JPH01229479A - フロッピーディスク - Google Patents
フロッピーディスクInfo
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- JPH01229479A JPH01229479A JP5534888A JP5534888A JPH01229479A JP H01229479 A JPH01229479 A JP H01229479A JP 5534888 A JP5534888 A JP 5534888A JP 5534888 A JP5534888 A JP 5534888A JP H01229479 A JPH01229479 A JP H01229479A
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Links
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
この発明は、硬質のシェル内に磁気ディスクが内蔵され
ており、かつ、シェルの内面に不織布製のライナーが接
着されて、磁気ディスクがライナーに接して回転するフ
ロッピーディスクに関する。
ており、かつ、シェルの内面に不織布製のライナーが接
着されて、磁気ディスクがライナーに接して回転するフ
ロッピーディスクに関する。
フロッピーディスクは、予め裁断された不織布製のライ
ナーをシェルの内面に溶着し、ライナーの間に磁気ディ
スクを挟む状態で2枚のシェルを溶着して■み立ててい
る。ところで、ライナーは、シェル内で回転する磁気デ
ィスクの表面に接触してこれを保護し、磁気ディスクの
傷付を防止すると共に、磁気ディスクの表面に付着する
塵等の異物を除去する為に、極めて細い繊維の不織布か
使用されている。微細繊維の不織布は柔軟で、磁気ディ
スクの表面を傷付けずに保護できる。ところが、不織布
は、繊維を立体的に方向性なく集合し、その交点て結合
してシート状に加工しているので、これを所定の形状に
裁断すると、裁断線に沿って微細な繊維が突出する。突
出したライナーの微細繊維は、シェルを溶着して■み立
てた後、回転する磁気ディスクによってライナーから分
離し、磁気ディスクとヘッドとの間に挟まれて、ビット
エラーの原因となる。 特に、近年は自動機が発達し、不織布を雄型と雌型で挟
んで裁断する構造のカッターを有する装置が多用されて
いるが、この構造のカッターは、雄型と雌型との切断隙
間が微細繊維に比べて広くなって、切れ味が低下すると
、繊維が確実に裁断できず、裁断縁から繊維が突出し易
くなる。ライナーは、レーヨン、ポリプロピレン、ポリ
エステル、ナイロン、アクリル等の合成樹脂繊維の不織
布が使用されている。この不織布は、繊維の太さが、約
lO〜20μと極めて細いので、雄型と雌型の隙間をこ
れより狭くする必要がある。従って、裁断面で微細な繊
維が確実に切断てきるカッターは、極めて高い加工精度
が要求され、また、使用するに従って摩耗するので、常
時良く切れるカッターで不織布からライナーを裁断する
のは相当に困難である。この為、常時良く切れるカッタ
ーを使用して、ライナーの裁断縁から繊維が突出しない
状態に保持することは極めて困難である。 また、如何に切れ味の良いカッターを使用しても、カッ
ターが裁断縁で短繊維を切り離す状態で切断すると、組
立後、使用状態に於てこのia維がライナーから分離さ
れるのを阻止出来ない。即ち、不織布は繊維が方向性な
く集合されると共に、繊維が変形して交点で結合されて
いるので、例え直線状に裁断しても、結合交点の間の2
箇所で1本の繊維が切断されることがあり、この繊維は
、両端が結合されていた交点から切り離なされて、短い
繊維の切れ端となり、ライナーに連結されない。 この繊維の切れ端は、組立後、ライナーから分離して磁
気ディスクと磁気ヘッドとの間に挟まれ、ビットエラー
の原因となる。 特に、ライナーのヘッド隙間両側の裁断縁は、磁気ディ
スクの回転方向に直交するので、裁断縁で確実に連結さ
れていない切断繊維は、磁気ディスク表面に付着してラ
イナーから分離されてシェル内に引き込まれ、引き込ま
れた短繊維が磁気ディスクと磁気ヘッドとの間に挟まれ
てビットエラーの原因となっている。従って、ヘッド隙
間の両側裁断縁に発生する繊維の分散は極力減少する必
要がある。 第5図に示すように、ライナー3のヘッド隙間5の先端
縁がシェル2に溶着されるなら、この部分から繊維が分
離されることはない。しかしながら、ライナーのヘッド
隙間5の先端縁を確実にシェル2に溶着することは、ラ
イナー3を正確に位置決してシェル2に溶着する必要が
あり、ライナー3がシェル2に対して位置ずれすると、
ヘッド隙間の先端縁がシェル2に溶着できない。ところ
が、実際の製造工程に於て、柔軟で変形し易いライナー
を、極めて正確に位置ずれなくシェルに溶着することが
難しい。
ナーをシェルの内面に溶着し、ライナーの間に磁気ディ
スクを挟む状態で2枚のシェルを溶着して■み立ててい
る。ところで、ライナーは、シェル内で回転する磁気デ
ィスクの表面に接触してこれを保護し、磁気ディスクの
傷付を防止すると共に、磁気ディスクの表面に付着する
塵等の異物を除去する為に、極めて細い繊維の不織布か
使用されている。微細繊維の不織布は柔軟で、磁気ディ
スクの表面を傷付けずに保護できる。ところが、不織布
は、繊維を立体的に方向性なく集合し、その交点て結合
してシート状に加工しているので、これを所定の形状に
裁断すると、裁断線に沿って微細な繊維が突出する。突
出したライナーの微細繊維は、シェルを溶着して■み立
てた後、回転する磁気ディスクによってライナーから分
離し、磁気ディスクとヘッドとの間に挟まれて、ビット
エラーの原因となる。 特に、近年は自動機が発達し、不織布を雄型と雌型で挟
んで裁断する構造のカッターを有する装置が多用されて
いるが、この構造のカッターは、雄型と雌型との切断隙
間が微細繊維に比べて広くなって、切れ味が低下すると
、繊維が確実に裁断できず、裁断縁から繊維が突出し易
くなる。ライナーは、レーヨン、ポリプロピレン、ポリ
エステル、ナイロン、アクリル等の合成樹脂繊維の不織
布が使用されている。この不織布は、繊維の太さが、約
lO〜20μと極めて細いので、雄型と雌型の隙間をこ
れより狭くする必要がある。従って、裁断面で微細な繊
維が確実に切断てきるカッターは、極めて高い加工精度
が要求され、また、使用するに従って摩耗するので、常
時良く切れるカッターで不織布からライナーを裁断する
のは相当に困難である。この為、常時良く切れるカッタ
ーを使用して、ライナーの裁断縁から繊維が突出しない
状態に保持することは極めて困難である。 また、如何に切れ味の良いカッターを使用しても、カッ
ターが裁断縁で短繊維を切り離す状態で切断すると、組
立後、使用状態に於てこのia維がライナーから分離さ
れるのを阻止出来ない。即ち、不織布は繊維が方向性な
く集合されると共に、繊維が変形して交点で結合されて
いるので、例え直線状に裁断しても、結合交点の間の2
箇所で1本の繊維が切断されることがあり、この繊維は
、両端が結合されていた交点から切り離なされて、短い
繊維の切れ端となり、ライナーに連結されない。 この繊維の切れ端は、組立後、ライナーから分離して磁
気ディスクと磁気ヘッドとの間に挟まれ、ビットエラー
の原因となる。 特に、ライナーのヘッド隙間両側の裁断縁は、磁気ディ
スクの回転方向に直交するので、裁断縁で確実に連結さ
れていない切断繊維は、磁気ディスク表面に付着してラ
イナーから分離されてシェル内に引き込まれ、引き込ま
れた短繊維が磁気ディスクと磁気ヘッドとの間に挟まれ
てビットエラーの原因となっている。従って、ヘッド隙
間の両側裁断縁に発生する繊維の分散は極力減少する必
要がある。 第5図に示すように、ライナー3のヘッド隙間5の先端
縁がシェル2に溶着されるなら、この部分から繊維が分
離されることはない。しかしながら、ライナーのヘッド
隙間5の先端縁を確実にシェル2に溶着することは、ラ
イナー3を正確に位置決してシェル2に溶着する必要が
あり、ライナー3がシェル2に対して位置ずれすると、
ヘッド隙間の先端縁がシェル2に溶着できない。ところ
が、実際の製造工程に於て、柔軟で変形し易いライナー
を、極めて正確に位置ずれなくシェルに溶着することが
難しい。
この発明は、この欠点を解決することを目的に開発され
たもので、この発明の重要な目的は、簡単かつ容易に、
しかも、確実にライナーから突出する繊維が減少でき、
ライナーから分離された微aiua維によるビットエラ
ーが減少出来るフロッピーディスクを提供するにある。
たもので、この発明の重要な目的は、簡単かつ容易に、
しかも、確実にライナーから突出する繊維が減少でき、
ライナーから分離された微aiua維によるビットエラ
ーが減少出来るフロッピーディスクを提供するにある。
この発明のフロッピーディスクは、円盤状の磁気ディス
クlと、この磁気ディスク1が回転自在に内蔵されてい
る硬質のシェル2と、このシェル2と磁気ディスクlと
の間に位置し、かつ、それ自体はシェル2の内面に固定
されると共に中心孔6を有する不織布製のライナー3と
を備えている。 シェル2はこれを貫通してヘッド孔4か穿設されており
、ライナー3は、・\ラド孔4部分が切除されてヘッド
隙間5が設けられている。 ライナー3は不織布繊維の方向性によって、縦方向の引
張強度が横方向の引張強度よりも強く、更に、ヘッド隙
間5は、不織布の横方向に延長して裁断されている。
クlと、この磁気ディスク1が回転自在に内蔵されてい
る硬質のシェル2と、このシェル2と磁気ディスクlと
の間に位置し、かつ、それ自体はシェル2の内面に固定
されると共に中心孔6を有する不織布製のライナー3と
を備えている。 シェル2はこれを貫通してヘッド孔4か穿設されており
、ライナー3は、・\ラド孔4部分が切除されてヘッド
隙間5が設けられている。 ライナー3は不織布繊維の方向性によって、縦方向の引
張強度が横方向の引張強度よりも強く、更に、ヘッド隙
間5は、不織布の横方向に延長して裁断されている。
不織布は、立体的に方向性なく集合された繊維の交点が
バインダーで結合されたものである。この発明のフロッ
ピーディスクは、ライナーに、繊維の方向性によって、
縦方向の強度が横方向の強度に比べて強く形成されてい
る不織布が使用されている。不織布は、繊維の配列によ
って縦横の強度が調整できる。例えば、シート状不織布
の平面図に於て、繊維が全く方向性なく配列されるなら
、縦横の強度は同一となる。繊維の横に並ぶ部分に比べ
て縦に並ぶ部分が多くなると、縦の引張強度が横の引張
強度よりも強くなる。また、繊維の縦方向に並ぶ部分の
割合が、横方向に並ぶ部分に比べて多くなるほど、縦の
引張強度が横よりも強くなる。 ところで、この明細書に於て、不織布の縦と横とは、互
いに直交する2方向に不織布を牽引した時、引張強度が
強い方向を縦、これに直交して引張強度が弱い方向を横
とする。 ヘッド隙間5が不織布の横に延長して裁断されているラ
イナー3は、ヘッド隙間5が、多数の不織布繊維配列方
向に交差する方向に裁断するので、裁断縁に於て、不織
布繊維が切り放される確率が低下し、また、不織布繊維
が長く伸びる状態で切断される率を減少できる。 この状態を第1図と第2図とに示す模擬図に於て説明す
る。 第1図に示すように、ヘッド隙間の裁断縁7がia維8
に交差する場合、言い替えれば、ヘッド隙間5が不織布
の横に延長して裁断される場合、繊維の裁断縁7は、ラ
イナー本体から切り放されることが少なく、また、繊維
8の切断端を引っ張っても、これが裁断縁7から長く引
き延ばされることはない。 これに対して、第2図に示すように、ヘッド隙間5の裁
断縁7が縦に延長されて、繊維8の長手方向に裁断され
る場合、湾曲する繊維8の中間が切断されて、ライナー
3に連結されない繊維の切れ端9ができ、また、切断さ
れた繊維8も長く引き延ばされて裁断縁7から突出する
欠点がある。 裁断工程に於て無数に発生する微細繊維の切れ端9は、
製造工程に於てライナーに付着し、これがシェルに組み
込まれた状態で、回転する磁気ディスクによってシェル
内に運ばれてビットエラーの原因となる。 実際の不織布は、第1図と第2図とに示すように、全て
の繊維8が方向を揃えて並べられているものではない。 しかしながら、繊維8の方向性によって、縦と横とで引
張強度が異なる不織布は、繊維の配列に於て、縦に並ぷ
i維が、横に並ぶ繊維よりも多い。従って、不織布の横
に延長して裁断されたヘッド隙間は、第1図に示す状態
で裁断される繊維が多く、不織布の縦に延長して裁断さ
れたヘッド隙間は、第2図の状態で裁断される繊維が多
くなる。 第1図に示す状態で多くの繊維が裁断されるライナーを
有するこの発明のフロッピーディスクは、ヘッド隙間の
裁断面に発生する繊維の突出、例えは、ライナー本体か
ら切り離された繊維の発生を少なくし、また、裁断縁か
ら繊維が長く引き延ばされるのを減少し、これによって
、フロッピーディスクにとって極めて大切な特性、特に
、近年の高記憶密度のフロッピーディスクに最も大切な
特性である、ビットエラーを減少することに効果がある
。 また、この発明のフロッピーディスクは、単に不織布の
裁断方向を特定の方向に限定するという、極めて簡単な
技術でビットエラーが減少できるので、簡単かつ容易に
、しかも安価に多量生産できる特長も実現出来る。
バインダーで結合されたものである。この発明のフロッ
ピーディスクは、ライナーに、繊維の方向性によって、
縦方向の強度が横方向の強度に比べて強く形成されてい
る不織布が使用されている。不織布は、繊維の配列によ
って縦横の強度が調整できる。例えば、シート状不織布
の平面図に於て、繊維が全く方向性なく配列されるなら
、縦横の強度は同一となる。繊維の横に並ぶ部分に比べ
て縦に並ぶ部分が多くなると、縦の引張強度が横の引張
強度よりも強くなる。また、繊維の縦方向に並ぶ部分の
割合が、横方向に並ぶ部分に比べて多くなるほど、縦の
引張強度が横よりも強くなる。 ところで、この明細書に於て、不織布の縦と横とは、互
いに直交する2方向に不織布を牽引した時、引張強度が
強い方向を縦、これに直交して引張強度が弱い方向を横
とする。 ヘッド隙間5が不織布の横に延長して裁断されているラ
イナー3は、ヘッド隙間5が、多数の不織布繊維配列方
向に交差する方向に裁断するので、裁断縁に於て、不織
布繊維が切り放される確率が低下し、また、不織布繊維
が長く伸びる状態で切断される率を減少できる。 この状態を第1図と第2図とに示す模擬図に於て説明す
る。 第1図に示すように、ヘッド隙間の裁断縁7がia維8
に交差する場合、言い替えれば、ヘッド隙間5が不織布
の横に延長して裁断される場合、繊維の裁断縁7は、ラ
イナー本体から切り放されることが少なく、また、繊維
8の切断端を引っ張っても、これが裁断縁7から長く引
き延ばされることはない。 これに対して、第2図に示すように、ヘッド隙間5の裁
断縁7が縦に延長されて、繊維8の長手方向に裁断され
る場合、湾曲する繊維8の中間が切断されて、ライナー
3に連結されない繊維の切れ端9ができ、また、切断さ
れた繊維8も長く引き延ばされて裁断縁7から突出する
欠点がある。 裁断工程に於て無数に発生する微細繊維の切れ端9は、
製造工程に於てライナーに付着し、これがシェルに組み
込まれた状態で、回転する磁気ディスクによってシェル
内に運ばれてビットエラーの原因となる。 実際の不織布は、第1図と第2図とに示すように、全て
の繊維8が方向を揃えて並べられているものではない。 しかしながら、繊維8の方向性によって、縦と横とで引
張強度が異なる不織布は、繊維の配列に於て、縦に並ぷ
i維が、横に並ぶ繊維よりも多い。従って、不織布の横
に延長して裁断されたヘッド隙間は、第1図に示す状態
で裁断される繊維が多く、不織布の縦に延長して裁断さ
れたヘッド隙間は、第2図の状態で裁断される繊維が多
くなる。 第1図に示す状態で多くの繊維が裁断されるライナーを
有するこの発明のフロッピーディスクは、ヘッド隙間の
裁断面に発生する繊維の突出、例えは、ライナー本体か
ら切り離された繊維の発生を少なくし、また、裁断縁か
ら繊維が長く引き延ばされるのを減少し、これによって
、フロッピーディスクにとって極めて大切な特性、特に
、近年の高記憶密度のフロッピーディスクに最も大切な
特性である、ビットエラーを減少することに効果がある
。 また、この発明のフロッピーディスクは、単に不織布の
裁断方向を特定の方向に限定するという、極めて簡単な
技術でビットエラーが減少できるので、簡単かつ容易に
、しかも安価に多量生産できる特長も実現出来る。
以下、本発明の製造方法に使用する装置を図面に基づい
て説明する。 但し、以下に示す実施例は、この発明の技術思想を具体
化する為の装置を例示すものであって、この発明を下記
のものに特定するものでない。この発明は、特許請求の
範囲に記載の範囲に於て、種々の変更が加えられる。 更に、この明細書は、特許請求の範囲が理解し易いよう
に、実施例に示される部材に対応する番号を、特許請求
の範囲に示される部材に付記している。ただ、特許請求
の範囲に記述される部材を、実施例に示す部材に特定す
るものでは決してない。 本発明の方法で製造される3、5インチのフロッピーデ
ィスクは、第3図と第4図とに示すように、円盤状の磁
気ディスクlと、この磁気ディスクlが回転自在に内蔵
されている硬質のシェル2と、このシェル2と磁気ディ
スク1との間に位置するライナー3とからなる。 シェル2は、硬質の合成樹脂でもって成形されており、
2枚が互いに溶着されて、内部に、2枚のライナー3と
、1枚の磁気ディスクlとを収納している。シェル2は
これを貫通して、使用時に、磁気ディスクlに信号を読
み書きするヘッドが出入りするヘッド孔4が穿設されて
おり、このヘッド孔4は、使用時に開かれ、不使用時に
閉塞されるシャッター(図示せず)が設けられている。 第1図に於て、下側のシェル2は、中心に、磁気ディス
クlを駆動する為の中心孔6が穿設されている。 ライナー3は、シェル2の内面に取り付けられて、磁気
ディスク1が直接シェル2の表面に接触するのを防止し
て、ヘッド孔4から侵入する異物を捕捉し、異物が原因
となるビットエラーを防止する。即ち、ライナー3は、
81気デイスクlとシェル2との間にあって、磁気ディ
スク1の表面を保護している。 ライナー3には、微細繊維の不織布が使用され、これが
円盤状に裁断され、シェルのヘッド孔4部分が切除され
てここにヘッド隙間5が設けられている。このライナー
3は、第4図に示すように、外周と内周の一部、および
、ヘッド隙間5の両側がシェル2の内面に溶着されてい
る。円盤状に裁断されたライナー3は、外周がヘッド孔
4の外周に位置し、内周がヘッド孔4の内周よりも中心
に位置する大きさに裁断されている。 ライナー3は不織布繊維の方向性によって、縦方向の引
張強度が横方向の引張強度よりも強く、更に、ヘッド隙
間が不織布の横方向に延長して裁断されている。即ち、
ライナー3を構成する不織布は、立体的に集合して交点
で結合されている繊維が、完全に方向性なく集合されて
おらず、縦に延長する部分が横に延長される部分よりも
多く、縦の引張強度が横よりも強く形成されている。不
織布に、縦、または、横方向の引張力が作用する時、そ
の力は、繊維を延ばす方向に作用し、あるいは、Wi維
を引き離す方向に作用する。不織布は、繊維を延ばす縦
方向の引張力に対しては強く、繊維を引き離す横方向の
引張力に対しては弱い性質がある。即ち、不織布は、繊
維方向に引っ張り力が作用すると、引張力は繊維の縦方
向に作用して繊維に支えられるが、繊維に直交する方向
に引張力が作用すると、繊維が引き離される方向に力が
働き、充分な強度が得られない。言い替えれは、引張力
が強い方向は、より多くの繊維が縦に延長される方向で
あり、また、引張力が弱い方向は、繊維の延長方向に直
交する方向である。 この発明のライナーは、より多くの* 維が延長される
方向に直交して、即ち、不織布の横方向に延長してヘッ
ド隙間が裁断されている。不織布の縦横方向は、不織布
を互いに直交する方向に引っ張った時、引張強度が強い
方向を縦、引張強度が弱い方向を横方向と特定する。 ただ、この明細書に於て、不織布の縦と横とは、最も引
張強度が強い方向を縦、最も引張強度が低い方向を横と
特定するものではなく、直交する2方向に不織布を牽引
した時に、両者の引張強度に差があり、強い方向を縦、
弱い方向を横とする。 従って、この明細書における不織布の縦方向は、最も引
張強度が強い方向を中心に、±45度以内の範囲を意味
するものとなり、これに直交する方向が横方向となる。
て説明する。 但し、以下に示す実施例は、この発明の技術思想を具体
化する為の装置を例示すものであって、この発明を下記
のものに特定するものでない。この発明は、特許請求の
範囲に記載の範囲に於て、種々の変更が加えられる。 更に、この明細書は、特許請求の範囲が理解し易いよう
に、実施例に示される部材に対応する番号を、特許請求
の範囲に示される部材に付記している。ただ、特許請求
の範囲に記述される部材を、実施例に示す部材に特定す
るものでは決してない。 本発明の方法で製造される3、5インチのフロッピーデ
ィスクは、第3図と第4図とに示すように、円盤状の磁
気ディスクlと、この磁気ディスクlが回転自在に内蔵
されている硬質のシェル2と、このシェル2と磁気ディ
スク1との間に位置するライナー3とからなる。 シェル2は、硬質の合成樹脂でもって成形されており、
2枚が互いに溶着されて、内部に、2枚のライナー3と
、1枚の磁気ディスクlとを収納している。シェル2は
これを貫通して、使用時に、磁気ディスクlに信号を読
み書きするヘッドが出入りするヘッド孔4が穿設されて
おり、このヘッド孔4は、使用時に開かれ、不使用時に
閉塞されるシャッター(図示せず)が設けられている。 第1図に於て、下側のシェル2は、中心に、磁気ディス
クlを駆動する為の中心孔6が穿設されている。 ライナー3は、シェル2の内面に取り付けられて、磁気
ディスク1が直接シェル2の表面に接触するのを防止し
て、ヘッド孔4から侵入する異物を捕捉し、異物が原因
となるビットエラーを防止する。即ち、ライナー3は、
81気デイスクlとシェル2との間にあって、磁気ディ
スク1の表面を保護している。 ライナー3には、微細繊維の不織布が使用され、これが
円盤状に裁断され、シェルのヘッド孔4部分が切除され
てここにヘッド隙間5が設けられている。このライナー
3は、第4図に示すように、外周と内周の一部、および
、ヘッド隙間5の両側がシェル2の内面に溶着されてい
る。円盤状に裁断されたライナー3は、外周がヘッド孔
4の外周に位置し、内周がヘッド孔4の内周よりも中心
に位置する大きさに裁断されている。 ライナー3は不織布繊維の方向性によって、縦方向の引
張強度が横方向の引張強度よりも強く、更に、ヘッド隙
間が不織布の横方向に延長して裁断されている。即ち、
ライナー3を構成する不織布は、立体的に集合して交点
で結合されている繊維が、完全に方向性なく集合されて
おらず、縦に延長する部分が横に延長される部分よりも
多く、縦の引張強度が横よりも強く形成されている。不
織布に、縦、または、横方向の引張力が作用する時、そ
の力は、繊維を延ばす方向に作用し、あるいは、Wi維
を引き離す方向に作用する。不織布は、繊維を延ばす縦
方向の引張力に対しては強く、繊維を引き離す横方向の
引張力に対しては弱い性質がある。即ち、不織布は、繊
維方向に引っ張り力が作用すると、引張力は繊維の縦方
向に作用して繊維に支えられるが、繊維に直交する方向
に引張力が作用すると、繊維が引き離される方向に力が
働き、充分な強度が得られない。言い替えれは、引張力
が強い方向は、より多くの繊維が縦に延長される方向で
あり、また、引張力が弱い方向は、繊維の延長方向に直
交する方向である。 この発明のライナーは、より多くの* 維が延長される
方向に直交して、即ち、不織布の横方向に延長してヘッ
ド隙間が裁断されている。不織布の縦横方向は、不織布
を互いに直交する方向に引っ張った時、引張強度が強い
方向を縦、引張強度が弱い方向を横方向と特定する。 ただ、この明細書に於て、不織布の縦と横とは、最も引
張強度が強い方向を縦、最も引張強度が低い方向を横と
特定するものではなく、直交する2方向に不織布を牽引
した時に、両者の引張強度に差があり、強い方向を縦、
弱い方向を横とする。 従って、この明細書における不織布の縦方向は、最も引
張強度が強い方向を中心に、±45度以内の範囲を意味
するものとなり、これに直交する方向が横方向となる。
第1図および第2図は不織布の裁断縁を示す拡大断面図
、第3図および第4図はフロッピーディスクの分解斜視
図および平面図、第5図はライナーをシェルに溶着する
部分の拡大断面図である。 l・・・・・・磁気ディスク、 2・・・・・・シェ
ル、7・・・・・・裁断縁、 8・・・・・・
繊維、9・・・・・・切れ端。 出願人 阿波エンジニアリング株式会社第1図 第2図 第3図 第5図 手続補正書(放) 1.事件の表示 昭和63年 特 許 願第055348号2、発明の名
称 フロッピーディスク 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 徳島県徳島市新浜本町2丁目3番63号名
称 阿波エンジニアリング株式会社代表者 久 保
義 冶 4、代理人 住 所 徳島県徳島市金沢1丁目5番9号7、補正の
内容 別紙の通り 第4図 第5図
、第3図および第4図はフロッピーディスクの分解斜視
図および平面図、第5図はライナーをシェルに溶着する
部分の拡大断面図である。 l・・・・・・磁気ディスク、 2・・・・・・シェ
ル、7・・・・・・裁断縁、 8・・・・・・
繊維、9・・・・・・切れ端。 出願人 阿波エンジニアリング株式会社第1図 第2図 第3図 第5図 手続補正書(放) 1.事件の表示 昭和63年 特 許 願第055348号2、発明の名
称 フロッピーディスク 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 徳島県徳島市新浜本町2丁目3番63号名
称 阿波エンジニアリング株式会社代表者 久 保
義 冶 4、代理人 住 所 徳島県徳島市金沢1丁目5番9号7、補正の
内容 別紙の通り 第4図 第5図
Claims (1)
- 円盤状の磁気ディスク1と、この磁気ディスク1が回転
自在に内蔵されている硬質のシェル2と、このシェル2
と磁気ディスク1との間に位置し、かつ、それ自体はシ
ェル2の内面に固定されると共に中心孔を有する不織布
製のライナー3とを備えており、シェル2はこれを貫通
してヘッド孔4が穿設されており、ライナー3は、ヘッ
ド孔4部分が切除されてヘッド隙間5が設けられている
フロッピーディスクに於て、ライナーは不織布繊維の方
向性によって、縦方向の引張強度が横方向の引張強度よ
りも強く、更に、ヘッド隙間が不織布の横方向に延長し
て裁断されていることを特長とするフロッピーディスク
。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5534888A JPH01229479A (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 | フロッピーディスク |
US07/544,217 US5189585A (en) | 1988-03-08 | 1990-06-18 | Floppy disk with head slot in liner cut from liner material with preferred orientation |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5534888A JPH01229479A (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 | フロッピーディスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01229479A true JPH01229479A (ja) | 1989-09-13 |
Family
ID=12995998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5534888A Pending JPH01229479A (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 | フロッピーディスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01229479A (ja) |
-
1988
- 1988-03-08 JP JP5534888A patent/JPH01229479A/ja active Pending
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