JPH0284681A - 液体現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複写機や、プリンタ等で用いられる静電像の
現像装置に関し、特に、液体現像剤を用いる現像装置に
関する。

〔従来の技術〕

従来、複写機や、プリンタ等で用いられる、電子写真や
、静電記録、イオノグラフィ等の記録プロセスでは、基
本的に潜像担体上に形成された静電潜像を、着色物で顕
像化することにより、記録物を得ている。静電潜像の作
り方は、−様帯電した光導電性体に露光する方法や、多
針電極や、イオン方出ゲートにより誘電体上に潜像を形
成する方法等各種の方法が提案されており、また、潜像
担体がそのまま最終記録媒体であるものや、潜像担体か
ら記録媒体へ、顕像化されたパタンを転写するもの等い
ろいろなタイプのものがあるが、静電潜像を、着色物で
顕像化するいわゆる現像プロセスは、これらの記録方式
に共通である。現像方法には、大きく分けて、着色物と
して粉体トナーを用いる乾式現像法と、液体トナーを用
いる湿式現像法がある。乾式現像法では、磁気力によっ
てトナーを現像域まで搬送する磁気ブラシ現像法が、現
在広く用いられている現像法であるが、着色材として粉
体のトナーを用いるために、トナーの粉煙が発生し易く
装置内外を汚損するといった問題があり、また、粉体ト
ナー像を記録媒体に固着せしめるために、熱や、圧力を
加える定着プロセスが不可欠であるといった欠点もある
。一方、湿式現像法においては、高抵抗性の有機液体中
に着色粒子を分散させた液体現像剤に潜像媒体を浸し、
着色粒子の電気泳動により潜像を現像する方法が、一般
的であるが、本来現像されて欲しくない背景部に着色粒
子が付着して地汚れとなったり、分散媒の有機液体を乾
燥させる必要があるため、装置周囲の有機液体蒸気の濃
度が高くなるといった問題があった。これらの問題を解
決する液体現像方法として、米国特許第４２０２６２０
号に、液体トナーの薄層を潜像担体と接触しないように
接近させることにより、静電潜像を現像する方法が提案
されている。第４図にこの方法により記録プロセスの構
成例を、第５図（ａ）〜（ｃ）に現像プロセスの様子を
示す。この方法では、液体トナーの薄層が、接続担体に
接近すると、静電界によってトナー薄層から、潜像担体
に向かってトナーの突起部が成長し、潜像部のみにトナ
ーが接触、付着するために、地汚れがなく、余分な分散
媒付着もない現像が行われる。更に、液体トナーとして
は、水性のものが使用できるため、液体トナーの乾燥に
際して、好ましくない有機溶媒蒸気の発生も起こらない
。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、この方法では、トナー薄層から成長する突起部
は、担体上の静電像と、トナー薄層の自由表面上の微小
な揺らぎによる凸部との間の電界集中部に発生するため
、−様なベタ黒領域では、突起部の発生が偏ってしまい
、均一なベタ黒現像ができず、抜けが発生したりする問
題点があった。

（第５図（ａ）、　（ｂ）、　（ｃ）左側）また、−度
突起部ができ始めると、その部分にますます電界が集中
する作用があるため、近接した静電潜像に対しては、そ
れぞれの潜像部に対して複数の突起部が個別に形成され
ずに、たまたま最初に形成された一つの突起部だけが成
長して潜像に到達する。このため細かい潜像の再現がで
きず、潰れてしまうといった問題があった。（第５図（
ａ）、　（ｂ）、　（ｃ）右側） 〔課題を解決するための手段〕 本発明は、液体トナーを現像領域に搬送する担体が、疏
水性の絶縁体部と貫通孔を持つ導電体部とで構成され、
また、現像領域にいおいて、前記担体を支持するローラ
ーが弾性体であることを特徴とする。

〔作用〕

本発明によれば、液体トナーが搬送される担体（以下、
トナー搬送担体と言う）は、疏水性の絶縁体部と貫通孔
を持つ導電体部とで構成される。

現像領域において、トナー搬送担体と、これを支持する
弾性体のローラーとによって、トナー搬送担体表面には
、均一なトナー薄膜は形成されず、導電部の貫通孔のみ
にトナーが突起する。現像領域において、電界は、前記
トナー層表面の凸部に集中し、また、導電体部の貫通孔
縁部や、絶縁体部との境界縁部にも集中する。このため
、前記トナー層表面の凸部は、突起部形成が促進され、
様なベタ黒領域においても、トナー層表面の凸部の密度
に一致した突起部形成が行われる。予め、トナー層表面
の凹凸分布が略一定になるように、トナー搬送担体の貫
通孔を形成すれば、均一なベタ黒現像が行われる。また
、トナー層表面凹凸分布が、静電潜像の細かさに比較し
て、同程度以上に細かくなるようにフィルムの貫通孔を
形成すれば、潜像の各部分に対向したトナー層表面凸部
から突起部が形成されるため、細かい潜像も潰れること
なく忠実に再現される。

〔実施例〕

以下に、本発明の実施例について図面を参照しながら説
明する。第２図が本発明の実施例を示す図で、従来例と
して示した第４図と基本的に同様の液体現像による電子
写真プロセスで用いられる。

従来例で用いられる現像装置との相違点はトナー搬送担
体である。

本実施例におけるトナー搬送担体１は、第１図に示すよ
うに、貫通孔２ａを持つ導電体部１ａと疏水性を有する
絶縁体部１ｂとで構成される。このような構成のトナー
搬送担体１をドクターブレード７で規制しながら現像領
域に搬送すると、トナー搬送担体ｌと弾性体の四−ラー
４との間の空気層６の圧力は、ローラー４が弾性変形す
るため、周囲の気圧よりも高くなる。この圧力を受け、
貫通孔２ａ内に付着していた液体トナー３は、トナー搬
送担体の表面上に突起する。突起した液体トナー３は、
絶縁体部１ｂが疏水性を有しているため、トナー搬送担
体１の表面には−様に広がらす、導電体部１ａ部分にの
み盛り上がった形で存在する。第３図は、現像部を感光
体ドラム１０の中心軸に沿った方向に表したもので、同
図（ａ）〜（ｃ）とも、同図左側は均一な電位分布の黒
ベタ部分、同図右側は近接した静電潜像が分離して存在
している部分に対応している。第３図（ａ）が前期のよ
うにトナー搬送担体ｌ上に液体トナー３が突起している
状態で、感光体ドラム１０上の静電潜像によって液体ト
ナー３が吸引される直前の状態を示している。現像部の
電界は、静電潜像に近い液体トナー３の凸部に集中し、
液体トナー３は静電潜像に吸引される。また、現像部の
電界は、導電体部１ａの貫通孔縁部２ｂや絶縁体部との
境界縁部２ｃにも集中し、これらの電界集中によって、
液体トナー３の盛り上がりは成長し、静電潜像の吸引が
促進される。本実施例では、液体トナー３の盛り上がり
が予め形成されているため、第３図（ｂ）に示すように
黒ベタ部分では静電潜像５ａに対向する、全ての液体ト
ナー３の盛り上がりから吸引が起こり、また、静電潜像
が近接した部分では、各潜像部毎にそれぞれの静電潜像
５ｂ、５ｃに対向する全ての液体トナー３の盛り上がり
が吸引され、同図（ｃ）のように抜けの無い−様な黒ベ
タと、つぶれの無い精細な現像が実現される。

〔発明の効果〕

この様に、液体トナーを現像領域に搬送する担体を、疏
水性の絶縁体部と貫通孔を持つ導電体部とで構成するこ
とにより、黒ベタ領域では印字抜けのない均一な黒ベタ
が再現でき、また、細かい静電潜像も潰れてしまうこと
なく忠実に再現できるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は本発明の一実施例の現像器を示す斜視図
、第１図（ｂ）はその断面図、第２図は本実施例を用い
た記録プロセスの構成を示す図、第３図（ａ）〜（ｃ）
は本実施例における現像プロセスの様子を示す図、第４
図は従来の液体現像による記録プロセスを示す図、第５
図（ａ）〜（ｃ）は従来の現像ブーセスの様子を示す図
である。 １・・・・・・トナー搬送担体、１ａ・・・・・・導電
体部、１ｂ絶絶縁部、２ａ・・・・・・貫通孔、２ｂ・
・・・・・貫通孔縁部、２ｃ・・・・・・境界縁部、３
・・・・・・液体トナー４・・・・・・ローラー　５ａ
〜５Ｃ・・・・・・静電潜像、６・・・・・・空気層、
７・・・・・・ドクターブレード、８・・・・・・現像
スリーブ、１０・・・・・・感光体、１１・・・・・・
クリーナ、１２・・・・・・イレーザ、１３・・・・・
・帯電器、１４・・・・・・露光、１５・・・・・・現
像器、１６・・・・・・転写ロール、１７・・・・・・
記録用紙。 １ト六−搬ｉＬ１．Ｌ体 ３、夜ａｌ−ナー Ｏ−ラ− 第１四〇の） ／ル得電仏４た 〆 代理人　弁理士　　内　原　　　晋 ／乙輪写ロール 第２区 クソーテ 第３図 従、来の記録プロｔス 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 液体トナーを現像領域に搬送する担体が、絶縁体部と貫
   通孔を持つ導電体部とで構成され、前記担体の絶縁体部
   は疏水性を有し、現像領域において前記担体を支持する
   ローラーが弾性体であることを特徴とする液体現像装置
   。