JPH01237087A - バイメタルの製造方法 - Google Patents

バイメタルの製造方法

Info

Publication number
JPH01237087A
JPH01237087A JP6222988A JP6222988A JPH01237087A JP H01237087 A JPH01237087 A JP H01237087A JP 6222988 A JP6222988 A JP 6222988A JP 6222988 A JP6222988 A JP 6222988A JP H01237087 A JPH01237087 A JP H01237087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling
stock
expansion
bimetal
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6222988A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Yamaguchi
健司 山口
Sadahiko Sanki
参木 貞彦
Yasuhiko Miyake
三宅 保彦
Takayuki Ota
太田 隆之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP6222988A priority Critical patent/JPH01237087A/ja
Publication of JPH01237087A publication Critical patent/JPH01237087A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、圧延圧接法によるバイメタルの製造方法の改
良に関するものである。
[従来の技術と問題点] バイメタルは、例えばインバーと称されるFa−36%
Ni合金を低膨張側素材とし、これに例えばMn−18
%Cu合金などを高膨張側素材として両者を接合させ、
画素材の熱膨張差により生ずるわん面変位を利用して電
気接点の自動的オン−オフなどを行なわせるものである
上記のようなバイメタルをIi!遣するもっとも一般的
な方法は圧延圧接法によるものであり、例えば第4図に
その概略を示す、低膨張素材1および高膨張素材2の圧
接面をワイヤブラシ12により研磨して表面活性化処理
し、ワークロール10゜10およびバッファ・ツブロー
ル11.11よりなる圧延ロールにより圧延圧接しバイ
メタル3を得る。この圧接には通常圧延率にして60%
以上の強加工が必要であり、この高圧下刃により加工熱
が発生し、その加工熱により素材は少なくとも200℃
程度に発熱する。この加工熱は、当然素材に熱膨張を生
じさせるが、圧接する低膨張素材1と高膨張素材2では
熱膨張量に大きな差異かあり、その時の加工熱による熱
膨張差の状態でバイメタル3に圧接される。ロールによ
る圧延後はバイメタル3は冷却し常温近くまで温度低下
する。
この際に素材は熱収縮するが、高膨張素材2は当然より
大きな収縮を起し、圧延後のバイメタル3には第4図に
示すような高膨張素材2側への反りが発生ずる。この反
りは長手方向には第4図に示すようなカーリング状の反
りとなる半面、第5図に示すように巾方向に対しても高
膨張素材2を内側とする反り(一般に樋と俗称される)
が発生ずる。
このような反りの発生はバイメタルの品質を劣化させる
ものであり、その後の矯正圧延により平坦に修正する作
業が行なわれるが、板厚が0.5圓以下になるといった
ん発生した反りを矯正することは非常に困難あるいは不
可能に近いのが実情である。
[発明の目的] 本発明は、上記したような従来技術の有する欠点を解消
し、圧延の際の加工熱による反りの発生を大中に低減せ
しめ、製品の格段の高品質化を達成可能な新規なバイメ
タルの製造方法を提供しようとするものである。
[発明の概要] 本発明は、熱心張係数に大きな差のある素材を圧延圧接
するに当り、予め低膨張側素材を加熱しておくかあるい
は高膨張側素材を冷却しておくかして、圧延前の低膨張
素材の方が高温となるような温度差を与えておき、圧延
されたのち共に常温まで冷却された状態で画素材の熱収
縮量がほぼ近接し合った収縮量となるようにしたことに
あり、これによって圧接後の画素材の収縮量を均衡せし
め、熱収縮量の差によって生ずる前記反りの発生を解消
せしめるものである。
[実施例] 以下に、本発明について実施例図面を参照し説明する。
第1および2図は、本発明に係る製造方法の2様の実施
態様を示すものであり、前記第4図と同一符号は同一構
成を示す。
低I!1jvi素材1および高膨張素材2の圧接面をワ
イヤブラシ12で処理し、ワークロール10゜10およ
びパックアラグロール11.11よりなる圧延ロールに
より圧延率60%以上に圧延する。
この圧延に先立って、第1図に示すように低WB張素材
1のみを加熱装置13内に通過させ、低膨張素材1を予
め加熱しておく、この加熱により低膨張素材1は圧延前
に然るべき熱膨張を生じており、その熱、膨張のまま圧
延ロールにより圧下されて圧接される。この際圧延によ
る加工熱で高膨張素材2ら温度上昇し膨張するが、その
熱膨張量と前記低膨張素材1を予め加熱したことにより
生じた熱1!Ij張厘とが均衡し、バイメタルに圧延後
常温に冷却された際には画素材の熱膨張量が均衡し合い
前記従来例にみられたような反りの発生は大[11に低
減され、長平方向に真直ぐであるのみならず第3図に示
すように[1」方向にも平坦な品質良好なバイメタル3
を得ることができる。
本発明においては、上記のように加工熱により温度り昇
した際に熱膨張量の小さい低膨張素材1を予め加熱して
高膨張素材2よりも高温となるように温度差を与えてお
くものであるが、前記の通り圧延による加工熱は200
℃程度に達するから少なくともこの温度近隣の高温に加
熱しておく必要がある。しかしながら、Fe−36%N
i合金を例にとると、加熱によりその表面温度が220
〜230℃程度になった場合に淡い麦藁色の表面酸化膜
が生成する。この酸化皮膜はその後の圧接を大きく妨げ
、バイメタルとして接合させることが不可能となる。
従って、低膨張素材の加熱は、とくに不活性ガスないし
還元性ガス雰囲気下での圧延を行なわない限り220 
”C以上とならない範囲での加熱が要請される。故に、
上記220℃を越える加熱による温度差の設定が必要と
なったような場合には、低i張素材lの加熱に代えて高
膨張素材2を冷却してやればよい。
第2図は、上記のようにして低膨張素材1の加熱装置1
3による加熱と、高膨張素材2の冷却装置14による冷
却の両方を実施し、画素材により大きな温度差を与えて
おいてバイメタル3に圧延圧接する場合を示すものであ
る。このように加熱および冷却を共に実施することによ
り使用される素材相互にとって必要な温度差を自在にか
つ大巾に設定することができ、圧延後の反りの発生防止
上における最適条件をもって圧延圧接を行なうことがで
きるものである。
実施例1 ワークロール径180mバックアップロール径400間
の4段圧延機を用い、1.0m’X150間 のFe−
36%合金条と1.Omtx150++ue  のMn
−1s%Cu合金条とを圧延圧接した。ワイヤブラシ研
磨後圧延に先立って低膨張材料であるFe−36%Ni
合金条のみを電気炉加熱し、表面温度を180℃に設定
しておいて圧延率60%で圧延した。この圧延したバイ
メタルの板反りは、曲率半径で2mであり従来の115
以下に改善できた。
実施例2 ワークロール径180mバックアップロール径4001
IIIの4段圧延機を用い、低WB張材として1.0I
IIltxi 50m  のFa−36%Ni合金条を
電気炉で加熱し表面温度を210℃に設定する一方、高
膨張側材料として 1.0m+tX150m  のMn  18%cu合金
条をドライアイス封入することにより表面温度を一10
℃に設定して圧延圧接した。この時の圧延率は60%で
あったが、圧延圧接後のバイメタルの板反りは曲率半径
で5mとなり従来の1/7以下に改善できた。
実施例3 実施例1と同様の4段圧延機を使用し、同じく低膨張材
としてFo−36%Ni合金および高膨張材としてMn
−18%CU合金条を用い、前記低膨張材をH2雰囲気
中1050℃で数分間加熱したのち冷却し、表面温度を
200℃に設定して直ちに圧延率50%で圧延圧接を行
なった。この圧延圧接後のバイメタルの板反りは曲率半
径4mであり、従来の1/6以下に改善できた。これを
別の工程で0.20−厚さに仕上圧延しなところ板反り
を従来の115以下に改善でき板中方向の111反りも
1/3以下に改善できた。
以上の実施例においては、高膨張材としてMn−18%
Cu合金を例示説明したが他にMn −Cu−Ni合金
、Fe −Ni−Cr合金、Fe −Nr −Mn合金
などに対しても適宜応用は可能であり、低膨張材として
もFo−36%N+合金の他にFa−42%N1合金な
どにも応用することが可能である。
そしてまた、上記実施例では2層材のバイメタルについ
て適用する例を示したが、中間層にCuまたはCu合金
あるいは耐熱Cu合金(例えばCu−0,1%Z「合金
)などを介在せしめた3層構造のトリメタルに対しても
応用可能であることは勿論である。
[発明の効果] 以上の通り、本発明に係る!I!!!遣方法によれば、
つぎのようなすぐれた効果を奏することができる。
(1)圧接加工後の高膨張材の熱収縮量に対して低膨張
材の熱収縮量をほぼ同程度とすることができ、従来と比
救して板反りを1/7以下に改善でき、まな板巾方向の
中反りを1/3以下に改善できる。
(2)従来の圧延機を使用し、単純な加熱装置を付加す
るのみで板反りのない平坦なバイメタルを製造すること
ができるものであり、そのための経済的負担増はきわめ
て小さい。
(3)圧延圧接後に特殊圧延あるいは強度の矯正圧延な
どを必要としないから、製造ライン全体を簡易化でき、
能率向上と原価低減を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1および2図は本発明に係る製造方法の2様の実施態
様を示す説明図、第3図は本発明に係る方法で圧延圧接
したバイメタルの横断面図、第4図は従来の製造状況を
示す説明図、第5図は従来方法により製造したバイメタ
ルの横断面図である。 1:低膨張素材、 2:高膨張素材、 3:バイメタル、 10:ワークV7−ル、 11:バックアップロール、 12:ワイヤブラシ、 13二加熱装置、 14:冷却装置。 代理人  弁理士  佐 藤 不二雄 第1図 第2図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱膨張差の大きい素材を重ね合せ圧延圧接するに
    際し、低膨張側の素材を加熱し、高膨張側の素材の温度
    よりも高くしておいて圧延圧接するバイメタルの製造方
    法。
  2. (2)熱膨張差の大きい素材を重ね合せ圧延圧接するに
    際し、高膨張側の素材を冷却し、低膨張側の素材の温度
    よりも低しておいて圧延圧接するバイメタルの製造方法
  3. (3)低膨張側の素材の温度が220℃以上とならない
    範囲で高膨張側素材との温度差を設定する請求項1また
    は2記載のバイメタルの製造方法。
JP6222988A 1988-03-16 1988-03-16 バイメタルの製造方法 Pending JPH01237087A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6222988A JPH01237087A (ja) 1988-03-16 1988-03-16 バイメタルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6222988A JPH01237087A (ja) 1988-03-16 1988-03-16 バイメタルの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01237087A true JPH01237087A (ja) 1989-09-21

Family

ID=13194121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6222988A Pending JPH01237087A (ja) 1988-03-16 1988-03-16 バイメタルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01237087A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3742340B2 (ja) アルミニウム複合材料の製造方法
JPH01237087A (ja) バイメタルの製造方法
JP3296271B2 (ja) チタンクラッド鋼板およびその製造法
JPH0234289A (ja) 圧延による金属クラッド板の製造方法
JP3446016B2 (ja) パック圧延方法
KR102225061B1 (ko) Fe-Ni계 합금 박판의 제조 방법 및 Fe-Ni계 합금 박판
JPS63140782A (ja) 多層クラツド板の製造方法
JP4333321B2 (ja) 鋼板の製造ライン及び鋼板の製造方法
JPH05192776A (ja) クラッド材の製造方法
JP2515514B2 (ja) α+β型合金チタンの薄板製造方法
KR102405037B1 (ko) 클래드강판의 제조방법
JPH02187283A (ja) バイメタルの製造方法
JPH01178389A (ja) 薄いクラッド板材の製造法
JPH01178388A (ja) 薄いクラッド板材の製造法
JPH09300085A (ja) 接合界面が平坦なクラッド材の製造方法
US1718750A (en) Method of manufacturing bimetallic thermostats
JP2783170B2 (ja) アルミニウムとステンレス鋼とのクラッド板の製造方法
JP2604518B2 (ja) 厚鋼板の矯正方法
JPS62104625A (ja) 2層クラツド金属板の反り矯正方法
JPH10113713A (ja) 制御冷却鋼板の製造方法
JPH02852B2 (ja)
JPH10286681A (ja) チタンクラッド鋼板の製造方法
JPS5935664A (ja) 冷延性にすぐれたα+β型チタン合金熱延板の製造方法
JPH01192404A (ja) クラッド鋼板の製造方法
JPS63174791A (ja) クラツド材製造時における素材の加熱方法