JPH0123033Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0123033Y2 JPH0123033Y2 JP1984153267U JP15326784U JPH0123033Y2 JP H0123033 Y2 JPH0123033 Y2 JP H0123033Y2 JP 1984153267 U JP1984153267 U JP 1984153267U JP 15326784 U JP15326784 U JP 15326784U JP H0123033 Y2 JPH0123033 Y2 JP H0123033Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corrosion
- conduit
- resistant
- annular
- annular protrusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 claims description 30
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 claims description 29
- 230000003628 erosive effect Effects 0.000 description 6
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 5
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 3
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
- 229910000851 Alloy steel Inorganic materials 0.000 description 2
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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Landscapes
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、導管の耐侵蝕構造に係り、特に内燃
機関の冷却水導管として用いられている如き鉄鋼
製パイプの侵蝕による寿命低下を回避する耐侵蝕
構造に係る。
機関の冷却水導管として用いられている如き鉄鋼
製パイプの侵蝕による寿命低下を回避する耐侵蝕
構造に係る。
従来の技術
内燃機関の冷却水導管としての導管等に於て
は、シール接続のために接続端近傍部の外周部に
Ｏリングの如き環状シール部材の取付用の環状溝
が設けられており、鉄鋼製パイプの場合にはその
環状溝がプレス加工により形成されるため、前記
接続端傍部の内周部にその外周部に形成された環
状部材取付用の前記環状溝による環状突条が形成
されるようになる。
は、シール接続のために接続端近傍部の外周部に
Ｏリングの如き環状シール部材の取付用の環状溝
が設けられており、鉄鋼製パイプの場合にはその
環状溝がプレス加工により形成されるため、前記
接続端傍部の内周部にその外周部に形成された環
状部材取付用の前記環状溝による環状突条が形成
されるようになる。
考案が解決しようとする問題点
上述の如く内周部に環状突条が設けられると、
該環状突条によつて導管内を流れる流体の流れが
絞られるため、導管内を流れる流体が前記環状突
条の部分にてキヤビテーシヨンを生じ、キヤビテ
ーシヨンによりコロージヨン或いはエロージヨン
と称される侵蝕が前記環状突条の部分に局部的に
発生し、これにより導管の寿命が著しく低下する
ことがある。
該環状突条によつて導管内を流れる流体の流れが
絞られるため、導管内を流れる流体が前記環状突
条の部分にてキヤビテーシヨンを生じ、キヤビテ
ーシヨンによりコロージヨン或いはエロージヨン
と称される侵蝕が前記環状突条の部分に局部的に
発生し、これにより導管の寿命が著しく低下する
ことがある。
本考案は上述の如き問題点に鑑み、内周部に環
状突条を有する導管の耐侵蝕構造を提供すること
を目的としている。
状突条を有する導管の耐侵蝕構造を提供すること
を目的としている。
問題点を解決するための手段
上述の如き問題点に鑑み、本考案による導管の
耐侵蝕構造は、接続端近傍部の内周部にのみ短軸
管状の耐侵蝕性部材が嵌挿され、前記耐侵蝕性部
材により前記環状突条及びその周辺部が被覆され
且該被覆部分の管厚が他の部分に比して厚くなつ
ていることを特徴としている。
耐侵蝕構造は、接続端近傍部の内周部にのみ短軸
管状の耐侵蝕性部材が嵌挿され、前記耐侵蝕性部
材により前記環状突条及びその周辺部が被覆され
且該被覆部分の管厚が他の部分に比して厚くなつ
ていることを特徴としている。
耐侵蝕性部材はキヤビテーシヨンによる侵蝕の
メカニズムからして、ステンレス鋼、ニツケルモ
リブテン鋼、チタン合金の如く耐摩耗性に優れた
金属部材料により構成されていれば良い。
メカニズムからして、ステンレス鋼、ニツケルモ
リブテン鋼、チタン合金の如く耐摩耗性に優れた
金属部材料により構成されていれば良い。
考案の作用及び効果
上述の如き構成によれば、耐侵蝕性部材によつ
て環状突条及びその周辺部が被覆されることによ
り、導管が経済性のためにさほど高級でない金属
材料或いはその他の材料により構成されていても
前記環状突条の部分がキヤビテーシヨンによつて
早期に激しく侵蝕することがなく、また前記突条
によつて局部的に管厚が増大されるから、該部分
にキヤビテーシヨンによつて侵蝕が生じても洩れ
を生じる程度まで侵蝕するに到る期間が延長され
る。
て環状突条及びその周辺部が被覆されることによ
り、導管が経済性のためにさほど高級でない金属
材料或いはその他の材料により構成されていても
前記環状突条の部分がキヤビテーシヨンによつて
早期に激しく侵蝕することがなく、また前記突条
によつて局部的に管厚が増大されるから、該部分
にキヤビテーシヨンによつて侵蝕が生じても洩れ
を生じる程度まで侵蝕するに到る期間が延長され
る。
本考案による導管の耐侵蝕構造に於ては、上述
の如く安価で且簡単な構造の追加によつて導管の
寿命が従来のものに比して飛躍的に向上するよう
になる。
の如く安価で且簡単な構造の追加によつて導管の
寿命が従来のものに比して飛躍的に向上するよう
になる。
また耐侵蝕性部材は環状突条を含む接続端近傍
部にのみ設けられるから、これが導管全長に亙つ
て設けられる場合に比して高価な耐侵蝕性材料の
使用量が少なくてすみ、また耐侵蝕性部材の組付
けが容易であり、そのうえ導管の重量増大が少な
くてすむ。
部にのみ設けられるから、これが導管全長に亙つ
て設けられる場合に比して高価な耐侵蝕性材料の
使用量が少なくてすみ、また耐侵蝕性部材の組付
けが容易であり、そのうえ導管の重量増大が少な
くてすむ。
実施例
以下に添付の図を参照して本考案を実施例につ
いて詳細に説明する。
いて詳細に説明する。
添付の図は本考案による耐侵蝕構造を備えた導
管及びその接続部分に示している。図に於て、１
は導管を示しており、該導管は内燃機関の冷却水
導管の如く鉄鋼製パイプであつて良く、接続端近
傍部の外周部にＯリングの如き環状シール部材２
の取付用の環状溝３を有している。環状溝３はプ
レス加工により成形されていることにより導管１
の前記接続端近傍部の内周部には環状溝３により
環状突条４が形成されている。
管及びその接続部分に示している。図に於て、１
は導管を示しており、該導管は内燃機関の冷却水
導管の如く鉄鋼製パイプであつて良く、接続端近
傍部の外周部にＯリングの如き環状シール部材２
の取付用の環状溝３を有している。環状溝３はプ
レス加工により成形されていることにより導管１
の前記接続端近傍部の内周部には環状溝３により
環状突条４が形成されている。
導管１の前記接続端近傍部の内周部にはここに
のみ短軸管状の耐侵蝕性部材５が嵌挿されてい
る。耐侵蝕性部材５は、ステンレス鋼、ニツケル
モリブデン鋼、チタン合金の如く耐侵蝕性に優れ
た比較的高級の金属材料により構成され、その全
体を導管１の前記接続端近傍部の内周面に密着接
合し、更に必要に応じて両端縁部を導管１に対し
蝋付けされている。耐侵蝕性部材５は環状溝３の
プレス加工前に導管１内に挿入され、環状溝３の
プレス加工と同時に環状溝３に倣つてプレス加工
されれば良い。
のみ短軸管状の耐侵蝕性部材５が嵌挿されてい
る。耐侵蝕性部材５は、ステンレス鋼、ニツケル
モリブデン鋼、チタン合金の如く耐侵蝕性に優れ
た比較的高級の金属材料により構成され、その全
体を導管１の前記接続端近傍部の内周面に密着接
合し、更に必要に応じて両端縁部を導管１に対し
蝋付けされている。耐侵蝕性部材５は環状溝３の
プレス加工前に導管１内に挿入され、環状溝３の
プレス加工と同時に環状溝３に倣つてプレス加工
されれば良い。
尚、６は導管１の接続端部を受入れる受入れ孔
７を備えたブロツク部材であり、導管１はその接
続端部を受け入れ孔７内に挿入されて環状シール
部材２によりブロツク部材６のシールを行い、外
周部に取付けられた接続フランジ部８にてボルト
９によりブロツク部材６に対し固定接続されるよ
うになつている。
７を備えたブロツク部材であり、導管１はその接
続端部を受け入れ孔７内に挿入されて環状シール
部材２によりブロツク部材６のシールを行い、外
周部に取付けられた接続フランジ部８にてボルト
９によりブロツク部材６に対し固定接続されるよ
うになつている。
上述の如く、環状突条４及びその周辺部のみが
導管１内に挿入された耐侵蝕性部材５によつて被
覆されることにより、材料費の高騰、大きい重量
増大を招くことなく、環状突条４及びその周辺部
にキヤビテーシヨンによる侵蝕が早期に激しく発
生することが回避され、またその部分の管厚が耐
侵蝕性部材５によつて増大されているから、該部
分にキヤビテーシヨンによる侵蝕が生じても洩れ
を生じる程に侵蝕が進むまでの期間が延長され、
短軸管状の耐侵蝕性部材５の追加のみにより導管
の寿命が著しく増大するようになる。
導管１内に挿入された耐侵蝕性部材５によつて被
覆されることにより、材料費の高騰、大きい重量
増大を招くことなく、環状突条４及びその周辺部
にキヤビテーシヨンによる侵蝕が早期に激しく発
生することが回避され、またその部分の管厚が耐
侵蝕性部材５によつて増大されているから、該部
分にキヤビテーシヨンによる侵蝕が生じても洩れ
を生じる程に侵蝕が進むまでの期間が延長され、
短軸管状の耐侵蝕性部材５の追加のみにより導管
の寿命が著しく増大するようになる。
以上に於ては、本考案を特定の実施例について
詳細に説明したが、本考案は、これに限定される
ものではなく、本考案の範囲内にて種々の実施例
が可能であることは当業者にとつて明らかであろ
う。
詳細に説明したが、本考案は、これに限定される
ものではなく、本考案の範囲内にて種々の実施例
が可能であることは当業者にとつて明らかであろ
う。
添付の図は本考案による耐侵蝕構造を備えた導
管の一つの実施例を示す断面図である。 １……導管、２……環状シール部材、３……環
状溝、４……環状突条、５……耐侵蝕性部材、６
……ブロツク部材、７……受入れ孔、８……接続
フランジ部、９……ボルト。
管の一つの実施例を示す断面図である。 １……導管、２……環状シール部材、３……環
状溝、４……環状突条、５……耐侵蝕性部材、６
……ブロツク部材、７……受入れ孔、８……接続
フランジ部、９……ボルト。
Claims (1)
- 接続端近傍部の内周部にその外周部に形成され
た環状シール部材取付用の環状溝による環状突条
を有する導管の耐侵蝕溝造に於て、前記接続端近
傍部の内周部にのみ短軸管状の耐侵蝕性部材が嵌
挿され、前記耐侵蝕性部材により前記環状突条及
びその周辺部が被覆され且該被覆部分の管厚が他
の部分に比して厚くなつていることを特徴とする
導管の耐侵蝕構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984153267U JPH0123033Y2 (ja) | 1984-10-11 | 1984-10-11 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984153267U JPH0123033Y2 (ja) | 1984-10-11 | 1984-10-11 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6167494U JPS6167494U (ja) | 1986-05-09 |
| JPH0123033Y2 true JPH0123033Y2 (ja) | 1989-07-13 |
Family
ID=30711300
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984153267U Expired JPH0123033Y2 (ja) | 1984-10-11 | 1984-10-11 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0123033Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5138084A (en) * | 1974-09-28 | 1976-03-30 | Saibanetsuto Kogyo Kk | Konekutatanshino pc banheno handazukehoho |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5965205U (ja) * | 1982-10-21 | 1984-05-01 | 三菱重工業株式会社 | 給水内管ノズル |
-
1984
- 1984-10-11 JP JP1984153267U patent/JPH0123033Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5138084A (en) * | 1974-09-28 | 1976-03-30 | Saibanetsuto Kogyo Kk | Konekutatanshino pc banheno handazukehoho |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6167494U (ja) | 1986-05-09 |
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