JPH01226450A - 自動車用荷台移動床装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は荷物の移動装置に係り、特に自動車の荷台に設
ける自動車用荷台移動床装置に関する。

（従来の技術） 従来、トラックの荷台の積込みは、人手またはフォーク
リフト等によってトラックの後方から荷物を荷台の後部
へ一旦積込み、その後人がトラックの荷台へ上って荷台
の後部へ積込んだ荷物を荷台の前部へ移動させるように
している。一方、積下ろす場合は、必要な荷物を人手に
よって荷台の後部へ移動させ、人手またはフォークリフ
ト等によってトラックの後方から荷物を下ろしている。

また、ローラコンベヤやベルトコンベヤ等を用いる場合
は、トラックの後方から荷台の前部へコンベヤをのせて
荷物を荷台の前部へ下ろし、荷台の前部に荷物が溜ると
コンベヤを荷台の後部へ移動させて荷台の全面に荷物を
積込むことがおこなわれている。

（発明が解決しようとする課題） しかして従来のものは、荷台上の荷物を荷台の前部ある
いは後部へ移動させるのに人手によっておこなっている
が、これは大変な重労働であり、時間もかかることにな
る。また、コンベヤを引込むにはコンベヤの積込み、積
下しに労力を必要とし、コンベヤの重量が大きくトラッ
クの車体に無理がかかる場合がある。

本発明はこれに鑑み、上記従来技術に代えて、荷台の上
面に連続した短面状部材よりなる移動床を設け、この移
動床を駆動機構で駆動することにより人が荷台の上にの
って荷物を運ぶことなく、荷台の後部に荷物をのせるだ
けで荷物が前部に運ばれ、次々と荷物を荷台の後部への
せれば自動的に荷台いっばいに荷物をのせることができ
、また、後部から荷物を下ろすだけで前部の下ろすべき
荷物が順次荷台の後部へ運ばれてくる自動車用荷台移動
床装置を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため本発明は、自動車の荷　　・台
の長手方向で分割された短冊状部材を連続的に形成し、
荷台の上面にそって移動自在に配設された移動床と、荷
台の長手方向にそって無端状に配設された少くとも２条
の駆動部材と、この駆動部材を駆動する駆動機構と、前
記移動床を捲回する捲回部とを備え、前記移動床の短■
）状部材の下面と前記駆動部材とを凹凸嵌合により係合
自在に形成し、前記駆動部材により荷台上で前記４移動
床を移動させ、移動床上の荷物を自動車の荷台の前後方
向へ移動させるようにしたことを特徴とするものである
。

（作　用） 上記のように構成したことにより、駆動機構によって駆
動部材を駆動し、この駆動部材と凹凸嵌合する短冊状部
材よりなる移動床を駆動機構の回動に従って前後方向へ
移動させることにより、移動床上の荷物を荷台の前後方
向へ自由に移動させることができる。

（実施例） 以下、本発明を図面に示す実施例を参照して説明する。

なお図示の実施例は、説明の便宜上請求項２に対応する
構成を例として示している。

第１図および第２図において、荷台移動床装置１は、自
動車の固定床２の上部に固定床２の長手方向で短冊状に
分割され巾および全長が固定床２の巾および全長にはｙ
等しい範囲にわたるよう形成された移動床３と、この移
動床３の内面側にあって、移動床３に等しい巾と全長と
を有し固定床２に対し滑りやすい材料からなる帯状部材
４とを備えており、また、帯状部材４の内面側に位置し
て前記固定床２にそうように移動床３および帯状部材４
を駆動するための無端状の２条の駆動部材５が設けられ
ている。さらに、この駆動部材５を駆動するための前記
駆動機構６と後部駆動機構７とが固定床２の下部の前部
と後部にそれぞれ設けられ、後部駆動機構７の前方には
移動床３と帯状部材４とを捲回するための捲回部８が設
けられている。

移動床３は、第３図および第４図に示すように、自動車
の固定床２の巾に等しい寸法を有していて荷物を滑りに
く＼するため木材等により形成された多数の短ＩＩＩ）
状部材９よりなり、この短面状部材９の裏面の長手方向
には複数の凹穴１０が形成されている。

帯状部材４は、第５図乃至第６図に示すように、中およ
び長さは移動床３に等しく、帯状に形成されたプラスチ
ック材等よりなり、表面に短冊状部材９の凹穴１０に嵌
合される複数の凸部１１か形成され、両端の凸部１１の
裏面には凹穴１２が形成されている。また、帯状部材４
の表面の短冊状部材９の隣接部に対応する位置には帯状
部材４を屈撓自在にするための溝形部１３が中方向に形
成されるとともに、裏面には固定床２の上を円滑に移動
させるための複数の溝形部１４が長手方向に形成されて
いる。

駆動部材５は、第２図、第８図および第９図に示すよう
に、１枚の凸形リンクプレート１５と２枚のピンリンク
プレート１６との各端部をビン１７により互いに連結し
て無端状とし、固定床２の巾方向両端近くに１条づつ配
設されている。凸形リンクプレート１５の凸部１５ａは
帯状部材４の裏面の凹穴１２と嵌合され、２枚のピンリ
ンクプレート１６の間には前部駆動機構６と後部駆動機
構７とに設けられている前部スプロケット１８と後部ス
プロケット１９の歯部１８ａ、１９ａが嵌入される。な
お、凸形リンクプレート１５は帯状部材４の全長に相当
する長さの部分にのみ設けられており、他はピンリンク
プレート１６のみによって形成されている。

前部駆動機構６と後部駆動機構７とは、第２図および第
１０図に示すように固定床２の下部の前後部にそれぞれ
設けられ、左右を一対とする４個のスプロケット１８．
１ｇ、１９．１９が輔２０を介して軸受２１により回動
自在に支持されており、前部スプロケット１８．１８の
間には前部スプロケット１８．１８駆動用の駆動スプロ
ケット２２が軸２０に固着されている。また固定床２の
下部にはモータ２３が設けられ、このモータ２３にはモ
ータスプロケット２４が取付けられており、駆動スプロ
ケット２２とモータスプロケット２４との間にはチェー
ン２５が捲回されている。なお、前部スプロケット１８
．１８と後部スプロケット１９．１９の近傍および中間
位置には駆動部材５の中弛みを防止するためのテンショ
ンローラ２６゜２６．２６．２６および２７．　２７．
　２７．　２７がそれぞれ設けられている。

捲回部８は、第２図に示すように、移動床３と帯状部材
４とを捲回するために固定床２の下部に設けられ、帯状
部材４の凹穴１２に嵌合される凸部２８を表面に形成し
たドラム形状のドラムスプロケット２９を移動床３の前
端部３ａが固定床２の後端に到達した場合でも充分に移
動床３と帯状部材４とが捲回できる位置に設けるととも
に、駆動部材５と嵌合している帯状部材４を駆動部材５
から分離するためのローラ３０がドラムスプロケット２
９の後部下方に設けられている。なお、固定床２には、
第２図、第１０図、第１１図および第１２図に示すよう
に、駆動部材５の凸形リンクプレート１５の凸部１５ａ
のみを固定床２の上面に突出させるために駆動部材５の
巾よりやや広い巾を有する溝形部３１が固定床２の長手
方向の側面近傍にほぼ全長に亙って形成されるとともに
、溝形部３１の前端には駆動部材５を固定床２の下部に
設けられている前部スプロケット１８．１８へ捲回させ
るための落し孔部３２が形成され、溝形部３１の後端に
は移動床３、帯状部材４および駆動部材５を後部スプロ
ケット１９．１９へ捲回させるための落し枠部３３が形
成されている。

また、移動床３の最前部の短１１１１状部材９には、第
１図および第２図に示すように移動床３に等しＬＳＩＩ
Ｉを有し、箱荷台３４の高さにほぼ相当する高さを何す
る前立板３５が設けられ。前立板３５の高さのほぼ中間
部には箱荷台３４の側部内面に設けられているガイド棒
３６，３６に適宜な手段により係合するスライド部材３
７．　３７を設けて前立板３５の転倒を防＋１している
。

また、箱荷台３４のカイト棒３６の前部近傍には、移動
床３の前端部３ａが固定床２の最前部へ移動したときに
前立板３５が接触してモータ２３を停止させるための前
部リミットスイッチ３８が設けられている。

一方、箱荷台３４のガイド棒３６の後部近傍には、移動
床３の前端部３ａが固定床２の最後部へ移動したときに
前立板３５が接触してモータ２３を停止させるための後
部リミットスイッチ３９が設けられている。

また、固定床２の下部の後端には、後部スプロケット１
９と捲回部８のドラムスプロケット２９に捲回される移
動床３によって作業者がまき込まれるのを防止するため
のカバー４０が設けられている。

つぎに上記実施例による荷台移動床装置１の動作につい
て第１図および第２図を参照して説明する。

図において、前立板３５の設けられている最前部の移動
床３は固定床２の長さ方向のほぼ中間に位置しているが
、これを運転室４１の方へ移動させるには、モータスイ
ッチ（図示せず）を押してモータ２３を起動し、モータ
２３に取付けられているモータスプロケット２４、チェ
ーン２５と罵区動スプロケット２２を介して前部スプロ
ケット１８を反時計方向へ回動させると、前部スプロケ
ット１８とかみ合っている駆動部材５の上側は運転室４
１側へと移動する。したがって駆動部材５とかみ合って
いる後部スプロケット１９も反時計方向へと同動し、駆
動部材５の凸形リンクプレート１５の凸部１５ａか帯状
部材４の裏面の凹穴１２と嵌合しているので、帯状部材
４は運転室４１側へと移動し、帯状部材４の凸部１１と
凹穴１０によって嵌合されている移動床３も運転室４１
側へと移動する。一方、移動床３を固定床２の後方へ移
動させるには、モータ２３を逆回転（またはクラッチに
よる切換え）させて前部スプロケット１８を時計方向へ
回動させることにより移動床３は後方へ移動し、後部ス
プロケット１９を介しローラ３０によって帯状部材４と
駆動部材５とが分離され、帯状部材４と移動床３とが捲
回部８のドラムスプロケット２つに捲回される。

したがって荷物を積込むに際しては、前立板３５を固定
板２の後部近くに移動させておき、地上から積込む荷物
を前立板３５にそって移動床３上に積み上げ、荷台後部
の移動床３上のスペースが一杯になったとき移動床３を
所要量前方へ移動させ、再び荷物を積込む。このように
して順次積荷を整理しながら積込んでは移動床３を前進
させることを繰返すことにより、固定床２上に人が上り
下りすることなく箱荷台３４の全域に無駄なく荷物を積
込むことができる。

積荷を下ろすに際しては前記積込み時と逆に荷台の後部
から順次下ろし、後部領域の積荷を下ろし終ったとき移
動床３を次の積荷が荷台後部の下ろしやすい位置に至る
まで移動させ、再び下ろすようにすれば、積込み時と同
時に荷台に人が上らずともすべての積荷を下ろすことが
できる。

以上説明した実施例においては、移動床３と駆動部材５
との間に屈撓自在に形成した帯状部材４を設けた場合に
ついて述べたが、短冊状部材９の下面を固定床２に対し
滑りやすい材料で形成し、かつ隣接する短冊状部材９を
互いに例えば側面で回動自在に連結した移動床３として
駆動部材５と嵌合させるようにし、帯状部材４を省略す
ることもできる。また移動床３と帯状部材４、および帯
状部材４と駆動部材５の凹凸嵌合における凸部と四部と
を設ける関係を逆にしてもよいことはもちろんである。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、自動車の荷台の長手方向
で分割された短１１１１状部材を連続的に形成した移動
床を駆動部材に係合してこの駆動部材を駆動機構により
駆動することにより移動床を荷台の前後方向へ移動させ
るようにしたので、荷物を移動床の後部へのせるのみで
移動床を前進させて移動床上の荷物を前部へ移動させる
ことができ、少い荷物の場合には移動床を荷台の後部へ
移動させて前立板に接して荷物を置くことによって、自
動車が急ブレーキをかけた場合でも荷物が前方へ転動す
ることがなく、また、荷物を取り出す場合も順次移動床
を後進させて取り出せるので作業者の負担を大きく軽減
して作業能率を大巾に向上させることができるとともに
、構造が簡単で重量の軽（４１台移動床装置を提供でき
る等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による荷台移動床装置を取付けた自動車
の一実施例を示す斜視図、第２図は同荷台移動床装置の
拡大側面図、第３図は移動床を形成する短冊状部材の斜
視図、第４図は第３図のＡ−Ａ線断面図、第５図は帯状
部材の斜視図、第６図は第５図のＢ−Ｂ線断面図、第７
図は第５図のＣ−Ｃ線断面図、第８図は駆動部材の側面
図、第９図は駆動部材の平面図、第１０図は第２図のＤ
−Ｄ線断面図、第１１図は固定床の平面図、第１２図は
第１１図のＥ−Ｅ線断面図である。 １・・・荷台移動床装置、２・・・固定床、３・・・移
動床、４・・・帯状部材、５・・・駆動部材、６・・・
前部駆動機構、７・・・後部駆動機構、８・・・捲回部
、９・・・短冊状部材、１８・・・前部スプロケット、
１つ・・・後部スプロケット、２３・・・モータ、２９
・・・ドラムスプロケット、３５・・・前立仮。 出願人代理人　　佐　　藤　　−雄 悄３図 Ｃ−ＣＸ面 第７図 塁 第８図 Ｄ−Ｄ断面 第１０図 第１１図 第１２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、自動車の荷台の長手方向で分割された短冊状部材を
   連続的に形成し、荷台の上面にそって移動自在に配設さ
   れた移動床と、荷台の長手方向にそって無端状に配設さ
   れた少くとも２条の駆動部材と、この駆動部材を駆動す
   る駆動機構と、前記移動床を捲回する捲回部とを備え、
   前記移動床の短冊状部材の下面と前記駆動部材とを凹凸
   嵌合により係合自在に形成し、前記駆動部材により荷台
   上で前記移動床を移動させ、移動床上の荷物を自動車の
   荷台の前後方向へ移動させるようにしたことを特徴とす
   る自動車用荷台移動床装置。 ２、自動車の荷台の長手方向で分割された短冊状部材を
   荷台の上面にそって移動自在に配設した移動床と、隣接
   する前記短冊状部材の隣接部に対応する位置を屈撓自在
   に形成した帯状部材と、荷台の長手方向にそって無端状
   に配設された少なくとも２条の駆動部材と、この駆動部
   材を駆動する駆動機構と、前記移動床と前記帯状部材と
   を共に捲回する捲回部とを備え、前記移動床の下面と帯
   状部材の上面、および帯状部材の下面と駆動部材をそれ
   ぞれ凹凸嵌合により係合自在に形成し、前記駆動部材に
   より前記帯状部材を介し前記移動床を荷台上で移動させ
   、移動床上の荷物を自動車の荷台の前後方向へ移動させ
   るようにしたことを特徴とする自動車用荷台移動床装置
   。