JPH01239514A - 自動焦点調節装置 - Google Patents

自動焦点調節装置

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JPH01239514A
JPH01239514A JP63068446A JP6844688A JPH01239514A JP H01239514 A JPH01239514 A JP H01239514A JP 63068446 A JP63068446 A JP 63068446A JP 6844688 A JP6844688 A JP 6844688A JP H01239514 A JPH01239514 A JP H01239514A
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image
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plane movement
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Yosuke Kusaka
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動焦点調節装置に関し、特に−眼レフカメラ
等のカメラに適用して好適なものである。
〔発明の概要〕
本発明は、電荷蓄積型受光素子を有するイメージセンサ
を用いた自動焦点調節装置において、電荷蓄積型受光素
子が電荷蓄積動作をしている間の像面速度を制御するこ
とにより、イメージセンサから得られる被写体像検出信
号に生ずる劣化の度合を所定の許容範囲内に抑制するこ
とができる。
〔従来の技術〕
従来この種の自動焦点調節装置として、撮影レンズを通
過した2木の光束を一対のイメージセンサに入力するこ
とにより、イメージセンサから撮影レンズのデフォーカ
ス方向及びデフォーカス量を検出するようにした方式の
ものが用いられている。
すなわち第45図に示す自動焦点検出部1を有する自動
焦点調節装置cONTにおいて、を最影光学系2の一部
を構成しているフォーカシングレンズを通過した撮影光
束LHIは、撮影光学系2がその像面IMがフィルム面
位置Faに生ずるような合焦位置り。にある状態から、
前方(又は後方)のデフォーカス位置LA (又はり、
)にずれたとき、像面IMがフィルム面位Hpoより前
方(又は後方)のいわゆる前ピン位iiD;’A<又は
後ビン位置FM)にずれる。
撮影光学系2を通る撮影光束LHIのうち、光学軸CE
Tを中心とする対称位置を通る2本の検出光束LHzA
及びLH24がフィルム面位置F0より後方に設けたイ
メージセンサ3の一対の受光素子アレイ3A及び3B上
に集光する。
受光素子アレイ3A及び3Bは、多数の電荷蓄積型受光
素子例えばCOD (charge coupled 
device)を撮影光学系2の光学軸CETと直交す
る面上に配列した構成を有し、槍、出光束LH2A及び
LHoによって表される被写体像をそれぞれ受光素子ア
レイ3A及び3B上に再結像させることにより、第46
図(A)に示すように、当該再結像された被写体像のサ
ンプル出力vspを各受光素子から得て被写体像検出信
号SIA及びSl!lとして相関判定回路4に入力する
相関判定回路4は被写体像検出信号SIA及び5l11
を比較し、それぞれ結像された被写体像のサンプル値相
互間の相関量に基づいて、合焦ずれ方向及び合焦ずれ量
を表す合焦ずれ検出信号SICを自動焦点調節部5に送
出することにより撮影光学系2を合焦位置に自動調節す
る。
ここで、受光素子アレイ3A及び3B上にそれぞれ再結
像される被写体像は、撮影光学系2がデフォーカス位置
LA (又はLll)にずれると、受光素子アレイ3A
及び3Bに入力する検出光束LHzA及びLHzsの入
射位置が合焦時の位置から矢印aA及びall (又は
bA及びbs)で示すように、外方(又は内方)に移動
する。従って相関判定回路4は被写体像検出信号SIA
及びSll+が表す被写体像の受光素子アレイ3A及び
3B上の位置情報からデフォーカス方向及びデフォーカ
ス量を判定することができ、その合焦ずれ検出信号SI
Cに基づいて自動焦点調節部5を介して撮影光学系2を
合焦位置し0に自動調節することができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
かかる自動焦点検出部1を用いてカメラの撮影光学系2
を自動焦点調節制御しようとする場合、受光素子アレイ
3A及び3Bを構成する受光素子としてCODのように
電荷蓄積型受光素子を用いる場合には、暗い被写体を撮
影したときには長い電荷蓄積時間が必要になるため、当
該電荷蓄積時間の間に像面IMが不必要に高い速度で移
動すれば相関判定回路4における判定結果に誤りが生ず
るおそれがある。
すなわち、被写体像検出信号SIA及び5l11として
得られるサンプル出力V3.(第46図(A))のうち
、 最大サンプル出力V SPMAI+及び最小サンプ
ル出力VSPMINの差は撮影光束LH2A及びLH2
Bの輝度(従って被写体の明るさ)に応じて、被写体が
明るければ第46図(A)に示すように、レベル偏差Δ
V、3pが十分な大きさをもっている。
これに対して被写体が暗ければレベル偏差ΔVsPが小
さくなる。
このことは、被写体が明るいときには、被写体像検出信
号SIA及びSll+の波形上の特徴が鮮明に把握でき
るので、被写体検出信号SIA及びSl、の相関が判定
し易くなるのに対して、被写体が暗(なって行けば、被
写体像検出信号SIA及びSll+の波形上の特徴が次
第に不鮮明になって行くので、被写体像検出信号SIA
及び5l11の相関の検出が次第に困難になって行くこ
とを意味している。
この点について従来は、受光素子アレイ3A及び3Bの
電荷蓄積時間を、被写体の明るさに応じて被写体が暗い
ときはこれに応じて電荷蓄積時間を長くすることにより
、レベル偏差ΔV3Fを、実用上安定に相関を判定でき
る程度に大きくするような方法が採用されている。
これと同時にカメラの自動焦点調節装置においては、カ
メラを新しい被写体に向けた場合などのように、合焦ず
れ検出信号SICから合焦位置情報が得られなくなった
場合には、撮影光学系2を強制的に至近距離から無限距
離までの間スキャン動作させることにより、像面IMの
位置を至近距離に対応するデフォーカス位置から無限距
離に対応するデフォーカス位置にまで移動させ、当該ス
キャン動作中にこれと同時に受光素子アレイ3A及び3
Bにおいて電荷蓄積動作をさせながら撮影光学系2を合
焦位置し0に収束させるようになされたものが提案され
ている。
ところが従来のカメラの自動焦点調節装置においては、
電荷蓄積中も撮影光学系2を常に所定速度で移動させる
ようになされているために、像面がフィルム面位置F0
を通過した(すなわち合焦状態になった)にもかかわら
ずこれを検出できなくなるおそれがあった。
すなわち被写体の明るさが実用上十分に明るい場合には
、受光素子アレイ3A及び3Bの電荷蓄積時間が十分に
短くなるので、被写体像検出信号SIA及びSll+と
して、第46図(A)に示すように波形上被写体像の特
徴を十分に表すような大きい変化を呈するサンプル出力
vsPを得ることができるのに対して、被写体が中程度
に暗くなると、受光素子アレイ3A及び3Bの電荷蓄積
時間が少し長くなることにより、受光素子アレイ3A及
び3Bにおいて電荷を蓄積している間に撮影光学系2が
移動するようになるため、 被写体像検出信号SIA及
びSIBとしてあたかも第46図(A)の場合のような
サンプル出力vspよりレベル偏差ΔVSPが小さい複
数の波形を少しずつ横にずらして足し合わせたような平
均化現象が生ずる。このとき得られるサンプル出力VS
Pの波形は第46図(B)に示すように、第46図(A
)の場合と比較して波形上の特徴が次第に不鮮明になっ
て来るが未だ相関の判定ができる程度のコントラストは
もっている。
しかもこの場合には、第46図(D)において符号MV
Iで示すように、像面IMの位置がフィルム面位置F、
に到達する直前の電荷蓄積サイクルが、フィルム面位置
F0を通り過ぎない程度に短い移動範囲F。+”F’o
zの間に終了するので、像面位置がフィルム面位置F6
を通り過ぎる前に相関判定回路4から合焦ずれ検出信号
SICを得ることができることにより、自動焦点調節部
5は撮影光学系2を合焦位置し0に自動調節することが
できる。
ところが被写体がさらに暗くなって、受光素子アレイ3
A及び3Bの電荷蓄積時間が過大に長くなると、被写体
像検出信号SIA及び5lllは、第46図(A)のサ
ンプル出力V、Pの波形をさらに長い時間の間ずらせて
行きながら重ね合わせたような処理がなされる(すなわ
ち被写体像が流れる)ことになり、結局さらに一段と平
均化されることにより、受光素子アレイ3A及び3Bが
電荷蓄積動作を終了したときのサンプル出力vsrはさ
らにレヘル偏差Δ■8.が小さくしかも格段的に多数の
波形を少しずつ横にずらして足し合わせたと同様の平均
化現象が生ずる。このとき得られるサンプル出力V5p
の波形は第46図(C)に示すように、実用上被写体の
特徴を表すことができないような程度にまで変形しかつ
相関の判定ができないような程度にまでコントラストが
劣化する。
しかもこの場合には第46図(D)において符号MV2
で示すように、像面位置がフィルム面位置F0に到達す
る直前の電荷蓄積サイクルが、位置Fo+からフィルム
面位置F0を通り過ぎた位置Fo3に来るまで続くよう
になるので、相関判定回路4は像面IMがフィルム面位
置F0を通過するタイミングにおいて正しい合焦ずれ検
出信号S、Cを送出し得ないことにより、自動焦点調節
部5は撮影光学系2を合焦位WL、に調節することがで
きなくなる。
このように撮影光学系2の移動速度を被写体の明るさに
無関係に一定値に設定すると、被写体が極端に暗くなっ
た場合に、自動焦点調節装置C0NTが所定の自動焦点
調節動作をし得なくなる問題がある。
このような問題を解決する1つの手法として、撮影光学
系2のスキャン駆動速度を受光素子アレイ3A及び3B
の電荷蓄積時間に応じて変化させたり、撮影光学系2の
単位デフォーカス量に対する駆動量を表す変換係数を求
め、この変換係数を所定の基準値と比較してその大小に
よりスキャン駆動速度を高速又は低速に切り換えると共
に、補助光モード時(受光素子の蓄積時間が長くなるモ
ード時)には基準値の値を切り換える方法が提案されて
いる(特開昭62−215217号公報)。
しかし実際上撮影光学系2のスキャン駆動速度と像面の
移動速度とは、必ずしも1対1に対応していないので、
受光素子の電荷蓄積時間に応じて↑最影光学系2の駆動
速度を変化させたり、変換係数の大小に応じて撮影光学
系2の駆動速度を低速又は高速に切り換えるようにして
も、第46図について上述したような自動焦点調節動作
の不具合を実用上十分には解決することができない。
また従来の場合のようにイメージセンサの電荷蓄積時間
に応じてモータの駆動速度を制御したり、変換係数に応
じて駆動速度を高速又は低速の2段階に切り換えるよう
にした場合には、交換レンズを変更した場合に、駆動速
度に対する像面移動速度が各交換レンズに適合し得なく
なるおそれがある。
すなわち一般に一眼レフカメラの自動焦点調節装置にお
いては、カメラボディに内蔵したモータを駆動してカメ
ラボディ及び交換レンズ間に設けられたカップリングを
介して撮影光学系2を駆動するようになされているが、
実際上モータからレンズまでのギア比は交換レンズごと
に相違しているので、モータの駆動速度の変化に対して
各交換レンズ°における像面移動速度が異なる結果にな
る。
因に、例えば第47図に示すように、駆動速度■に対す
る像面移動速度Sの変化率はレンズA、B、Cにおいて
それぞれ異なるので、レンズA、B、Cに対して直接駆
動速度■で制御するようにしたのでは、像面移動速度S
を同じように所望の範囲に制御することはできない。
これに加えて第47図においてレンズBについて示すよ
うに、同一のレンズであってもズーミング位置をテレ(
置E)位置からワイド(WIDE)位置まで移動したと
き、駆動速度■に対する像面移動速度Sの変化率が異な
る。またレンズCについて示すように、フォーカシング
位置を無限から至近まで変化する間にも、駆動速度■に
対する像面移動速度Sの変化率は一定にならず変化する
このように従来の構成は交換レンズ条件の変化に適応で
きない問題がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、被写体が
暗くなった場合にも、自動焦点調節機能を失わないよう
に適応動作し得るようにした自動焦点調節装置を提案し
ようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる問題点を解決するため本発明においては、撮影光
学系14と、この撮影光学系14を通過する光束によっ
て形成された被写体像を光電変換する電荷蓄積型受光素
子18FA、18FBを有するイメージセンサ18Eと
、このイメージセンサ18Eの電荷蓄積動作を制御する
ことによりイメージセンサ18Eから送出される被写体
像検出信号S tい5lllの信号レベルを所定の信号
レヘルになるように制御する蓄積時間制御手段190と
、被写体像検出信号S、いS1Bを演算して撮影光学系
14の焦点調節状態を表すデフォーカス情報S2を得る
デフォーカス演算手段19Cと、撮影光学系14の結像
点を光軸方向に駆動することにより当該結像点に形成さ
れる像面工2を光軸方向に移動させる撮影光学系駆動手
段(25,30)と、この撮影光学系駆動手段(25,
30)の駆動量と、像面12の移動量との間の関係を表
す像面移動量情報SKIを出力するレンズ情報手段31
と、デフォーカス演算手段19Cから得られたデフォー
カス情報S2及びレンズ情報手段31から出力された像
面移動量情報SZ+に基づいて撮影光学系駆動手段(2
5,30)の駆動方向及び駆動量を制御する駆動制御手
段21とを有する自動焦点調節装置において、イメージ
センサ18Eの電荷蓄積型受光素子18FA、18FB
が電荷蓄積動作をしている間に像面12が移動すること
により被写体像検出信号SIA、5Illに生ずる劣化
の度合が所定の許容範囲に入るように、像面12の像面
移動速度Sを、イメージセンサ1BBの電荷蓄積型受光
素子18FA、18FBの電荷蓄積時間Tに応じて決定
する像面移動速度決定手段22を具え、駆動制御手段2
1は、像面移動速度決定手段22によって決定された像
面移動速度S及びレンズ情報手段31から与えられる像
面移動量情報SK+に応じて撮影光学系駆動手段(25
,30)の駆動速度を制御することにより、像面12が
像面移動速度決定手段22によって決定された像面移動
速度Sで移動するように制御する。
〔作用〕
撮影光学系14の像面12が電荷蓄積型受光素子18F
A、18FBが電荷蓄積動作中に移動したとき、当該像
面12の移動速度を許容範囲に入るように撮影光学系1
4を制御するようにしたことにより、安定な自動焦点調
節動作をする自動焦点調節装置を容易に実現し得る。
〔実施例〕
以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
〔1〕焦点調節動作の原理 本発明による自動焦点調節装置の焦点調節動作の原理は
、第1図に示すように、イメージセンサの電荷蓄積時間
T及び像面移動速度Sとの関係を、斜線を付して示すよ
うに、限界曲線に1の内側の設定許容範囲REGに入る
ような条件を維持するように、スキャンサーボ時の撮影
光学系の移動を制御する。
第1図において像面移動速度Sは、次式のように微小時
間Δtの間の像面の移動量ΔPによって表される。
ここで第2図に示すように、撮影光学系11がフィルム
面位W F I。上の像面12に被写体像を結像するよ
うに合焦位置り、。にある状態から、微小時間Δtの間
に撮影光学系11がデフォーカス位置Ll+まで移動し
、これに伴って像面12が位置Fl+まで移動した場合
を考えたとき、当該像面12の移動量ΔPに基づいて(
1)式の像面移動速度Sを求めることができる。
ところで第1図の限界曲線に1は、実用上次式3式%(
2) のように、電荷蓄積時間T及び像面移動速度Sの積が所
定の限界定数りと等しくなるような曲線に選定され、か
くして第1図において斜線を付して示す設定許容範囲R
EGは次式 %式%(3) のように限界定数りを超えない範囲に定義される。
実際上本発明の実施例における自動焦点調節装置におい
ては、(3)式の関係を次式 S≦□          ・・・・・・(4)に変形
して、電荷蓄積時間Tに基づいて像面移動速度Sを決め
るようになされている。
かくして像面移動速度Sは、被写体が暗いためにイメー
ジセンサの電荷蓄積時間Tが大きくなった場合には、撮
影光学系11 (第2図)の移動速度を遅(することに
より、像面移動速度Sを小さい値に制限する。
これに対して被写体が明るいためにイメージセンサの電
荷蓄積時間Tが短くなれば、これに応じて撮影光学系1
1の移動速度、従って像面移動速度Sを大きな値に変更
する。
このようにすれば、被写体が暗い場合には、イメージセ
ンサの電荷蓄積時間Tを大きくすると共に像面移動速度
Sを遅くすることにより、イメージセンサの検出出力の
コントラストを劣化させるおそれを有効に回避し得、こ
れにより像面12がフィルム面位置F、。に到達したこ
とを確実に検出できるようにすることにより被写体を捕
捉できないような状態が生ずるおそれをなくし得る。
第1図の設定許容範囲REG内に電荷蓄積時間T及び像
面移動速度Sが共に入るか否かの判定は次のようにして
なされる。
先ず被写体像検出信号SIA及び511mとして第3図
に示すように、 イメージセンサの受光素子アレイの各
受光素子から被写体像検出信号SIA及び5lllとし
て得られるサンプル出力13Fのうち、最大サンプル出
力I )IAX及び最小サンプル出力I 、18間のレ
ベル偏差Δtsrが十分大きく (従ってコントラスト
が十分が大きく)、かつ受光素子の配列方向にサンプル
出力Isrを見たとき周期Δの正弦波を呈するような標
準被写体を用意する。
実際上周期Δは、受光素子アレイを構成する受光素子間
のピッチの2倍以上の大きさ(例えば4〜16倍程度変
型選定する。
このような標準被写体について得られる被写体像検出信
号SIA及び5l11に現れるコントラストCONを次
式 のように定義すれば、最小値I□8の信号レベルがOに
近い値をもつので CON″、1          ・・・・・・(6)
のようにほぼ1にし得る。
このように撮影光学系11を合焦位置り、。に設定した
状態において(5)式及び(6)式を満足するような標
準被写体に対して、次に受光素子アレイの電荷蓄積時間
の中間時点において像面がフィルム面を通過するように
撮l光学系11をスキャンさせて被写体像検出信号SI
A及びS+sを検出する。
このときのコントラストCON oは第3図(B)に示
すように、電荷蓄積時間の間に撮影光学系11が移動す
ることにより、次式 で表されるように劣化する。
このようにスキャン動作時のコントラストCON、につ
いて、実用上焦点検出動作ができなくなるような限界値
を判定基準値Hいとして求める。
かくして標準被写体について求めた判定基準値Hthを
用いて、通常の撮影状態において得られる被写体像検出
信号SIA及び5l11のコントラストCON Dにつ
いて次式 %式%(8) のように、 コントラストCON、が判定基準値Hいよ
り大きいとき、電荷蓄積時間T及び像面移動速度Sが共
に、第1図の設定許容範囲REGに入る撮影条件にある
と判定する。これに対して次式 %式%(9) のように、 コントラストCON oが判定基準値Hい
より小さいとき当該撮影条件は設定許容範囲REGを逸
脱するから合焦位置を検出できなくなると判定する。
(8)式において等号が成り立つ撮影条件は、第1図の
限界曲線Kl上にあることを意味しており、この場合に
は、合焦位置を検出できる設定許容範囲REGのうち像
面移動速度Sが最高速度になることを意味している。
このような撮影条件は、種々の標準被写体について予め
実験をしておき、電荷蓄積時間T及び像面移動速度Sの
関係として例えばROM構成のテーブル等に蓄積してお
くことができ、又は当該実験結果の関係を表す近似関数
を選定して実際の撮影の際に演算によって判定できるよ
うにもし得る。
〔2〕第1の実施例 第4図は本発明をレンズ交換型−眼レフカメラに適用し
た第1の実施例を示すもので、カメラボディ部11のマ
ウント部12に対して交換レンズ部13が着脱自在にマ
ウントし得るようになされている。
マウント部12に交換レンズ部13を装着した状態にお
いて、被写体から到来する撮影光束LT1は撮影光学系
14を遣ってカメラボディ部11に設けられているメイ
ンミラー15によって反射されてファインダ光学系16
に主光束LT2として導かれる。
これと同時に撮影光束LTIの一部がメインミラー15
を透過してサブミラー17によって反射されることによ
り、自動焦点検出用光束LT3としてオートフォーカス
モジュール18に導かれる。
オートフォーカスモジュール18は第5図に示すように
、光軸18Aに対して対称な位置に一対の開口18BA
及び188Bをもつ射出瞳18Bを有し、自動焦点検出
用光束LT3のうち、開口18BA及び188Bを通る
検出光束LT3A及びLT3Bを開き角θでフィールド
レンズ18Cを透過させた後、再結像レンズ18DA及
び18DBによってイメージセンサ18E上の受光素子
アレイ18FA及び18FBに入射させる。
かくして自動焦点検出用光束LT3の被写体像が受光素
子アレイ18FA及び18FB上の開き角θに対応する
位置に結像される。
第5図の構成において、撮影光学系14によって形成さ
れる被写体像面がフィルム面上にあるとき焦点検出面が
フィールドレンズ18Gの位?Iに生ずることにより、
受光素子アレイ18FA及び18FB上に被写体像が再
結像される。
これに対して被写体像面が焦点検出面より変位している
場合には、当該変位方向(すなわちデフォーカス方向)
及び変位量(すなわちデフォーカスil)に対応する方
向及び量だけ受光素子アレイ18FA及び18FB上に
再結像される被写体像が移動し、かくして受光素子アレ
イ18FA及び18FBから得られる被写体像検出信号
SIA及びSlBが焦点検出手段19(第4図)に送出
される。
受光素子アレイ18FA、18FBは、フォトダイオー
ド、CODなどの電荷蓄積型光検出素子(この実施例の
場合C0D)によって構成され、各電荷蓄積型光検出素
子に蓄積された電荷がイメージセンサ制御手段20の電
荷蓄積制御信号511(例えば電荷蓄積開始信号、電荷
蓄積終了信号、電荷掃き出し指令信号、転送りロック信
号等の制御信号でなる)の制御の下に被写体像検出信号
SIA、S1.を送出する。
焦点検出手段19は、第6図に示すように、被写体像検
出信号SIA%S11をアナログ/ディジタル変換回路
19Aにおいて被写体検出データDTOに変換した後メ
モリ19Bに格納し、必要に応じてデフォーカス演算回
路19G及び蓄積時間制御回路19Dに、被写体検出信
号S、い5lllに対応する被写体検出データD T 
I I^、DT1+++及びDT2+a、DT2u+と
して供給する。
デフォーカス演算回路19Gは、被写体検出データDT
11A、DTIIIlに基づいて焦点位置を求める焦点
検出演算を実行し、その結果撮影条件が焦点位置を検出
することができる焦点検出演算態にあるとき、デフォー
カス量及びデフォーカス方向を表すデフォーカス信号S
2を発生し、これを駆動制御手段21に送出する。
これに加えてデフォーカス演算回路19Cは、焦点位置
を検出できるか否かを表す焦点検出可/不可信号S、を
発生してこれを駆動制御手段21に送出すると同時に蓄
積時間制御回路19Dに供給する。
蓄積時間制御回路19Dはメモリ19Bの被写体検出デ
ータD T 2 +いDT2+++に基づいて、イメー
ジセンサ18Eが実用上十分な信号レベルの被写体像検
出信号S IA% S1mを送出できるような最適電荷
蓄積時間を演算し、当該演算結果によって表される電荷
蓄積時間情報DT3及びDT4をそれぞれ像面移動速度
決定手段22及びイメージセンサ制御手段20に対して
送出する。
これと共に蓄積時間制御回路190は焦点検出可/不可
信号S3に基づいて撮影条件が焦点検出手段態にあると
き駆動制御手段21からサーボ終了信号S4を受けたと
き、イメージセンサ制御手段20に対して電荷蓄積開始
タイミング信号S。
を送出することにより、オートフォーカスモジュール1
8のイメージセンサ18Eの次回の電荷蓄積サイクルを
開始させる。また蓄積時間制御回路190は焦点検出可
/不可信号S3に基づいて撮影条件が焦点検出不可状態
にあるとき、電荷蓄積開始タイミング信号S、を送出す
るような動作をする。
この実施例の場合、蓄積時間制御回路19Dは、第7図
に示す手法によって最適な電荷蓄積時間′rを演算する
すなわち蓄積時間制御回路19Dは、イメージセンサ1
8Eにおいて、受光素子アレイ18FA(又は18FB
)の位置P+、Pz・・・・・・P7にある受光素子の
検出データAl  (1) 、Al  (2)−・−・
At  (n)(又はBl  (1) 、Bl  (2
) ・・・・・・Bl(n))でなる被写体検出データ
DTOのうち、最大値1.4AXを抽出し、次回の電荷
蓄積時間TMExrを次式 によって決定する。
(10)式において、TLASTはイメージセンサ18
Eの前回の電荷蓄積サイクルにおける電荷蓄積時間、I
14はデータ最大値I NAXの目標値(予め設定され
た値をもつ)である。
この結果蓄積時間制御回路19Dは被写体検出データD
 T 2 +A、 D T 2 Illの最大値114
AXが変化したとき(すなわち被写体の明るさが変化し
たとき)、常に目標最大値■イに見合った信号レベルの
被写体像検出信号S +A−,S 1mを得ることがで
きるような時間を次回の電荷蓄積時間TNtXアとして
設定する。
因に(10)式を T NEXアX I MAX= TLAst X I 
M   ・・・・・・(11)のように書き直せば、こ
れは、前回の電荷蓄積時間T LAsアの間目標最大値
1.の被写体検出データDT2.いD T 2 + m
を受けたときの電荷蓄積量と等しくなるように現在の最
大値I NAXに対する次回の電荷蓄積時間T N!x
yを設定し得ることを意味゛しており、このようにすれ
ば、次回の電荷蓄積時間TN!Xアの間に蓄積される蓄
積電荷量は前回の蓄積電荷量と等しくできることにより
、被写体像検出信号S、い5i11の信号レベルをほぼ
一定値に維持することができる。
この実施例の場合イメージセンサ制御手段20は、 電
荷蓄積制御信号S11によってオートフォーカスモジュ
ール18の被写体像検出信号SIA、SIBを焦点検出
手段19に取り込む際に、 電荷蓄積制御信号Sl+と
同期する変換タイミング信号S6をアナログ/ディジタ
ル変換回路19Aに与えることにより、アナログ/ディ
ジタル変換回路19Aにおいて被写体像検出信号S I
A% S Imを受光素子アレイ18FA、18FBを
構成するn個の受光素子に対応するn個の1次データ(
AI (1) 、A I  (2) −A I  (n
) )、(Bl(1)、Bl(2)・・・・・・Bl(
n))でなる被写体検出データDTO(第7図)に変換
してメモリ19Bに格納する。
この実施例の場合アナログ/ディジタル変換回路19A
は、受光素子アレイ18FA、18FBの出力信号の電
圧レベル0〜5〔V〕を8ビツトのデータ(10進数で
O〜255)に変換し、その際に0 (V)以下の電圧
レベルはデータ0に丸め込むと共に、電圧レベル5〔7
3以上の出力信号はデータ255に丸め込むようになさ
れている。
デフォーカス演算回路19Cは、メモリ19Bから与え
られる被写体検出データDT1.A、DT11、(第7
図のデータDTOでなる)に基づいて、次のようなデフ
ォーカス演算を実行する。
先ずデフォーカス演算回路19Cは被写体検出データD
TIIA及びDT1+++を構成する1次データ(Al
 (1) 、Al (2) ・・・・・41 (n) 
)、(B 1  (1) 、B 1  (2) −−−
−B l  (n) )をそれぞれ次式 %式%(2) のように2回差分演算を実行することにより、1次デー
タ(A I  (1) 、A I  (2) =−A 
I  (n))、(B I  (1) 、B 1  (
2) −”B l  (n))から、焦点検出に有害な
直流成分や、1次の線形成分を除去してなる2次データ
(A2(1)、A 2 (2) −−・・・−A 2 
(m) )、(B2 (1) 、B2 (2)・・・・
・・B2(m))に変換するようになされている。
ここで である。
因に(12)弐〜(14)式において、1次データを8
ビツトとすると、2次データの出力範囲は10進数で−
256〜+255となるが、2次データは1次データと
同じビット数で取り扱った方がメモリを節約でき、かつ
演算処理も簡単になる。これに加えて通常2次データは
1次データと比較してその変動範囲が縮小するので、2
次データの出力範囲も8ビツトで−128〜+127と
し、−128以下のデータは−128として丸め込むと
共に、+127以上のデータを+127に丸め込むよう
になされている。
かかる演算手法を用いてデフォーカス演算回路19Cは
、2次データ(A2 (1) 、A2 (2)−・−・
−A 2 (m) )、(B 2 (1) 、B 2 
(2) ・・・・・・B2(m))に対して相関演算処
理を実行することによりイメージセンサ18E上の2つ
の被写体像の相対的ずれ量を求める。
すなわちデフォーカス演算回路19Cは、先ず次式 %式%)) によって1組の2次データを相対的シフト量したけずら
しながら相関量C(L)を求める。
ただしく15)式における積算演算は、2次データが存
在する範囲で実行するものとする。
(15)式の演算結果は、第8図において相対的シフ)
iiLを横軸に取りかつ相関量C(L)を縦軸に取って
示すように、1組の2次データの相関が高いシフト量り
において相関量C(L)が最小になる。
ところが実際上当該相対的シフト量りは受光素子アレイ
18FA、18FBを構成する受光素子から離散的に得
られる検出データに基づいて決まるので、相関量C(L
)も離散的になる。そこで演算により求めた相関量C(
L)から必ずしも直接に相関tC(L)の最小値C(L
) MINが得られるとは限らない。
そこでこの実施例のデフォーカス演算回路19Cは、第
9図に示す3点内挿の手法を用いて相関量C(L)の最
小値C(L) HIMを求める。
すなわち離散的に求められた相関量C(L)における最
小値が相対的シフト量りがL=xのとき得られたとする
と、その前後の相対的シフト量X−1、x+lに対応す
る相関i1c (L)はC(x−1) 、C(x) 、
C(xlI)になる。そこで先ず最小相関tc(x)と
、残る2個の相関量C(x−1)及びC(X+1)のう
ち大きい相関量(第9図の場合C(xlI))とを結ぶ
直線Qを引き、次に残る相関量C(x−1)を通りかつ
直線Qと傾きが反対な直線Pを引いてこれら2つの直線
P及びQの交点Wを求める。
この交点Wの座標は相対的シフト量x、Sと、その相関
量C(x、)とで表すことができ、この座標によって連
続的な相対的シフト量における最小相対的シフl−N 
x 、と最小相関1tC(x、)を表すことができる。
かかる3点内挿手法を演算式で表せば、最小相対的シフ
ト量X、は次式 %式%(16) のように表すことができると共に、その相関iiC(X
M)は次式 のように表すことができる。
ここで(16)弐及び(17)式においてDは、相対的
シフト!・・・・・・x 1% x、x+ 1・・・・
・・の各データ間の偏差で次式 %式%(18) によって表すことができる。
また(16)式及び(17)式においてEは相対的シフ
ト量x−1、x、xlIに対応する相関量C(x−1)
 、C(x) 、C(xlI)間の偏差のうち大きい方
の偏差を表し、次式 %式%() のように表すことができる。
(16)弐〜(19)式で表される演算式は、相対的シ
フト量X、が1組の2次データの相対的ずれ量を表し、
2次データのピッチをyとすれば、イメージセンサ18
E上に結像される2つの被写体像の相対的な横ずれ量W
は W= y x xlI−−(20) のように表すことができる。
また焦点面におけるデフォーカス量dは次式%式%(2
1) のように表すことができる。
ここで、jは焦点検出光学系の構成上の条件、例えば第
5図の開き角θなどによって決まる係数である。
この実施例の場合、(21)式によって求めることがで
きるデフォーカス量dの信頼性を次式%式%(22) のように、最小相関量C(x、)及び相関量偏差Eに基
づいて判定する。
すなわちデフォーカス演算回路19Cは、最小相関量C
(x□)が所定の閾値Cいについて(22)式を満足し
ない値になったときには信頼性がないものとして撮影条
件が焦点検出不可状態と判定する。
因に本来2つの受光素子アレイ18FA及び18FB上
に結像した被写体像が一致するようにシフトした場合に
は、相関量C(L)の最小値すなわち最小相関IJc(
x、)は0になるはずである。
これに反して最小相関41C(x、)が閾値Cth以上
になるような演算結果が得られたことは、もともと被写
体像データの相関が高くないことを表しており、その結
果演算により求められたデフォーカス量dの精度が劣化
していることを意味している。
閾値Cthは実験的に実用上満足できる値に設定される
また相関量偏差Eが(23)弐を満足しないような状態
すなわち相関量偏差Eが所定の闇値8thより低くなっ
た場合には、コントラストが低い被写体像の相関を取っ
た場合に相当し、(16)弐〜(19)式について上述
した3点内挿の手法によって求めた横ずれ量xmO値の
精度が劣化し、その結果演算により求められたデフォー
カスMdの信鎖性が劣化したことを表している。
このように(22)式及び(23)式によって表される
判定演算において否定結果が得られたときには、実際上
第10図に示すような場合がある。
第10図(A)の場合はデフォーカス量dを求めること
ができるが求められたデフォーカス量dに信頼性がない
ときの相関量C(L)を示すもので、このような場合に
は相対的シフト量りとしてL−・・・・・・−2、−1
,0,1,2・・・・・・に対応する相関量C(L)と
してC(L) =・・・・・・C(−2)、C(−1)
 、C(0) 、C(1) 、C(2)・・・・・・を
用いることによって(15)弐〜(21)式について上
述した手法によってデフォーカス量dを求めることがで
きるが、(16)弐〜(19)式を用いて求めた相関量
の最小値C(x、)や相関量偏差Eは、(22)式及び
(23)式を満足することができなくなるので、このよ
うな場合には、デフォーカス演算回路19Gは当該デフ
ォーカス量dは信頼性がないと判定して撮影条件が焦点
検出不可状態を表す焦点検出可/不可信号S、を送出す
る。
また第10図(B)の場合はデフォーカス量dを全く求
めることができないときの相関量C(L)を示すもので
、相関量C(L)に最小値がないので、(16)弐〜(
21)式について上述した手法によってはデフォーカス
量dを演算することができないので、デフォーカス演算
回路19Cはこの場合も盪影条件が焦点検出不可状態を
表す焦点検出可/不可信号S、を送出する。
このように焦点検出手段19が焦点検出ができるか否か
の判定や、デフォーカス量dの演算等を実行すると、焦
点検出手段19は当該演算結果を駆動制御手段21に送
出し、駆動制御手段21は当該演算結果情報に基づいて
マウント部12に装着された交換レンズ部13を駆動制
御する。
この実施例の場合、交換レンズ部13を駆動するための
駆動モータ回路25がカメラボディ部ll側に設けられ
、その駆動出力がギア系で構成されたボディ側伝達系2
6、マウント部12に設けられたボディ側カップリング
27及びレンズ側カップリング28、ギア系、カム、ヘ
リコイドなどでなる交換レンズ側伝達系29を順次介し
てフォーカシングレンズ駆動部30を駆動する。
フォーカシングレンズ駆動部30は、撮影光学系14に
含まれているフォーカシングレンズを駆動することによ
り、撮影光学系14を自動焦点調節制御する。
かかる駆動制御モード時における駆動制御手段21によ
る自動焦点調節制itは、交換レンズ部13が異なれば
、これに応じて変更する必要がある。そのため交換レン
ズ部13には例えばROMで構成されたレンズ情報メモ
リ部31が設けられており、次式 で表されるレンズ情報にでなるレンズ情報信号SKIが
、マウント部12に設けられている交換レンズ側接点3
2、ボディ側接点33を順次介して駆動制御手段21に
供給される。
このレンズ情報にはレンズの像面移動量に関するデータ
で、ΔRはレンズ側カップリング28の微小回転量、Δ
Pはレンズ側カップリング28を微小量ΔRだけ回転し
てフォーカシングレンズを移動させた場合の像面移動量
(フィルム面と一致した合焦状態の初期位置からの移動
量)を表す。
実際上レンズ情報メモリ部31にはフォーカシングレン
ズ駆動部30から駆動情報信号s2tが供給され、これ
によりフォーカシングレンズを駆動した際のズーミング
位置、フォーカシング位置に関する情報をレンズ情報メ
モリ部31に入力し、レンズ情報メモリ部31はこれら
の情報に応じて最適なレンズ情報Kをレンズ情報信号S
KIとして送出するようになされている。
駆動モータ回路25の駆動量は、エンコーダ34によっ
てモニタされて駆動検出信号52ffとして駆動制御手
段21にフィードバックされ、これにより駆動モータ回
路25が駆動出力信号SI5に追従動作したときこれを
確認するようになされている。
駆動制御手段21はレンズ情報Kに応じてデフォーカス
idO分だけフォーカシングレンズを移動させることに
より合焦状態を得るために必要な目標駆動量Qを次式 %式%(25) に基づいて演算する。ここで、Jはボディ側カップリン
グ27が1回転したときのエンコーダ34の駆動検出−
1(この実施例の場合パルス数で表される)で、この値
はボディ側伝達系26の構成によって決まる。またld
l/にはデフォーカス憧ldlだけ像面を移動させるた
めに必要なレンズ側カップリング28の回転量である。
かかる構成において、駆動制御手段21は、焦点検出手
段19において演算されたデフォーカスi1dの符号に
基づいてデフォーカス方向を判断して駆動モータ回路2
5の駆動方向を決定すると共に、当該駆動方向に駆動モ
ータ回路25を回転駆動させる。その際ボディ側伝達系
26の駆動量をエンコーダ34の駆動検出信号S23の
パルス数を累積カウントすることにより、累積駆動量が
(25)式によって表される目標駆動量Qに一致したと
き駆動モータ回路25を停止させる。
かくして駆動制御手段21は撮影光学系14の像面位置
を交換レンズ部13の構成に適応しながら合焦点に一致
させるように駆動制御する。
かかる自動焦点調節動作が終了すると、駆動制御手段2
1はサーボ終了信号S4を焦点検出手段19に送出する
この実施例の場合、駆動モータ回路25は第11図に示
す構成を有する。
すなわち駆動モータ回路25は4つのトランジスタ25
B1.25B2.25C1,25C2をブリッジに接続
し、その対角線に駆動モータ25Aが接続されている。
駆動制御手段21から与えられる駆動出力信号SI5は
2ビツトの論理信号5ISA及びS15!1として端子
25H1及び25H2に供給され、第12図に示すよう
に、その論理レベルによって駆動モータ25Aを正転モ
ード、逆転モード、停止モードに駆動制御できるように
なされている。
先ず正転モード時には、 論理信号S+SA及び5IS
Bが論理rHJ及びrLJになることにより、トランジ
スタ25B1が直接オン動作すると共にノアゲート回路
25E、オアゲート回路25D2を通じてトランジスタ
25C2がオン動作することにより、駆動モータ25A
に実線矢印の方向の電流が流れることにより、駆動モー
タ25Aは正転動作する。
これに対して逆転モード時には、論理信号5ISA及び
5I5fiが論理rLJ及びrHJになることにより、
トランジスタ25B2が直接オン動作すると同時にノア
ゲート回路25E及びオアゲート回路25D1を通じて
トランジスタ25C1がオン動作することにより、駆動
モータ25Aに破線矢印の方向の電流が流れることによ
り、駆動モータ25Aが逆転動作する。
さらに停止モード時には、論理信号5ISA及び5IS
Bが共に論理rLJになることにより、ノアゲート回路
25E、オアゲート回路25D1及び25D2を順次通
じてトランジスタ25C1及び25C2がオン動作する
ことにより、駆動モータ25Aの両端が短絡され、これ
により駆動モータ25Aは停止する。特に駆動モータ2
5Aが回転動作している状態においてこの短絡状態にな
ると、駆動モータ25Aによる逆起電力によってダイオ
ード25F1又は25F2を通じて電流が流れることに
より、駆動モータ25Aは急停止する。
実際上駆動制御手段21は、駆動出力信号SI5として
第13図に示すような信号を供給することにより、駆動
モータ25Aをフルスピードモード、中間スピードモー
ド、ブレーキ又は停止モードで制御し得るようになされ
ている。
すなわちフルスピードモードにおいては、第13図(A
)及び(B)に示すように、 論理信号5ISA及び5
ISIIをそれぞれ論理rHJ及び「L」 (又はその
逆)に設定し、かくして駆動モータ25Aを第13図(
C)に示すように高速度H5で回転駆動させる。
これに対して中間スピードモードになると、論理rHJ
レベル側の論理信号5I5Aを所定の時間比(すなわち
デユーティΔts/Δto)で論理レベルを周期的にr
LJレヘレベ立ち下げることにより駆動モータ25Aの
駆動速度をデユーティによって決まる中間速度MS (
第13図(C))に制御すると共に、当該デユーティを
可変制御することにより駆動モータ25Aの駆動速度を
可変制御し得る。
さらにブレーキ又は停止モードにおいては論理信号5I
SA及び5ISIIを論理「L」レベルに立ち下げるこ
とにより停止状態STP (第13図(C))に制御す
る。
以上の構成に加えて、焦点検出手段19が焦点検出不可
状態を検出したとき、駆動制御手段21は撮影光学系1
4に含まれるフォーカシングレンズを至近位置から無限
位置までの間をスキャン動作させることにより、フォー
カシングレンズによって形成される像面の位置を像面移
動速度決定手段22によって決定された像面移動速度で
移動させるように制御する。
像面移動速度決定手段22は、焦点検出手段19におい
て演算された次回の電荷蓄積時間TNEXT((10)
式)に対して第1凹〜第3図、並びに(5)弐〜(9)
式について上述したように、現在の↑最影条件が設定許
容範囲REG (第1図)内にあるか否かを判断し、設
定許容範囲REG内にあるとき次式 %式%(26) によって目標駆動速度■に変換する。
ここで(26)式について上述したように、Jはボディ
側カップリング27の1回転当たりのパルス数であるの
に対して、Kはレンズ側カップリング28の1回転当た
りの像面移動量を表しており、か(してJ/には駆動モ
ータ回路25がボディ側伝達系26を単位像面移動量に
相当する量だけ駆動したときエンコーダ34から得られ
る駆動検出信号S21の値(結局単位像面移動量光たり
のパルス数になる)を表す。
像面移動速度決定手段22は、単位像面移動量角たりの
パルス数でなる像面移動速度信号SZ4を駆動制御手段
21に供給し、当該像面移動速度になるように駆動制御
手段21を介して駆動モータ回路25、従って撮影光学
系14に含まれているフォーカシングレンズを駆動する
以上の構成において自動焦点調節装置C0NTは、カメ
ラボディ部11に設けられたマイクロコンピュータ構成
の中央処理ユニット(CPU)35ムこよって、第1、
第2、第3のタイマTMI、TM2、TM3の時間情報
を用いながら第14図〜第18図に示す処理プログラム
を実行することによって、第1図〜第3図について上述
した撮影条件の下に撮影光学系14を合焦状態に制御す
る。
CPU35は自動焦点調節装置C0NTの電源がオン操
作されたとき、第14図のメインプログラムRTOに入
ると、先ずステップSPIにおいて蓄積時間制御処理を
実行する。
この蓄積時間制御処理ステップSPIにおいてCPU3
5は、電源オン直後においては予めメモリに格納されて
いる初期データを用いて焦点検出手段19の蓄積時間制
御回路19D(第6図)において電荷蓄積時間情報DT
4を電荷蓄積開始タイミング信号S5と共にイメージセ
ンサ制御手段20に送出させることにより、オートフォ
ーカスモジュール18に対する電荷蓄積制御信号Sl+
を送出させることにより、イメージセンサ18Eの受光
素子アレイ18FA及び18FBによる1回目の電荷蓄
積動作を実行させる。これに対して初期スタート時以外
の場合は(10)式について上述したように、前回の電
荷蓄積時間T’LAstを用いて次回の電荷蓄積時間T
NEXTを演算して電荷蓄積時間情報DT4を得るよう
になされている。
やがてオートフォーカスモジュール18の受光素子アレ
イ18FA及び18FBの1回分の電荷蓄積動作が終了
すると、CPU35はステップSP2においてイメージ
センサ制御手段20から変換タイミング信号S6を与え
ることにより、焦点検出手段19のアナログ/ディジタ
ル変換回路19Aを通じて被写体像検出信号SIA、5
IIIに対応する被写体検出データDTOをメモリ19
Bに格納した後、ステップSP3に移ってデフォーカス
演算回路19Cにおいて焦点検出演算を実行させ、続く
ステップSP4において焦点の検出が不能であるか否か
を判断する。
ここでデフォーカス演算回路19CはステップSP3に
おいて、(12)弐〜(21)式について上述したよう
に、撮影光学系14に含まれているフォーカシングレン
ズのデフォーカス量及びその方向を演算すると共に、ス
テップSP4において(22)式及び(23)式につい
て上述したように、最小相関量C(x、)及び相関量偏
差Eに基づく判定を実行する。
ステップSP4において否定結果が得られると、このこ
とは撮影条件が焦点検出演算態にあることを意味し、こ
のときCPU35はステップSP5に移って自動焦点調
節サーボ動作(以下これをAFサーボとも呼ぶ)を開始
させた後、続くステップSP6において当該AFサーボ
動作が終了するのを待ち受ける状態になる。
このときCPU35は、デフォーカス演算回路19Cか
らデフォーカス信号S2を駆動制御手段21に送出させ
、駆動制御手段21においてそのデフォーカス量及び方
向に従ってレンズ情報メモリ部31のレンズ情報信号S
21によって取り込んだレンズ情報にと共に、(24)
式及び(25)式について上述した演算を実行させるこ
とにより目標駆動量Qを求めさせ、この目標駆動量Qに
相当する駆動出力信号SISを駆動モータ回路25に供
給させる。
そのとき駆動モータ回路25は、ボディ側伝達系26、
交換レンズ側伝達系29を通ってフォーカシングレンズ
駆動部30を駆動することにより、撮影光学系14をデ
フォーカス量dがOになる方向に駆動制御する。
かくして目標駆動量Q(従ってデフォーカス量d)に相
当する分だけフォーカシングレンズが駆動されると、こ
れを駆動制御手段21がエンコーダ34の駆動検出信号
52ffによって確認してサーボ終了信号S4を焦点検
出手段19の蓄積時間制御回路19Dに送出する。
かかるAFサーボモードにあるとき、駆動モータ25A
がデフォーカスldに応じてこのデフォーカス量をなく
す方向に駆動される。その結果エンコーダ34から駆動
ネ★出信号S23のパルスが発生すると、CPU35は
第16図に示す駆動検出信号パルス割込サブルーチンR
T3に入り、ステップ5P20において当該AFサーボ
動作状態にあることを確認してステップ5P26に移る
このステップ5P26においてCPU35は駆動検出信
号S23に基づいて駆動量を累積演算し、続くステップ
5P27において当該累積駆動量が目標駆動量に到達し
たか否かの判断をし、否定結果が得られたときステップ
5P28からメインルーチンに戻って駆動モータ25A
の駆動状態を維持する。
これに対してステップ5P27において肯定結果が得ら
れると、このことはデフォーカスidの分だけフォーカ
シングレンズを移動し得たことを意味しているので、C
PU35はステップ5P29において駆動モータ25A
を駆動停止させた後、ステップ5P28からメインルー
チンに戻る。
やがてステップSP6において肯定結果が得られると、
このことはAFサーボ動作が終了したことを意味し、こ
のときCPU35は上述のステップSPIに戻る。
かくして1回分の自動焦点調節動作が終了し、CPU3
5は引き続きステップSPIから次回の自動焦点調節サ
イクルに入る。
これに対して上述のステップSP4において肯定結果が
得られると、このことは、撮影条件が焦点検出不可状態
にあることを意味し、このときCPU35はステップS
P7に移ってスキャンサーボ処理に入る。
すなわちCPU35はステップSP4において肯定結果
が得られたとき、ステップSP7に移って像面移動速度
決定手段22との焦点検出手段19の蓄積時間制御回路
19Dとにおいて求められた次回の電荷蓄積時間THE
XTと、第1図について上述した設定許容範囲REGに
入るような条件をもつ像面移動速度Sとを決定させ、そ
の結果帯られる像面移動速度信号SZ4を駆動制御手段
21に供給させることにより、(26)式について上述
した目標駆動速度■を演算させる。
ここで駆動制御手段21は、初期設定モードにあるとき
、駆動出力信号SI5を構成する信号成分5ISA及び
Szsm  (第13図(A)及び(B))について立
上りデユーティ期間Δ1Hの初期値を決定して駆動出力
信号S9.(第19図(G))を駆動モータ回路25に
送出させる。
続いてCPU35はステップSP8に移って、速度制御
フラグFLGSP(第19図(D))を論理rHJレベ
ルに立ち上げる。
ここで速度制御フラグFLGspは論理rHJレベルに
なったとき、駆動モータ回路25の駆動モータ25Aの
現在の駆動速度が目標駆動速度Vに対して遅いことを表
し、これに対して速度制御フラグF L G S Pが
論理rLJレベルのとき、駆動モータ25Aの現在の駆
動速度が目標駆動速度Vに対して遅いことを表している
因にステップSP8において速度制御フラグFLGSF
を論理rHJにセットすることは、起動時には、目標駆
動速度■に対して現在の駆動速度は遅いものとして無条
件に速度制御フラグFLGspを論理rHJにセットす
ることを意味している。
かくしてCPU35は、駆動出力信号S15が論理rH
Jレベルになるように制御した後、第1のタイマTMI
に目標パルス間隔ΔT1をセットした後リセットパルス
TM1*ttを与えることによりその計時時間を開始さ
せる(第19図(B))と同時に、第2のタイマTM2
に立上りデユーティ期間Δtllをセットした後リセッ
トパルスTM2Rを与えることによりその計時時間を開
始させる(第19図(F))。
その後CPU35はステップSP9において駆動制御手
段21から駆動出力信号srsを駆動モータ回路25に
送出させることにより、ホディ側伝達系26を介して交
換レンズ側伝達系29を駆動することによりス手ヤンサ
ーポを開始させる。
その後CPU35は上述のステップSPIに戻ってスキ
ャンサーボ動作をしながらイメージセンサ18Eの受光
素子アレイ18FA及び18FBにおいて電荷蓄積動作
を実行させ、続くステップSP2、ステップSP3、ス
テップSP4において順次、被写体検出データをメモリ
19Bに格納して当蔭新たな被写体検出データに基づい
て焦点検出演算を実行した後焦点検出ができたか否かを
判定する処理を実行する。初期設定モードが終わるとC
PU35はステップSP4において肯定結果が得られる
限りステップSP7、ステップSP8をスルーしてステ
ップSP9の処理を実行することにより、当該スキャン
サーボ動作を維持する。
やがて像面位置が焦点位置に来るとこれをデフォーカス
演算回路19Cが検出する。このときCPU35はステ
ップSP4において否定結果が得られることにより、ス
テップSP5、ステップSP6のAFサーボ動作に入る
なお、この実施例の場合、フォーカシングレンズを至近
位置から無限位置にまで移動させたにもかかわらず焦点
検出ができなかった場合、CPU35はステップSP9
においてスキャンサーボ方向を反転させることによりフ
ォーカシングレンズを無限位置から至近位置にまでサー
ボし直すように制御し、かかる動作を所定回数だけ繰り
返したにもかかわらず焦点が検出できなかった場合には
、撮影不能と判断してスキャンサーボ動作を終了する。
第14図のAFサーボ処理又はスキャンサーボ処理を実
行している間、CPU35はこれと同時に所定の周期で
第18図に示す第3タイマT M 3の割込サブルーチ
ンRTIを実行する。
すなわちCPU35はステップ5PIIにおいてレンズ
情報メモリ部31から駆動制御手段21にレンズ情報K
を読み取らせた後、ステップ5P12に移る。
このステップ5P12において、CPU35は像面移動
速度決定手段22によって、割込みがかかった時点にお
ける電荷蓄積時間’I”NEXTに基づいて、(1)弐
〜(4)式並びに第1図について上述したようにして、
設定許容範囲REGに入る像面移動速度Sを決定させ、
駆動制御手段21によってこの像面移動速度Sと、ステ
ップ5PIIにおいて読み取ったレンズ情報にとに従っ
て目標駆動速度V ((26)式)を演算させて対応す
る駆動出力信号SI5を駆動モータ回路25に送出する
その結果駆動モータ回路25の駆動モータ25Aが駆動
されるとCPU35はエンコーダ34において検出され
た駆動量を駆動検出信号S23として駆動制御手段21
に取り込ませる。
この実施例の場合エンコーダ34は、ボディ側伝達系2
6が単位駆動量ΔWだけ動くごとに検出パルスを発生し
て駆動検出信号Solとして送出するようになされ(第
19図(C))、かくして駆動制御手段21が駆動検出
信号S23のパルス間隔を、当該パルスの発生時点が、
第1タイマTMIに設定された目標パルス間隔時間Δt
1についての計時動作が終了して割込パルスTMISが
発生する時点より早いか否かによって測定する。
すなわち、駆動制御手段21は、次式 のように、駆動検出信号S23の1パルス分の駆動量Δ
Wを、目標駆動速度■で割った値を目標パルス間隔時間
Δt1として演算する。
このようにして求められた目標パルス間隔時間Δ1.は
、目標駆動速度Vに対応する値をもっているので、第1
9図において期間T、L、で示すように、駆動検出信号
SZ:lが目標パルス間隔時間Δt1より長い場合には
駆動モータ25Aの駆動速度が目標駆動速度Vより遅い
状態にあることを判別し得、これに対して期間T yA
sで示すように、駆動検出信号S21のパルス間隔が目
標パルス間隔時間Δt1より短い場合には、駆動モータ
25Aの駆動速度が目標駆動速度Vより速い状態にある
ことを判別し得る。
かかる判別はエンコーダ34から駆動検出信号SZ:l
のパルスが発生した後、第1タイマTMIによる目標パ
ルス間隔時間Δ1.の終了時点が次の駆動検出信号S2
3のパルスの発生時点より早いか否かを第15図の第1
タイマTMI割込サブルーチンRT2及び第16図の駆
動検出信号パルス割込サブルーチンRT3によって判定
する。
先ず実際の駆動速度が目標駆動速度Vより遅い場合((
第19図)の期間TSLWの場合)、駆動検出信号S6
のパルスが発生する前に第1タイマTMIの計時時間が
終了することにより割込パルスTMISが発生すると(
第19図(A) ) 、CPU35は第15図の第1タ
イマTMI割込サブルーチンRT2に入り、ステップ5
P15において速度制御フラグFLGsrを論理rLJ
レベルにセットすることにより実際の駆動速度が遅かっ
たので、速める必要があることを表す状態に速度制御フ
ラグFLGSPを設定した後、ステップ5PI6からメ
インルーチンに戻る。
かかる処理が終わった後駆動検出信号S23の検出パル
スが発生すると、CPU35は第16図の駆動検出信号
パルス割込サブルーチンRT3を実行する。
すなわちCPU35はステップ5P20において、現在
AFサーボモードではないことを確認した後、ステップ
5P21において第1タイマTM1に割込みが発生して
いるか否かを判断する。
ところが実際の駆動速度が目標駆動速度Vより遅い場合
には、第15図について上述したように、第1タイマT
MIについて割込みが発生しているので、 CPU35
はステップ5P21において肯定結果を得てステップ5
P22において第1タイマTMIを停止させた後、ステ
ップ5P23において第1タイマT M 1に目標パル
ス間隔時間Δ【、をセットしてステップ5P24におい
てリセットパルスTMIRを発生して(第19図の時点
to)第1タイマTMIの計時動作を開始させる。
かくしてCPU35は駆動ネ★出信号パルス割込サブル
ーチンRT3を終了し、ステップ5P25からメインル
ーチンに戻る。
このようにして、実際の駆動速度が目標駆動速度Vより
遅い期間TSLWの場合には、エンコーダ34から駆動
検出信号SZZのパルスが第19図の時点t2において
発生するより前の時点1.において、第1タイマTMI
が目標パルス間隔時間Δt、の計時動作を終了して割込
パルスTMISを発生することにより、その後時点t2
においてエンコーダ34から駆動検出信号523(第1
9図(C))のパルスが発生した時リセットパルスTM
IRによって第1タイマTMIをリセットすることによ
り、新たな目標パルス間隔時間Δt、を設定し直すこと
になる。
これに対して現在の駆動速度が目標駆動速度■より速い
期間T FASの場合には、第19図の時点t、。にお
いで第1タイマTMIがリセットパルスTMIRによっ
てリセットすることにより新たな目標パルス間隔時間Δ
t1を計時開始し始めた後、当該目標パルス間隔時間Δ
t、の計時動作が時点ttlにおいて終了する前の時点
t11においてエンコーダ34から駆動検出信号323
のパルスが発生する。この時CPU35は第16図の駆
動検出信号パルス割込サブルーチンRT3に入ってステ
ップ5P20においてAFサーボ動作モードではないこ
とを確認した後ステップ5P21の判断をする。
ところがこの場合には、第1タイマTMIについて第1
5図の割込みが発生していないので、CPU35はステ
ップ5P26に移って速度制御フラグFLGspを論理
rHJレベルに立ち上げた後(第19図(D)) 、第
1タイマTMIをリセットさせてあらたな計時動作を開
始させる(第19図(B))。
このようにして現在の駆動速度が目標駆動速度Vより速
い場合には、第1タイマTMIの割込みを発生させない
状態で速度制御フラグFLGspを論理rHJレベルに
維持させる。
第2タイマTM2は駆動出力信号S1.(第19図(G
))の立上りデユーティ期間Δ1H及び立下りデユーテ
ィ期間ΔtLを、順次交互に計時するように、第17図
に示す第2タイマTM2割込サブルーチンRT4を実行
する。その際に、第15図及び第16図について上述し
たタイマTMI割込サブルーチンRT2及び駆動検出信
号パルス割込サブルーチンRT3によって設定される速
度制御フラグFLGspの論理レベルrLJ又は「H」
に基づいて現在の駆動速度を増速制御又は減速制御する
ように、CPU35が駆動制御手段21を動作させる。
この実施例の場合第2タイマTM2は、第1タイマTM
1及び第3タイマTM3とは非同期で計時動作し、計時
動作が終了した時第2タイマTM2から発生される割込
パルスTM2S(第19図(E))によって第17図の
第2タイマTM2割込サプル゛−チンRT4に入り、先
ずステップ5P31において駆動出力信号srsが論理
rHJであるか否かの判断をする。
ここで肯定結果が得られると、このことは現在駆動出力
信号SI5が立上りデユーティ区間ΔtHの状態にある
ことを意味し、この時CPU35はステップ5P32に
移って駆動制御手段21から送出される駆動出力信号S
15を論理「L」レベルにセットした後、続くステップ
5P33において第2タイマTM2を一旦停止させる。
これと共に、ステップ5P34において当該第2タイマ
TM2の立下りデユーティ期間ΔtLとして次式6式%
(28) のように、モータ駆動周期Δt2から現在の駆動サイク
ルにおける立下りデユーティ期間ΔtLの値を演算し、
当該演算結果を第2タイマTM2にセットしてステップ
5P35に移って当該第2タイマTM2の計時動作を開
始させる。
かくしてCPU35は第2タイマTM2割込サブルーチ
ンを終了してステップ5P36からメインルーチンに戻
る。
その結果駆動制御手段21は駆動モータ回路25に論理
rLJレベルの駆動出力信号SI5を送出しく第19図
(G))、この状態を第2タイマTM2に次のタイマ割
込みが発生するまで維持し、これにより立下りデユーテ
ィ期間Δt、の開駆動モータ25Aを非駆動状態にする
この状態において、やがて第2タイマTM2の計時動作
が終了すると、第2タイマTM2から再度割込パルスT
M2Sが発生することにより(第19図(E))、CP
U35は再度第17図の第2タイマTM2割込サブルー
チンRT4に入る。
この時駆動出力信号SI5は論理「L」レベルにあるの
で、CPU35はステップ5P31において否定結果を
得ることによりステップ5P37に移り、駆動制御手段
21から送出される駆動出力信号S + sを論理r 
HJレベルにセットした後、ステップ5P38において
速度制御プラグFLG、、が論理rHJレベルにあるか
否かの判断をする。
ここで肯定結果が得られると、このことは現在の駆動速
度が基準駆動速度より遅い状態にあることを表しており
、この時CPU35はステップ5P39に移って立上り
デユーティ期間ΔtHに刻み時間Δt、を加算し、次の
ステップ5P40において当該加算結果がモータ駆動周
期Δt2より大きいか否かの判断をする。
ここで肯定結果が得られると、このことは立上りデユー
ティ期間Δ1Hがモータ駆動周期Δt2より長くなった
ことを意味し、この時CPU35はステップ5P41に
移って立上りデユーティ期間ΔtHとしてモータ駆動周
期Δt2を設定する。
この実施例の場合モータ駆動周期Δt2は所定の固定値
に設定されており、従って立上りデユーティ期間ΔtH
がモータ駆動周期Δt2より大きくなることができない
ようになれている。
かかる処理を実行した後、CPU35はステップ5P4
2に移って第2タイマTM2を停止させ、続くステップ
゛5P43において当該第2タイマTM2に立上りデユ
ーティ期間ΔtHをセットし、続くステップ5P44に
おいて第2タイマTM2の計時動作を開始させた後、ス
テップ5P45からメインルーチンに戻る。
これに対してステップ5P40において否定結果が得ら
れたとき、このことはステップ5P39における加算結
果がモータ駆動周期Δt2以内の値として許容されるこ
とを意味しており、この時CPIJ35はステップ5P
41をジャンプしてステップ5P42に移り、かくして
現在の駆動速度を刻み時間Δt、に相当する分だけ増速
するように駆動モータ25Aを制御する状態になる。
ところが上述のステップ5P38において否定結果が得
られると、このことは現在の駆動速度が目標駆動速度■
より速いことを意味する。
この時CPU35はステップ5P46に移って、次式 %式%(29) のように、立上りデユーティ期間ΔtHから刻み時間Δ
t、を減算するような演算を実行し、続くステップ5P
47において当該減算結果が0より小さくなるか否かの
判断をする。
このステップSP47において肯定結果が得られると、
このことはモータ駆動周期Δ1zの全区間が立下りデユ
ーティ期間Δt、になっている状態にあることを表して
いる。このときCPU35はステップ5P48において
立上りデユーティ期間Δ1NとしてOを設定して上述の
ステップ5P42に移る。
これに対してステップ5P47において否定結果が得ら
れると、このことは上述のステップ5P46における演
算結果が実行可能な値であることを意味しており、この
ときCPU35はステップ5P48をジャンプしてステ
ップ5P42に移る。
この結果CPU35は駆動モータ回路25を刻み時間Δ
t、たけ減速して駆動する状態になる。
このようにしてCPU35は第2タイマTM2が立上り
デユーティ期間Δto  (又は立下りデユーティ期間
ΔtL)にある状態において第2タイマTM2の計時時
間が終了するごとに駆動出力信号SISの論理レベルを
反転させることにより、立下りデユーティ期間ΔtL 
(又は立上りデューテイ期間Δto)に切り換わるよう
に駆動モータ25Aを制御すると共に、速度制御フラグ
FLGspに基づいて現在の駆動速度が目標駆動速度V
より遅い時(又は速い時)これを増速(又は減速)させ
るような立上りデユーティ期間ΔtHを設定し直すこと
により、結局現在の駆動速度を目標駆動速度Vに一致さ
せるように駆動モータ25Aを速度制御させる。
上述の構成によれば、CPU35は、(22)式及び(
23)式について上述したように、最小相関量C(x、
、)及び相関量偏差Eとして第1図の設定許容範囲RE
Gに入る撮影条件にあることを確認し、当該確認結果に
基づいて(26)式について上述したような目標駆動速
度Vを設定すると共に、当該目標駆動速度Vと一致する
ように駆動モータ25Aを駆動制御するようにしたこと
により、結局撮影光学系14に含まれているフォーカシ
ングレンズを駆動制御することにより、像面が合焦点に
到達したことを実用上十分な精度で検出し得る自動焦点
調節装置を実現することができる。
〔3〕第2の実施例 第20図は本発明の第2の実施例を示すもので、第4図
との対応部分に同一符号を付して示すように、第4図に
おいてはカメラボディ部11内に設けられていた駆動制
御手段21、像面移動速度決定手段22、駆動モータ回
路25、エンコーダ34を交換レンズ部13側に設ける
ことにより、各種の交換レンズ部13に対してカメラボ
ディ部11の構成を共通化すると共に、交換レンズ部1
3における自動焦点調節制御を各交換レンズ部13ごと
に最適化できるようにしたものである。
この実施例の場合焦点検出手段19から送出されるデフ
ォーカス信号St、焦点検出可/不可信号S3、電荷蓄
積時間情報DT3、DT4を信号ラインL1、カメラボ
ディ部側接点41、交換レンズ部側接点42を順次介し
て交換レンズ部側信号ラインL2に接続することにより
、焦点検出手段19及び駆動制御手段21、像面移動速
度決定手段22間の信号及びデータの受は渡しをするよ
うになされている。
この場合カメラボディ部11側の構成部分、すなわちオ
ートフォーカスモジュール18、無点検 □山手段19
、イメージセンサ制御手段20はカメラボディ部側CP
U43によって第21図に示すカメラボディ部側メイン
プログラムRTIOによってバス44を通じて制御され
る。
これに対して交換レンズ部13側の構成部分、すなわち
駆動制御手段21、像面移動速度検出手段22、駆動モ
ータ回路25、レンズ情報メモリ部31、エンコーダ3
4は、交換レンズ部側CPU45によって、第1、第2
、第3タイマTMI、TM2、TM3からの割込情報を
用いながらバス46を通じて第22図の交換レンズ部側
メインプログラムRT11、第23図のボディ割込プロ
グラムRT12、第24図の自動焦点調節プログラムR
T13、第25図のスキャンプログラムRT14、第2
6図の駆動検出信号パルス割込プログラムRT15、第
27図のタイマTMI割込プログラムRT16、第28
図のタイマTM2割込プログラムRT17、第29図の
タイマTM3割込プログラムRT18によって制御する
この実施例の場合、レンズ情報メモリ部31には、次式 で定義されるレンズ情報に2が格納されている。
ここでΔUは各交換レンズ部13に設けられているエン
コーダ34が、駆動モータ回路25が交換レンズ側伝達
系50を駆動する際の駆動量の単位であり、ΔPはこの
単位駆動量ΔU当たりの像面移動量である。
かかるレンズ情報に2として、例えばエンコーダ34が
像面移動量10〔μm〕に対して1パルスを発生するよ
うになされた交換レンズ部13において、レンズ情報に
2はに2=10Cμm/パルス〕に選定される。ここで
レンズ情報に2がズーミング位置、フォーカシング位置
などによって異なる場合には、レンズ情報メモリ部31
をモニタして当該ズーミング位置、フォーカシング位置
を常に適正なレンズ情報に2に変化させるようになされ
ている。
この実施例の場合、焦点検出手段19のデフォーカス演
算回路19C(第6図)が焦点検出手段態にあることを
検出し、これにより第1の実施例について(10)弐〜
(25)式について上述したと同様にして駆動モータ回
路25における目標駆動量Qが次式 で示すように、焦点検出手段19のデフォーカス演算回
路19Cによって演算されるデフォーカス4Jd及びそ
の符号(デフォーカス方向を表す)によって駆動制御手
段21において演算される。
これに対して焦点検出手段19のデフォーカス演算回路
19Cが焦点検出不可状態にあることを検出したときに
は、第1の実施例について上述したと同様にして(1)
弐〜(4)式の条件を満足する像面移動速度Sに基づい
てCPU45が駆動制御手段21において次式 %式%(33) によって目標駆動速度■を演算させ、(27)弐〜(3
0)式について上述したと同様にして次式■ によって目標パルス間隔時間Δt、を演算して駆動モー
タ回路25を介して撮影光学系14のフォーカシングレ
ンズの像面移動速度を制御する。
すなわちカメラボディ部側CPU43は、カメラボディ
部側メインプログラムRTIOに入ると、ステップ5P
101.5P102.5P103において、第14図の
ステップSPI、SF3、S23について上述したと全
く同様にして焦点検出手段19 (第6図)の蓄積時間
制御回路19Dにおいて電荷蓄積時間の制御をすると共
に、アナコグ/ディジタル変換回路19Aを通じてメモ
リ19Bに対して被写体検出データDTOを格納し、こ
の被写体検出データを用いてデフォーカス演算回路19
Cにおいて焦点の検出演算を実行する。
その後CPU43は、ステップ5P104において焦点
検出手段19から焦点検出可/不可情報を表す焦点検出
可/不可信号S3、電荷蓄積時間TNoX7を表す電荷
蓄積時間情報DT3、DT4、デフォーカス[d及びデ
フォーカス方向を表すデフォーカス信号S2を交換レン
ズ部13の駆動制御手段21及び像面移動速度決定手段
22に伝送する。
かくしてカメラボディ部11に装着されている交換レン
ズ部13に対して、現在の撮影条件の下に自動焦点調節
制御をするために必要なデータを、カメラボディ部11
側において焦点検出手段19に保持すると共に、交換レ
ンズ部13側において駆動制御手段21、像面移動速度
決定手段22においてそれぞれ保持させた状態が得られ
る。
この状態においてカメラボディ部側CPU43はステッ
プ5P105に移って焦点検出の可又は不可の判断をし
、肯定結果が得られたときには直ちに上述のステップ5
PIOIに戻って次の電荷蓄積サイクルの動作を開始さ
せる。
これに対してステップ5P105において否定結果が得
られると、カメラボディ部側CPU43はステップ5P
106に移って、交換レンズ部13側において自動調節
サーボ動作を終了するのを待ち受ける状態になり、当該
自動調節動作が終了したときステップ5P106におい
て肯定結果が得られることにより上述のステップ5PI
OIに戻る。
これに対して交換レンズ部側CPU45は、第22図の
交換レンズ部側メインプログラムRT11に入ると、ス
テップ5PIIOにおいてカメラボディ部側CPU43
又は、交換レンズ部13に設けられたタイマTMI〜T
 M 3から割込みがかかるのを待ち受ける状態になる
カメラボディ部側CPU43は、カメラボディ部側メイ
ンプログラムRTIOのステップSPI04において交
換レンズ部側CPU45に対してボディ割込みをかける
。このとき交換レンズ部側CPU45はボディ割込プロ
グラムRT12(第23図)に入り、上述のステップ5
P104 (第21図)においてカメラボディ部側CP
U43が焦点検出手段19から送出する焦点検出可/不
可情報、電荷蓄積時間TNEXT、デフォーカス量d、
デフォーカス方向の情報をステップ5PIIIにおいて
読み取って駆動制御手段21及び像面移動速度決定手段
22に入力する。
続いて交換レンズ部側CPU45はステップ5P112
において焦点検出不能状態であるか否かを判断し、否定
結果が得られたときステップ5P113に移って自動焦
点調節プログラムRT13(第24図)ヘジャンプする
自動焦点調節プログラムRT13に入ると、交換レンズ
部側CPU45はステップ5P120において駆動制御
手段21から駆動モータ回路25に対して(32)式に
ついて上述した目標駆動量Qを演算して駆動出力信号S
I5を駆動モータ回路25に送出してフォーカシングレ
ンズ駆動部30を介して撮影光学系14を自動焦点調節
制御状態にセットした後、ステップ5P121において
当該自動焦点調節サーボが終了するのを待ち受ける。
やがて自動焦点調節動作が終了すると、これを駆動制御
手段21がエンコーダ34の駆動検出信号S23に基づ
いて判断してサーボ終了信号S4を発生する。このとき
交換レンズ部側CPU45はステップ5P122に移っ
てこのサーボ終了信号S4をカメラボディ部11例の焦
点検出手段19に伝送させた後ステップ5P123にお
いて割込み待受は状態に戻る。
このようにしてカメラボディ部側メインプログラムRT
IOにおいてカメラボディ部側CPU43が受光素子ア
レイ18FA及び18FBについて1回の電荷蓄積時間
についての処理サイクルに基づく自動処理調節処理を終
了する。
この処理はカメラボディ部側CPU43がステップ5P
IOI  (第21図)に戻るごとに処理の検出が可能
であることを条件として繰り返し実行される。
これに対してボディ割込プログラムRT12(第23図
)のステップ5P112において肯定結果が得られると
、このことは焦点を検出し得ないような撮影条件にある
ことを意味している。このとき交換レンズ部側CPU4
5はステップ5P114に移ってスキャン動作中である
か否かの判断をし、否定結果が得られたときステップ5
PII5に移ってスキャンプログラムRT14(第25
図)にジャンプする。
このスキャンプログラムRT14に入ると、交換レンズ
部側CPU45はステップ5P130.5P131.5
P132を順次実行することにより、第1の実施例につ
いてステップSP7、SF3、Se2 (第14図)に
おいて実行された処理と全く同様にして、 次回の電荷
蓄積処理サイクルにおける立上りデユーティ期間ΔtH
を設定した後、速度制御フラグFLGSP及び駆動出力
信号SISに対して論理rHJレベルのデータをセット
し、その後タイマTMI及びTM2に対してそれぞれ目
標パルス間隔時間Δt1及び立上りデユーティ期間Δ1
.を設定し、その後駆動モータ回路25をスキャンサー
ボ動作させ、その後ステップ5P133において次の割
込みを待ち受ける状態に移る。
このとき駆動モータ回路25はフォーカシングレンズ駆
動部30を介して撮影光学系14のフォーカシングレン
ズを(33)式について上述した目標駆動速度■でスキ
ャン駆動させる。
このときの目標駆動速度Vの演算は、撮影条件が第1図
の設定許容範囲REG内に入っていることにより、受光
素子アレイ18FA及び18FBには実用上十分なコン
トラストをもった被写体像検出信号SIA及び5i11
が得られるような電荷蓄積時間が制御される。
ここで被写体が暗いために電荷蓄積時間Tとして長い時
間が設定され、これにより像面移動速度Sとして極端に
遅い速度が設定されたとき、カメラボディ部側メインプ
ログラムRTIO(第21図)において次の電荷蓄積処
理サイクルに入ることによりステップ5P104におい
て交換レンズ部側CPU45に割込みがかけられて再度
ボディ割込プログラムRT12の処理が実行されると、
交換レンズ部側CPU45が現在スキャン動作中である
ので、ステップ5P114において肯定結果を得ること
により、交換レンズ部側CPU45はステップ5P11
6からメインプログラムRT10に戻る。
かくしてスキャン動作中において割込みがかかった場合
、交換レンズ部側CPU45は当該スキャン動作が終了
するまでタイマTMI及びTM2にセットされた目標パ
ルス間隔時間Δt1及び立上りデユーティ期間Δ1Mで
フォーカシングレンズをスキャン駆動して行く。
このスキャンサーボは、第19図について上述したと全
く同様にして、エンコーダ34から送出される駆動検出
信号St3のパルスの発生が早いか、又は第1タイマT
M1における時間Δ1.の計時動作の終了が早いかに応
じて、駆動検出信号St3のパルスの発生が早い場合に
は、第16図において上述した駆動検出信号パルス割込
プログラムRT3と全く同様の駆動検出信号パルス割込
プログラムRT15(第26図)の処理を実行する。
なお、第26図において、第16図のステップと対応す
るステップに同一符号に添字Xを付して示す。
これに対して第1タイマTMIの計時動作が先に終了す
れば、このことは現在の駆動速度が目標駆動速度より遅
いことを意味し、このとき第1の実施例において実行さ
れたタイマTMI割込プログラム(第15図)と全く同
様のタイマTMI割込プログラムRT16(第27図)
を実行する。
なお、第27図において、第15図のステップと対応す
るステップに同一符号に添字Xを付して示す。
また第2タイマTM2が計時動作を終了すると、第1の
実施例におけるタイマTM2割込プログラムRT4 (
第17図)と全(同様のタイマTM2割込プログラムR
T17(第28図)を交換レンズ部側CPU43が実行
することにより、第19図について上述したと同様にし
て、駆動モータ回路25に対する駆動出力信号SI5の
立上りデユーティ期間Δ1H及び立下りデユーティ期間
ΔtLの切換動作を実行し、かくしてフォーカシングレ
ンズ駆動部30を介して撮影光学系14のフォーカシン
グレンズを目標駆動速度■で駆動する。
なお、第28図において、第17図のステップと対応す
るステップに同一符号に添字Xを付して示す。
この実施例の場合、目標パルス間隔時間Δt。
の演算は、交換レンズ部13側に設けられた第3タイマ
TM3が所定の時間間隔で計時動作を終了したとき、交
換レンズ部側CPU45が、第1の実施例において実行
されたタイマTM3割込プログラムRTI(第18図)
と同様にしてタイマTM3割込プログラムRT18(第
29図)の処理ステップ5P180〜5P182を実行
することにより、レンズ情報メモリ部31から読み取っ
たレンズ情報に2に基づいて決まる目標パルス間隔時間
Δt、((34)式)が決定される。
第2の実施例によれば、第1の実施例について上述した
と同様にして、被写体が暗いために受光素子アレイ18
FA及び18FBの電荷蓄積時間Tが長くなった状態に
おいてフォーカシングレンズをスキャン動作させる際に
、像面移動速度Sを電荷蓄積時間Tを条件として所定の
コントラストをもつ被写体像検出信号SIA及びSll
+を得ることができるような条件を満足させるように選
定できることにより、フォーカシングレンズが合焦位置
に来たとき、これを通過させることなく確実に検出する
ことができる。
これに加えて第2の実施例の場合には、フォーカシング
レンズを駆動するための構成部分をカメラボディ部11
に対して交換自在に着脱し得る交換レンズ部13上に設
けるようにしたことにより、各交換レンズの駆動系に適
合した制御を、カメラボディ部としては共通の構成を用
いながら実現し得、かくしてカメラボディ部11に対し
て楊影目的に適応した交換レンズ部を用いることができ
ることにより、カメラ全体としての機能を多機能化し得
る。
〔4〕第3の実施例 第30図は本発明の第3の実施例を示すもので、第20
図との対応部分に同一符号を付して示すように、第20
図において、像面移動速度決定手段22をカメラボディ
部11側に設けることにより、像面移動速度決定処理を
カメラボディ部側CPU43によって実行させるように
したと同様の構成を有する。
第30図の構成において、カメラボディ部側CPU43
は第31図に示すようにカメラボディ部側メインプログ
ラムRT20を実行する。
すなわちカメラボディ部側CPU43は第21図の場合
の処理ステップ5PIOI、5P102.5P103.
5P104.5P105.5PIO6と同じ処理ステッ
プ5P201.5P202.5P203.5P204.
5P205.5P206を順次実行すると同時にステッ
プ5P203及び5P204間に像面移動速度決定手段
22についての処理ステップ5P204Xを実行する。
このステップ5P204Xは次回の電荷蓄積時間TNE
XTに従って第1図について上述した設定許容範囲RE
Gの条件、すなわち(4)式に従ってこれを満足するよ
うな像面移動速度Sをカメラボディ部側CPU43が決
定した後、ステップ5P204に移る。
かくしてカメラボディ部側CPU43は、被写体が暗い
場合にも、その明るさに見合った像面移動速度Sでオー
トフォーカスモジュール18の受光素子アレイ18FA
及び18FBにおける電荷蓄積時間を制御すると共に、
交換レンズ部側CPU45に対してかかる像面移動速度
Sで像面を移動させながらスキャン動作を実行させるよ
うなデータを交換レンズ部13の駆動制御手段21に伝
送し得るようになされている。
すなわちカメラボディ部側CPU43は、第22図の場
合と同様に、第32図の交換レンズ部側メインプログラ
ムRT21のステップSP210における割込み待受は
状態にあるとき、カメラボディ部側CPU43がカメラ
ボディ部側メインプログラムRT20のステップ5P2
04において割込みをかけたとき、交換レンズ部側CP
U45が第33図のボディ割込プログラムRT22のス
テップ5P211において像面移動速度Sのデータをカ
メラボディ部11側に設けられた像面移動速度決定手段
22から駆動制御手段21に、焦点検出可/不可情報、
デフォーカス量d及びデフォーカス方向データと共に読
み取らせる。
このボディ割込プログラムRT22において交換レンズ
部側CPU45が実行するその他の処理ステップSP2
12〜5P216は、第1の実施例の場合のボディ割込
プログラムRT12(第23図)の処理ステップ5P1
12〜5P116と同様である。
かくして交換レンズ部側CPU45がボディ割込プログ
ラムRT22のステップ5P215においてスキャンプ
ログラムRT24(第35図)にジャンプしたとき、交
換レンズ部側CPU45はステップ5P230において
像面移動速度決定手段22から読み取った像面移動速度
Sを直接利用して立上りデユーティ期間Δ1.の初期値
を決定することを除いて第1の実施例のスキャンプログ
ラムRT14(第25図)の処理ステップ5PI30.
5P131.5P132.5P133に対応する処理ス
テップ5P230..5P231.5P232.5P2
33を実行する。
交換レンズ部側CPU45は、第2の実施例における駆
動検出信号パルス割込プログラムRTI5(第26図)
、タイマTMI割込プログラムRT16(第27図)、
タイマTM2割込プログラムRT17(第28図)と同
様にして、第36図の駆動検出信号パルス割込プログラ
ムRT25、第37図のタイマTMI割込プログラムR
T26、第38図のタイマTM2割込プログラムRT2
7とを実行する。
なお、第36図、第37図、第38図において、第26
図、第27図、第28図の対応ステップと同一符号に添
字をYに入れ換えて示す。
これに加えて交換レンズ部側CPU45は、第2の実施
例のタイマTM3割込プログラムRTI8 (第29図
)に対応するタイマTM3割込プログラムRT28(第
39図)の処理ステップ5P280〜5P282を実行
する。処理ステップ5P281は、カメラボディ部側に
設けられた像面移動速度決定手段22から取り込んだ像
面移動速度Sのデータを直接用いて目標パルス間隔時間
Δt、を決定するようにしたことを除いて、第2の実施
例におけるステップSP 181と同様の処理を実行す
る。
かくして第30図の第3の実施例によれば、第20図に
ついて上述した第2の実施例の場合と同様にして、被写
体が暗い場合においてもこれに適応するようにスキャン
動作を実行できると共に、種々の交換レンズ部に最適な
フォーカシング制御を実行できる。これに加えて特に像
面移動速度決定手段22をカメラボディ部側に設けたこ
とにより、カメラボディ部11のオートフォーカスモジ
ュール18に設けられている受光素子アレイ18FA及
び18FBの性能に像面移動速度決定手段22の演算処
理プログラムを適合させることができる。
因に像面移動速度決定手段22が像面移動速度Sを決定
するための条件(第1図)は、実際上イメージセンサの
特性及び焦点検出手段の処理速度等にも依存する。そこ
でオートフォーカスモジュール、焦点検出手段を内蔵す
るカメラボディ部11側に像面移動速度決定手段22を
設けるようにすれば、第1図の条件をカメラボディの種
類に応じてこれに適合するように設定することができる
またカメラボディ部11及び交換レンズ部13間には、
像面移動速度Sとして情報が受は渡されるので、パワー
フォーカスの場合の速度制御情報と共通化して情報を伝
送できる効果を得ることができる。
〔5〕第4の実施例 第40図は本発明の第4の実施例を示すもので、第1〜
第3の実施例の場合は、スキャンサーボモード時に焦点
位置を捜す際に本発明を適用するようにしたサーボ(す
なわちAFサーボ)モード時に、像面移動速度を被写体
像のコントラストをも条件として決めるようにする。
因に自動焦点調節サーボ時には、−度は被写体像を捕捉
した状態を得ることができるので、当該被写体像につい
ての情報を検出して利用することができる。第6図との
対応部分に同一符号を付して示す第40図において、焦
点検出手段19はコントラスト検出回路51を有する。
このコントラスト検出回路51は、メモリ19Bに格納
されている被写体検出データDT3+a。
D T 31 !1を受けて、次式 8式%() によって被写体像のコントラストHを求める。(35)
式においてA (i) 、B  (i)はオートフォー
カスモジュール18に設けられているイメージセンサ1
8Eから得られる一対の被写体像検出信号SIA及び5
Illのi番目のサンプリングデータを示す。
コントラスト検出回路51は(35)式で表されるコン
トラスト検出信号331を像面移動速度決定手段22に
送出し、像面移動速度決定手段22は当該コントラスト
検出信号5fflを演算条件として現在の電荷蓄積時間
Tに対する像面移動速度Sを決定する。
すなわち像面移動速度決定手段22は、第41図に示す
ように、コントラスト検出信号S31によって表される
コントラストHが標準値であるとき限界曲線に2Nで示
すように、第1図について上述したと同様にして電荷蓄
積時間Tに対する像面移動速度Sを設定許容範囲REG
に入るような値として求める。
これに対して被写体像コントラストHが標準値より大き
くなって行ったとき、第41図において符号に2N。+
、K2N、□・・・・・・で示すように、設定許容範囲
REGの領域を矢印aで示すように次第に拡大して行く
ように設定し、これとは逆に被写体像コントラストHが
標準値より小さくなって行ったとき、限界曲線に2.+
−+ 、K2N−□・・・・・・を矢印すの方向に移動
させて行くような演算を実行する。
第40図の構成によれば、被写体像コントラストHに応
じて電荷蓄積時間Tに対してとり得る像面移動速度Sの
許容範囲を変更できるようにしたことにより、焦点検出
不可状態においてフォーカシングレンズによって焦点を
スキャンサーボを実行する場合に限らず、焦点検出可状
態において自動焦点調節サーボを実行する場合において
も、盪影条件すなわち被写体像の明るさ及びコントラス
トに最適な像面移動速度で合焦点を確実に検出し得る。
因に被写体像検出信号S IA% 31Hのコントラス
トが十分大きい場合には、電荷蓄積時間の間に像面が大
きく移動したとしても、一対の被写体像検出信号S1い
5Il1間の相関を求めることができるが、コントラス
トが低い場合には、電荷蓄積時間の間に像面が少し移動
しただけでも一対の被写体像検出信号SIA及びS1m
の波形上の特徴が不鮮明になることにより、 被写体像
検出信号SIA及び5il1間の相関がとれない場合が
生ずるおそれがあるが、第40図の構成によれば、被写
体像コントラストが小さくなれば、これに応じて像面移
動速度Sを低(するようにしたことにより、自動焦点調
節サーボモード時の焦点検出動作を確実になし得る。
〔6〕第5の実施例 第42図は本発明の第5の実施例を示すもので、第6図
との対応部分に同一符号を付して示すように、メモリ1
9Bに格納されている被写体検出データDT4+a、D
T4I!+を空間周波数検出回路52に読み出して空間
周波数検出信号SI2を得、これを像面移動速度決定手
段22に供給するようになされている。
空間周波数検出回路52は、被写体検出データDT4I
A、DT4Illに基づいて例えばフーリエ変換演算を
用いて被写体像の空間周波数分布を計算し、求められた
空間周波数分布のうち最大振幅を有する空間周波数Wを
抽出し、当該抽出された空間周波数Wを表す空間周波数
検出信号S、12を得る。
像面移動速度決定手段22は、 デフォーカス演算回路
19Cから与えられる焦点検出可/不可信号S、に基づ
いて焦点検出可状態にあるとき、蓄積時間制御回路19
Dから供給される電荷蓄積時間情報DT3によって表さ
れる電荷蓄積時間TNEXTに基づいて第1図について
上述した限界曲線に1によってスキャン駆動時の像面移
動速度Sを決定し、これを像面移動速度信号324とし
て駆動制御手段21に送出する。
これに対して像面移動速度決定手段22は焦点検出不可
状態にある場合には、電荷蓄積時間情報DT3によって
表される電荷蓄積時間T’5txtと、空間周波数ネ食
出信号S3□によって表される空間周波数Wとに基づい
て、 第43図において符号に3、によって示す限界曲
線を満足するような像面移動速度Sを求める。
すなわち像面移動速度決定手段22は、空間周波数Wが
標準値にあるとき限界曲線に3Nによって制限される設
定許容範囲REGに入るような像面移動速度Sを電荷蓄
積時間Tに応じて決定する。
この状態から被写体像の空間周波数Wが低くなって行く
と像面移動速度決定手段22はこれに応じて限界曲線に
3N+1、K3N4□・・・・・・のように矢印Cで示
す方向に設定許容範囲REGを拡げて行く。これとは逆
に被写体像の空間周波数Wが高くなって行ったとき像面
移動速度決定手段22は限界曲線に3.、、K3□2・
・・・・・のように矢印dで示す方向に設定許容範囲R
EGを狭くして行くように限界条件を変更して行く。
第42図の構成によれば、被写体像の空間周波数Wが低
い場合には、イメージセンサ18Eが電荷蓄積動作をし
ている間に像面が移動したとしても、当該像面の移動に
基づいて生ずるぼけや像の流れが少ないので、像面移動
速度Sが速くても焦点を検出することができる。そこで
像面移動速度決定手段22は設定許容範囲REGを拡げ
て行く。
これに対して被写体像の空間周波数が高い場合には、イ
メージセンサ18Eが電荷蓄積動作をしている間に像面
が移動すれば、被写体像本食出信号S IA% S +
sにおいて生ずるぼけや像の流れの影響が大きくなって
行くことにより、像面移動速度Sが速いと焦点の検出が
できなくなるおそれがある。
そこで像面移動速度決定手段22はこれに応じて設定許
容範囲REGの範囲を縮小することにより、適応動作す
る。
か(して自動焦点調節装置は全体として自動焦点調節サ
ーボモードにおいて、被写体の空間周波数が変化したと
しても確実に被写体像を捕捉することができる。
〔7〕他の実施例 (1)上述の実施例においては、蓄積時間制御回路19
Dにおいて、 第7図及び(10)式、(11)式につ
いて上述したように、次回の電荷蓄積時間ToXアを、
前回の電荷蓄積時間TL、、、及び被写体検出データの
最大値11(AXに基づいて求めるようにした場合につ
いて述べたが、次回の電荷蓄積時間T MIXアを次式 のように、被写体検出データの平均値IAVに基づいて
求めるようにしても良い。
ここで平均値IAVは第44図に示すように、受光素子
の位置P、 、P、・・・・・・Plに対応して被写体
像検出信号S IA% S lyrから得られるサンプ
リングデータ(A I  (1) 、A 1  (2)
 −=A 1  (n))、(B 1  (1) 、B
 l  (2) =”B 1  (n))の平均値IA
Vは、被写体像の輝度に対応していると考えることがで
きるので、平均値tAvによって次回の電荷蓄積時間T
s!xアを決めれば、この電荷蓄積時間’I”Ml!1
1を被写体の明るさの変化に応じて変化させることがで
き、かくして被写体像検出信号SIA及びSll+とし
てデータ処理に適した信号レベルのものを得ることがで
きる。
(2)上述の実施例においては、スキャンサーボ時のフ
ォーカシングレンズの駆動方向を、交換レンズ部13に
よらず一定方向にしたが、これに代えフォーカシングレ
ンズのスキャン方向を交換レンズ部13ごとに変更する
ようにしても良い。
この場合レンズ情報メモリ部31はレンズ情報Kに加え
てスキャン方向情報を格納し、必要に応じて駆動制御手
段21によって読み出すことができるようになされてい
る。
さらにこれに加えてレンズ情報メモリ部31にズーミン
グ位置、フォーカシング位置に応じてスキャン方向を変
更し得るようなスキャン方向情報を格納するようにして
おき、これにより邊影光学系14のズーミング位置やフ
ォーカシング位置に応じてスキャン方向を切り換えるよ
うにしても良い。
(3)上述の実施例においてはスキャンサーボの駆動方
向を予め決めておくようにしたが、これに代え焦点検出
手段19において焦点検出演算をした際に求めることが
できる相関量C(L)に基づいて駆動方向を決めるよう
にしても良い。
例えば第8図及び第9図について上述したように、最小
相関量C(x、)を求める際に、横ずれ量x1を求める
7ことができるので、当該機ずれ量X、の符号に従って
スキャン駆動方向を決定するようにする。
このようにすれば、横ずれしている方向に応じて当該機
ずれ量を小さくする方向に像面をスキャンさせることが
できることにより、焦点の検出を一段と速めることがで
きる。
この場合第10図(B)について上述したように相関量
C(L)に極小値がなく、従って3点内挿法によって横
ずれIxmを求めることができない場合には、最大シフ
ト量LMAX  (第1O図(B)の場合し、4AX 
=±5)における2つの相関量(第10図(B)の場合
相関tc (−5)及びC(+5))の大小を比較し、
相関量の小さい方のシフト量の符号(例えば第10図(
B)において図示した例の場合正方向)に従ってスキャ
ン駆動方向を決定するようにすれば良い。
(4)上述の実施例においては、駆動モータ回路25の
駆動モータ25Aの駆動量を検出するにつき、単位駆動
量だけ移動したときエンコーダ34において検出パルス
を発生し、当該検出パルスを駆動検出信号523(第1
9図(C))として送出するようにした場合について述
べたが、駆動検出信号S23としてはこれに限らず所定
の時間の間の駆動量を表す信号を送出するようにしても
上述の場合と同様の効果を得ることができる。
(5)上述の実施例においては本発明を一眼レフ交換レ
ンズカメラシステムに適用した場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、その他のカメラシステム、例え
ばレンズとカメラボディとが一体化したカメラシステム
や、レンズ部内部にだけ自動焦点調節機能をもったよう
なカメラシステムにも同じように適用し得る。
(6)上述の実施例においては、自動焦点調節サーボを
実行している間はイメージセンサの電荷蓄積動作をさせ
ないように、自動焦点調節サーボの終了を待ち受けるよ
うな処理ステップSP6 (第14図)、5P106(
第21図)、5P206(第31図)を設けたが、これ
に代え、自動焦点調節サーボ動作中にこれと同時に電荷
蓄積動作を実行するように構成しても、上述の場合と同
様の効果を得ることができる。
ところがこのようにした場合には、自動焦点調節サーボ
中に、イメージセンサ8Eの電荷蓄積動作が実行される
ことにより、スキャンサーボについて上述したと同様の
問題が生ずる。
すなわち、イメージセンサ8Eの電荷蓄積時間が長い場
合には、自動焦点調節サーボによって像面が移動する際
に、その像面移動速度が速すぎるために焦点検出に適し
た被写体像検出信号が得られなくなる結果が生ずる。
このような場合には、自動焦点BN節サすボモード時に
おけるフォーカシングレンズの駆動制御を、第1図につ
いて上述した限界曲線に1による制限条件を満足させる
ように像面移動速度Sを制御するようにすれば良い。
(7)第40図の第4の実施例において、被写体像コン
トラストHを(35)式の関係を用いて演算するように
した場合について述べたが、被写体像コントラストの求
め方はこれに限らず、他の手法を用いても良い。
例えばデフォーカス演算回路19Cにおいて(19)式
を用いて相関量偏差Eを求めたとき、当該相関量偏差E
の値は第9図、から相関iic (L)の落込みの度合
を示していることが分かる。
ところがこの相関量偏差Eは、コントラストHと強い比
例関係があるので、この相関量偏差Eを(35)式の被
写体像コントラストHの代わりに用いることができる。
このようにすれば、相関量偏差Eはデフォーカス演算回
路19Cのデフォーカス演算の途中で必ず求めることが
できるので、コントラスト検出専用の検出手段を別途設
ける必要をなくし得、この分合体としての構成を簡易化
し得る。
(8)第40図及び第42図の実施例の場合には、それ
ぞれコントラスト検出回路51及び空間周波数検出回路
52から得られるコントラスト検出信号Sol及び空間
周波数検出信号SZZに基づいて像面移動速度決定手段
22において像面移動速度信号S24を得るように構成
したが、像面移動速度決定手段22として、コントラス
ト検出信号Sll及び空間周波数検出信号SI2を同時
に受けて、コントラストH及び空間周波数Wについての
第41図及び第43図の制限条件を同時に満足するよう
な像面移動速度信号Szaを得るようにしても良い。
(9)上述の実施例においては、焦点検出手段19に設
けられている蓄積時間制御回路19Dとして、メモリ1
9Bに取り込まれた被写体検出データDTOに基づいて
電荷蓄積時間を決めるようにした場合について述べたが
、電荷蓄積時間の演算方法としてはその他の手法を用い
ても良い。
例えばイメージセンサ18Eの受光素子アレイ18FA
及び18FB(第5図)の近傍にモニタ素子を設け、そ
のモニタ出力が所定のレベルになったとき電荷蓄積動作
を終了させるようにしても良い。
また例えば受光素子アレイ18FA及び18FBの受光
素子に蓄積された電荷量を非破壊的に読み出してその電
荷量が所定の値に達したとき電荷蓄積動作を終了させる
ような手法を用いても良い。
このようにすれば、電荷蓄積時間として受光素子アレイ
18FA及び18FBが電荷の蓄積を開始してから終了
するまでの時間を直接的に測定できることになる。
QOI  例えばデフォーカス演算手段19Cの演算時
間が長い場合や、その他の処理に要する処理時間が長い
ために、イメージセンサ18Eの受光素子アレイ18F
A及び18FB(第5図)の電荷蓄積動作の開始時点か
ら次回の電荷蓄積動作の開始時点までの時間(これを自
動焦点調節サイクルタイムと呼ぶ)が、正味の電荷蓄積
時間と比較して極端に大きい場合には、当該正味の電荷
蓄積時間とその他の処理時間との和を、第1図、第41
図、第43図の電荷蓄積時間におき代えて像面移動速度
Sを求めるようにしても上述の場合と同様の効果を得る
ことができる。
〔発明の効果〕
上述のように本発明によれば、電荷蓄積型受光素子にお
ける電荷蓄積時間に応じて、撮影光学系によって形成さ
れる像面の像面移動速度を所定の設定許容範囲に制限す
るようにしたことにより、被写体像の輝度が極端に変化
したような場合にも、確実に焦点位置の検出をなし得る
自動焦点調節装置を容易に実現し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自動焦点調節装置の動作原理を示
す曲線図、第2図は撮影光学系による像面の移動の説明
に供する路線図、第3図はイメージセンサの受光素子か
ら得られる被写体像検出信号の説明に供する信号波形図
、第4図は本発明による自動焦点調節装置の一実施例を
示す系統図、第5図は第4図のオートフォーカスモジュ
ール18の光学的詳細構成を示す斜視図、第6図は第4
図の焦点検出手段19の詳細構成を示すブロック図、第
7図は第6図のメモリ19Bに取り込まれるデータを示
す曲線図、第8図〜第10図は第6図のデフォーカス演
算回路19Cの動作の説明に供する曲線図、第11図は
第4図の駆動モータ回路25の詳細構成を示す電気的接
続図、第12図は駆動出力信号と駆動モータ回路25の
動作モードとの関係を表す図表、第13図は第11図の
動作の説明に供する信号波形図、第14図〜第18図は
第4図のCPUによる処理プログラムの説明に供するフ
ローチャート、第19図は第4図の駆動制御系の動作の
説明に供する信号波形図、第20図は本発明による自動
焦点調節装置の第2の実施例を示すブロック図、第21
図〜第29図はそのカメラボディ部側CPU43及び交
換レンズ部側CPU45の処理プログラムの説明に供す
るフローチャート、第30図は本発明の第3の実施例を
示すブロック図、第31図〜第39図はそのカメラボデ
ィ部側CPU43及び交換レンズ部側CPU45の処理
プログラムの説明に供するフローチャート、第40図は
本発明の第4の実施例を示すブロック図、第41図はそ
の像面移動速度決定手段22の動作の説明に供する曲線
図、第42図は本発明の第5の実施例を示すブロック図
、第43図は第42図の像面移動速度決定手段22の動
作の説明に供する曲線図、第44図は被写体検出データ
の平均値の説明に供する曲線図、第45図は自動焦点調
節装置の概要を示す路線的ブロック図、第46図はその
像面移動動作の説明に供する曲線図、第47図は各種の
交換レンズにおける像面移動速度特性を示す曲線図であ
る。 11・・・・・・カメラボディ部、12・・・・・・マ
ウント部、13・・・・・・交換レンズ部、18・・・
・・・オートフォーカスモジュール、19・・・・・・
焦点検出手段、20・・・・・・イメージセンサ制御手
段、21・・・・・・駆動制御手段、22・・・・・・
像面移動速度決定手段、25・・・・・・駆動モータ回
路、30・・・・・・フォーカシングレンズ駆動部、3
1・・・・・・レンズ情報メモリ部、34・・・・・・
エンコーダ、18E・・・・・・イメージセンサ、18
FA、18FB・・・・・・受光素子アレイ、19B・
・・・・・メモリ、19C・・・・・・デフォーカス演
算回路、19D・・・・・・蓄積時間制御回路、43・
・・・・・カメラボディ部側CPU、45・・・・・・
交換レンズ部側CPU、51・・・・・・コントラスト
検出回路、52・・・・・・空間周波数検出回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)撮影光学系と、 (b)上記撮影光学系を通過する光束によつて形成され
    た被写体像を光電変換する電荷蓄積型受光素子を有する
    イメージセンサと、 (c)上記イメージセンサの電荷蓄積動作を制御するこ
    とにより上記イメージセンサから送出される被写体像検
    出信号の信号レベルを所定のレベルになるように制御す
    る蓄積時間制御手段と、 (d)上記被写体像検出信号を演算して上記撮影光学系
    の焦点調節状態を表すデフオーカス情報を得るデフオー
    カス演算手段と、 (e)上記撮影光学系を光軸方向に駆動する撮影光学系
    駆動手段と、 (f)上記撮影光学系駆動手段の駆動量と、上記撮影光
    学系の駆動に伴う像面の移動量との間の関係を表す像面
    移動量情報を出力するレンズ情報手段と、 (g)上記デフオーカス演算手段から得られたデフオー
    カス情報及び上記レンズ情報手段から出力された像面移
    動量情報に基づいて上記撮影光学系駆動手段の駆動方向
    及び駆動量を制御する駆動制御手段と を有する自動焦点調節装置において、 (h)上記イメージセンサの電荷蓄積型受光素子が電荷
    蓄積動作をしている間に上記像面が移動することにより
    上記被写体像検出信号に生ずる劣化の度合が所定の許容
    範囲に入るように、上記像面の像面移動速度を、上記イ
    メージセンサの電荷蓄積型受光素子の電荷蓄積時間に応
    じて決定する像面移動速度決定手段 を具え、上記駆動制御手段は上記像面移動速度決定手段
    によつて決定された上記像面移動速度及び上記レンズ情
    報手段から、与えられる像面移動量情報に応じて上記撮
    影光学系駆動手段の駆動速度を制御することにより、上
    記像面が上記像面移動速度決定手段によつて決定された
    上記像面移動速度で移動するように制御するようにした ことを特徴とする自動焦点調節装置。
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