JPH01231248A - 陰極線管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野〉 この発明は、陰極線管に係り、特にフェースプ＼ レートの前面にガラス板が接着されてなる陰極線管に関
する。

（従来の技術） 従来より外囲器前面部を、構成しかつ内面に蛍光面が被
着形成されているフェースプレートの前面に、透明接着
樹脂を介してガラス板を接着した陰極線管がある。

従来、このガラス板の取付けは、周知の方法により通常
の陰極線管を製造したのち、その外囲器を構成するフェ
ースプレートの前面周辺部にスぺ＝すを配瞠し、このス
ペーサを介してガラス板を押し当て、そのガラス板とフ
ェースプレートとの間に透明接着樹脂を注入したのら、
キユアリング炉などにより加熱硬化させ、その俊ざらに
、フェースプレート、硬化した透明接着樹脂およびガラ
ス板の各側面全周に接着テープを貼着して、その側面を
シールすることによりおこなわれている。

（発明が解決しようとする課題） 上記のように陰極線管の前面部を構成すると、接着テー
プの貼着は、陰極線管の前面部の側面部が平面でなく、
その側面部全周に及ぶため剥がれやすく、特にコーナ部
では、急激な曲率変化のために接着テープにひだができ
、気泡が残留してその部分より剥離が進行し、陰恒線管
本来の特性は良好であるにもかかわらず不良となること
がある。

その防止手段として、透明接着樹脂を硬化させたのちに
、その側面部に剥離防止剤を塗布して剥離を防止する方
法もあるが、剥離防止効果は十分でなく、完全に剥離を
防止することはできない。

この発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、
フェースプレート、透明接着（伺脂、ガラス板間の剥離
を完全に防止する構造にすることを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） フェースプレートの前面に透明接着樹脂を介してガラス
板が接着されてなる陰極線管において、上記フェースプ
レート、透明接着樹脂およびカラス板の各側面を熱収縮
チューブにより被覆した構造に構成した。

（作　用） 上記のようにフェースプレート、透明接着樹脂およびガ
ラス板の側面を熱収縮チューブにより被覆すると、従来
コーナ部に発生したひだをなくすことができ、そのため
に気泡が発生ぜず、その気泡に基づく剥離の進行を完全
に防止できるぽかりでなく、熱収縮チューブの収縮力に
よる剥離防止作用により、剥離しにくい陰（兎線管とす
ることかできる。

（実施例） 以下、図面を参照してこの発明を実施例に基づいて説明
する。

第１図にこの発明の一実施例である陰極線管を示す。こ
の隘１し線管は、前面が球面状をなしかつ周辺にスカー
ト部をもつ略矩形状のフェースプレー　ト（１）と、径
小部をネック（２）とする漏斗状のファンネル（３）と
からなる外囲器（４）を有し、そのフェースプレート（
１）の前面に、その周辺部に配置されたスペーサ（５）
を介してガラス板（６）が配置されかつ透明接着樹脂（
７）により接着されている。そして、この例の陰極線管
では、そのフェースプレート（１）、透明接着樹脂（７
）、カラス板（６）の各側面全周が熱収縮チューブ（８
）によって覆われている。この熱収縮チューブ（８）は
、第２図に示すようにその中央部に複数個の微少開孔（
１０）が設けられたものであり、好ましくは、光を透過
しない黒色などに＃色されている。

このような陰極線管は、一般におこなわれている製造方
法により通常の陰極線管を製造したのち、そのフェース
プレート（１）の前面周辺部にスペーサ（５）を配置し
、このスペーサ（５）を介してガラス板（６）を押し当
て、そのフェースプレート（１）前面とカラス板（６）
との間に透明接着樹脂（７）を注入したのら、この注入
透明接着）刺脂（７）を加熱硬化させ、その後さらに、
そのフェースプレート（１）、硬化した透明接着樹脂（
７）およびカラス板（６）の各側面に熱収縮チューブ（
８）を配置し、この熱収縮チューブ（８）を加熱収縮さ
せてその各部材の側面に密着させることにより得られる
。

ところで、上記のように陰極線管を、構成すると、熱収
縮チューブ（８）の加熱収縮によって従来カラス板のコ
ーナ部に発生したひだをなくすことができ、残留する気
泡のために生じた剥離の進行を防止する。しかも、熱収
縮チューブ（８）の収縮力かフェースプレート（１）、
透明接着樹脂（７）およびガラス板（６）の全周に作用
し、それら各部材間の剥離を抑制して剥離をおこさない
陰極線管とすることができる。すなわち、たとえば前面
部に直接外力が加わっても剥離しにくい陰極線管とする
ことがでる。ざらに、この例の熱収縮チューブ（８）の
ように特に開孔（］Ｏ）の形成されたものを使用すると
、熱収縮するとき、その開孔（１０）から各部材と熱収
縮チューブ（８）との間に残留する空気を逃がし、各部
材の全側面に完全に密着して気泡を残存させることがな
く、したがって、各部材間の剥離抑制作用をきわめて大
きくすることができる。

また、この例のように光を透過しない黒色などの熱収縮
チューブ（８）を用いると、従来フェースプレート（１
）内面の蛍光部の発光がフェースプレート（１）のスカ
ート部で反射し、画面をある角度で見ると浮上って見え
た用象も、光を透過しない熱収縮チューブ（８）の光吸
収によってなくなり、画面品位が向上する効果も生ずる
。

［発明の効果］ フェースプレートの前面に透明接着樹脂を介してガラス
板が接着されてなる陰極線管において、上記フェースプ
レート、透明接着樹脂およびガラス板の各側面を熱収縮
チューブにより被覆すると、熱収縮チューブの収縮によ
り従来のようにコーナ部にひだを生ぜず、しかも、各部
材の側面全周に作用する熱収縮チューブの収縮ツノによ
って、フェースプレート、透明接着樹脂およびガラス板
間の剥離を抑制し、たとえば直接前面部に外力が加わっ
ても剥離しにくい陰極線管とすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例である陰極線管の構成を示
す図１．第２図はその熱収縮デユー１の斜視図である。 １・・・フェースプレート　　４・・・外囲器５・・・
スペーサ　　　　　　６・・・ガラス板７・・・透明接
着樹脂　　　　８・・・熱収縮チューブ１０・・・開孔

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フェースプレートの前面に透明接着樹脂を介してガラス
   板が接着されてなる陰極線管において、上記フェースプ
   レート、透明接着樹脂およびガラス板の各側面を熱収縮
   チューブにより被覆したことを特徴とする陰極線管。