JPH01228590A - オゾン水活性化装置 - Google Patents

オゾン水活性化装置

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JPH01228590A
JPH01228590A JP5159888A JP5159888A JPH01228590A JP H01228590 A JPH01228590 A JP H01228590A JP 5159888 A JP5159888 A JP 5159888A JP 5159888 A JP5159888 A JP 5159888A JP H01228590 A JPH01228590 A JP H01228590A
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立躬 平本
Kuniharu Oono
大埜 邦治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は9強力な殺菌作用や酸化作用などを有する活性
化したオゾン水の製造装置に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
活性化したオゾン水は、ノド中のOH基が強力な殺菌作
用や酸化作用などを有するので、近年、例えば食品の鮮
度を維持したり保存期間を延長するためや、食品などの
洗浄および漂白、冷蔵庫内などの脱臭、更には」1下水
道水の脱色や滅菌処理などに幅広く利用されるようにな
った。
ところで、紫外線によるオゾン水の活性化機構は次のよ
うに考えられている。
o3(水中のオゾン)+hv。
→O(活性酸素)+O,(1) (hν2=波長300+ua以下を含む広範囲の光)O
(活性酸素)+H20・→20H(2)また、酸素を溶
解した水に紫夕)線を照射すると次式によってオゾンが
生成し、更にこのオゾンが式(1)および式(2)に従
って分解して活性化する40、(水中の酸素)+hシ、
→Q2→20  (3)(kzv、−波長200rv+
以下の光)O十02(水中の酸素)+M→O,+M  
(4)(M=N、、02) ここで、水銀を封入した低圧水銀ランプは波長が185
 nmおよび254nmの光を放射するので、紫f線源
として低圧水銀ランプが用いられてきた。しかしながら
、低圧水銀ランプから放射する紫外線は、波長が254
nn+の光が主であり、185 nmの光は従であって
、線スペクトルであるので、その放射量は僅かであり、
投入電力に対する発光効率は2〜3%程度しかなく、著
しく低い。すなわち、活性酸素を得るために不可欠なオ
ゾンの生成効率およびオゾンの分解効率が極めて低く、
従って活性酸素の生成効率が極めて低い。また、第3図
は、実線曲線が1式(1)において、hν2がOlに吸
収されるときの吸収係数とhν2の波長の関係を、点線
曲線が、式(3)において、hν1が02に吸収される
ときの吸収係数とhν1の波長の関係を示すが、これか
ら分かるように、波長が185nmおよび254nmの
光の酸素およびオゾンに対する吸収効率は低い、このた
め、185nmおよび254nmの光を十分にオゾン水
中の酸素およびオゾンに吸収させて有効に利用するため
には、低圧放電ランプよりの放射を受けるオゾン水の層
を大きくする必要があり、装置が大型化する不具合があ
る。更には。
低圧水銀ランプは、封入された水銀蒸気圧の環境温度依
存性が強く、10〜60℃近辺の温度では効率よく発光
するが、これ以下の温度では185nmおよび254n
mの光の放射量は極端に少くなり、更には1点灯してか
ら定常状態になるまでに数十分のオーダーの時間を要す
る問題点もある。
〔発明の目的〕
そこで本発明は、コンパクトな構造で、オゾン水の活性
化効率が高く、環境温度依存性もほとんどないオゾン水
活性化装置を提供することを目的とするものである。
〔発明の構成とその作用〕
本発明のオゾン水活性化装置は、オゾン水が充填される
容器と、少なくとも150nm乃至180nmと200
nm乃至300nmの波長域に光の透過域を有する単結
晶質もしくは多結晶質セラミック製発光管にキセノンガ
スを主成分とする希ガスとハロゲンガスが封入され、前
記オゾン水に向けて発光される紫外線ランプと、該紫外
線ランプを励起発光せしめる電源装置とを具備すること
を特徴とする。
すなわち、本発明は、紫外線源として使用するランプが
、少なくとも150r++++乃至180nmと200
nm乃至300nmの波長域に光の透過域を有する単結
晶質もしくは多結品質セラミック製発光管にキセノンガ
スを主成分とする希ガスとハロゲンガスが封入されたも
のであるので、その発光波長は、その−例を第2図に示
すように、波長207nmおよび185−>188nm
の光をピークとした連続スペクトルであり、水中のオゾ
ンの分解による活性化および水中におけるオゾンの生成
に寄与する光のトータル量は極めて多い。
次に、本紫外線ランプは、波長が207nm以下の光の
量が多いが、第3図から理解できるように。
酸素およびオゾンに対する吸収係数が大きく、良く水中
の酸素およびオゾンに吸収されるので、水が充填される
容器は小さなものでよく、コンパクトな構造にすること
ができる。そして、低圧水銀ランプと異なり、本紫外線
ランプは、環境温度依存性がほとんどなく、環境温度が
10℃以下の低温であっても効率良く紫外線を放射し、
かつ始動時の立ち上りも速い利点を有する。
〔実施例〕
以下に図面に示す実施例に基いて本発明を具体的に説明
する。
第1図は、本願発明のオゾン水活性化装置Nに使用され
る紫外線ランプ1の断面図を示す。発光管11は、少な
くとも150nm乃至180nmと200nm乃至30
0nmの波長域に光の透過域を有する単結晶質もしくは
多結晶質セラミック製であるが、本実施例では、内径が
6mmであり、真空紫外域を良く透過する多結晶アルミ
ナ管からなる。なお、単結晶質セラミックとしてはCa
 F 2やサファイアなどを使用することが出来る。こ
の発光管11の両端には1例えばニオブからなるキャッ
プ12が嵌着して封止している。キャップ12には電極
13が取付けられており、その間隔(放電長)は8cm
である。電極13はステンレス筒14とその内部に配置
されたタングステンコイル15からなり、コイル15に
は、エミッターとして、SrO,Ba0およびCaOの
三元アルカリ土類酸化物が塗布されている。発光管11
内には、希ガスとしてキセノンガスまたはキセノンガス
に数%の他の希ガスが混入したガスを用い、更にハロゲ
ンガスが混入したガスが封入される。封入ガス圧は、5
0〜500 Torr程度が好ましい。封入ガス圧が5
0Torrより低いと、総発光斌が減少し、しかも前記
発光管11の透過率の低い波長域の発光が増え、投入電
力に対するオゾンを生成できる波長である200nm以
下の波長の光の放射量の比やオゾンを分解する波長域で
ある200〜300nmの波長の光の比、すなわち活性
酸素生成効率が低下する。
一方、封入ガス圧が500 Torrより高いと、放電
開始電圧や放電維持電圧が高くなるので、電源装置が大
きくなって、コストも高くなり、経済性が劣る。
かかる紫外線ランプ1をマイクロ波、ラジオ波や、商用
交流或いは直流などの電力で励起発光させると、第2図
に示すような連続スペクトルが得られる。第2図は、キ
セノンガスが200Torr、ハロゲンガスとして沃素
ガスが2Torrの圧力で封入され、投入電力が約50
Kl(zの高周波電力で3W/c+nの条件で発光させ
た場合のスペクトルであるが、オゾンの生成に寄与する
波長200nm以下の光、およびオゾンを効率良く分解
する波長域である200〜300nmの光が多く放射す
る。すなわち、前記の式(1)や式(3)が良く進行し
、活性酸素を効率よく生成することができる。そして、
低圧水銀ランプと異なり1本紫外線ランプ1は、キセノ
ンガスを主成分とするガスを使用するので、環境温度依
存性がほとんどなく、10’C以下の低温であっても効
率良く発光し、低温時の始動性も優れている。なお、沃
素ガス以外の塩素、臭素などの他のハロゲンガスを単独
あるいは混合して用いても同等の放射波長スペクトルが
得られるので、効率良く活性酸素を生成することができ
る。
次に、第4図は1本オゾン水活性化装置の実施例を示す
。円筒状の容器3の周面の下側には吸入口31が、上側
には排出口32が設けられており、吸入口31から入っ
た水がオゾン水に転化して容器3に充填され、活性化さ
れて排出口32から取り出される。容器3内の水をオゾ
ン水に転化させるために、容器3にオゾン発生機5が連
結されている。オゾン発生機5は、例えばブロアー51
と一対の電極52が内蔵された無声放電型オゾン発生機
であり、ここで生成したオゾンを含む空気がバイブロ1
で容器3に導かれる。容器3の底面には、微小な噴出孔
が多数形成されたノズル6が配置されており、バイブロ
1で導かれたオゾンはこのノズル6から水中に噴出して
溶解し、水をオゾン水に転化する。容器3内の中央部に
はチューブ4が配置されているが、このチューブ4は、
例えば無水合成石英ガラスからなり、紫外線を透過する
。チューブ4内には、前記の紫外線ランプ1が配置され
、電源装置2によって発光され、容器3内のオゾン水に
、紫外線ランプ1の光がチューブ4を透過して照射する
と、200〜300nmの光によってオゾンが分解して
活性酸素が生成し、オゾン水がより活性化する。更には
、オゾン水中の酸素も、チューブ4を透過した波長が2
00nm以下の光によってオゾンに転化し、このオゾン
がバイブロ1で導かれたオゾンに加算されるので、少な
い投入電力でオゾン水を極めて効率良く活性化すること
ができる。なお、紫外線ランプ1は、チューブ4を設け
ずに、必要個所に防水加工を施し、直接オゾン水に投入
しても良いし、水面上より照射してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のオゾン水活性化装置は、
紫外線源として、少なくとも150nm乃至180nl
lと200nm乃至300nmの波長域に光の透過域を
有する単結晶質もしくは多結晶質セラミック製発光管に
キセノンガスを主成分とする希ガスとハロゲンガスが封
入された紫外線ランプを使用するので、オゾンの生成に
寄与する波長が200nm以下およびオゾンの分解に寄
与する波長が200〜300nmの光の放射量が多く、
かつ水中の酸素およびオゾンに対する吸収性が良い波長
の光が多い。このため、オゾン水が充填される容器を小
型化してもこれらの光を十分に活用でき、かつ少ない投
入電力で効率良くオゾン水を活性化することができる。
そして、この紫外線ランプは、環境温度依存性がほとん
どなく、低温であっても効率良く発光し、低温時の始動
性も優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は紫外線ランプの断面図、第2図は発光スペクト
ルの説明図、第3図は吸収係数説明図。 第4図は本発明実施例の説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. オゾン水が充填される容器と、少なくとも150nm乃
    至180nmと200nm乃至300nmの波長域に光
    の透過域を有する単結晶質もしくは多結晶質セラミック
    製発光管にキセノンガスを主成分とする希ガスとハロゲ
    ンガスが封入され、前記オゾン水に向けて発光される紫
    外線ランプと、該紫外線ランプを励起発光せしめる電源
    装置とを具備するオゾン水活性化装置。
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