JPH01240328A - 自動変速機搭載車の発進制御装置 - Google Patents

自動変速機搭載車の発進制御装置

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JPH01240328A
JPH01240328A JP6624788A JP6624788A JPH01240328A JP H01240328 A JPH01240328 A JP H01240328A JP 6624788 A JP6624788 A JP 6624788A JP 6624788 A JP6624788 A JP 6624788A JP H01240328 A JPH01240328 A JP H01240328A
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JP
Japan
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vehicle
starting
acceleration
control
brake
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Pending
Application number
JP6624788A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Okino
沖野 芳則
Eiji Kanehisa
金久 英二
Seiji Makimoto
牧本 成治
Shinichi Wakutani
新一 涌谷
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動変速機を搭載した車両、特にこの種の車両
の発進性能を向上させるようにした発進制御装置に関す
る。
(従来の技術) 車両用の自動変速機は、トルクコンバータと変速歯車機
構とを組合せ、この変速歯車機構の動力伝達経路を複数
の摩擦締結要素の選択的作動によって切換えることによ
り、運転状態に応じて自動的に変速段を切換えるように
構成されたもので、発進時には、上記変速段として減速
比が最も大きな変速段、即ち1速に自動的に設定される
ようになっている。
また、この種の自動変速機においては、上記トルクコン
バータのトルク増大作用により、発進時等の高負荷時に
はエンジン出力が増大されて変速歯車機構に入力される
ようになっており、このトルク増大作用と変速歯車機構
の減速作用とによって発進時には大きな駆動力が駆動輪
に伝達され、所要の発進加速力が得られることになる。
ここで、トルクコンバータのトルク増大作用に関しては
、例えば特開昭61−1 ’30659号公報に記載さ
れているように、この作用を行うトルクコンバータ内の
ステータの角度をアクチュエータによって変化させるこ
とにより、トルクの増大率、即ちトルク比を運転状態に
応じて制御するものが知られている。これによれば、発
進時に上記トルク比を一時的に大きくすることにより、
通常走行時における動力伝達効率ないしエンジンの燃費
性能を悪化させることなく、発進加速性能を一層向上さ
せることが可能となり、例えば重量の大きな車両等にお
いても良好な発進性能が得られることになる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記公報に記載された発明のように、発進時
にトルクコンバータのトルク比を大きくし、或はその他
の方法で駆動力を一時的に大きくするようにした場合、
通常は加速度の増大により良好な発進性能が得られるこ
とになるが、例えば降板路での発進時や、エンジンもし
くは路面の状態等によっては予期以上の加速度が生じ、
運転者に過度な急発進感を与える場合が考えられる。
そこで、本発明は、発進時に駆動力を一時的に増大させ
て発進加速性能を向上させる場合に、この駆動力増大制
御を運転者に過度な急発進感を与えないように適切に行
うことにより、常に運転者の要求もしくは感覚に適合し
た発進加速性能が得られるようにすることを目的とする
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は次のように構成しな
ことを特徴とする。
即ち、第1図に示すように、エンジンAの出力をトルク
コンバータB1および変速歯車機構B2を介して駆動輪
C1Cに伝達する自動変速機Bを搭載した車両において
、該車両の発進操作を検出する発進操作検出手段りと、
該検出手段りより発進操作が検出されたときに上記駆動
輪C1Cに伝達される駆動力を一時的に増大させる駆動
力増大手段Eとを備えると共に、発進時における設定値
以上の加速度もしくはこのような加速度を生じさせる状
態を検出する加速度過大状態検出手段Fと、該検出手段
Fによって上記のような状態を検出したときに、上記駆
動力増大手段Eによる駆動力増大制御を禁止する駆動力
増大禁止手段Gとを設ける。
ここで、上記駆動力増大手段Eとしては、上記の如きト
ルクコンバータのステータ角を変化させるもののほか、
アクセルペダルの踏込みによる発進操作時にブレーキ装
置を作動状態に保持して、トルクコンバータを所謂スト
ール状態とするもの、或は自動変速機における発進変速
段で締結される摩擦締結要素をスリップさせてエンジン
回転数を上昇させるものなどが考えられる。また、設定
値以上の加速度を生じさせる状態としては、発進前に過
大な駆動力が車輪に伝達されることによる車体後部の沈
み込み、即ちスコツトが所定量以上となる状態等が考え
られる。
(作   用) 上記の構成によれば、発進操作検出手段りによって車両
の発進操作が検出されたとき、駆動力増大手段Eにより
駆動輪C9Cに伝達される駆動力が一時的に増大される
ことになり、これにより発進時に大きな加速力が得られ
ることになるが、加速度過大状態検出手段Fが発進直後
における車両の加速度が設定値以上であり、或は車体の
スコツトが所定値以上でること等により設定値以上の加
速度が発生することを検出したときに、駆動力増大禁止
手段Gが上記駆動力増大手段Eによる駆動力の増大制御
を禁止する。従って、このような場合には加速度の増大
が行われず、或はこの増大制御が中断されることになり
、これにより予期以上の加速度による過度な急発進感を
運転者に与えることが回避される。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例について説明する。
まず、本発明の第1実施例について説明すると、この実
施例は発進時にブレーキ装置を一時的に作動状態に保持
して、トルクコンバータをストール状態とすることによ
り駆動力を増大させるようにしたもので、第2図に示す
ように、本実施例に係る車両1は、左右の前輪2.3が
従動輪、6一 左右の後輪4,5が駆動輪とされ、この駆動輪としての
後輪4,5に、エンジン6の出力が自動変速機7、プロ
ペラシャフト8、差動装置9及び左右の駆動軸10.1
1を介して伝達されるようになっている。また、上記左
右の前輪2.3及び左右の後輪4.5には、これらと一
体重に回転するディスクロータ12a〜15aと、ブレ
ーキ圧が供給されたときに該ディスクロータ12a〜1
5aの回転を制動するキャリパ12b〜15b等でなる
ブレーキ装置12.13,14.15がそれぞれ備えら
れ、ブレーキペダル16を踏込んだときに、マスクシリ
ンダ17で発生されるブレーキ圧がブレーキ系統20を
介して上記各ブレーキ装置12〜15に供給されるよう
になっている。ここで、上記ブレーキ系統20は、マス
クシリンダ17の第1吐出ロ17aに接続された第1系
統21と、第2吐出ロ17bに接続された第2系統22
とを有し、第1系統21が左前輪2のブレーキ装置12
と右後輪5のブレーキ装置15とに、また第2系統22
が右前輪3のブレーキ装置13と左後輪4のブレーキ装
置14とにそれぞれ導かれている。そして、第2系統2
2の左後輪用ブレーキ装置14に至る分岐ライン22a
と、第1系統21の右後輪用ブレーキ装置15に至る分
岐ライン21aとには、これらのブレーキ装置14,1
5に対するブレーキ圧の供給を制御するブレーキ圧制御
弁23.24がそれぞれ設置され、且つこれらの制御弁
23.24をそれぞれ作動させるアクチュエータ25.
26が備えられている。
一方、この車両1には、自動変速機7の変速制御と発進
時のブレーキ制御とを行うコントロールユニット30が
備えられている。このコントロールユニット30には、
車速を検出する車速センサ31からの信号aと、エンジ
ン6の吸気通路に備えられたスロットルバルブ32の開
度を検出するスロットル開度センサ33からの信号すと
、自動変速機7に備えられたシフトレバ−34の位置(
レンジ)を検出するシフトレンジセンサ35からの信号
Cと、上記ブレーキペダル16の踏込み操作を検出する
ブレーキセンサ36からの信号dと、ブレーキ系統20
におけるブレーキ圧制御弁23(および24)の下流の
油圧を検出するブレーキ圧センサ37からの信号eと、
車体後部の沈み込み量、即ちスコツト量を検出するスコ
ツトセンサ38からの信号fと、さらに車両1の傾斜度
を検出する傾斜センサ39がらの信号gとが入力される
ようになっている。ここで、上記スコツトセンサ38と
しては、例えば当該車両に車高調整装置が備えられてい
る場合に、該装置におけるリヤサスペンションのバネ下
部材とバネ上部材との相対変位を検出するセンサを用い
ることができる。そして、コントロールユニット30は
、上記の各入力信号a〜gに基いて、上記自動変速機7
の変速制御を行うべく、該自動変速機7に変速制御信号
りを出力すると共に、発進時のブレーキ制御を行うべく
、上記ブレーキ圧制御弁23.24のアクチュエータ2
5.26にブレーキ制御信号i、iを出力し、さらに後
述するシフトロック装置50にロック解除信号j(第4
図参照)を出力するようになっている。
ここで、コントロールユニット30の変速制御動作を簡
単に説明すると、該コントロールユニツ)30は、上記
信号Cが示すシフトレンジがDレンジ等の自動変速を行
う前進レンジである場合に、上記信号a、bが示す車速
とエンジンのスロットル開度とを予め設定された変速マ
ツプに照らしてその時の運転状態に応じた変速段を判定
し、この変速段となるように上記変速制御信号りを出力
する。
次に、第3図により上記ブレーキ圧制御弁23.24お
よびそのアクチュエータ25.26の構成を説明すると
、この実施例に係るブレーキ圧制御弁23.24は、左
後輪用および右後輪用ブレーキ装置14.15に供給さ
れるブレーキ圧の増減および保持を可能としたもので、
シリンダ23a、24a内にピストン23b、24bを
嵌挿して、これらのシリンダ23a、24a内・を容積
可変室23c、24cと制御室23d、’24dとに画
成すると共に、該ピストン23b、24bをスプリング
23e、24eにより容積可変室23c、24cの容積
が増大する方向に付勢した構成とされている。そして、
上記マスクシリンダ17から左後輪用ブレーキ装置14
に至る第2系統22の分岐ライン22aおよび右後輪用
ブレーキ装置15に至る第1系統21の分岐ライン21
aが上記容積可変室23c、24cをそれぞれ通過し、
通常はマスクシリンダ17で発生されたブレーキ圧がこ
れらの容積可変室23c、24cを通って左右の後輪用
ブレーキ装置f14,15に供給されるようになってい
る。また、上記ピストン23b、24bには、制御室2
3d、24dに導入される制御圧により、該ピストン2
3b、24bがスプリング23e、24eに抗して容積
可変室23c、24cの容積が減少する方向に移動した
時に、これらの容積可変室23c、24cへのブレーキ
圧入口を閉じるチエツクバルブ23f。
24fが設けられている。
一方、これらのブレーキ圧制御弁23.24を作動させ
るアクチュエータ25.26は、それぞれ、増圧用電磁
弁25a、26aと、減圧用電磁弁25b、26bとで
構成され、これらのうち減圧用電磁弁25b、26bは
、所定の○N、OFF比率(デユーティ率)で周期的に
ON、OFF制御されるデユーティソレノイドバルブで
構成されている。また、上記増圧用電磁弁25a、26
aは、オイルポンプ40からリリーフ弁41を介して上
記ブレーキ圧制御弁23.24の制御室23d、24d
に至る制御圧供給ライン42.43上にそれぞれ配置さ
れ、また減圧用電磁弁25b、26bは、上記制御室2
3d、24dから導かれたドレンライン44.45上に
それぞれ配置されている。そして、これらの電磁弁25
a、26a、25b、26bは上記コントロールユニッ
ト30からのブレーキ制御信号i、iにより開閉制御さ
れ、増圧用電磁弁25a、26aが開通され且つ減圧用
電磁弁25b、26bが遮断されたときに、ブレーキ圧
制御弁23.24の制御室23d、24dに制御圧が導
入されて、ピストン23b、24bがスプリング23e
、24eに抗して容積可変室23c、24cの容積が減
少する方向に移動することにより、当該ブレーキ装置1
4.15に供給されるブレーキ圧を増圧させ、またこの
状態で増圧用電磁弁25a、26aが閉じたときに、上
記ブレーキ装置14.15に供給されているブレーキ圧
を保持するようになっている。さらに、増圧用電磁弁2
5a、26aが遮断され且つ減圧用電磁弁25b、26
bが開通されたときに、上記制御室23d、24dがら
制御圧を排出することにより、上記ブレーキ装置14゜
15に供給されていたブレーキ圧も減圧させるようにな
っているが、このとき、減圧用電磁弁25b、26bは
、上記のようにデユーティソレノイドバルブによって構
成されているので、上記ブレーキ圧の減圧動作がこの減
圧用電磁弁25b。
26bのデユーティ制御によって行われることになる。
なお、この実施例においては、上記自動変速機7にシフ
トロック装置50が備えられている。この装置50は、
第4図に示すように、車体に固定されてシフトレバ−3
4の位置を規制するディテントプレート51に、ニュー
トラル用(およびパーキング用)のデイテント溝51a
を形成すると共に、上記シフトレバ−34に、この溝5
1aに対して係脱可能とされたロックピン52と、これ
を作動させるソレノイド53とを設けた構成である。そ
して、ブレーキペダル16を踏込んだときに、コントロ
ールユニット30から上記ソレノイド53にロックピン
52をデイテント溝51aから離脱させるロック解除信
号jが入力され、これにより上記シフトレバ−34の走
行レンジへのシフト操作が可能となるようになっている
次に、本実施例の作用をコントロールユニット30の発
進時の動作を示す第5図のフローチャートに従って説明
する。
先ず、コントロールユニット30は、当該車両が停車状
態にあるときに、ステップS1でシフトレンジセンサ3
5からの信号Cによって自動変速機7のシフトレンジを
判定し、NレンジやPレンジ等の非走行レンジにあると
きに、ステップS2でブレーキセンサ36からの信号d
によってブレーキペダル16が踏込才れているか否かを
判定する。そして、ブレーキペダル16が踏込まれてい
ない場合には、ステップS3で第4図に示すシフトロッ
ク装置50によりシフトレバ−34のDレンジやRレン
ジ等の走行レンジへの操作を不能とすると共に、該ペダ
ル16が踏込まれれば、ステップS4で該装置50のソ
レノイド53にロック解除信号jを出力して、シフトレ
バ−34の走行レンジへの操作を可能とする。
次いで、コントロールユニット30は、ステップS5で
上記シフトレンジセンサ35からの信号Cにより自動変
速機7のシフトレンジを再び判定し、Dレンジにシフト
操作されたときに、さらにステップS6で傾斜センサ3
9からの信号gにより車両の傾斜度を判定し、これが所
定値α以下の場合、換言すれば路面が略平坦である場合
に、次にステップS7で車速センサ31からの信号aに
よって当該車両の車速を判定する。そして、車速か比較
的小さな所定値■o以下のとき、つまり停車しているか
或いは発進動作が完了する前のごく低速状態にあるとき
は、さらにステップS8でスロットル開度センサ33か
らの信号すが示すスロットル開度の今回の検出値θと前
回の検出値θ′とを比較し 両者が等しいとき、即ちア
クセルペダルの踏込みによる発進操作が未だ行われてい
ないときは、ステップS9でブレーキ圧センサ37から
の信号eにより後輪用ブレーキ装置14(および15)
にブレーキ圧が供給されていることを確認した上で、ス
テップSlo、S01に従ってブレーキ制御フラグFを
1にセットし、且つ第3図に示す減圧用電磁弁25b、
26bを制御するブレーキ圧センサi’、i’のデユー
ティ率りを100%に設定する。その後、ステップSI
2で、このデユーティ率りで減圧用電磁弁25b、26
bを作動させるように上記制御信号i’、i’を出力す
る。ここで、この減圧用電磁弁25b、26bは、第6
図に示すように、デユーティ率りが100%のときに全
閉状態となり、このときブレーキ圧制御弁23.24の
制御室23d、24dに制御圧が閉じ込められて、上記
後輪用ブレーキ装置14.15はブレーキ圧が供給され
た状態、つまりこれらのブレーキ装置14.15が作動
した状態に保持されることになる。
この状態でアクセルペダルの踏込みによる発進操作が行
われると、スロットル開度が変化して前回検出値θ′よ
り今回検出値θが大きくなるから、コントロールユニッ
ト30は、上記ステップS8からステップS13を実行
してブレーキ制御フラグFが1であることを確認した上
で、ステップS14で上記スロットル開度の今回検出値
θが前回検出値θ′より大きくなった瞬間、つまり発進
操作開始の瞬間か否かを判定する。そして、この場合は
、発進操作開始の瞬間であるから、コントロールユニッ
ト30は、ステップS15で発進操作開始時からブレー
キ解除動作開始時までの遅延時間Tと、ブレーキ解除時
の解除速度ΔD(1制御周期についてのデユーティ率り
の減少量)とを設定する。その場合に、上記遅延時間T
と解除速度ΔDは、スロットル開度θの関数値f(θ)
9g(θ)として設定され、遅延時間Tは、第7図に示
すように所定スロットル開度θ、以上で該開度θの増大
に従って短くされ、また解除速度/Dは、第8図に示す
ように、所定スロットル開度範囲θ2〜θ3で該開度θ
の増大に従って大きく(速く)なるように設定される。
そして、コントロールユニット30は、次にステップS
16で上記設定時Itj1(遅延時間)TがOであるか
否かを判定し、発進操作開始直後においては該時間Tは
0ではないから、さらにステップS17で第2図に示す
スコツトセンサ38からの信号fにより車体のスコツト
量Xを検出する。この場合において、エンジン6から自
動変速機7を介して駆動輪(後輪)4,5に伝達されて
いる駆動力が過度な加速力を生じさせるような著しく大
きなものでなければ、上記スコツト量Xは設定値X。
より小さいので、コントロールユニット30は、次にス
テップSI8からステップS19を実行し、上記時間T
から1を減算する。そして、上記ステップstt、 s
1□を実行し、上記デユーティ率りを100%に、つま
りブレーキ装置14.15を作動=18− させた状態に保持する。この状態は、上記スコツト量X
が設定値XOより小さい限り、ステップS16で設定時
間TがOになったことを判定されるまで、換言すれば発
進操作開始時からスロットル開度θに応じて設定された
遅延時間が経過するまで継続され、この間、第9図に実
線で示すように、スロットル開度の増大によりエンジン
回転数が上昇するにも拘らず車速がOに保持されると共
に、自動変速機7においては第2図に示すトルクコンバ
ータ7aがストール状態となって、エンジン出力が大き
なトルク比で変速歯車機構7bから駆動輪4,5に伝達
されることになる。
そして、このような状態で上記設定時間Tが経過すると
、コントロールユニット30は上記ステップS16から
ステップS20を実行し、デユーティ率りがOであるか
否かを判定するが、該デユーティ率りは当初は100%
であるからコントロールユニット30は次にステップS
2□を実行し、このデユーティ率りから上記ステップS
tSで設定した減少量(ブレーキ解除速度)/Dを減算
すると共に、ステップS12でその減算したデユーティ
率りで上記減圧用電磁弁25b、26bに制御信号i’
 、i’を出力する。そして、このステップS21を繰
り返し実行することにより、デユーティ率りを次第に減
少させるのであるが、これにともなって上記減圧用電磁
弁25b、26bが次第に全開状態に近ずくことにより
、ブレーキ圧制御弁23.24における制御室23d、
24d内の制御圧が徐々に排出されて、当該ブレーキ装
置14.’15に供給されているブレーキ圧が次第に減
圧され、このようにして該ブレーキ装置14.15が解
除される。そして、該ブレーキ装置14.15の解除に
より車両が発進することになるのであるが、その場合に
、上記のようにエンジン回転数が高くなり、丈たトルク
コンバータ7aがストール状態となってトルク比が大き
くなるから、車両は大きな加速力で発進することになる
ところで、エンジン6の出力が何らかの理由で通常時よ
りも大きくなっており、或はその他の理由でアクセルペ
ダル踏込んだときに駆動輪4,5に過大な駆動力が伝達
されていると、ブレーキ装置14.15を解除したとき
に予期以上の加速力で車両が発進することになるが、こ
の場合、上記スコツトセンサ38によって検出される車
体のスコツト量Xが設定値X。以上となるので、コント
ロールユニット30は、上記ステップSI8がらステッ
プS22を実行し、所定の遅延時間の経過前であっても
、上記設定時間TをOにクリアする。そして、第9図に
符号(イ)で示すように、ステップ820からステップ
S21を実行してデユーティ率りの減少動作を直ちに開
始させ、ブレーキ装置14.15を速かに解除させる。
これにより、発進時に過大な駆動力により予期以上の加
速力が発生し、運転者に過度な急発進感を与えるおそれ
が生じた場合には、ブレーキ装置14.15を作動状態
に保持することによる駆動力増大制御が中止され、上記
のような急発進感を運転者に与えることが回避される。
なお、この場合、第9図に符号(ロ)で示すように車速
は比較的緩かに上昇するこ、とになる。
なお、スコツト量Xが設定値XOより小さい通常の発進
時における駆動力増大制御においては、上記ステップS
21によるデユーティ率りの減算処理により該デユーテ
ィ率りが0になったとき、或は車両が発進して所定車速
voを超えたときには、コントロールユニット30はス
テップS23゜S24を実行して上記ブレーキ制御フラ
グFを0にリセットし、且つデユーティ率りを0にクリ
アして、この駆動力増大制御を終了する。
また、この駆動力増大制御においては、上記のように、
スロットル開度θが大きいほど発進操作開始時からブレ
ーキ解除動作開始時までの遅延時間Tが短くされ、また
ブレーキ解除時の解除速度(ΔD)が速くされるから、
エンジン出力が小さΦ い低スロツトル開度時には、トルクコンバータのストー
ル状態が長時間保持され、且つその解除が緩かに行われ
ることになって、その分だけ大きな発進加速力が得られ
ることになり、またエンジン出力が大きくなる高スロッ
トル開度時には、上記トルクコンバータのストール状態
が比較的早期に解除され、且つその解除速度も速くなっ
て、いたずらにストール状態を長引かせることが回避さ
れる。
次に、本発明の他の実施例として、発進時に自動変速機
における所定の摩擦締結要素を一時的にスリップさせる
ことにより駆動力を増大させるようにした実施例につい
て説明する。
第10図に示すように、この実施例に係る自動変速機7
′は、エンジン出力軸Aに連結されたトルクコンバータ
7a’と、該トルクコンバータ7a′の出力により駆動
されるラビニュ型プラネタリギヤでなる変速歯車機構7
b′と、該機構7b′の動力伝達経路を切換えるクラッ
チやブレーキ等の複数の摩擦締結要素61〜66および
第1゜第2ワンウエイクラツチ67.68とを有する。
ここで、上記摩擦締結要素としては、フォワードクラッ
チ61、コーストクラッチ62.3−4クラツチ63、
リバースクラッチ64.2−4ブレーキ65およびロー
リバースブレーキ66が備えられている。
そして、これらの摩擦締結要素61〜66およびワンウ
ェイクラッチ67.68の選択的作動に応じて、第1表
に示すように、P、R,N、D。
2.1の各レンジと、Dレンジでの1〜4速、2レンジ
での1〜3速および2レンジでの1〜2速が得られるよ
うになっているが、この表から明らかなように前進変速
段ではフォワードクラッチ61が常に締結されるように
なっている。
(以下、余白) また、この自動変速機7′には、上記各摩擦締結要素6
1〜66の締結、解放動作を制御する油圧制御回路が備
えられているが、この回路のうち、上記フォワードクラ
ッチ61に供給される作動油圧、即ちライン圧の制御部
分は第11図に示すように構成されている。
つまり、この油圧制御回路には、エンジン出力軸Aによ
り1−ルクコンバータ7a’を介して常時駆動されるオ
イルポンプ70(第10図参照)からメインライン71
に吐出された作動油の圧力を所定のライン圧に調整する
レギュレータバルブ80が備えられている。このレギュ
レータバルブ80は、主スプール81と、補助スプール
82と、主スプール81を図面上、右側に付勢するスプ
リング83とを有する。そして、主スプール81の中央
部に上記メインライン71に連通した調圧ボート84が
設けられていると共に、該主スプール81の図面上、右
側の端部には、同じくメインライン71に連通されて該
ライン71内の油圧を主スプール81の右端部に作用さ
せる制御ポート85が設けられ、さらにこれら両ボート
84.85の間にドレンボート86が設けられている。
また、上記補助スプール82の図面上、左側の端部には
パイロット圧ボート87が設けられ、このパイロッ圧ボ
ート87に、上記メインライン71がらレデューシング
バルブ72を介して導がれなパイロット圧ライン73が
接続されていると共に、このパイロット圧ラインにはド
レンライン74が設けられて、該ドレンライン74上に
デユーティソレノイドバルブ75が設置されている。そ
して、このデユーティソレノイドバルブ75に対するデ
ユーティ制御により、上記レギュレータバルブ80にお
ける補助スプール82の左端部に作用するパイロット圧
が調整されるようになっている。
従って、このレギュレータバルブ80によれば、上記主
スプール81にメインライン71内の油圧と、スプリン
グ力およびデユーティソレノイドバルブ75によって油
圧が調整されたパイロット圧とが作用し、これらの力関
係によって上記調圧ボート84がドレンボート86に対
して連通、遮断されることにより、該調圧ボート84な
いしメインライン71内の油圧、即ちライン圧が制御さ
れることになる。その場合に、第12図に示すように、
上記デユーティソレノイドバルブ75のデユーティ率が
大きいほど該バルブ75が全閉状態に近づいてドレンラ
イン74がらのドレン量が減少することによりパイロッ
ト圧が高くなり、これにともなってレギュレータバルブ
8oによって調整されるライン圧が高くなり、逆に上記
デユーティ率が小さいほどパイロット圧ないしライン圧
が低くなる。
そして、上記のようにして調整されたライン圧は上記メ
インライン71によってマニュアルバルブ76に導かれ
ると共に、該バルブ76および図示しないシフトバルブ
等を介して第10図に示す各摩擦締結要素61〜66に
選択的に供給され、これにより上記第1表に示すところ
に従って変速段が制御されるのであるが、図示のように
マニュアルバルブ76がDレンジにあるとき(2,ルン
ジにあるときも同様)は、上記ライン圧が常時フォワー
ドクラッチ61に供給されるようになっている。
さらに、この自動変速機7′には、第13図に示すよう
にコントロールユニット90が備えられ、前記実施例と
同様に、該コントロールユニット90に、当該車両の車
速を検出する車速センサ91からの信号にと、エンジン
のスロットル開度を検出するスロットル開度センサ92
からの信号ρと、エンジン回転数を検出するエンジン回
転数センサ93からの信号mと、自動変速機7′のシフ
トレンジを検出するシフトレンジセンサ94からの信号
nと、当該車両の加速度を検出する加速度センサ95か
らの信号0と、さらに当該車両の傾斜度を検出する傾斜
センサ96からの信号pとが入力されるようになってい
る。そして、該コントロールユニット90は、上記各入
力信号に〜pに基いて自動変速機7′の変速段を制御す
べく、上記油圧制御回路50に備えられた複数の電磁ア
クチュエータ97・・・97に変速制御信号qを出力す
るようになっていると共に、特に上記デユーティソレノ
イドバルブ75に対して、ライン圧制御用のパイロット
圧を調整するための油圧制御信号rを出力するようにな
っている。
次に、上記コントロールユニット90の発進時の油圧制
御動作を示す第14図のフローチャートに従って説明す
る。
まず、コントロールユニット90は、ステップS51で
シフトレンジセンサ94からの信号nにより自動変速機
7′のシフトレンジを判定し、該シフトレンジがDレン
ジの場合は、次にステップS5□で傾斜センサ96から
の信号pにより車両ないし路面の傾斜度を判定し、これ
が所定値α以下であって路面が略平坦である場合には、
ステップS53で車速センサ91からの信号kにより現
時点での車速を判定する。そして、車速がごく小さな所
定値Vo以下のとき、つまり車両が未だ発進完了してい
ないときは、さらにステップS54でスロットル開度セ
ンサ92からの信号ρが示すスロットル開度の今回の検
出値θと前回の検出値θ′とを比較し、両者が等しいと
き、即ちアクセルペダルの踏込みによる発進操作が未だ
行われていないときは、ステップSSSで後述する基本
デユーティ率Doに対する補正係数Kを1に設定する。
そして、当該車両を発進すべくアクセルペダルが踏込ま
れると、コントロールユニット90は、上記ステップS
54でスロットル開度の今回検出値θが前回検出値θ′
よりも大きくなっていることを判定して次にステップS
S6を実行し、内蔵されたタイマをセットして発進操作
開始時からの経過時間tを計測すると共に、ステップ8
57でその時点のスロットル開度θが設定値θ0以下で
あることを判定すれば、次にステップ35g+ 859
で加速度センサ95からの信号0によって車両の加速度
Gを測定し、且つ該加速度Gの判定基準となる設定値G
oを算出する。ここで、この設定値G。は第15図に示
すようにスロットル開度θに対するマツプとして予め設
定されており、低スロツトル開度域では比較的小さな値
に、高スロットル開度域では比較的大きな値に、これら
の間ではスロットル開度の増大に応じて大きくなるよう
に設定されている そして、アクセルペダルを踏込んだ直後においては、加
速度Gは上記のマツプから算出される設定値Goより小
さいので、コントロールユニット90はステップ860
からステップS61を実行し、上記補正係数Kをエンジ
ン回転数Nの関数値F(N)に設定する。その場合に、
この関数値F(N)は、第16図に示すように、アイド
ル回転数Noより若干高い第1設定回転数Nlt、では
1以下のごく小さな値である下限値koとされ、該第1
設定回転数N1からこれより高い第2設定回転数N2ま
での間で該エンジン回転数Nの上昇に応じて上記下限値
koから1まで増大し、さらに第2設定回転数N2以上
で1に固定するように設定されている。
また、上記アクセルペダルの踏込み操作によって車両が
発進し、車速が上記所定値Voより高くなれば、コント
ロールユニット90は、上記ステップS53からステッ
プS62を実行して発進操作開始時からの経過時rRt
が所定時間Tに達したか否かを判定し、達していない場
合は、ステップS63で上記経過時間tに1を加算した
上で、上記ステップ857〜S60を実行し、さらに加
速度Gが設定値Goより小さい状態では、ステップS6
Jを実行して上記補正係数Kを関数値F (N)に保持
する。
そして、発進操作開始時から所定時間Tが経過すれば、
ステップS6□からステップS64を実行して、上記補
正係数Kを再び1に設定する。
このようにして、コントロールユニット90は、加速度
Gが設定値GOより小さい場合は、発進前、発進操作開
始時から所定時間Tの経過前、および該所定時間Tの経
過後の各段階に応じて補正係数にの値を設定し、その後
、この補正係数Kを用いたライン圧の制御を行う。
つまり、コントロールユニット90は、ステップS65
で現時点のスロットル開度θに対応する上記デユーティ
ソレノイドバルブ75の基本デユーティ率Doを第17
図に示すように予め設定されたマツプに基いて演算する
。その場合に、このマツプは、基本デユーティ率Doを
所定スロットル開度θ1′までは該開度θの増大に従っ
て増大させ、所定スロットル開度θl′以上で100%
に近い最大値D MAXに固定するように設定されてい
る。そして、ステップS 66 + 867で、この基
本デユーティ率Doに上記補正係数Kを積算して最終デ
ユーティ率りを演算し、このデユーティ率りで上記デユ
ーティソレノイドバルブ75を作動させるように油圧制
御信号rを出力する。
これにより、第11図に示すレギュレータバルブ80に
供給されるパイロット圧ないし該レギュレータバルブ8
0によって制御されるライン圧が上記最終デユーティ率
りに対応した値に制御されることになるが、当該車両の
発進前および発進操作開始時から所定時間Tが経過した
後は、上記のように補正係数Kが1とされて、最終デユ
ーティ率りと基本デユーティ率DOとが等しくなるから
、ライン圧はスロットル開度θに対して第17図に示す
基本デユーティ率Doの特性と同し特性で変化するよう
に制御される。その場合に、所定スロットル開度θ□′
までは、基本デユーティ率Doは該開度θの増大に従っ
て増大するから、ライン圧もスロットル開度θの増大に
従って増大し、第10図に示す各摩擦締結要素61〜6
6の締結力がこれらによって伝達されるアクセルペダル
の踏込み量に応じたトルクに対応することになる。また
、発進前におけるアクセルペダルを踏込んでいない状態
では、Dレンジ等の走行レンジにおいては、比較的低い
油圧ではあるが、所要のライン圧がフォワードクラッチ
61に供給されて当該自動変速機が動力伝達状態となる
ので、所謂クリープ走行が可能となる。
これに対して、アクセルペダルの踏込みによる車両の発
進操作を開始した後、所定時間Tが経過するまでの間に
おいては、基本デユーティ率り。
の補正係数Kがエンジン回転数Nに対して第16図に示
すように1以下の値に設定されるから、最終デユーティ
率りも第17図に示す値よりも小さな値となる。そして
、これにともなって上記レギュレータバルブ80によっ
て制御されるライン圧も、同一スロットル開度に対して
、発進前や発進後における所定時間Tの軽過後等より低
くなる。そのため、発進時の1速で締結状態にあるフォ
ワードクラッチ61は、その締結力が伝達トルクに対し
て不足してスリップすることになり、これによりエンジ
ンに作用する負荷が軽くなって、アクセルペダルの一定
踏込み量に対してエンジン回転数がより高回転数まで上
昇することになる。このようにして、車両の加速度Gが
設定値GOより小さい場合は、エンジン回転数が高い状
態で車両が発進し、駆動力が増大されて良好な発進加速
性能が得られることになる。
これに対して、エンジン出力が何らかの理由で通常時よ
り大きくなっており、或は降板路での発進時等であって
、発進操作開始時から設定時間Tの経過前に加速度Gが
設定値G。以上となった場合は、コントロールユニット
90はステップS60からステップS64を実行し、上
記補正係数Kを直ちに1にリセットする。そのため、上
記の如きライン圧を低下させてフォワードクラッチ61
をスリップさせることによるエンジン回転数ないし駆動
力を増大させる制御が中断されることになる。
これにより、この実施例においても、加速度が過大とな
って運転者に過度な急発進感を与えることが回避される
ここで、上記の駆動力増大制御を中断する加速度の設定
値G、は、第15図に示すように運転者が大きな加速度
を要求していない低スロツトル開度域では小さく、大き
な加速度を要求している高スロットル開度域では大きく
されるので、加速力の増大制御が運転者の要求に対応し
て行われることになる。
また、この駆動力増大制御においては、第16図に示す
ように、補正係数には下限値k。からエンジン回転数N
の上昇に従って1に近くなるので、ライン圧を低下させ
ることによる上記フォワードクラッチ61のスリップ量
は、エンジン回転数Nが低い場合には多くされて該回転
数Nの上昇が促進されると共に、エンジン回転数Nの上
昇に従ってスリップ量が少なくなって、第2設定回転数
N2まで上昇した時点では、発進操作開始時から所定時
間Tが経過する前であってもフォワードクラッチ61を
スリップさせる制御が終了し、該クラッチ61は完全に
締結された状態となる。
従って、エンジン回転数が十分に上昇しているのに不必
要にフォワードクラッチ61をスリップさせて、その摩
耗を促進させるといった不具合が回避される。
さらに、この実施例においては、発進操作開始時から所
定時間Tが経過する前であっても、スロットル開度θが
スリップ制御の限界値である所定開度θ0より大きい場
合は、フローチャートのステップS57からステップS
64が実行されて、上記のようなスリップ制御が中止さ
れる。これにより、フォワードクラッチ61に大きなト
ルクが入力されているときに該クラッチ61をスリップ
させることによる摩耗が防止される。
なお、この実施例における自動変速機の摩擦締結要素を
スリップさせることによる発進時の駆動力増大制御にお
いては、前記実施例のように、車体のスコツト量が設定
値以上となったときに、駆動力の増大制御を中断するよ
うに構成することもできる。
(発明の効果) 以上のように、本発明に係る自動変速機搭載車の発進制
御装置によれば、発進時に駆動力を一時的に増大させる
制御を行う場合に、車両の加速度が設定値以上となり、
或はこのような加速度を生じる状態が発生したときに、
駆動力増大制御を行わず、或は中断するようにしたから
、発進時に予期以上の加速力が発生して、運転者に過度
な急発進感を与えるといった事態が回避されることにな
る。これにより、常に運転者の要求もしくは感覚に適合
した発進加速性能が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の全体概略構成図であり、また第2〜9
図は本発明の第1実施例を示すもので、第2図は制御シ
ステム図、第3図はブレーキ圧制御弁およびそのアクチ
ュエータの構成と配置を示す回路図、第4図はシフトロ
ック装置の構成を示すシフトレバ−の一部破断正面図、
第5図はコントロールユニットの発進時の制御動作を示
すフローチャート図、第6図はこの制御で用いられる減
圧用電磁弁の開閉特性図、第7.8図は同じく遅延時間
とブレーキ解除速度のスロットル開度に対する特性をそ
れぞれ示す特性図、第9図は本実施例の作用を示すタイ
ムチャート図である。また、第10〜17図は本発明の
第2実施例を示すもので、第10図はこの実施例に係る
自動変速機の構造を示す骨子図、第11図は油圧制御回
路中のスリップ制御部分を示す回路図、第12図はデユ
ーティソレノイドバルブの作動特性図、第13図は制御
システム図、第14図はコントロールユニットの発進時
の制御動作を示すフローチャート図、第15〜17図は
この制御で用いられる加速度設定値のスロットル開度に
対する特性、補正係数のエンジン回転数に対する特性お
よび基本デユーティ率のスロットル開度に対する特性を
それぞれ示す特性図である。 7.7′・・・自動変速機、7a、7a′・・・トルク
コンバータ、7b、7b’・・・変速歯車機構、25b
、26b、50,75.80・・・駆動力増大手段(減
圧用電磁弁、シフトロック装置、デユーティソレノイド
バルブ、レギュレータバルブ)、30.90・・・駆動
力増大禁止手段(コントロールユニット)、33.92
・・・発進操作検出手段(スロットル開度センサ)、3
8.95・・・加速度過大状態検出手段(スコツトセン
サ、加速度センサ)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンジン出力をトルクコンバータおよび変速歯車
    機構を介して駆動輪に伝達する自動変速機を搭載した車
    両の発進制御装置であって、車両の発進操作を検出する
    発進操作検出手段と、該検出手段により発進操作が検出
    されたときに上記駆動輪に伝達される駆動力を一時的に
    増大させる駆動力増大手段と、発進時における設定値以
    上の加速度もしくはこのような加速度を生じさせる状態
    を検出する加速度過大状態検出手段と、該検出手段によ
    り上記のような状態を検出したときに、上記駆動力増大
    手段による駆動力増大制御を禁止する駆動力増大禁止手
    段とを設けたことを特徴とする自動変速機搭載車の発進
    制御手段。
JP6624788A 1988-03-19 1988-03-19 自動変速機搭載車の発進制御装置 Pending JPH01240328A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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