JPH01237578A - 液体現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複写機およびプリンタ等で用いられる静電像
の現像装置に関し、特に、液体現像剤を用いる現像装置
に関する。

〔従来の技術〕

従来、複写機およびプリンタ等で用いられる電子写真、
静電記録、およびイオノグラフィ等の記録プロセスでは
、基本的に潜像担体上に形成された静電潜像を着色物で
顕像化することにより、記録物を得ている。

静電潜像の作り方は、−様帯電した光導電性体に露光す
る方法や、多針電極またはイオン放出ゲートにより誘電
体上に潜像を形成する方法等各種の方法が提案されてい
る。また、潜像担体がそのまま最終記録媒体であるもの
や、潜像担体から記録媒体へ顕像化されたパタンを転写
するもの等いろいろなタイプのものがある。しかしなが
ら、静電潜像を着色物で顕像化するいわゆる現像プロセ
スは、これらの記録方式に共通である。

現像方法には、大きく分けて、着色物として粉体トナー
を用いる乾式現像法と、液体トナーを用いる湿式現像法
とがある。乾式現像法では、磁気力によってトナーを現
像域まで搬送する磁気ブラシ現像法が現在広く用いられ
ている現像法である。

しかしながら、着色材として粉体のトナーを用いるため
に、トナーの粉煙が発生し易く装置内外を汚損するとい
った問題がある。さらに、粉体トナー像を記録媒体に固
着せしめるために、熱や圧力を加える定着プロセスが不
可欠であるといった欠点もある。一方、湿式現像法にお
いては、高抵抗性の有機液体中に着色粒子を分散させた
液体現像剤に潜像媒体を浸し、着色粒子の電気泳動によ
り潜像を現像する方法が一般的であるが、本来現像され
て欲しくない背景部に着色粒子が付着して地汚れとなっ
たり、分散媒の有機液体を乾燥させる必要があるため、
装置周囲の有機液体蒸気の濃度が高くなるといった問題
があった。

膜を潜像担体と接触しないように接近させることにより
、静電潜像を現像する方法が提案されている。第４図に
この方法による記録プロセスの構成例を、第５図（ａ）
〜（ｃ）に現像プロセスの様子を示す。この方法では、
液体トナーの薄膜が潜像担体に接近すると、静電界によ
ってトナー薄膜から潜像担体に向かってトナーの突起部
が成長し、潜像部のみにトナーが接触して付着するため
に、地汚れがなく余分な分散媒付着もない現像が行われ
る。更に、液体トナーとしては水性のものが使用できる
ため、液体トナーの乾燥に際して好ましくない有機溶媒
蒸気の発生も起こらない。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、この方法では、トナー薄膜から成長する
突起部は担体上の静電像とトナー層薄膜の自由表面上の
微小な揺ぎによる凸部との間の電界集中部に発生するた
め、−様なベタ黒領域では突起部の発生が偏ってしまい
、均一なベタ黒現像ができず、抜けが発生したりする問
題があった（第５図（ａ）、　（ｂ）、　（ｃ）左側部
分に示す）。また−炭窒起部ができ始めると、その部分
にますます電界が集中する作用があるため、近接した静
電潜像に対してはそれぞれの潜像部に対して複数の突起
部が個別に形成されずに、たまたま最初に形成された一
つの突起部だけが成長して潜像に到達する。

このため細かい潜像の再現ができずに、潰れてしまうと
いった問題があった（第５図（ａ）、　（ｂ）。

（ｃ）右側部分に示す）。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、液体トナーを現像領域に搬送する担体が複数
の貫通孔を有し、かつ現像領域で該担体によって搬送さ
れた液体トナーに接触し、該担体とくさび状ギャップを
形成する支持体を有することを特徴とする。好ましくは
、該担体の裏面及び貫通孔の内壁は液体トナーに濡れ易
い性質を持ち、該担体の表面は液体トナーに濡れにくい
性質を有することを特徴とする。

〔作用〕

本発明によれば、液体トナーを現像領域に搬送する担体
（以後トナー搬送担体と言う）は、液体トナーを供給さ
れた後、現像領域へ導かれ裏面で支持体と接触するが、
その際トナー担体と共に現像領域へ搬送された液体トナ
ーは、トナー搬送担体と支持体とで形成させるくさび状
ギャップに引き込まれてスクイズされ、圧力を発生する
。このため、液体トナーは貫通孔開口部から表面側に凸
部を形成して流れ出る。特に、トナー搬送担体の表面が
液体トナーによって濡れない性質を持ち、裏面及び貫通
孔内壁が液体トナーに濡れる性質を備えている場合には
、液体トナーはトナー搬送担体の貫通孔開口部から表面
に流れ出ることはなく、貫通孔開口部から凸のメニスカ
スを形成して隆起する。

このようにして、トナー搬送担体の表面には、貫通孔の
配置によって決定させる凹凸が形成される。このため、
−様なベタ黒領域においても電界が前記トナー層表面の
凸部に集中するため、トナー層表面の凸部の密度に一致
した突起部形成が行われる。予め、トナー層表面の凹凸
分布が略−定になるように、担体表面の領域を形成すれ
ば、均一なベタ黒現像が行われる。また、トナー層表面
凹凸分布が、静電潜像の細かさに比較して、同程度以上
に細かくなるように担体の貫通孔を形成すれば、潜像の
各部分に対向したトナー層表面凸部から突起部が形成さ
れるため、細かい潜像も潰れることなく忠実に再現され
る。

〔実施例〕

以下に、本発明の実施例について、図面を参照しながら
説明する。

第３図を参照すると、本実施例は従来例として示した第
６図と基本的に同様の液体現像による電子写真プロセス
で用いられる。従来例で用いられる現像装置４との相違
点はトナー搬送担体である。

本実施例におけるトナー搬送担体１は、第１図に示すよ
うに、貫通孔２が規則正しく一面に形成されたフィルム
で、表面は撥水性材１ａ、裏面と貫通孔内壁は親水性材
１ｂで構成されている。この様な構成のトナー搬送担体
ｌをドクターブレード８で規制しながら現像領域に搬送
すると、第１図及び第２図に示されるように、液体トナ
ー３は、トナー搬送担体１の貫通孔２開口部から表面に
は出ることなく、貫通孔２内部および、裏面に付着して
保持され、トナー搬送担体ｌと共に現像領域に搬送され
る。現像領域へ搬送された液体トナー３は、現像電極４
とトナー搬送担体１とで形成されるくさび状ギャップに
引き込まれてスクイズされ、圧力を発生する。このため
、液体トナー３は貫通孔２開口部から凸のメニスカス７
を形成して隆起する。

第４図は、現像部を感光ドラム１０の中心軸に沿った方
向に表したもので、同図（ａ）〜（ｃ）とも、左側が均
一な電位分布の黒ベタ部分、同図右側が分離した静電潜
像が近接して存在している領域に対応している。第４図
（ａ）が前記のようにトナー搬送担体１の貫通孔２開口
部から液体トナー３が隆起している状態を表しており、
感光ドラムｌ。

上の静電潜像によって液体トナー３が吸引される前の状
態を示している。現像部の電界は、潜像に近いトナーの
凸部に集中するが、本実施例では規則的な液体トナーの
盛り上がりが予め形成されているため、第４図（ｂ）に
示されるように、黒ベタ部分では静電潜像６ａに対向す
るすべてのトナーの盛り上がりから液体トナー３の吸引
が起こる。

また、潜像が近接している部分では、各潜像部ごとにそ
れぞれの静電潜像６ｂ、６ｃに対向するトナーの隆起か
ら液体トナー３が吸引され、同図（ｃ）のように抜けの
ない−様な黒ベタと、潰れのない精細な現像が実現され
る。

〔発明の効果〕

以上説明したように、液体トナーを現像領域に搬送する
担体に複数の貫通孔を形成し、かつ現像領域で前記担体
と支持体でくさび状ギヤ、プを形成するように構成する
ことにより、黒ベタ領域では印字抜けのない均一な黒ベ
タが再現でき、また、細かい静電潜像も潰れてしまうこ
となく忠実に再現できるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の一実施例の現像器の動作
原理およびその断面図を示す図、第３図は本実施例の記
録プロセスの構成を示す図、第４図（ａ）〜（ｃ）は本
実施例における現像プロセスを示す図、第５図（ａ）〜
（ｃ）は従来の現像プロセスを示す図、第６図は従来の
液体現像による記録プロセスの一例を示す図である。 １・・・・・・トナー搬送担体、１ａ・・団・撥水性材
、１ｂ・・・・・・親水性材、２・・・・・・貫通孔、
３・・団・液体トナー、４・・・・・・現像電極、５・
・団・現像スリーブ、１３ａ、６ｂ、６ｃ・・川・静［
潜像、７・・・・・・メニスカス、８・・・・・・ドク
ターブレード、１ｏ・・団・感光体、１１・・・・・・
クリーナ、１２・・川・イレーザ、１３・・団・帯電器
、１４・・・・・・露光、１５・・・・・・現像器、１
６・・・・・・転写ロール、１７・・・・・・記録用紙
。 代理人　弁理士　　内　原　　　音 ３　歌ノオミトた 謹　１　回 ノイ東イ４トトブ・− １乙　　Ｉ’ｉ、’Ｊａ−ノＬ。 茅　３　■ 第　４ＴＭ ＄　Ｚ　田 ｉｔ　　７リーカ ヲが１４含〈トす−

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の貫通孔が形成され液体トナーを現像領域に
   搬送する担体と、前記現像領域で前記担体によって搬送
   された前記液体トナーと接触する支持体とを有し、前記
   担体と前記支持体とがくさび状ギャップを形成すること
   を特徴とする液体現像装置。
2. （２）前記担体の前記支持体と対向する面と前記貫通孔
   内壁とが前記液体トナーに濡れる性質を持ち、前記支持
   体と対向する面の裏面が液体トナーによって濡れない性
   質を持つことを特徴とする請求項（１）記載の液体現像
   装置。
3. （３）前記支持体が現像電極であることを特徴とする請
   求項（１）記載の液体現像装置。（４）前記支持体が現
   像電極であることを特徴とする請求項（２）記載の液体
   現像装置。