JPH01229315A - 座標検出装置 - Google Patents

座標検出装置

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JPH01229315A
JPH01229315A JP63053735A JP5373588A JPH01229315A JP H01229315 A JPH01229315 A JP H01229315A JP 63053735 A JP63053735 A JP 63053735A JP 5373588 A JP5373588 A JP 5373588A JP H01229315 A JPH01229315 A JP H01229315A
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藤尾 弘
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Yoshihisa Osaka
義久 大坂
Yukitoshi Muramatsu
村松 幸俊
Yoichi Hamanaka
浜中 洋一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、タブレット上の任意の位置を指示するスタイ
ラスペンやカーソル等の指示体の位置の座標を検出する
座標ヰ★出装置に関する。
〔従来の技術〕
座標検出装置には種々の型のものがあるが、−般には、
導線を蛇行状に布線するとともに、座標領域を所定間隔
で区分するセレクタ線を備え、指示体がどの区分に存在
するかを当該セレクタ線を走査することにより検出する
とともに、区分内の位置を、指示体により導線に誘起さ
れた電圧に基づいて検出し、これにより指示体の座標を
検出していた。しかし、セレクタ線を走査するには複雑
な回路を必要とし、かつ、走査に要する時間が長いとい
う問題があった。この問題を解決すべくセレクタ線を使
用しない座標検出装置が特願昭58−159191号公
報により提案されている。以下、この座標検出装置の概
略を図により説明する。
第4図(a)、  (b)は座標検出装置のタブレット
上に布線されたX軸座標検出用導線の配置図である。な
お、Y軸座標検出用導線は、X軸座標検出用導線とは直
交して布線されるが、その布線の111!:、様はX軸
座標検出用導線の布線と同一であるので説明は省略し、
以下、X軸座標検出用導線についてのみ説明する。
第4図(a)で、1は蛇行状に配置された1本の導線で
そのピッチはpで示される。2は導線1と同一ピッチp
で蛇行状に配置された導線であり、導線1に対して1/
4ピツチだけずらして配置されている。11.11’ 
は導線1の両端の端子、12.12”は導′4IA2の
両端の端子である。
第4図(b)で、3は蛇行状に配置された1本の導線で
あり、そのピッチがqで示されている。
ピッチqはピッチpとは異なるピッチであり、図示の場
合、ピッチqはピッチpより大きな値に選定されている
。4は導線3と同一ピッチqで蛇行状に配置された導線
であり、導線3に対して1/4ピツチだけずらして配置
されている。13.13’は導線3の両端の端子、14
.14″ は導線4の両端の端子である。
各導線1,2,3.4は互いに絶縁された状態で配置さ
れ、かつ、導線1.2と導線3,4とは重ねて配置され
る。このように重ねられた導線によりX1lll検出用
ベースが構成され、同様の構成のY fa* 検出用ベ
ースとともにタブレットが構成される。上記導vA1.
2と導線3,4とを重ねる場合、導線1の両側縁をなす
線と導線3の両側縁をなす線とは上下で一致せしめられ
る。導線1のピッチpと導線3のピッチqとは互いに次
式で示す一定の関係にあるように選定されている。即ち
、両側縁をなす線間の距離をβ、ピッチ数をnとすると
、これらの数値の間には次式の関係が成立する。
fxnp−(n  1)(1・・・・・・・・・・・・
・・・(1)図の場合、ピッチ数nは5である。実際の
ピッチ数はこれより1かに大きな値であるが、(1)弐
が成立することに変わりはない。
今、このようなX軸検出用ベースにおいて、図示位置a
に指示体6が置かれた場合について考える。なお、位f
iaはX軸方向(図の横方向)において、導線1の第2
番目のピッチが開始される線1□から距離r離れた位置
であるとする。この位置は導線3からみると、その第2
番目のピッチ開始線3□から距離Sの位置にある。指示
体6の励磁により、端子11.11’間、端子12,1
2゜間、端子13.13”間および端子14.14’間
にはそれぞれ第5図(a)、  (b)に示すような電
圧Elll  El!l  E+3+  EItが発生
する。ここでカーソル6に印加される電圧E+が E、=A、cosωt  ・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・(2)とすると(A、は波高値
)、上記各電圧Elll  EI2+E + s + 
 E Iaは次式で表わされる。
EIt−Azcos(2π・r / p)CO3(Ll
 t・・・= < 3 )EIt−Azsin(2π・
r / p)(03ωj−m (4)EI3−A2CO
5(2π1s / q )cosωt・−1−(5)E
14−Azsin(2π・s / q)cosωt・・
・・・・(6)ただし、Atは係数である。
このように、端子11,11°、12,12°。
13.13°、14,14°から出力される電圧信号E
 ll+  E Iz *  E Is *  E +
 aを用い、第6図に示す回路により指示体6のX軸の
座標がネ食出される。
第6図は従来の座標検出装置のブロック図である。図で
、17は高周波のパルスを出力するクロック発振器、1
8はクロック発振器17の高周波出力信号を分周する分
周器、19は分周器18の出力を増幅して正弦波に変換
するフィルタである。
フィルタ19の出力は指示体6に供給されこれを励磁す
る。21はX軸検出用ベースおよびY軸検出用ベースよ
り成るタブレット、21X、21YはそれぞれX軸出力
端子およびY軸出力端子(端子11,11°〜14,1
4’)を示す、22は各端子の出力信号を切換えて入力
する切換回路、23.24は増幅器、25は積分器、2
6は加算器である。27は加算器26から出力される正
弦波をこれに応じた矩形波に変換する波形変換器、28
は分周器18の出力信号と波形変換器27の主力信号と
を比較して所要のデータを出力する比較器、29は入力
されたデータに基づいて指示体6の座標を求めるデータ
処理装置である。30は指示体6のタブレツ)21表面
からの高さを加算器26の出力電圧に基づいて検出する
高さネ食出器であり、その出力はデータ処理装置29に
入力される。
次に、この座標検出器の動作の概略を説明する。
データ処理袋J29の指令により、切換回路22は)頃
次出力端子11,11°〜14,14“の出力信号を入
力する。今、端子11.11’から前記電圧信号E11
を入力すると、この(3号は増幅器23で増幅され、積
分器25で時間tについて積分されて信号Elf゛ と
なって加算器26に入力される。一方、端子12.12
”の電圧信号Eatは切換回路22、増幅回路24を経
てそのまま加算器26に入力される。加′X器26では
両信号を加算した信号E1゜を出力する。信号E1゜は
次式で表わされる。
E lo−E ++’ 十E 12= AzSin(ω
t+2 n ・r/P)・・・・・・・・・・・・・・
・(7)上式から明らかなように、信号E、。は距2!
 rに比例する位相変調信号であり、励磁信号E、との
位相を比較してその位相差ψ、を相ることにより距8u
 rを求めることができる。
このため、比較器28には、セット信号として分周器1
8の出力信号が入力され、リセット信号として波形変換
器27の出力信号が入力される。
上記セット信号の入力時点とリセット信号の入力時点の
時間間隔が位相差φ、に比例する。そこで、セット信号
の入力からリセット信号の入力まで、クロック発振器1
7の出力パルスを人力し、このパルス数をカウントすれ
ば、当該パルス数は位相差φ1に比例した数となる。距
離rは位相差φ1を用いて次式により求めることができ
る。
r=p・φ1/2π    ・・・・・・・・・・・・
・・・(8)上記の手段と全く同様に、端子13.13
”の出力信号E13および端子14.14’ の出力信
号E14を処理すると、その位相差φ2により距離Sを
次式で求めることができる。
s=q・φ2/2π    ・・・・・・・・・・・・
・・・(9)次に、データ処理袋W29の動作を第7図
(a)。
(b)に示すグラフを参照しながら説明する。第7図(
a)、  (b)で横軸には指示体6の位置、縦軸には
比較器28から出力されるパルス数がとつである。この
パルスは第7図(a)に示すように各ピッチp、qに対
して同一数F(例えば1000パルス)が与えられてい
る。今、第7図(a)に示すように指示体6が位’ll
aにある場合、比較器28の出力はピッチpの導線に対
してパルス数F1、ピッチqの4線に対してパルス数F
2となる。そして、パルス数F1は距離rに、パルス数
F2は距離Sに比例する。データ処理袋ヱ29は、指示
体6が導線1の何番目のピッチにあるかをみるためピッ
チ数Kを次式により演算する。
次いで次式により指示体6の座標値Nを演算する。
なお、Gは係数である。
N= (F−に+F、)・G  ・・・・・・・・・・
・・(11)なお、上記(10)式による演算の外に次
の手段によりピッチ数I(を求める方法もある。即ち、
パルス数F1.F2を比較し、Fl >p、の場合は ΔF=F、  −FZ          ・・・・・
・・・・・・・ (12)F、<F2の場合は ΔF=F+F、−F、    ・・・・・・・・・・・
・(13)を演算し、予め作成されているピッチ数と値
ΔFとの関連表に基づいて(I2)式又は(13)式で
求めた値ΔFに対応するピッチ数をとり出す。
なお、(12)式、  (13)式で求められた値ΔF
は第7図(b)に示すように比例直線となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の座標検出装置のピッチp、qは指示体6に収
納された電磁コイルの径、および指示体6と導線との間
の距離により決定される。ところで、一般に指示体6は
タブレット21の表面に接した状態で使用されるのが通
常であり、ピッチp。
qもこの状態を基にして決定されている。このような座
標検出装置において、指示体6とタブレット21の表面
とが離れていると、各導線1〜4の出力電圧は第5図(
a)、  (b)に示すようなきれいな正弦波とはなら
ず歪んだ正弦波となる。その結果、第7図(a)におけ
るグラフの直線部分にうねりが生じて座標検出精度が大
きく低下し、甚だしい場合は(10)式の演算に誤りが
生し1ピッチ飛んだ座標として検出してしまうことがあ
る。又、指示体6とタブレツ1−21の表面とが離れれ
ば離れるほど各導線1〜4の出力電圧にノイズが含まれ
る可能性が大きくなる。したがって、上記従来の座標検
出装置では高さ検出器30が設けられ、指示体6がタブ
レット21の表面から所定範囲(例えば3mm)以上離
れると高さ検出器300Å力信号によりデータ処理袋j
FZ30がこれを判断し、検出動作を停止して不正確な
座標検出が防止されている。
ところが、近年、座標検出装置の使用態様において、指
示体6をタブレット21の表面から可成り離して使用す
る態様が増加し、これに対して、このような使用態様に
おいても座標検出が可能である装置が必要とされるよう
になった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、指示体
と座標検出板との間隔が相当程度存在しても座標を検出
することができる座標検出装置を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明は、第1のピッチを
有し互いに位相の異なる2つの導線より成る導線組およ
び第2のピッチを有し互いに位相の異なる2つの導線よ
り成る導線組で構成される布線群を各座標軸毎に布線し
た座標検出板と、電磁手段を有し前記座標検出板上の任
意の位置を指示する指示体と、この指示体が前記座標検
出板から所定高さ範囲内にあることを検出する検出手段
と、前記指示体が前記所定高さ範囲内にあるときのみ前
記第1のピッチの導線および前記第2のピッチのi&’
ffの各出力信号に基づいて前記指示体が存在するピッ
チ数を求める第1の演算手段と、前記ピッチ数に基づき
前記指示体の座標値を求める第2の演算手段とを備えた
座標検出装置において、前記指示体が前記所定高さ範囲
に連続する定められた高さ範囲内にあることを検出する
他の検出手段と、前記指示体が前記定められた範囲内に
あるとき前記第1のピッチの導線および前記第2のピッ
チの導線の各出力信号に基づいて前記指示体の座標値を
直接求める第3の演算手段とを設けたことを特徴とする
又、上記の目的を達成するため、本発明は、第1のピッ
チを存し互いに位相の異なる2つのδ線より成る′!J
A線組および第2のピッチを有し互いに位相の異なる2
つの導線より成る導線組で構成される布線群を各座標軸
毎に布線した座標検出板と、電磁手段を有し前記座標検
出板上の任意の位置を指示する指示体と、この指示体が
前記座標検出(反から座標検出を許容する所定高さ範囲
内にあることを検出する検出手段とを備えた座標検出装
置において、前記指示体が前記所定高さ範囲外の少なく
とも1つの設定範囲内にあることを検出する他の検出手
段と、前記設定高さ範囲に対応して前記各座標軸に付方
11され前記第1のピッチおよび前記第2のピッチより
大きい第3のピッチを有する少、なくとも1つの導線組
とを設けたことを特徴とする。
〔作 用〕
」二記前者の発明においては、検出手段により指示体と
座標検出板との距離が所定高さ範囲内にあることが検出
されている場合には、従来の座標検出装置と同じく各導
線の出力信号により、まず指示体が位置するピッチ数を
第1の演算手段で求め、次に、第2の演算手段で前記ピ
ッチ数に指示体のピッチ内における距離を加算して座標
値を求める。
一方、他の検出手段により指示体と座標検出板との距離
が上記所定高さ範囲を超えである定められた高さ範囲に
あることが検出されている場合には、ピッチ数を求める
ことなく、第3の演算手段により各導線の出力信号から
直接座標値を求める。又、指示体が上記性の検出手段に
より定められた範囲を紹えた高さにある場合には座標検
出は実行されない。
さらに、上記後者の発明においては、他の検出手段によ
り1つ又は複数の設定高さ範囲を設け、かつ、設けられ
た設定高さ範囲に対応して座標検出板に既設の各導線組
のピッチより大きいピッチを有する導線組を付加する。
そして、指示体と座標検出板との距離が既設の検出手段
の所定高さ範囲にあるときは既設の各導線組を用いて指
示体の座標値を求める。一方、指示体が上記所定高さ範
囲外の他の検出手段に設定されたある設定範囲の高さに
あるときには、その設定高さ範囲に対応する導線組と既
設の導線組の一つ、又はその設定高さ範囲に対応して設
けられた2つの導線組を用いて指示体の座標値を求める
0本発明における指示体の座標値は従来と同じくピッチ
数に基づいて求められる。
〔実施例〕
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明の実施例に係る座標検出装置のブロック
図である。図で、第6図に示す部分と同一部分には同一
符号を付して説明を省略する。31はデータ処理装置で
あり、従来装置のデータ処理装置29とはその機能が一
部相違する。32は高さ検出器であり、基準電圧設定器
32e、スイッチ32sおよび差動増幅器32aで構成
されている。スイッチ32sはスイッチング素子3..
37より成り各スイッチング素子Sl+  SZはデー
タ処理装置31の指令により順次切換えられる。
次に、本実施例の動作を説明する。指示体6がタブレッ
ト21の任意の位置に位置せしめられると、加算器26
からは前述のようにこれに応じた電圧が出力され、この
電圧は波形変換器27で整形され、比較器28からは位
相差に比例したパルス数が出力される。一方、加算器2
6からの出力電圧は高さ検出器32の差動増幅器32a
に入力される。このとき、データ処理装置31が指令信
号を出力して高さ検出器32のスイッチ32sの各スイ
ッチング素子s、、s2を切換える(この切換について
は後述する)。これにより差動増幅器32aの他端には
、順次窓められた基準電圧e+ +  ez  (それ
ぞれ各スイッチング素子Sl+52が閉じられたときに
発生する電圧)が入力される。
ところで、各導線1〜4に誘起する電圧は、各導線1〜
4と指示体6との間隔にほぼ逆比例する。
したがって、加算器26の出力も当該間隔に逆比例し、
この結果、差動増幅器32aで加算器26の出力電圧を
基準電圧e、、e、と比較することにより、指示体6の
タブレット21表面からの距離を判定することができる
。この場合、スイッチング素子は2つ設けられているの
で、指示体6のタブレット21表面からの距離りは3つ
の範囲(Dl、D!、D3)に区分されることになる。
この区分は座標検出装置の性能に対応して定められ、範
囲り、は高精度で座標値を積出し得る距離、範囲D2は
これより低い精度で座標値を検出し得る距離、範囲り、
は座標値の検出精度が低過ぎるので1食出を禁止すべき
距離とされる。このような範囲り、〜D3の一例、およ
びそのときの加算器26の出力電圧EIOと基準電圧e
l+62との関係を次に示す。
F、Io<et データ処理装置31は上記の高さ検出器32に対して、
まずスイッチング素子S、を閉じる信号を出力する。今
、El。≧e、のとき差動増幅器32aから高レベル信
号が出力されるとすると、データ処理装置31はスイッ
チング素子s、を閉じたときの高さ検出器32からの入
力信号をみて、これが高レベルであるときはE、。≧e
、であり、即ち、さきの例では指示体6の高さが3mm
以内にあると判断する。そして、従来と同じ手段、即ち
、指示体6が存在するピッチ数を判定した後その座標値
を演算して出力する。
一方、高さヰ★出器32からの入力信号が低レベル信号
であるとき、データ処理装置31は今度はスイッチング
素子S2を閉じる信号を出力する。
ここで、E、。≧82のとき差動増幅器32aから高レ
ベル信号が出力されるものとすると、データ処理装置3
1はこのとき入力された信号が高レベル信号である場合
、さきの例で、指示体6の高さが3mmを超え20mm
以内にあると判断する。
このように判断した場合、さきに述べたように比較器2
8から出力されるパルス数F+、Fzを比較し、F+>
Ftの場合は(12)式の演算、又、F+ <Fzの場
合は(13)式の演算を行ない値ΔFを得る。さきに述
べたように、かつ、第7図(b)のグラフに示すように
、値ΔFは指示体6の座標値に比例する。そして、従来
の座標検出装置が値ΔFをピッチ数判定に使用するのに
対し、本実施例ではデータ処理装置31において値ΔF
に所定の係数を乗じる処理を行なうことにより直接指示
体6の座標値を演算して出力する。
このように、値ΔFから直接座標値を演算する手段は、
各導線1〜4における電圧検出誤差が加算されるので、
ピッチ数を判定した後座標値を演算する従来の手段に比
べ、精度の低下を免れることはできない。しかしながら
、従来の手段を使用した場合に生じる1ピッチ飛んで座
標を検出してしまう大きな誤りは確実に避けることがで
きる。
次に、スイッチング素子S2を閉じたときの信号が低レ
ベル信号である場合、即ち、さきの例で指示体6が2Q
mmを超える高さにある場合、データ処理装置31は座
標値検出の動作を停止する。
これは、指示体6のタブレット21表面からの高さが2
0mmを超えると、前述のうねりやノイズによる影響が
大きくなり、たとえ値ΔFを使用して検出を行なっても
大幅に検出精度が低下するからである。
このように、本実施例では、高さ検出器により指示体の
高さを3つに区分して検出し、当該高さが小さい場合は
ピッチ数により座標値を演算する手段を実行して高精度
で座標値を出力し、又、当該高さが大きい場合は検出動
作を禁止し、さらに、当該高さが両者の中間にある場合
はピッチ数を求めることなく座標値を演算する手段を実
行して座標値を出力するようにしたので、従来装置にお
いては得られなかった上記中間の高さの座y値を検出す
ることができ、このような指示体の高さの許容範囲の拡
大により、使用が容易となり、装置の適用範囲も大きく
することができる。
第2図は本発明の実施例に係る座標検出装置のブロック
図である。図で、第1図に示す部分と同一部分には同一
符号を付して説明を省略する。34は本実施例のタブレ
ットであり、第1図に示すタブレット21とはその布線
構成を異にする。タブレット34の布線構成については
後述する。34X、34Yはタブレット34のX軸出力
端子およびY軸出力端子を示す。35.36はそれぞれ
第1図に示す切換回路22、データ処理回路31に相当
する切換回路およびデータ処理回路である。
第3図は第1図に示すタブレットの布線のうちのX軸座
標検出用導線の一部の配置図である。図で、第4図(a
)、  (b)に示すものと同一部分には同一符号が付
しである。第3図では、第4図  ゛(a)、  (b
)に示す配置図に対してさらに横方向の寸法を拡張して
描いてあり、又、導線1. 2・は実線で、導線3.4
は破線で示されている。8゜9は導線1〜4に対して別
途付加された8vAであり、図では一点鎖線で描かれて
いる。15.15゜は導線8の端子、16.16’ は
導線9の端子である。Cは導線8,9のピッチであり、
ピッチp。
qより大きな値に選定されている。なお、Y軸の布線構
成も上記のX軸布線構成と同じである。
次に、本実施例の動作を説明する。データ処理装置36
は切換回路35に信号を出力し、まず、従来装置と同じ
(導線1〜4の信号を入力し、加算器26の出力を高さ
検出器32に導入して指示体6のタブレット34表面か
らの高さを検出する。
このとき、当該高さが範囲り、である場合は従来装置と
同しくデータ処理装置36は導線1〜4の信号に基づき
、ピッチ数を判定し、前述の(11)式により座標値を
演算する。又、高さが範囲り。
にある場合、検出動作を停止する。
一方、上記高さが範囲D2にあることが検出された場合
、データ処理装置36は切換回路35に指令信号を出力
し、yi、線3,4および導線8.9の信号をとり込む
。即ち、従来装置において導線1.2の信号に代えて導
線8.9の信号が入力されることになる。以下、従来装
置と全く同じく、データ処理装置36は導線3.4,8
.9の信号に基づいて指示体6のピッチ数を判定し、(
11)式により座標値を演算し、出力する。
ここで、導線8.9について説明する。一般に、指示体
の高さと座標検出用導線のピッチとの間には、指示体の
発生磁束の分布および座標検出用導線のループの鎖交面
積に基づく最適数値範囲が存在することが知られている
。例えば、指示体6のある高さ範囲においては、導線1
,2のピッチpが最適である場合、それ以上のある高さ
範囲に対しては、導線1.2のピッチを1.5p〜2p
に選定すれば誘起電圧、および位置に対する振幅特性を
より良好なものとすることができる。本実施例では、こ
れに基づいてピッチI)、(lより大きいピッチCを有
するi線8.9を布線するものであり、このピッチCは
導線3.4と導線8.9とを組合せた場合、高さ範囲D
tにおける座標検出に最適なように選定されている。こ
れにより、ピッチ数に基づいて座標値を検出することが
でき、高さ範囲D2においても高さ範囲DIにおける検
出精度をそれほど低下させることなく座標値を検出する
ことができる。
なお、上記実施例の説明では、■軸について1組の導線
(導線8.9)を付加する例について説明した。しかし
ながら、これに限ることはなく、2組の導線を付加し、
高さ範囲D2における座標検出に当該2組の導線を用い
るようにしてもよい。
この場合、導線は全部で4組布線されることになる。−
例として、この2組の導線を前記導線8゜9ともう1つ
の導線8’、9’ とし、全長を2=200mm、使用
カウンタを1000進カウンタとした場合を次表に示す
さらに、導線組は上記のように3組又は4組だけでなく
、5組以上布線することができ、それら導線組のうち最
適の組合せを選択して指示体の種々の高さ範囲に適応さ
せることができる。この場合、勿論、高さ検出器の基準
電圧の大きさおよび数(スイッチング素子の数)は上記
導線組の組合せに対応して選定される。通常、導線組の
数、それらのピッチ、高さ検出器の高さ範囲は、座標検
出装置の指示体の使用態様および要求される検出精度に
応じて任意に選定することができる。
このように、本実施例では、タブレットにピッチの大き
な導線組を付加し、指示体の高さ範囲に応じてタブレッ
トの導線組の組合せを選択するようにしたので、ピッチ
数を判定して座標値を求める手段を採用することができ
、これにより、指示体が相当程度の高さにあっても高精
度をもってその座標値を検出することができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明では、1つの検出手段により
定められた高さ範囲が検出されたときにはピッチ数に基
づく座標検出を行ない、他の検出手段により定められた
より高い高さ範囲が検出されたときにはピッチ数によら
ず各導線の出力信号から直接座標検出を行なうようにし
たので、指示体が相当高い高さ範囲にあっても飛びピッ
チの、おそれなく座標検出を行なうことができる。
さらに、本発明では、ピッチの大きなユ線組を少なくと
も1つ付加し、指示体の検出された高さ範囲に応じて導
線組の組合せを選択するようにしたので、指示体が相当
高い高さ範囲にあってもピ・ソチ数に基づく座標検出を
行なうことができ、これにより高精度のヰ)出を行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本発明の実施例に係る座
標検出装置のブロック図、第3図は第2図に示すタブレ
ットのX軸座標検出用導線の配置図、第4図(a)、 
 (b)は従来の座標検出装置に、むけるX軸座標検出
用導線の配置図、第5図(a)、  (b)は3.1線
の誘起電圧の波形図、第6図は従来の座標検出装置のブ
ロック図、第7図(a)、  (b)は指示体の位置に
対するパルス数の特性図である。 ]、2.3.4.8.9・・・・・・・・・導線、6・
・・・・・・・・指示体、21.34・・・・・・・・
・タブレツl1.22.35・・・・・・・・・切換回
路、31.36・・・・・・・・・データ処理袋(η、
32・・・・・・・・・高さ検出器。 第4図 (a) 第5図 、  第7図 □ ?、@1

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1のピッチを有し互いに位相の異なる2つの導
    線より成る導線組および第2のピッチを有し互いに位相
    の異なる2つの導線より成る導線組で構成される布線群
    を各座標軸毎に布線した座標検出板と、電磁手段を有し
    前記座標検出板上の任意の位置を指示する指示体と、こ
    の指示体が前記座標検出板から所定高さ範囲内にあるこ
    とを検出する検出手段と、前記指示体が前記所定高さ範
    囲内にあるときのみ前記第1のピッチの導線および前記
    第2のピッチの導線の各出力信号に基づいて前記指示体
    が存在するピッチ数を求める第1の演算手段と、前記ピ
    ッチ数に基づき前記指示体の座標値を求める第2の演算
    手段とを備えた座標検出装置において、前記指示体が前
    記所定高さ範囲に連続する定められた高さ範囲内にある
    ことを検出する他の検出手段と、前記指示体が前記定め
    られた高さ範囲内にあるとき前記第1のピッチの導線お
    よび前記第2のピッチの導線の各出力信号に基づいて前
    記指示体の座標値を直接求める第3の演算手段とを設け
    たことを特徴とする座標検出装置。
  2. (2)第1のピッチを有し互いに位相の異なる2つの導
    線より成る導線組および第2のピッチを有し互いに位相
    の異なる2つの導線より成る導線組で構成される布線群
    を各座標軸毎に布線した座標検出板と、電磁手段を有し
    前記座標検出板上の任意の位置を指示する指示体と、こ
    の指示体が前記座標検出板から座標検出を許容する所定
    高さ範囲内にあることを検出する検出手段とを備えた座
    標検出装置において、前記指示体が前記所定高さ範囲外
    の少なくとも1つの設定高さ範囲内にあることを検出す
    る他の検出手段と、前記設定高さ範囲に対応して前記各
    座標軸に付加され前記第1のピッチおよび前記第2のピ
    ッチより大きい第3のピッチを有する少なくとも1つの
    導線組とを設けたことを特徴とする座標検出装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5955586A (ja) * 1982-09-24 1984-03-30 Hitachi Seiko Ltd 座標検出装置
JPS60103443A (ja) * 1983-11-03 1985-06-07 ニユ−モニツクコ−ポレ−シヨン デイジタイザのサイクル数決定装置

Patent Citations (2)

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