JP3228090B2 - 誘電体バリア放電ランプ - Google Patents
誘電体バリア放電ランプInfo
- Publication number
- JP3228090B2 JP3228090B2 JP24107995A JP24107995A JP3228090B2 JP 3228090 B2 JP3228090 B2 JP 3228090B2 JP 24107995 A JP24107995 A JP 24107995A JP 24107995 A JP24107995 A JP 24107995A JP 3228090 B2 JP3228090 B2 JP 3228090B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- discharge
- gas
- dielectric barrier
- halogen
- barrier discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
Description
を利用してエキシマ光を放出させる誘電体バリア放電ラ
ンプに関する。
体よりなる一対の壁材81,82の各々の外面83,8
4に、一対の電極85,86を配置し、これらの電極8
5,86の間に交流電圧を印加すると、壁材81,82
の間に多数の針状の放電プラズマが発生することが知ら
れている。このような放電現象を誘電体バリア放電(別
名「オゾナイザ放電」あるいは「無声放電」。電気学会
発行改定新版「放電ハンドブック」平成1年6月再販7
刷発行第263ページ参照)といい、この誘電体バリア
放電を適宜の放電用ガス中で発生させると、当該放電用
ガスの組成に固有のエキシマ光が放出されるため、この
ような誘電体バリア放電を利用したランプすなわち誘電
体バリア放電ランプの開発が進められている。
は、少なくとも一部が誘電体により構成された放電容器
内に、クリプトン−フッ素、クリプトン−塩素、キセノ
ン−フッ素、キセノン−塩素等の希ガスおよびハロゲン
ガスの混合ガスよりなる放電用ガスが充填されてなる誘
電体バリア放電ランプが記載されている。
ロゲンガスの混合ガスを用いる場合においては、放電用
ガス中におけるハロゲンガスの割合によって、希ガス元
素とハロゲン元素とのエキシマによるエキシマ光の発光
効率が変化するため、ハロゲンガスの割合を高い発光効
率が得られるよう設定することが重要である。
合でハロゲンガスを充填した誘電体バリア放電ランプに
おいては、希ガス元素とハロゲン元素とのエキシマから
放出されるエキシマ光の強度が早期に低下して長い使用
寿命が得られない、という問題がある。
度が低下したランプを調べたところ、放電容器内のハロ
ゲンガスの量が著しく減少していることがわかった。こ
の原因は厳密には解明されていないが、ランプの点灯中
に、ハロゲンガスと放電容器を構成する材料とが反応す
るため、あるいは、放電等によって放電容器を構成する
材料から酸素若しくは水素等の活性物質が放出され、こ
の活性物質とハロゲンガスとが反応してハロゲンの発光
への寄与が阻害されるためであると考えられる。従っ
て、ハロゲンガスを過剰に充填すれば、ある程度長い使
用寿命が得られるかもしれないが、これでは、発光効率
の高い誘電体バリア放電ランプを得ることはできない。
な事情に基づいてなされたものであって、その目的は、
希ガス元素とハロゲン元素とによるエキシマから放出さ
れるエキシマ光の発光効率が高く、しかも使用寿命の長
い誘電体バリア放電ランプを提供することにある。
電ランプは、それぞれ誘電体により構成された互いに対
向する一方の壁材および他方の壁材を有し、当該一方の
壁材と当該他方の壁材との間に放電空間を形成する密閉
型放電容器と、この放電容器における一方の壁材および
他方の壁材の各々の外面に配置された一方の電極および
他方の電極と、前記放電容器内に充填された希ガスおよ
びハロゲンガスよりなる放電用ガスとを有し、前記放電
容器における放電空間において誘電体バリア放電を発生
させることにより、希ガス元素とハロゲン元素とによる
エキシマが生成されてエキシマ光が放出される誘電体バ
リア放電ランプであって、前記放電容器内に、前記放電
用ガスと共に、ランプの点灯時間の経過に従ってハロゲ
ンガスを徐々に放電空間内に補給する、前記放電用ガス
のハロゲンガスと同一の元素による、常温で固体のハロ
ゲン化合物よりなる発光用元素補給用物質が配置されて
いることを特徴とする。
は、前記発光用元素補給用物質を構成するハロゲン化合
物が金属ハロゲン化合物であることが好ましく、更に、
この発光用元素補給用物質を構成するハロゲン化合物
が、ランタノイド族元素、イットリウム、スズ、鉛、銀
およびバリウムの中から選ばれた一種以上の金属のハロ
ゲン化物であることが好ましい。
いては、定格点灯状態におけるハロゲン化合物の蒸気圧
が、放電用ガスの全圧の10000分の1以下であるこ
とが好ましい。
いては、前記放電容器内に、前記放電空間に連通する発
光用元素補給用物質収容室が形成され、この発光用元素
補給用物質収容室内に発光用元素補給用物質が配置され
ていることが好ましい。
ランプについて詳細に説明する。図1は、本発明の誘電
体バリア放電ランプの一例における構成を示す説明用断
面図である。この誘電体バリア放電ランプにおいては、
誘電体よりなる円筒状の一方の壁材11と、この一方の
壁材11内にその筒軸に沿って配置された、当該一方の
壁材11の内径より小さい外径を有する誘電体よりなる
円筒状の他方の壁材12とを有する密閉型の放電容器1
0が設けられている。この放電容器10においては、一
方の壁材11および他方の壁材12の各々の両端部が封
止壁部13,14によって接合され、一方の壁材11と
他方の壁材12との間に円筒状の放電空間Sが形成され
ている。
成する誘電体としては、例えば石英ガラスを用いること
ができ、特に、波長160〜200nmの真空紫外線に
対して高い透過性を有する合成石英ガラスを用いること
が好ましい。この合成石英ガラスは、VAD(Vapo
r−phased Axial Depositio
n)法や直接法等によりシリカ粉体を焼成することによ
って製造される石英ガラスであり、シリカの純度が9
9.99重量%以上のものである。
は、その外周面15に密接して、例えば金網などの導電
性材料よりなる網状の一方の電極21が設けられ、放電
容器10における他方の壁材12には、その外面16を
覆うようアルミニウムよりなる膜状の電極22が設けら
れており、一方の電極21およひ他方の電極22は、そ
れぞれ高周波電源20に接続されている。
ロゲンガスとの混合ガスよりなる放電用ガスが充填され
ると共に、この放電用ガスとして用いられるハロゲンガ
スと同一の元素による、常温で固体のハロゲン化合物よ
りなる発光用元素補給用物質30が配置されている。
化合物としては、金属ハロゲン化合物を用いることが好
ましく、特に、ランタン、セリウム、プラセオジウム、
ネオジム、プロメチウム、サマリウム、ユウロピウム、
ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウ
ム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウ
ム(以上、ランタノイド族元素)、イットリウム、ス
ズ、鉛、銀およびバリウムの中から選ばれた一種以上の
金属のハロゲン化物を用いることが好ましい。
ゲン化合物の蒸気圧が、放電用ガスの全圧の10000
分の1以下であることが好ましい。この状態は、放電用
ガスの封入圧、ハロゲン化合物の種類などの条件を選定
することにより設定することができる。ここに、「定格
点灯状態におけるハロゲン化合物の蒸気圧」とは、ラン
プを定格で点灯させた場合の放電容器の外表面の最冷点
温度におけるハロゲン化合物の蒸気圧を意味する。
は、一方の電極21と他方の電極22との間に高周波電
圧が印加されると、放電容器10内の放電空間Sにおい
て誘電体バリア放電が発生し、これにより、希ガス元素
とハロゲン元素とによるエキシマ(以下、「希ガス−ハ
ロゲンエキシマ」ともいう。)が生成され、この希ガス
−ハロゲンエキシマから放出されるエキシマ光が、一方
の壁材11を介して他方の電極21の網目から外部に放
出される。
たハロゲンガスは次第に消失するが、発光用元素補給用
物質30が徐々に分解されることにより、ハロゲンガス
が生成されて補給される。発光用元素補給用物質30の
分解は、誘電体バリア放電によって希ガス−ハロゲンエ
キシマと共に生成された希ガス元素によるエキシマから
放出されるエキシマ光が発光用元素補給用物質30に照
射されること、および放電による熱により生ずるものと
考えられる。
経過に従って、放電容器10内に配置された発光用元素
補給用物質30よりハロゲンガスが徐々に放電空間S内
に補給されるので、放電空間S内におけるハロゲンガス
の量が減少することが有効に補償されると共に、放電容
器10内にハロゲンガスを過剰に充填することが不要と
なり、その結果、高い発光効率を有し、しかも、使用寿
命の長い誘電体バリア放電ランプが得られる。
上述の特定の金属によるハロゲン化合物を用いる構成に
よれば、当該ハロゲン化合物からハロゲンが遊離して生
成される残留物、例えば金属単体または金属酸化物は、
その蒸気圧が低いものであるため、当該残留物による発
光を抑制することができる。
物の蒸気圧が、放電用ガスの全圧の10000分の1以
下となる条件を満足することにより、エキシマでないハ
ロゲン化合物分子による発光が極めて少ないものとなる
ため、目的とするエキシマ光を高い効率で放出させるこ
とができる。
の他の例における構成を示す説明用断面図である。この
誘電体バリア放電ランプにおいては、放電容器10を構
成する他方の壁材12の内面17の一端側には、一方の
壁材11と他方の壁材12との間のギャップより小さい
厚みの周方向に伸びる突条部18が放電空間S内に突出
するよう形成されており、これにより、この突条部18
と封止壁部13との間に、放電空間Sに連通する発光用
元素補給用物質収容室Kが形成されている。そして、こ
の発光用元素補給用物質収容室K内に発光用元素補給用
物質30が配置されている。その他は図1に示す誘電体
バリア放電ランプと同様の構成である。
ば、図1に示す誘電体バリア放電ランプと同様の効果が
得られると共に、放電空間S以外の領域である発光用元
素補給用物質収容室K内に、発光用元素補給用物質30
が配置されているため、ハロゲン化合物または当該ハロ
ゲン化合物からハロゲンが遊離して生成される残留物が
スパッタにより蒸散することを防止することができる。
は、上記の構成に限定されず、種々の変更が可能であ
る。例えば、放電容器の形状は、それぞれ誘電体により
構成された互いに対向する一方の壁材および他方の壁材
を有するものであれば、箱状、平板状、その他の形状で
あってもよい。また、他方の電極としてアルミニウムよ
りなる金属膜を用いると共に、封止壁部13の代わり
に、透光性材料よりなる光取り出し窓部材を設けること
により、放電容器の端面から光を取り出す構成としても
よい。
する場合においては、図3に示すように、放電容器10
の封止壁部13から外方に伸びるよう設けられた、放電
空間S内を排気して放電用ガスを充填するために用いら
れた排気管の残部19により、発光用元素補給用物質収
容室Kを形成し、この発光用元素補給用物質収容室K内
に発光用元素補給用物質30を配置してもよい。
造方法について説明する。先ず、放電容器内に希ガスを
充填すると共に、ハロゲン化合物を配置し、次いで、こ
のハロゲン化合物を外部から加えられる分解処理によっ
て分解することにより、ハロゲンガスを放出させ、これ
により、当該放電空間内に必要なハロゲンガスを放出さ
せて誘電体バリア放電ランプを製造する。ハロゲン化合
物の分解処理は、例えば加熱処理、放電処理または光や
放射線による照射処理により行うことができる。
て、ハロゲン化合物の一部のみを分解することにより、
放電用ガスとしてのハロゲンガスが生成されると共に、
残余のハロゲン化合物が発光用元素補給用物質として利
用される。
された放電容器を用いる場合には、当該発光用元素補給
用物質収容室内にハロゲン化合物が配置される。
ロゲン化合物を配置してこれを分解することにより、放
電容器内にハロゲンガスを充填することができるので、
毒性が高くて取り扱いが不便なハロゲンガスを直接使用
することなしに、誘電体バリア放電ランプを製造するこ
とができる。
施例について説明する。 〈実施例1〉 図1に示す構成および下記の条件に従って、本発明に係
る誘電体バリア放電ランプA1を作製した。 放電容器(10): 一方の壁材(11);合成石英ガラス製,全長約150
mm,外径26.5mm,内径23.5mm(肉厚1.
5mm), 他方の壁材(12);合成石英ガラス製,全長約150
mm,外径14mm,内径12mm(肉厚1mm), 一方の電極(21):ステンレス金網製, 他方の電極(22):アルミニウム製, 放電用ガス:キセノン,ハロゲン化合物 :臭化ジスプロシウム10mg
化ジスプロシウムを加熱処理してその一部を分解するこ
とにより、約0.6mgの臭素を生成して放電空間内に
放出させた。
源(20)により、印加電圧が3.5kV、周波数が約
20kHzの交流波で点灯させたところ、消費電力は約
20Wであり、波長約282nm(キセノンと臭素とに
よるエキシマから放出されるエキシマ光の波長)に最大
ピークを有する波長270〜320nmの範囲の紫外線
が放出された。
外表面の最冷点温度は100℃であり、この温度におけ
る臭化ジスプロシウムの蒸気圧(1×10-30 atm)
は、放電用ガスの全圧(30kPa)の10000分の
1以下であり、臭化ジスプロシウム分子による発光はほ
とんど認められなかった。また、上記の誘電体バリア放
電ランプA1を連続点灯させ、全放射束の維持率が70
%となるまでの時間を調べたところ、約1000時間で
あった。
と共に臭素0.6mgを封入したこと以外は誘電体バリ
ア放電ランプA1と同様の条件により、比較用の誘電体
バリア放電ランプB1を作製し、この誘電体バリア放電
ランプB1を誘電体バリア放電ランプA1と同様の条件
により点灯させたところ、初期のエキシマ光の発光効率
は、誘電体バリア放電ランプA1と同等であった。そし
て、この誘電体バリア放電ランプB1を連続点灯させ、
全放射束の維持率が70%となるまでの時間を調べたと
ころ、約400時間であった。
突条部(18)を設けて放電容器(10)内に発光用元
素補給用物質収容室(K)を形成し、この発光用元素補
給用物質収容室(K)にハロゲン化合物としてヨウ化イ
ットリウム10mgを配置し、ランプの運転を開始する
前に、ヨウ化イットリウムを加熱処理してその一部を分
解することにより、約1mgのヨウ素を生成して放電空
間内に放出させたこと以外は、誘電体バリア放電ランプ
A1と同様の条件により、本発明の誘電体バリア放電ラ
ンプA2を作製した。
体バリア放電ランプA1と同様の条件で点灯させたとこ
ろ、消費電力は約20Wであり、波長約253nm(キ
セノンとヨウ素とによるエキシマから放出されるエキシ
マ光の波長)に最大ピークを有する波長230〜275
nmの範囲の紫外線が放出された。また、点灯中におけ
る放電容器(10)の外表面の最冷点温度は100℃で
あり、この温度におけるヨウ化イットリウムの蒸気圧
(1Pa以下)は、放電用ガスの全圧(30kPa)の
10000分の1以下であり、ヨウ化イットリウム分子
による発光はほとんど認められなかった。また、上記の
誘電体バリア放電ランプA2を連続点灯させ、全放射束
の維持率が70%となるまでの時間を調べたところ、約
1200時間であった。
と共にヨウ素1mgを封入したこと以外は誘電体バリア
放電ランプA2と同様の条件により、比較用の誘電体バ
リア放電ランプB2を作製し、この誘電体バリア放電ラ
ンプB2を誘電体バリア放電ランプA1と同様の条件に
より点灯させたところ、初期のエキシマ光の発光効率
は、誘電体バリア放電ランプA2と同等であった。そし
て、この誘電体バリア放電ランプB2を連続点灯させ、
全放射束の維持率が70%となるまでの時間を調べたと
ころ、約500時間であった。
る誘電体バリア放電ランプA3を作製した。 放電容器(10): 一方の壁材(11);合成石英ガラス製,全長約150
mm,外径26.5mm,内径24.5mm(肉厚1m
m), 他方の壁材(12);合成石英ガラス製,全長約150
mm,外径14mm,内径12mm(肉厚1mm), 一方の電極:ステンレス金網製, 他方の電極:アルミニウム製, 放電用ガス:キセノン, ハロゲン化合物 :塩化銀10mg
圧水銀ランプを用いて、塩化銀に波長254nmの紫外
線を照射してその一部を分解することにより、約0.3
mgの塩素を生成して放電空間内に放出させた。
源(20)により、印加電圧が約8kV、周波数が約3
5kHzの交流波で点灯させたところ、消費電力は約8
0Wであり、波長約308nm(キセノンと塩素とによ
るエキシマから放出されるエキシマ光の波長)に最大ピ
ークを有する波長280〜350nmの範囲の紫外線が
放出された。
外表面の最冷点温度は100℃であり、この温度におけ
る塩化銀の蒸気圧(1Pa以下)は、放電用ガスの全圧
(21kPa)の10000分の1以下であり、塩化銀
分子による発光はほとんど認められなかった。また、上
記の誘電体バリア放電ランプA3を連続点灯させ、全放
射束の維持率が70%となるまでの時間を調べたとこ
ろ、約900時間であった。
と共に塩素0.3mgを封入したこと以外は誘電体バリ
ア放電ランプA3と同様の条件により、比較用の誘電体
バリア放電ランプB3を作製し、この誘電体バリア放電
ランプB3を誘電体バリア放電ランプA3と同様の条件
により点灯させたところ、初期のエキシマ光の発光効率
は、誘電体バリア放電ランプA3と同等であった。そし
て、この誘電体バリア放電ランプB3を連続点灯させ、
全放射束の維持率が70%となるまでの時間を調べたと
ころ、約300時間であった。
過に従って、放電容器内に配置された発光用元素補給用
物質よりハロゲンガスが徐々に放電空間に補給されるの
で、放電空間におけるハロゲンガスの量が減少すること
が有効に補償されると共に、放電容器内にハロゲンガス
を過剰に充填することが不要となり、その結果、高い発
光効率を有し、しかも、使用寿命の長い誘電体バリア放
電ランプが得られる。
の金属によるハロゲン化合物を用いることにより、当該
ハロゲン化合物からハロゲンが遊離して生成される残留
物、例えば金属単体または金属酸化物は、その蒸気圧が
低いものであるため、当該残留物による発光を抑制する
ことができる。
物の蒸気圧が、放電用ガスの全圧の10000分の1以
下となる条件を満足することにより、エキシマでないハ
ロゲン化合物分子による発光が極めて少ないものとなる
ため、目的とするエキシマ光を高い効率で放出させるこ
とができる。
収容室を形成し、当該発光用元素補給用物質収容室内に
発光用元素補給用物質を配置することにより、ハロゲン
化合物または当該ハロゲン化合物からハロゲンが遊離し
て生成される残留物がスパッタにより蒸散することを防
止することができる。
る構成を示す説明用断面図である。
ける構成を示す説明用断面図である。
における構成を示す説明用断面図である。
す説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 それぞれ誘電体により構成された互いに
対向する一方の壁材および他方の壁材を有し、当該一方
の壁材と当該他方の壁材との間に放電空間を形成する密
閉型放電容器と、 この放電容器における一方の壁材および他方の壁材の各
々の外面に配置された一方の電極および他方の電極と、 前記放電容器内に充填された希ガスおよびハロゲンガス
よりなる放電用ガスとを有し、 前記放電容器における放電空間において誘電体バリア放
電を発生させることにより、希ガス元素とハロゲン元素
とによるエキシマが生成されてエキシマ光が放出される
誘電体バリア放電ランプであって、 前記放電容器内に、前記放電用ガスと共に、ランプの点
灯時間の経過に従ってハロゲンガスを徐々に放電空間内
に補給する、前記放電用ガスのハロゲンガスと同一の元
素による、常温で固体のハロゲン化合物よりなる発光用
元素補給用物質が配置されていることを特徴とする誘電
体バリア放電ランプ。 - 【請求項2】 発光用元素補給用物質を構成するハロゲ
ン化合物が金属ハロゲン化合物であることを特徴とする
請求項1に記載の誘電体バリア放電ランプ。 - 【請求項3】 発光用元素補給用物質を構成する金属ハ
ロゲン化合物が、ランタノイド族元素、イットリウム、
スズ、鉛、銀およびバリウムの中から選ばれた一種以上
の金属のハロゲン化物であることを特徴とする請求項2
に記載の誘電体バリア放電ランプ。 - 【請求項4】 定格点灯状態におけるハロゲン化合物の
蒸気圧が、放電用ガスの全圧の10000分の1以下で
あることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
に記載の誘電体バリア放電ランプ。 - 【請求項5】 放電容器内に、放電空間に連通する発光
用元素補給用物質収容室が形成され、この発光用元素補
給用物質収容室内に発光用元素補給用物質が配置されて
いることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか
に記載の誘電体バリア放電ランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24107995A JP3228090B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 誘電体バリア放電ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24107995A JP3228090B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 誘電体バリア放電ランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0992225A JPH0992225A (ja) | 1997-04-04 |
JP3228090B2 true JP3228090B2 (ja) | 2001-11-12 |
Family
ID=17068984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24107995A Expired - Fee Related JP3228090B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 誘電体バリア放電ランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3228090B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101872088A (zh) * | 2009-04-23 | 2010-10-27 | 优志旺电机株式会社 | 液晶面板的制造方法 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008052916A (ja) * | 2006-08-22 | 2008-03-06 | Ehime Univ | 紫外線照射装置 |
JP5302637B2 (ja) * | 2008-11-17 | 2013-10-02 | 株式会社オーク製作所 | 放電ランプ |
JP5316317B2 (ja) * | 2009-09-01 | 2013-10-16 | ウシオ電機株式会社 | 液晶パネルの製造方法 |
CN110167605B (zh) | 2017-01-10 | 2021-08-24 | 优志旺电机株式会社 | 紫外线杀菌装置 |
-
1995
- 1995-09-20 JP JP24107995A patent/JP3228090B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101872088A (zh) * | 2009-04-23 | 2010-10-27 | 优志旺电机株式会社 | 液晶面板的制造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0992225A (ja) | 1997-04-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6398970B1 (en) | Device for disinfecting water comprising a UV-C gas discharge lamp | |
JP3152505B2 (ja) | 高圧グロー放電ランプ | |
JPH0787093B2 (ja) | 高出力放射器 | |
JP2002124211A (ja) | 低圧ガス放電ランプ | |
JP2002124211A5 (ja) | ||
JP3228090B2 (ja) | 誘電体バリア放電ランプ | |
JPH0794150A (ja) | 希ガス放電灯およびこれを用いた表示装置 | |
JP3127817B2 (ja) | 誘電体バリア放電ランプの製造方法 | |
JP3648905B2 (ja) | 水銀蒸気放電灯 | |
JP3189481B2 (ja) | 誘電体バリヤ放電ランプ | |
JP2002093367A (ja) | 低圧ガス放電ランプ | |
HU219701B (hu) | Elektród nélküli, nagy fényerejű kisülőlámpa foszfortöltettel | |
JP3178179B2 (ja) | 誘電体バリヤ放電ランプ | |
JPH0750151A (ja) | エキシマ放電ランプ | |
JP3267153B2 (ja) | 金属蒸気放電ランプ | |
JP3246666U (ja) | アマルガムランプ | |
US7733027B2 (en) | High-pressure mercury vapor lamp incorporating a predetermined germanium to oxygen molar ratio within its discharge fill | |
JP3161126B2 (ja) | 誘電体バリヤ放電蛍光ランプ | |
JPH1069886A (ja) | 水銀蒸気放電灯 | |
JP3170932B2 (ja) | 誘電体バリヤ放電ランプ | |
JP2000164171A (ja) | 放電灯 | |
US8253331B2 (en) | Mercury dosing method for fluorescent lamps | |
JP3116634B2 (ja) | 誘電体バリヤ放電ランプ | |
JP2623498B2 (ja) | 活性酸素水製造装置 | |
JPH09180685A (ja) | 誘電体バリア放電ランプ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010807 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080907 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090907 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110907 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120907 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130907 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |