JPH01241308A - ストリップ表面疵防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、プロセッシングラインにおいて、例えば乾
燥状態で走行する金属ストリップに張力を付与する所謂
ブライドルロールを構成するゴムライニングロール等が
該ストリップに付着の金属片などの異物の転写を受けた
状態で後続のストリップに圧接してこれを傷付けて商品
価値を落とす事態を解消する手段に関する。

「従来の技術Ｊ 従来の軟土の手段例としては、前記ロールに付着した異
物をワイパーで掃き除くとしたり、又、特開昭５８−２
５８０６号には回転する作業ロールの軸心に平行に配置
され、且つ螺旋状にブラシ部にブリッスルが植立されて
なるブラシロールを有し、該ブラシロールのブラシ部を
前記作業ロールの表面に押し付けつつ該ブラシロールを
回転せしめることによって、該作業ロール表面の付着物
が該ブラシ部にて除去せしめられるようにしだ口−ルワ
イパー装置が提案されている。

「発明が解決しようとする課題」 しかるに、前記従来手段の前者のものにあっては、ワイ
パ一部分に異物が集まり易く、それ故その排除が良好に
為されず、再びロールに付着する等してストリップの表
面を傷つける虞が大であり、またロール表面の付着物の
除去性能においても回転しているロールの全面について
清掃作業が及んでいる訳ではないので充分とは言い難い
。

又、後者のものにあっては、以下列挙の諸難点がある。

（１）ブラシロールに植立しているブリッスルの先端を
ロールの表面に押しつげ回転することによって、異物を
除去するものであるから、植立しているブリッスルは相
当に堅く、且つ弾力性が要求される。しかし、その程度
の堅さのものであっても、押しあてられるロールの表面
は、偏摩耗して通板するストリップにロール疵を発生さ
せる。これを回避するためブリッスルを軟らかくすれば
本来の異物除去力が弱められる。

（２）ブラシロールは接触しているので、摩耗１．脱落
等があり、新たな異物発生源となる。

（３）ブラシロールによって、除去された異物は、全て
系外に排出されずに、異なった゛場所に付着して、新た
に表面疵発生源となる。

以上の如く、従来の手段では、走行ストリップよりロー
ラーに持ち込まれてきた金属片などの異物によるストリ
ップ表面疵の防止は不完全である。

つまり、金属片などの異物の無害化が未完である。

本発明は、軟土の事情に鑑み、金属片などの異物を完全
に無害化し７得る手段を１８−ることを１］的としてい
る。

「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するため乙こ、金属片などの異物の転写
を受けるロールに対して表層を粘着剤で構成したところ
の粘着ロールを非ストリップ接触位置にて接触組付けす
るとしたものである。

上記粘着ロールは接離自在に構成すると共に後退位置に
は該ロールの清掃作用を復活させる洗浄装置を配備する
と良い。

さらには、洗浄装置を付属した上記粘着ロールを金属片
などの異物の転写を受ける１箇のロールに対して２箇備
えて交互に作用させるとして稼動停止のないものにして
も良い。あるいは、金属片などの異物の転写を受けるロ
ールの表面に粘着シート若しくはテープを粘着面を外側
にして巻付けるとしてもよい。

「作用」 上記のように構成された本発明手段によるならば、走行
ストリップより持ち込まれて来るストリップ表面疵の原
因となる金属片などの異物はブライドルロール上に持ち
込まれてきた異物は直ちに粘着ロールに吸着転写されて
系外−に排除されて無害化される。

そして、当該排除機能は付属の洗浄装置によって継続維
持され、又、交互作用によって常時稼動が可能となる。

あるいは、ブライドルロールに巻着の粘着シート若しく
はテープの粘着面に吸着のうえ、そのクツション層中に
埋没されて、無害化される。

「実施例」 実施例について図面を参照して説明する。

第１図〜第３図は本願発明を夫々示す説明図である。

図中１，２は連続コイル処理ラインのブライドルロール
の一部を構成するゴムライニングロール（作業ロール、
以下単にゴムロールという）であり、通常直径６００〜
１０００柵程度の大径ロールであってウレタンゴム等か
ら成っている。

通常乾燥状態で使用される当該ゴムライニングロール１
，２の表面にＬま粘着シート若しくはチー・ブ３が粘着
面３ａを外側にして巻付けされている。

しかして、走行金属ストリップ４は、該粘着面３ａに表
裏を接圧されて通過することとなり、この際に、自から
が付着させて持ち込んできた金属片などの異物を粘着面
３ａに対して転写する。

転写された異物はクツション層よりなる粘着面３ａに埋
没して無害化されてしまう。

当該ロール１，２に持ち込まれてくる異物は粘着面３ａ
がロール全周に形成されていることから全部転写され、
無害化される。

第１図に示すものにおいて、図中５は、ロール１の非ス
トリップ接触位置の表面に接触組付けされた表層を上述
の粘着面３ａの如き手段にて粘着剤にて構成したところ
の粘着ロールである。

しかして、ロールｌに持ち込まれてくる異物はプロセッ
シングライン外の該粘着ロール５に転写され、系外に排
除されて無害化する。

しかも、この転写作用は、粘着ロール５がロール１に対
して途切れることなく接触することから、ロール１全周
に対して、漏れなく及び、異物の系外排除は完全である
。

図示例では、該ロール５をエアシリンダー等の圧接機構
６に支持させて、ロール１に対して接離自在にしている
。

さらに、ロール５の後退位置には、その転写能力を復活
させる洗浄装置７が配備されている。

すなわち、ロール５は洗浄用駆動ロール８によって回転
させられつつ、且つ、同一方向で周速の異なる回転駆動
を受けている洗浄ロール１２に接しており、洗浄液９を
貯蔵したタンク１０から洗浄スプレーポンプ１１により
、当該洗浄液９をロール５と１２との間にスプレーする
としている。

尚、図示省略するも、上記洗浄装置７については、乾燥
装置を付備させることによりロール５の再稼働は迅速化
する。

第２図に示すものにおいては、ロール１に対してロール
５が２箇備えられて交互使用出来るものとなっている。

図示例では、交互稼動は上、下のロール５，５を中央担
止１３のアーム１４両端に担止１５．１Ｇシ、当該アー
ム１４を回動させることでなしている。

夫々のロール５，５の後退位置には前記の第２図にて紹
介の洗浄装置７が配備されている。

図中１７．１８は一方を開、他方を閉に連動された弁を
示す。

しかして、ロール１に対してロール５の接触は途切れる
ことがなく常時、異物転写排除がなされることとなる。

軟土の粘着面３ａ等は経時交換に付されることば云うま
でもない。

なお、上述の実施例においては、連続コイル処理・ライ
ンのブライドルロールを構成するゴムライニングロール
について述べたものであるが、本発明は何等これに限定
されるものではなく、ブライドルロールを構成しない他
のロールであってもよ（、また、ゴムライニングロール
に限られるものでもない。

「発明の効果」 以上の如く、本発明にあっては、異物の完全除去が行な
えるもので、これによって作業ロール等にて所定の作業
が行なわれるストリップ乃至は、コイルなどの材料にお
ける傷の如き、表面欠陥の発生が阻止される。またロー
ルの手入れなどの工数も著しく減少せしめ得る。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本願発明を夫々示す説明図である。 １．２・・・ゴムライニングロール、　　３・・・テー
プ、３ａ・・・粘着面、　４・・・走行金属ストリップ
、　５・・・粘着ロール、　６・・・圧接機構、　７・
・・洗浄装置、８・・・洗浄用駆動ロール、　９・・・
洗浄液、　１０・・・タンク、　１１・・・洗浄スプレ
ーポンプ、　１２・・・洗浄ロール、　１３・・・中央
担止、　１４・・・アーム、　　１５．１６・・・担止
、　１７．１８・・・弁。 ９′１１ ！ゾ２Δ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）ストリップに付着の金属片などの異物の転写を受
   けるブライドルロール等に対して表層を粘着剤で構成し
   たところの粘着ロールを非ストリップ接触位置にて接触
   組付けするとしてなるストリップ表面疵防止装置。 （２）請求項１記載の装置に於ける粘着ロールを接離自
   在に構成すると共に、後退位置に該ロールの清掃作用を
   復活させる洗浄装置を配備するとしたストリップ表面疵
   防止装置。（３）請求項２記載の装置に於ける洗浄装置
   を付属した粘着ロールを金属片などの異物の転写を受け
   る１箇のロールに対して２箇備えて交互に作用させると
   したストリップ表面疵防止装置。 （４）ストリップに付着の金属片などの異物の転写を受
   けるブライドルロール等の表面に粘着シート若しくはテ
   ープを粘着面を外側にして巻付けるとしてなるストリッ
   プ表面疵防止装置。