JPH07109576B2 - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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JPH07109576B2
JPH07109576B2 JP61255267A JP25526786A JPH07109576B2 JP H07109576 B2 JPH07109576 B2 JP H07109576B2 JP 61255267 A JP61255267 A JP 61255267A JP 25526786 A JP25526786 A JP 25526786A JP H07109576 B2 JPH07109576 B2 JP H07109576B2
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嗣也 山並
孝彦 舟橋
聡明 仙田
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Wakomu KK
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、複数のコードレスの位置指示器を同時に使用
可能な位置検出装置に関するものである。
(従来の技術) 従来の位置検出装置としては、磁歪伝達媒体の一端又は
位置指示器の先端に設けた駆動コイルにパルス電流を印
加して前記磁歪伝達媒体に磁歪振動波を生起させた時点
より、位置指示器の先端又は磁歪伝達媒体の一端に設け
た検出コイルに前記磁歪振動波に基づく誘導電圧を検出
するまでの時間を処理装置等で測定し、これより位置指
示器の指定位置を算出する如くなしたものがあった。ま
た、従来の他の位置検出装置としては、複数の駆動線と
検出線とを互いに直交して配置し、駆動線に順次、電流
を流すとともに検出線を順次選択して誘導電圧を検出
し、フェライトのような磁性体を有する位置指示器で指
定した位置を大きな誘導電圧が誘起された検出線の位置
より検出するようになしたものがあった。
(発明が解決しようとする問題点) 前者の装置では位置検出精度は比較的良好であるが、タ
イミング信号等を授受するために位置指示器と処理装置
等との間にコードを必要とし、その取扱いが著しく制限
されるとともに、位置指示器を磁歪伝達媒体に対して垂
直に保持し、且つかなり近接させて使用しなければなら
なかった。また、後者の装置では位置指示器をコードレ
スとすることはできるが、座標位置の分解能が線の間隔
で決まり、分解能を上げるために線の間隔を小さくする
とSN比および安定度が悪くなり、従って分解能を上げる
ことが困難であり、また、駆動線と検出線の交点の真上
の位置検出が困難であり、さらに位置指示器を線に極く
接近させなければならなかった。また、前述したいずれ
の装置でも2つ又はそれ以上の位置指示器を同時に用い
て、その指定位置を検出することができないという問題
点があった。
本発明はこのような従来の問題点を改善したものであ
り、位置指示器がどこにも接続されず操作性が良く、且
つ複数の位置指示器を同時に用いることができ、しかも
高精度な位置検出が可能な装置を提供することを目的と
する。
(問題点を解決するための手段) 本発明では前記目的を達成するため、位置指示器とタブ
レットとの間で信号を授受し、該位置指示器によって指
示されたタブレット上の座標値を検出する位置検出装置
であって、所定の周波数を同調周波数とし該同調周波数
に対する電圧と電流との位相差が異なる複数の同調回路
をそれぞれ有する複数の位置指示器と、複数のループコ
イルから構成され、前記所定の周波数の電波を発生する
電波発生手段および前記複数の同調回路から反射される
前記所定の周波数とほぼ同一周波数の電波を前記位相差
毎に検出する電波検出手段を有するタブレットと、前記
電波検出手段を構成する複数のループコイルに前記反射
によって誘導される前記位相差毎の複数の誘導電圧よ
り、前記複数のループコイルの配設間隔より細かい精度
で複数の位置指示器の前記タブレット上の指示位置の座
標値を求める座標算出手段とを備えた位置検出装置を提
案する。
(作用) 本発明によれば、複数のループコイルから構成される電
波発生手段より所定の周波数の電波が発生すると、該電
波はタブレット上で位置指定を行う複数の位置指示器の
各同調回路に同調、即ち受信されるが、該電波を受信し
た複数の同調回路は位相差の異なる電波をそれぞれ発
信、即ち反射する。該反射された位相差の異なる電波は
タブレットの複数のループコイルから構成される電波検
出手段で前記位相差毎に検出され、さらに座標算出手段
によって前記複数の位置指示器の前記タブレット上の指
示位置の座標値が前記複数のループコイルの配設間隔よ
り細かい精度で算出される。
(実施例) 第1図は本発明の位置検出装置の第1の実施例を示すも
ので、図中、1は位置検出部、2は選択回路、3は接続
切替回路、4,5は位置指示器、6は送信回路、7は受信
回路、8は処理装置である。
位置検出部1は、互いに平行な導体を有する複数、例え
ば48本のループコイル11−1,11−2,……11−48が、図
中、矢印イ方向(以下、位置検出方向と称す。)に並設
されてなっている。また、各ループコイル11−1〜11−
48は互いに平行で且つ重なり合う如く配置されている。
なお、ここでは各ループコイル11−1〜11−48を1ター
ンで構成したが、必要に応じて複数ターンとなしても良
い。
該位置検出部1としては、例えば周知のプリント基板に
エッチング加工を施すこと等によって形成した多数の平
行な導体をジャンパ線等で接続することにより、前記複
数のループコイルとなしたものを用いることができる。
選択回路2は、前記複数のループコイル11−1〜11−48
より一のループコイルを順次選択するものであり、前記
ループコイル11−1〜11−48の一端は一の端子群21にそ
れぞれ接続され、また、他端は他の端子群22にそれぞれ
接続されている。端子群21に対応する選択接点23、およ
び端子群22に対応する選択接点24は互いに連動し、処理
装置8からの情報に基づいて動作し、一のループコイル
を選択する如くなっている。
該選択回路2は、周知のマルチプレクサを多数組合せる
ことによって実現できる。
接続切替回路3は、前記選択回路2によって選択された
一のループコイルを送信回路6および受信回路7に交互
に接続するものであり、前記選択回路2の選択接点23お
よび24は、選択接点31および32にそれぞれ接続されてい
る。また、送信回路6の2つの出力端子は端子33,35に
接続され、また、受信回路7の2つの入力端子は端子3
4,36に接続されている。前記端子33,34に対応する選択
接点31、および端子35,36に対応する選択接点32は互い
に連動し、後述する送受切替信号に基づいて動作し、送
信および受信を切替える如くなっている。
なお該接続切替回路3も周知のマルチプレクサによって
実現される。
位置指示器(以下、入力ペンと称す。)4および位置指
示器(以下、カーソルと称す。)5は、コイルとコンデ
ンサを含む同調回路41および51をそれぞれ内蔵してい
る。
第2図は同調回路41,51、送信回路6および受信回路7
の詳細とともに装置全体の構成を示すものである。
同調回路41は、第2図に示すようにコア入りコイル411
とコンデンサ412とが並列に接続され、周知の並列共振
回路を構成する如くなっており、該コイル411およびコ
ンデンサ412の数値は後述する交流信号の周波数f0にお
いて、電圧と電流の位相が同相で共振(同調)する値に
設定されている。前記コイル411はその軸方向がペン本
体の軸方向と一致する如く、入力ペン4の先端付近に配
置されている。また、同調回路51も同様に、コイル511
とコンデンサ512とが並列に接続され、周知の並列共振
回路を構成する如くなっており、該コイル511およびコ
ンデンサ512の数値は周波数f0において、電流の位相が
電圧の位相より所定角度、例えば90゜遅れる値に設定さ
れている。前記コイル511はその軸がカーソル本体の底
面と直交し、且つ指定位置を示す指標と一致する如く配
置されている。
また、第2図において、601は波形整形回路、602は移相
器、603は駆動回路であり、これらは送信回路6を構成
する。また、701は増幅器、702は帯域フィルタ(BP
F)、703,704は位相検波器(PSD)、705,706は低域フィ
ルタ(LPF)、707,708はアナログ・ディジタル変換器
(ADコンバータ)であり、これらは受信回路7を構成す
る。
処理装置8は周知のマイクロプロセッサ等より構成さ
れ、交流信号および送受切替信号を発生するとともに、
受信回路7の出力に基づいて各ループコイルの切替を制
御し、複数の同調回路の座標値、即ち複数の位置指示器
の指示位置の座標値を算出する。
ここで、前述した位置検出部1,選択回路2,接続切替回路
3および送信回路6が電波発生手段を構成し、また、位
置検出部1,選択回路2,接続切替回路3および受信回路7
が電波検出手段を構成し、また、処理装置8が座標算出
手段を構成する。
次に動作について説明するが、まず、位置検出部1と入
力ペン4,カーソル5との間で電波が送受信されるようす
並びにこの際得られる信号について、第3図に従って説
明する。
処理装置8は、図示しない発振器からのクロックに基づ
いて周波数f0、例えば500kHzの交流信号、例えば矩形波
信号Aを発生し、また、周波数15.625kHzの送受切替信
号Bを発生する。前記矩形波信号Aは波形整形回路601
に送出され波形整形され、さらに移相器602に送出され
る。
移相器602は前記矩形波信号Aの位相をそのまま(0
゜)とした信号、および90゜遅らせた信号Cを作成す
る。移相器602より出力された矩形波信号Aは駆動回路6
03および位相検波器703に送出され、矩形波信号Cは位
相検波器704に送出される。
矩形波信号Aは、駆動回路603によって平衡信号に変換
され接続切替回路3に送出されるが、該接続切替回路3
は前記信号Bにより切替制御されているため、接続切替
回路3より選択回路2に出力される信号は、32μsec毎
に500kHzのパルス信号を出したり出さなかったりする信
号Dとなる。
該信号Dは選択回路2を介して位置検出部1の一のルー
プコイル、例えば11−iに送出されるが、この時、該ル
ープコイル11−iは前記信号Dに基づく電波を発生す
る。
この際、位置検出部1のループコイル11−i付近にて入
力ペン4が略直立状態に保持されていると、該電波は入
力ペン4のコイル411を励振し、その同調回路41に前記
信号Dに同期した誘導電圧Eを発生する。
その後、信号Dにおいて、信号無しの期間、即ち受信期
間に入るとともにループコイル11−iが受信回路7側に
切替えられると、該ループコイル11−iよりの電波は直
ちに消滅するが、入力ペン4の同調回路41においては回
路的な変化はないため、前記誘導電圧Eは徐々に減衰す
る。
一方、コイル411は、前記誘導電圧Eに基づいて同調回
路41を流れる電流により電波を発生する。該電波は受信
回路7に接続されたループコイル11−iを逆に励振する
ため、該ループコイル11−iには誘導電圧が発生する。
また、信号Dに基づいてループコイル11−iより発生す
る電波は、位置検出部1上の他の位置に置かれたカーソ
ル5のコイル511を励振し、その同調回路51に前記誘導
電圧Eと同様な誘導電圧E′(図示せず)を発生する。
この時、前記誘導電圧E′に基づいて同調回路51を流れ
る電流は該誘導電圧E′より90゜位相が遅れるため、コ
イル511より発生する電波の位相もコイル411より発生す
る電波の位相に比べて90゜位相が遅れることになる。従
って、該コイル511より発生する電波により受信期間中
のループコイル11−iに発生する誘導電圧は、コイル41
1より発生する電波による誘導電圧に比べて90゜位相が
遅れることになり、最終的にループコイル11−iにはこ
れらが合成された誘導電圧Fが発生する。
接続切替回路3は、前記送受切替信号Bにより切替えら
れているため、送信停止期間の間のみ、ループコイル11
−iよりの誘導電圧Fを取入れる。該誘導電圧Fは増幅
器701により増幅され、さらに周波数f0を中心とする通
過帯域を有する帯域フィルタ702にてノイズ成分が除去
され、位相検波器703,704に送出される。
位相検波器703には前記矩形波信号Aが検波信号として
入力されており、この時、誘導電圧F中の同相成分、即
ちコイル411による誘導電圧成分が取出される(信号
G)。該信号Gは遮断周波数の充分低い低域フィルタ70
5にて電圧VHの平坦な信号Hに変換され、さらにADコン
バータ707にてディジタル値に変換されて処理装置8に
送出される。
また、位相検波器704には矩形波信号Cが検波信号とし
て入力されており、前記誘導電圧F中の同相成分、即ち
コイル511による誘導電圧成分が取出される(信号
I)。該信号Iは遮断周波数の充分低い低減フィルタ70
6にて電圧VJの平坦な信号Jに変換され、さらにADコン
バータ708にてディジタル値に変換されて処理装置8に
送出される。
次に第4図乃至第6図に従って、本発明の装置における
位置検出のようすを説明する。
まず、装置全体の電源が投入され、測定開始状態になる
と、処理装置8は位置検出部1のループコイル11−1〜
11−48のうち、最初のループコイル11−1を選択する情
報を選択回路2に送り、該ループコイル11−1を接続切
替回路3に接続する。接続切替回路3は前述した送受切
替信号Bに基づいて、ループコイル11−1を送信回路6
および受信回路7に交互に切替制御する。
この際、送信回路6は32μsecの送信期間において、第
4図(a)に示すような500kHzの16個のパルス信号(な
お、第3図では図面の都合上、そのうちの4個のみを示
している。)を該ループコイル11−1へ送る。前記送信
および受信の切替は第4図(b)に示すように一のルー
プコイル、ここでは11−1に対して7回繰返される。こ
の7回の送信および受信の繰返し期間が、一のループコ
イルの選択期間(448μsec)に相当する。
受信回路7の位相検波器703の出力には、一のループコ
イルに対して7回の受信期間毎に誘導電圧が得られる
が、この誘導電圧は前述したように低域フィルタ705に
て平均化され、ADコンバータ707にてディジタル値に変
換され、処理装置8に送出され、ここで一時記憶され
る。この時、得られた検出(誘導)電圧は入力ペン4と
ループコイル11−1との距離に比例した値、例えばV1と
なる。
なお、この際、同時にADコンバータ708より、カーソル
5とループコイル11−1との距離に比例した検出(誘
導)電圧が得られるが、該検出電圧はこの時点では記憶
しない。
次に処理装置8はループコイル11−2を選択する情報を
選択回路2に送り、該ループコイル11−2を接続切替回
路3に接続し、入力ペン4とループコイル11−2との距
離に比例した検出電圧V2を得てこれを記憶し、以後、同
様にループコイル11−3〜11−48を順次接続切替回路3
に接続し、第4図(c)に示すような各ループコイル毎
の入力ペン4との距離に比例した検出電圧V1〜V48(但
し、第4図(c)にはその一部のみをアナログ的な表現
で示す。)を記憶する。
実際の検出電圧は、第5図に示すように入力ペン4が置
かれた位置(xp)を中心として、その前後の数本のルー
プコイルのみに得られる。
処理装置8は前記記憶した検出電圧の電圧値が一定の検
出レベル以上である時、これらの電圧値より後述する如
くして入力ペン4の位置を表わす座標値を算出し、これ
を図示しない記憶部に転送する。
次に処理装置8は、前記同様にして選択回路2を切替え
た時にADコンバータ708より得られる各ループコイル毎
のカーソル5との距離に比例した検出電圧を一時記憶
し、カーソル5の位置を表わす座標値を算出し、これを
前記記憶部に転送する。
このようにして第1回目の位置検出が終了すると、処理
装置8は第6図に示すように第2回目以降の位置検出と
して、前記ループコイル11−1〜11−48のうち、最大の
検出電圧が得られたループコイルを中心として、その前
後の一定数、例えば10本のループコイルのみを選択する
情報を選択回路2に送出し、前記同様にして検出電圧を
得て入力ペン4およびカーソル5に対する位置検出を行
ない、得られた座標値を前記記憶部に転送し、その値を
更新する。
なお、第6図中、レベルチェックとは検出電圧の最大値
が前記検出レベルに達しているか否か、および最大値の
検出電圧を有するループコイルがどのループコイルであ
るかをチェックし、検出レベルに達していなければ座標
計算を停止し、また、次回の検出動作において選択する
ループコイルの中心を設定する。
座標値xpを求める算出方法の一つとして、前記検出電圧
V1〜V48の極大値付近の波形を適当な函数で近似し、そ
の函数の極大値の座標を求める方法がある。
例えば第4図(c)において、最大値の検出電圧V3と、
その両側の検出電圧V2およびV4を2次函数で近似する
と、次のようにして算出することができる(但し、各ル
ープコイル11−1〜11−48の中心位置の座標値をx1〜x4
8とし、その間隔をΔxとする。)。まず、各電圧と座
標値より、 V2=a(x2−xp)+b ……(1) V3=a(x3−xp)+b ……(2) V4=a(x4−xp)+b ……(3) となる。ここでa,bは定数(a<o)である。また、 x3−x2=Δx ……(4) x4−x2=2Δx ……(5) となる。(4),(5)式を(2),(3)式に代入し
て整理すると、 xp=x2+Δx/2{(3V2−4V3 +V4)/(V2−2V3+V4)} ……(6) となる。
従って、各検出電圧V1〜V48より、前記レベルチェック
の際に求められた最大値の検出電圧およびその前後の検
出電圧を抽出し、これらと該最大値の検出電圧が得られ
たループコイルの1つ前のループコイルの座標値(既
知)とから前述した(6)式に相当する演算を行なうこ
とにより、入力ペン4の指定位置の座標値xpを算出で
き、同様にしてカーソル5の指定位置の座標値を算出で
きる。なお、逐次算出され更新される座標値のうち、実
際に他のコンピュータ等に出力する値を指示する場合
は、処理装置8に設けた適当なスイッチやキーボード
(図示せず)のオン・オフ信号を用いることによって実
現できる。また、位置検出部1にマイクロフォン等を取
付けるとともに処理装置8に音声認識機能をもたせるこ
とにより、前記出力値の指定等を音声にて行なうように
することもでき、また、処理装置8に文字認識機能をも
たせて手書き文字入力用のタブレットとして使用するこ
ともできる。
また、前述したように入力ペン4に対する検出電圧はAD
コンバータ707から得られ、カーソルに対する検出電圧
はADコンバータ708から得られるため、前述したレベル
チェックと合わせて、入力ペン4又はカーソル5を位置
検出部1の位置検出可能な範囲の接近させた時、その接
近とともに入力ペン4又はカーソル5のいずれが接近し
たのかを検出でき、これを図示しないディスプレイ等の
表示することもできる。
なお、実施例中のループコイルの本数やその並べ方は一
例であり、これに限定されないことはいうまでもない。
第7図は本発明の第2の実施例を示すもので、ここでは
X方向およびY方向の位置検出を行なう例を示す。即
ち、図中、1aはX方向およびY方向の位置検出部で、第
1の実施例における位置検出部1が2組、そのループコ
イルが互いに直交する如く重ね合わされたものである。
また、2a,2bはX方向およびY方向の選択回路、3aおよ
び3bはX方向およびY方向の接続切替回路、603aおよび
603bはX方向およびY方向の駆動回路、701aおよび701b
はX方向およびY方向の増幅器で、それぞれ第1の実施
例における選択回路2、接続切替回路3、駆動回路60
3、増幅器701と同様な構成を有している。また、604はX
Y切替回路であって、移相器602からの交流信号を駆動回
路603a又は603bのいずれか一方のみに加えて、検出する
方向を選択するためのものである。また、8aは処理装置
で、X方向およびY方向の位置検出を交互に行なわせる
ようにした点を除いて、前記処理装置8と同様である。
なお、処理装置8aにおける第2回目の座標検出動作のタ
イミングを第8図に示す。このように本実施例によれ
ば、入力ペン4並びにカーソル5に対するX方向および
Y方向の2方向の位置(座標)検出が容易にできる。な
お、その他の構成・作用は第1の実施例と同様である。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、タブレットの電波
発生手段より、所定の周波数を同調周波数とし該同調周
波数に対する電圧と電流との位相差が異なる複数の同調
回路をそれぞれ有する複数の位置指示器に対して所定の
周波数の電波を発生し、該複数の位置指示器の各同調回
路からそれぞれ反射される位相差の異なる電波をタブレ
ットの電波検出手段で前記位相差毎に検出し、さらに座
標算出手段によって前記複数の位置指示器の前記タブレ
ット上の指示位置の座標値を複数のループコイルの配設
間隔より細かい精度で算出するようになしたため、複数
の各位置指示器には同調回路を構成するためのコイルや
コンデンサ等の受動素子を設ければ良く、コードが不要
となり、従って、コードがからみついてじゃまとなった
り、疲労により断線したりすることがなく、また、電池
や磁石等の重量のある部品が不要となり、その分、軽量
且つ低コストになるとともに電池交換の煩わしさがなく
なり、操作性が極めて良くなるとともに、各ループコイ
ルの配設間隔より細かい精度、即ち高い精度で複数の位
置指示器によるタブレット上の複数の指示位置の座標値
を検出でき、複数の座標値を同時に入力できる。従っ
て、例えば座標入力範囲の周辺に各種の命令の選択エリ
アを設けて図形を入力するような場合、一の位置指示器
で図形の形状を入力しながら、他の位置指示器により線
分の種類や色の指定を行なうことができ、従来のように
1つの位置指示器の位置を、前記各種の指定を行なう度
に大きく動かす必要がなく、操作性の良い装置を実現で
きる。また、タブレットには特別な部品を必要としない
ため、大型化でき、電子黒板等への適用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の位置検出装置の第1の実施例を示す構
成図、第2図は同調回路,送信回路および受信回路の詳
細な構成を示す図、第3図は第2図の各部の波形図、第
4図(a)(b)(c)は第1の実施例における基本的
な検出動作を示すタイミング図、第5図は第1回目の検
出動作の際に各ループコイルより得られる検出電圧を示
す図、第6図は第2回目以降の検出動作を示すタイミン
グ図、第7図は本発明の第2の実施例を示す要部構成
図、第8図は第2の実施例における第6図と同様な図で
ある。 1……位置検出部、11−1〜11−48……ループコイル、
2……選択回路、3……接続切替回路、4……入力ペ
ン、5……カーソル、6……送信回路、7……受信回
路、8……処理装置、41,51……同調回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】位置指示器とタブレットとの間で信号を授
    受し、該位置指示器によって指示されたタブレット上の
    座標値を検出する位置検出であって、 所定の周波数を同調周波数とし該同調周波数に対する電
    圧と電流との位相差が異なる複数の同調回路をそれぞれ
    有する複数の位置指示器と、 複数のループコイルから構成され、前記所定の周波数の
    電波を発生する電波発生手段および前記複数の同調回路
    から反射される前記所定の周波数とほぼ同一周波数の電
    波を前記位相差毎に検出する電波検出手段を有するタブ
    レットと、 前記電波検出手段を構成する複数のループコイルに前記
    反射によって誘導される前記位相差毎の複数の誘導電圧
    より、前記複数のループコイルの配設間隔より細かい精
    度で複数の位置指示器の前記タブレット上の指示位置の
    座標値を求める座標算出手段とを備えた ことを特徴とする位置検出装置。
  2. 【請求項2】電波発生手段および電波検出手段を交互に
    動作させるようになしたことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の位置検出装置。
  3. 【請求項3】電波発生手段を構成するループコイルと電
    波検出手段を構成するループコイルとを兼用させるよう
    になしたことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の
    位置検出装置。
  4. 【請求項4】複数のループコイルを位置検出方向に並設
    してなる位置検出部と、 前記複数のループコイルより一のループコイルを順次選
    択する選択回路と、 所定の周波数を同調周波数とし該同調周波数に対する電
    圧と電流との位相差が異なる複数の同調回路をそれぞれ
    有する複数の位置指示器と、 前記ループコイルに供給する前記所定の周波数の交流信
    号を発生する送信回路と、 前記ループコイルに発生する誘導電圧中、前記所定の周
    波数とほぼ同一周波数の誘導電圧を前記位相差毎に検出
    する受信回路と、 前記選択された一のループコイルを前記送信回路および
    受信回路に交互に接続する接続切替回路と、 各ループコイルに発生する前記位相毎の誘導電圧より、
    前記複数のループコイルの配設間隔より細かい精度で複
    数の位置指示器の指示位置の座標値を求める座標算出手
    段とを備えた ことを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の位置検出
    装置。
  5. 【請求項5】複数のループコイルをX方向およびY方向
    にそれぞれ並設してなるX方向およびY方向の位置検出
    部と、 前記X方向およびY方向の複数のループコイルより、X
    方向およびY方向の一のループコイルを順次選択するX
    方向およびY方向の選択回路と、 所定の周波数を同調周波数とし該同調周波数に対する電
    圧と電流との位相差が異なる複数の同調回路をそれぞれ
    有する複数の位置指示器と、 前記X方向およびY方向のループコイルに供給する前記
    所定の周波数の交流信号を発生する送信回路と、 前記X方向およびY方向のループコイルに発生する誘導
    電圧中、前記所定の周波数とほぼ同一周波数の誘導電圧
    を前記位相差毎に検出する受信回路と、 前記選択されたX方向およびY方向の一のループコイル
    を前記送信回路および受信回路に交互に接続するX方向
    およびY方向の接続切替回路と、 X方向およびY方向の各ループコイルに発生する前記位
    相差毎の誘導電圧より、前記X方向およびY方向の複数
    のループコイルの配設間隔より細かい精度で複数の位置
    指示器のX方向およびY方向の指示位置の座標値を求め
    る座標算出手段とを備えた ことを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の位置検出
    装置。
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