JPH01226A - 高抗張力無方向性電磁鋼板の製造方法 - Google Patents
高抗張力無方向性電磁鋼板の製造方法Info
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- JPH01226A JPH01226A JP62-327809A JP32780987A JPH01226A JP H01226 A JPH01226 A JP H01226A JP 32780987 A JP32780987 A JP 32780987A JP H01226 A JPH01226 A JP H01226A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、高抗張力無方向性電磁鋼板の製造方法に係わ
り、高速回転機用の低鉄損で強度の高い磁性材料および
電磁開閉器用の耐摩耗性に優れた磁性材料として好適な
ものを製造する方法に関する。
り、高速回転機用の低鉄損で強度の高い磁性材料および
電磁開閉器用の耐摩耗性に優れた磁性材料として好適な
ものを製造する方法に関する。
(従来の技術)
従来、回転機器に要求されていた回転数は、高々10万
rp−程度であり、ロークー(回転子)用材料には積層
された電磁鋼板が用いられてきた。
rp−程度であり、ロークー(回転子)用材料には積層
された電磁鋼板が用いられてきた。
最近、20〜30万rp−もの超高速回転が要求される
ようになり、ローターに加わる遠心力が、電磁鋼板の強
度を上回る可能性が出てきた。
ようになり、ローターに加わる遠心力が、電磁鋼板の強
度を上回る可能性が出てきた。
このため超高速回転機には、通常、電磁鋼板の代わりに
充分な強度を持つ鋳鋼製のソリッドロークーが使用され
る。しかし、この場合、鋳鋼ブロックからローターを削
り出すという複雑な加工工程が必要になるためコストが
高く、しかも積層タイプに比べ渦電流損失が大きく、電
動機の効率が著しく低下するという問題点が生じる。
充分な強度を持つ鋳鋼製のソリッドロークーが使用され
る。しかし、この場合、鋳鋼ブロックからローターを削
り出すという複雑な加工工程が必要になるためコストが
高く、しかも積層タイプに比べ渦電流損失が大きく、電
動機の効率が著しく低下するという問題点が生じる。
また、電磁開閉器はその用途上、使用するにつれて接触
面が摩耗するため、電磁特性だけでなく耐摩耗性の優れ
た磁性材料が望まれる。
面が摩耗するため、電磁特性だけでなく耐摩耗性の優れ
た磁性材料が望まれる。
このようなニーズに対応して、最近では高抗張力を有す
る無方向性電磁鋼板について検討され、いくつか提案さ
れている9例えば、特開昭60−238421号公報は
、Siを3.5〜7.0%と高め、さらにMn : 0
.1〜11.5%、Ni : 0.1〜20.0%、C
o:0.5〜20.0%、Ti:0.5〜3.0%、w
:o、os〜3.0%、MO:0.05〜3.0%、A
J:0.5〜13.0%の固溶体強化成分の1種または
2!!以上を1.0〜20.0%含有させたスラブを素
材とし、熱延後、熱延板に100〜600℃の温間圧延
を繰返して最終板厚に圧延し、焼鈍し、抗張力が50k
g/M”以上の高抗張力無方向性電磁鋼板を製造する方
法である。
る無方向性電磁鋼板について検討され、いくつか提案さ
れている9例えば、特開昭60−238421号公報は
、Siを3.5〜7.0%と高め、さらにMn : 0
.1〜11.5%、Ni : 0.1〜20.0%、C
o:0.5〜20.0%、Ti:0.5〜3.0%、w
:o、os〜3.0%、MO:0.05〜3.0%、A
J:0.5〜13.0%の固溶体強化成分の1種または
2!!以上を1.0〜20.0%含有させたスラブを素
材とし、熱延後、熱延板に100〜600℃の温間圧延
を繰返して最終板厚に圧延し、焼鈍し、抗張力が50k
g/M”以上の高抗張力無方向性電磁鋼板を製造する方
法である。
これは圧延の困難な高Si含有量としているので、面倒
な温間圧延を必須としているが、圧延時に板破断の発生
が多くなる恐れがあり、生産性の低下、歩留りの低下を
もたらすなど改善の余地がある。
な温間圧延を必須としているが、圧延時に板破断の発生
が多くなる恐れがあり、生産性の低下、歩留りの低下を
もたらすなど改善の余地がある。
特開昭61−84360号公報ではNi:3〜20%、
Mo : 0.2〜5.0%、AN : 0.1〜2.
0%、Ti!0.1%〜1.0%、Cr1.0〜10.
0%を含有する高速回転電動機用の高抗張力軟磁性材料
が提案されている。これは特にNiを、またMo、Cr
を多量に含有しているために極めて高価な材料となる。
Mo : 0.2〜5.0%、AN : 0.1〜2.
0%、Ti!0.1%〜1.0%、Cr1.0〜10.
0%を含有する高速回転電動機用の高抗張力軟磁性材料
が提案されている。これは特にNiを、またMo、Cr
を多量に含有しているために極めて高価な材料となる。
さらに特開昭61−9520号公報はSi;2.5〜7
.0%と、Ti:0.05〜3.0%、W+0.05〜
3.0%、Mo : 0.05〜3.0%、Ni+0.
1〜20.0%、Al:o、s〜13.0%の1種また
は2種以上を1.0〜20.0%含有する溶鋼から、急
冷凝固法により高抗張力無方向性tjiJ板を製造せん
とするものである。これはプロセスが特殊であるために
、通常の電磁鋼板の製造設備では製造できず、工業的に
生産することがむずかしいと考えられる。
.0%と、Ti:0.05〜3.0%、W+0.05〜
3.0%、Mo : 0.05〜3.0%、Ni+0.
1〜20.0%、Al:o、s〜13.0%の1種また
は2種以上を1.0〜20.0%含有する溶鋼から、急
冷凝固法により高抗張力無方向性tjiJ板を製造せん
とするものである。これはプロセスが特殊であるために
、通常の電磁鋼板の製造設備では製造できず、工業的に
生産することがむずかしいと考えられる。
(発明が解決しようとする問題点)
このように、高抗張力の無方向性電磁鋼板の製造につい
て提案がなされているが、通常の電磁鋼板製造設備を用
いて、工業的に安定して製造するまでに到っていないと
いうのが実情である。
て提案がなされているが、通常の電磁鋼板製造設備を用
いて、工業的に安定して製造するまでに到っていないと
いうのが実情である。
さらに高抗張力無方向性電磁鋼板は前述の如く超高速回
転電動機器および電磁開閉器用材料として使用されるの
で、高抗張力である他に、鉄損が低く、かつ磁束密度が
すぐれている必要がある。
転電動機器および電磁開閉器用材料として使用されるの
で、高抗張力である他に、鉄損が低く、かつ磁束密度が
すぐれている必要がある。
本発明は、抗張力TSが60kg/as”以上の高強度
で、耐摩耗性をもつとともに、磁束密度B50が1.6
07以上のすぐれた磁気特性を兼ね備えた高抗張力無方
向性電磁鋼板を、例えば冷間圧延時に板破断等のトラブ
ルを生じることなく、安定してオンラインで製造するこ
とを目的とする。
で、耐摩耗性をもつとともに、磁束密度B50が1.6
07以上のすぐれた磁気特性を兼ね備えた高抗張力無方
向性電磁鋼板を、例えば冷間圧延時に板破断等のトラブ
ルを生じることなく、安定してオンラインで製造するこ
とを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
本発明者達は前記目的を達成すべく種々実験し検討を重
ねてきた。即ち本発明はc:o、ot%超0.10%以
下、Si+2.0%以上3.5%以下、Mn:o、1%
以上io、o%以下、p:o、3o%未満、Am!:0
.03%以上1.50%以下、B:o、ot。
ねてきた。即ち本発明はc:o、ot%超0.10%以
下、Si+2.0%以上3.5%以下、Mn:o、1%
以上io、o%以下、p:o、3o%未満、Am!:0
.03%以上1.50%以下、B:o、ot。
%以下さらに必要に応じてNi:6.0%以下、Cr:
5.0%以下、Mo:5.0%以下、Cu:0.4%以
下の1種または2種以上を含有し、残部が鉄および不可
避的不純物からなるスラブを、熱間圧延し、熱延仕上出
口から巻取り間を平均冷却速度で800℃/分以上で急
冷し、600°C以下の温度で巻取り、熱延板または冷
間圧延途中中間板を600°C以上1000℃以下の温
度で脱炭焼鈍し、C含有量を0.005%以下に減じる
とともに、鋼組織を均質化し、その後、冷間圧延し、焼
鈍して、高抗張力でかつ磁気特性のすぐれた無方向性電
磁鋼板の製造法で、板破断などのトラブルを生ぜずに安
定した製造方法である。
5.0%以下、Mo:5.0%以下、Cu:0.4%以
下の1種または2種以上を含有し、残部が鉄および不可
避的不純物からなるスラブを、熱間圧延し、熱延仕上出
口から巻取り間を平均冷却速度で800℃/分以上で急
冷し、600°C以下の温度で巻取り、熱延板または冷
間圧延途中中間板を600°C以上1000℃以下の温
度で脱炭焼鈍し、C含有量を0.005%以下に減じる
とともに、鋼組織を均質化し、その後、冷間圧延し、焼
鈍して、高抗張力でかつ磁気特性のすぐれた無方向性電
磁鋼板の製造法で、板破断などのトラブルを生ぜずに安
定した製造方法である。
Cは磁気特性を劣化させるので製品板の段階では0.0
05%以下にすることが望ましいが、スラブの段階まで
は鋼中の酸素含有量を経済的に減じ、介在物を少なくす
るためにCが含有されていてもよく、そのためには0.
01%超の含有が必要である。一方、その含有量が余り
にも多くなると、脱炭焼鈍に要する時間が長くなり、内
部酸化を生じることもあるので0.10%以下とする。
05%以下にすることが望ましいが、スラブの段階まで
は鋼中の酸素含有量を経済的に減じ、介在物を少なくす
るためにCが含有されていてもよく、そのためには0.
01%超の含有が必要である。一方、その含有量が余り
にも多くなると、脱炭焼鈍に要する時間が長くなり、内
部酸化を生じることもあるので0.10%以下とする。
Siは鋼の固有抵抗を高めて渦電流を凍らし、鉄損を低
下せしめるとともに、抗張力を高めるが、添加量が2.
0%未満ではその効果が小さい、また3、5%を超える
と鋼を脆化させ、さらに製品の磁束密度を低下させるた
め3.5%以下とする。
下せしめるとともに、抗張力を高めるが、添加量が2.
0%未満ではその効果が小さい、また3、5%を超える
と鋼を脆化させ、さらに製品の磁束密度を低下させるた
め3.5%以下とする。
Mnは鋼の抗張力を高めるとともに、固有抵抗を高め鉄
iMを低下させるが、0.1%未満では効果が少なく、
10.0%を超えると製品の磁束密度が低下 するので
、0.1〜10.0%とする。好ましくは1.0%81
〜5.0%である。
iMを低下させるが、0.1%未満では効果が少なく、
10.0%を超えると製品の磁束密度が低下 するので
、0.1〜10.0%とする。好ましくは1.0%81
〜5.0%である。
Pは抗張力を高める効果の著しい元素であるが、0.3
%を超えると脆化が激しく、工業的規模での熱延、冷延
等の処理が困難になるため、上限を0.30%とする 鋼板から鉄心などの製品を打抜きまたは剪断ままの端面
で使用する場合、150℃以上の雰囲気に長時間さらさ
れると、Po、03%超で見掛は上、伸び劣化を生じる
ことがある。
%を超えると脆化が激しく、工業的規模での熱延、冷延
等の処理が困難になるため、上限を0.30%とする 鋼板から鉄心などの製品を打抜きまたは剪断ままの端面
で使用する場合、150℃以上の雰囲気に長時間さらさ
れると、Po、03%超で見掛は上、伸び劣化を生じる
ことがある。
これは高張力鋼板の破断面が比較的マイクロクラックを
内在しやすいことおよび歪時効等に起因すると考えられ
る。
内在しやすいことおよび歪時効等に起因すると考えられ
る。
従って用途上、時効後の伸びが問題になる場合、■平滑
かつ歪の残留しない端面加工法を採用する。
かつ歪の残留しない端面加工法を採用する。
■サンドペーパーで打抜き、剪断の表面層を除去する等
が有効である。
が有効である。
また成分的にPo、03%以下とすれば、上記問題は生
じない。
じない。
AJは脱酸剤として、少なくとも0.03%は必要であ
り、またANを含有させることにより、強度が向上し、
固有抵抗増加により鉄損も低下するが、1.50%を超
えると脆化が問題になるため、0.03〜1.50%と
する。
り、またANを含有させることにより、強度が向上し、
固有抵抗増加により鉄損も低下するが、1.50%を超
えると脆化が問題になるため、0.03〜1.50%と
する。
Bは結晶粒界に偏析、Pの粒界偏析による脆化を抑制す
る効果があるが、0.010%を超えると著しく脆化す
るため、上限を0.010%とする。
る効果があるが、0.010%を超えると著しく脆化す
るため、上限を0.010%とする。
さらに必要に応じてNis Cr、Mo、Cuの中から
1種または2種以上を含有して抗張力の向上を図ること
ができる。
1種または2種以上を含有して抗張力の向上を図ること
ができる。
Niは磁気特性への悪影響が少なく、抗張力向上に有効
であるが、0.3%未満では効果が少なく、6.0%超
では磁束密度の低下が大きいので添加する場合、0.3
〜6.0%とする。
であるが、0.3%未満では効果が少なく、6.0%超
では磁束密度の低下が大きいので添加する場合、0.3
〜6.0%とする。
Cr、Mo、Cuとも磁気特性への悪影響が少なくて抗
張力、降伏強さを向上させる作用があり、このためには
、Crは5.0%以下、MOは5.0%以下、Cuは0
.40%以下の範囲で含有する必要がある。
張力、降伏強さを向上させる作用があり、このためには
、Crは5.0%以下、MOは5.0%以下、Cuは0
.40%以下の範囲で含有する必要がある。
前記成分を含み、残部が鉄および不可避的不純物からな
る鋼スラブは、転炉で溶製され、連続鋳造あるいは造塊
−分塊圧延により製造される。
る鋼スラブは、転炉で溶製され、連続鋳造あるいは造塊
−分塊圧延により製造される。
鋼スラブは公知の方法で加熱され、ついで例えば0.5
〜3.5龍の板厚に熱間圧延される。熱間圧延の仕上出
口から巻取りまでの冷却速度の制御は、w4板の冷延性
を高めるために重要であり、平均冷却速度800℃/分
以上で冷却する。
〜3.5龍の板厚に熱間圧延される。熱間圧延の仕上出
口から巻取りまでの冷却速度の制御は、w4板の冷延性
を高めるために重要であり、平均冷却速度800℃/分
以上で冷却する。
さらに巻取温度も重要で600℃以下で巻取る。
この範囲以外の条件、すなわち平均冷却速度が800℃
/分未満の冷却、または600℃超の温度で巻取った場
合、脆化し、その後の冷間圧延時に板破断だが多発する
。
/分未満の冷却、または600℃超の温度で巻取った場
合、脆化し、その後の冷間圧延時に板破断だが多発する
。
熱間圧延後は熱延板または冷間圧延の途中の中間板を脱
炭焼鈍する。該焼鈍は600℃以上1000℃以下の温
度で温潤雰囲気で行い、C含有量を例えばo、oos%
以下に減じて磁気特性の向上を図るとともに、鋼板位置
による鋼組織の不均一を解消し、この面からの磁気特性
の向上と安定化を図る。このためには600℃以上で焼
鈍する必要がある。
炭焼鈍する。該焼鈍は600℃以上1000℃以下の温
度で温潤雰囲気で行い、C含有量を例えばo、oos%
以下に減じて磁気特性の向上を図るとともに、鋼板位置
による鋼組織の不均一を解消し、この面からの磁気特性
の向上と安定化を図る。このためには600℃以上で焼
鈍する必要がある。
一方、この温度が余りにも高くみえると7結晶粒が粗大
化し、抗張力が低下し、目的の高抗張力が得られないの
で1000℃以下とする。
化し、抗張力が低下し、目的の高抗張力が得られないの
で1000℃以下とする。
その後、冷間圧延し、例えば0.2〜1.□smの板厚
にし、700℃以上900℃以下の温度で5秒以上15
分間以下の焼鈍を行う。
にし、700℃以上900℃以下の温度で5秒以上15
分間以下の焼鈍を行う。
冷延板の焼鈍は700℃未満または5秒未満では、鉄損
の低下と磁束密度の向上を図る十分な焼鈍効果があられ
れず、また圧延&Il織が残ったり平坦度が改善されな
いまま残る。900℃または15分を超えると結晶粒が
粗大化するため強度が低下し、高抗張力鋼板とならない
。
の低下と磁束密度の向上を図る十分な焼鈍効果があられ
れず、また圧延&Il織が残ったり平坦度が改善されな
いまま残る。900℃または15分を超えると結晶粒が
粗大化するため強度が低下し、高抗張力鋼板とならない
。
この冷延板の焼鈍においても、脱炭を行なってもよい。
この場合には焼鈍の前半から中間にかけて脱戻し、鋼板
はドライ雰囲気で焼鈍することが望ましい。
はドライ雰囲気で焼鈍することが望ましい。
(実施例)
実施例1
C:0.0325%、Si:3.1%、Mn:1.4%
、P:0.100%、An!:0.658%、B:0.
0044%を含有し、残部が鉄および不可避的不純物か
らなる鋼スラブ供試材Aと、さらにNiを1.45%、
Crを0.5%、Moを0.1%、Cuを0.3%含有
し、残部が鉄および不可避的不純物からなる鋼スラブ供
試材Bを、熱間圧延で板厚2.0鶴とし、熱延仕上げ圧
延〜巻取までの平均冷却速度を500〜b 〜600℃の範囲で変化させた熱延板を、脱炭焼純によ
りCを0.0035%とし、冷間圧延で板厚0.5謹−
にしたあと、(650〜925) ℃x30秒間のtA
鈍を行い、機械的性質およびW15150の鉄損と85
0の磁束密度を測定した。
、P:0.100%、An!:0.658%、B:0.
0044%を含有し、残部が鉄および不可避的不純物か
らなる鋼スラブ供試材Aと、さらにNiを1.45%、
Crを0.5%、Moを0.1%、Cuを0.3%含有
し、残部が鉄および不可避的不純物からなる鋼スラブ供
試材Bを、熱間圧延で板厚2.0鶴とし、熱延仕上げ圧
延〜巻取までの平均冷却速度を500〜b 〜600℃の範囲で変化させた熱延板を、脱炭焼純によ
りCを0.0035%とし、冷間圧延で板厚0.5謹−
にしたあと、(650〜925) ℃x30秒間のtA
鈍を行い、機械的性質およびW15150の鉄損と85
0の磁束密度を測定した。
なお、磁気測定には30 as X 320鶴のエプス
クイン試験片(圧延方向および直角方向半量ずつ)を用
いた。また熱延板の結晶粒界のP偏析濃度をオージェ分
析装置で分析した。
クイン試験片(圧延方向および直角方向半量ずつ)を用
いた。また熱延板の結晶粒界のP偏析濃度をオージェ分
析装置で分析した。
結果を第1表に示す、。
(以下余白′、次頁へつづく)
第1表に示された結果から明らかなように、本発明の条
件にて製造した試料A5、A7、A9、Bll、B13
:B14は板破断を生じることなく圧延され、降伏強さ
YPは63〜67 kg/ wr”、抗張力TSは74
〜75 kg / w”で高い強度特性をもち、さらに
鉄tJ!W15150、磁束密度B50とも優れている
。
件にて製造した試料A5、A7、A9、Bll、B13
:B14は板破断を生じることなく圧延され、降伏強さ
YPは63〜67 kg/ wr”、抗張力TSは74
〜75 kg / w”で高い強度特性をもち、さらに
鉄tJ!W15150、磁束密度B50とも優れている
。
実施例2
!ll[fl %テC: 0 、01〜0 、1091
i、Si:1,5〜3.11%、Mn:0.04%〜1
1.0%、P:0.005〜0.50i%、Al:0.
001〜2.0%、B: 0.000〜0.0100%
、その他N l s Cr sMo、Cuの一部を含有
し、残部が鉄および不可避的不純物から鋼スラブ供試材
を熱間圧延で、板J’!2.0mm、熱延仕上げ圧延〜
巻取までの冷却速度を2000℃/分、巻取温度を40
0℃で処理し、熱延板焼鈍あるいは冷間圧延途中の中間
板で00.0025%まで脱炭した鋼板を、最終板J!
!0.5mmに冷却し、750℃×30秒間の焼鈍を施
したあと機械的性質および磁気特性を測定した。
i、Si:1,5〜3.11%、Mn:0.04%〜1
1.0%、P:0.005〜0.50i%、Al:0.
001〜2.0%、B: 0.000〜0.0100%
、その他N l s Cr sMo、Cuの一部を含有
し、残部が鉄および不可避的不純物から鋼スラブ供試材
を熱間圧延で、板J’!2.0mm、熱延仕上げ圧延〜
巻取までの冷却速度を2000℃/分、巻取温度を40
0℃で処理し、熱延板焼鈍あるいは冷間圧延途中の中間
板で00.0025%まで脱炭した鋼板を、最終板J!
!0.5mmに冷却し、750℃×30秒間の焼鈍を施
したあと機械的性質および磁気特性を測定した。
なお、磁気特性30 am X 320鶴のエプスタイ
ン試験片を圧延方向および直角方向がらそれぞれ半量ず
つ剪断してWl 5150の鉄損と850の磁束密度を
測定した。
ン試験片を圧延方向および直角方向がらそれぞれ半量ず
つ剪断してWl 5150の鉄損と850の磁束密度を
測定した。
結果を第2表に示す。
(以下余白、次頁へつづく)
第2表に示された結果から明らかなように、本発明の条
件で製造した試料1〜9は、板破断を生じることなく圧
延され、降伏強さYPは61〜65kg/m”、抗張力
TSは70〜75 kg/m”、高い強度特性をもち、
さらに鉄損Wl 5150、磁束密度B50も優れてい
る。
件で製造した試料1〜9は、板破断を生じることなく圧
延され、降伏強さYPは61〜65kg/m”、抗張力
TSは70〜75 kg/m”、高い強度特性をもち、
さらに鉄損Wl 5150、磁束密度B50も優れてい
る。
(発明の効果)
以上のように、本発明によると、高強度で耐摩耗性を有
し、磁気特性のすぐれた超高速回転機および電磁開閉器
用材料に好適な無方向性型iaa板が、安定して製造さ
れる。
し、磁気特性のすぐれた超高速回転機および電磁開閉器
用材料に好適な無方向性型iaa板が、安定して製造さ
れる。
代理人 弁理士 茶 野 木 立 夫
Claims (2)
- (1)重量%で C:0.01%超0.10%以下 Si:2.0%以上3.5%以下 Mn:0.1%以上10.0%以下 P:0.30%未満 Al:0.03%以上1.50%以下 B:0.010%以下 を含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなるスラ
ブを、熱間圧延し、熱延仕上出口から巻取り間の平均冷
却速度を800℃/分以上として冷却し、600℃以下
の温度にて巻取り、熱延板または冷間圧延途中の中間板
を、600℃以上1000℃以下の温度で脱炭焼鈍し、
冷間圧延し、700℃以上900℃以下の温度で、5秒
以上15分間以下の焼鈍を行うことを特徴とする高抗張
力無方向性電磁鋼板の製造方法。 - (2)重量%で C:0.01%超0.10%以下 Si:2.0%以上3.5%以下 Mn:0.1%以上10.0%以下 P:0.30%未満 Al:0.03%以上1.50%以下 B:0.010%以下 さらにNi:6.0%以下 Cr:5.0%以下 Mo:5.0%以下 Cu:0.40%以下 の1種または2種以上を含有し、残部が鉄および不可避
的不純物からなるスラブを、熱間圧延し、熱延仕上出口
から巻取り間を平均冷却速度800℃/分以上として冷
却し、600℃以下の温度で巻取り、熱延板または冷間
圧延途中の中間板を600℃以上1000℃以下の温度
で脱炭焼鈍し、冷間圧延し、700℃以上900℃以下
の温度で5秒以上15分間以下の焼鈍を行うことを特徴
とする高抗張力無方向性電磁鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62327809A JPH0686625B2 (ja) | 1987-03-11 | 1987-12-24 | 高抗張力無方向性電磁鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62-56184 | 1987-03-11 | ||
JP5618487 | 1987-03-11 | ||
JP62327809A JPH0686625B2 (ja) | 1987-03-11 | 1987-12-24 | 高抗張力無方向性電磁鋼板の製造方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01226A true JPH01226A (ja) | 1989-01-05 |
JPS64226A JPS64226A (en) | 1989-01-05 |
JPH0686625B2 JPH0686625B2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=26397122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62327809A Expired - Lifetime JPH0686625B2 (ja) | 1987-03-11 | 1987-12-24 | 高抗張力無方向性電磁鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0686625B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5128981A (en) * | 1989-05-24 | 1992-07-07 | Hitachi, Ltd. | Radio communication system and a portable wireless terminal |
KR100479992B1 (ko) * | 1999-09-22 | 2005-03-30 | 주식회사 포스코 | 자성이 우수한 무방향성 전기강판 및 그 제조방법 |
JP2003197414A (ja) * | 2001-12-27 | 2003-07-11 | Jfe Steel Kk | 打ち抜き寸法精度および高周波磁気特性に優れる薄手電磁鋼板 |
JP4546713B2 (ja) * | 2003-10-06 | 2010-09-15 | 新日本製鐵株式会社 | 磁気特性に優れた高強度電磁鋼板の最終製品とその使用方法および製造方法 |
JP4510559B2 (ja) * | 2004-09-06 | 2010-07-28 | 新日本製鐵株式会社 | 高強度電磁鋼板とその製造方法および加工方法 |
JP4510911B2 (ja) | 2008-07-24 | 2010-07-28 | 新日本製鐵株式会社 | 高周波用無方向性電磁鋼鋳片の製造方法 |
JP5614063B2 (ja) * | 2010-03-11 | 2014-10-29 | 新日鐵住金株式会社 | 高周波鉄損の優れた高張力無方向性電磁鋼板 |
WO2018188766A1 (de) * | 2017-04-11 | 2018-10-18 | Thyssenkrupp Steel Europe Ag | Kaltgewalztes, haubengeglühtes stahlflachprodukt und verfahren zu dessen herstellung |
CN112430775A (zh) * | 2019-08-26 | 2021-03-02 | 宝山钢铁股份有限公司 | 一种磁性能优良的高强度无取向电工钢板及其制造方法 |
CN111440992B (zh) * | 2020-05-11 | 2022-03-25 | 马鞍山钢铁股份有限公司 | 一种水力发电用低各向异性无取向硅钢及其生产方法 |
-
1987
- 1987-12-24 JP JP62327809A patent/JPH0686625B2/ja not_active Expired - Lifetime
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