JPH01234279A - 印字装置の自動紙送り装置 - Google Patents

印字装置の自動紙送り装置

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JPH01234279A
JPH01234279A JP6133788A JP6133788A JPH01234279A JP H01234279 A JPH01234279 A JP H01234279A JP 6133788 A JP6133788 A JP 6133788A JP 6133788 A JP6133788 A JP 6133788A JP H01234279 A JPH01234279 A JP H01234279A
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gear
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stopper
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JP6133788A
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Mutsuo Fukuoka
睦生 福岡
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J13/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets
    • B41J13/10Sheet holders, retainers, movable guides, or stationary guides
    • B41J13/20Bails

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  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は印字装置の自動紙送り装置に関し、特に印字用
紙をプラテンに自動給紙するときにぺ一パーベールをプ
ラテンから離間させるリリース機構に関するものである
〔従来技術〕
一般に、タイプライタなどの印字装置では、実開昭62
−126948号公報に示すように、オートインサート
キーの操作により、印字用紙をプラテンに供給する一方
、プラテンに常時押圧しているペーパーベールをリリー
ス機構によりプラテンから離間させることにより、印字
用紙がプラテンとペーパーベールとの間をスムーズに通
過するように構成されたものがある。
即ち、自動給紙時においてペーパーベール50をプラテ
ン52から自動的に離間させるリリース機構を第10図
に示すように構成している。
タイプライタの機枠54の左右の側壁部には夫々ピン5
6でペーパーベールアーム58を回転可能に枢支し、プ
ラテン52に押圧する押圧位置とプラテン52から離間
する離間位置との間で移動可能にすると共に、ピン56
に外装した捩じりバネ60の一端をベールアーム58に
係着させると共に他端を機枠54に係着させ、捩じりバ
ネ60でペーパーベール50を押圧位置に弾性付勢して
いる。
機枠54の左側壁部には、歯が中心角αに亙って弧状に
欠落した間欠ギヤ62を回転可能に枢支し、間欠ギヤ6
2をプラテン軸64の左端部に取付けた従動ギヤ66と
噛合可能に構成し、間欠ギヤ62を引張りバネ68によ
り時計方向に回動付勢゛している。更に、間欠ギヤ62
の外側端面には変形カム70を一体形成するとともに内
側端にはストソバ72を一体形成し、機枠54にピン7
4を枢軸としてリリースリンク76を揺動自在に枢支し
、このリリースリンク76の上端をストソバ72と係脱
自在に係合可能にし、リリースリンク76の下端部と機
枠54とに引張りバネ78を掛装してリリースリンク7
6を常に反時計方向に回動付勢している。従って、スト
ッパ72はリリースリンク76の上端と係合して、間欠
ギヤ62と従動ギヤ66とが相互に噛合いしないように
なっている。また、リリースリンク76の下端部には、
機枠54の左側壁部に設けた開口部80を挿通して内方
に延出する作動片76aを設けている。
以上の構成において、自動紙送りのときにリリース機構
を作動させるためにキャリッジを左方移動限界位置へ移
動させたときには、作動片76aを時計方向に押動させ
、リリースリンク76を引張りバネ78のバネ力に抗し
て時計方向に回動させて、リリースリンク76とストソ
バ72との保合が解除されるので、間欠ギヤ62は従動
ギヤ66とが噛合う位置まで時計方向に回動する。その
後キャリッジが所定の位置(例えば、レフトマージン位
置)に移動する。つまり、このときリリースリンク76
が第10図に示す係止位置に復帰しようとするが、スト
ソバ72の先端がリリースリンク76の上端部より下方
の部分に当接するので係止位置に復帰できない。
そして、ラインフィードモータの駆動により従動ギヤ6
6が回転するのに伴って間欠ギヤ62が回転し、変形カ
ム70でベールアーム58のカム従動部58aを押動さ
せるので、ペーパーベール50を離間位置に移動し、印
字用紙がプラテン52とペーパーベール50との間に給
紙される。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記印字装置のリリース機構においては、キャリッジを
左方移動限界位置へ移動させたときには、リリースリン
ク76とストソバ72との保合が解除されて一連のリリ
ース動作が確実に実行される。
ところで、印字装置に電源を投入したときやカバーをオ
ープンしたときには、キャリッジを左方移動限界位置付
近へ移動させてキャリッジの原点位置設定のための初期
設定が実行されるが、キャリッジを左方移動限界位置へ
移動させると前述の如くリリースリンク76が解除作動
しリリースリンク76がストッパ72の先端に当接して
係止位置へ復帰しなくなるので、初期設定の実行後当分
の間(即ち、間欠ギヤが約360°回転するまでの間)
改行作業等に伴なうプラテン52の回転に応じてリリー
ス動作が不必要に実行されることになる。
これを防ぐために、従来装置では、キャリッジを機枠5
4の左側壁部へ最大限移動させた左方移動限界位置より
も約10m1程度右方の位置で、ホトセンサ等を利用し
て原点位置検出を行うようになっている。
従って、原点検出位置とリリース機構の動作開始位置と
の差だけタイプライタの横幅が大きくなるので、タイプ
ライタが大型化し且つコスト高になることや、センサ方
式によりキャリッジの原点検出を行っているので、セン
サ等の取付精度を上げる必要があるなどの問題がある。
本発明の目的は、初期設定位置とIJ IJ−ス機構の
動作開始位置とを機枠の近くの側方移動位置に統一させ
ることが可能であるような印字装置の自動紙送り装置を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
第1請求項に係る印字装置の自動紙送り装置は、ペーパ
ーベールをプラテンに圧接される圧接位置に付勢する第
1弾性部材と、キャリッジを機枠の近くの側方移動位置
に移動させてから自動紙送りするときにペーパーベール
をプラテンから離間する離間位置に切換えるリリース機
構とを備えた印字装置において、リリース機構は、プラ
テンに設けられた従動ギヤに噛合可能な間欠ギヤと、間
欠ギヤと一体的に回転するリリースカムと、揺動アーム
の一方に設けられ、リリースカムが紙送り時の回転方向
へ回転するときにリリースカムに摺接してペーパーベー
ルを離間位置に保持するカム従動部と、間欠ギヤを従動
ギヤに噛合するように回動付勢する第2弾性部材と、間
欠ギヤ或いはリリースカムに設けられたストッパと、間
欠ギヤの間欠部が従動ギヤに対向するようにストッパを
第2弾性部材の回動付勢力に抗して係止する係止部を有
するリリースリンクと、リリースリンクの係止部が第2
弾性部材の回動付勢力に抗してストッパに係合するよう
にリリースリンクを回動付勢する第3弾性部材と、リリ
ースリンクに設けられ、側方移動位置に位置したキャリ
ッジの作動カム片で押動されてリリースリンクを係止解
除側へ揺動させる作動係合部とを備え、係止部で係止さ
れた状態におけるストッパの被係止面はリリースリンク
の係止部の移動方向に対して傾斜状に形成したものであ
る。
第2請求項に係る印字装置の自動紙送り装置は、第1請
求項に係る印字装置の自動紙送り装置のリリース機構に
、更に、キャリッジを側方移動位置に移動しストッパを
係止解除させたときにラインフィード用モータを回動さ
せて間欠ギヤを従動ギヤに噛合させるリリース制御手段
を備えたものである。
〔作用〕
第1請求項に係る印字装置の自動紙送り装置においては
、キャリッジの原点検出を実行するときには、キャリッ
ジが機枠の側壁部近傍の側方移動位置に位置する。この
とき、キャリッジの作動カム片で作動係合部が押動され
リリースリンクは第3弾性部材の弾性付勢力に抗して係
止解除側へ揺動する。その結果、間欠ギヤは第2弾性部
材の弾性付勢力により従動ギヤと噛合う位置まで微小回
動する。原点検出後キャリッジが所定の位置(例えば、
レフトマージン位置)に移動するので、リリースリンク
は第3弾性部材の弾性付勢力によりその係止部でストッ
パを係止する係止側に復帰する。このとき、リリースカ
ム及び間欠ギヤは微小回動しているが、ストッパの被係
止面はリリースリンクの移動方向に対して傾斜状なので
、リリースリンクの係止部が第2弾性部材の回動付勢力
に抗してストッパに係合する。即ち、間欠ギヤの間欠部
を従動ギヤに対向する位置に復帰するので、間欠ギヤが
従動ギヤに噛合わず、従動ギヤが回転されてもリリース
機構が作動することがない。
自動紙送りのためにリリース機構を作動させるときには
、原点検出を行うときと同様にキャリッジが前記側方移
動位置に位置すると作動カム片で作動係合部が押動され
リリースリンクは係止解除側へ揺動され、間欠ギヤはそ
の歯のうち間欠部の一端の歯と従動ギヤとが噛合う位置
まで微小回動する。
そして、従動ギヤが回動されると、間欠ギヤと従動ギヤ
とが確実に噛合うと共に、ストッパの係止面はリリース
リンクの移動方向に対して傾斜状ではない状態となる。
そして、キャリッジが中央方向に移動すると、リリース
リンクは第3弾性部材の弾性付勢力によりその係止部で
ストッパを係止する係止側に復帰しようとするが、スト
ッパの被係止面はリリースリンクの係止部の移動方向に
対して傾斜状ではないので、係止部がストッパに係合す
ることはない。
従って、紙送りのため従動ギヤが回転されるのに伴って
リリースカムが紙送りの時の回転方向に回転されて9、
リリースカムに摺接するカム従動部及び揺動アームを介
してペーパーベールが離間位置に保持される。その結果
、印字用紙はプラテンとペーパーベールとの間にスムー
ズに給紙される。
第2請求項に係る印字装置の自動紙送り装置においては
、前記第1請求項に係る印字装置の自動紙送り装置と同
様に作用するが、次の点で異なる。
即ち、リリースリンクが係止解除されたときに、リリー
ス制御手段によりラインフィード用モータが回動される
ので間欠ギヤと従動ギヤとが確実に噛合わされる。
〔発明の効果〕
第1請求項に係る印字装置の自動紙送り装置によれば、
ストッパの被係止面とリリースリンクの係止部移動方向
に対して傾斜させたこと及び第3弾性部材を設けたこと
により、キャリッジが側方移動位置に一旦移動しただけ
ではリリースリンクが係止解除作動することがないので
、キャリッジの原点検出を実行する位置と自動紙送りの
ためにリリース機構を作動させる位置とを側方移動位置
に共通に設定することができるようになる。これにより
、印字位置の機枠の横幅を狭くして印字装置を小型化・
軽量化できるうえ、キャリッジの原点検出を脱調方式で
行うことも可能となり、キャリッジの駆動制御も簡単化
する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面に基いて説明する。
第1図〜第3図は本発明を適用した電子タイプライタの
概略構成を示すものである。
タイプライタ1の内部の左右両端には夫々側壁板2・3
(機枠)が設けられ、その一対の側壁板2・3間に配設
されたプラテン4は、そのプラテン軸5の両端部近傍に
おいて左右の側壁板2・3に回転可能に支持されると共
に、プラテン軸5の左端部には従動ギヤ7が固着されて
いる。
ベニパーベール8はプラテン4と平行に配設され、ペー
パーベール8の左端部は、側壁板2に固着したピン9に
回動可能に枢支されたペーパーベールアーム10(揺動
アーム)の自由端部に支持されると共に、その右端部は
、側壁板3に固着したピン1)に回動可能に枢支された
ペーパーベールアーム12の自由端部に支持されている
。前記ピン9には捩じりバネ13(第1弾性部材)が外
装され、この捩じりバネ13の一端部がペーパーベール
アーム10下端の係止部10aで係止され、他端部は側
壁板2で係止されている。また、ペーパーベールアーム
12の下端部と側壁板3との間に捩じりバネ13よりも
弱い捩じりバネ14が介装されており、前記ペーパーベ
ールアームlO・12を介してペーパーベール8がプラ
テン4に圧接する圧接位置とペーパーベール8がプラテ
ン4から離間する離間位置との2位置に切換え可能に構
成すれ、ペーパーベール8は捩じりバネ13・14によ
り、圧接位置へ弾性付勢されている。
尚、ペーパーベール8には複数の圧接ローラ15が回動
可能に装着されており、ペーパーベール8はプラテン4
に給紙された印字用紙16を圧接ローラ15を介してプ
ラテン4に圧接するようになっている。
第2図に示すように、前記従動ギヤ7の後方には、側壁
板2に固着されたピン17に回転自在に枢支され、小径
ギヤ18とそれより大径の大径ギヤ19からなる中間ギ
ヤ20が配設され・従動ギヤ7は小径ギヤ18に噛合っ
ている。中間ギヤ20の後方の側壁板2にはラインフィ
ードモータ21がビス22で取付けられており、その駆
動軸に固着された駆動ギヤ23は中間ギヤ20の大径ギ
ヤ19に噛合っている。
キーボード41 (第7図参照)に設けられているリタ
ーンキーやプリラインキーなどを操作したときには、制
御装置C(第7図参照)によりラインフィードモータ2
1が駆動され、駆動ギヤ23及び中間ギヤ20を介して
従動ギヤ7が駆動され、プラテン4が回転して所定量の
印字用紙16が紙送りされる。
次に、カットシートフィーダー(図示路)からプラテン
4に印字用紙16を自動で給紙するときに、前記ペーパ
ーベール8を離間位置に切換えるリリース装置24につ
いて、第1図〜第3図に基いて説明する。
前記従動ギヤ7の直ぐ下方には、側壁板2の外側におい
て間欠ギヤ25が側壁板2に固着したビン26に回転可
能に枢支され、この間欠ギヤ25の外周部にはその所定
角度に亙ってギヤ25bが欠落した間欠部25aが形成
されると共に、そのギヤ25bは従動ギヤ7と噛合可能
に形成されている。
間欠ギヤ25の左端面にはリリースカム27が一体形成
されており、リリースカム27はリーディング側でビン
26の中心位置から徐々に離間しその後所定範囲に亙っ
て半径が一定のカム面を有している。また、前記ペーパ
ーヘールアーム10の中段部には、後方に屈曲したカム
従動部fobが形成され、カム従動部10bが間欠ギヤ
250回転により一体回転するリリースカム27のカム
面に摺接して、ペーパーヘールアーム10はDi 2に
方向に揺動する。
間欠ギヤ25の右端面には、第2図に示すようにその間
欠部25aが従動ギヤ7に対向する回転位置において、
鉛直方向に対して時計方向に約50度の位相差で傾斜し
たストッパ28が放射方向に一体形成されている。
更に、リリースカム27の左端面には、前記ストッパ2
8と180度の位相差を有する回動ビン29がビン26
の近傍位置に固着されている。そして、側壁板2に基端
部がビス30で固着された板ハネ31 (第2弾性部材
)の先端部は回動ピン29を下方から押圧しており、こ
の板バネ31のバネ力により間欠ギヤ25を常に時計方
向へ弾性付勢して間欠ギヤ25のギヤ25bが従動ギヤ
7に噛合するように付勢している。
前記間欠ギヤ25の下方の側壁板2に固着されたビン3
2に上下方向に延びるリリースリンク33が回動可能に
枢支され、その上端近傍部が斜め後方に屈曲してその上
端部には前記ストッパ28の回動を斜め下方から係止す
る係止部33aが形成され、ビン32よりも下方へ延び
たリリースリンク33の下端部と側壁板2とに引張りバ
ネ34(第3弾性部材)が張架されている。この引張り
ハネ34は仮バネ31のバネ力よりも強く、リリースリ
ンク33の係止部33aが板バネ31によるストッパ2
8の時計方向への回・肋付勢力に抗してストッパ28に
係合するようにリリースリンク33を反時計方向へ回動
付勢している。また、リリースリンク33の係止部33
aで係止されるストッパ28の被係止面は、係止部33
aの略水平な移動方向(揺動方向)に対して傾斜状に形
成されている。
リリースリンク33の下端近傍部には、側壁板2に設け
た開口部35を挿通して内方へ延出した作動係合部33
bが一体形成されており、この作動係合部33bの前端
面が開口部35の前縁に当接することにより、リリース
リンク33の反時計方向への回動を規制している。尚、
このときのリリースリンク33の位置を係止位置とし、
且つリリースリンク33がこの位置に位置するときの間
欠ギヤ25の位置つまり間欠部25aが従動ギヤ7に対
向する位置を非噛合位置とする。
また、キャリッジ36には作動片37が取付けられてお
り、キャリッジ36が側壁板2側に最大限接近した位置
(側方移動位置)に移動したときには、この作動片37
で作動係合部33bを後方へ押動することにより、リリ
ースリンク33を第4図に示すように時計方向に回動さ
せた係止解除位置へ揺動させる。
更に、リリースリンク33の近傍の側壁板2には、キャ
リッジ36が前記側方移動位置に接近したこと検出する
検出スイッチ45が取付けられ、リリースリンク33の
回動に伴って、リリースリンク33の当接部33cが検
出スイッチ45に当接して、検出スイッチ45がON信
号を出力する。
次に、印字用紙16を自動給紙するときのリリース装置
24の作用について、第2図・第4図〜第6図に基いて
説明する。
第2図に示す通常印字のときつまり間欠ギヤ25が非噛
合位置で且つリリースリンク33が係止位置のときに、
キーボード41のオートインサートキーを操作したとき
には、キャリッジ36が側方移動位置に移動する。この
とき、キャリッジ36の作動片37でリリースリンク3
3の作動係合部33bが引張りバネ34のバネ力に抗し
て後方へ押動され、リリースリンク33は第4図に示す
係止解除位置に揺動する。従って、リリースリンク33
の係止部33aはストッパ28の被係止面から離間する
ので、間欠ギヤ25は、板バネ31の弾性力によりギヤ
25bの最初のギヤ歯が従動ギヤ7に噛合い可能な位置
まで時計方向に回動する。このときの間欠ギヤ25の位
置を噛合可能位置とする。
この状態において、ラインフィードモータ21の駆動に
より従動ギヤ7を紙送り方向(第4図において反時計方
向)に所定角度回転されると、第5図に示すようにギヤ
25bは従動ギヤ7に確実に噛合する。このときの間欠
ギヤ25の位置をリリース開始位置とする。
更に、その後、キャリッジ36がレフトマージン位置方
向に移動すると、作動片37は作動係合部33bを押動
しなくなるので、リリースリンク33は引張りバネ34
のバネ力により元の係止位置に復帰しようとするが、係
止部33aの後端部がストッパ28の先端部に当接し、
リリースリンク33はストッパ28の回転を阻止するこ
とができない。
そして、第6図に示すように従動ギヤ7が紙送り方向に
回転すると、間欠ギヤ25が時計方向に回転し、ペーパ
ーベールアーム10のカム従動部lObがリリースカム
27に摺接してペーパーベール8がプラテン4から離間
して離間位置に保持される。このとき、印字用紙16が
プラテン4とペーパーベール8との間に確実に給紙され
る。そして、ギヤ25bの最後のギヤ歯が従動ギヤ7か
ら外れ、間欠部25aが従動ギヤ7と対向する位置に移
動したときに、第2図に示すようにペーパーベール8が
圧接位置に移動しリリースリンク33の係止部33aが
再びストッパ28を係止する。
次辷、電子タイプライタ1の制御系の全体構成について
、第7図のブロック図に基いて説明する。
印字機構PMには、少なくとも、ホイールカセントに収
容された活字ホイールとそれを駆動するモータと駆動回
路、リボンカセット収容された印字リボンとそれを巻取
るモータとその駆動回路、活字ホイールの活字を打撃す
る印字ハンマとそれを駆動するソレノイドとその駆動回
路などが設けられており、この印字機構PMは通常の電
子タイプライタの印字機構と同様のものである。
ラインフィードモータ21にはラインフィードモータド
ライバ38が接続され、キャリッジ駆動モータ39には
キャリッジ駆動モータドライバ40が接続されている。
キーボード41、ラインフィードモータドライバ38、
キャリッジ駆動モータドライバ40、検出スイッチ45
、印字機構PMはデータバスなどを介して制御装置Cの
CPU (中央演算装置)42に接続されている。
制御装置CはCPU42と、そのCPU42にデータバ
スなどを介して接続さたROM (リード・オンリ・メ
モリ)43及びRAM (ランダム・アクセス・メモリ
)44とから構成されている。
ROM43には、印字機構PMの各駆動回路、ラインフ
ィードモータドライバ38、キャリッジ駆動モータドラ
イバ40を制御する制御プログラム、後述の自動給紙制
御の制御プログラムなどが記憶されている。
RAM44には、CPU42で演算した演算結果を一時
的に記憶する各種メモリが設けられている。
次に、タイプライタ1に電源が投入されたとき、或いは
印字機構PMを覆うカバー(図示路)がオープンされた
ときに、実行される初期設定、特にキャリッジ36の原
点位置検出について第8図のフローチャートに基いて説
明する。尚、具体的な制御方法は、本出願人が既に出願
した特願昭62−2076号[活字ホイール式印字装置
」と同じであるため、本発明に関連のある制御の概略に
ついて説明する。
まず、キャリッジ36は、検出スイッチ45がONされ
るまで、キャリッジ駆動モータ39により第3図におけ
る矢印方向に移動される。つまりキャリッジ36の作動
片37でリリースリンク33の作動係合部33bが後方
へ少し押動され、当接部33cが検出スイッチ45に当
接して、検出スイッチ45がONするまでキャリッジ3
6は移動する(St、S2)。引き続いて、キャリッジ
駆動モータ39を更に17ステツプ分駆動させることに
よって、キャリッジ36を側壁板2に当接させた状態で
キャリッジ駆動モータ39を駆動することになり、脱調
方式によりキャリッジ36の原点位置及びキャリッジ駆
動モータ39の原点検出を行う (S3)。このとき、
リリースリンク33は第4図に示す係止解除位置に揺動
すると共に、係止部33aはストッパ28の被係止面か
ら離間するので、間欠ギヤ25は噛合可能位置に位置す
る。
その後、キャリッジ36を所定位置く例えば、レフトマ
ージン位置或いは印字再開位置)へ移動させるため、キ
ャリッジ駆動モータ39を逆方向に回転駆動する(S4
)。その結果、キャリッジ36きの作動片37とリリー
スリンク33の作動係合部33bと当接状態が解除され
、リリースリンク33はバネ34のバネ力によって反時
計方向に回動される。そして、リリースリンク33の係
止部33aで係止されるストッパ28の被係止面は、係
止部33aの移動方向に対して傾斜状に形成されており
、且つ板バネ31の回動付勢力よりもバネ34の回動付
勢力の方が強いので、リリースリンク33の係止位置へ
の復帰により係止部33aでストッパ28を反時計方向
に押圧回動させ、間欠ギヤ25は第2図に示す元の非噛
合位置に復帰させられる。
従って、ギヤ25bは従動ギヤ7に噛合わないので、そ
の後従動ギヤ7が回転した場合でもリリース装置24が
作動することがない。
次に、電子タイプライタ1の制御装置Cで行われる給紙
制御のルーチンについて、第9図のフローチャートに基
いて説明する。
キーボード41のオートインサートキーを操作したとき
に、メインルーチンに対して割込み処理によりこの制御
が開始され、キャリッジ36の現在位置を逐一記憶して
いるRAM44の現在位置メモリのデータに基いて、キ
ャリッジ駆動モータ39を回転駆動させてキャリッジ3
6を側壁板2に最大限接近した側方移動位置へ移動させ
る(S1))。このときには、第4図に示すようにリリ
ースリンク33が係止解除位置へ揺動し且つ間欠ギヤ2
5が噛合可能位置に回動する。次にラインフィードモー
タ21が32ステップ分駆動され(S12)、第5図に
示すように間欠ギヤ25がリリース開始位置に回動する
次に、キャリッジ駆動モータ39を368ステップ分逆
方向に回転駆動させ、キャリッジ36をほぼ中央位置に
移動させる(S13)。このときには、リリースリンク
33が元の係止位置に復帰するが、リリースリンク33
の後端部がストッパ28の先端部に当接するので、リリ
ースリンク33はストッパ28の回転を阻止できない。
そして、ラインフィードモータ21が520ステップ分
回転駆動される(S14)。このとき、ペーパーヘール
8は間欠ギヤ25 (リリースカム27)の回転に伴っ
て、圧接位置から離間位置に移動し、ペーパーベール8
が離間位置に保持されているときに印字用紙16がプラ
テン4とペーバ−ベール8との間を通過し、第2図に示
すようにリリースリンク33が係止位置に位置し且つ間
欠ギヤ25が非噛合位置に位置したときに印字用紙16
の自動給紙が終了する。そして、制御はメインルーチン
に戻る。
以上説明したように、キャリアジ36の原点検出のため
の初期設定を実行する位置と自動紙送りのためにリリー
ス装置24を作動させる位置とを側壁板2に至近の位置
に共通に設定することが可能になるので、タイプライタ
1の横幅が大きくなることがなく、タイプライタlが大
型化し且つコスト高になることがなく、更にキャリッジ
36を駆動させる制御が複雑になることもない。
更に、キャリッジ36が側方移動位置に移動することに
よりリリースリンク33が係止解除位置に揺動され、間
欠ギヤ25が噛合可能位置に回動した後、ラインフィー
ドモータ21が所定量回動されるので、従動ギヤ7の回
転に伴って間欠ギヤ25が回転されてギヤ25bと従動
ギヤ7とが確実に噛合わされる。
尚、本発明はリリース装置24を右方の側壁板3に設け
た印字装置にも適用し得ることは勿論である。また、キ
ャリッジの原点位置検出方法も、ホトセンサ式や原点検
出スイッチだけで行うものでよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図はタイプラ
イタの自動紙送り装置の概略斜視図、第2図は同側面図
、第3図はリリース装置の要部正面図、第4図はリリー
スリンクが係止解除位置に位置したときの状態を説明す
る第2図相当図、第5図は自動給紙を開始するときの状
態を説明する第2図相当図、第6図は間欠ギヤの回転に
よりペーパーベールが離間位置に位置したときの状態を
説明する第2図相当図、第7図はタイプライタの制御系
のブロック図、第8図はキャリッジの原点検出制御のル
ーチンの概略フローチャート、第9図は給紙制御のルー
チンの概略フローチャート、第1O図は従来のタイプラ
イタのリリース装置を説明する第2図相当図である。 1・・タイプライタ、 2・・側壁板、 4・・プラテ
ン、 7・・従動ギヤ、 8・・ペーパーベール、 l
O・12・・ペーパーベールアーム1)3・・捩りバネ
、  21・・ラインフィードモータ、 24・・リリ
ース装置、 25・・間欠ギヤ、 25a・・間欠部、
 25b・・ギヤ、27・・リリースカム、 28・・
ストッパ、31・・仮バネ、  33・・リリースリン
ク、33a・・係止部、 33b・・作動係合部、34
・・引張りバネ、  36・・キャリッジ、37・・作
動片、 42・・CPU、  43・・ROM、   
44・・RAM、  45・・検出スイッチ、 C・・
制御装置。 特許出願人  ブラザー工業株式会社 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第10図 船 第8図 第9図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一端部に従動ギヤを有しラインフィード用モータ
    で回転駆動されるプラテンと、機枠に枢着された揺動ア
    ームで両端部が夫々支持され、プラテンに圧接される圧
    接位置とプラテンから離間する離間位置との間を移動可
    能なペーパーベールと、ペーパーベールを圧接位置に付
    勢する第1弾性部材と、キャリッジを機枠の近くの側方
    移動位置に移動させてから自動紙送りするときにペーパ
    ーベールを離間位置に切換えるリリース機構とを備えた
    印字装置において、 前記リリース機構は、 プラテンの従動ギヤに噛合可能な間欠ギヤと、その間欠
    ギヤと一体的に回転するリリースカムと、 前記揺動アームの一方に設けられ、リリースカムが紙送
    り時の回転方向へ回転するときに、リリースカムに摺接
    してペーパーベールを離間位置に保持するカム従動部と
    、 前記間欠ギヤを従動ギヤに噛合するように回動付勢する
    第2弾性部材と、 前記間欠ギヤ或いはリリースカムに設けられたストッパ
    と、 前記間欠ギヤの間欠部が従動ギヤに対向するように前記
    ストッパを第2弾性部材の回動付勢力に抗して係止する
    係止部を有するリリースリンクと、前記リリースリンク
    の係止部が第2弾性部材の回動付勢力に抗してストッパ
    に係合するようにリリースリンクを回動付勢する第3弾
    性部材と、リリースリンクに設けられ、側方移動位置に
    位置したキャリッジの作動カム片で押動されてリリース
    リンクを係止解除側へ揺動させる作動係合部とを備え、 前記係止部で係止された状態における前記ストッパの被
    係止面はリリースリンクの係止部の移動方向に対して傾
    斜状に形成されていることを特徴とする印字装置の自動
    紙送り装置。
  2. (2)前記リリース機構は、前記キャリッジが側方移動
    位置に達し前記ストッパが係止解除されたときに前記ラ
    インフィード用モータを回動させて間欠ギヤを従動ギヤ
    に噛合させるリリース制御手段を備えたことを特徴とす
    る第1請求項に記載の印字装置の自動紙送り装置。
JP6133788A 1987-10-22 1988-03-14 印字装置の自動紙送り装置 Pending JPH01234279A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6133788A JPH01234279A (ja) 1988-03-14 1988-03-14 印字装置の自動紙送り装置
US07/259,210 US4859099A (en) 1987-10-22 1988-10-18 Automatic paper loading apparatus for printer having paper bail actuating device
DE8888309954T DE3877126T2 (de) 1987-10-22 1988-10-21 Anordnung zur selbsttaetigen papierzufuhr in einem drucker, versehen mit einem buegelbetaetigungsmechanismus.
EP88309954A EP0313404B1 (en) 1987-10-22 1988-10-21 Automatic paper loading apparatus for printer having paper bail actuating device

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