JPH01234643A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JPH01234643A
JPH01234643A JP5824388A JP5824388A JPH01234643A JP H01234643 A JPH01234643 A JP H01234643A JP 5824388 A JP5824388 A JP 5824388A JP 5824388 A JP5824388 A JP 5824388A JP H01234643 A JPH01234643 A JP H01234643A
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JP
Japan
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shift
gear
speed change
speed
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JP5824388A
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Yasushi Narita
成田 靖史
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01234643A publication Critical patent/JPH01234643A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動変速機の変速制御装置、特に自動変速機の
動力源をパワーオフ状態へ移行後、再びパワーオン状態
へ戻す時の変速制御装置に関するものである。
(従来の技術) 自動変速機は変速歯車機構の各種摩擦要素(クラッチや
ブレーキ等)を選択的に作動させて所定変速段を選択し
、作動する摩擦要素を変更するごとにより他の変速段へ
の変速を行う。
ところで自動変速機の動力源をパワーオフ状態に切換え
た時、例えば第10図に実線で示すような変速パターン
(便宜上アップシフト線のみを示す)」二のx点からエ
ンジンスロットル開度(Tll) ヲ全閉して(アクセ
ルペダルから足を離して)Y点に至るような切換え時、
自動変速機は第1速から第2速へのアップシフトを判定
し、対応する1→2アップシフト変速を行う。このよう
な足離しアップシフト変速は変速歯車機構の出力回転(
車速)に対し入力回転が変速機のギヤ比を考慮した値に
一致するシンクロ時に実行されないと、変速機出力トル
クが零であることもあってディファレンシャルギヤ等の
ハックランシュに起因した歯車打音やガクガク振動を発
生する。
そこで本願出願人は先に特願昭61−282252号に
より、変速歯車機構の入出力回転数間の比で表わされる
ギヤ比が設定値に達した時に、対応するアップシフト変
速を行うようにした変速制御装置を提案法である。
この装置は第11図の足離し1→2アツプシフト変速に
ついて述べると、以下の如くに機能する。
瞬時1.のスロットル全閉にともなう1→2アップシフ
ト判定以後、エンジン回転数NE、トルクコンバータの
タービン回転数(変速機入力回転数)N7及び変速機出
力回転数N。(図面では第2速変速後のギヤ比1.16
9を考慮した値N。Xl、169を示した)が夫々実線
の如くに変化したとすると、変速歯車機構の見掛は上の
ギヤ比g=Nt/Noは実線の如くに低下する。このギ
ヤ比gが設定値g1迄低下した瞬時t2よりシフトソレ
ノイド開度叶Fにより2速選択圧P2を実線の如く上昇
させて1→2アツプシフト変速を行い、Nt =No 
Xl、169、g=1.169となして当該変速を終了
する。よってこの変速は常時確実に、入力回転数N7が
出力回転数N。に対し変速後のギヤ比1.169を考慮
した値N。xl、169にほぼ一致した時に実行される
こととなり、この時変速機出力トルクが実線図示の如<
零であってもディファレンシャルギヤ等のバックラッシ
ュに起因した歯車打音やガクガク振動の発生を防止でき
る。
(発明が解決しようとする課題) しかしかかる構成では、動力源(エンジン)及びトルク
コンバータのバラツキや経時変化、或いはエンジンの暖
機運転等に原因して、エンジン回転数NE及びタービン
回転数Ntが第11図中点線で示す如く所定の低下を示
さない場合、ギヤ比gが点線で示す如く設定値1迄低下
し得す、上記のアップシフト変速が実行されない。
ところでその後第11図中瞬時E3において、アクセル
ペダルの第9図中Y点からZ点への再踏込み(スロット
ルバルブ再開)によりエンジンを再びパワーオン状態に
切換えると、ギヤ比設定値g、がスロットルバルブ再開
により上昇することによりg < g + となって、
シフトソレノイドAが点線で示す如< OFFに切換ね
り、同じく点線で示す如くに立上がる2速選択圧により
1→2アツプシフト変速が実行されることとなる。
しかしてこの変速は、前記各種摩擦要素が2速選択用の
摩擦要素も含めてエンジン出力の大きい時を基準に容量
を決定されていること、又エンジンがアイドリング状態
よりの回転上昇であることから、エンジン出力の上昇よ
り先に終了する。このためエンジン出力の上昇にともな
うシヨ、ンクを2速選択用摩擦要素はこの時数に作動を
完了しているため吸収することができず、変速機出力ト
ルクが第11図中点線で示す如く大きなピークトルクを
持ったものとなり、大きな変速ショックを発生する。
(課題を解決するための手段) 本発明は、実際上このような場合再加速を要求している
ことでもあり、アップシフト変速が不要であり、従って
このアップシフト変速をシフト線の変更により禁止して
大きな変速ショックを生ずるという上述の問題を解決す
ると共に、変更シフト線を適格に元へ戻し得るようにす
るもので、第1図に概念を示す如く、変速歯車機構の各
種摩擦要素を選択的に作動させて所定変速段を決定し、
作動する摩擦要素の変更により他の変速段への変速を行
い、変速歯車機構の動力源がパワーオフ状態へ移行した
ことによるアップシフト判定後、変速歯車機構の入出力
回転数間の比で表わされるギヤ比が設定値に達した時に
、対応するアップシフト変速を行うようにした自動変速
機において、前記ギヤ比の変化速度を求めるギヤ比変化
速度演算手段と、 このギヤ比変化速度が設定速度以下になると、その後の
パワーオフ状態からパワーオン状態への復帰にともなう
アップシフト変速を禁止するようシフト線を変更するシ
フト線変更手段と、変更シフト線に基づく変速を検知す
る変速検知手段と、 この変速後変更シフト線を元に戻すシフト線復帰手段と
を設けた構成に特徴づけられる。
(作 用) 変速歯車機構は各種摩擦要素を選択的に作動されて所定
変速段を選択し、この変速段で供給動力を増減速して出
力する。そして変速歯車機構は、作動される摩擦要素の
変更により他の変速段へ変速される。
そして、変速歯車機構の動力源が・マワーオフ状態へ移
行したことによるアップシフ1へ制定後は、ギヤ比が設
定値に達した時に、対応するアップシフト変速を実行す
る。従って、当該変速時出力トルクが零であると髄も、
ギヤのバックラッシュにともなう歯車打音やガクガク振
動を生ずることのない変速制御を得ることができる。
ところでこのアップシフト判定後ギヤ比が設定値迄低下
せず、上記の変速がなされない状態では、ギヤ比変化速
度演算手段により求める上記ギヤ比の変化速度が設定速
度以下になる。シフ)・線変更手段はこの場合、その後
のパワーオフ状態からパワーオン状態への復帰にともな
うアップシフト変速をシフト線の変更により禁止する。
よって、このアップシフト変速が実行されると、前記の
通り大きな変速ショックを生ずるが、」二記変速の禁止
により当該変速ショックをなくすことができる。
なお当該アップシフト変速は、パワーオンによる再加速
時のものであるため不要であり、−ヒ記変速禁市が実用
上支障をきたすことはない。
その後上記変更シフト線に基づく変速が行われると、変
速検知手段がこれを検知し、これに応答してシフト線復
帰手段は変更シフI〜線を元に戻す。
よって、その後の変速に支障をきたすこともない。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第2図は本発明変速制御装置を内蔵した自動車のパワー
トレーン制御系を示し、1は電子制御燃料噴射エンジン
、2は自動変速機、3はディファレンシャルギヤ、4は
駆動車輪である。
エンジン1はエンジン制?ff1l用コンピュータ5を
具え、このコンピュータには、エンジン回転数NEを検
出するエンジン回転センサ6からの信号、車速■を検出
する車速センサ7からの信号、エンジンスロットル開度
T IIを検出するスロントルセンザ8からの信号、及
びエンジン吸入空気量Qを検出する吸入空気量センサ9
からの信号等を入力する。
コンピュータ5はこれら入力情報を基に燃料噴射パルス
幅T、を決定してこれをエンジン1に指令したり、図示
しないが点火時期制御信号をエンジン1に供給する。エ
ンジン1は燃料噴射パルス幅T、に応じた量の燃料を供
給され、この燃料をエンジンの回転に調時して燃焼させ
ることにより運転する。
自動変速機2は昭62年3月 l」産自動車(株)発行
rREJROIA型オートマチンクトランスミンション
整備要領書J  (A26IC−07)に記載されたも
ので、トルクコンバータ10及び変速歯車機構11をタ
ンデムに具え、トルクコンバータ10を経てエンジン動
力を入力軸12に入力する。軸10への変速機入力回転
は変速歯車機構11の選択変速段に応し増減速されて出
力軸13に至り、この出力軸よりディファレンシャルギ
ヤ3を経て駆動車輪4に達して自動車を走行させること
ができる。
変速歯車機構11は入力軸12から出力軸13への伝 
    ′動経路(変速段)を決定するクラッチやブレ
ーキ等の各種摩擦要素(図示せず)を内蔵し、これら各
種摩擦要素をライン圧P1 により選択的に油圧作動さ
れて所定変速段を選択すると共に、作動される摩擦要素
の変更により他の変速段への変速を行うものとする。
この変速制御のために変速制御用コンピュータ14およ
びコントロールバルブ15を設置、Jる。コンピュータ
14ばコントロールバルブ15内の変速制御用シフトソ
レノイドA、Bを選択的にONL、これらシフ1−ソレ
ノイドのON、 OFFの次表に示す組合せにより対応
した変速段が選択されるよう各種摩擦要素へ選択的にラ
イン圧P、を供給して変速制御を司どる。
変速制御用コンピュータ14はその他にコントロールバ
ルブ15内のライン圧制御用デユーティソレノイド16
を駆動デユーティDによりデユーティ制御してコントロ
ールバルブ15内のライン圧PL(デユーティDの増大
につれライン圧上昇)を所定通りに制御するものとする
。上記変速制御及びライン圧制御のためコンピュータ1
4には車速センサ7からの信号、スロットルセン→J8
からの信号を夫々入力する他、軸12の回転数N、を検
出する人力回転センサ17からの信号及び軸13の回転
数Noを検出する出力回転センサ18からの信号、並び
にエンジン1のアクセルペダル釈放時(T11=0時)
ONするアイドルスイッチ19からの信号Idを入力す
る。
コンピュータ14は第3図乃至第7図の制御プログラム
を実行して本発明に係わる変速制御を行う。
先ず例えば10 m5ec毎の定時割込みにより繰返し
実行される第3図のメインルーチンを説明するに、ステ
ップ2.1.22において車速■、スロットル開度Tl
+、入力回転数N7及び出力回転数N。を読込め、ステ
ップ23で変速歯車機構11のギヤ比g=Nt/Noを
演算し、ステップ24で10 m5ecの演算リーイク
ル間におけるギヤ比変化量1Δgl=1gNEい−g。
LD  lからギヤ比変化速度1Δg]を演算する。
次のステップ27では、第10図中実線に対応するテー
ブルデータ(但し、2→1,3→2,4→3ダウンシフ
ト線を省略した)を基に車速■及びスロットル開度TH
から変速段を決定し、ステップ28でこの決定変速段が
゛現在の選択変速段と異なるか否かにより変速が必要か
否かを判別する。
変速が不要なら、ステラ7°29でシフトソレノイドA
、BのON、 OFF切換えをせず、現在の変速段を維
持する決定を行い、その後ステップ25で後述の如くに
変更したシフト線を後述の如くにして元へ戻す処理を行
い、次のステップ30で上記の変速段維持決定に従って
ソレノイド駆動信号をシフトソレノイドA、Bに出力す
る。
変速が必要なら、先ずステップ31で現在の選択変速段
から回速への変速かを識別し、次のステップ32でこの
変速がアップシフトかダウンシフトかを、又ステップ3
3でアイドルスイッチ19(第2図参照)がONしたエ
ンジンパワーオフ状態か否(エンジンパワーオン状態)
かをチエツクする。ステップ32でダウンシフトと判別
する場合、又はアップシフトでもステップ33でエンジ
ンパワーオン状態と判別する場合、ステップ34.35
.30により以下の如くに通常の変速制御を行う。
ステップ34は変速を開始する時の判定基準となるギヤ
比設定値を第4図のサブルーチンによりテ−プルルック
アップするもので、先ずステップ41゜42において前
記変速の種類(ステンプ31参照)から判るシフトソレ
ノイドA、Bの変速前状態及び変速後状態をセットする
。次でステップ43.44において、変速の種類毎のテ
ーブルデータ(第8図に1→2変連用のテーブルデータ
、第9図に第3速を経由する1→4変連用のテーブルデ
ータを例示する)を基にスロットル開度TH及びアイド
ル信号IdからシフトソレノイドA用のギヤ比設定値−
g++ gz及びシフトソレノイドB用のギヤ比設定値
gs+ 84をテーブルルックアップする。
これらギヤ比設定値は変速に当りシフトソレノイドをO
N、 OFF切換えすべき(変速を開始すべき)と判断
するためのギヤ比の基準値に対応する。なお、シフトソ
レノイドA、Bに夫々2種のギヤ比設定値gl+ gz
及びgs+ gaを定めたのは、第9図の如く飛越し変
速に当り一旦中間の変速段を経由させることから、シフ
トソレノイドを例えばON→OFI’→014のように
切換える必要があるためである。従って、飛越し変速で
ない場合は例えば第8図に示ず如く、ギヤ比設定値g+
5gzを同じにし、g:+1g4も同しにする。
第3図中ステップ35は−1−記のギヤ比設定値に対し
ギヤ比g(ステップ23参照)がいかなるものかに応し
第5図の4ノブルーチンにより、変速開始すべきか否か
を(ソフトソレノイFA、BのON。
OFI’ )を以下の如くに決定するものである。
先ずステップ51でアップシフl−(パワーオンアップ
シフト)かダウンシフトかを判別し、アップシフトなら
ステップ52.53でギヤ比gが設定値gz fiz以
下になったか否かをチエツクする。g〉g、の間はステ
ップ54でシフトソレノイドAの変速前状態(ステップ
41参照)を七ントシ、g≦g1でもg>g2の間はス
テップ55でシフI・ソレノイドAが変速前状態と逆に
なるようなON、 OFI+切換えをセンl−L、g≦
g2に至ってシフトソレノイFAの変速後状態(ステッ
プ41参照)をセントする。
その後ステン157〜61で、上記と同様ギヤ比gと設
定値g33g4との比較によりシフトソレノイ1−Bの
変速前状態又は反転状態、或いは変速後状態をセンI・
する。
又、ステップ51でダウンシフトと判別する場合も前記
したと同様にして、ステップ62〜71によりシフトソ
レノイドA、Bの変速前状態、又は反転状態、或いは変
速後状態をセフ 1□する。
かようにシフトソレノイl”A、Bの状態を決定した後
に、第3図中ステップ30でセント状態を得るようシフ
トソレノイドΔ、Bにソレノイド駆動信号を出力する。
これにより自動変速機は第10図の実線で示す変速パタ
ーンに対応して第1速、第2速、第3速又は第4速を自
動的に選択したり、シフト線(第10図ではダウンシフ
ト綿を省略した)を通過するような運転状態の変更時、
対応する自動変速を行うことができる。そしてこの変速
時、ギヤ比gが設定値g I ) R21g 3+ 8
4に達した時に変速を開始させることから、変速機出力
回転数(車速)に対し変速機入力回転数が変速後のギヤ
比を考慮した値となるシンクロ時に変速が実行されるこ
ととなり、変速ションクを最低限に抑え込むことができ
る。
第3図中ステップ33でパワーオフアップシフI・変速
、所謂足離しアップシフト変速と判別する場合、ステッ
プ80でギヤ比変化速度1Δgl(ステップ24参照)
が設定速度α以下か否かをチエツクする。この設定速度
αは、第11図中点線で示すようにタービン回転数(入
力回転数)N□かなかなか低下せず、ギヤ比gが設定値
(第11図ではg+)に達しないようなものであるか否
かを判定するための基準速度で、IΔgl>αの場合上
記のような状態になることはなく、確実に足離しアップ
シフト変速が開始され得るため、制御をステップ34゜
35、30に進めて前記した通常の変速制御を実行さセ
る。
しかして、1Δgl≦αの場合、ギヤ比gが第11図中
点線で示した如くギヤ比設定値(gl)に達し得す、い
つまでも変速不可能な状態が続き、アクセルペダルの再
踏込みにともなうアップシフI・変速時前記した大きな
変速ションクを生ずる。
そこで本発明においてはこの場合、第3図中ステップ8
1で第6図のザブルーチンによりシフト線−17= を変更し、−」二記アクセルペダルのDJ踏込みによっ
てもアップシフト変速が生しないようにする。
つまり、先ずステップ9L 92で当該アップシフト変
速が1→2変速か、2→3変速か、3→4変速かを判別
する。1→2変速なら、ステップ93でシフトソレノイ
ドA、BのON、 OFFが既に第2速に対応した組合
せになっているか否かをチエツクし、そうであれば既に
変速が始まっているから制御をそのまま第3図のメイン
ルーチンに戻し、そうでなりればステップ94で1→2
アツプシフト線を第10図中実線から点線の位置へ変更
すると共に、ステップ79でこの変更を示すようにフラ
グCHGFI、Gを1にセットする。
つまりアクセルペダルを第10図中X点からY点への釈
放後、2点迄再踏込みした結果、第11図中点線で示す
動作波形を生ずるような運転を行った場合につき述べる
と、第12図に示ず如くギヤ仕変化速度1△g1が設定
値α以下となる瞬時L4に上記1→2シフl〜線の変更
がなされ、以後ステップ27(第3図参照)の変速段決
定が第10図中点線で示す1→2シフト線を基になされ
ることとなる。
よって、第12図中瞬時L3にアクセルペダルの上記7
点への再踏込みがあっても、この7点が1速域に存在し
、1→2アツプシフト変速を禁止することができる。
このような場合従来、シフトソレノイドAが第11図及
び第12図中点線で示すようにOFFに切換ねって1→
2変速が実行され、前記したように大きな変速ショック
を生じていたが、当該変速の禁止によりこの変速ショッ
クを防止することができる。
なお、この変速はパワーオンによる再加速時のものであ
るため不要であり、上記の変速禁止が実用上支障になる
ことはない。
第6図中ステップ92で、2→3変速又は3→4変速と
判別した場合も、ステップ95.96又は97゜98に
より前述したと同様の処理を行い、2→3アツプシフト
線又は3→4アツプシフト線を第9回の実線から点線へ
と変更して対応するアップシフト変速を禁止することで
、同様の目的を達成することができる。
上記アップシフト線の変更の解除は第3図中ステップ2
5で第7図のサブルーチンにより実行される。即ち、ス
テップ101で前記のフラグCI−I G F L G
が1が否か、つまりアップシフト線の前記変更がされて
いるか否かをチエツクする。この変更がなければ、当該
解除ルーチンは実行不要であるから制御をそのまま第3
図のメインルーチンに戻す。
アップシフト線の前記変更がなされている場合は、ステ
ップ102.103又は104で夫々の変更シフト線に
基づく変速があったか否かをチエツクし、この変速があ
る迄は制御をそのまま第3図のメインルーチンに戻して
シフト線を変更したままに保って前記の作用効果を確実
なものにする。そして、当該変速があったと判別する時
、ステップ105.106又は107において対応する
変更シフト線を第10図中実線で示す元のものに戻し、
ステップ107でこのことを示すようにフラグCIIG
FLGを0にリセットする。かくて、変更されたシフト
線が適格に元へ戻され、通常の変速に支障をきたすよう
なことはない。
(発明の効果) かくして本発明変速制御装置は上述の如く、パワーオフ
状態への移行にともなうアップシフト変速に当り対応す
る変速が実行され得ない状態では、その後のパワーオン
状態への復帰にともなうアップシフト変速をシフト線の
変更により禁止する構成としたから、当該変速に起因し
て従来化じていた大きな変速ショックをなくずことがで
きる。
又、この変更シフト線はこれに基づく変速がなされると
元へ戻されるため、その後の通常の変速に支障をきたす
ような事はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明変速制御装置の概念図、第2図は本発明
装置の一実施例を示す車両用パワー1−レーンの制御シ
ステム図、 第3図乃至第7図は夫々同側における変速制御用コンピ
ュータの制御プログラムを示すフローチャー1−1 第8図(a) 、 (b)は夫々1→2変連用ギヤ比設
定値の特性図、 −20= 第9図(a) 、 (b)は夫々1→4変連用ギヤ比設
定値の特性図、 第10図は自動変速機の変速パターン図、第11図は従
来装置による変速動作波形図、第12図は本発明装置に
よる変速動作波形図である。 1・・・電子制御燃料噴射エンジン 2・・・自動変速機 3・・・ディファレンシャルギヤ 4・・・駆動車輪 5・・・エンジン制御卸用コンピュータ6・・・エンジ
ン回転センサ 7・・・車速センサ    8・・・スロットルセンサ
9・・・吸入空気量センサ 10・・・トルクコンバータ 11・・・変速歯車機構 14・・・変速制御用コンピュータ 15・・・コントロールバルブ A、B・・・変速制御用シフトソレノイド16・・・ラ
イン圧制御用デユーティソレノイド−22= 17・・・入力回転センサ 18・・・出力回転センナ 19・・・アイドルスイッチ 特許出願人  日産自動車株式会社 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、変速歯車機構の各種摩擦要素を選択的に作動させて
    所定変速段を決定し、作動する摩擦要素の変更により他
    の変速段への変速を行い、変速歯車機構の動力源がパワ
    ーオフ状態へ移行したことによるアップシフト判定後、
    変速歯車機構の入出力回転数間の比で表わされるギヤ比
    が設定値に達した時に、対応するアップシフト変速を行
    うようにした自動変速機において、 前記ギヤ比の変化速度を求めるギヤ比変化速度演算手段
    と、 このギヤ比変化速度が設定速度以下になると、その後の
    パワーオフ状態からパワーオン状態への復帰にともなう
    アップシフト変速を禁止するようシフト線を変更するシ
    フト線変更手段と、 変更シフト線に基づく変速を検知する変速検知手段と、 この変速後変更シフト線を元に戻すシフト線復帰手段と
    を設けたことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
JP5824388A 1988-03-14 1988-03-14 自動変速機の変速制御装置 Pending JPH01234643A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4138081B4 (de) * 1990-11-21 2006-03-30 Nissan Motor Co., Ltd., Yokohama Steuereinrichtung für ein automatisches Kraftfahrzeuggetriebe und Verfahren zur Steuerung eines automatischen Getriebes

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4138081B4 (de) * 1990-11-21 2006-03-30 Nissan Motor Co., Ltd., Yokohama Steuereinrichtung für ein automatisches Kraftfahrzeuggetriebe und Verfahren zur Steuerung eines automatischen Getriebes

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