JPH01240546A - 可染性ポリプロピレン組成物 - Google Patents

可染性ポリプロピレン組成物

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JPH01240546A
JPH01240546A JP6523388A JP6523388A JPH01240546A JP H01240546 A JPH01240546 A JP H01240546A JP 6523388 A JP6523388 A JP 6523388A JP 6523388 A JP6523388 A JP 6523388A JP H01240546 A JPH01240546 A JP H01240546A
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JP
Japan
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polypropylene composition
present
parts
surfactant
Prior art date
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Pending
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JP6523388A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Shishikura
宍倉 勝博
Hiroyuki Maehara
浩之 前原
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JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は可染性ポリプロピレン組成物に関する。さらに
詳しくはフラットヤーンやモノフィラメント等の延伸製
品を成形し、得られた成形品をアニオン染料を用いて染
色したときに優れた染色性を有する延伸製品を与える可
染性ポリプロピレン組成物に関する。
(従来の技術) 結晶性ポリプロピレン(以下PPと略称)を延伸してな
るフラットヤーンやモノフィラメント等の延伸物は物理
的、機械的性質が優れているため各種の紐や網のほか、
織物として米麦袋、土木シート、壁布、カーペット基布
等の広い分野で使用されている。しかしながら、PPは
分子構造中に染着座席となるべき極性基が存在せず、か
つ疎水性が高くまた、高結晶性であることから通常の染
色法では染色ができないという重大な欠点がある。この
ため、PP延伸物は無着色もしくは顔料原着加工に限定
される着色製品にその用途が制約されているのが実状で
ある。
このため従来からPP延伸物の染色性改良については多
くの方法が提案されている。例えば水溶性のデニオン性
染料に対し染着座席となり得るポリアミド、ポリアミノ
アルキルアクリレート等の塩基性窒素原子を含有するポ
リマーをPPに添加する方法(特公昭42−22523
号公報)や上記組成物にさらに高級脂肪酸のアルカリ金
属塩を添加する方法(特開昭59−41345号公報)
等が知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上述の如き公知の改良方法による各種可染
性PP組成物の場合、繊度が100デニール(d)以下
の比較的細径で表面積が大きい繊維状延伸物に対しては
適度な染色性が認められるもの\、厚肉もしくは大径で
比較的表面積/重量比が小さい100dを超えるフラッ
トヤーンやモノフィラメント等に対しては満足な染色性
が得られない。すなわち公知の可染性PPでは染料の受
容効率が悪いため表面積/N景比の小さい延伸物の場合
満足な染料吸尽率が得られない欠点がある。その結果染
料の染着性が不足して染色が単に被染色体の表面のみに
止まり、保集性が不足したり染色ムラ等が発生しやすい
といった問題があり、表面積/]!l:比の小さい延伸
物に対する染色性は未だ不十分である。
PPの延伸物の染色性が向上すると、例えばパイルがポ
リアミド樹脂、その−次基布が可染性PPk用いてなる
フラットヤーンを使用したカーペットのパイル、−次基
布の同時染色ができるようになり、通常の染色法による
多種多様の染色が可能になる。
本発明者等は厚肉もしくは太径のPP延伸物の染色性の
改良について鋭意研究した。その結果、結晶性ポリプロ
ピレンに特定の染色助剤および界面活性剤を加えること
により、上記欠点が改良されて優れた染色性を有する可
染性PPが得られることを見い出し、この知見にもとづ
き本発明を完成した。
以上の記述から明らかなように、本発明の目的は、厚肉
もしくは大径で表面fat/重量比の小さい延伸物であ
っても高い染料吸尽率を有し、優れた染色性を有する延
伸物が得られる可染性ポリプロピレン組成物を提供する
ことである。
(課題を解決するための手段) 本発明は下記の構成を有する。。
(1)結晶性ポリプロピレン10θN量部に、−はメチ
ル基、R7およびR8は水素または炭素数1〜4のアル
キル基、nは1〜4の整数)で表わされるアミノアルキ
ルアクリレート系化合物とエチレンとの共重合体1〜2
0重量部および界面活性剤1〜10重量部全置部したこ
とを特徴とする可染性ポリプロピレン組成物。
(2)前記1項記載の可染性ポリプロビレ/組成物を用
いて染色してなるフラットヤーン。
(3)  前記1項記載の可染性ポリプロピレン組成物
を用いて染色してなるモノフィラメント。
本発明で用いるPPは結晶性プロピレン単独重合体、少
量のエチレンもしくはブテン−1などのα−オレフィン
とプロピレンとの結晶性共重合体、該結晶性プロピレン
単独重合体と該結晶性共重合体の混合物である。
本発明で用いる染色助剤としての一般式チル基、R1お
よびR1は水素または炭素数1〜4のアルキル基、nは
1〜4の整数)で表わされるアミノアルキルアクリレー
ト系化合物とエチレンとの共重合体は、例えばエチレン
とN。
N−ジメチルアミノエチルアクリレート%NlN−ジメ
チルアミノエチルメタクリレート、N。
N−ジエチルアミノエチルアクリレート、N。
N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、N。
N−ジメチルアミノイソプロピルアクリレート、N、N
−ジメチルアミノイソプロピルアクリレート、N、N−
ジメチルアミン−n−ブチルアクリレート、N、N−ジ
メチルアミノ−n−ブチルメタクリレート等との共重合
体であってメルトインデックス(190℃、荷重2.1
6 ktjを加えたときの10分間の溶融樹脂の吐出量
)が2〜200y/10分、なかでも4〜io。
y/10分のものが好ましく用いられる。とりわけ、エ
チレンとN、N−ジメチルアミンエチルメタクリレート
もしくはN、N−ジエチルアミノエチルメタクリレート
とエチレンとの共重合体、なかでもエチレン含有量約7
2’Ilf%、N、N−ジメチルアミノエチルメタクリ
レート含有量約38重量%からなる共重合体でメルトイ
ンデックス4〜100 y/10分のものが最も好−ま
しく用いられる。
本発明に用いる上記染色助剤はPP 100重量部に対
して、1〜20重景部重量ましくは2.5〜10重量部
の範囲で添加される。添加量が1.0重量部未満では染
色性が不十分であり20重量部全脇見ると押出成形性、
延伸性および延伸物の物性(引張強度、伸度など)が悪
化するため好ましくない。
本発明で使用する界面活性剤としてはポリオレフィン用
練り込み型界面活性剤として市販されているいずれの型
のものでも適用可能であるが特に非イオン系界面活性剤
が本発明の効果全発揮する上で好ましい。
本発明で使用する界面活性剤の添加量はPP100重量
部に対し1〜101量部の範囲で添加される。添加量が
1xia部未満では染色性の向上効果が不十分であり、
また10重量部を越えると押出成形性、延伸性および延
伸物の物性(引張強度、伸度なと)の悪化が著しく、い
ずれも好ましくない。
本発明の組成物には必要に応じて通常PPに添加される
公知の酸化防止剤、紫外線吸収剤、造核剤、顔料等を本
発明の目的、効果を損なわない範囲で添加することがで
きる。
本発明の組成物はPP、染色助剤、界面活性サーなどで
1〜5分間攪拌混合することにより得られ、また該混合
物を押出機、ロール、ノ(ンパリミキサーなどで溶融混
練温度200〜230℃で溶融混線、ペレット化してペ
レット状として得ることもできる。
(作用) 本発明で用いる染色助剤がPPの染色助剤としただけで
は厚肉もしくは太径で懺面積/友量比が小さい100d
以上のフラットヤーンやモノフィラメント等の延伸物に
対しては染色効果が不十分である。PPのフラットヤー
ン、モノ、 フィラメント等の延伸物は高結晶性でかつ
疎水性であり水溶性の酸性染料とのヌレ性(親和性)が
極端に悪いため単に該染色助剤全添加しただけでは染料
は延伸物の内部に埋没している染色助剤には結合できず
延伸物の表面に露出している染色助剤の粒子に染着する
だけで十分な染色性が得られない。これに対し、第3成
分として界面活性剤を添加することにより、該界面活性
剤が染色助剤を含むPPと酸性染料とのヌレ性を格段に
改良する作用をする結果、該染料の受容効率および染料
吸尽率が向上するため、染色性が大巾に改良されるもの
と考えられる。
本発明の可染性ポリプロピレン組成物を用い、押出成形
、延伸してなるフラットヤーンおよびモノフィラメント
は水溶性酸性染料の染着性が向上する結果、これらによ
る偏、織成形体は濃厚で鮮やかな色に染色加工すること
が可能になる。
(実施例) 以下実施例および比較例に基づいて本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、メルトフローレイト(MFR)および延伸物の引
張強度、伸度の測定は次の方法によった。
(1)MFR(メルト70−レイト) ASTM−D  1238条件りに準じた方法による(
230°C,2,16kqf荷重下における10分間の
溶融樹脂の吐出量) (2)延伸物の引張強度および伸度の測定JIS  L
  1070に率拠 実施例1〜3、比較例1.2 MFRl、91710分のPP100重量部に、安定剤
として、テトラキス〔メチレン(3,5−ジ−t−ブチ
ルヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタンo、i
重箭部、ステアリン酸カルシウム0.1ii部、染色助
剤として、窒素含有量1.8〜2.3重量%のエチレン
とN、N−ジメチル−アミノエチル−メタクリレートと
の共重合体(住友化学工業jlJJ gQ、商品名スミ
エポックF−522)および界面活性剤として非イオン
系界面活性剤であるリケマール(商品名)S−ioo(
理研ビタミン?りをそれぞれ、後述の第1表に記載した
配合割合でヘンセルミキサー(商品名)に入れ、2分間
攪拌混合したのち、口径40Mの押出機を用いて、溶融
混練温度200°Cで@融混練押出し、ペレット状の組
成物全得た。
また比較例1.2として、MFR1,91710分のp
ptoo重量部に、安定剤としてテトラキスCメチレン
(3,5−ジ−t−ブチルヒドロキシフェニル)プロピ
オネートコメタン0.1重量部、ステアリン酸カルシウ
ム0.1重1部、染色助剤として実施例1〜3で用いた
と同様の共重合体および界面活性剤を後述の第1表に記
載した配合割合(ただし、比較例1.3では界面活性剤
を用いない。)でヘンセルミキサー(商品名)に入れ、
実施例1〜3に準拠して攪拌混合、溶融混線押出して、
ペレット状の組組成物を用いて口径40flのサーキュ
ラ−ダイ付押出機で溶融混線温度220″Cで溶融押出
し、ついで40°Cの温水で冷却して厚さ60μのチュ
ーブラ−フィルムのそれぞれを得た。得られたフィルム
を巾15flにスリットし、表面温度100°Cの加熱
ロールに通して加熱しながら延伸し、約1000dのフ
ラットヤーンヲ得た。
ついで得られたフラットヤーンを酸性染料アミニルブル
ーE−PRL(商品名、住友化学工業v′J製)1.1
%ovf、サリチル酸ナトリウム2%owf %ギ酸で
pH8,2とした染浴比1:60、温度100°Cの染
色浴に3分間浸漬したのち、乾燥して着色フラットヤー
ンを得た。フラットヤーンの染色性および着色フラット
ヤーンの物性について計価し、その結果全第1表に示し
た。
実施例4〜6、比較例3.4 実施例1〜3に準拠して得られたペレット状の組成物を
用いて、口径40wxのスクリューを有するノズル口径
1.2Hのノズル付押出機で溶融混練温度220°Cで
溶融混練押出し、ついで30“Cの温水で冷却し、未延
伸のモノフィラメント状紡出物を得た。得られた未延伸
のモノフィラメント状紡出物を温度98°Cの熱水延伸
槽に導いて延伸倍率8倍で延伸し、約400dの延伸モ
ノフィラメント金得た。
また、比較例3.4として、比較例1.2に準拠して得
られたペレット状の組成物を用いて、実施例4〜6に準
拠して、約400dの延伸モノフィラメント全得た。
実施各側および比較各側で得られた延伸モノフィラメン
トのそれぞれを用いて実施例1〜3に準拠して染色を行
ない、着色延伸モノフィラメントのそれぞれを得た。延
伸モノフィラメントの染色性および着色延伸モノフィラ
メントの物性を評価し、その結果を第1衣に示した。
第1表かられかるように、本発明の可染性ポリプロピレ
ン組成物を使用してなるフラットヤーンやモノフィラメ
ントは一般的な成形条件で押出成形および延伸が安定し
てでき、得られたフラットヤーンやモノフィラメントは
4976以上の通常の強度を有しかつ酸性染料)てより
濃色に染色されることが判明した。
これに反し、界面活性剤全添加しない比較例1.3およ
び界面活性剤の添加量が0.11全部未満の比較例2.
4で得られたフラットヤーンおよびモノフィラメントで
は淡色にしか染色されず、本発明の組成物が表面積/重
量化の小さい延伸成形物としたときにも優れた染色性を
有していることがわかる。
第1表 (発明の効果) 本発明の可染性ポリプロピレン組成物を用いると、従来
染色が困難であった厚肉もしくは大径で表面積/重量比
の小さい100d以上のフラットヤーンやモノフィラメ
ントの延伸成形品でも濃色で鮮明な染色が可能であり、
本発明の組成物は従来、染色性がネックとなっていた各
種延伸製品の用途に好適に使用することができる1゜ 以上

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)結晶性ポリプロピレン100重量部に、一般式▲
    数式、化学式、表等があります▼(R_1は水素また はメチル基、R_2およびR_3は水表または炭素数1
    〜4のアルキル基、nは1〜4の整数)で表わされるア
    ミノアルキルアクリレート系化合物とエチレンとの共重
    合体1〜20重量部および界面活性剤1〜10重量部を
    配合したことを特徴とする可染性ポリプロピレン組成物
  2. (2)請求項1記載の可染性ポリプロピレン組成物を用
    いて染色してなるフラットヤーン。
  3. (3)請求項1記載の可染性ポリプロピレン組成物を用
    いて染色してなるモノフィラメント。
JP6523388A 1988-03-18 1988-03-18 可染性ポリプロピレン組成物 Pending JPH01240546A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0324139A (ja) * 1989-06-21 1991-02-01 Showa Denko Kk 易塗装性樹脂組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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