JPH01232022A - 管路の内張り方法 - Google Patents

管路の内張り方法

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JPH01232022A
JPH01232022A JP63058171A JP5817188A JPH01232022A JP H01232022 A JPH01232022 A JP H01232022A JP 63058171 A JP63058171 A JP 63058171A JP 5817188 A JP5817188 A JP 5817188A JP H01232022 A JPH01232022 A JP H01232022A
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Takao Yamamura
山村 隆男
Shintaro Ikeda
新太郎 池田
Atsushi Matsuo
淳 松尾
Kazuhiro Takasu
高須 一広
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は上・下水道管の他あらゆる管状物の内部に合
成樹脂管を内張すする管路の内張り方法、特に既設管状
物と合成樹脂管の空隙に沿い、外部からの地下水の浸入
iたは内部からの内容物の漏洩などの該空隙内での流体
の流動を阻止できるようにしたものに関する。
[従来の技術] 第12図は例えば特開昭62−122738号公報に示
された従来の管路の内張り方法を示す断面図、第13図
は同方法に用いられた可撓性の長尺チューブ、第14図
は長尺チューブが固化し、わずかに収縮して既設管の内
面から離れた状態における既設管内面とシーリングリン
グとの関係を示す断面図、第15図はシーリングリング
が内側に固定された長尺チューブの断面図である。この
管路の内張り方法は、内側が熱硬化性樹脂を含浸させた
フェルト層3で外側が流体不浸透性の合成樹脂フィルム
2である長尺ホース1をパイプ状の圧力容器4内を通過
させて圧力容器4の前部に設けられた先端筒4aから引
き出し、長尺ホース1の先端を折り返して先端筒4aの
外周に環状に固定し、しかる後に圧力容器4内に液体或
いは気体の圧力流体を導入して長尺ホース1の環状固定
部分を加圧し、圧力容器1の先端筒4aが臨む既設管5
中に長尺ホース1の反転状態に折り返された部分1aを
前進せしめ、反転した長尺ホース1をその圧力流体によ
り既設管5の内部に半径方向の圧力を作用させて膨張さ
せ、既設管5の内面に対して内張りし、その後、加熱水
、誘導加熱または高周波超音波等の適当な加熱手段によ
って、長尺ホース1のフェルト層3に含浸させた熱硬化
性樹脂を加熱硬化させ、熱硬化性樹脂の硬化が完了した
後に、流体が既設管5の内部から除去され、それによっ
て既設管5の内面に反転・硬化した長尺ホース1即ち合
成樹脂管が残る。
しかし、かかる従来の管路の内張り方法では、通常使用
している例えば不飽和ポリエステル樹脂系、エポキシ樹
脂系などの熱硬化性樹脂は加熱硬化させると多少なりと
も収縮する特性があり、相対的に収縮の少ないエポキシ
樹脂を使用したとしても収縮はまぬがれず、そのため反
転・硬化した長尺ホース1の外周面と既設管5の内周面
との間に空隙が発生する。また、長尺ホース1の加熱硬
化過程で、硬化前の液状の低粘稠となった熱硬化性樹脂
が流体圧力の押圧によって既設管5に分岐接続された取
付管の内部に染み出し、既設管5の取付管との接続部分
近傍での樹脂含浸率の低下による偏肉・材質劣化を生じ
させると共に取付管の内部に部分滞留・樹脂の塊状固形
物ができて取付管の通路を塞いでしまう。このために、
穿孔作業を行なわなければならず、その穿孔作業が塊状
固形物が固いためになかなか困難であった。また、その
穿孔後は既設管の取付管との接続部分が長尺ホースの外
周面と既設管の内周面との間に発生した空隙と連通して
しまうこととなった。従って、既設管5が例えば下水管
渠の場合、地下水が既設管5の管継手部やクラックの間
隙から空隙を通り、既設管5の取付管との接続部分、か
ら既設管5内に流れ込むという不都合があり、また既設
管5が上水管渠或いは圧力のかかったガスバイブの場合
には既設管5内を流れる液体又は気体が既設管5の取付
管との接続部分から空隙を通り、既設管の管継手部やク
ラックの間隙から外部に漏出してしまうという不都合あ
った。
そこでこのような不都合を防止するものとして第1図に
示すようにシーリングリング6が長尺ホース1の挿入及
び硬化前に既設管5の内側の位置に置くようにしている
。このシーリングリング6は環状断面を有し、天然また
は合成ゴム或いはそれに匹敵するプラスチックで形成さ
れており、第14図に示すように既設管5の内周面と反
転・硬化した長尺ホース1の外周面との間に発生した空
隙7に位置して部分的にシールしている。なお、シーリ
ングリング6を第15図に示すように長尺ホース1のフ
ェルト層3の内側に接着剤によって予め固定しておくよ
うにしておくことも考えられる。
このように、シー・リング6を例えば既設管5の接続部
分に設けることによって、その接続部分の間隙と空隙7
が部分的にシールされるために、既設管5内に空隙7を
通しての外部からの水の浸入や既設管外への液体や気体
の漏出が防止される。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような従来の管路の内張り方法では既設管5内に
反転された長尺ホースの熱硬化性樹脂を加熱硬化させ、
その時に生じる熱硬化性樹脂の収縮により、既設管5の
内周面と反転・硬化した長尺ホース1の外周面との間に
生じる空隙7を部分的にシールするために、その空隙7
に適当な間隔を置いて複数のシーリングリング6を介在
させるようにしているが、シーリングリング6を既設管
5と反転・硬化した長尺ホース1の隙間の所望の位置に
介在させることは、予め既設管5の所望の位置に取り付
けて置いたり、長尺ホース1に接合させて置いたりして
も、長尺ホース1を既設管5内に反転・挿入する際に位
置ずれを起こすため困難であるという問題点かあっtシ
また、所定の位置にシーリング6を介在させることがで
きたとしても、既設管・5に使用中に生じるクラックの
部分に予め設けることはできないという問題点もあった
。更に、長尺ホース1の加熱硬化過程で生じる既設管5
に分岐接続された取付管内部への塊状固形物の生成と既
設管5の取付管との接続部分近傍における偏肉・材質劣
化という問題は依然解決されないという問題点があった
この発明はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、既設管とこれに内張すされる反転・硬化した長尺ホ
ースとの間に生じる空隙をなくし、外部からの地下水の
浸入または内部からの内容物の漏洩などを阻止できる管
路の内張り方法を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] この発明に係る管路の内張り方法は水膨張性チューブを
部分的或いは全体に有し、既設管より長い止水用チュー
ブを長尺ホースの既設管への反転挿入前に、予め既設管
にその全長にわたって引き込んでおき、その止水用チュ
ーブの圧力容器側先端を既設管外で固定するか自由端と
し、しかる後、圧力流体によって既設管中に長尺ホース
の反転挿入を行い、長尺ホースの圧力流体による既設管
内周面への押圧力により、上水用チューブを既設管内壁
に長尺ホースと一緒に内張すするようにするか、または
、長尺ホースの既設管への反転挿入前に、水膨張性チュ
ーブを部分的或いは全体に有し、既設管より長い止水用
チューブを予め長尺ホースの内側に一体的に設けておき
、しかる後に内側に止水用チューブを備えた長尺ホース
を既設管内に圧力流体によって反転挿入させるようにし
たものである。
[作 用] この発明においては、水膨張性チューブを部分的或いは
全体に有し、既設管より長い止水用チューブを長尺ホー
スの既設管への反転・挿入前に予め既設管内にその全長
にわたって引き込んでおき、その止水用チューブの圧力
容器側先端を既設管外で固定するか自由端とし、しかる
後に圧力流体によって既設管中に長尺ホースの反転・挿
入を行うか、或いは予め水膨張性チューブを部分的或い
は全体に有し、既設管より長い止水用チューブを長尺ホ
ースの内側に一体的に設けておき、しかる後に内側に止
水用チューブを備えた長尺ホースを既設管内に圧力流体
によって反転・挿入し、その後、長尺ホースの熱硬化性
樹脂層を加熱して硬化させ、既設管と反転・硬化した長
尺ホースとの間に止水用チューブを部分的或いは全体に
介在させるから、既設管の取付管との接続部分では止水
用チューブの水膨張性チューブが取付管の通路を閉鎖し
、そのため長尺ホースの熱硬化性樹脂層の加熱硬化中に
熱硬化性樹脂が低粘稠となっても取付管の通路に流出し
て塊状固化することがなくなる。また、既設管と反転・
硬化した長尺ホースとの間に水膨張性チューブが部分的
或いは全体に介在しているから、既設管の管継手部や管
体欠損部やクラックから地下水が浸入してきたり、或い
は既設管の内部から水分が染み込んできた場合、既設管
と反転・硬化した長尺ホースとの間に熱硬化性樹脂の体
積収縮による空隙があっても、水膨張性チューブが浸入
してきた水との接触反応によって体積膨張するために空
隙がなくなり、しかも既設管の管継手部、管体欠損部及
びクラックの隙間や内部劣化部が体積膨張した水膨張性
チューブによって閉塞される。
[実施例] 第1図はこの発明方法の一実施例で、長尺ホースの反転
・挿入過程を示す断面図、第2図は既設管内における止
水用チューブの状態を示す断面図、第3図は既設管内に
おける止水用チューブと反転長尺ホースの状態を示す断
面図、第4図はこの発明方法が実施された既設管の取付
管接続部分を示す断面図、第5図は同既設管の管継手部
分を示す断面図、第6図は同既設管の管体欠損部分を示
す断面図、第7図は同既設管のクラック部分を示す断面
図である。
図において、20はラミネート状のしなやかな長尺ホー
スで、内側にエポキシ樹脂系、ポリエステル樹脂系、フ
ェノール樹脂系等の熱硬化性樹脂を含浸させた不織布か
らなり、外側はポリエチレン、ポリウレタン、酢酸ビニ
ル等の合成樹脂フィルム層からなる。21は止水用チュ
ーブで、全体が薄膜の水膨張性チューブで形成されてお
り、例えば厚みが1 mm以下、水環境下での厚み自由
膨張率が30%以上で熱硬化性樹脂の加熱硬化温度にも
耐え、耐久性のある高分子吸収剤を練り込んだクロロブ
レンゴム等のような水膨張性ゴムや水膨張性を有する合
成樹脂シート等で形成されている。
次に、この発明方法による既設管への内張り工程を説明
する。
まず、折り畳んである水膨張性チューブ21を長尺ホー
ス20の反転・挿入に先立ち、既設管5内に自走車など
を使用して引き込んでおく。次に、扁“平に折畳まれて
いる長尺ホース20を圧力容器22の後部に設けられて
いるスリット23内に挿入し、内部の止水板24を通過
させて圧力容器22の先端筒、22aまで送り出す。そ
こで、先端筒22aより長尺ホース20の先端を引張り
出して折り返し、先端筒22aの外周面に鋼製バンド2
5で環状に固縛する。
このとき、既設管5内に引き込まれている止水用チュー
ブである水膨張性チューブ21の圧力容器22側の端部
を先端筒22aの外周面に長尺ホース20と一緒に鋼製
バンド25で環状に固縛するか、第1図・のように自由
端とする。
次に、かかる準備工程が終れば、圧力容器22の水供給
口26よりポンプで圧力を加えた約1 kg / cd
以下の加圧水27を圧力容器22内に注入すると同時に
長尺ホース20を手で圧力容器22内へと送り込んでい
く。そうすると、加圧水27の圧力と重量が長尺ホース
20の環状固定部分を加圧することにより、長尺ホース
20の反転面20aが大気圧との圧力差によって圧力容
器22の先端筒22aと同軸上に臨設している既設管5
内に連続的に反転・挿入されていく。このとき、第2図
に示すように予め既設管5内に折り畳まれた状態で引き
込まれていた水膨張性チューブ21は長尺ホース20の
反転圧力によって押し広げられながら、既設管5の内周
面に押圧され、環状の水膨張性チューブ21となって既
設管5の内周面一と反転された長尺ホース20との間に
固定される。
次に、圧力容器22内の水を温水にかえで長尺ホース2
0を加熱するか、他の適当な加熱手段で長尺ホース20
を加熱すると、長尺ホースの不織布層に含浸されている
熱硬化性樹脂は硬化し、第3図に示すように既設管5内
に均一な厚さの可撓性、自立性を有する合成樹脂管とす
る反転・硬化した長尺ホース20が水膨張性チューブ2
fを介して略密着した形で形成される。この場合、既設
管5の分岐した取付管2Bとの接続部分では第4図に示
すように、水膨張性チーブ21が取付管2Bの通路28
aを閉鎖しているから、長尺ホース20の熱硬化性樹脂
の加熱硬化中、硬化直前に熱硬化性樹脂が低粘稠となっ
ても取付管2Bの通路26a内に流出し、その通路28
aの部分で塊状となって固化することがなくなる。従っ
て、既設管5の取付管2B近傍における周囲の樹脂含浸
率の低下による反転・硬化した長尺ホース21即ち合成
樹脂管の偏肉・材質劣化が防止されると共に取付管2B
の通路28aにおける次工程の穿孔作業に支障をきたす
ことはなくなる。
更に、長尺ホース20の加熱硬化中に熱硬化性樹脂が体
積収縮し、硬化して合成樹脂管となった長尺ホース20
の外周面と既設管5の内周面との間に空隙が発生しても
反転・硬化した長尺ホース20と既設管5との間に水膨
張性チューブ21が介在させられており、しかも既設管
5の管継手部や管体欠損部やクラックから地下水が浸入
してきたり、或いは既設管5の内部から水分が染み込ん
できた場合には水膨張性チューブ21がそれらの水分と
の接触・反応によって体積膨張し、既設管5の内周面と
反転・硬化した長尺ホース20の外周面に対して積極的
に押圧し、空隙をなくすから、耐水性と気密性を向上さ
せる。更に、体積膨張した水膨張チューブ21によって
第5図に示す既設管5のズレやハズレのある管継手部5
aの隙間30、第6図に示す既設管5の管体欠損部5b
の隙間31、第7図に示す既設管5のクラック5cの隙
間32と内部劣化部(部分的に薄い管厚) 5dが閉塞
されることとなる。また、水膨張姓チューブ21は折り
畳み、遺した形状のまま、既設管5内にその全長にわた
って引き込んでおくだけで、後は熱硬化性樹脂を有する
長尺ホース20の反転・挿入作業によって容易に行われ
ることになる。
第8図はこの発明方法のもう一つの実施例で、長尺ホー
スの反転・挿入過程を示す断面図、第9図は止水用チュ
ーブが一体に設けられた長尺ホースの断面図である。図
において、2oは前述の実施例と同様な長尺ホース、2
1は止水用チューブである水膨張性チューブで、長尺ホ
ース21の内側に一体的に形成されている。
この実施例では内側に水膨張姓チューブ21を一体的に
備えた長尺ホース20を圧力容器22の後部のスリット
23内に挿入し、内部の止水板24を通過させて圧力容
器22の先端筒22aまで送り出し、先端筒22aより
長尺ホース20及び水膨張性チューブ21を先端を引張
り出して折り返し、先端筒22aの外周面で鋼製バンド
25で環状に固縛する。次に、圧力容器22内に加圧水
27を注入すると同時に長尺ホース20を手で圧力容器
22内に送り込み、加圧水27の圧力とff1fiによ
って長尺ホース20の環状固定部分を加圧し、長尺ホー
ス20の反転面20aを圧力容器22の先端筒22aと
同軸上に臨設している既設管5内に連続的に反転・挿入
させていく。従って、既設管5内に長尺ホース20が反
転挿入されたとき、長尺ホース20に一体的に備えられ
ている水膨張姓チューブ21が既設管5の内周面側に位
置し、長尺ホース21を前述した実施例と同様に加熱す
ると、長尺ホース21の合成樹脂フィルム層と水膨張姓
チューブ21との間に為る熱硬化性樹脂が硬化し、既設
管5内に均一な厚さの可撓性、自立性を有する合成樹脂
管とする反転・硬化した長尺ホース20がその水膨張性
チューブ21が既設管5・の内周面に略密着した形で形
成される。この実施例では予め薄膜水膨張性ホース21
が一体的に長尺ホース21に備えられているので、前述
の実施例のように予め既設管5内に水膨張性ホース21
を引き込んでおくという作業が不要となり、長尺ホース
21の反転・挿入作業だけで済み、作業能率が前述の実
施例と比べて良好となる。
この実施例の管路の内張り方法の作用は前述の実施例と
同様であるので、その説明を省略する。
第1O図はこの発明方法に用いられる止水用チューブの
変形例を示す斜視図、第11図は変形実施例の止水用チ
ューブを使用した状態を示す断面図である。この変形実
施例では合成樹脂フィルム製−チューブ21aと必要な
長さの水膨張性チューブ21bとを接続して一本の止水
用チューブ21としたものである。この止水用チューブ
を使用すれば、既設管5の任意な位置と、必要な箇所を
必要な数及び必要な長さだけ止水することができる。
[発明の効果] この発明は以上説明したとおり、水膨張性チューブを部
分的或いは全体に有し、既設管より長い止水用チューブ
を長尺ホースの既設管への反転・挿入前に予め既設管内
にその全長にわたって引き込んでおき、その止水用チュ
ーブの圧力容器側先端を既設管外で固定するか自由端と
し、しかる後に圧力流体によって既設管中に長尺ホース
の反転挿入を行うか、或いは水膨張性チューブを部分的
或いは全体に有し、既設管より長い止水用チューブを予
め長尺ホースの内側に一体的に設けておき、しかる後に
内側に止水用チューブを備えた長尺ホースを既設管内に
圧力流体によって反転挿入し、その後長尺ホースの熱硬
化性樹脂層を加熱して硬化させ、既設管と反転・硬化し
た長尺ホースとの間に水膨張性チューブを部分的に或い
は全体に介在させるようにしたので、既設管の取付管と
の接続部分では水膨張性チューブが取付管の通路を閉鎖
しているから、長尺ホースの熱硬化性樹脂の加熱硬化中
、熱硬化性樹脂が低粘稠となっても、取付管の通路に流
出して塊状となって固化することがなくなり、既設管の
取付管との接続部近傍における周囲の樹脂含浸率低下に
よる反転・硬化した長尺ホースの偏肉・材質劣化が防止
されると共に取付管の通路における次工程の穿孔作業に
支障をきたすことはなくなるという効果がある。
また、既設管と硬化した長尺ホースとの間に水膨張性チ
ューブが部分的に或いは全体に介在しているので、既設
管の管継手部や管体欠損部やクラックから地下水が浸入
してきたり、或いは既設管の内部から水分が染み込んで
きた場合には既設管と硬化した長尺ホースとの間に熱硬
化性樹脂の体積収縮による空隙があっても、水膨張性チ
ューブが浸入してきた水との接触反応によって体積膨張
をし、空隙をなくすから、耐水性と気密性を向上させ、
高圧のガスパイプにも気密性を保って使用゛でき、更に
、既設管が下水管上水管の場合において管継手部の隙間
、管体欠損部の隙間・内部劣化部が閉塞され、充分な止
水が行われるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明方法の一実施例で、長尺ホースの反転
・挿入過程を示す断面図、第2図は既設管内における止
水用チューブの状態を示す断面図、第3図は既設管内に
おける止水用チューブと反転長尺ホースの状態を示す断
面図、第4図はこの発明方法が実施された既設管の取付
管接続部分を示す断面図、第5図は同既設管の管継手部
分を示す断面図、第6図は同既設管の管体欠損部分を示
す断面図、第7図は同既設管のクラック部分を示す断面
図、第8図はこの発明方法のもう一つの実施例で、長尺
ホースの反転・挿入過程を示す断面図、第9図は止水用
チューブが一体に設けられた長尺ホースの断面図、第1
θ図はこの発明方法に用いられる止水用チューブの変形
例を示す斜視図、第11図は変形実施例の上水用チュー
ブを使用した状態を示す断面図、第12図は従来の管路
の内張り方法を示す断面図、第13図は同方法に用いら
れた可撓性の長尺チューブ、第14図は長尺チューブが
固化し、わずかに収縮してパイプの内面から離れた状態
におけるパイプ内面とシーリングリングとの関係を示す
断面図、第15図はシーリングリングが内面に固定され
た長尺チューブの断面図である。 20・・・長尺ホース、21・・・止水用チューブ、2
2・・・圧力容器、22a・・・先端筒、25・・・鋼
製バンド、27・・・加圧水。 第10図 つ1 第11図 9代

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内側に熱硬化性樹脂層を有する長尺ホースを圧力
    容器内を通過させて圧力容器の前部に設けられた先端筒
    から引き出し、長尺ホースの先端を折り返して先端筒の
    外周に環状に固定し、しかる後に圧力容器内に圧力流体
    を導入して長尺ホースの環状固定部分を加圧し、圧力容
    器の先端筒に臨設する既設管中に長尺ホースの反転状態
    に折り返された部分を前進せしめ、反転した長尺ホース
    を既設管内に内張りし、その後長尺ホースの熱硬化性樹
    脂層を加熱して硬化させ、既設管内に硬化した長尺ホー
    スを内張りするようにした管路の内張り方法において、
    水膨張性チューブを部分的或いは全体に有し、既設管よ
    り長い止水用チューブを長尺ホースの既設管への反転挿
    入前に、予め既設管内にその全長にわたって引き込んで
    おき、その止水用チューブの圧力容器側先端を既設管外
    で固定するか自由端とし、しかる後に圧力流体によって
    既設管中に長尺ホースの反転挿入を行い、長尺ホースの
    圧力流体による既設管内周面への押圧力により、止水用
    チューブを既設管内周面に長尺ホースと一緒に内張りす
    るようにしたことを特徴とする管路の内張り方法。
  2. (2)内側に熱硬化性樹脂層を有する長尺ホースを圧力
    容器内を通過させて圧力容器の前部に設けられた先端筒
    から引き出し、長尺ホースの先端を折り返して先端筒の
    外周に環状に固定し、しかる後に圧力容器内に圧力流体
    を導入して長尺ホースの環状固定部分を加圧し、圧力容
    器の先端筒に臨設する既設管中に長尺ホースの反転状態
    に折り返された部分を前進せしめ、反転した長尺ホース
    を既設管内に内張りし、その後長尺ホースの熱硬化性樹
    脂層を加熱して硬化させ、既設管内に硬化した長尺ホー
    スを内張りするようにした管路の内張り方法において、
    長尺ホースの既設管への反転挿入前に、水膨張性チュー
    ブを部分的或いは全体に有し、既設管より長い止水用チ
    ューブを予め長尺ホースの内側に一体的に設けておき、
    しかる後に内側に止水用チューブを備えた長尺ホースを
    既設管内に圧力流体によって反転挿入し、長尺ホースの
    圧力流体による既設管内周面への押圧力により、止水用
    チューブを既設管内周面に長尺ホースと一緒に内張りす
    るようにしたことを特徴とする管路の内張り方法。
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