JPH01235107A

JPH01235107A - 断線監視装置

Info

Publication number: JPH01235107A
Application number: JP63062130A
Authority: JP
Inventors: Yoichi Sasaya; 笹谷　洋一
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1988-03-15
Filing date: 1988-03-15
Publication date: 1989-09-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は電力系統に介在される回路遮断器におけるト
リップ回路の断線監視を行なう装置に関するものである
。

（従来の技術）第２図は従来のトリップ回路の断線監視装置の全体系統
図である。

図において、（１）は遮断器のトリップコイル、（２）
、（３）はそれぞれトリップコイル（１）に接続される
遮断器の補助接点であり、補助接点（２）は遮断器の主
接点が開の状態で閉成し、又、補助接点（３）は上記主
接点が閉の状態で閉成する。

（４）〜（７）はそれぞれ図示しない保護リレー装置の
出力接点、（８）は補助リレーコイル（９）に微少電流
を流す抵抗器、（ｌＯ）〜（１５）は各出力接点（４）
〜（７）を並列接続する接続線、（１６）、（１７）は
出力接点（７）と、抵抗器（８）及び補助リレーコイル
（９）の直列接続体を並列接続する接続線、（１８）は
上記各出力接点（４）〜（７）等の並列接続体と補助接
点（２）、（３）を接続する接続線、（１９）はプラス
の電位母線、　（２０）はマイナスの電位母線である。

次に上記構成に基づいて従来装置の動作について説明す
る。

今、保護リレー接点（４）〜（７）のうち１つ、又はそ
れ以上の接点が閉成した場合、プラス母線（１９）より
マイナス母線（２０）へ補助接点（２）、又は（３）と
トリップコイル（１）を介して電流が流れる。その結果
、トリップコイル（１）が励磁され図示しない遮断器が
トリップ（開放される）。遮断器の開放により、負荷側
に大電流が流れ、事故が発生するのが防げる。このよう
にトリップ回路は過電流による大事故を未然に防ぐ重要
な役割をもつため、信頼性の高いものが要求される。そ
のため、トリップ回路に介在する接続線（ｌＯ）〜（１
７）、遮断器のトリップコイル（１）の断線及びそれら
の接続ジヨイントのかい離を電気的に監視する方式がよ
く採用されている。いわゆるトリップ回路断線監視方式
である。これは第２図において抵抗（８）と補助リレー
コイル（９）との直列体を保護リレーの接点（４）、（
５）、（６）□、（７）と接続線（１６）、（１７）に
より並列に接続されることにより実現されている。すな
わちプラス母線（１１）から接続線（ｌＯ）〜（１６）
、抵抗（８）、補助リレーコイル（９）、接続線（１１
）〜（１７）、遮断器トリップコイル（１）を経てマイ
ナス母線（２０）に常時トリップコイル（１）を励磁さ
せない程度の微少電流を流し、この微少電流を補助リレ
ーコイル（９）が検出し図示しない監視装置を応動して
いる。この時、の監視装置が応動していればトリップ回
路が健全であり、応動しなければ前記プラス母線（１９
）からマイナス母線（２０）までの経路のどこかに異常
（断線やかいｌ１ｌ）があることを示す、尚、微少電流
はしゃ断器主接点が閉じていると鮒は補助接点（３）　
を、開いていないときは補助接点（２）を経る。

〔発明が解決しようとする課題〕

以上説明したように従来の断線監視装置は、トリップ回
路の正常を判定する微少電流検出用の補助リレーコイル
を、トリップ電流系を形成する複数の保護リレー接点と
共に、一対の接続線間に並列接続されているため、接続
線のどの箇所が断線しても補助リレーコイルに微少電流
が途絶えて補助リレーの応動が変化することにより容易
に断線状態を把握可能ならしめるが、どの箇所が断線し
たのかすぐに判明できず、よって断線状態を把握した後
、断線箇所を探し接続を復旧するのに多くの時間を要す
るという問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、接続線中の断線箇所が大まかながら即座に判
定できる断線監視装置を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る断線監視装置は、トリップ回路を構成す
る各保護リレー接点を並列接続する各接続線、及び保護
リレー接点と微少電流検出用のリレーを並列接続する接
続線と並列に、接続線間の電位を検出する高抵抗の検出
器を接続したものである。

（作用）この発明による検出器によれば、健全区間（接続線が断
線していない場合）の当該検出器は該接続線により短絡
されているので応動しない。一方断線区間の当該検出器
は並列に介在している接続線が切れていることにより、
この検出器の両端に電位差が発生し当該検出器は応動す
ることになる。すなわち、微少電流が流れている全経路
の中で、応動した検出器と並列に接続された接続線が断
線していることになる。

（実施例）以下この発明の一実施例を第１図について説明する。第
１図における（１）〜（２０）は第２図の（１）〜（２
０）に相当する。（２１）は接続線（１４）と並列に接
続された電圧計、（２２）は接続線（１８）と並列に接
続された電圧計をそれぞれ示す。この場合電圧計は、前
記した二点間の電位差に応じる高抵抗値の検出器の一種
である。また電圧計は第１図かられかるように他の接続
線（ｌＯ）〜（１７）、（１８）にもそれぞれ同様の電
圧計が並列に接続されている。第１図のトリップ回路に
おいて、健全時（どこの接続線も断線していない時）は
、いかなる電圧計もその両端が短絡されているため電圧
指示を示さない。

一方接続線（１４）が断線した場合は、電圧計（２１）
の両端に電位差が生じる為、電圧計（２１）は電圧指示
を示すことになる。また接続線（１８）の断線は同じ電
位差発生の原理で電圧計（２２）が電圧指示を行なう、
すなわち断線した接続線と並列に介在している電圧計の
みが、電圧指示を示すことになるので、トリップ回路中
の断線箇所、少なくともどの接続線が断線しているかが
判明することになる。

なお、上記実施例では、電位差の検出器として電圧計を
用いたが、計器以外のもの、たとえば電位差検出リレー
や電圧リレーを用いると広い範囲に応用できる。すなわ
ち該電圧リレーの接点を故障表示装置に接続すれば、複
数のトリップ回路が在る場合でも容易に断線したトリッ
プ回路を判別できることになる。また遠方にこの電圧リ
レーの接点を電気的につなげれば、もちろん遠方からで
も断線状態を監視することが可能である。さらに電圧リ
レーの接点を記録計などの記録装置につなげれば、無人
の電力績のトリップ回路にも有効に使えることが出来る
。

また上記実施例では遮断器のトリップ回路の断線監視の
場合について説明したが、遮断器のクローズ回路や、遮
断器以外の開閉装置のトリップもしくはクローズ回路の
断線監視であってもよく、上記実施例と同様の効果を奏
する。

（発明の効果〕以上のように、この発明によれば、断線を監視すべき接
続線と並行に二点の接続間に電位差検出器を設けるよう
に構成したので、トリップ回路中のどの部分の断線であ
るか、すなわちどの区間の接続線が断線しているかを即
座に判定でき、短時間に当該断線接続線の復旧、及び修
理ができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による断線監視装置の系統
図、第２図は従来装置の系統図である。図において、（１）は遮断器のトリップコイル、（２）
、（３）は遮断器の補助接点、（４）、（５）、（６）
、＜７）は保護リレーの出力接点、（８）は抵抗、（９
）は補助リレー、（１０）はプラス母線、（１１）はマ
イナス母線、（１２）、（１３）、（１４）、（１５）
、（１６）、（１７）、（１８）、（１９）、（２０）
は接続線、（２１）、（２２）は電圧計。なお、図中同一符号は同一部分を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

微少電流検出リレーと、複数の保護リレー接点間を一対
の母線により順次並列接続すると共に、一方の母線に正
電源を印加し、他方の母線を回路遮断器のトリップコイ
ルを介して負電源に接続して構成した断線監視装置にお
いて、各接続母線にそれぞれ電位差を検出する高抵抗の
検出器を並列接続したことを特徴とする断線監視装置。