JPH01237454A - 標的リガンド用アッセイの感度を高める方法 - Google Patents

標的リガンド用アッセイの感度を高める方法

Info

Publication number
JPH01237454A
JPH01237454A JP63255735A JP25573588A JPH01237454A JP H01237454 A JPH01237454 A JP H01237454A JP 63255735 A JP63255735 A JP 63255735A JP 25573588 A JP25573588 A JP 25573588A JP H01237454 A JPH01237454 A JP H01237454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ligand
binding
assay
antigen
antibody
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63255735A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2779178B2 (ja
Inventor
Peter S Linsley
ピーター エス リンズレイ
Vincent Ochs
ヴィンセント オークス
Diane Horn
ダイアン ホーン
Joseph P Brown
ジョセフ ピー ブラウン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oncogen LP
Original Assignee
Oncogen LP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oncogen LP filed Critical Oncogen LP
Publication of JPH01237454A publication Critical patent/JPH01237454A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2779178B2 publication Critical patent/JP2779178B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/574Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for cancer
    • G01N33/57484Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for cancer involving compounds serving as markers for tumor, cancer, neoplasia, e.g. cellular determinants, receptors, heat shock/stress proteins, A-protein, oligosaccharides, metabolites
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K16/00Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
    • C07K16/18Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans
    • C07K16/28Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against receptors, cell surface antigens or cell surface determinants
    • C07K16/30Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against receptors, cell surface antigens or cell surface determinants from tumour cells
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/34Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving hydrolase
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/5306Improving reaction conditions, e.g. reduction of non-specific binding, promotion of specific binding
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2333/00Assays involving biological materials from specific organisms or of a specific nature
    • G01N2333/90Enzymes; Proenzymes
    • G01N2333/914Hydrolases (3)
    • G01N2333/924Hydrolases (3) acting on glycosyl compounds (3.2)
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10S436/811Test for named disease, body condition or organ function
    • Y10S436/813Cancer
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10S436/825Pretreatment for removal of interfering factors from sample

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、リガンドを処理して、免疫学的結合性を増進
する方法に関するものである。
(従来の技術) 免疫学的に結合するのに用いる興味ある物質の存在を検
出し、また定量するために様々なアッセイが開発されて
いる。このようなアッセイは抗体を用いるものを包含し
、該抗体は抗原と抗体との特異的相互作用の原因となる
、抗原性分子上の領域または“エピトープ”を認識する
。特に興味あるものは、血液血清などの流体サンプル中
の物質、例えばある種の糖タンパクおよび糖脂質などを
検出し得るアッセイである。該糖タンパクおよび糖脂質
は腫瘍組織と関連していることがわかっており、その結
果腫瘍のマーカーとして機能し得る。
最近、多量の炭水化物を含み、ムチンとして知られる一
群の高分子量糊タンパクが腫瘍関連性であることが見出
された。ムチン抗原上のエピトープを検出し得るモノク
ローナル抗体も開示されている。このようなモノクロー
ナル抗体を用いたイムノアッセイがヒトの癌の検出並び
に監視を可能ならしめることを示した。これらのムチン
と反応性の抗体はCA19〜9 〔コブロースキー(K
oprowski)等、サイエンス (Science
) 。
19B1,212.pp、53−54) 、CA30〔
ホルムグレン(Holmgren )等、プリティッシ
ュ メディカル ジャーナル(Br、 Med、 J、
) 。
1984.280.pp、1479−82)、DUPA
N−2(メソツガ−(Metzger )等。
PNAS、1984,1上、pp、5242−5246
)およびシアル酸をもっ1、eXエピトープ〔カンナギ
(Kannagi )等、キャンサ リサーチ(can
cer  Res、ン、   1986.  46. 
 pp、   2619−2626)を含む。
N−アセチルノイラミン酸(アミノ糖酸)の○−アセチ
ル誘導体であるシアル酸は脂質、多糖およびムコタンパ
クの構成成分としてヒト組織中に広<分布している。シ
アル酸はアシル側鎖の異る様々な形で存在する。0−ア
シル、○−メチルおよび○−グリコツル含有シアル酸が
記載されている。
腫瘍細胞は比較的大量のシアル酸を含むことがわかって
おり、かつ癌患者由来の血清中に存在するムチン抗原は
シアル酸を含んでいることが報告されている。酸素、ノ
イラミニダーゼはシアル酸を除去する。いくつかの場合
には、通常抗体により認識されるムチン抗原上のエピト
ープとのモノクローナル抗体の結合能は、ノイラミニダ
ーゼを用いて該抗原を消化した後には減少することが観
測されている(上記カンナギ(Kannagi)等の文
献参照)。また、ノイラミニダーゼ処理が腫瘍関連糖タ
ンパクを免疫学的により一層反応性とし得ることも観測
されている(米国特許第4,146,6(13号参照)
。これらの観察を基にして、ノイラミニダーゼ感度は種
々の抗体により認識されるエピトープの特徴付けを補助
するのに用いられている。
“ノイラミニダーゼ感受性”抗体の、ノイラミニダーゼ
処理したシアル酸をもつ抗原に対する結合能の結果とみ
られた減少は、シアル酸がこれらの結合サイトの適当な
三次元構造を必要とすることを連想することによって説
明された 〔ジコンソン(Johnson)等、キャンサ リサー
チ(cancer Res、)、  1986 、↓6
.pp、850−857〕。他のシアル酸担持腫瘍関連
抗原はルイス式血液型抗原および癌胎児性抗原(cEA
)などを含む〔上記のカンナギ(Kannagi)等の
文献参照〕。
シアル酸は、一般にオリゴ糖側鎖における末端基として
見出されるので、これはエピトープを遮断、即ち“隠蔽
”することもできる。例えば、胃腫瘍におけるレクチン
結合サイトはノイラミニダーゼを用いてシアル酸を除去
するのに伴って露出する〔マンカートニー (Maca
rtney)、ジャーナルオブ パソロジー(J、 P
athol)、  1986 。
150、pp、135−144)。シアル酸の他に、他
の周辺糖、例えばフコースも抗原などのリガンド上の免
疫学的結合サイトを阻害する。このような周辺物質の除
去により、そうしなければ露出されない結合サイトを含
むタンパク中の“コア”炭水化物をあられにできる〔フ
ェイズ(Feize)等。
バイオケミカル ソサイアティ トランスアクション(
Biochem、 Soc、 Trans、)+ 19
84. 12゜pp、591−599)。これらのコア
構造は多くの起源からのオリゴ糖中において共通であり
、がつ一般にルイス式血液型抗原などの周辺オリゴ糖構
造のような制限された組織分布を示さない。
タンパクから周辺糖を除去する従来の方法は処理前にリ
ガンドを精製する必要があった。
(発明が解決しようとする課題) 従って、リガンド、例えば抗原から、予め精製すること
なしに、物質を除去して、付随的な免疫学的結合サイト
を使用可能とし、改善された疾病または感染のマーカー
として使用する方法を開発することは有益である。
(課題を解決するための手段) 本発明は末精製リガンドを処理して、該リガンドへの免
疫学的結合を阻害する物質、例えばシアル酸を該リガン
ドから除去する方法を提供する。
この方法は酵素による消化または温和な酸に対する曝露
を利用して阻害物質を除き、追加の結合サイトを露出さ
せる。ノイラミニダーゼはこのリガ゛ンドの処理にとっ
て好ましい酵素である。
この処理されたリガンドを免疫アッセイで使用して、リ
ガンドに対する抗−リガンドの結合を検出する。ここで
は、標識抗−リガンドが処理されたリガンドと接触され
、かつ該結合抗−リガンドが検出される。この処理され
たりガントも免疫原として用いて、モノクローナル抗体
を産生ずるハイブリドーマを得ることもできる。このよ
うな抗体は、ムチン抗原を含む、哺乳動物対象における
疾病または感染症と関連したリガンドを検出するアッセ
イにおいて有用であり得る。
我々は、リガンドへの免疫学的結合性を、酵素消化によ
りリガンドを処理して物質を除きかつ該リガンド上の結
合サイトを露出させることにより増進し得ることを見出
した。これらの結果は、シアル酸が免疫学的結合に対し
いくつかの結合サイトまたは“エピトープ”を不活性化
もしくはさもなければこれらを免疫学的結合に利用し得
なくしていることを示唆している。
本発明は、特にあるいくつかのりガントがタンパクおよ
び糖タンパクの複雑な混合物中、例えばヒト血液血清中
で低濃度にて末精製の形状で存在する場合の、該リガン
ドに対する免疫学的結合を高める方法を記載する。ここ
で使用する“リガンド(Ligand)  ”なる用語
は標的物質を意味し、これば該リガンド上の結合サイト
を認識する“抗−リガンド”との免疫学的結合に関与す
る反応性結合サイトをもつ。抗原および抗体はりガント
および抗−リガンドの周知の例である。この方法によれ
ば、標的リガンドは免疫学的結合を阻害する物質を除去
すべく処理され、かくして追加の結合サイトが露出され
る。例えば、ムチン抗原は酵素、例えばノイラミニダー
ゼで処理することができ、該ノイラミニダーゼによれば
シアル酸が除去される。この処理は該ムチン抗原に対す
るいくつかの抗体の結合を増進し、更にこれによって例
えば全血血清などの複雑なタンパク混合物においてさえ
、低濃度のりガントを検知し得るより一層高感度のアッ
セイをもたらす。更に、この方法は抗原上の付随的かつ
新規な結合サイト(“エピトープ)を露呈させて、抗体
のスクリーニングに利用可能とし、あるいは新規なモノ
クローナル抗体を産生ずるハイブリドーマを得ることを
可能とする。
本発明のりガントを処理して結合ザイ1−から物質を除
去する方法がいくつかの抗−リガンドの高い結合をもた
らす機序は十分に理解されていない。
前述のいくつかのムチン指向性(mucin−dire
cted)抗体については、シアル酸などの物質の除去
は抗原の抗体による認識を減じ、これは結合サイトの構
造の変更によるものと信じられていた。しかし、この説
明に拘泥するつもりはないが、リガンド、例えば腫瘍関
連ムチン抗原上の、正常な起源から得たりガント上には
表現されていない特異的結合サイトがコアリガンド構造
の一部を形成しているためであるかも知れない。該構造
は、抗−リガンド、例えば抗体との結合に対して該結合
サイ1〜を使用可能なものとするために、周辺糖を除く
ことにより露出する。また、シアル酸の除去はりガンド
分子の全体としての形状を変えるかも知れない〔ラン(
Lan)等、ジャーナル オブ セルラーバイオケミス
I・リ (J、 Ce1lular Biochem、
 )アブストラクツ(Abst、)、1987,309
.pp。
11.0:160)。これらの結合サイトは、例えば新
規なもしくは希なエピトープであり得、該エピトープは
疾病または感染症に関連した抗原上に選択的に表現され
る。更に、これらのサイトは単一の抗−リガンドにより
認識される“繰返しパ、即ち多糖結合サイトであってよ
い。
比較的少ない異るコアおよび骨格0−結合炭水化物構造
を記載してきたので、これら構造は広く分布している組
織源からのオリゴ糖の共通成分であり、かつその結果一
般的組織マーカーとして機能できる。従って、本発明の
方法によって上記のように周辺糖を除去することにより
、これらのコアおよび骨格オリゴ糖を免疫学的アッセイ
における標的として用いて、癌を含む様々な疾病並びに
感染症の形態を検知できる。
実施例ではムチン抗原、特に腫瘍源由来の抗原の処理を
記載するが、体液中に存在する任意のリガンドを処理し
て、シアル酸などの物質を除去し、癌胎児性免疫結合を
促進できる。例えば、ムチン以外の抗原、例えば癌胎児
性抗原(cEA)およびヒトじゅう毛性々腺刺激ホルモ
ン(HCG)をノイラミニダーゼで、あるいは以下に記
載の他の手続きを利用して処理することができる。この
方法を用いると、リガンドは末精製、例えば全血々清、
痰、尿などの体液中に存在し得、あるいは癌患者からの
腹水滲出液および直接処理されかつアッセイで使われた
りガントを含む流体として与えることができる。また、
リガンドは公知の精製法、即ち例えばEP 268,2
79−A (これを本発明の参考文献とする)に記載さ
れたようにして、処理のために単離かつ精製してもよい
処理されたりガントはイムノアッセイの感度(即ち、該
アッセイの低濃度で存在するりガントを検出し得る能力
)を高めるために用いることができる。このようなアッ
セイは疾病または感染症に関連したりガントの存在を検
出する能力を与えるか、あるいはスクリーニングテスト
として機能して、処理リガンドに対する抗−リガンドの
結合を評価すること、例えばハイブリドーマ上澄または
種々の源からのサンプル中に存在する抗体をスクリーニ
ングすることを可能とする。
全血中に存在するムチン抗原を処理するのに好ましい酵
素はノイラミニダーゼ酵素、例えばコレラ菌(Vibr
io  cholerae :カルバイオケム ブラン
ド バイオケミカルズ(cALBIOCHEM Bra
ndBiochemicals) 、カリフォルニア州
、ラ ジョラ(La Jolla)より入手できる)か
ら単離したノイラミニダーゼである。この酵素を用いた
リガンドの消化は、好ましくは4〜37℃にて、酵素濃
度0、1〜6 mu/希薄血清<pi!>  (希釈は
0.15MNaCII、50mM酢酸ナトリウム、pH
5,5,0,1%CaCj! 2および0.1%NaN
3を含むバッファーで行う)にて行われる。消化は十分
なインキュベーションの後、pHを中性まで高めるか、
あるいは短時間55〜95℃の温度に加熱することによ
り停止する。
この酵素消化工程は、免疫アッセイを用いる際の処理の
効果を測定することにより監視することが好ましい。例
えば、滴定曲線を、増大する濃度の酵素(500mU/
μlまで)を用いかつ得られる抗−リガンドの標的リガ
ンドへの結合を記録することにより作成して使用すべき
酵素の正確な濃度を決めることができる。好ましい酵素
濃度は結合作用が最大となる値である。消化を監視する
もう一つの方法は標的リガンドを含む血清サンプル中に
存在する脱シアル酸トランスフェリン(血清の主要成分
であるシアル酸担持糖タンパク)の割合を測定すること
、即ち5DSPAGE (ドデシル硫酸ナトリウム ポ
リアクリルアミドゲル電気泳動)を利用して、ノイラミ
ニダーゼで処理することである。
酵素消化以外の他の化学的処理を利用して遮断周辺糖を
コアリガンド構造から除去することもでき、緩和な酸の
使用を含む。例えば、体液のサンプルを酸、例えば硫酸
(H2SO4)を、サンプル中に存在するりガントに対
する抗−リガンドの高い結合性を得るのに有効な量で用
いて、酸で処理することもできる。適当な酸の量は、酸
処理後に、糖タンパクまたは他のりガントと抗−リガン
ドとの連続的または高い反応性につきテストすることに
より予め決めることができる。
リガンド/抗−リガンドイムノアソセイは、該リガンド
の抗−リガンドによる検出可能性を決定することにより
、ここに記載のようなりガントの処理結果を評価するの
に利用することができる。
この処理リガンドに対する結合の評価のために選ばれた
アッセイは、当分野で公知の如く、競合的または非競合
的、直接または間接的な形式で、1または2つの抗−1
ルガンドを用いることができる。
上述のように、このリガンドは好ましくは流体サンプル
、例えば全血清として、単離並びに精製工程を必要とす
ることなしに与えられる。このリガンドは、また細胞、
例えば癌細胞と結合した状態であってもよい。該流体ま
たは細胞含有サンプル中に不純な形で存在するリガンド
が、例えば上記の如くノイラミニダーゼで処理される。
次いで、イムノアッセイ手法を用いることができ、ここ
では単一の抗−リガンド、例えばモノクローナル抗体が
固相に結合されており、また同じモノクローナル抗体が
流体サンプルに添加されるが、プローブとして使用する
ために標識される。
この標識モノクローナル抗体は上記の固相に結合された
モノクローナル抗体により認識されるリガンド上の同一
の結合サイトに結合するが、これはリガンド上で繰返さ
れる。また、このイムノアッセイは、夫々対象とするリ
ガンド上の異る結合サイトに対して反応性の2種の抗−
リガンドの組合せを利用して行うことも可能である。こ
のようなアッセイはいずれかの抗−リガンドを単独で用
いたアッセイよりも良好な特異性を与える可能性がある
。上記アッセイ形式の一つを用いたラジオイムノアッセ
イ、酵素アッセイおよび蛍光アッセイは公知である。こ
れらアッセイにおいて、少なくとも一つの抗−リガンド
は、例えば放射性核種、発色酵素、またはフルオロフォ
アで、公知の方法を用いて標識される。標準的手法で標
識された抗−リガンドは、次に処理されたりガント、例
えばノイラミニダーゼで消化されたりガントと接触され
、かつ該抗−リガンドの結合における効果を、該標識の
検出により知ることができる。
特に有用なアッセイおよび本発明の方法で用いるのに好
ましいアッセイは“二重決定基イムノアッセイ (do
uble determinant immunoas
say)  ″即ち“DDIA”、直接アッセイであり
、ブラウン(Brown )等の、クリニカルケミスト
リ (cl1n。
Chem、)、1981.27.pp、1592 15
96およびリンスレー(Lin5ley )等のキャン
サ リザーチ(cancer Res、 )、  19
86 、±Ei+pp。
54.44−5450(これらは本発明の参考文献とす
る)に記載されている。このアッセイにおいて、適当な
基質は特定の抗原と反応性であることが既知のモノクロ
ーナル抗体の溶液で被覆されている。例えば、ここに記
載の方法を用いて、癌などの疾病にかかっている可能性
のあるヒト患者からの全血々清中に存在する腫瘍関連ム
チン抗原はノイラミニダーゼ酵素で消化され、かつ固定
化抗体との反応に付される。該固定化抗体と同一でも異
っていてもよい第2の抗体は+251で放射性標識され
、次いで基質に添加され、結合された標識抗体の放射能
を、これを検出するだめの器具、例えばガンマ計数器で
測定する。また、この抗体はセイヨウワサビのパーオキ
シダーゼ(HRP)で標識してもよく、これは分光々変
針を用いて、このHRPがその基質、例えばO−フェニ
レンジアミン(OP D)と反応した際に発現する色(
黄色)の強度を測定することにより決定できる。
組織学的手法を用いて、対象から採取した細胞からなる
サンプルにつき、処理リガンドに対する抗体結合を評価
できる。抗体結合はHRP−複合抗体および該抗体上の
蛍光性標識、例えばフルオロセインイソチオシア2、−
トを用いて、リンスレー(Linsleい等〔キャンサ
 リザーチ(cancer Res、)、  1.98
6 、↓6.pp、6380−6386:これを本発明
の参考文献とする〕により記載されているように、得ら
れる蛍光パターンを観測することにより決定できる。
上記のようなイムノアッセイをここに記載の方法で処理
したリガンドと共に利用して、該処理リガンド好ましく
は咄乳動物中の疾病または感染症の存在と関連したりガ
ントと結合し得る抗〜リガンドの選択法を提供できる。
このような用途に対して、リガンドは本明細書記載のよ
うに処理されて、予め未露出結合サイトが利用可能とさ
れる。
次いで、この処理リガンドを系統的に種々の抗−リガン
ドに曝露し、結合サイトに結合し得る抗−リガンドを検
出することができる。かくして、未処理リガンドと反応
しなかった予め知られていた抗−リガンドが同定され、
かつリガンド、特に疾病または感染に関連するりガント
の検出に有用なものとされる。
本発明の方法は、また処理リガンドを免疫原として用い
ることにより、新規なモノクローナル抗体を産生できる
ハイブリドーマを得るのに利用できる。このような抗体
は該抗原の疾病または感染関連形に表現された結合サイ
トと選択的に反応するものを包含し得る。このようなハ
イブリドーマを作るために、コーラ−およびミルシュタ
イン(Kohler & Milstein) (ネイ
チ+−(Nature) 。
1975.256,495)により記載されたハイブリ
ッド技術を変更して使用する。適当な宿主哺乳動物、例
えばマウスを精製抗原で、例えば腫瘍源由来のムチン抗
原で、B P 268,279− Aに記載のように免
疫する。この抗原は免疫前に、例えばノイラミニダーゼ
酵素で消化することにより処理される。マウスは精製か
つノイラミニダーゼ処理した抗原で腹腔内経由で接種さ
れ、引き続き同様な量の精製抗原を用いて、典型的には
最後の免疫注射後数日経過後に追加免疫される。最後の
追加免疫から数日後に、該免疫宿主から肺臓を採取し、
牌細胞を融合のために分離する。不死化セルライン、例
えばミエローマセルライン、即ち細胞培養で実際的目的
のために永続的に維持できるかつ融合した際には非形質
転換セルラインに、その不死特性を授与し得るセルライ
ンをこの牌細胞との融合に使用できる。この不死化細胞
および牌細胞を融合し、細胞を融合培地から分離し、育
生培地で例えばHAT培地で育生して、ハイブリッド化
されなかった親細胞を除く。得られる融合細胞、即ちハ
イブリドーマは数を増すことができ、ハイブリドーマの
上澄を次に例えば腫瘍関連ムチン抗原との反応性に対す
るアッセイに付す(即ち、スクリーニング)。
上述の手法を用いて、ノイラミニダーゼで予め処理され
、種々の抗体との低い結合性を生ずる抗原が、新たな結
合サイトに対する抗体を生成する試みに免疫原として使
用できることが予想される。
該新規な結合サイトはこのような処理の結果として結合
に利用できるようになり、しかも疾病または感染を受け
た組織に対する有用なマーカーとなり得るこれら抗原の
認識可能性を高める。
上記アッセイ並びに組織学的手法は疾病の性質および程
度を確認し、あるいは該疾病の進行の追跡を行うために
利用でき、これは疾病関連リガンドの存在の検出によっ
て可能となる。例えば、癌の検出のためには、本発明を
利用して検出された腫瘍関連抗原の量を、正常な組織由
来のサンプル中に典型的にみられる抗原の量と比較する
ことができる。経時で検出した抗原の量の増加は腫瘍塊
の増大を意味し、一方その減少は腫瘍塊の縮小を意味す
るものと考えることができる。疾病の段階を評価するた
めには、検出された抗原の量を、種々の疾病の状態の典
型であることがわかっている量と比較する。疾病の進行
を追跡するためには、血清などのサンプルは周期的(期
間の長さは患者の病歴および治療に依存するであろう)
に採取して抗原の量を比較することができる。
かくして、本発明の方法は、改良された、即ちより高感
度かつより高特異性の、ヒトにおける疾病または感染の
存在を検出するためのイムノアッセイを提供できる。こ
のアッセイは、処理されたリガンド、例えば抗−リガン
ド(例えば該抗原(リガンド)上のコア構造結合サイト
(エピトープ)指向性の抗体)に結合する抗原上に追加
の結合サイトを露出させた結果として改良できる。追加
の結合サイトの利用可能性は、免疫アッセイで検出すべ
き血清サンプル中に存在する疾病関連すガントのより低
い濃度での検出を可能とする。か(して、癌などの疾病
は、より少ない疾病関連リガンドが生成されているより
初期的段階での検出かつ診断が可能となる。
処理抗原を免疫原として用いて作製した新規なモノクロ
ーナル抗体の使用も、該処理抗原に対する抗体のより高
い特異性に基き、抗原を検出するのに抗体を用いるアッ
セイを改善できる。処理によって露出するエピトープは
まれであり、例えば正常な源由来の抗原上ではなく、腫
瘍関連抗原上に存在する場合には、ノイラミニダーゼで
処理したサンプルを用いて腫瘍関連抗原を検出するイム
ノアッセイを、該抗原の検出に対しより一層高特異性の
ものとすることができる。これは、該処理抗原に対する
抗体の改善された結合が、該アッセイをして、腫瘍関連
抗原の存在と、癌にかかっていない患者の正常な抗原の
存在との間の区別を可能ならしめるからである。このこ
とは、アッセイにおけるいわゆる“誤った正の結果((
alsepositive  results )  
″の出現を減じる。即ち、該誤った正の結果では、癌の
存在が、正常な患者からのサンプル中に存在するムチン
抗原に抗体が結合し得るために、誤って示される。
更に、ここに示した方法は対象から採取した体液サンプ
ルをアッセイするのに便利な手法を提供する。というの
は、該サンプル中のリガンドが、めんどうな、時間のか
かるタンパク精製工程を必要とすることなしに、直接処
理できるからである。
かくして、サンプルは、リガンド上の結合サイトを露出
させ、かつ該露出サイトに結合する抗−リガンドのアッ
セイを行うために同時に処理できる。
本発明の方法は、ヒトからのサンプルを特定のりガント
の存在に対してアッセイするための診断用テストキット
として提供することもできる。このようなキットは腫瘍
ムチン抗原上のエピトープと反応性の−または複数のモ
ノクローナル抗体、例えばハイブリドーマATCCHB
9209により産生される抗体と、リガンドを処理する
ための酵素、例えばノイラミニダーゼ酵素を含むことが
できる。この酵素は、該アッセイ法中にリガンドを含む
サンプルを希釈するのに用いる希釈剤の成分として与え
ることができる。好ましくは、このキットはこのアッセ
イを実施するための、並びに本発明の方法によってリガ
ンドを処理するだめの指示を含む。
(実施例) 以下の実施例は本発明を例示するために、かつこれを作
り、使用するのに熟練した者を補助するために提供され
る。これら実施例は本発明の開示の範囲またはその特許
後の保護範囲を何等限定することを意図したものではな
い。
実施例1 ムチン抗原に対する血清のアッセイモノクロ
ーナル抗生 ムチン抗原上のエピトープW1およびM8を夫々認識す
るモノクローナル抗体W1およびONC−M8を用いた
。W1抗体は既に記載したものであり〔“2G3”と呼
ばれ、フランケル(Frankel)等、ジャーナル 
オブ バイオロジー(J、 Biol、)レスポンスモ
デイファイアーズ(Response Modi−fi
ers)、1985.4. I)I)、 273−28
6)かつセタス社(cetus Corp、) (カリ
フォルニア州エメリービル)から得たものであった。O
NC−M8モノクローナル抗体(アメリカンタイプカル
チャーコレクション(ATCC)承認番号HB9209
)は係属中の米国特許出願第932,781号(198
6年11月19日付出願)に記載されており、この出願
は本発明と同一の譲受人に譲渡されており、これを本発
明の参考文献とする。この抗体はオンコゲン(Onco
gen) Cシアトル ワシントン〕から得た。テスト
した他の抗体は°′■”エピトープを認識するC6抗体
〔フェンダーソン(Fenderson)等、モレキュ
ラーイムノロジー(Mollmmunology)、 
 1986. 23. pp、  74.7−754に
記載〕であり、ドクタ ブルースフェンダーソンおよび
 S、 ハコモリ、フレソドハッチンソン キャンサー
リサーチセンタ(Drs、Breece Fender
son  and  S、 Hakomori。
Frecl  Hutchinson  Cancer
 Re5earch  Center(FHCRC,シ
アトル、ワシントン))から入手したものであり、また
血液型エピトープルイス8(LeX)を認識するL17
抗体(ATCCfib、 HB 8739;ヘルストロ
ーム(Hellstrom )+ キャンサ リサーチ
 (cancer  Re5earch )、  19
86 +4.6.pp、3917−3923であって、
ドクク1、ヘルストローム、オンコゲン(Or、 I。
Hellstrom + Oncogen (シアトル
 ワシントン)から得たものであり、および′i ”エ
ピトープを認識するTB2抗体〔ヤング(Young 
)等、ジャーナル オブ バイオロジカルケミストリ 
(J。
旧of、Chem、198L  256. pl)、1
0967−10972に記載〕で、ドクタ ハコモリ(
Or、 llakomori )+  F HCRC,
シアトル ワシントンにより提供されたものである。抗
体1B2は腹水液として用いた。C6は培養上澄中で用
いた。抗体W1、ONF、−M8およびLi2は腹水か
ら精製した。
血清 ヒト患者から血液血清を採取し、23°Cにて10〜9
0分かけて凝固させた。次いで、サンプルを臨床用遠心
機で遠心分離する前に4°C〜6℃にて0.5〜5時間
保存した。血液血清を凝固部分から分離し、試料に分け
、−70℃で凍結した。
いくつかのテストに対し、患者からの血清をプールした
。プールした血清を10〜16人の正常な固体および8
〜17人の進行した乳癌患者から得た。
ノイラミニダーゼ几 正常なヒトおよび上記のように乳癌であると診断された
ヒトから得た血清を20%(V/V)の濃度までノイラ
ミニダーゼ処理用バッファーで希釈した。次に、希釈し
た血清50μβを、ノイラミニダーゼバッファーで希釈
した50μβのノイラミニダーゼと混合し、この混合物
を37゛cにて16時間インキュベートした。血清−酵
素混合物を次に等容量の、0.5%BSAを含む、p1
18の50mM)リス(Tris)で希釈して反応を停
止した。
次いで、この混合物を更にWlまたはONC−M8抗体
(夫々1:200および1:100なる最終濃度で)を
用いて以下に述べるようにDDIAアッセイに対し最適
の希釈率まで希釈した。
血?1中の処 検層の卆 全血々清中に存在するムチン抗原を処理するための本発
明の方法の応用は、WlおよびONC−M8抗体および
16名の癌患者および17人の正常な患者からの血清を
用い、DDIAで立証した。
このDDIAで使用する手順は以下の通りであった。こ
のアッセイは上記のようにして調製した血清(個々のサ
ンプルおよびプールしたサンプル両者)につき実施した
。イムロン(Immulon )II〔グイナテソクラ
ボラトリーズ チャンティリー。
バージニア(Dynatech Laboratori
es 、CharItilly。
VA)プレートを10μβ/ mlのW1抗体溶液(0
,05M)リス八ソファ0.05 ml中に0.5 p
 jl!の抗体を含む、pH8,0)50μβ/ウエル
と共に23℃にて1時間インキュベートして該プレート
を被覆した。次に、このプレートを吸引し、かつ200
μβ/ウエルの遮断バッファー(トリス中に0.5%の
BSA (ウシ血清アルブミン)および5%のスクロー
スを含む、pH8,0)を用いて23℃にて1時間〜−
夜遮断した。このプレートを、次に再度吸引し、タオル
でプロットした。
腫瘍および正常患者のプールしたまたは個々のサンプル
からの希薄血清(1: 200  (Wl)  ;1 
: 100 (ON(、−M8) )コントロールおよ
び標準液50μpを該被覆プレートにピペットで注入し
た。このプレートを密封し、室温にて1時間インキュベ
ートした。次いで、該プレートをリン酸緩衝塩水(PB
S)バッファー中の2%FC3(仔牛血清アルブミン)
を用いて2度手作業で洗った。次に、適当な、Wl−H
RP。
ONC−M8−HRP、Wl −”!またはONC−M
8− ”’I抗体複合体の希薄液を該プレートに加えた
。HRPまたはIZJ抗体複合体を濃度0.5μg/−
で用いた。このプレートを再密封し、室温にて1時間イ
ンキュベートした。次に、このプレートをPBSで手作
業で3回洗った。
Wl−HRPおよびONC−M8−HRP複合体の結合
は、0.0075%(V/V)H20tを含み、pH5
,0の100mMクエン酸ナトリウム中で濃度0.5 
mg/ mlの下でOPD溶液(100μり〔ジムドラ
ボラトリーズ社、サンフランシスコ、カリフォルニア(
Zymed Laboratories Inc、+S
an Francisco、 Ca1ifornia)
)を添加することにより検出した。基質と酵素との反応
の結果黄色が生じた。100μβのOPD基質は暗所で
1時間インキュベートすることにより反応され、かつ1
.5N硫酸(H2SO4)  100μlを用いて停止
された。この酵素基質反応はマイクロウェルプレートリ
ーグ〔ジェネティック システム社(Genetic 
Systems Corp、)、  シアトル、ワシン
トン〕を用いて、490μmでの光学密度(0,D、 
)の単位で読取られた。125I−複合体の結合はガン
マ計数器で検出した。標準液もWlおよびONC−M8
抗体につき、ムチン抗原含有滲出液を容量的に希釈する
ことにより作製した。これら標準液はコントロール血清
のプールに20U/dなる値を与えることにより較正し
た。標準液およびコントロールを分け、−70℃で保存
した。
猪−来 第1図に示したように、125I−標準ONC−M8抗
体は、正常な患者由来のプールした血清中のONC−M
8抗体の結合と比較して、乳癌患者由来のプールした腫
瘍血清中に存在するノイラミニダーゼ処理したムチン抗
原に対する高い結合性を示した。他方、125I−標識
W1抗体は、ノイラミニダーゼの濃度が増すにつれて、
正常なプールした血清中の抗原に結合するW1抗体の能
力と比較して、乳癌患者からのプールした血清中にある
ムチン抗原を結合する能力が低いことが立証された。O
NC−M8抗体は、W1抗体と比較して、ノイラミニダ
ーゼ濃度の増大に伴って、正常なプールされた血清中の
抗原に対しわずかに高い結合性を示した。しかし、正常
な血清とONC−M8との結合の増加は、ノイラミニダ
ーゼ処理後の腫瘍血清とONC−M8との結合の増加よ
りも低い。
このことは、ムチン抗原、例えばONC−MB上のいく
つかの結合サイトの検出が、ノイラミニダーゼで全血々
清を処理することにより容易なものとし得ることを示し
ている。
17名の正常なヒトおよび乳癌にかかっている患者(1
6名)からの個々の血清→ノーンプルを1mUのノイラ
ミニダーゼで処理した場合、125I−標識ONC−M
8抗体により検出される抗原の濃度はすべての乳癌患者
につき増大していることが観察され、第1図に示した結
果をもたらす。正常なヒトからの個々のサンプル中の抗
原に対する結合も増大したく第2図参照)。
これらの結果は、血清実験において、腫瘍関連抗原の存
在は、血清サンプルをノイラミニダーゼで処理した場合
には、対象の大きな比率においである抗体によって(ア
ッセイにおける“正”の結果として)検出できることを
示唆している。
実施例2: ノイラミニダーゼで処理した精製抗原に対する抗体結合 精製ムチン ムチンを、E P 268.279− A記載の如く、
正常なヒトのミルク、癌患者からの複数の滲出液および
抽出した乳腫瘍から精製した。簡単にいえば、ミルクは
搾乳ポンプを用いて癌にかかっていない供与者から得た
。サンプルは収集後5〜10分以内に凍結した、乳癌患
者からの滲出液はパージニア メースン ホスピタル(
Virginia 、 MasonHospital 
)シアトル、ワシントンから得た。滲出液は一20℃で
凍結して保存した。このムチンを、フリース(cret
h)等のバイオケミカル ジャーナル(Biochem
、 J、 )、 1977、167、 IIIII。
557−569に記載の方法を改良して用いて精製した
。全乳および滲出液を解凍し、グアニジンHCβ(ユナ
イテソド ステーク バイオケミカル社(United
 5tates Biochemical Corp、
 )、クリーブランド、オハイオ)を最終濃度6Mとな
るまで加え、この混合物を透明になるまで攪拌した。
塩化セシウム勾配精製、アフィニティークロマI・グラ
フィーおよび5DS−PAGEを、EP・268.27
9−A記載のように、ミルクおよび滲出液について行っ
た。
ノイラミニダーゼ几 精製ムチンに対し、コレラ菌 (Vibri。
cholerae :カルビオケム ブランド バイオ
ケミカルズ(cAI、BIOCIIEM  Brand
  Biochemicals )+ラジョラ、カルフ
ォルニア)から単離したノイラミニダーゼ酵素、10阻
害単位/ウェル〔リンスレー(Linsley)等、キ
ャンサ リザーチ(cancerRes、)、  19
86. 46. pp、  544.4−5450)を
50mM酢酸ナトリウムバッファー(0,15M  N
aC11,50mM酢酸ナトリウム、pH5,5,0,
1%CaCR2および0.1%NaNz)中に熔解した
(“ノイラミニダーゼ処理バッファ−pH5,5)。N
aN3の存在は370 ’cでのインキュベーション中
微生物の育成を制限するのに必要であり、NaN3はこ
のアッセイの再現性を改善した。
精製ムチンを、デイオン(Dion)等のハイオテクニ
ソクス(Biotechniques)、  (198
3年、9月)に記載されているように、ポリーL−リジ
ンでプラスチックプレート上に固定した。上記文献を本
発明の参考資料とする。消化は、ウェル当たり0.00
2〜1mUの範囲で変化する酵素濃度を用いて、37°
Cにて1.5時間行った。消化を、pHを7〜8に上げ
て約16時間インキユヘートした後、プレートを洗浄す
ることにより停止した。消化の時間は、バッファーのノ
イラミニダーゼ濃度を0.5U/dまで増大して滴定し
、処理ムチン抗原に対する抗体W1およびONC−M8
の結合を観察することにより予め決定した。
結合 抗体W1、M8、Li7、C6および1B2を、上記の
ように、プラスチックプレートに付着した、ノイラミニ
ダーゼ処理した抗原に結合するためのテストに付された
。結合抗体は間接 ELISAにより検出し、ここでセ
イヨウワサビパーオキシダーゼ(HRP)−複合山羊抗
マウス免疫グロブリン(カッペル(cappel) 、
マルバーン、ペンシルベーニア)をプレートに加えた。
結合HRP複合体を基質、0−フェニレンジアミン(”
OPD”)(ジェネティソク システムズ社(Gene
ticSystemy Corp−)+  シアトル、
ワシントン)と共に23℃にて5〜60分インキュベー
トして定量した。次いで、この反応を、等容量の1.3
 N1(zsO4を加えて停止させた。490nm (
OPD)における吸収を、マイクロウェル プレート 
リーグ(上述のジェネテインク システムズ社)で測定
した。
その値はミリ吸収単位(A4.。X 1000)で報告
し、かつ添加モノクローナル抗体のない時のバックグラ
ウンド吸収率に対する補正を行った2度の測定の平均を
表す。2度の測定は一般に10%以下で変動した。
猪−来 第3図に示したように、精製ミルクムチンに対するON
(、−M8抗体の結合はノイラミニダーゼ濃度を増して
もそれ程変動しなかった。また、既に報告されているよ
うに〔リンスレー(Linsley)等、キャンサ リ
サーチ(cancer Res、 ) +1986、■
、pp、6380−6386)、W1抗体の結合はノイ
ラミニダーゼの濃度の増大に伴って減少した。しかし、
ONC−M8抗体は、サンプルが増大する濃度のノイラ
ミニダーゼで消化された場合(第4図)、胸膜滲出液か
ら精製されたムチンに対して高い結合性を示した。これ
らのデータは、W1エピトープはノイラミニダーゼ感受
性でW1抗体の低い結合性を与えるが、ONC−M8抗
体により認識されるエピトープはノイラミニダーゼ処理
で露出し、結果としてONC−M8抗体の高い結合をも
たらすことを示している。この結果は、また腫瘍関連ム
チンが正常なムチンよりも高度にシアル酸化されている
かも知れないことをも示唆する。
コアおよび周辺エピトープと反応性の抗体、即ちLi7
、C6および1B2の精製胸膜滲出物ムチンに対する結
合性に及ぼすノイラミニダーゼ処理の影響は、Wlおよ
びONC−M8の結合をテストするのに用いた手法に従
って調べられた。結果を第1表に示す。
第一一」−一一表: 胸膜滲出物ムチン上のエピトープの ノイラミニダーゼ処理 Wl        648    340M8   
    127    708L17(LeX)   
    32    356C6(1)       
  80    7661B2 (i)       
 28    34(11)胸膜滲出物ムチンは上記の
ように精製かつ処理した。吸収測定は490nmで行っ
た。
ポリラクトースアミンの分岐鎖(c6)および線状(I
 B 2)異性体を認識する抗体C6および1B2の結
合は、第1表に示すように、ノイラミニダーゼによって
増進された。これらの成分は骨格炭水化物構造である。
これら両抗体の胸膜滲出物ムチンに対する結合はノイラ
ミニダーゼ処理によって増進されるが、このことは腫瘍
患者からの血清中のムチン上のコア構造に対する抗体の
結合はシアル酸を除く処理によって増進され得ることを
示している。
’Le”エピトープはシアル酸化および非シアル酸化状
態両方で存在する。非シアル酸化形状はLi7抗体によ
って認識される〔ヘルストローム()tellstro
m )等、キャンサ リサーチ(cancerRes、
)、1986,46.3917−3923)。
Li7抗体の結合もノイラミニダーゼ処理後高められた
。非シアル酸化周辺構造を認識する抗体は、従って通常
シアル酸隠蔽されているエピトープを検出するために、
ノイラミニダーゼで処理することにより、利用できる。
実施開1 ヒト血清中のムチンに結合し得る抗体の検出のためにW
GA (コムギ胚芽凝集素)捕獲アッセイを利用した。
このアッセイはEP第268.279号(これを本発明
の参考文献とする)に記載されている。正常なヒトおよ
び種々の腫瘍(第2表参照)をわずらっている患者から
の血清中のムチンは96ウエルの、平底形、ポリスチレ
ンマイクロウェルプレー1・(イムロン(Immulo
n) II、グイナテソク ラボラI・リーズ社(Dy
natech LaboratoriesInc、)、
アレキサンドリア、バージニア)上にドリアカム ブル
ガリス(Triticum  亘几肛圏)  レクチン
(コムギ胚芽凝集素“WGA”;シグマ社(Sigma
 Chemical Co、 )+ セントルイス、ミ
ズーリー)を用いて固定化された。このマイクロウェル
プレートは、pH8,0で10mMのCaC12および
1.0mMのMgC62を含む50mM1−リス−HC
l中にWGAを?容した20μg / ml濃度のン容
液50μβ/ウェルを添加することにより調製された。
25°Cにて2時間インキユヘーションして該プレート
をWGAで被覆した後、溶液を吸引により除いた。
癌患者からの血清サンプルまたは正常なコントロールを
、pH8,0で1mMCa(12および1mMMgCj
l!zを含む50mM)リスーHCρバッファー中で、
1:50に希釈して、プレートに加えた。次いでこのブ
レーl−を25°Cにて1〜4時間時間インキュトート
PBSおよび2%FC3のハソファーで洗浄する。
アッセイを行うために、モノクローナル抗体L L ?
(ATCCmHB 8739)、ONC−M8およびC
6を1μn/mfの濃度で加えた。
血清中の捕獲ムチンに対する抗体の結合は、DDIAに
つき上述したようにOPDを用いおよび吸収(A4.。
X 1000)を測定することにより検出した。結果を
第2表に総める。
第   2   表: ノイラミニダーゼ処理を伴う/ 伴わないWGA血清アッセイ l’  Li2   ONC−M8    C6−+−
+−十 前立腺 176 2800 2800 2800 15
3 2800中皮腫 138 758 623 131
1 147 2658乳癌151702 762642
021406B2 2231 550 2096  9
7 2106〃、   1.06 934 17378
2  III  961結腸 72776 43 81
 84648SCLC2171172027594(1
1431291肺   114 2(141  171
  562  114  636結腸10083910
9202112816ミエローマ     88   
184   1(13   238    77   
537正常1223521051971.15430〃
96 243 100 2(13 108 4711、
血清サンプルは明記した腫瘍形の個体から採取し、正常
なサンプルは3人の異る個体から得た。
2.5CLCは小細胞肺癌である。
第2表から理解されるように、ノイラミニダーゼ処理後
検出されるエピトープの量は、抗体L17、ONC−M
8およびC6につき大巾に増大した。更に、これら抗体
は、酵素で処理した後の正常なエピトープの検出量の増
大と比して、ノイラミニダーゼ処理した後の腫瘍関連エ
ピトープをより一層多量に検出することが立証された。
抗体1B2は血清アッセイではテストしなかった。
しかし、1B2のムチンに対する結合はノイラミニダー
ゼ処理後増大(第1表)したので、1B2により認識さ
れる“i”エピトープに対する血清アッセイの感度は、
ノイラミニダーゼ処理後同様に改善されるであろうと思
われる。
本発明は疾病または感染と関連したりガントを含む抗原
などのりガントを処理して、処理しないと抗−リガンド
との結合には利用されずに残される免疫結合サイトを露
出する方法を提供する。かくして、疾病または感染に関
連したりガント上に固有に表現され得る結合サイトを、
イムノアッセイにおいて抗−リガンドに結合し得るもの
として、ヒト対象中の癌などの疾病の存在を検知するこ
とを特徴とする特に、本発明のりガントの処理方法の重
要な局面は、該リガンドが末精製形状で直接処理できる
こと、即ち全血々清、尿、痰および滲出物などの体液サ
ンプル中に存在するリガンドを直接処理してその上の結
合サイトの検出を改善できることにある。
本発明を好ましい態様に従って記載してきたが、前記の
明細書の記載を読めば当業者はここに開示の組成物並び
に方法に様々な変更、等価なものでの置換並びに変化を
加えることができるであろう。
従って、本発明に許される保護範囲は上記特許請求の範
囲並びにその等価なものによってのみ制限される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、増大するノイラミニダーゼ濃度の関数として
、正常なヒトからのプールした血清中に存在する抗原に
対する○NC−M8およびW1抗体の結合を、乳癌のヒ
トからのプールした血清中に存在する抗原に対する抗体
の結合と比較して示した図であり、 第2図は、ノイラミニダーゼで処理した後の、正常なヒ
トおよび乳癌のヒトからの夫々の血清サンプル中に存在
する抗原に対するONC−M8抗体の結合についてのチ
ャートであり、 第3図は精製ミルクムチンに対する抗体ONC−M8お
よびW1抗体の結合を、増大するノイラミニダーゼ濃度
の関数として示したグラフであり、および 第4図は、ノイラミニダーゼ濃度の増大に伴う、胸膜滲
出液ムチンに対する抗体ONC−M8およびWlの結合
を示すグラフである。 図面の浄書(内容に変更なし) 第1図 血清プール 0・口に胸部プール#1 ノイラミニダーゼ (ミリユニット) 第2図

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)哺乳動物から採取した流体サンプル中に末精製状
    態で存在する標的リガンドに対する免疫学的結合を増進
    する方法であって、該リガンドを処理して、該リガンド
    上の結合サイトを阻害する周辺物質を除去することを特
    徴とする上記方法。
  2. (2)上記流体サンプルが血清、滲出液、尿および痰か
    らなる群から選ばれる請求項1記載の方法。
  3. (3)上記除去が該リガンドを酵素処理することを含む
    請求項1記載の方法。
  4. (4)該酵素がノイラミニダーゼ酵素である請求項3記
    載の方法。
  5. (5)流体サンプル中に存在する標的リガンドに対する
    抗−リガンドの免疫学的結合を検出するための改良アッ
    セイであって、 (a)標的リガンドから免疫学的結合を阻害する物質を
    除去して、抗−リガンド結合サイトを露出させ、 (b)該物質の除去後の該リガンドを、検出し得るよう
    に標識した抗−リガンドと接触させ、かつ (c)該リガンドに結合した標識抗−リガンドを検出す
    る工程を含むことを特徴とする上記アッセイ。
  6. (6)上記物質の除去工程が該リガンドを酵素処理する
    ことを含む請求項5記載のアッセイ。
  7. (7)該酵素処理工程が、該リガンドを有効量のノイラ
    ミニダーゼ酵素で消化することを含む請求項6記載のア
    ッセイ。
  8. (8)上記リガンドがムチン抗原であり、かつ上記抗−
    リガンドがATCCNo.HB9209および同HB8
    739の特性をもつハイブリドーマにより産生されたモ
    ノクローナル抗体およびモノクローナル抗体C6および
    1B2からなる群から選ばれる請求項5記載のアッセイ
  9. (9)(a)流体サンプル中に存在するムチン抗原から
    シアル酸を除去して、該抗原上の結合サイトを露出させ
    、 (b)該ムチン抗原を基質上に固定し、 (c)該固定化ムチン抗原をモノクローナル抗体と接触
    させ、および (d)該抗原に結合した抗体を検出する、 各工程を含むことを特徴とする、ムチン抗原の存在を検
    出する免疫アッセイ。
  10. (10)上記シアル酸の除去工程が、該ムチン抗原と、
    有効量のノイラミニダーゼ酵素とを接触させることを含
    む請求項9記載のアッセイ。
  11. (11)上記ムチン抗原の固定化工程が、該抗原を上記
    基質に付着した抗体に結合させる工程を含み、該抗体が
    該抗原上の少なくとも一つのエピトープと反応性である
    請求項9記載のアッセイ。
  12. (12)上記ムチン抗原と接触させるための上記抗体が
    ATCCNo.HB9209および同HB8739の特
    徴をもつハイブリドーマにより産生されたモノクローナ
    ル抗体およびモノクローナル抗体C6および1B2から
    なる群から選ばれるモノクローナル抗体である請求項9
    記載のアッセイ。
  13. (13)上記サンプルが血清、滲出液、尿および痰から
    なる群から選ばれる流体サンプルである請求項9記載の
    アッセイ。
  14. (14)末精製のリガンドの存在につき流体サンプルを
    アッセイするための診断用テストキットであって、 (a)該サンプル中に存在する標的リガンドと免疫学的
    に反応性の抗−リガンド、および(b)該サンプル中の
    標的リガンドから物質を除去して、抗−リガンド結合サ
    イトを露出させるためのノイラミニダーゼ酵素 を含むことを特徴とする上記診断用テストキット。
JP63255735A 1987-10-09 1988-10-11 標的リガンド用アッセイの感度を高める方法 Expired - Fee Related JP2779178B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10704087A 1987-10-09 1987-10-09
US107040 1987-10-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01237454A true JPH01237454A (ja) 1989-09-21
JP2779178B2 JP2779178B2 (ja) 1998-07-23

Family

ID=22314537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63255735A Expired - Fee Related JP2779178B2 (ja) 1987-10-09 1988-10-11 標的リガンド用アッセイの感度を高める方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5646002A (ja)
EP (1) EP0313244B1 (ja)
JP (1) JP2779178B2 (ja)
AT (1) ATE123148T1 (ja)
CA (1) CA1340927C (ja)
DE (1) DE3853866T2 (ja)
ES (1) ES2073402T3 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0316764B1 (en) * 1987-11-20 1994-06-08 Abbott Laboratories Detection of tumor-associated markers in biological fluids
DE69029270T2 (de) * 1989-09-15 1997-03-27 Genetic Systems Corp HYBRIDOMA CT43, DAS EIN ANTIKöRPER GEGEN EIN MUCINEPITOP VON DARMKREBS ERZEUGT
GB9304979D0 (en) * 1993-03-11 1993-04-28 Sinvent As Imobilisation and separation of cells and other particles
CA2269659A1 (en) * 1996-11-04 1998-05-14 Merck Frosst Canada & Co. Hydrolase binding assay
US7407773B2 (en) * 2000-11-03 2008-08-05 Procognia, Ltd. Method for characterizing a carbohydrate polymer
EP2261255A1 (en) * 2003-07-15 2010-12-15 The Regents of The University of California Methods for purifying sialic acid-specific antibodies and composition comprising affinity-purified antibodies
US20050186645A1 (en) * 2003-12-18 2005-08-25 Yehudit Amor Method for analyzing a glycomolecule
JP5066615B2 (ja) * 2011-01-31 2012-11-07 株式会社日立製作所 フェニルボロン酸基と特異的に結合するオリゴペプチド配列
WO2013151649A1 (en) 2012-04-04 2013-10-10 Sialix Inc Glycan-interacting compounds
EP4183806A3 (en) 2014-11-12 2023-08-02 Seagen Inc. Glycan-interacting compounds and methods of use
IL302822A (en) 2015-11-12 2023-07-01 Seagen Inc Compounds interacting with glycans and methods of use
EP3541847A4 (en) 2016-11-17 2020-07-08 Seattle Genetics, Inc. COMPOUNDS INTERACTING WITH GLYCANE AND METHODS OF USE
KR102653141B1 (ko) 2017-03-03 2024-04-01 씨젠 인크. 글리칸-상호작용 화합물 및 사용 방법

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63500891A (ja) * 1985-09-09 1988-03-31 ク−ルタ−・コ−ポ−レ−ション 病理標本中のヒトの癌腫と関連する抗原の免疫検定を促進および/または加速する方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4116776A (en) * 1976-04-19 1978-09-26 International Radioimmune Systems, Inc. Diagnostic blood test and kit for detecting human chorionic gonadotropin
US4146603A (en) * 1977-02-18 1979-03-27 Research Corporation Tumor specific glycoproteins and method for detecting tumorigenic cancers
JPS57184970A (en) * 1981-05-08 1982-11-13 Toyo Jozo Co Ltd Measuring method for hcg
US4762800A (en) * 1984-04-26 1988-08-09 Sloan-Kettering Institute For Cancer Research Monoclonal antibodies to cell surface antigens of human teratocarcinomas
US4708930A (en) * 1984-11-09 1987-11-24 Coulter Corporation Monoclonal antibody to a human carcinoma tumor associated antigen
FR2590674B1 (fr) * 1985-11-25 1989-03-03 Inst Nat Sante Rech Med Nouveaux reactifs de diagnostic
EP0316764B1 (en) * 1987-11-20 1994-06-08 Abbott Laboratories Detection of tumor-associated markers in biological fluids

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63500891A (ja) * 1985-09-09 1988-03-31 ク−ルタ−・コ−ポ−レ−ション 病理標本中のヒトの癌腫と関連する抗原の免疫検定を促進および/または加速する方法

Also Published As

Publication number Publication date
CA1340927C (en) 2000-03-14
US5646002A (en) 1997-07-08
DE3853866D1 (de) 1995-06-29
DE3853866T2 (de) 1995-09-21
ES2073402T3 (es) 1995-08-16
ATE123148T1 (de) 1995-06-15
EP0313244B1 (en) 1995-05-24
JP2779178B2 (ja) 1998-07-23
EP0313244A2 (en) 1989-04-26
EP0313244A3 (en) 1990-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10866240B2 (en) Method for analyzing PSA and method for distinguishing prostate cancer from prostatic hypertrophy using that method for analyzing PSA
JP5630757B2 (ja) Psaの分析方法、及び前記分析方法を用いた前立腺癌と前立腺肥大症との鑑別方法
US5096830A (en) Preterm labor and membrane rupture test
JP5301719B2 (ja) リソソーム病の検出方法
JP2002525632A (ja) 癌の標識及び予後指標としてのykl−40
US20080182282A1 (en) Methods for comparitive analysis of carbohydrate polymers and carbohydrate polymers identified using same
JPH01237454A (ja) 標的リガンド用アッセイの感度を高める方法
EP2884276A1 (en) Glycoform detection method and glycoform detection device
US5376531A (en) Method of detecting cancer
JPS63119498A (ja) 新規なモノクロナル抗体、その製造及び使用
JPH02259570A (ja) 骨由来アルカリホスファターゼの検定法
CA2428150C (en) Methods for comparitive analysis of carbohydrate polymers
EP3936522A1 (en) METHOD FOR IMMUNOLOGIC ANALYSIS OF ß-D-GLUCAN IN BIOLOGICAL SAMPLE, AND ß-D-GLUCAN ANALYSIS KIT
JPH07325083A (ja) 糖タンパク質の特定糖鎖割合の測定方法
JPH0580053A (ja) ヒト子宮体癌細胞の免疫化学的検出方法
JP3451783B2 (ja) コリンエステラーゼの測定法及び肝硬変と肝炎の識別法
JP2878317B2 (ja) ラミニン測定試薬
JP3647171B2 (ja) リガンドの測定法
JP2866151B2 (ja) カルパスタチン異常症の検出方法及びキット
EP4130740A1 (en) Measuring method for fragment including 7s-domain of human type-iv collagen, and kit to be used therefor
AU2002225992B2 (en) Methods for comparitive analysis of carbohydrate polymers
JP2868841B2 (ja) Gmp異常症の検出方法及びキット
JPS62238463A (ja) プラスミン―α2プラスミンインヒビター複合体の測定方法
JP2925684B2 (ja) 血小板及び血管内皮細胞の疾病の測定方法
JPS62270598A (ja) 新規な腫瘍関連抗原

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees