JPH01232006A - 偏光プラスチックレンズの成形方法 - Google Patents

偏光プラスチックレンズの成形方法

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JPH01232006A
JPH01232006A JP5833788A JP5833788A JPH01232006A JP H01232006 A JPH01232006 A JP H01232006A JP 5833788 A JP5833788 A JP 5833788A JP 5833788 A JP5833788 A JP 5833788A JP H01232006 A JPH01232006 A JP H01232006A
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JP
Japan
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polarizing plate
diethylene glycol
molding
polarizing
bisallyl carbonate
Prior art date
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Pending
Application number
JP5833788A
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English (en)
Inventor
Junji Toda
順治 戸田
Daizaburo Shinkawa
新川 大三郎
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプラスチックレンズの成形法に関する。
更に詳しくは偏光板の両面にプラスチックレンズを積層
した偏光プラスチックレンズの成形法に関する。
〔従来の技術〕
偏光板の両面にプラスチックレンズを積層したタイプの
いわゆる偏光プラスチックレンズは公知である。かかる
偏光プラスチックレンズを製造する際、従来は例えば染
色、延伸されたポリビニルアルコール(PVA)フィル
ムを2枚のトリアセチルセルローズ(TAC)フィルム
でラミネートした偏光板を所定の角度に曲げた後、 (
R−加工)接着剤に浸漬し乾燥させたものを注型内に固
定し熱硬化性樹脂モノマーを注入し、密封した後、加熱
重合によりポリマー樹脂となし次いで硬化成形物を注型
より取り出し研削、断層を施し偏光能を有したいわゆる
偏光プラスチックレンズを得ている。
プラスチックレンズは、熱可塑性樹脂を射出成型あるい
は圧縮成型しても得られるが、性能や物性面でより優れ
たプラスチックレンズを製造する為に通常注型成形で行
われ熱硬化性樹脂が使用される。使用しろる熱硬化性樹
脂の例としては、ジエチレングリコールビスアリルカー
ボネート、(メタ)アクリル酸エステル、ジアリルエス
テル、トリアリルイソシアネート等があるが、光学透明
度、摩耗抵抗性、寸法安定性、耐薬品性等でより優れて
いるジエチレングリコールビスアリルカーボネートが広
く使用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記したような従来法によって偏光プラスチックレンズ
を製造した場合研削、研磨の工程等で偏光膜の偏光素膜
(PVA)とトリアセテート膜(TAC)との間あるい
はTACと硬化プラスチックとの間で剥離を起すという
欠陥がありこのような欠陥の為に製造上の歩留りが低下
するという欠点がある。
〔課題を解決するための手段〕
前記したような膜間における「剥離」という現象は研削
、研磨時に使用される水あるいは機械的振動、瞬間的な
摩擦熱等による複合結果と考えられるが本発明者らはこ
のような「剥離」を起すことのない偏光プラスチックレ
ンズを製造する方法につき鋭意研究を重ねた結果本発明
に至った。即ち本発明はプラスチックレンズを成形する
ための曲面を有する2個のモールドの間に偏光板を配置
しその両面にジエチレングリコールビスアリルカーボネ
ートを注入し次いで熱硬化せしめ偏光プラスチックレン
ズを成形する方法においてリンmトリフェニルを含有し
たジエチレングリコールビスアリルカーボネート性を注
入し次いで熱硬化することを特徴とする偏光プラスチッ
クレンズの成形方法を提供する。
本発明の詳細な説明する。
本発明において偏光板としては公知のものが使用可能で
あるが好ましいものはPVA樹脂をヨウ素又は二色性染
料で染色し延伸して得た偏光素膜の両面にトリアセテー
ト膜を積層したタイプのものでありその厚さについては
特に制限がない。
本発明の成形方法では光学透明度、摩耗抵抗性、寸法安
定性、耐薬品性等の点で優れている理由からジエチレン
グリコールビスアリルカーボネート(ADCモノマー)
が熱硬化性化合物(モノマー)として用いられる。
ADCモノマーの重合開始触媒の例としては過酸化ベン
ゾイル、ジイソプロピルパーオキシカーボネート等が挙
げられるが硬化後の光学透明性がたがい他の理由でイソ
プロピルパーオキシカーボネートの使用が好ましい。そ
の添加すべき量は通常2〜10%でありより好ましくは
4〜6%である。 (いずれもADCモノマー重量比)
本発明においてはADCモノマーに対してリン酸トリフ
ェニルが添加されるがその好ましい添加量はモノマー1
00部に対してl〜0.01部程度である。
次に本発明の偏光プラスチックレンズの注型成形法につ
き説明する。
ガスケット保持した2個のモールド間のキャビティー内
に事前に所定の度数に応じた角度に曲げ加工を施した偏
光板を例えばウレタン系接着剤液に浸漬後風乾したもの
をキャビティーの中央にセットされるように固定した後
、前述の重合開始触媒及びリン酸トリフェニルを含有し
たADCモノマーを充填、密閉しオーブン加熱等により
硬化させ、次にモールドを外してレンズを取り出す工程
で行われる。なおガスケット保持した2個のモールドの
組立工程において、ガスケットは酢酸ビニル、シリコン
ゴム等比較的軟質の合成樹脂など可塑性材料からなる。
2個のモールドは通常ガラス製で該モールドの一方はレ
ンズ面を形成するのに必要な凹面部が鏡面研磨された曲
面を有するコーンケープモールドからなり、他の一方は
同じくレンズ面を成形させる凸面が鏡面研磨されたコン
ペックモールドより形成される。又ADCモノマーの硬
化は通常室温から80〜90℃に至る温度で段階的に昇
温するという方法で5〜40時間を要して行われる。
こうして得られたプラスチックレンズを最終レンズとす
る為には更に研削、研磨、ハード加工を行いレンズとし
て仕上げる。
本発明の成形法によって得られた偏光プラスチックレン
ズは偏光レンズとしての本来の性能を失うことなく、又
研削、研磨工程等における「剥離」がないので生産性が
著しく向上させるものである。
実施例 本発明を実施例によって更に詳細に説明する。
実施例1゜ T−Gr ey234偏光板(、PVA偏光素膜の両面
にトリアセテート膜を積層したもの、■カヤポーラfM
)をあらかじめ所定のカーゴ(2〜8K)にR−加工し
たものを11!備し、ウレタン系接着剤5NE58BO
A及び5NE5880B (束亜合成製)のA:B=9
:1混合液に1分間浸漬後常温で風乾した。
次にこのものを鏡面仕上げしたコンベック、コーンケー
プモールド内に固定させるが、モールドはガスケットパ
ツキンによって固定した。なお、ガスケットパツキンは
酢酸ビニル製を使用した。
一方、ADCモノマーとしては、CR−39(米国PD
D社製ADCモノマーの商品名)を使用し、重合開始剤
としてバイロールIPP(日本油脂型、ジイソプロピル
パーオキシカーボネート)を対モノマー5部添加した液
状ADCモノマーiαを調製した。
このモノマー液にリン酸トリフェニル(純正化学部、T
riphenyl Phosphate)を対モノマー
0.05部を加え十分攪拌し溶解させADCモノマー組
成物を得O〜−5℃で保存した。
このADCモノマー組成液をキャビティー内に常温で注
入し、密閉後オーブン内で加熱重合を行った。加熱は4
0℃で24時間放置後60℃×2時間、70℃×1.5
時間、80℃×2時間と段階的に行いキャスティングレ
ンズを得た。得られたレンズにつき通常の方法により研
削、併置加工を施し本発明の偏光プラスチックレンズを
得た。研削、研磨加工時において偏光膜のPVA膜とト
リアセテート膜あるいはトリアセテート膜と硬化ADC
の間で「剥離」の現象は認められなかった。
比較例 実施例1においてADC七ツマ−にリン酸トリフェニル
を加えない他は実施例1と同様にして比較用の偏光プラ
スチックレンズを得た。
実施例1及び比較例で得られた偏光プラスチックレンズ
につき各種の耐久性テスト(剥離の有無)を行ったとこ
ろ次の結果を得た。
上記のテスト条件は次の通り 研削加工 : ダイヤモンドカッターによる水没テスト
:常温×24時間処理 沸騰テスト= 90〜100℃×0.5時閏処理サイク
ル : (60℃×95%RH)X48時間→テスト 
 −15℃×3時間→(40℃×85%RH)X3時間 〔発明の効果〕 本発明の成形法で得られた偏光プラスチックレンズは、
研削加工時の剥離が全く生じない事はもちろんの半強制
破壊テスト、水没テスト、沸騰テスト、サイクルテスト
でも優れた結果を与えた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、プラスチックレンズを成形するための曲面を有する
    2個のモールドの間に偏光板を配置しその両面にジエチ
    レングリコールビスアリルカーボネートを注入し次いで
    熱硬化せしめ偏光プラスチックレンズを成形する方法に
    おいてリン酸トリフェニルを含有したジエチレングリコ
    ールビスアリルカーボネートを注入し次いで熱硬化する
    ことを特徴とする偏光プラスチックレンズの成形方法
JP5833788A 1988-03-14 1988-03-14 偏光プラスチックレンズの成形方法 Pending JPH01232006A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997024213A1 (en) * 1995-12-27 1997-07-10 Siemens Microelectronics, Inc. Closed mold for led alphanumeric displays
US7350917B2 (en) 2004-02-02 2008-04-01 Mgc Filseet Co Ltd Light control plastic lens, coated sheet-like light control element for the lens production, and a production method for light control plastic lens

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