの粒度調整を行なう。粒度調
整手段としては、粉砕処理、サンドグラインダー処理、
分級などが挙げられる。いずれの手段を取っても良いが
、粒度分布はできるだ【プシャープにすること、更には
形成される画像の鮮明さを損なわないために粒子径10
μm以上の粗粒はフィルター等で除去しておくことが好
ましい。
本発明の炭酸カルシウムをポリエステルに含有させる方
法としては、ポリエステルの重合時に添加する方法や、
ポリエステルと溶融混練する方法などがあるが、炭酸カ
ルシウムの分散のし易さの面から、重合時に添加する方
法が好ましい。ポリエステルに炭酸カルシウムを含有さ
せるに当って炭酸カルシウムを金属石けん、カップリン
グ剤等で処理したり、ポリエステル重合反応系に、リン
酸、亜リン酸、ホスホン酸およびこれらの誘導体などの
リン化合物を添加したりすることにより炭酸カルシウム
の分散性がざらに改善される。
添加する粒子の分散性が悪いと、得られるフィルムにツ
ブ状の欠点を生じ、たとえ表面粗ざRaが本発明の範囲
内でおっても形成される画像の鮮明さを欠いてしまうこ
とになる。なぜなら、表面粗さRaは、フィルム面のご
く一部分を検出したものであり、フィルム面に点在する
ツブ状欠点を必ずしも検出できない場合が多々あるから
である。
従って分散には十分な配慮が必要である。
また本発明のポリエステルは製造時に通常用いられる、
リチウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、マ
ンガン、亜鉛、コバルト、アンチモン、ゲルマニウム、
チタン等の金属化合物触媒、酸化防止剤、顔料、螢光増
白剤、界面活性剤、帯電防止剤などを必要に応じて添加
しても何等さしつかえがない。あとは公知の方法で重合
を行なえばよいが、重合時間が長引いたり、不必要に添
加剤等を過剰に添加したりすると、ポリマーが着色しや
すく得られるフィルムの可視域の反射率が低下して、く
すみを生じ形成される画像のコントラストを欠くように
なる。こうして得られるポリマーチップの極限粘度は0
.42〜0.75であることが好ましい。極限粘度がこ
の範囲より低いと1qられるフィルムが脆化したものと
なり易く、−方この範囲より高いと押出負荷が大きくな
ったり、延伸時の応力が大きくなり所定の延伸倍率が得
られにくくなる。
上記重合によって得られたポリマーチップを十分に真空
乾燥した後、270〜300℃に加熱された押出典に供
給しT字型口金よりシート状に成形する。この際、得ら
れるフィルムの白さを強調するために螢光増白剤をマス
ターチップまたは粉体の形で混合添加することは何らさ
しつかえない。
ざらにこのフィルムを表面温度20〜50℃の冷却ドラ
ムで冷却固化せしめて、未延伸シートとした後、75〜
125℃に加熱した予熱ロール群に導き、縦延伸し、2
0〜30℃のロール群で冷却する。続いて縦延伸したフ
ィルムの両端部をクリップで把持しながらテンターに導
き90〜140°Cに加熱された雰囲気中で横延伸する
。延伸倍率は縦、横それぞれ2〜5倍に延伸するが、そ
の面積倍率(縦延伸倍率×横延伸倍率)は6〜20倍で
ある。面積倍率がこの範囲より小さいと、得られるフ″
イルムは延伸むらを生じたものになり易く、表面粗さR
aや、光沢度、反射率が悪化して、形成される画像の鮮
明さやコントラストを欠いてしまう。一方この範囲より
太き(こと、延伸時に破れを生じ易く、製膜性が不良と
なる。こうして二軸延伸されたフィルムの平面性、寸法
安定性、等を付与するためにテンタ内で、150〜23
0℃の雰囲気で熱固定を行ない、均一に徐冷後、空温ま
で冷却して巻取る。このように適切な製造条件を設定す
ることにより本発明のフィルムを得ることができる。
上記フィルムの少なくとも片面に、画像形成層を設ける
に当り、事前に表面活性化処理、例えばコロナ放電処理
、または下引き層を設けることができる。
なお、本発明に用いた測定及び評価方法は次のとおりで
ある。
(1)結晶融解熱(cal/(J> 結晶融解熱とは、サンプル10mgを走査型熱量計(D
SG>にセットし、窒素気流中で10℃/分の昇温速度
で昇温しでゆき、そのサンプルの融解に伴う吸熱エネル
ギー(ca l )をそのサンプル重1(q)で割った
値である。
(2)平均粒子径 無機粒子をエタノール中に分散させ、遠心沈降式粒度分
布測定装置(堀場製作所製CAPA500)を用いて測
定し、体積平均径を算出し、平均粒子径とした。
(3)表面粗さRa J l5−8−0601に従って、触針式表面粗さ計(
小板研究所製ET−10>で測定した。測定倍率は5万
倍、測定長は1mmとし、5回の測定値を平均した。
(4)光沢度 J l5−Z−8741の方法2(入射角60度、受光
角60度の鏡面光沢度)に従い、クロスメーター(日本
重色工業製VG−107>で測定し10回の測定値を平
均した。
(5)可視域の反射率 日立製分光光度計323型で可視域(360〜700n
m>の反射率を連続的に測定し、波長360nmの反射
率(a%)、波長450r1mの反射率を(b%)、波
長550nmの反射率(0%)を平均した値を可視域の
反射率とした。
可視域の反射率= (a+b+c)/3なお、反射率1
00%基準には酸化マグネシウム白板を用いた。
(6)光線透過濃度 マクベス社濃度計モデルTD504で測定する。
透過濃度をD、入射光量をIo、透過光量を■とすると
、D= −10(1(I/ Io >で定義される。
(7)形成された像の評価基準 各種フィルムに像形成層を設けた像形成材料に像を形成
させ、n数10枚とし視覚により像の鮮明さ、コントラ
ストを判定した。
◎:非常に良好(本発明の目的範囲内であり特に好まし
い) ○:良好(本発明の目的範囲内であり好ましい)Δ:ヤ
ヤ不良(本発明の目的に達しない)X:不良(本発明の
目的に達しない) (8)折れ曲げ筋、および傷の評価基準幅10mm、長
さ60mmの試料をとり、端から20mmのところで1
800折り曲げた部分に底面30mmx40mm、重!
275 Clのおもりをのせ、19俊におもりを取り除
いて、もとに戻し、折れ曲げ筋、および傷のレベルを判
定した。
◎:折れ曲げ筋、および傷は見られない。(本発明の目
的範囲内であり特に好ましい)○:折れ曲げ筋、および
傷が若干うずく見られる。(本発明の目的範囲内であり
好ましい)Δ 折れ曲げ筋、および傷が若干目立つ。(
本発明の目的を達しない) ×:折れ曲げ筋、および傷が非常に目立つ。
(本発明の目的を達しない) (実施例〕 以下、実施例に基づいて本発明を説明するが、これらに
限定されるものではない。
実施例1 ポリエチレンテレフタレート(以下rPETJという。
)にイソフタール酸20モル%を共重合させた゛ものに
、サンドグラインダー処理し、濾過した実質的に粒子径
10μm以上のものを含まない平均粒子径0.4μmの
炭酸カルシウムをポリマー総量基準で14重量%となる
ように30重量%エチレングリコールスラリーを添加し
、次いで重合触媒として、三酸化アンチモン0.03重
量部を添加した。その後、高温減圧下にて常法に従い重
縮合反応を行ない、極限粘度0.61、結晶融解熱4.
Qca l/Clのポリエステル共重合物ポリマーを得
た。得られたポリマー中の炭酸カルシウムの分散性はき
わめて良好でおった。
得られたポリマーを十分に真空乾燥した後、290℃に
加熱した押出機に供給して、T型口金よりシート状に成
形し、表面温度25℃の金属ドラムに巻きつけて冷却固
化し、未延伸フィルムを得た。その未延伸フィルムを表
面温度80〜98℃のロール群で予熱し、3.0倍に縦
延伸して、25℃のロール群で冷却した。引続き延伸さ
れたフィルムの両端部をクリップで把持しながらテンタ
ーに導き、130℃の雰囲気中で予熱し、3.1倍に横
延伸したあと、220℃の雰囲気中で熱処理し、横方向
に3.0%の弛緩を与えて、厚さ180μmのフィルム
を得た。本フィルムの表面粗さRaは0.042μm、
光沢度は73%、可視域の反射率は95%、透過濃度は
0.92であった。上記フィルムを通常の方法に従って
、下引き処理を行ない該面上に、感光性写真乳剤層であ
るゼラチンハロゲン化銀写真乳剤層を厚さ12μmに塗
布したものを画像成形用材料として、解像力テストチャ
ートを焼き付け、現像処理した。形成された画像は鮮明
さ、コントラストとも良好で美観に優れたものを得た。
また上記方法で得た画像形成フィルムを1800に折り
曲げた後、もとに戻しても、折り曲げ筋、および傷が見
られず、現状の美観が保たれた。
実施例2〜6、比較例1〜6 含有させる粒子種、平均粒子径、添加量、および共重合
率を変える以外は、実施例1と同様の方法で画像形成用
材料を得た。これらの特性値および画像形成用材料とし
ての評価結果を第1表に示す。
これらの結果から、ポリエステル共重合物を用いて、添
加する炭酸カルシウムの平均粒子径、添加量、表面粗ざ
Ra、光沢度、可視域の反射率、透過濃度を本発明の範
囲内に保つことにより、形成される画像の鮮明さ、コン
トラスト、折り曲げ欠点が良好となることがわかる。
(発明の効果) 本発明は、特定の結晶融解熱を有するポリエステル共重
合物と、それに含有させる炭酸カルシウムの平均粒子径
、添加量および得られるフィルムの表面粗ざRa、光沢
度、可視域の反射率、透過濃度が特定範囲におるフィル
ムを用いた写真材料であり、次のごとき優れた写真効果
を奏するものである。
(1)形成された画像の鮮明さが優れている。
(2)形成された画像のコントラストが優れている。
(3)形成されたポジ写真は折り曲げ筋、傷が付かない

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平均粒子径0.05〜1.5μmの炭酸カルシウ
    ムを総重量基準で5〜30重量%含有する結晶融解熱6
    .0cal/g以下のポリエステル共重合物からなり、
    表面粗さRaが0.25μm以下、光沢度が35%以上
    、可視域の反射率が85%以上、光線透過濃度が0.5
    以上である二軸延伸フィルムの少なくとも片面に感光性
    写真乳剤層を設けたことを特徴とする写真用材料。
JP6900488A 1988-03-22 1988-03-22 写真用材料 Pending JPH01241548A (ja)

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JP6900488A JPH01241548A (ja) 1988-03-22 1988-03-22 写真用材料

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01241549A (ja) * 1988-03-22 1989-09-26 Toray Ind Inc 像形成用材料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01241549A (ja) * 1988-03-22 1989-09-26 Toray Ind Inc 像形成用材料

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